JPH01214220A - 比率差動継電器の高調波抑制方式 - Google Patents
比率差動継電器の高調波抑制方式Info
- Publication number
- JPH01214220A JPH01214220A JP63036400A JP3640088A JPH01214220A JP H01214220 A JPH01214220 A JP H01214220A JP 63036400 A JP63036400 A JP 63036400A JP 3640088 A JP3640088 A JP 3640088A JP H01214220 A JPH01214220 A JP H01214220A
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- currents
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- 230000001629 suppression Effects 0.000 title claims description 10
- 238000000034 method Methods 0.000 claims description 2
- 238000001514 detection method Methods 0.000 claims 2
- 230000007257 malfunction Effects 0.000 description 6
- 230000005284 excitation Effects 0.000 description 2
- 239000000284 extract Substances 0.000 description 2
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 1
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 1
- 230000004907 flux Effects 0.000 description 1
- 238000005259 measurement Methods 0.000 description 1
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- Protection Of Transformers (AREA)
- Emergency Protection Circuit Devices (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
(産業上の利用分野)
この発明は比率差動継電器の高調波抑制方式に関する。
(従来の技術)
発電機、変圧券などの電力機器の内部故障を検出するの
に比率差動継電器が広く使用されている。
に比率差動継電器が広く使用されている。
これは常時は平衡している入出力の電流が故障発生によ
って不平衡を生ずることを利用し、その値の比率が一定
値に達したときに動作するように構成されてあり、これ
によって電力機器を保護するようにしている。
って不平衡を生ずることを利用し、その値の比率が一定
値に達したときに動作するように構成されてあり、これ
によって電力機器を保護するようにしている。
ところで電力機器における電源投入時においても、励磁
突入電流によって、入出力の電流が不平衡となることが
あり、これを故障発生時と区別して判断することが要求
される。そのために電源投入時には故障発生時よりも、
第2高調波が多く含まれていることに着目し、基本波電
流に対する第2高調波電流の比を求めることによって、
区別することが行なわれている。
突入電流によって、入出力の電流が不平衡となることが
あり、これを故障発生時と区別して判断することが要求
される。そのために電源投入時には故障発生時よりも、
第2高調波が多く含まれていることに着目し、基本波電
流に対する第2高調波電流の比を求めることによって、
区別することが行なわれている。
これによれば基本波電流に対する第2高調波電流の比が
一定値を超えたときは、電源を投入した状態にあると判
断し、そのときは入出力の電流が不平衡となったとして
も、内部故障の発生ではないものとして、比率差動継電
器が動作しないように、高調波抑制をかけるようにして
いる。
一定値を超えたときは、電源を投入した状態にあると判
断し、そのときは入出力の電流が不平衡となったとして
も、内部故障の発生ではないものとして、比率差動継電
器が動作しないように、高調波抑制をかけるようにして
いる。
(発明が解決しようとする問題点)
ところで従来では基本波電流に対する第2高調波電流の
比を、三相回路の各相毎に求めるようにしており、いず
れかひとつの相についても、前記した比が一定値を下回
っているときは、前記した高調波抑制がかからないよう
になっていた。
比を、三相回路の各相毎に求めるようにしており、いず
れかひとつの相についても、前記した比が一定値を下回
っているときは、前記した高調波抑制がかからないよう
になっていた。
しかし実際問題として電源投入時において、投入位相お
よび残留磁束などにより、各相同時に第2高調波の含有
率が同程度となることは極めて希であって、含有率が他
の相より低くなる相が出てくることが多い。
よび残留磁束などにより、各相同時に第2高調波の含有
率が同程度となることは極めて希であって、含有率が他
の相より低くなる相が出てくることが多い。
この場合前述のように各相ごとに比を判定していると、
高調波抑制要素が働かない相がでてくることになり、そ
のため電源投入時における励磁突入電流によっても誤動
作してしまうことがある。
高調波抑制要素が働かない相がでてくることになり、そ
のため電源投入時における励磁突入電流によっても誤動
作してしまうことがある。
この発明は電源投入時における高調波電流の存在から、
内部故障の発生時と電源投入時とを区別する場合におい
て、電源投入時には高調波抑制がかかるようにし、これ
によって誤動作を防止することを目的とする。
内部故障の発生時と電源投入時とを区別する場合におい
て、電源投入時には高調波抑制がかかるようにし、これ
によって誤動作を防止することを目的とする。
(問題点を解決するための手段)
この発明は各相毎に基本波電流と、第2高調波電流とを
検出し、その基本波電流の和に対する第2高調波電流の
和の比を算出し、その比が一定値を超えたとき、電源投
入時と判断して高調波抑制をかけることを特徴とする。
検出し、その基本波電流の和に対する第2高調波電流の
和の比を算出し、その比が一定値を超えたとき、電源投
入時と判断して高調波抑制をかけることを特徴とする。
(実施例)
この発明の実施例を図によって説明する。図において、
IAl、LA□は三相回路のうちのa相についての、変
圧器の入力端および出力端から取りだした交流電流につ
いて、その電流に対応する電流が与えられる入力端子、
IBi、IB2〜IC1゜IC,は同じくb相およびC
相についての入力端子である。
IAl、LA□は三相回路のうちのa相についての、変
圧器の入力端および出力端から取りだした交流電流につ
いて、その電流に対応する電流が与えられる入力端子、
IBi、IB2〜IC1゜IC,は同じくb相およびC
相についての入力端子である。
2A〜2Cは基本波電流と、第2高調波電流とを分難し
て計測する計測装置で、いずれも同じ構成とされである
。すなわちこの計測装置は、補助トランス3,4と、各
入力端子に与えられる入力電流の差を演算する減算装置
5と、基本波電流を取り出すフィルタ6と、第2高調波
電流を取り出すフィルラダ7と、各フィルタ6.7から
の出力を整流する整流装置8,9とから構成されている
。
て計測する計測装置で、いずれも同じ構成とされである
。すなわちこの計測装置は、補助トランス3,4と、各
入力端子に与えられる入力電流の差を演算する減算装置
5と、基本波電流を取り出すフィルタ6と、第2高調波
電流を取り出すフィルラダ7と、各フィルタ6.7から
の出力を整流する整流装置8,9とから構成されている
。
a相について、端子IA1.LA、に与えられる電流を
Iaよ、Ia2とすると、減算装置5の出力は。
Iaよ、Ia2とすると、減算装置5の出力は。
Ia、−Ia、=Ia
に対応する値となる。
また減算装置5の出力電流のうち、基本波電流をIfa
、第2高調波電流をI、faとすれば、そのそれぞれの
絶対値l Ifal、 l I、fatが整流装置8゜
9から出力されることになる。
、第2高調波電流をI、faとすれば、そのそれぞれの
絶対値l Ifal、 l I、fatが整流装置8゜
9から出力されることになる。
10.11は加算装置で、加算装置10は各計算回路2
A〜2Cの整流装置8からの出力IIfal。
A〜2Cの整流装置8からの出力IIfal。
l Ifbl、 l Ifclを加算する。したがって
その出力は、 l Ifal+l Ifbl+l Ifcl=Σ1If
lとなる。同様に加算装置11は各計測装置2A〜2C
の整流装置9からの出力l I 、fat 、l I
jbl −1I 、fclを加算する。したがってその
出力は、I Izfal+l Lfbl+l l2fc
l=:Σl■zflとなる。
その出力は、 l Ifal+l Ifbl+l Ifcl=Σ1If
lとなる。同様に加算装置11は各計測装置2A〜2C
の整流装置9からの出力l I 、fat 、l I
jbl −1I 、fclを加算する。したがってその
出力は、I Izfal+l Lfbl+l l2fc
l=:Σl■zflとなる。
12は比率計算装置で、両加算装置10.11の出力を
入力とし、 を演算する。その演算結果は判定装置13に入力され、
一定値αとの大小関係を判定する。モしてK〉α の条件を満足したとき、電源投入時の状態と判断して、
出力回路14から出力を出し、高調波抑制をかけるよう
にする。
入力とし、 を演算する。その演算結果は判定装置13に入力され、
一定値αとの大小関係を判定する。モしてK〉α の条件を満足したとき、電源投入時の状態と判断して、
出力回路14から出力を出し、高調波抑制をかけるよう
にする。
なおこの一定値αとしては、次のような考えから設定す
るとよい。すなわちたとえば変圧器の内部故障発生時に
おける各相電流に含まれる第2高調波含有率の最大値は
理論上9%以下である。この場合は継電器としては動作
しなければならないので、高調波抑制がかかってはなら
ない。
るとよい。すなわちたとえば変圧器の内部故障発生時に
おける各相電流に含まれる第2高調波含有率の最大値は
理論上9%以下である。この場合は継電器としては動作
しなければならないので、高調波抑制がかかってはなら
ない。
また変圧器の電源投入時における各相電流に含まれる基
本波電流のスカラ和に対する、第2高調波電流のスカラ
和の比率の最小値は、実験的には20%程度であること
が確かめられている。
本波電流のスカラ和に対する、第2高調波電流のスカラ
和の比率の最小値は、実験的には20%程度であること
が確かめられている。
これらの結果からαの値を、
0.09<α〈0.2
とすれば、誤動作なり、誤不動作などの不正動作を防止
することができる。
することができる。
具体的にはαの上限、下限に対等の余裕をもつ値として
、両者の相乗平均をとり、 α:0,13 (=砺]i罰]) が好ましい値と言える。
、両者の相乗平均をとり、 α:0,13 (=砺]i罰]) が好ましい値と言える。
(発明の効果)
以上詳述したようにこの発明によれば、電源投入時にお
いて、各相の高調波電流の含有率が同程度にならないよ
うなことがあっても、電源投入時の状態を、故障発生時
と明瞭に区別することができ、したがって電源投入時に
おける高調波抑制の誤動作を確実に回避することができ
るといった効果を奏する。
いて、各相の高調波電流の含有率が同程度にならないよ
うなことがあっても、電源投入時の状態を、故障発生時
と明瞭に区別することができ、したがって電源投入時に
おける高調波抑制の誤動作を確実に回避することができ
るといった効果を奏する。
図はこの発明の実施例を示す結線図である。
Claims (1)
- 三相回路の各相線路における負荷の入出力電流の差の電
流のうちから、基本波電流と、第2高調波電流とを各相
毎に検出する検出手段、前記検出手段によって検出した
各基本波電流の和および第2高調波電流の和を算出する
加算手段、前記加算手段によって加算された基本波電流
の和に対する第2高調波電流の和の比を算出する比率算
定手段、前記比率算定手段によって算定された比率が一
定値を超えたとき、電源投入時と判断して高調波抑制を
かけるための出力を出す出力手段とからなる比率差動継
電器の高調波抑制方式。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63036400A JPH01214220A (ja) | 1988-02-18 | 1988-02-18 | 比率差動継電器の高調波抑制方式 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63036400A JPH01214220A (ja) | 1988-02-18 | 1988-02-18 | 比率差動継電器の高調波抑制方式 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH01214220A true JPH01214220A (ja) | 1989-08-28 |
Family
ID=12468803
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP63036400A Pending JPH01214220A (ja) | 1988-02-18 | 1988-02-18 | 比率差動継電器の高調波抑制方式 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH01214220A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2001327066A (ja) * | 2000-05-16 | 2001-11-22 | Takaoka Electric Mfg Co Ltd | 光電流センサを用いる保護継電装置 |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5597134A (en) * | 1979-01-17 | 1980-07-24 | Fuji Electric Co Ltd | Rush current detecting system |
-
1988
- 1988-02-18 JP JP63036400A patent/JPH01214220A/ja active Pending
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5597134A (en) * | 1979-01-17 | 1980-07-24 | Fuji Electric Co Ltd | Rush current detecting system |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2001327066A (ja) * | 2000-05-16 | 2001-11-22 | Takaoka Electric Mfg Co Ltd | 光電流センサを用いる保護継電装置 |
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