JPS6110067A - 反応焼結炭化珪素製品の製造方法 - Google Patents
反応焼結炭化珪素製品の製造方法Info
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- JPS6110067A JPS6110067A JP59128961A JP12896184A JPS6110067A JP S6110067 A JPS6110067 A JP S6110067A JP 59128961 A JP59128961 A JP 59128961A JP 12896184 A JP12896184 A JP 12896184A JP S6110067 A JPS6110067 A JP S6110067A
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
この発明は、複雑な形状のものも製造することができる
、炭化珪素含有率の高い反応焼結炭化珪素製品の製造方
法に関するものであ%、〔先行技術及びその問題点〕 炭化珪素は高温安定性、耐酸化性9機械的性質の安定性
で特に優れているので、高温において使用される構造用
セラミックスとして興味のあるものであ%、この材料は
エンジン部品のうち高温にさらされる部品、即ち、ピス
トン、ピストンシリンダー、タービン羽根、ディーゼル
エンジンの副燃焼室等に使用が検討されており、又、そ
の高度の耐摩耗性のため摺動部のメカニカルシールとし
ても使用され%、 これら複雑な形状を有する炭化珪素生成形体の成形法に
射出成形法あるいは押出し成形法があ%、特開昭50−
63007号公報に開示された方法では、炭化珪素粒と
所定量の熱硬化性樹脂を混合し射出成形法あるいは押出
し成形法で生成形体が成形されてい%、この生成形体は
、その後、無酸素下で熱処理され、熱硬化性樹脂は炭素
に分解。
、炭化珪素含有率の高い反応焼結炭化珪素製品の製造方
法に関するものであ%、〔先行技術及びその問題点〕 炭化珪素は高温安定性、耐酸化性9機械的性質の安定性
で特に優れているので、高温において使用される構造用
セラミックスとして興味のあるものであ%、この材料は
エンジン部品のうち高温にさらされる部品、即ち、ピス
トン、ピストンシリンダー、タービン羽根、ディーゼル
エンジンの副燃焼室等に使用が検討されており、又、そ
の高度の耐摩耗性のため摺動部のメカニカルシールとし
ても使用され%、 これら複雑な形状を有する炭化珪素生成形体の成形法に
射出成形法あるいは押出し成形法があ%、特開昭50−
63007号公報に開示された方法では、炭化珪素粒と
所定量の熱硬化性樹脂を混合し射出成形法あるいは押出
し成形法で生成形体が成形されてい%、この生成形体は
、その後、無酸素下で熱処理され、熱硬化性樹脂は炭素
に分解。
され%、さらに、この炭化体は存在する炭素を炭化珪素
に転化するため珪化されて、反応焼結炭化珪素の最終製
品とな%、前記の公報に開示された方法においては、熱
硬化性樹脂は射出成形ある(・は押出し成形を可能とし
、硬化時に生成形体に形状を付与するとともに、熱処理
されて炭素となり炭化珪素の原料とな%、 しかしながら、前記の公報に開示された方法には、追試
の結果、完全な珪化品を製造することができないという
重大な欠点があることがわかってい%、 それは、1つには、熱処理後、得られた炭化体中に、炭
素の炭化珪素への転化に有効な気孔(炭素が炭化珪素に
転化される際に、233倍の体積増加とな%、即ち、少
なくとも存在する炭素の体積の1.33倍の気孔が炭化
体中には必要であ%、)を埋めてしまうような過剰の炭
素が残る、換言すれば、熱処理の際に、生成する炭素量
を調節することができないからであ%、その結果、珪化
時、初期の表面近くでの溶融珪素との反応で生成した炭
化珪素が表面の気孔を閉じてしまい、溶融珪素の通り道
を塞ぐので、内部に未反応の炭素が残留する不完全な珪
化品とな%、 さらに、もう1つには、成形時の樹脂の溶融温度以上の
温度での加圧により高濃度の熱硬化性樹脂が表面をおお
い、熱処理後表面の炭素製置が高くなるからであ%、こ
の余分な炭素も珪化時、0化すべき中間製品の表面の気
孔を閉じてしまい、完全な珪化品を得ることができない
のであ%、結局、前記公報に開示された方法では、炭化
体中の炭素量と気孔量を調節することができないため、
充分に珪化された反応焼結炭化珪素製品を得ることは困
難であ%、 上記の欠点を改良するため、%開昭52−60299号
公報に開示された方法では熱処理を無酸素雰囲気で行な
った後に、酸素含有雰囲気、次いで水素含有雰囲気でそ
れぞれ表面の炭素及び炭化体中の炭素の除去を行ない、
表面の気孔構造の改善及び内部の気孔量の増大を図って
(・%、〔発明の目的〕 この発明の目的は、複雑な形状を有し、炭化珪素含有率
の高い反応焼結炭化珪素製品の製造方法を提供すること
であ%、更に詳しくは、後の熱処理工程により得られる
炭化体中の炭素量と気孔量を調節することができる射出
あるいは押出し成形用組成物を得ることであ%、 〔知見事項〕 本発明者らは鋭意研究の結果、炭化珪素と熱硬化性樹脂
との他に、更に炭素分と、熱可塑性樹脂、フタル酸ジエ
ステル及び油類のうちの1種以上とを添加し、これらの
配合割合を特定のものとした成形用組成物を用いて、射
出あるいは押出し成形し熱処理することにより、まず、
熱可塑性樹脂、フタル酸ジエステルあるいは油類が熱分
解して大部分が揮発性物質とし℃蒸、t、p 、気孔を
形成し、次に、熱硬化性樹脂が炭素に分解するため、熱
硬化性樹脂の炭化を容易にし、しかも炭化体の気孔量と
残留炭素量を調節することができ、ひいては炭化珪素含
有率の高い反応焼結炭化珪素製品を得ることができるこ
とを見い出した。
に転化するため珪化されて、反応焼結炭化珪素の最終製
品とな%、前記の公報に開示された方法においては、熱
硬化性樹脂は射出成形ある(・は押出し成形を可能とし
、硬化時に生成形体に形状を付与するとともに、熱処理
されて炭素となり炭化珪素の原料とな%、 しかしながら、前記の公報に開示された方法には、追試
の結果、完全な珪化品を製造することができないという
重大な欠点があることがわかってい%、 それは、1つには、熱処理後、得られた炭化体中に、炭
素の炭化珪素への転化に有効な気孔(炭素が炭化珪素に
転化される際に、233倍の体積増加とな%、即ち、少
なくとも存在する炭素の体積の1.33倍の気孔が炭化
体中には必要であ%、)を埋めてしまうような過剰の炭
素が残る、換言すれば、熱処理の際に、生成する炭素量
を調節することができないからであ%、その結果、珪化
時、初期の表面近くでの溶融珪素との反応で生成した炭
化珪素が表面の気孔を閉じてしまい、溶融珪素の通り道
を塞ぐので、内部に未反応の炭素が残留する不完全な珪
化品とな%、 さらに、もう1つには、成形時の樹脂の溶融温度以上の
温度での加圧により高濃度の熱硬化性樹脂が表面をおお
い、熱処理後表面の炭素製置が高くなるからであ%、こ
の余分な炭素も珪化時、0化すべき中間製品の表面の気
孔を閉じてしまい、完全な珪化品を得ることができない
のであ%、結局、前記公報に開示された方法では、炭化
体中の炭素量と気孔量を調節することができないため、
充分に珪化された反応焼結炭化珪素製品を得ることは困
難であ%、 上記の欠点を改良するため、%開昭52−60299号
公報に開示された方法では熱処理を無酸素雰囲気で行な
った後に、酸素含有雰囲気、次いで水素含有雰囲気でそ
れぞれ表面の炭素及び炭化体中の炭素の除去を行ない、
表面の気孔構造の改善及び内部の気孔量の増大を図って
(・%、〔発明の目的〕 この発明の目的は、複雑な形状を有し、炭化珪素含有率
の高い反応焼結炭化珪素製品の製造方法を提供すること
であ%、更に詳しくは、後の熱処理工程により得られる
炭化体中の炭素量と気孔量を調節することができる射出
あるいは押出し成形用組成物を得ることであ%、 〔知見事項〕 本発明者らは鋭意研究の結果、炭化珪素と熱硬化性樹脂
との他に、更に炭素分と、熱可塑性樹脂、フタル酸ジエ
ステル及び油類のうちの1種以上とを添加し、これらの
配合割合を特定のものとした成形用組成物を用いて、射
出あるいは押出し成形し熱処理することにより、まず、
熱可塑性樹脂、フタル酸ジエステルあるいは油類が熱分
解して大部分が揮発性物質とし℃蒸、t、p 、気孔を
形成し、次に、熱硬化性樹脂が炭素に分解するため、熱
硬化性樹脂の炭化を容易にし、しかも炭化体の気孔量と
残留炭素量を調節することができ、ひいては炭化珪素含
有率の高い反応焼結炭化珪素製品を得ることができるこ
とを見い出した。
この発明は、上記知見事項に基いて発明されたものであ
り、以下、この発明の構成要件を述べる3、(+1
配合組成物 (1)炭化工4素 炭化珪素の配合量が55重量%未満では、熱処理時大き
な収縮を示し、クランク等の欠陥のない炭化体を得るこ
とが困難とな%、一方、その配合量が80重量係を越え
ると、成形に十分な流動性を得ることができない。した
がって、炭化珪素の配合量な55〜80重量%と定めた
。
り、以下、この発明の構成要件を述べる3、(+1
配合組成物 (1)炭化工4素 炭化珪素の配合量が55重量%未満では、熱処理時大き
な収縮を示し、クランク等の欠陥のない炭化体を得るこ
とが困難とな%、一方、その配合量が80重量係を越え
ると、成形に十分な流動性を得ることができない。した
がって、炭化珪素の配合量な55〜80重量%と定めた
。
そして、炭化珪素粉末の平均粒径は、2〜90μmfr
″−望ましい。炭化珪素の粒径が2μm未満では珪化が
困難となる傾向があり、一方、90 it mを越える
と、反応焼結炭化珪素製品の強度が低下する傾向がある
からであ%、 (11)炭素分 炭素分は、熱処理時大きな収縮を示さない量の固形分を
確保しながら、熱処理により得られる炭化体中の炭素量
を確保するために添加され%、炭素分としては、グラフ
ァイト、カーボンブラック等が用いられ%、 炭素分の配合量が1重量%未満では、熱硬化性樹脂の配
合量がこの発明の配合組成範囲内で多くても、後の熱処
理の結果得られる炭化体中の炭素量が少なく、ひいては
炭化珪素含有率の高い反応焼結炭化珪素製品を得ること
ができない。一方、その配合量が10重量%を越えると
、炭化体中の炭素量が過剰となり、炭素の炭化珪素への
転化のために必要な気孔を確保できず、ひいては反応焼
結工程において内部まで完全な珪化が起こり得す、又、
成形に必要な流動性も得られない。したがって、炭素分
の配合量を1〜10重量%と定めた。
″−望ましい。炭化珪素の粒径が2μm未満では珪化が
困難となる傾向があり、一方、90 it mを越える
と、反応焼結炭化珪素製品の強度が低下する傾向がある
からであ%、 (11)炭素分 炭素分は、熱処理時大きな収縮を示さない量の固形分を
確保しながら、熱処理により得られる炭化体中の炭素量
を確保するために添加され%、炭素分としては、グラフ
ァイト、カーボンブラック等が用いられ%、 炭素分の配合量が1重量%未満では、熱硬化性樹脂の配
合量がこの発明の配合組成範囲内で多くても、後の熱処
理の結果得られる炭化体中の炭素量が少なく、ひいては
炭化珪素含有率の高い反応焼結炭化珪素製品を得ること
ができない。一方、その配合量が10重量%を越えると
、炭化体中の炭素量が過剰となり、炭素の炭化珪素への
転化のために必要な気孔を確保できず、ひいては反応焼
結工程において内部まで完全な珪化が起こり得す、又、
成形に必要な流動性も得られない。したがって、炭素分
の配合量を1〜10重量%と定めた。
(Iiil 熱硬化性樹脂
熱硬化性樹脂は、射出成形あるいは押出し成形に必要な
流動性を組成物に与え、さらに熱硬化により成形物の形
状を保持し、熱処理により炭素を形成するために添加さ
れ%、熱硬化性樹脂としては、フェノール樹脂、不飽和
ポリエステル樹脂等が用いられ%、 熱硬化性樹脂の配合量が16重量%未満では、上記の所
望の効果を奏し得す、一方、35重量%を越えると、後
の熱処理により得られる炭化体中の炭素が過剰となり、
必要な気孔を確保できた(・ため、更にその後の反応焼
結工程において内部まで完全な珪化が起こり得す、炭化
珪素含有率の高い反応焼結炭化H°素製品が得られない
。したがって、熱硬化性樹脂の配合量を16〜356〜
35重量%。
流動性を組成物に与え、さらに熱硬化により成形物の形
状を保持し、熱処理により炭素を形成するために添加さ
れ%、熱硬化性樹脂としては、フェノール樹脂、不飽和
ポリエステル樹脂等が用いられ%、 熱硬化性樹脂の配合量が16重量%未満では、上記の所
望の効果を奏し得す、一方、35重量%を越えると、後
の熱処理により得られる炭化体中の炭素が過剰となり、
必要な気孔を確保できた(・ため、更にその後の反応焼
結工程において内部まで完全な珪化が起こり得す、炭化
珪素含有率の高い反応焼結炭化H°素製品が得られない
。したがって、熱硬化性樹脂の配合量を16〜356〜
35重量%。
(1v)熱可塑性樹脂、フタル酸ジエステル及び油類
これらは、射出成形あるいは押出し成形に必要な流動性
を組成物に与え、熱処理により熱分解して大部分が揮発
性物質として蒸発し、炭化体に開気孔を付与するために
添加され%、熱可塑性樹脂としては、ワックス、ポリエ
チレン、エチレン酢酸ビニル共重合体、アクリル酸系樹
脂、ポリビニルブチラール、セルロース系樹脂。
を組成物に与え、熱処理により熱分解して大部分が揮発
性物質として蒸発し、炭化体に開気孔を付与するために
添加され%、熱可塑性樹脂としては、ワックス、ポリエ
チレン、エチレン酢酸ビニル共重合体、アクリル酸系樹
脂、ポリビニルブチラール、セルロース系樹脂。
ポリビニルアルコール等が用いられ、フタル酸ジエステ
ルとしては、ジブチルフタレート、ジオクチルフタレー
ト、ブチルベンジルフタレート、ジエチルフタレート等
が用いられ、油類としては、天然魚油、鉱油等が用いら
れ%、 これらの配合量が1重量%未満では、炭化体に、炭素の
炭化珪素への転化に必要な量(溶融珪素の通り道を確保
するため、実際には、炭素の体積の133倍より多い量
の気孔が必要である)の気孔を形成させることができず
、したがって内部まで完全に珪化した反応焼結炭化珪素
製品を得ることができない。一方、その配合量が10重
量%を越えると、熱処理により得られる炭化体中の気孔
量が過剰となり、炭素量が少なくなるため、炭化珪素含
有率の高い反応焼結炭化珪素製品が得られなくな%、し
たがって、熱可塑性樹脂、フタル酸ジエステル及び油類
のうちの1種以上の配合量な1〜10重量%に定めた。
ルとしては、ジブチルフタレート、ジオクチルフタレー
ト、ブチルベンジルフタレート、ジエチルフタレート等
が用いられ、油類としては、天然魚油、鉱油等が用いら
れ%、 これらの配合量が1重量%未満では、炭化体に、炭素の
炭化珪素への転化に必要な量(溶融珪素の通り道を確保
するため、実際には、炭素の体積の133倍より多い量
の気孔が必要である)の気孔を形成させることができず
、したがって内部まで完全に珪化した反応焼結炭化珪素
製品を得ることができない。一方、その配合量が10重
量%を越えると、熱処理により得られる炭化体中の気孔
量が過剰となり、炭素量が少なくなるため、炭化珪素含
有率の高い反応焼結炭化珪素製品が得られなくな%、し
たがって、熱可塑性樹脂、フタル酸ジエステル及び油類
のうちの1種以上の配合量な1〜10重量%に定めた。
なお、以上の成分の他に、成形性を高めるため、ステア
リン酸亜鉛などの潤滑剤を配合組成物に添加したり、成
形型に塗付してもよい。
リン酸亜鉛などの潤滑剤を配合組成物に添加したり、成
形型に塗付してもよい。
(It) 製造プロセス
(1)成形・熱硬化
配合組成物をタブレット化し、熱硬化性樹脂が流動性を
示す温度に予熱す%、予熱されたタブレットを、熱硬化
性樹脂の硬化温度以上の温度に加熱された金型を通して
押出し成形するか、あるいは、前記温度に加熱された金
型へ射出成形す%、配合組成物は金型内で硬化し、成形
体とな%、(11) 熱処理 前記工程で得られた成形体は無酸素雰囲気下で熱硬化性
樹脂が完全に炭化される温度、通常は750°Cまで昇
温して熱処理され%、代表的な熱処理条件は、室温から
750℃まで30℃/hrで昇温し、1時間保った後、
炉冷により冷却するという条件であ%、熱処理雰囲気は
無酸素雰囲気であれば良く、一種の気体からなるもの、
あるも・は任意の混合割合からなる数種の気体を含むも
のでも良い。
示す温度に予熱す%、予熱されたタブレットを、熱硬化
性樹脂の硬化温度以上の温度に加熱された金型を通して
押出し成形するか、あるいは、前記温度に加熱された金
型へ射出成形す%、配合組成物は金型内で硬化し、成形
体とな%、(11) 熱処理 前記工程で得られた成形体は無酸素雰囲気下で熱硬化性
樹脂が完全に炭化される温度、通常は750°Cまで昇
温して熱処理され%、代表的な熱処理条件は、室温から
750℃まで30℃/hrで昇温し、1時間保った後、
炉冷により冷却するという条件であ%、熱処理雰囲気は
無酸素雰囲気であれば良く、一種の気体からなるもの、
あるも・は任意の混合割合からなる数種の気体を含むも
のでも良い。
この発明においては、熱処理工程において、既に三次元
の化学構造になり成形体の形状を保持している熱硬化性
樹脂の炭化が完了する前に、成形体中の熱可塑性樹脂あ
るいはフタル酸ジエステルあるいは油類あるいはそれら
の混合物が熱分解し、その成分の大部分が揮発性成分と
して蒸発し、この際、成形体の表面から内部に連なった
気孔、即ち、開気孔を充分な量で形成す%、したがって
、熱可塑性樹脂あるいはフタル酸ジエステルあるいは油
類あるいはそれらの混合物の配合量により、炭化体中の
気孔量を、炭化珪素が生成する際の体積増加を補うこと
のできる量に調節することができるし、そのことと開気
孔であることとが相俟って、溶融珪素が開気孔を通って
容易に炭化体全体罠行きわたることができ、炭化珪素含
有率の高い反応焼結炭化珪素製品が得られるのであ%、
一方、熱硬化性樹脂は、一部はガス成分として蒸発する
が、大部分は無定形炭素として残%、フェノール樹脂の
場合は、750℃で前記過程が終了す%、 (1il) 反応焼結 代表的な反応焼結(珪化と焼結)工程は、1 torr
以下の真空度に保たれた炉中において、600℃/h「
、の昇温速度で珪素の融点(1410℃)以上、通常は
1500℃まで加熱し、溶融珪素と炭化体を接触させ%
、接触時間は例えば4cFnX3αX0.5cmの板状
試料では30分で充分であ%、 炭化体中の炭素分は珪素と反応して炭化珪素となり、最
終的に炭化珪素と珪素の二相からなる反応焼結炭化珪素
製品が得られ%、 〔実施例〕 以下、実施例によって、この発明の方法を詳細に説明す
%、 実施例1 平均粒径10μmのSi070重量部、1ボラック型フ
ェノール樹脂24.0重量部、ジブチルフタ1/−)(
DBP)3.0重量部、平均粒径07μmの黒鉛30重
量部(以上の配合組成物の合計重量は100重量部)そ
して、潤滑剤として、ステアリン酸亜鉛を前記組成物1
00重量部に対し05重量部加えて、メタノールを混合
溶媒とし、ボールミルで10時間混合す%、前記混合物
は0.6t/crn2の成形圧でタブレットにプレス成
形す%、タブレットを120℃に予熱したのち、トラン
スファー成形機な用いて、150 ’Cに保たれた金型
に射出圧1.5 t /am2+ 射出速度0.4 c
IIL/ secで射出成形し、4CWLX3crIL
X0.5儂の板状体とす%、成形後、ラムは金型内の板
状体が硬化するまで5分間加圧状態で置かれ%、 このようにして得られた板状成形体のかさ密度は2.2
151 / an3で、成形体中の気孔率は01%以下
であ%、 成形体を炉に入れ、窒素雰囲気中で30’C/hr・の
昇温速度で750℃まで加熱し、この温度に1時間保持
した後、炉冷す%、 この熱処理により成形体の重量の12.20%が失なわ
れ、この重量減少の結果から、フェノール樹脂の61.
7重量%が無定形炭素に分解され炭化体中に残ることが
わかった。炭化時の体積収縮率は6.0%であり、重量
減少と体積収縮率から計算すると、炭化体中の気孔は3
0.0体積係を占め、一方、黒鉛とフェノール樹脂より
生成した炭素とは、188体積係を占め%、したがって
、得られた炭化体の気孔量と炭素分の占める体積の比は
160であ%、 最後に、炭化体中の炭素を溶融珪素と接触させ、反応焼
結炭化珪素製品を得%、反応焼結は真空度1torr、
温度1500℃で1時間保持することで行なわれた。
の化学構造になり成形体の形状を保持している熱硬化性
樹脂の炭化が完了する前に、成形体中の熱可塑性樹脂あ
るいはフタル酸ジエステルあるいは油類あるいはそれら
の混合物が熱分解し、その成分の大部分が揮発性成分と
して蒸発し、この際、成形体の表面から内部に連なった
気孔、即ち、開気孔を充分な量で形成す%、したがって
、熱可塑性樹脂あるいはフタル酸ジエステルあるいは油
類あるいはそれらの混合物の配合量により、炭化体中の
気孔量を、炭化珪素が生成する際の体積増加を補うこと
のできる量に調節することができるし、そのことと開気
孔であることとが相俟って、溶融珪素が開気孔を通って
容易に炭化体全体罠行きわたることができ、炭化珪素含
有率の高い反応焼結炭化珪素製品が得られるのであ%、
一方、熱硬化性樹脂は、一部はガス成分として蒸発する
が、大部分は無定形炭素として残%、フェノール樹脂の
場合は、750℃で前記過程が終了す%、 (1il) 反応焼結 代表的な反応焼結(珪化と焼結)工程は、1 torr
以下の真空度に保たれた炉中において、600℃/h「
、の昇温速度で珪素の融点(1410℃)以上、通常は
1500℃まで加熱し、溶融珪素と炭化体を接触させ%
、接触時間は例えば4cFnX3αX0.5cmの板状
試料では30分で充分であ%、 炭化体中の炭素分は珪素と反応して炭化珪素となり、最
終的に炭化珪素と珪素の二相からなる反応焼結炭化珪素
製品が得られ%、 〔実施例〕 以下、実施例によって、この発明の方法を詳細に説明す
%、 実施例1 平均粒径10μmのSi070重量部、1ボラック型フ
ェノール樹脂24.0重量部、ジブチルフタ1/−)(
DBP)3.0重量部、平均粒径07μmの黒鉛30重
量部(以上の配合組成物の合計重量は100重量部)そ
して、潤滑剤として、ステアリン酸亜鉛を前記組成物1
00重量部に対し05重量部加えて、メタノールを混合
溶媒とし、ボールミルで10時間混合す%、前記混合物
は0.6t/crn2の成形圧でタブレットにプレス成
形す%、タブレットを120℃に予熱したのち、トラン
スファー成形機な用いて、150 ’Cに保たれた金型
に射出圧1.5 t /am2+ 射出速度0.4 c
IIL/ secで射出成形し、4CWLX3crIL
X0.5儂の板状体とす%、成形後、ラムは金型内の板
状体が硬化するまで5分間加圧状態で置かれ%、 このようにして得られた板状成形体のかさ密度は2.2
151 / an3で、成形体中の気孔率は01%以下
であ%、 成形体を炉に入れ、窒素雰囲気中で30’C/hr・の
昇温速度で750℃まで加熱し、この温度に1時間保持
した後、炉冷す%、 この熱処理により成形体の重量の12.20%が失なわ
れ、この重量減少の結果から、フェノール樹脂の61.
7重量%が無定形炭素に分解され炭化体中に残ることが
わかった。炭化時の体積収縮率は6.0%であり、重量
減少と体積収縮率から計算すると、炭化体中の気孔は3
0.0体積係を占め、一方、黒鉛とフェノール樹脂より
生成した炭素とは、188体積係を占め%、したがって
、得られた炭化体の気孔量と炭素分の占める体積の比は
160であ%、 最後に、炭化体中の炭素を溶融珪素と接触させ、反応焼
結炭化珪素製品を得%、反応焼結は真空度1torr、
温度1500℃で1時間保持することで行なわれた。
得られた製品のかさ密度は3.1351 /an3で、
SiCの占める体積は91.5 %で、残りの8.5%
を珪素が占めるものであった。この板状体より4cmX
3cmx0.5cmの抗折力試験片を切り出し、抗折力
を3点支持により測定した所、平均抗折強度48 K1
7cm2であった。
SiCの占める体積は91.5 %で、残りの8.5%
を珪素が占めるものであった。この板状体より4cmX
3cmx0.5cmの抗折力試験片を切り出し、抗折力
を3点支持により測定した所、平均抗折強度48 K1
7cm2であった。
同様に、ジブチルフタレートの添加量を変化させた場合
及びまったく添加しない場合についても、反応焼結炭化
珪素製品を製造し、その結果を上記の結果とともに第1
表に示した。
及びまったく添加しない場合についても、反応焼結炭化
珪素製品を製造し、その結果を上記の結果とともに第1
表に示した。
第1表の結果より、ジブチルフタレート添加の効果が明
きらかであ%、 実施例2 熱可塑性樹脂としてエチルセルロース、ワックス及びポ
リアクリル酸エステルを、フタル酸ジエステルとしてジ
ブチルフタレート(DBP )、 ジ(2−エチルヘ
キシ/l/)フタレート(DOP )及びブチルベンジ
ルフタレート(BBP)を、そして、油類としてメンへ
デン魚油を用いて4第2表記載の配合組成物とし、実施
例1の方法な繰り返し、その結果を第2表にまとめた。
きらかであ%、 実施例2 熱可塑性樹脂としてエチルセルロース、ワックス及びポ
リアクリル酸エステルを、フタル酸ジエステルとしてジ
ブチルフタレート(DBP )、 ジ(2−エチルヘ
キシ/l/)フタレート(DOP )及びブチルベンジ
ルフタレート(BBP)を、そして、油類としてメンへ
デン魚油を用いて4第2表記載の配合組成物とし、実施
例1の方法な繰り返し、その結果を第2表にまとめた。
実施例3
実施例1の本発明方法轟3のフェノール樹脂の代りK、
ジアリルフタレート架橋型不飽和ポリエステル樹脂(中
尺応性固形状プリポリマー、軟化温度〜120℃)を用
いる他は同様に反応焼結炭化珪素製品を製造した。熱処
理により得られた炭化体中の気孔と炭素の体積比は2.
40であり、反応焼結炭化珪素製品の炭化珪素含有率は
803体積係であった。
ジアリルフタレート架橋型不飽和ポリエステル樹脂(中
尺応性固形状プリポリマー、軟化温度〜120℃)を用
いる他は同様に反応焼結炭化珪素製品を製造した。熱処
理により得られた炭化体中の気孔と炭素の体積比は2.
40であり、反応焼結炭化珪素製品の炭化珪素含有率は
803体積係であった。
この発明の反応焼結炭化珪素製品の製造方法は、この発
明で用いられる成形用配合組成物が射出成形あるいは押
出し成形することができる程度の流動性を有するので、
複雑な形状の製品をも製造することができるし、又、前
記配合組成物を用いると、熱処理により得られた炭化体
中の気孔を開気孔にすることができ、しかも気孔と炭素
の体積比を、炭素の炭化珪素への転化及び溶融珪素の通
り道の確保に必要な値に調節することができるので、炭
化珪素含有率の高い製品を製造することができるのであ
%、
明で用いられる成形用配合組成物が射出成形あるいは押
出し成形することができる程度の流動性を有するので、
複雑な形状の製品をも製造することができるし、又、前
記配合組成物を用いると、熱処理により得られた炭化体
中の気孔を開気孔にすることができ、しかも気孔と炭素
の体積比を、炭素の炭化珪素への転化及び溶融珪素の通
り道の確保に必要な値に調節することができるので、炭
化珪素含有率の高い製品を製造することができるのであ
%、
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 炭化珪素粉末と熱硬化性樹脂とを含有する配合組成物を
射出あるいは押出し成形し熱硬化して、得られた成形体
を無酸素雰囲気下で熱処理することにより前記熱硬化性
樹脂を炭化し、次いで、このようにして得られた炭化体
を溶融珪素中で反応焼結して、反応焼結炭化珪素製品を
製造する方法において、 前記配合組成物として、 炭化珪素:55〜80重量%、 炭素分:1〜10重量%、 熱硬化性樹脂:16〜35重量%、 熱可塑性樹脂、フタル酸ジエステル及び油類のうちの1
種以上:1〜10重量% からなる組成物を用いることを特徴とする反応焼結炭化
珪素製品の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP59128961A JPS6110067A (ja) | 1984-06-22 | 1984-06-22 | 反応焼結炭化珪素製品の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP59128961A JPS6110067A (ja) | 1984-06-22 | 1984-06-22 | 反応焼結炭化珪素製品の製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6110067A true JPS6110067A (ja) | 1986-01-17 |
JPS6359989B2 JPS6359989B2 (ja) | 1988-11-22 |
Family
ID=14997691
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP59128961A Granted JPS6110067A (ja) | 1984-06-22 | 1984-06-22 | 反応焼結炭化珪素製品の製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6110067A (ja) |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS548370A (en) * | 1977-06-17 | 1979-01-22 | Ishikawajima Harima Heavy Ind Co Ltd | Device for securing cylindrical articles |
-
1984
- 1984-06-22 JP JP59128961A patent/JPS6110067A/ja active Granted
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS548370A (en) * | 1977-06-17 | 1979-01-22 | Ishikawajima Harima Heavy Ind Co Ltd | Device for securing cylindrical articles |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6359989B2 (ja) | 1988-11-22 |
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