JPH07140191A - インバータの地絡保護回路 - Google Patents

インバータの地絡保護回路

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Publication number
JPH07140191A
JPH07140191A JP5285293A JP28529393A JPH07140191A JP H07140191 A JPH07140191 A JP H07140191A JP 5285293 A JP5285293 A JP 5285293A JP 28529393 A JP28529393 A JP 28529393A JP H07140191 A JPH07140191 A JP H07140191A
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JP
Japan
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ground fault
inverter
current
overcurrent
circuit
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Withdrawn
Application number
JP5285293A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroshi Sawada
浩 沢田
Hirotsugu Minami
洋次 南
Tomoaki Izumimoto
智昭 泉本
Chukichi Mukai
忠吉 向井
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Panasonic Electric Works Co Ltd
Original Assignee
Matsushita Electric Works Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】構成を簡単にする。 【構成】インバータ3の正極側の入力ラインに流れる電
流を電流検出器5で検出する。この電流検出器5の出力
からインバータ3に流れる過電流及び地絡電流を過電流
検出回路で共に検出する。インバータ3の負極側の入力
ラインに流れる電流を零相変流器6で検出する。この零
相変流器6の出力から地絡電流を地絡電流検出回路で検
出する。地絡保護を行う場合に通常並設される過電流保
護回路を用いて、インバータ3の入力ラインの正極側に
おける地絡保護を行わせる。また、本来の地絡保護回路
では、インバータ3の入力ラインの負極側における地絡
検出のみを行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、インバータの出力側の
地絡時にインバータの保護を図る地絡保護回路に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】誘導電動機を駆動するインバータを用い
た駆動装置では、図4に示すように、3相交流電源をダ
イオードブリッジDB及び平滑コンデンサCを用いて直
流に変換し、その直流出力をインバータ3を用いて交流
に変換して誘導電動機に供給するようになっている。イ
ンバータ3としては、通常還流ダイオードが逆並列に接
続された複数のスイッチング素子(例えば、トランジス
タ)をブリッジ接続して構成されたものが使用されてい
る。
【0003】この種の誘導電動機の駆動装置として用い
られるインバータ3では、負荷である誘導電動機に地絡
が生じたことを検出するために、インバータ3の出力ラ
インの夫々に流れる電流から地絡を検出するようにして
いた。ここで、上記インバータ3の出力ラインの電流検
出は、図4(a)に示すように、カレントトランスやシ
ャント抵抗などの電流検出器5を用いて行うようにして
いた。また、別の地絡の検出方法としては、図5(a)
に示すように、零相変流器(ZCT)6を用いてインバ
ータ3の出力ラインの地絡電流を検出する方法がある。
なお、図5(a)の場合にはインバータ3の出力側の地
絡以外に、ダイオードブリッジDB以降の回路の地絡を
も検出できるように、ダイオードブリッジDBの入力側
に零相変流器6を設けてある。
【0004】しかしながら、上述のようにインバータ3
の出力ラインの夫々の地絡電流を検出する方法では、夫
々の出力ライン毎の地絡状態を検出する必要があるの
で、回路構成が複雑になるという問題がある。そこで、
図4(b)あるいは図5(b)に示すように、電流検出
器5や零相変流器6をインバータ3の入力側に設けて、
地絡検出を行う方法が採用されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、インバ
ータ3の入力側において地絡電流を検出する場合、イン
バータ3の正極側に地絡電流が流れる現象と、負極側に
地絡電流が流れる現象とが個別に発生する。このため、
例えばカレントトランスやシャント抵抗などの電流検出
器5を用いてインバータ3の入力側で地絡電流を検出す
る場合、正負の両入力ラインに電流検出器5を設ける必
要があり、結果的にはさほどに地絡保護回路の構成を簡
単にする効果は望めない。また、零相変流器6を用いる
場合にも、正負両方向に流れる電流を夫々検出する必要
があるので、結果的には図5(b)の場合と同様に地絡
保護回路が複雑になるという問題があった。
【0006】本発明は上述の点に鑑みて為されたもので
あり、その目的とするところは、構成を簡素化できるイ
ンバータの地絡保護回路を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明では、上記目的を
達成するために、インバータの正極側の入力ラインに流
れる電流を検出する第1の電流検出手段と、この第1の
電流検出手段の出力からインバータに流れる過電流及び
地絡電流を共に検出する過電流検出手段と、インバータ
の負極側の入力ラインに流れる電流を検出する第2の電
流検出手段と、この第2の電流検出手段の出力から地絡
電流を検出する地絡電流検出手段とを備えている。
【0008】
【作用】本発明は、上述のように構成することにより、
地絡保護を行う場合に通常並設される過電流保護回路を
用いて、インバータの入力ラインの正極側における地絡
保護を行わせる。また、インバータの入力ラインの負極
側における地絡検出のみを、本来の地絡保護回路で行
う。これにより、地絡保護回路がインバータの入力ライ
ンの負極側における地絡検出を行えばよいことにより、
構成を簡単にする。
【0009】
【実施例】図1に本発明の一実施例を示す。本実施例で
は3相誘導電動機の駆動装置に地絡保護回路を用いてあ
る。駆動装置は、3相交流電源1を、全波整流するダイ
オードブリッジDBと平滑コンデンサCからなる直流変
換回路2と、この直流変換回路2の出力を交流に変換し
て誘導電動機4に供給するインバータ3とで構成してあ
る。この駆動装置では、直流変換回路2の出力ラインの
正極側にインバータ3に流れる電流を検出するカレント
トランスやシャント抵抗からなる電流検出器5を設ける
と共に、その入力側に地絡電流を検出する零相変流器6
を設けてある。なお、零相変流器6の代わりに、電流検
出器5を用いてもよい。
【0010】ここで、この種の地絡保護を行う場合に
は、地絡保護のみを行うということは少なく、インバー
タ3を過電流から保護する過電流保護回路が通常併設さ
れる。つまり、上記電流検出器5は過電流保護回路用の
ものである。但し、本実施例では、この過電流保護回路
にインバータ3の正極側の入力ラインに流れる地絡電流
保護機能を兼用させてある。すなわち、上記電流検出器
(HCT)5の検出出力からインバータ3に流れる過電
流を検出する過電流検出回路の過電流検出レベルを、図
3(a)に示すように設定することにより、過電流保護
とともに地絡保護を図ることができる。なお、上記図3
(a)におけるイはスイッチング素子(例えば、トラン
ジスタ)の最大電流耐量を示し、ハはインバータ3の1
00%動作時の定格電流を示し、過電流検出回路の過電
流検出レベルは図中のロに設定してある。この過電流保
護回路では、上記過電流検出レベルを越える電流が電流
検出器5で検出されると、過電流保護回路のインバータ
への電源の供給を遮断する遮断機構が動作(トリップ)
するようになっている。
【0011】そして、本実施例の地絡保護回路では零相
変流器6でインバータ3の負極側の入力ラインに流れる
地絡電流を検出して地絡保護を行う。このように地絡保
護回路で、インバータ3の入力ラインの正負両極の電流
を検出する必要を無くすことにより、構成を簡単にでき
る。しかも、実質的に地絡保護のために追加される回路
は、零相変流器6とその検出出力から地絡電流を検出す
る地絡電流検出回路とすることができる。その理由を地
絡電流検出回路を具体的に示す図2に基づいて説明す
る。
【0012】図2には、電流検出器5の出力から過電流
を検出する過電流検出回路7と、零相変流器6の出力か
ら地絡電流を検出する地絡電流検出回路9と、夫々の検
出回路7,9の出力に応じて保護動作を行う出力を発生
する出力回路9を示してある。過電流検出回路7は、過
電流保護レベルが基準電圧として設定されたコンパレー
タCP1 で構成し、地絡電流検出回路9は、零相変流器
6で検出される電流のうちでインバータ3の負極側の入
力ラインに流れる電流に応じた出力のみを整流平滑し、
その整流平滑出力でオン,オフするトランジスタQ1
構成し、出力回路8をトランジスタQ2 で構成してあ
る。コンパレータCP1 の出力は出力回路8のトランジ
スタQ2 のベースに接続し、そのベースにトランジスタ
1 のコレクタを共通接続してある。
【0013】図2の回路では、過電流が検出されたとき
には、コンパレータCP1 の出力がローレベルとなり、
トランジスタQ2 がオンし、これにより回路遮断器など
を駆動する制御信号が与えられ、回路遮断器によりイン
バータ3への電源の供給が停止される。これにより、イ
ンバータ回路3が過電流から保護される。また、地絡電
流が検出されたときには、トランジスタQ1 がオンし、
過電流検出時の同様にトランジスタQ2 をオンとして、
インバータ3への電源の供給が停止される。すなわち、
併設される過電流保護回路の構成を兼用して、地絡保護
を図ることにより、地絡保護回路の構成を簡素化してあ
る。
【0014】本実施例では、過電流保護回路と地絡電流
保護回路とで、インバータ3の正負の両入力ラインの地
絡電流による保護が行われるので、地絡保護を従来のも
のと同様に確実に行え、インバータ3を故障させること
がない。また、地絡保護回路7は、インバータ3を構成
するトランジスタなどのスイッチング素子の保護を図る
ものであればよい。例えば、図3(b)に示すように、
例えば図中イで示す最少の最大電流耐量に応じて、図中
のニで示す地絡検出レベルに設定しておけば、図2に示
すようにように、地絡電流検出回路9を極めて簡単な構
成とすることができる。
【0015】
【発明の効果】本発明は上述のように、インバータの正
極側の入力ラインに流れる電流を検出する第1の電流検
出手段と、この第1の電流検出手段の出力からインバー
タに流れる過電流及び地絡電流を共に検出する過電流検
出手段と、インバータの負極側の入力ラインに流れる電
流を検出する第2の電流検出手段と、この第2の電流検
出手段の出力から地絡電流を検出する地絡電流検出手段
とを備えているので、地絡保護を行う場合に通常並設さ
れる過電流保護回路を用いて、インバータの入力ライン
の正極側における地絡保護を行わせることができ、しか
も本来の地絡保護回路では、インバータの入力ラインの
負極側における地絡検出のみを行えばよいので、構成を
簡素にできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の地絡電流の地絡電流の検出
方法を示す回路図である。
【図2】同上の地絡電流検出回路の具体回路図である。
【図3】(a),(b)は夫々過電流保護回路及び地絡
保護回路の検出レベルの設定方法の説明図である。
【図4】(a),(b)は電流検出器を用いた従来の地
絡電流の検出方法を示す回路図である。
【図5】(a),(b)は零相変流器を用いた従来の地
絡電流の検出方法を示す回路図である。
【符号の説明】
3 インバータ 5 電流検出器 6 零相変流器 7 過電流検出回路 8 地絡電流検出回路
フロントページの続き (72)発明者 向井 忠吉 大阪府門真市大字門真1048番地松下電工株 式会社内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 インバータの正極側の入力ラインに流れ
    る電流を検出する第1の電流検出手段と、この第1の電
    流検出手段の出力からインバータに流れる過電流及び地
    絡電流を共に検出する過電流検出手段と、インバータの
    負極側の入力ラインに流れる電流を検出する第2の電流
    検出手段と、この第2の電流検出手段の出力から地絡電
    流を検出する地絡電流検出手段とを備えて成ることを特
    徴とするインバータの地絡保護回路。
JP5285293A 1993-11-15 1993-11-15 インバータの地絡保護回路 Withdrawn JPH07140191A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5285293A JPH07140191A (ja) 1993-11-15 1993-11-15 インバータの地絡保護回路

Applications Claiming Priority (1)

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JP5285293A JPH07140191A (ja) 1993-11-15 1993-11-15 インバータの地絡保護回路

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JPH07140191A true JPH07140191A (ja) 1995-06-02

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ID=17689653

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP5285293A Withdrawn JPH07140191A (ja) 1993-11-15 1993-11-15 インバータの地絡保護回路

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