JP2001327066A - 光電流センサを用いる保護継電装置 - Google Patents
光電流センサを用いる保護継電装置Info
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Abstract
電流センサを用いた電流差動保護継電装置において、直
流分が重畳された事故電流であっても、内部事故の検出
はもとより、外部事故も内部事故と見誤ることなく判別
できる装置を提供する。 【解決手段】第一の光電流センサ1及び第二の光電流セ
ンサ2を電力系統の保護区間9の両端に設置し、保護区
間への入出力電流i1、i2をそれぞれ求める。光源1
1、第一の光電流センサ1、第二の光電流センサ2、第
一の光信号処理部4a及び第二の光信号処理部4b間を
光ファイバ伝送路3a〜3dで接続する。第一の光信号
処理部4aからの差電流信号中に含まれる電源周波数成
分の実効値を差電流検出手段5aで、第二の光信号処理
部4bからの和電流信号中に含まれる電源周波数成分の
実効値を和電流検出手段5bでそれぞれ求め、差分演算
手段6でその差を求める。判定手段7においては、差電
流信号中の電源周波数成分がリレー整定値以上であった
としても、差分演算手段6の出力が一定値以下であれ
ば、外部事故であると判定しリレーの不要動作を防ぐ。
Description
用して電力設備の導体に流れる電流の計測及び監視をす
る保護継電装置に関する。
は、変流器で検出された機器導体の電流信号を保護継電
装置に伝達し、保護継電装置で故障判定のための演算と
判定を行っている。この保護継電装置の低コスト化、軽
量化を目的として、従来の巻線型電流変成器による電流
測定方法に代わり、差動演算機能を有する光電流センサ
による保護継電装置が提案され、特開2000−599
87や特願平11−224821が出願されている。
例えば図6に示すように、偏光子14、ファラデー素子
11、検光子15よりなる第一の光電流センサ1、及び
第一の光電流センサ1と同様に構成される第二の光電流
センサ2、光ファイバ伝送路3a、3b、3c、光源1
2と、光電変換器16、ハイパスフィルタ回路17、ロ
ーパスフィルタ回路18、割算器19よりなる光信号処
理部4a及び、電源周波数成分の差電流検出手段5a,
判定手段8より構成される。第一の光電流センサ1及び
第二の光電流センサ2は、電力系統の保護区間9の両端
に設けられている。ここで第一の光電流センサ1が検出
する電流をi1、第二の光電流センサ2が検出する電流
をi2とし、その符号はともに電力系統の保護区間9へ
の流入方向が+、流出方向が−とする。また第一の光電
流センサ1内の光の伝搬方向は、第一の光電流センサ1
が検出する電流i1によって発生する磁界方向と一致す
るように設けられており、第二の光電流センサ2内の光
の伝搬方向は第二の光電流センサ2が検出する電流i2
によって発生する磁界と相反するように設けられてい
る。
射された光P0は、光ファイバ伝送路3aにより、第一
の光電流センサ1に至る。光源12からの光P0は第一
の光電流センサ1の偏光子14によって直線偏光にな
り、この直線偏光をファラデー素子11に入射する。入
射光は、電流i1によって発生する磁界によるファラデ
ー効果を受け、電流i1の大きさに比例して偏波面が角
度θ1だけ回転する。第一の光電流センサ1が検出する
電流i1と偏波面の回転角θ1の関係はベルデ定数をV
としたとき θ1=Vi1 ・・・・(1) となる。前記の入射光はさらに第一の光電流センサ1に
おいて検光子15により、偏波面の回転角θ1を強度に
変調された光となる。この時検光子15は偏光子14に
対し45゜の角度に設置されており、第一の光電流セン
サ1の出射光は、x、yの2成分の光P1x、P1yに
分けられ、次式で表される。 P1x=(1/2)P0(1+sin2θ1) =(1/2)P0(1+sin2Vi1) ・・・・(2a) P1y=(1/2)P0(1−sin2θ1) =(1/2)P0(1−sin2Vi1) ・・・・(2b) 従来装置では、どちらか一方の光信号のみ用いられてお
りここではP1xを使って説明する。第一の光電流セン
サ1が検出する電流i1を正弦波交流信号とすると、第
一の光電流センサ1の出射光P1xは以下の式で表され
る。 i1 =√2I1sinωt ・・・・(3) P1x=(1/2)P0{1+sin(2√2VI1sinωt)} ・・・・(4) ここでI1は流入電流の実効値、ω(=2πf)は角周
波数、fは電源周波数である。
光ファイバ伝送路3bに導かれ第二の光電流センサ2に
至る。第二の光電流センサ2は第一の光電流センサ1と
同様の構成から成る。P1xは、第二の光電流センサ2
が検出する電流i2(=√2I2sinωt)によって発
生する磁界によるファラデー効果を受け、電流i2の大
きさに比例して偏波面が角度θ2だけ回転する。第二の
光電流センサ2の出射光はやはり、検光子15により、
x、yの2成分の光P2x、P2yに分けられ、次式で
表される。 P2x=(1/2)P1x(1+sin2θ2) =(1/4)P0(1+sin2θ1)(1+sin2θ2) =(1/4)P0(1+sin2Vi1)(1+sin2Vi2)・・・・(5a) P2y=(1/2)P1x(1−sin2θ2) =(1/4)P0(1+sin2θ1)(1−sin2θ2) =(1/4)P0(1+sin2Vi1)(1−sin2Vi2)・・・・(5b) ここで、第一の光電流センサ1の2つの出力のうちP
1xを選択しているので、第二の光電流センサ2の出射
光として第一の光電流センサの出射光と同一の偏波方向
となるP2xを用いる。第一の光電流センサ1の2つの
出力のうちP1yを選択した場合は、第二の光電流セン
サの出射光としてはP2yを用いる。第二の光電流セン
サの出射光P2xは光ファイバ伝送路3cに導かれ光電
変換器16に入射し、電気信号に変換された後、ハイパ
スフィルタ回路17、ローパスフィルタ回路18により
直流成分と交流成分に分離され、割算器19で交流成分
を直流成分で除することにより、光電流センサによる差
電流出力S2xを得る。こで割算器19により交流成分
を直流成分で除する手法を用いているのは光信号が伝送
される際の光量損失を補償するためである。光電流セン
サによる差電流出力S2xは以下の式で表される。 S2x=(P2xの交流成分)/(P2xの直流成分) ・・・・(6) ここで得られた光電流センサによる差電流出力S2xに
は、第一の光電流センサ1が検出した電流i1と第二の
光電流センサ2が検出した電流i2の差電流であるi1
+i2の情報を有していることを以下に説明する。尚、
電力系統の保護区間9への差電流がi1+i2と示され
るのは、i1、i2の符号をともに電力系統の保護区間
9への流入方向を+、流出方向を−と定義したことによ
る。
及び第二の光電流センサ2が検出する電流i2が小電流
である場合、 sin2θ1≒2θ1、sin2θ2≒2θ2・・・・(7) が成立し、(5a)式は P2x=(1/4)P0(1+2Vi1+2Vi2) =(1/4)P0{1+2√2V(I1+I2)sinωt}・・・・(8) となる。(8)式を(6)式に代入すると、 S2x=2√2V(I1+I2)sinωt ・・・・(9) となり、光電流センサによる差電流出力S2xは電力系
統の保護区間9への差電流i1+i2に比例した値とな
る。
ような小電流領域において成立するものであり、大電流
領域では成立しない。そこで本発明者らは、大電流領域
でも電力系統の保護区間9への差電流i1+i2を検出
することができる光ファイバセンサを用いた保護継電装
置として特願平11−224821を出願している。
流が流れた場合、(5a)式で示した第二の光電流センサ
の出射光P2xは P2x=(1/4)P0{1+sin(2√2VI1sinωt)}× {1+sin(2√2VI2sinωt)} ・・・・(10) と表される。ここで sin(2√2VInsinωt)をフ
ーリエ級数展開することにより周波数成分毎に分解する
ことを試みると、以下の(11)式で表せる。
て無視すれば、(10)式は P2x=(1/4)P0{1+2A1sinωt}{1+2A2sinωt} ・・・・(1 2a) で表せる。ここで A1=J1(2√2VI1) ・・・・(12b) A2=J1(2√2VI2) ・・・・(12c) である。(12a)式を展開し、三角関数の公式 sin2
φ=(1/2){1−cos2φ}を用いると P2x=(1/4)P0{1+2(A1+A2)sinωt+4A1A2sin2ωt} =(1/4)P0{1+2A1A2+2(A1+A2)sinωt +2A1A2cos2ωt } ・・・・(12d) となる。この時の光電流センサによる差電流出力S2x
は(12d)式を(6)式に代入することで以下に求めら
れる。 S2x= B1sinωt+B2 cos2ωt ・・・・(13a) ここで B1=2(A1+A2)/(1+2A1A2) ・・・・(13b) B2= 2A1A2/(1+2A1A2) ・・・・(13c) (13a)式に示すように光電流センサによる差電流出力
S2xは、第一項に示された電力系統の保護区間9への
差電流i1+i2の周波数成分、すなわち電源周波数成
分の他に、第二項に示された電源周波数の2倍の周波数
成分の項から成る。
1を計算により評価することを試みる。電力系統の保護
区間9への流入電流を33kA以下のケースとする。こ
のケースにおいて、波長1550nmの鉛ガラスファイ
バ型光電流センサのベルデ定数V=3.93×10−6
[rad/A]を用いると、(13b)式は B1≒α(I1+I2) ・・・・(13d) で表せる。計算の結果、αの誤差は通電電流が実効値2
4kAで1%以下、通電電流が実効値33kA以下で2
%以下である。
kA以下において、光電流センサによる差電流出力S
2xの電源周波数と同じ周波数成分においては、電力系
統の保護区間への差電流i1+i2に比例した出力であ
るが、電源周波数の2倍の周波数成分が誤差成分として
発生していることを意味する。光電流センサによる差電
流出力S2xから、電源周波数成分の差電流検出手段5
aにより、2倍の周波数成分を取り除くことにより、そ
の出力を判定手段8に導き、電力系統の保護区間9への
差電流i1+i2に対して動作する保護継電装置が構成
される。
る説明では、電流信号が正弦波交流信号と仮定してい
る。しかしながら、電力系統において短絡事故が発生し
た場合、電流信号は直流分が重畳され過渡的に減衰する
信号となる。この時の事故電流は以下の式で表される。 in (t)=√2In{e(−t/τ)−cosωt} ・・・・(14) τは電力系統のリアクタンス分と抵抗分の比から定まる
減衰時定数である。(14)式で表されるような過渡的
に減衰する電流信号を(5a)、(6)式に代入しても、
(13a)式のように電源周波数成分ごとに分けて表すこ
とはできない。そこで、電力系統の保護区間9に対し
て、保護区間外事故、保護区間内事故の各々の事故ケー
スについて、光電流センサによる差電流出力S2xに含
まれる誤差成分が及ぼす影響について考える。図2は、
光電流センサを用いた保護継電装置の動作を説明するた
めの系統図である。電力系統の保護区間9の事故箇所と
してf1、f3を保護区間外事故、f2を保護区間内事
故とする。以下電力系統の保護区間9の区間外事故を外
部事故、電力系統の保護区間9の区間内事故を内部事故
と呼ぶものとする。また図2において、第一の光電流セ
ンサ1及び第二の光電流センサ2はそれぞれ電力系統の
保護区間9の両端に設置されており、光ファイバ伝送路
3a〜3dにより、光源12、第一の光信号処理部4
a、第二の光信号処理部4bと接続されている。ここで
第一の光電流センサ1は電流i1を検出し、第二の光電
流センサ2は電流i2を検出する。
る。外部事故が発生した場合、i1、i2 は i1(t)=−i2(t) ・・・・(15) が成立する。(14)、(15)式を(5a)式に代入する
と、 P2x=(1/4)P0{1+sin2Vi1(t)}{1−sin2
Vii(t)} となる。ここで、説明を簡単にするために、 sin{2Vii(t)}≒ 2Vi1(t) とおいて、(14)式を代入すると、(5a)式は、 P2x≒(1/4)P0[1−8V2I1 2{e(−t/τ)−cosωt}2 ] ≒(1/4)P0[1−8V2I1 2{e(−2t/τ)+2・e(−t/τ) ・cosωt−1/2+1/2cos2ωt}] ・・・・(1 6) となる。すなわち、従来の技術では、事故電流が正弦波
交流信号であれば外部事故時においては電力系統の保護
区間9への差電流i1+i2の電源周波数成分は0であ
るべきであるのに、直流分が重畳された過渡的に減衰す
る信号の場合は、(16)式に示すとおり、直流分が減衰
するまでの間、誤差信号が発生してしまう。
された事故電流であった場合、従来の技術では保護継電
装置の不要動作が発生する可能性があることを説明する
ための図である。図7(a)は、外部事故のケースにおけ
る(14)式で表される直流分が重畳された事故電流信号
を表しており、図7(b)はこの時の第二の光電流サンサ
からの光信号P2x/P0を、図7(c)は光電流センサ
による差電流出力S2xを、図7(d)は光電流センサに
よる差電流出力S2xの電源周波数成分の実効値R2x
を求めたものである。尚、ここでは光電流センサは、波
長1550nmの鉛ガラスファイバ型光電流センサであ
るとし、そのベルデ定数Vは3.93×10−6[rad/
A]を用いている。事故電流I1の大きさは実効値33k
A、電源周波数50Hz、時定数τは50msとしている。
また光電流センサによる差電流出力の電源周波数の実効
値R2 xを求める手段としては、デジタルリレー回路に
おけるデジタルフィルタ・実効値演算回路を用いた。既
に公知の技術であるため、ここではそのアルゴリズムを
紹介するに留める。 サンプリング :電気角30゜ デジタルフィルタ:D.F.1f=(1−Z−6)(1+Z−1+Z−2+Z −3 ) 実効値演算 :実効値2 =Cn−3 2−Cn・Cn−6
ために、事故電流が(3)式で表される正弦波交流信号
であった場合の事故電流を図7(e)に示し、この時の第
二の光電流サンサからの光信号P2x/P0を図7(f)
に、光電流センサによる差電流出力S2xを図7(g)
に、光電流センサによる差電流出力の電源周波数成分の
実効値R2xを図7(h)に示している。図7(h)に示す
とおり、外部事故において事故電流が正弦波交流信号で
あれば事故直後に短時間誤差信号が発生するが、リレー
の不要動作には至らない程度である。一方、事故電流が
直流分が重畳した過渡電流信号の場合は図7(d)に示す
とおり、無視できない程の時間、誤差信号が発生してい
る。これは(16)式に示したように直流分が減衰するま
での間、電源周波数成分が誤差信号として表れているた
めである。
電流センサを用いた保護継電装置の動作を図7を用いて
説明する。図7(i)は図2に示す系統で内部事故が発生
し、事故電流が(14)式で表される直流分が100%重
畳された信号を示しており、この時の第二の光電流サン
サからの光信号P2x/P0を図7(j)に、光電流セン
サによる差電流出力S2xを図7(k)に、光電流センサ
による差電流出力S2 xの電源周波数成分の実効値を図
7(l)に示している。図7(m)は図2に示す系統で内
部事故が発生し、事故電流が(3)式で表される正弦波
交流信号であった場合を示しており、この時の第二の光
電流サンサからの光信号P2xを図7(n)に、光電流セ
ンサによる差電流出力S2xを図7(o)に、光電流セン
サによる差電流出力S2xの電源周波数成分の実効値を
図7(p)に示している。図7(l)、図7(p)に示すとお
り内部事故に関しては、従来の技術では良好な動作が得
られる。
は、直流分が重畳された事故電流であった場合、内部事
故は正常に検出するものの、外部事故のケースでは内部
事故が発生したかのような誤差信号が発生する場合があ
る。本発明の目的とするところは、直流分が重畳された
事故電流を検出した場合においても、内部事故発生時の
検出はもとより、外部事故発生時でも内部事故と見誤る
ことなく判別しリレーの不要動作をしない光電流センサ
を用いる保護継電装置を提供することである。
統の保護区間の両端に入出力電流を個別に測定する二台
の周回積分型の光電流センサを配置し、前記光電流セン
サは入射端と、前記入射端に設けられた偏向子の偏向方
向に対してプラス45度及びマイナス45度の二つの偏
向方向で検光を行う検光子とそれぞれの検光成分に対す
る出射端を有しており、光源と前記光電流センサとの
間、前記光電流センサ同士の間および前記光電流センサ
と光信号処理部の間を光ファイバ伝送路で接続し、前記
光信号処理部の出力信号から電源周波数成分の実効値を
検出する差電流検出手段と、前記光信号処理部の出力信
号から電源周波数成分の実効値を検出する和電流検出手
段と、前記差電流検出手段と前記和電流検出手段の出力
の差分を求める演算手段と、、前記演算手段の出力より
前記電力系統の保護区間の区間内の事故か区間外の事故
かを判別する判定手段とを備える。また、電力系統の保
護区間の両端に入出力電流を個別に測定する二台の周回
積分型の光電流センサを配置し、前記光電流センサは入
射端と、前記入射端に設けられた偏向子の偏向方向に対
してプラス45度又はマイナス45度の偏向方向で検光
を行う検光子とその検光成分に対する出射端を有してお
り、光源と前記光電流センサとの間、前記光電流センサ
同士の間および前記光電流センサと光信号処理部の間を
光ファイバ伝送路で接続し、前記光信号処理部の出力信
号から電源周波数成分の実効値を検出する差電流検出手
段と、前記光信号処理部の出力信号から電源周波数の2
倍の周波数成分を実効値で検出する倍周波数成分検出手
段と、前記差電流検出手段と倍周波数成分検出手段の出
力比を求める演算手段と、前記演算手段の出力より保護
区間の区間内の事故か区間外の事故かを判別する判定手
段とを備える。
添付図面を参照して説明する。従来の技術の(2b)式、
(5b)式に示したように、光電流センサからの出力信号
はx、y成分の2通りがあり、従来の技術においてはこ
のどちらか一方しか用いていない。従来の技術では使用
していない方の光信号を用いれば、外部事故か内部事故
かを判別することが可能であることを以下に説明する。
図1は本発明の光電流センサを用いる保護継電装置の実
施の形態を示す説明図である。光電流センサによる差電
流信号S2xを求めるために光信号P2xを用いたのと
同様に光信号P2y信号を用いる。光信号P2xより得
られる光電流センサによる差電流信号S2xが、第一の
光電流センサ1が検出した電流i1と第二の光電流セン
サ2が検出した電流i2の差電流であるi1+i2の情
報を有しているのに対し、光信号P2yからはi1とi
2の和電流であるi1−i2の情報を有している光電流
センサによる和電流出力S2yを得ることができること
を以下に説明する。尚、電力系統の保護区間9への和電
流がi1−i2と示されるのは、i1、i2の符号をと
もに電力系統の保護区間9への流入方向を+、流出方向
を−と定義したことによる。尚、以下の説明では、上記
従来の技術で参照した図及び式において、同一もしくは
相当する部分には同一符号を付してその説明は省略す
る。
15よりなる第一の光電流センサ1と、第一の光電流セ
ンサ1と同様に構成される第二の光電流センサ2と、光
源12と、光電変換器16、ハイパスフィルタ回路1
7、ローパスフィルタ回路18、割算器19よりなる第
一の光信号処理部4aと、第一の光信号処理部4aと同
様に構成される第二の光信号処理部4bと、光源12と
第一の光電流センサ1間の光信号を伝送する光ファイバ
伝送路3aと、第一の光電流センサ1と第二の光電流セ
ンサ2間の光信号を伝送する光ファイバ伝送路3bと、
第二の光電流センサ2の2つの出射端のうち差電流情報
を有する光信号P2xを出射する出射端と第一の光信号処
理部4aとを伝送する光ファイバ伝送路3cと、第二の
光電流センサ2の2つの出射端のうち和電流情報を有す
る光信号P2yを出射する出射端と第二の光信号処理部4
bとを伝送する光ファイバ伝送路3dと、第一の光信号
処理部4aからの差電流出力S2xから電源周波数成分
の実効値を検出する差電流検出手段5aと、第二の光信
号処理部4bからの和電流出力S2yから電源周波数成
分の実効値を検出する和電流検出手段5bと、差電流検
出手段5aと和電流検出手段5bの出力の差を求める差
分演算手段6、差電流検出手段5a及び差分演算手段6
の出力から電力系統の保護区間に対して外部事故である
か内部事故であるかを判別する判定手段7より構成され
る。
ンサ2の、電力系統の保護区間9への設置の状況及び、
光信号処理部4aの構成は従来の技術と同様であり、光
信号処理部4aからは光電流センサによる差電流出力S
2xを得る。一方光ファイバ伝送手段3dにより導かれ
る光信号は(5b)式に述べたP2 y信号である。P
2yは光ファイバ伝送路3dに導かれ第二の光信号処理
部4bの光電変換器16に入射し、同様の信号処理によ
り、光電流センサによる和電流出力S2yを得る。光電
流センサによる和電流出力S2yは以下の式で表され
る。 S2y=(P2yの交流成分)/(P2yの直流成分) ・・・・(17) 差電流検出手段5aはS2xから電源周波数と同じ周波
数成分の差電流実効値R 2xを検出し、和電流検出手段
5bはS2yから電源周波数と同じ周波数成分の和電流
実効値R2yを検出する。R2x及びR2yを求めた
後、差分演算手段6でR2x−R2yを計算する。差分
演算手段6を用いたのは、外部事故発生時と内部事故発
生時において、R2x−R2yという値に大きな差異が
みられるためである。すなわち、リレー整定値をk0と
し、外部事故判定定数k1を新たに設け、判定手段7に
おいて、R2x>k0かつR2x−R2y>k1の時、
内部事故と判定することにより、直流分が重畳した事故
電流であったとしても、外部事故においても不要動作を
防ぐことができる。
故、内部事故の各々の事故ケースについて、本発明の光
電流センサを用いた保護継電装置の動作を説明するため
に、従来の技術で説明したのと同様に図2の系統図を用
いる。外部事故は図2に示す系統において事故箇所f1
とf3の2通りが考えられるが、どちらも同等と考えら
れるのでここではf1を外部事故の代表例とする。内部
事故のケースは、電源配置が両側か、f1側の片側電
源、f3側の片側電源の3通りが考えられる。片側電源
はf1側、f3側でも同様と考えられるのでf1側を代
表例とする。両側電源配置のケースでは、i1、i2
は i1(t)=βi2(t) 0< β≦1・・・・(18a) として考えるものとする。片側電源配置では i2(t)=0 ・・・・(18b) とする。
説明する。ここでは、想定する電力系統の最大事故電流
33kAとし、リレー整定値を900Aのケースで説明
する。事故電流は(14)式に示すように直流分が100
%重畳されたものとし、時定数τ=100msとする。適
用する光ファイバセンサは従来技術と同様の、波長15
50nmの鉛ガラスファイバ型光電流センサであると
し、そのベルデ定数Vは3.93×10−6[rad/A]を
用いる。
故において充分大きな差異があることを説明するための
図であり、先に示した事故電流の値、光ファイバセンサ
の定数を、(14)式、(5a)式、(6)式に代入し、計算
により求めたものである尚、差電流検出手段及び和電流
検出手段で電源周波数成分の実効値R2x、R 2yを求
める手段として、従来技術と同様に以下のアルゴリズム
で計算した。 サンプリング :電気角30゜ デジタルフィルタ:D.F.1f=(1−Z−6)(1+Z−1+Z−2+Z −3 ) 実効値演算 :実効値2 =Cn−3 2−Cn・Cn−6 図3(a)は(14)式で表される直流分が重畳された事故
電流in(t)を示しており、事故電流実効値In=33
kAの波形を示している。 図3(b)〜(d)は外部事故
のケースであり、図3(b)は差電流実効値R2xを、図
3(c)は和電流実効値R2yを図3(d)はR2x−R
2yを示している。事故電流は33kA、24kA、1
5kA、9kAの4通りを示している。同様に図3(e)
〜図3(g)は内部事故両側電源配置の場合であり、図3
(e)は差電流実効値R2xを、図3(f)は和電流実効値
R2yを図3(g)はR2x−R 2yを示しており、事故
電流は以下の4通りを示している。 I1=+16.5kA、I2=+16.5kA、 I1=+22kA、I2=+11kA、 I1=+27.5kA、I2=+5.5kA、 I1=+30kA、I2=+3kA 図3(h)〜図3(j)は内部事故片側電源配置の場合であ
り、図3(h)は差電流実効値R2xを、図3(i)は和電
流実効値R2yを図3(j)はR2x−R2yを示してお
り、事故電流はI1=33kA、24kA、15kA、
9kAの4通りを示している。
3(d)と、内部事故両側電源配置、内部事故片側電源配
置の各ケースにおけるR2x−R2yを示す図3(g)、
図3(j)を比較すると明らかなように、R2x−R2y
はあるしきい値に対して、外部事故ケースは小さな値と
なり、内部事故ケースにおいては大きな値となる。外部
事故ケースの場合では、事故電流が9kAから33kA
においては事故電流9kAの時、R2x−R2yは最大
値をとっている。一方内部事故ケースにおいては両側電
源配置、片側電源配置の各ケースのいずれの場合でもR
2x−R2 yの最小値は0kAである。よって外部事故
判定定数k1を決定するには、外部事故において差電流
信号R 2xがリレー整定値より大きくならない程度の事
故電流を想定し、この事故電流におけるR2x−R2y
を求めればよい。ここで事故電流9kAのときのR2x
は400A程度であり、リレー整定値900Aに対して
不要動作には至らないと考えられる充分な値である。そ
こで外部事故判定定数k1を求めるために想定する事故
電流を9kAとした。外部事故ケースにおける事故電流
9kAの時のR2x−R2yの最大値は図3(d)より−
18kAである。したがって図3のケースでは外部事故
判定定数k1は例えば以下のように求めることができ
る。 k1=(−18kA−0kA)/2=−9kA 上記のように外部事故判定定数K1を設ければ、判定手
段7においてR2xが整定値k0より大きかったとして
も、R2x−R2yがk1より小さければ外部事故であ
ると判定し、リレーの不要動作を防ぐことができる。
継電装置の他の実施例を説明する。従来の技術の(13
a)式に示したように、外部事故においては光電流セン
サからの出力信号には電源周波数の2倍の周波数成分が
含まれる。この2倍の周波数成分を用いれば、外部事故
か内部事故かを判別することが可能であることを以下に
説明する。
継電装置の他の実施例を示す説明図である。以下の説明
では、前記従来の技術及び前記実施の形態で参照した図
及び式において、同一もしくは相当する部分には同一符
号を付してその説明は省略する。第一の光電流センサ
1、第二の光電流センサ2、光源12、光信号処理回路
4a、光ファイバ伝送手段3a,3b,3cと、光信号
処理部4aからの差電流出力S2xから電源周波数成分
の実効値を検出する差電流検出手段5a、光信号処理部
4aからの差電流出力S2xから電源周波数成分の2倍
の周波数成分の実効値を検出する倍周波数検出手段5
c、差電流検出手段5aと倍周波数成分検出手段5cの
出力比を求める出力比演算手段6b、差電流検出手段5
a及び出力比演算手段6bの出力から電力系統の保護区
間に対して外部事故であるか内部事故であるかを判別す
る判定手段7bより構成される。
ンサ2の、電力系統の保護区間9への設置の状況及び、
光信号処理部4aの構成は従来の技術と同様であり、光
信号処理部4aからは光電流センサによる差電流出力S
2xを得る。光信号処理部4aで得られた差電流出力S
2xは差電流検出手段5a、S2xから電源周波数と同
じ周波数成分の実効値Q1を検出する。また、倍周波数
成分検出手段5cでS2xから電源周波数の2倍の周波
数成分の実効値Q2を検出する。Q1及びQ2は、出力
比演算手段6bでQ2/Q1を計算する。出力比演算手
段6bでQ2/Q1を計算するのは、外部事故発生時、
内部事故発生時において、Q2/Q1という値に大きな
差異がみられるためである。すなわち、リレー整定値を
k0とし、外部事故判定定数k2を新たに設け、判定手
段7bにおいて、Q1>k0かつQ2/Q1<k2の
時、内部事故と判定するることにより、直流分が重畳し
た事故電流であったとしても、外部事故においても不要
動作を防ぐことができる。
/Q1が充分大きな差異があることを説明するための図
である。第一の実施例の図3を示す際の計算に用いたの
同様の条件のもとに計算による結果を示すものである。
また、倍周波数成分検出手段5cで、電源周波数の2倍
の周波数成分の実効値Q2を求めるために以下のアルゴ
リズムで計算した。 サンプリング :電気角30゜ デジタルフィルタ:D.F.2f=(1+Z−6)(1−Z−3)(1−Z− 1 ) 実効値演算 :実効値2 =Cn 2+Cnー1 2+Cn−2 2 図5(a)は(14)式で表される直流分が重畳された事故
電流in(t)を示しており、事故電流実効値In=33
kAの波形を示している。 図5(b)〜(d)は外部事故
のケースである。図5(b)は電源周波数成分信号Q1
を、図5(c)は倍周波数成分信号Q2を、また図5(d)
はQ2/Q1を示しており、事故電流は33kA、24
kA、15kA、9kAの4通りを示している。同様に
図5(e)〜図5(g)は内部事故両側電源配置の場合であ
り、図5(e)は電源周波数成分信号Q1を、図5(f)は
倍周波数成分信号Q2を、図5(g)はQ2/Q1を示し
ており、事故電流は以下の4通りを示している。 I1=+16.5kA、I2=+16.5kA、 I1=+22kA、I2=+11kA、 I1=+27.5kA、I2=+5.5kA、 I1=+30kA、I2=+3kA 図5(h)〜図5(j)は内部事故片側電源配置の場合であ
り、図5(h)は電源周波数成分信号Q1を、図5(i)は
倍周波数成分信号Q2を、図5(j)はQ2/Q1を示し
ており、事故電流はI2=33kA、24kA、15k
A、9kAの4通りを示している。
(d)と、内部事故両側電源配置、内部事故片側電源配置
の各ケースにおけるQ2/Q1を示す図5(g)、図5
(j)を比較すると明らかなように、Q2/Q1は事故直
後のわずかな時間以外においてはあるしきい値に対し
て、外部事故ケースは大きい値となり、内部事故ケース
においては小さな値となる。Q2/Q1は外部事故ケー
スにおいては事故電流実効値9kAから33kAでは3
3kAで最小値をとり、Q2/Q1=0.22であっ
た。一方内部事故ケースの両側電源配置、片側電源配置
の各ケースにおけるQ2/Q1は、事故電流が大きい時
ほど、大きな値を示し、その最大値は両側電源配置の場
合のI1=+16.5kA、I2=+16.5kAのケ
ースで最大値をとり、その値は0.04であった。よっ
てQ2/Q1のしきい値として外部事故判定定数k2を
外部事故ケースにおけるQ2/Q1の最小値と、内部事
故ケースにおけるQ2/Q1の最大値との中間値に設け
るものとし、図5のケースでは例えば以下のように求め
ることができる。 k2=(0.22/0.04)1/2×0.04=0.
1 上記のように外部事故判定定数K2を設ければ、判定手
段7bにおいてQ1が整定値k0より大きかったとして
も、Q2/Q1がk2より大きければ外部事故であると
判定し、リレーの不要動作を防ぐことができる。
流センサによる保護継電装置によれば、直流分が重畳さ
れた事故電流を検出した場合においても、内部事故の検
出はもとより、外部事故でも内部事故と見誤ることなく
検出判別し、リレーの不要動作を防ぐことが可能にな
る。
を用いる保護継電装置を説明する構成図である。
を用いる保護継電装置を説明する系統図である。
たときの出力波形の一例である。
ンサを用いる保護継電装置を説明する構成図である。
を測定したときの出力波形の一例である。
説明図である。
力波形の一例である。
Claims (2)
- 【請求項1】電力系統の保護区間の両端に入出力電流を
個別に測定する二台の周回積分型の光電流センサを配置
し、前記光電流センサは入射端と、前記入射端に設けら
れた偏向子の偏向方向に対してプラス45度及びマイナ
ス45度の二つの偏向方向で検光を行う検光子とそれぞ
れの検光成分に対する出射端を有しており、光源と前記
光電流センサとの間、前記光電流センサ同士の間および
前記光電流センサと光信号処理部の間を光ファイバ伝送
路で接続し、前記光信号処理部の出力信号から電源周波
数成分の実効値を検出する差電流検出手段と、前記光信
号処理部の出力信号から電源周波数成分の実効値を検出
する和電流検出手段と、前記差電流検出手段と前記和電
流検出手段の出力の差分を求める演算手段と、前記演算
手段の出力より前記電力系統の保護区間の区間内の事故
か区間外の事故かを判別する判定手段とを備えた光電流
センサを用いる保護継電装置。 - 【請求項2】電力系統の保護区間の両端に入出力電流を
個別に測定する二台の周回積分型の光電流センサを配置
し、前記光電流センサは入射端と、前記入射端に設けら
れた偏向子の偏向方向に対してプラス45度又はマイナ
ス45度の偏向方向で検光を行う検光子とその検光成分
に対する出射端を有しており、光源と前記光電流センサ
との間、前記光電流センサ同士の間および前記光電流セ
ンサと光信号処理部の間を光ファイバ伝送路で接続し、
前記光信号処理部の出力信号から電源周波数成分の実効
値を検出する差電流検出手段と、前記光信号処理部の出
力信号から電源周波数の2倍の周波数成分を実効値で検
出する倍周波数成分検出手段と、前記差電流検出手段と
倍周波数成分検出手段の出力比を求める演算手段と、前
記演算手段の出力より保護区間の区間内の事故か区間外
の事故かを判別する判定手段とを備えた光電流センサを
用いる保護継電装置。
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