JPH0620340B2 - 遮断器用過電流引外し装置 - Google Patents

遮断器用過電流引外し装置

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JPH0620340B2
JPH0620340B2 JP62126390A JP12639087A JPH0620340B2 JP H0620340 B2 JPH0620340 B2 JP H0620340B2 JP 62126390 A JP62126390 A JP 62126390A JP 12639087 A JP12639087 A JP 12639087A JP H0620340 B2 JPH0620340 B2 JP H0620340B2
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猛 諏訪
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    • HELECTRICITY
    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02HEMERGENCY PROTECTIVE CIRCUIT ARRANGEMENTS
    • H02H3/00Emergency protective circuit arrangements for automatic disconnection directly responsive to an undesired change from normal electric working condition with or without subsequent reconnection ; integrated protection
    • H02H3/08Emergency protective circuit arrangements for automatic disconnection directly responsive to an undesired change from normal electric working condition with or without subsequent reconnection ; integrated protection responsive to excess current
    • HELECTRICITY
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    • H02HEMERGENCY PROTECTIVE CIRCUIT ARRANGEMENTS
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    • H02H3/08Emergency protective circuit arrangements for automatic disconnection directly responsive to an undesired change from normal electric working condition with or without subsequent reconnection ; integrated protection responsive to excess current
    • H02H3/083Emergency protective circuit arrangements for automatic disconnection directly responsive to an undesired change from normal electric working condition with or without subsequent reconnection ; integrated protection responsive to excess current for three-phase systems

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この発明は遮断器用過電流引外し装置に関し、特に、主
回路に流れる電流が予め定められた設定値を越えかつ予
め定められた時間的条件に達したことに応じて、引外し
装置を作動させて主回路を遮断するような遮断器用過電
流引外し装置に関する。
[従来の技術] 第4図は従来の過電流引外し装置における電流検出部分
の電気回路図である。まず、第4図を参照して、従来の
過電流引外し装置の構成を3極形遮断器について説明す
る。主回路1の各相には遮断器CBが挿入されるととも
に、遮断器CBの出力側には変流器CT1ないしCT3
が設けられている。変流器CT1の一端はダイオードD
1のアノードとダイオードD2のカソードに接続され、
変流器CT2の一端はダイオードD3のアノードとダイ
オードD4のカソードとに接続され、変流器CT3の一
端はダイオードD5のアノードとダイオードD6のカソ
ードとに接続される。
変流器CT1ないしCT3の他端はそれぞれ地絡電流検
出用変流器CT4の1次コイルの一端に共通接続され
る。変流器CT4の1次コイルの他端はダイオードD7
のアノードとダイオードD8のカソードとに接続され
る。この変流器CT4は地絡電流を検出するためのもの
である。ダイオードD1,D3,D5,D7の各カソー
ドは制御回路2のIN2入力端に接続されるとともに、
抵抗R1を介して制御回路2のIN1入力端に接続され
る。ダイオードD2,D4,D6,D8の各アノードは
制御回路2のIN4入力端に接続される。さらに、変流
器CT4の2次出力はダイオードD9ないしD12に接
続されて全波整流され、その全波整流出力は制御回路2
のIN3入力端に接続されるとともに、抵抗R2を介し
て制御回路2のIN1入力端に接続される。制御回路2
のIN1入力端とIN4入力端との間には平滑用コンデ
ンサC1と定電圧ダイオードD13が並列接続される。
なお、定電圧ダイオードDBの代わりに、抵抗,定電圧
ダイオード,トランジスタの組合せにより定電圧回路を
構成することもある。
第5図は第4図における主回路に流れる電流の波形図お
よびこれら電流の2次電流を整流し、かつ合成したもの
を示す波形図である。
次に、第5図を参照して第4図に示した過電流引外し装
置の電流検出部の動作について説明する。主回路1の各
相A,B,Cに流れる電流i,i,iは第5図
(a)に示すように、それぞれ位相が120゜ずれてい
て、変流器CT1ないしCT3で検出された各相の電流
はダイオードD1ないしD6で全波整流され、その結果
抵抗R1の両端には、第5図(b)に示すような電圧降
下を生じる。すなわち、第4図の抵抗R1に生じた電圧
降下は各相の電流i,i,iのCT2次電流の正
方向成分のみの和を合成したものとなり、電流波形が完
全に正弦波である場合は、この電圧ピーク値を とすると実効値が得られる。このとき、地絡事故がない
限り、変流器CT4の2次側に流れる電流は0となって
いる。
しかしながら、最近では、インバータやサイリスタ制御
装置などのパワーエレクトロニクス装置が多く使用され
ていることなどにより、電流波形が歪んできており、上
述のごとく電流のピークのみを検出していたのでは、各
相電流i,i,iの実効値に相当した制御をする
ことができないという欠点があった。そこで、この欠点
を解消するために、各相の電流i,i,iを独立
して検出することが必要になってきた。
第6図は各相の電流を検出できるようにした過電流引外
し装置における電流検出部分の電気回路図であり、第7
図は第6図の各部の波形図である。
第6図において、前述の第4図と同様にして、主回路1
には遮断機CBと変流器CT1ないしCT3が挿入され
ている。変流器CT1の一端kはダイオードD1のア
ノードとダイオードD2のカソードとに接続され、他端
はダイオードD14のアノードとダイオードD15
のカソードに接続され、変流器CT1の出力がこれらの
ダイオードD1,D2,D14およびD15によって全
波整流され、抵抗R3を介して制御回路2に与えられ
る。
変流器CT2の一端kはダイオードD3のアノードと
ダイオードD4のカソードとに接続され、他端lはダ
イオードD16のアノードとダイオードD17のカソー
ドとに接続され、変流器CT2の出力がこれらのダイオ
ードD3,D4,D16およびD17によって全波整流
され、抵抗R4を介して制御回路2に与えられる。同様
にして、変流器CT3の一端kはダイオードD5のア
ノードとダイオードD6のカソードとに接続され、他端
はダイオードD18のアノードとダイオードD19
のカソードとに接続され、変流器CT3の出力がこれら
のダイオードD5,D6,D18およびD19によって
全波整流され、抵抗R5を介して制御回路2に与えられ
る。
上述のごとく構成することによって、各相A,B,Cに
それぞれ第7図(a)に示すように、各相電流i,i
,iが流るると、抵抗R3,R4,R5には、それ
ぞれ第7図(b),(c),(d)に示すような電圧降
下を生じる。
ところで、第6図に示した回路において、問題となるの
は地絡電流を検出する方法である。前述の第4図に示し
た例では、変流器CT1ないしCT3の他端はそれぞれ
短絡されているが、この第6図に示した例においては、
変流器CT1ないしCT3の他端lないしlが短絡
されていない。もし、変流器CT1ないしCT3の他端
ないしlを短絡すると、抵抗R3,R4,R5の
電圧降下が第7図(b),(c),(d)に示すような
電圧波形にならない。
たとえば、A相において変流器CT1の他端lから流
出した電流が変流器CT1の一端kに戻る経路を考え
た場合、第6図においては、変流器CT1の他端l
ダイオードD14→抵抗R3→制御回路2→ダイオード
D2→変流器CT1の一端kに電流が流れ、すべての
電流が抵抗R3を通過するので問題はない。しかし、変
流器CT1ないしCT3の他端lないしlが短絡さ
れていると、上述の経路以外に、変流器CT1の他端l
→変流器CT2の他端lを介してダイオードD16
→抵抗R4→制御回路2→ダイオードD2→変流器CT
1の一端kのバイパス経路、および変流器CT1の他
端l→変流器CT3の他端lを介してダイオードD
18→抵抗R5→制御回路2→ダイオードD2→変流器
CT1の一端kのバイパス経路ができる。このため
に、抵抗R4,R5にも電流が流れ、抵抗R3の電圧降
下はA相に流れる電流iに比例したものとならない。
このことから、第6図に示した例では、前述の第4図に
示したような地絡電流検出用変流器を接続することがで
きない。地絡電流検出用変流器を挿入する場合には、次
の第8図に示した構成を取らざるを得ない。
第8図は地絡電流検出用変流器を挿入した過電流引外し
装置における電流検出部分の例を示す電気回路図であ
り、第9図は第8図における主回路に流れる電流と変流
器の出力電流との関係を示す図である。
第8図に示した回路は、以下の点を除いて前述の第6図
と同じである。すなわち、変流器CT1の他端lは地
絡電流検出用変流器CT5の1次コイルmを介してダ
イオードD14のアノードとダイオードD15のカソー
ドとに接続される。また、変流器CT2の他端lは地
絡電流検出用変流器CT1の1次コイルmを介してダ
イオードD16のアノードとダイオードD17のカソー
ドとに接続される。さらに、変流器CT3の他端l
地絡電流検出用変流器CT5の1次コイルmを介して
ダイオードD18のアノードとダイオードD19のカソ
ードとに接続される。地絡電流検出用変流器CT5の2
次コイルはダイオードD9ないしD12からなる全波整
流回路に接続され、全波整流された電圧は抵抗R2を介
して制御回路2に与えられる。
[発明が解決しようとする問題点] 第8図に示した例では、各相AないしCに流れる電流に
応じた電圧降下が抵抗R3ないしR5に生じるととも
に、地絡電流検出用変流器CT5によって地絡電流を検
出することはできるが、地絡電流検出用変流器CT5の
1次コイルとして3つのコイルが必要となる。また、電
圧線に加えて中性線もを遮断する4極用遮断器では4つ
のコイルが必要となり、地絡電流検出用変流器CT5が
大形になってしまう。
また、前述の第4図に示した地絡電流検出用変流器CT
4には、通常地絡事故が起こらない限り1次コイルに電
流は流れないが、第8図に示した地絡電流検出用変流器
CT5の1次コイルには、常に変流器CT1ないしCT
3の2次電流が流れている。一般に、地絡電流の設定地
は主回路1に流れる電流iないしiの定格の10〜
40%程度であり、かつ地絡保護回路が作動した場合、
数100m secで遮断器CBを動作させる必要がある。
このために、第4図にように通常は地絡電流が流れてい
ない場合、地絡電流検出用変流器CT4の1次コイルの
素線断面積は主回路変流器CT1ないしCT3の2次コ
イルの素線断面積に比べて小さい。すなわち、細い線を
使用できるが、第8図のように常に主回路1の2次電流
がCT5の1次コイルmないしmに流れる場合、こ
の地絡電流検出用変流器CT5の1次コイルmないし
の素線断面積は主回路1の変流器CT1ないしCT
3の2次コイルの素線断面積と同等のものを必要とす
る。このために、前述のごとく1次コイルmないしm
のコイル数の増加に加えて、それぞれのコイルが大形
化してしまうという欠点がある。
さらに、前述のごとく、たとえ地絡事故が生じていなく
ても、地絡電流検出用変流器CT5の1次コイルm
いしmに電流が流れているため、主回路1の変流器C
T1ないしCT3から見た場合、地絡事故が起こってい
なくても、地絡電流検出用変流器CT5の1次コイルm
ないしmが負担となる。すなわち、地絡事故がない
場合であっても、変流器CT1ないしCT3の出力は、
第9図に示すごとくになる。
すなわち、主回路電流と変流器CT1ないしCT3の出
力は計算上の理想カーブをaとすると、地絡電流検出用
変流器CT5がない場合(第6図に示した例の場合)を
bとすると、地絡電流検出用変流器CT5を設けた場合
には、cに示すようになる。この第9図に示した特性か
ら、地絡保護付と地絡保護なしのものでは瞬時電流設定
値(通常は変流器CT1ないしCT3の定格の4ないし
16倍)に対する誤差が変わってしまう。このために、
仕様に応じて別設計の回路を必要とする。さらに、瞬時
電流設定値が変流器定格の15倍程度になってくると、
相当特性的に飽和するので、設定精度そのものが悪化し
てしまう。
一方、第4図に示した回路においては、地絡事故がない
場合には地絡電流検出用変流器CT4に電流が流れな
い。すなわち、主回路変流器CT1ないしCT3にとっ
ては、地絡電流検出用変流器CT4は負担とならないの
で、上述のような問題は生じない。
それゆえに、この発明の主たる目的は、1次コイルが1
個で通常地絡電流が流れていない場合は、主回路交流器
の負担とならない地絡電流検出用変流器を使用できて、
かつ各相電流を独立して検出できるような遮断器用過電
流引外し装置を提供することである。
[問題点を解決するための手段] この発明は主回路に流れる電流が予め定められた設定値
を越えかつ予め定められた条件に達したことに応じて、
引外し装置を作動させて、主回路を遮断するための演算
手段を含む遮断器用過電流引外し装置であって、2次出
力がスター接続され、主回路の各相に流れる電流を検出
する変流器と、変流器の2次出力を多相全波整流するた
めの整流手段と、整流手段の各相の正負直流出力にそれ
ぞれ接続され、変流器の2次出力を各相ごとに個別的に
検出し、演算手段に入力を与えるための第1および第2
の抵抗手段と、変流器の2次出力に基づいて地絡電流を
検出して演算手段に与える地絡電流検出手段とを備えて
構成される。
[作用] この発明にかかる遮断器用過電流引外し装置は、主回路
の各相に流れる電流を変流器によって検出し、その検出
出力を整流手段によって多相全波整流し、各相の正負整
流出力に基づいて、第1および第2の抵抗手段のそれぞ
れに生じる電圧降下を演算手段に入力として与え、変流
器の2次出力に基づいて地絡電流を演算手段に与えるこ
とにより、地絡電流検出手段が主回路の変流器の負担と
なることがなく、各相電流を独立して検出できる。
[実施例] 第1図はこの発明の一実施例の電気回路図である。ま
ず、第1図を参照して、この発明の一実施例の構成につ
いて説明する。従来例と同様にして、主回路1には遮断
器CBと変流器CT1ないしCT3が挿入される。変流
器CT1の一端kはダイオードD1のアノードとダイ
オードD2のカソードとに接続され、変流器CT2の一
端kはダイオードD3のアノードとダイオードD4の
カソードとに接続され、変流器CT3の一端kはダイ
オードD5のアノードとダイオードD6のカソードとに
接続される。変流器CT1の他端lと変流器CT2の
他端lと変流器CT3の他端lはそれぞれ地絡電流
検出用変流器CT4の1次コイルの一端に共通接続され
る、地絡電流検出用変流器CT4の他端はダイオードD
7のアノードとダイオードD8のカソードとに接続され
る。
ダイオードD1のカソードは抵抗R3の一端に接続さ
れ、ダイオードD3のカソードは抵抗R4の一端に接続
され、ダイオードD5のカソードは抵抗R5の一端に接
続される。抵抗R3,R4およびR5の他端は制御回路
2のIN1入力端に共通接続される。ダイオードD2の
アノードは抵抗R6の一端に接続され、ダイオードD4
のアノードは抵抗R7の一端に接続され、ダイオードD
6のアノードは抵抗R8の一端に接続される。抵抗R
6,R7およびR8の他端は制御回路2のIN4入力端
に共通接続される。なお、抵抗R3,R4およびR5は
第1の抵抗手段を構成し、抵抗R6,R7およびR8は
第2の抵抗手段を構成する。
抵抗R2と、抵抗R3,R4およびR5と、抵抗R6,
R7およびR8は、それぞれに流れる電流によって電圧
降下を生じ、これらの電圧降下によって生じた電圧は図
示しないが、制御回路2に与えられている。
制御回路2のIN1入力端およびIN4入力端との間に
は平滑用コンデンサC1と定電圧ダイオードD13が並
列接続される。さらに地絡電流検出用変流器CT4の2
次コイルはダイオードD9ないしD12からなる全波整
流回路に接続され、その整流出力は抵抗R2を介して制
御回路2のIN1入力端に接続される。
第2図は第1図に示した電気回路の各部の波形図であ
る。
次に、第1図および第2図を参照して、この発明の一実
施例の具体的な動作について説明する。主回路1のA相
に第2図(a)に示すような電流iが流れたとする
と、電流が正の場合には、変流器CT1の一端k→ダ
イオードD1→抵抗R3→制御回路2→ダイオードD8
→地絡電流検出用変流器CT4→変流器CT1の他端l
の経路で電流が流れ、抵抗R3には第2図(b)に示
すような電圧降下を生じる。主回路1のA相に流れる電
流が負になると、今度は変流器CT1の他端l→地絡
電流検出用変流器CT4→ダイオードD7→制御回路2
→抵抗R6→ダイオードD2→変流器CT1の一端k
の経路で電流が流れ、抵抗R6には第2図(c)に示す
ような電圧降下を生じる。
主回路1のB相に電流iが流れると、上述の説明と同
様にして、抵抗R4とR7にそれぞれ電圧降下を生じ、
主回路1のC相に電流iが流れると、抵抗R5とR8
にそれぞれ電圧降下を生じる。
この場合、地絡電流検出用変流器CT4の1次コイルに
は、各相A,B,CのCT2次電流が共通的に流れるた
め、合成電流は0となる。すなわち、地絡事故がない限
り、地絡電流検出用変流器CT4には電流が流れず、各
抵抗R3ないしR8によって各相ごとに正負の出力に応
じた電圧降下を生じさせて演算手段に入力として与える
ことができる。
第3図はこの発明の他の実施例の電気回路図である。こ
の第3図に示した実施例は、主回路1として、各相電圧
線A,BおよびCに加えて中性線Nからなる4線構成と
し、中性線Nに変流器CT6を挿入し、地絡電流検出用
変流器CT4の他端と変流器CT6を直列接続したもの
であって、それ以外の構成は前述の第1図の実施例と同
じである。上述のごとく、4線で過電流引外し装置を構
成し、中性線Nに設けられた変流器CT6の出力電流
と、スター接続された変流器CT1,CT2およびCT
3の中性線を流れる電流とを合成することにより、地絡
電流を検出できる。
[発明の効果] 以上のように、この発明によれば、2次出力がスター接
続された変流器を主回路に挿入し、変流器の2次出力を
全波整流して、その正負直流出力を第1および第2の抵
抗手段に与えてそれぞれで電圧降下を生じさせ、演算手
段に入力として与えるとともに、変流器の2次出力に基
づいて地絡電流を検出して演算手段に与えるように構成
したので、従来のように地絡電流検出変流器として、大
形のものを用いる必要がなく、各相の電流を独立して検
出することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の一実施例の電気回路図である。第2
図は第1図に示した電気回路の各部の波形図である。第
3図はこの発明の他の実施例の電気回路図である。第4
図は従来の過電流引外し装置における電流検出部分の電
気回路図である。第5図は第4図における主回路に流れ
る電流と合成電流との波形図である。第6図は従来の過
電流引外し装置における電流検出部分の他の例を示す電
気回路図である。第7図は第6図の各部の波形図であ
る。第8図は従来の過電流引外し装置における電流検出
部分のその他の例を示す電気回路図である。第9図は第
8図における主回路に流れる電流と変流器の出力電流と
の関係を示す図である。 図において、1は主回路、2は制御回路、CBは遮断
器、CT1ないしCT3は変流器、CT4,CT5は地
絡電流検出用変流器、D1ないしD12,D14ないし
D19ははダイオード、D13は定電圧ダイオード、R
1ないしR8は抵抗を示す。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】主回路に流れる電流が予め定められた設定
    値を越えかつ予め定められた条件に達したことに応じ
    て、引外し装置を作動させて、前記主回路を遮断するた
    めの演算手段を含む遮断器用過電流引外し装置におい
    て、 2次出力がスター接続され、前記主回路の各相に流れる
    電流を検出する変流器、 前記変流器の2次出力を多相全波整流するための整流手
    段、 前記整流手段の各相の正負直流出力にそれぞれ接続さ
    れ、前記変流器の2次出力を各相ごとに個別的に検出
    し、前記演算手段に入力を与えるための第1および第2
    の抵抗手段、および 前記変流器の2次出力を全ての相について合成して地絡
    電流として検出して前記演算手段に与える地絡電流検出
    手段を備えた、遮断器用過電流引外し装置。
  2. 【請求項2】前記主回路は3相であって、 前記変流器は前記3相の各相ごとに設けられ、 前記地絡電流検出手段は、前記スター接続された変流器
    の2次側中性線を流れる電流を地絡電流として検出する
    ようにした、特許請求の範囲第1項記載の遮断器用過電
    流引外し装置。
  3. 【請求項3】前記主回路は3相の電圧線と中性線とを含
    み、 前記変流器は各相電圧線のそれぞれと前記中性線とにそ
    れぞれ設けられ、 前記地絡電流検出手段は前記中性線に設けられた変流器
    の2次側出力電流と前記スター接続された変流器の2次
    側の中性線を流れる電流との合成電流を地絡電流として
    検出するようにした、特許請求の範囲第1項記載の遮断
    器用過電流引外し装置。
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