JP2009148113A - 母線保護継電システム - Google Patents

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礼志 近藤
Tomoo Omori
智生 大森
Hiroaki Kitajima
博晃 北島
Hiroshi Okamura
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Abstract

【課題】電流差動演算部に波形判別機能を追加することによるコスト上昇を伴わず、また、事故の判定出力に遅れが生じない母線保護継電システムを提供する
【解決手段】本発明の母線保護継電システム1は、複数の線路L1〜L6,…が接続されてこれらに供給する電力を中継する母線B1を保護するシステムであって、複数の線路L1〜L6,…に流れる電流をそれぞれ検出する光センサ11a〜11f,…と、光線路13a〜13f,…を介して光センサ11a〜11f,…と接続され、光センサ11a〜11f,…の検出結果を示す検出光信号の各々を用いて母線B1に係る事故の有無を判定し、この判定結果に基づいて母線B1の保護に係る処置を行う継電装置12と備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、電力系統等の母線の内部事故を検出して保護を行う母線保護継電システムに関する。
電力系統においては、母線を中継して複数の線路に電力が輸送されるため、母線に係る事故(内部事故)が生じた場合には広範な電力供給の停止が生ずる虞が考えられる。このため、内部事故を早期に検出して、母線の内部事故に関連する部位において正常な線路を迅速に切り離す等の処置を施すことは送電停止の拡大等を防止するとともに電力系統の設備の一つである母線を保護する上で極めて重要である。母線保護継電システムは、内部事故の検出、及び母線の保護に係る処置を施すために用いられる。
図6は、従来の母線保護継電システムの概略構成を示すブロック図である。図6に示す通り、母線B100には遮断器CB101〜CB106,…を介して複数の線路L101〜L106,…がそれぞれ接続されており、母線B100によって輸送される電力は非遮断状態にある遮断器CB101〜CB106,…を介して線路L101〜L106,…に供給される。
従来の母線保護継電システム100は、線路L101〜L106,…の各々に設けられた変流器101〜106,…と継電装置110とを備える。変流器101〜106,…は、鉄心を用いた巻線型の変流器であり、線路L101〜L106,…に流れる電流をそれぞれ検出する。継電装置110は、変流器101〜106,…に対応して設けられた信号処理部111〜116,…と、電流差動演算部120とを備える。信号処理部111〜116,…は、一次側に入力される電気信号(電流又は電圧)を適当な大きさの電気信号に変換して二次側から出力する変成器131と、変成器131から出力される電気信号に対して標本化及び量子化を行ってディジタル信号に変換するA/D変換器132とを備えており、変流器101〜106,…の検出結果をディジタル信号に変換して出力する。
電流差動演算部120は、信号処理部111〜116,…から出力されるディジタル信号を用いて差動演算処理を施し、変流器101〜106,…で検出される電流(二次電流)の総ベクトル和を演算することにより内部事故を検出する。内部事故が生じていない場合には、母線B100から線路L101〜L106,…に流出する電流と、線路L101〜L106,…から母線B100に流入する電流との総ベクトル和が零になり、内部事故が生じている場合には総ベクトル和が零にならない。このため、電流差動演算部120は、演算した電流の総ベクトル和の非零である場合に内部事故を検出する。
内部事故が検出された場合には、電流差動演算部120から遮断器トリップ信号S101が出力され、これにより、母線B100に接続された遮断器CB101〜CB106,…が遮断状態になって、線路L101〜L106,…が母線B100から切り離され、母線B100の保護が図られる。
尚、以下の特許文献1,2には変流器の磁束の飽和による誤動作対策を施した電流差動保護継電方式の母線保護継電装置が開示されている。
特開平8−116623号公報 特開2004−328813号公報
ところで、図6に示す母線保護継電システム100は、鉄心を用いた巻線型の変流器101〜106,…を用いていることから、例えば母線B100に係る内部事故以外の事故(外部事故)により、母線B100に接続された線路L101〜L106,…に大電流が流れると、上記の特許文献1,2と同様に、その線路に設けられた変流器で磁気飽和が生ずる。
例えば、線路L106に外部事故が生じて線路L101〜L105から母線B100に流入した電流の全てが線路L106から流出する状況が生ずると、変流器106で磁気飽和が生じ、変流器106の検出結果を示す電気信号の波形が歪む。この結果、実際には母線B100の内部事故が生じていないにも拘わらず、電流差動演算部120で演算される電流の総ベクトル和が非零になって電流差動演算部120から遮断器トリップ信号S101が出力され、これにより線路L101〜L106,…が母線B100から切り離されるという誤動作が生ずる。
かかる誤動作を防止するためには、外部事故時において磁気飽和が生じたときに変流器101〜106,…から出力される信号波形の特徴を捉えて内部事故又は外部事故の判別を行うため、電流差動演算部120に波形判別機能を追加する必要がある。そのためのコストが発生するとともに、演算処理の追加により、事故の判定出力が遅れることが考えられる。
本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり、電流差動演算部に波形判別機能を追加することによるコスト上昇を伴わず、また、事故の判定出力に遅れが生じない母線保護継電システムを提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明の保護継電システムは、複数の線路(L1〜L6)が接続されて当該複数の線路に供給する電力を中継する母線(B1、B11、B12)を保護する母線保護継電システム(1、2)において、前記複数の線路に流れる電流をそれぞれ検出する光センサからなる複数の検出装置(11a〜11f)と、前記複数の検出装置と光線路(13a〜13f)により接続され、当該光線路を介した前記検出装置の検出結果を示す検出光信号の各々を用いて前記母線に係る事故の有無を判定し、当該判定結果に基づいて前記母線の保護に係る処置を行う継電装置(12、50)とを備えることを特徴としている。
この発明によると、母線に接続された複数の線路に流れる電流が光センサからなる複数の検出装置によってそれぞれ検出され、その検出結果を示す検出光信号の各々が光線路によって継電装置に伝搬され、伝搬された検出光信号を用いて母線に係る事故の有無が判定され、この判定結果に基づいて母線の保護に係る処置が行われる。
また、本発明の保護継電システムは、前記複数の線路には、前記母線との間を遮断状態又は非遮断状態にする遮断器(CB1〜CB6)がそれぞれ設けられており、前記継電装置は、前記母線の保護に係る処置として、前記遮断器の遮断・非遮断状態の制御を行うことを特徴としている。
また、本発明の保護継電システムは、前記母線が、甲母線(B11)及び乙母線(B12)からなる複母線であり、前記甲母線と乙母線との間には、前記複数の線路の各々を個別に前記甲母線及び前記乙母線の何れか一方に接続する複数の断路器(LS11〜LS16、LS21〜LS26)が設けられていることを特徴としている。
また、本発明の保護継電システムは、前記光センサが、前記線路に流れる電流によって生ずる磁界を検出することにより、前記線路を流れる電流を検出するセンサであることを特徴としている。
また、本発明の保護継電システムは、前記継電装置が、前記光線路を介した前記検出光信号の各々に対して所定の信号処理を施すことにより前記複数の線路に流れる電流をそれぞれ求める複数の信号処理部(24a〜24f)と、前記信号処理部で求められた電流の総ベクトル和を演算する電流差動演算部(25、51)とを備えることを特徴としている。
また、本発明の保護継電システムは、前記光センサが、分岐光学系(33)を備えており、前記光線路は前記分岐光学系で分岐された前記検出光信号の各々を個別に伝搬することを特徴としている。
また、本発明の保護継電システムは、前記信号処理部が、前記光線路を介した前記検出光信号の各々を電気信号に変換する第1,第2の光電変換素子(41a、41b)と、前記第1,第2の光電変換素子で変換された電気信号から直流成分及び交流成分をそれぞれ抽出し、前記交流成分を前記直流成分で規格化した変調度信号をそれぞれ求める規格化処理部(42)と、前記規格化処理部で得られた前記変調度信号の差を求めることにより平均化処理を行う平均化処理部(43)と、前記平均化処理により得られる信号をディジタル信号に変換する変換部(44)とを備えることを特徴としている。
また、本発明の保護継電システムは、前記光センサの各々に対して光信号を供給する光源装置(21)を備えることを特徴としている。
本発明によれば、母線に接続された複数の線路に流れる電流を光センサからなる複数の検出装置によってそれぞれ検出し、その検出光信号を用いて母線に係る事故の有無を判定し、この判定結果に基づいて母線の保護に係る処置を行っているため、線路に大電流が流れた場合であっても、その電流を精度良く検出することができ、誤検出を防止することができるという効果がある。
また、光センサからなる複数の検出装置の検出結果を示す検出光信号の各々を、光線路によって継電装置に伝搬しているため、検出装置から継電装置へのサージ電流等の電磁雑音を防止することができ、電流の検出精度の向上に資することができるという効果がある。
更に、母線に接続された線路に対する光センサからなる検出装置の取り付けは、電流差動演算部への波形判別機能の追加に比べて容易であるため、コスト上昇を伴わず、また、事故の判定出力に遅れが生ずることもないという効果もある。
以下、図面を参照して本発明の実施形態による母線保護継電システムについて詳細に説明する。
〔第1実施形態〕
図1は、本発明の第1実施形態による母線保護継電システムの概略構成を示すブロック図である。図1に示す通り、本実施形態の母線保護継電システム1は、遮断器CB1〜CB6,…を介して複数の線路L1〜L6,…がそれぞれ接続された1本の母線B1からなる単母線の保護を行うシステムである。ここで、母線B1は、非遮断状態にある遮断器CB1〜CB6,…によって電気的に接続された線路L1〜L6に供給する電力を中継する導体線路である。
本実施形態の母線保護継電システム1は、線路L1〜L6,…の周囲にそれぞれ配置された光センサ11a〜11f,…(検出装置)と継電装置12とを備えており、これらは一対の光線路13a〜13f,…により接続されている。光センサ11a〜11f,…は、線路L1〜L6,…に流れる電流をそれぞれ検出するセンサである。具体的には、線路L1〜L6,…を流れる電流によって生ずる磁界を検出することにより線路L1〜L6,…を流れる電流をそれぞれ検出する。ここで、光センサ11a〜11f,…としては、ファラデーセンサ素子を備えるセンサを用いることができる。
図2は、ファラデーセンサ素子の原理を説明するための図である。図2において符号FEを付した円柱棒状の透明部材がファラデーセンサ素子であり、例えば光弾性定数が極めて小さな鉛ガラスを用いて形成されている。このファラデーセンサ素子FEの軸方向(長手方向)に対して交差する方向に電流iが流れており、この電流iによってファラデーセンサ素子FEの軸方向に沿う方向に磁界Hが生じているとする。
かかる状態のファラデーセンサ素子FEの一端から光Liが入射すると、この光Liはファラデーセンサ素子FE中を伝播する間にファラデー効果により偏波面が回転し、偏波面がファラデー回転角θだけ回転した状態で他端から射出される。ファラデー回転角θは磁界Hの大きさに比例することから、ファラデー回転角θを測定することにより、磁界Hの発生源である電流iの大きさを検出することができる。
ここで、電流iを検出するために、ファラデーセンサ素子FEの他端から射出された光Liのファラデー回転角θを測定しても良い。このようなタイプの光電流センサを、透過型光電流センサという。また、ファラデーセンサ素子FEの他端から射出された光Liを不図示の反射光学系(図示省略)で反射させて、再度ファラデーセンサ素子FEを通過させた後の光Liのファラデー回転角θ(実際は光が反射して往復するため2θ)を測定するようにしても良い。このようなタイプの光電流センサを、反射型光電流センサという。反射型光電流センサを用いた方が、光センサを小型化且つフレキシブルな構成とすることができるので好ましい。
尚、光センサ11a〜11f,…は、上述のファラデーセンサ素子FE(反射型光電流センサである場合には、ファラデーセンサ素子FE及び不図示の反射光学系)以外に、ファラデーセンサ素子FEを介した光Liを、ファラデー回転角θ(反射型光電流センサを用いる場合は2θ)に応じた比率で分岐する分岐光学系も備えている。尚、分岐光学系については後述する。
図1に示す通り、継電装置12は、光源21(光源装置)、可変減衰器22、サーキュレータ23a〜23f,…、信号処理部24a〜24f,…、及び電流差動演算部25を備えており、光センサ11a〜11f,…の検出結果を用いて母線B1に係る事故(内部事故)の有無を判定し、この判定結果に基づいて母線B1の保護に係る処置を行う。具体的に、継電装置12は、母線B1の保護に係る処置として、線路L1〜L6,…に設けられた遮断器CB1〜CB6,…の遮断・非遮断状態の制御を行う。
光源21は、光センサ11a〜11f,…の各々で線路L1〜L6,…を流れる電流の検出に用いる光信号を射出するものであり、例えば0.6μm帯、0.8μm帯、1.5μm帯といったレーザ光を射出する半導体レーザ光源を用いることができる。可変減衰器22は、光源21から射出された光信号を調整して所定の光強度に設定するものである。
サーキュレータ23a〜23f,…は、光源21から射出されて可変減衰器22を介した光信号を、一対の光線路13a〜13f,…をなす一方の光線路にそれぞれ入射させる。また、光センサ11a〜11f,…から出力されて一対の光線路13a〜13f,…をなす同じ一方の光線路を介した検出光信号を信号処理部24a〜24f,…にそれぞれ導くものである。
信号処理部24a〜24f,…は、光センサ11a〜11f,…から出力されて光線路13a〜13f,…を介して入力される検出光信号の各々に対して所定の信号処理を施すことにより線路L1〜L6,…に流れる電流をそれぞれ求める。電流差動演算部25は、信号処理部24a〜24f,…で求められた電流の総ベクトル和を演算し、その総ベクトル和の非零・零により内部事故の有無を判定する。電流差動演算部25は、内部事故を検出した場合には、遮断器CB1〜CB6,…を遮断状態にする遮断器トリップ信号S1を出力する。
ここで、母線保護継電システム1の光学系の構成、及び継電装置12に設けられる信号処理部24a〜24f,…の構成の詳細について順に説明する。まず、母線保護継電システム1の光学系の構成について具体的に説明する。図3は、母線保護継電システム1の光学系の具体的構成を示す図である。尚、光センサ11a〜11f,…に係る光学系の構成は同様であるため、図3においては、光センサ11aに係る光学系の具体的構成のみを図示している。以下では、図3に示した光センサ11aに係る光学系についてのみ説明する。
図3に示す通り、光源21は、直接、又は可変減衰器22(図3においては不図示)を介して、光コネクタC11に接続されている。また、信号処理部24aに設けられた一方のフォトダイオード(PD:光電変換素子)41aは光コネクタC12に接続され、他方のフォトダイオード41bは光コネクタC13に接続されている。光コネクタC11とサーキュレータ23aとは光線路(光ファイバ)F11により接続されている。尚、光コネクタC11と他のサーキュレータ23b〜23f,…は、光ファイバF11と同様の不図示の光ファイバによって接続されている。光コネクタC12とサーキュレータ23a〜23f,…とは光ファイバS11により接続されている。
サーキュレータ23aは、一対の光線路13aをなす一方の光線路31が接続される光コネクタC14と、光ファイバF12により接続されている。光コネクタC13は、一対の光線路13aをなす他方の光線路32が接続される光コネクタC15と、光ファイバS12により接続されている。これら、一対の光線路13aをなす光線路31,32は、光センサ11aに設けられた分岐光学系33の一端に接続されている。
分岐光学系33は、偏光子と検光子の機能を兼ねる複屈折素子、ファラデー回転子、ファラデー回転子に磁界を与えるマグネット、レンズ等からなる(図示省略)。ファラデー回転子は、光源21から射出された光の偏波面方位が、複屈折素子を通過した後に一定の角度(概ね22.5°)傾くように設定される。この分岐光学系33の他端にはファラデーセンサ素子FEの一端が接続されており、ファラデーセンサ素子FEの他端には反射光学系34が取り付けられている。
次に、継電装置12に設けられる信号処理部24a〜24f,…の構成について具体的に説明する。図4は、信号処理部24a〜24f,…の具体的構成を示すブロック図である。尚、信号処理部24a〜24f,…は同様の構成であるため、図4においては、信号処理部24aの具体的構成のみを図示している。以下では、図4に示した信号処理部24aについてのみ説明する。
図4に示す通り、信号処理部24aは、フォトダイオード41a(第1の光源変換素子)、フォトダイオード41b(第2の光源変換素子)、規格化処理部42、平均化処理部43、及びA/D変換器44(変換部)を備える。前述した通り、フォトダイオード41aは光線路31を介した検出光信号を受光し、フォトダイオード41bは光線路32を介した検出光信号を受光する。規格化処理部42は、バンドパスフィルタ(BPF)45a,45b、ローパスフィルタ(LPF)46a,46b、及び除算器47a,47bを備える。
バンドパスフィルタ45aは、フォトダイオード41aから出力される電気信号から交流成分を抽出する。また、ローパスフィルタ46aは、フォトダイオード41aから出力される電気信号から直流成分を抽出する。同様に、バンドパスフィルタ45bはフォトダイオード41bから出力される電気信号から交流成分を抽出し、ローパスフィルタ46bはフォトダイオード41bから出力される電気信号から直流成分を抽出する。
除算器47aは、バンドパスフィルタ45aで抽出された交流成分をローパスフィルタ46aで抽出された直流成分で除算することにより、交流成分を直流成分で規格化した変調度信号を求める。同様に、除算器47bは、バンドパスフィルタ45bで抽出された交流成分をローパスフィルタ46bで抽出された直流成分で除算することにより、交流成分を直流成分で規格化した変調度信号を求める。
平均化処理部43は、極性反転器48と加算器49とを備えており、規格化処理部42で得られた変調度信号の差を求めることにより平均化処理を行う。極性反転器48は、規格化処理部42の除算器47bで得られた変調度信号の極性を反転する。加算器49は、規格化処理部42の除算器47aで得られた変調度信号と除算器47bから出力され、極性反転器48で極性が反転された変調度信号とを加算する。以上の処理により、平均化処理が行われ、かかる平均化処理を行うことにより、光学バイアス変動の影響を低減することができる。
A/D変換器44は平均化処理部43から出力される信号に対して標本化及び量子化を行ってディジタル信号に変換する。A/D変換器44から出力されるディジタル信号は、信号処理部24aで求められた線路L1に流れる電流を示す信号である。尚、A/D変換器44から出力されるディジタル信号は、電流差動演算部25に出力される。
次に、母線保護継電システム1の動作について説明する。尚、以下では、説明を簡単にするために、図1中の全ての遮断器CB1〜CB6,…が非遮断状態にあり、全ての線路L1〜L6,…が母線B1と電気的に接続されているとする。継電装置12に設けられた光源21から光が射出されると、この光は可変減衰器22並びに図3に示す光コネクタC11及び光ファイバF11を順に介して光サーキュレータ23aに入射する。尚、光コネクタC11を介した光は、光コネクタC11に接続された不図示の光ファイバ(光ファイバF11と同様の光ファイバ)によって、光サーキュレータ23b〜23f,…にも導かれる。
光サーキュレータ23aに入射した光は、光コネクタC14を介して一対の光線路13aをなす一方の光線路(図3に示す光線路31)中を伝播して光センサ11aに入射する。尚、他の光サーキュレータ23b〜23f,…に入射した光も、不図示の光コネクタ(光コネクタC14と同様の光コネクタ)及び一対の光線路13b〜13b,…をなす一方の光線路(図3に示す光線路31に相当する光線路)中を伝播して光センサ11b〜11f,…に入射する。
光センサ11aに入射した光は、図3に示す分岐光学系33を介してファラデーセンサ素子FEを通過し、反射光学系34で反射されてファラデーセンサ素子FEを逆向きに通過して分岐光学系33に再入射する。分岐光学系33に再入射した光は、直交する2成分に分離され、一対の光線路13aをなす光線路31,32に入射する。
ここで、仮に線路L1に電流が流れていないとすると、光が光センサ11aのファラデーセンサ素子FEを通過してもその偏波面は回転しない。このため、分岐光学系33に再入射した光は2成分の光量がそれぞれ等しくなるよう分岐される。これに対し、線路L1に電流が流れている場合には、光が光センサ11aのファラデーセンサ素子FEを通過する際に、線路L1を流れる電流に起因して生ずる磁界により偏波面が回転するため、分岐光学系33に再入射した光の偏波面はファラデー回転角2θだけ回転している。このため、分岐光学系33に再入射した光はファラデー回転角2θに応じた比率で分岐される。尚、分岐光学系33で分岐された分岐光が検出光信号である。分岐光学系33で分岐された検出光信号の一方は一対の光線路13aをなす光線路31に入射し、他方は一対の光線路13aをなす光線路32に入射して個別に伝搬される。
以上の動作と同様の動作が、他の光センサ11b〜11f,…においても行われる。つまり、光センサ11b〜11f,…に設けられたファラデーセンサ素子(図示省略)を往復する光の偏波面が線路L2〜L6,…に流れる電流に応じてそれぞれ回転し、ファラデーセンサ素子を往復した光が光センサ11b〜11f,…に設けられた分岐光学系(図示省略)においてその偏波面の回転角に応じた比率で分岐され、分岐された光が一対の光線路13b〜13f,…により個別に伝搬される。
一対の光線路13aをなす一方の光線路31を介した検出光信号は、図3に示す通り、光コネクタC14及び光ファイバF12を順に介してサーキュレータ23aに入射し、次いで光ファイバS11及び光コネクタC12を順に介して信号処理部24aに設けられたフォトダイオード41aで受光される。また、一対の光線路13aをなす他方の光線路32を介した検出光信号は、光コネクタC15、光ファイバS12、及び光コネクタC13を順に介して信号処理部24aに設けられたフォトダイオード41bで受光される。他の光線路13b〜13f,…を介した検出光信号は、光サーキュレータ23b〜23f,…等を介して信号処理部24b〜24f,…にそれぞれ入射し、信号処理部24b〜24f,…に設けられた2つのフォトダイオード(図示省略)でそれぞれ同様に受光される。
信号処理部24aのフォトダイオード41aから出力された電気信号は、図4に示すバンドパスフィルタ45a及びローパスフィルタ46aに入力されて交流成分及び直流成分がそれぞれ抽出される。同様に、信号処理部24aのフォトダイオード41bから出力された電気信号は、バンドパスフィルタ45b及びローパスフィルタ46bに入力されて交流成分及び直流成分がそれぞれ抽出される。
バンドパスフィルタ45a及びローパスフィルタ46aで抽出された交流成分及び直流成分は、除算器47aに入力され、交流成分が直流成分で規格化されて変調度信号が求められる。同様に、バンドパスフィルタ45b及びローパスフィルタ46bで抽出された交流成分及び直流成分は、除算器47bに入力され、交流成分が直流成分で規格化されて変調度信号が求められる。除算器47bで求められた変調度信号は平均化処理部43の極性反転器48で極性反転された後に、平均化処理部43の加算器49で除算器47aで求められた変調度信号と加算され、これにより平均化処理が行われる。平均化処理が行われた変調度信号はA/D変換器44でディジタル信号に変換されて電流差動演算部25に入力される。
以上の処理と同様の処理が信号処理部24b〜24f,…においても行われ、信号処理部24b〜24f,…の各々から電流差動演算部25に対してディジタル信号に変換された変調度信号が出力される。電流差動演算部25は、信号処理部24a〜24f,…から出力されるディジタル信号に対して差動演算処理を施すことにより、信号処理部24a〜24f,…で求められた電流の総ベクトル和を演算し、その総ベクトル和の非零・零により内部事故の有無を判定する。
電流差動演算部25は、内部事故が検出されない場合には母線B1の保護に係る処置は行わないが、内部事故が検出された場合には遮断器トリップ信号S1を出力する。この遮断器トリップ信号S1が出力されると、線路線路L1〜L6,…の各々に設けられた遮断器CB1〜CB6,…が遮断状態になり、線路L1〜L6,…が母線B1から電気的に切り離されて母線B1が保護される。
以上説明した通り、本実施形態においては、母線B1に接続された線路L1〜L6,…に流れる電流を複数の光センサ11a〜11f,…で検出し、これら光センサ11a〜11f,…からの検出光信号の各々を用いて母線B1に係る事故の有無を判定し、この判定結果に基づいて母線B1の保護に係る処置を行っている。ここで、光センサ11a〜11f,…は、図6に示す鉄心を用いた巻線型の変流器101〜106,…のように磁気飽和現象が生じないため、線路L1〜L6,…に直流成分が重畳された大電流が流れた場合であっても、その電流を精度良く検出することができる。
このため、従来のように、母線B1に内部事故が生じていないにも拘わらず電流差動演算部25で演算される電流の総ベクトル和が非零になって電流差動演算部25から遮断器トリップ信号S1が出力されて線路L1〜L6,…が母線B1から切り離されるという誤動作を防止することができる。また、光センサ11a〜11f,…と継電装置12との間は、絶縁体である光線路13a〜13f,…で接続されるため、光センサ11a〜11f,…から継電装置12へのサージ電流等の電磁雑音を防止することができる。
更に、光センサ11a〜11f,…が備えるファラデーセンサ素子FEは可撓性があるため、線路L1〜L6,…に巻き付けるだけで取り付けることができる。このため、電流差動演算部25に信号波形の特徴を捉えて内部事故又は外部事故の判別を行う波形判別機能を追加する場合に比べて容易に取り付けを行うことができ、コスト上昇を伴わず、また、事故の判定出力に遅れが生ずることもない。
〔第2実施形態〕
図5は、本発明の第2実施形態による母線保護継電システムの概略構成を示すブロック図である。図5に示す通り、本実施形態の母線保護継電システム2は、甲母線B11及び乙母線B12からなる複母線の保護を行うシステムである。ここで、甲母線B11と乙母線B12との間には、線路L1〜L6,…の各々を甲母線B11と乙母線B12との何れか一方に接続する複数の断路器LS11〜LS16,…及び断路器LS21〜LS26,…が設けられている。
具体的に、甲母線B11と乙母線B12との間には、2つの断路器が直列接続された回路が複数設けられている。例えば、断路器LS11,LS21が直列接続された回路、断路器LS12,LS22が直列接続された回路、断路器LS13,LS23が直列接続された回路、断路器LS14,LS24が直列接続された回路、断路器LS15,LS25が直列接続された回路、及び断路器LS16,LS26が直列接続された回路といった具合である。
甲母線B11と乙母線B12との間に設けられた回路をなす2つの断路器の接続点には、線路L1〜L6,…に設けられた遮断器CB1〜CB6,…が接続されている。例えば、断路器LS11,LS21の接続点には遮断器CB1が接続され、断路器LS12,LS22の接続点には遮断器CB2が接続され、断路器LS13,LS23の接続点には遮断器CB3が接続され、断路器LS14,LS24の接続点には遮断器CB4が接続され、断路器LS15,LS25の接続点には遮断器CB5が接続され、断路器LS16,LS26の接続点には遮断器CB6が接続されている。
以上の断路器において、断路器LS11〜LS16,…を非断状態にするとともに断路器LS21〜LS26,…を断状態にすれば、線路L1〜L6,…を甲母線B11に接続することができる。逆に、断路器LS21〜LS26,…を非断状態にするとともに断路器LS11〜LS16,…を断状態にすれば、線路L1〜L6,…を乙母線B12に接続することができる。
尚、甲母線B11と乙母線B12との一方の端部の間には、遮断器CBと変流器CTとが直接接続された回路が設けられている。かかる回路において、遮断器CBを非遮断状態にすれば甲母線B11と乙母線B12とをその端部において電気的に接続することができる。変流器CTは、鉄心を用いた巻線型の変流器であって、遮断器CBによって接続された甲母線B11と乙母線B12との一方の端部間を流れる電流を検出するものである。尚、ここでは、変流器CTとして、鉄心を用いた巻線型の変流器を用いる場合を例に挙げて説明しているが、光センサ11a〜11f,…と同様のものを用いることもできる。
本実施形態の母線保護継電システム2は、線路L1〜L6,…の周囲にそれぞれ配置された光センサ11a〜11f,…(検出装置)と継電装置50とを備える。光センサ11a〜11f,…は、図1に示す第1実施形態による母線保護継電システム1が備える光センサ11a〜11f,…と同じものであり、これらは第1実施形態と同様に、一対の光線路13a〜13f,…によって継電装置50に接続されている。
継電装置50は、図1に示す第1実施形態による母線保護継電システム1に設けられた継電装置12と同様に、光源21、可変減衰器22、サーキュレータ23a〜23f,…、及び信号処理部24a〜24f,…を備えるが、電流差動演算部25に代えて電流差動演算部51を備える点が相違する。電流差動演算部51は、甲母線B11及び乙母線B12に対する線路L1〜L6,…の接続状況に応じて信号処理部24a〜24f,…で求められた電流の総ベクトル和を演算し、その総ベクトル和の非零・零により甲母線B11及び乙母線B1に係る内部事故の有無を判定する。
例えば、図5に示す断路器LS11〜LS13及び断路器LS24〜LS26が非断状態にあり、断路器LS21〜LS23及び断路器LS14〜LS16が断状態にある場合には、線路L1〜L3が甲母線B11に接続され、線路L4〜L6が乙母線B12に接続される。かかる場合には、電流差動演算部51は、線路L1〜L3に設けられた光センサ11a〜11cに対応する信号処理部24a〜24cで求められた電流の総ベクトル和と、線路L4〜L6に設けられた光センサ11d〜11fに対応する信号処理部24d〜24fで求められた電流の総ベクトル和とをそれぞれ求める。そして、求めた総ベクトル和のうちの前者が非零である場合には甲母線B11に係る内部事故があると判定し、後者が非零である場合には乙母線B12に係る内部事故があると判定する。
尚、本実施形態は、保護の対象が複母線である点、及び電流差動演算部51で行われる処理が甲母線B11及び乙母線B12に対する線路L1〜L6,…の接続状況に応じて変わる点のみが第1実施形態と相違し、基本的な動作は第1実施形態と同様である。このため、本実施形態の母線保護継電システム2についての詳細な説明は省略する。
以上説明した通り、本実施形態においても、線路L1〜L6,…を流れる電流を検出するために磁気飽和現象が生じない光センサ11a〜11f,…を用いており、線路L1〜L6,…に直流成分が重畳された大電流が流れた場合であっても、その電流を精度良く検出することができる。このため、母線B1に内部事故が生じていないにも拘わらず線路L1〜L6,…が母線B1から切り離されるという誤動作を防止することができる。また、光センサ11a〜11f,…と継電装置50とを絶縁体である光線路13a〜13f,…で接続しているため、サージ電流等の電磁雑音を防止することができる。更に、第1実施形態と同様に、光センサ11a〜11f,…の取り付けを容易に行うことができるためコスト上昇を伴わず、また、事故の判定出力に遅れが生ずることもない。
以上、本発明の実施形態による母線保護継電システムについて説明したが、本発明は上記実施形態に制限される訳ではなく、本発明の範囲内で自由に変更が可能である。例えば、上記実施形態では、光サーキュレータ23a〜23f,…を用いて光源21からの光を光線路13a〜13f,…を介して光センサ11a〜11f,…に導く構成を例に挙げて説明した。しかしながら、光サーキュレータ23a〜23f,…を省略するとともに光線路13a〜13f,…とは異なる光線路を用いて光源21からの光を光センサ11a〜11f,…に導く構成であっても良い。
また、上記実施形態では、光源及び可変減衰器が継電装置12,50に設けられている場合を例に挙げて説明したが、これらの何れか又は全てを継電装置12,50外に配置する構造としてもよい。更に、継電装置の筐体が電気的に遮蔽された構造であれば外部に存在する電気信号による雑音の影響を更に受けにくくなるため好ましい。更に、上記実施形態では、電力系統の設備の一つである母線に接続された複数の線路に流れる電流を検出する場合を例に挙げて説明したが、本発明は、電力設備だけでなく、電流が分配される回路一般に適用することができることはいうまでもない。
本発明の第1実施形態による母線保護継電システムの概略構成を示すブロック図である。 ファラデーセンサ素子の原理を説明するための図である。 母線保護継電システム1の光学系の具体的構成を示す図である。 信号処理部24a〜24f,…の具体的構成を示すブロック図である。 本発明の第2実施形態による母線保護継電システムの概略構成を示すブロック図である。 従来の母線保護継電システムの概略構成を示すブロック図である。
符号の説明
1,2 母線保護継電システム
11a〜11f 光センサ
12 継電装置
13a〜13f 光線路
21 光源
24a〜24f 信号処理部
25 電流差動演算部
33 分岐光学系
41a,41b フォトダイオード
42 規格化処理部
43 平均化処理部
44 A/D変換器
50 継電装置
51 電流差動演算部
B1 母線
B11 甲母線
B12 乙母線
CB1〜CB6 遮断器
L1〜L6 線路
LS11〜LS16 断路器
LS21〜LS26 断路器

Claims (8)

  1. 複数の線路が接続されて当該複数の線路に供給する電力を中継する母線を保護する母線保護継電システムにおいて、
    前記複数の線路に流れる電流をそれぞれ検出する光センサからなる複数の検出装置と、
    前記複数の検出装置と光線路により接続され、当該光線路を介した前記検出装置の検出結果を示す検出光信号の各々を用いて前記母線に係る事故の有無を判定し、当該判定結果に基づいて前記母線の保護に係る処置を行う継電装置と
    を備えることを特徴とする母線保護継電システム。
  2. 前記複数の線路には、前記母線との間を遮断状態又は非遮断状態にする遮断器がそれぞれ設けられており、
    前記継電装置は、前記母線の保護に係る処置として、前記遮断器の遮断・非遮断状態の制御を行う
    ことを特徴とする請求項1記載の母線保護継電システム。
  3. 前記母線は、甲母線及び乙母線からなる複母線であり、
    前記甲母線と乙母線との間には、前記複数の線路の各々を個別に前記甲母線及び前記乙母線の何れか一方に接続する複数の断路器が設けられていることを特徴とする請求項1又は請求項2記載の母線保護継電システム。
  4. 前記光センサは、前記線路に流れる電流によって生ずる磁界を検出することにより、前記線路を流れる電流を検出するセンサであることを特徴とする請求項1から請求項3の何れか一項に記載の母線保護継電システム。
  5. 前記継電装置は、前記光線路を介した前記検出光信号の各々に対して所定の信号処理を施すことにより前記複数の線路に流れる電流をそれぞれ求める複数の信号処理部と、
    前記信号処理部で求められた電流の総ベクトル和を演算する電流差動演算部と
    を備えることを特徴とする請求項1から請求項4の何れか一項に記載の母線保護継電システム。
  6. 前記光センサは、分岐光学系を備えており、
    前記光線路は前記分岐光学系で分岐された前記検出光信号の各々を個別に伝搬すること
    を特徴とする請求項5記載の母線保護継電システム。
  7. 前記信号処理部は、前記光線路を介した前記検出光信号の各々を電気信号に変換する第1,第2の光電変換素子と、
    前記第1,第2の光電変換素子で変換された電気信号から直流成分及び交流成分をそれぞれ抽出し、前記交流成分を前記直流成分で規格化した変調度信号をそれぞれ求める規格化処理部と、
    前記規格化処理部で得られた前記変調度信号の差を求めることにより平均化処理を行う平均化処理部と、
    前記平均化処理により得られる信号をディジタル信号に変換する変換部と
    を備えることを特徴とする請求項6記載の母線保護継電システム。
  8. 前記光センサの各々に対して光信号を供給する光源装置を備えることを特徴とする請求項1から請求項7の何れか一項に記載の母線保護継電システム。
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