JP2004336899A - 比率差動継電装置 - Google Patents

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秀昌 杉浦
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Abstract

【課題】光CTにより直接差電流を得る構成の比率差動継電装置において、和電流を得る構成とすることなく、様々な誤差により生じる差電流によって誤動作することのない比率差動継電装置を提供する。
【解決手段】各端子に設置され端子電流を測定する光CTと、所定の波長の光を出射する光源と、この光源を始端としこの光源より出射した光を前記各光CTへ順次伝搬させるように接続した光ファイバケーブル伝送路と、この光ファイバケーブル伝送路の終端に接続され、前記各光CTを通過した後の光を電気信号に変換して保護区間に流れる電流の総和である差電流を得る信号変換回路と、前記保護区間の任意の一端子の電流を導入する手段と、この差電流と任意の一端子の電流とを用いて他の端子の電流を演算して求め、前記差電流と各端子の電流の大きさの和に比例した抑制量とから比率差動演算を行う演算手段備えた。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は電力設備を保護する比率差動継電装置に係り、特に変流器に光CTを用いた比率差動継電装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
母線や送電線あるいはその他の電力設備を保護するために用いられる保護継電装置としては、動作原理から分類するといろいろな種類に分かれるが、その中で差動継電装置は動作原理が簡単であり事故の内外判断を確実にかつ高速に行うことができるため、現在幅広く採用されている。
【0003】
通常、差動継電装置は、外部事故時や健全時であっても様々な誤差要因例えば変流器の特性の不揃い等によって差電流が厳密に零になることはなく、誤差分に基づく差電流によって誤動作することがないように、電流の大きさに応じて抑制をかける比率差動継電装置が適用されている。
【0004】
この比率差動継電装置における抑制方式としては、各端子電流の大きさの和に比例した値を使用するスカラ和抑制方式が一般的に用いられており、例えば図6に示す構成の比率差動継電装置10の場合、端子1、2にそれぞれ流れる電流(以下、端子電流という)i、iの被保護電力設備(保護区間)20への流入方向を正、流出方向を負とすると、その特性式は、
|i+i|≧K(|i|+|i|)+K ・・・(1)
、Kは定数
のように表すことができる。(1)式において、左項が動作量、右項が抑制量である。
【0005】
近年、この比率差動継電装置に代わり光電流センサ技術を応用した保護装置が提案されており、例えば下記の特許文献1に開示されている。この装置は、比率差動継電装置が各端子の電流を個別に取り込んだ後に差電流を求めていたのに対し、各端子に光電流センサを適用した光CTを設置して、光源を始端とし、光CTの相互間を順次光ファイバ伝送路で接続し、終端に接続した光電変換器により差電流を直接得るように構成したものであり、システムの低コスト化、簡素化を達成することができる。
【0006】
この特許文献1記載の発明では、上述したように光CTの相互間を光ファイバで接続することにより、各端子の電流を個別に取り込まずに直接差電流を得る構成のため、各端子電流のスカラー和を得ることができない。したがってもし、特許文献1記載の発明を実施しようとする場合、抑制量がない差電流のみで事故判定を行う構成にせざるを得ない。このため、誤差により生じる差電流の大きさによっては、装置が誤動作する可能性が懸念されている。
【0007】
また、この特許文献1記載の発明の課題に対し、光CTによって差電流に加えて和電流を得るシステムを構成し、誤動作を抑制する装置が開発されている(例えば、特許文献2参照)。
【0008】
【特許文献1】
特開2000−59987号公報(第3−4頁、図1)
【特許文献2】
特開2001−327066号公報(第6−7頁、図1)
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、この特許文献2に開示された技術の場合、和電流を得る構成が必要なため、光CTの種類が限定されるうえ設備が複雑となり、その分コストもかかるという欠点がある。
【0010】
本発明は、上記従来技術の欠点に鑑み、光CTにより直接差電流を得る構成の比率差動継電装置において、和電流を得る構成とすることなく、様々な誤差により生じる差電流によって誤動作することのない比率差動継電装置を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するために、請求項1に係る比率差動継電装置の発明は、電力系統の保護区間の各端子の電流を測定して区間内部の事故検出を行う比率差動継電装置において、各端子に設置され端子電流を測定する光CTと、所定の波長の光を出射する光源と、この光源を始端に設け、この光源より出射した光を前記各光CTへ順次伝搬させるように接続した光ファイバケーブル伝送路と、この光ファイバケーブル伝送路の終端に設けられ、前記各光CTを通過した後の光を受光しこれを電気信号に変換して保護区間に流れる電流の総和である差電流を得る信号変換回路と、前記保護区間の任意の一端子の電流を導入する手段と、前記差電流と任意の一端子の電流とを所定の周期でディジタル量に変換するA/D変換手段と、このディジタル量に変換された差電流および任意の一端子の電流を用いて他の端子の電流を演算により求め、前記差電流と各端子の電流の大きさの和に比例した抑制量とから比率差動演算を行う演算手段と、この演算手段の演算結果に従い所定の出力を行う出力手段とを備えたことを特徴とするものである。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。なお、各図を通して共通する部分については同一符号または関連符号を付けて説明の重複を避けるものとする。
【0013】
(第1の実施形態)
図1は本発明の第1の実施形態を示す構成図である。
図1において、20は母線等の被保護電力設備であり、その両側の端子1および2に遮断器4および5を設置し、さらに、これら遮断器4および5の外側にそれぞれ光CT7a1および7a2をそれぞれ設置している。
【0014】
これらの光CT7a1,7a2は光ファイバ伝送路8aによってカスケード接続されている。そしてこの光ファイバ伝送路8aの始端に所定の波長の光源9aを接続し、終端に信号変換回路11aを接続している。前記光源9aより出射された所定の波長の光は、光ファイバ伝送路8aを介して光CT7a1および7a2を順次通過し比率差動保護継電装置10内の信号変換回路11aによって受光されるように構成されている。
【0015】
なお、光が光CT7a2を通過し信号変換回路11aで受光されたときは差電流i(=i+i)に対応する光となっている。したがって、信号変換回路11aによって光電変換されたとき、直接差電流i(=i+i)が得られるようになっている。
【0016】
一方、2端子中の任意の一端子(ここでは説明を理解しやすくするため、端子1として説明する。)で前記光ファイバー伝送路とは別個に単独で端子電流iを検出するために、端子1の光CT7a1に近接して別の光CT7bを設置する。そして、この光CT7bに光ファイバ伝送路8bを介して光源9b、信号変換回路11bを接続し、光源9bから出射された所定の波長の光が、光ファイバ伝送路8bを伝搬して信号変換回路11bによって受光され、ここで光電変換され端子1の電流iが得られるように構成する。
【0017】
このようにして、光ファイバ伝送路8aにより直接得られた差電流iおよび光ファイバ伝送路8bにより得られた端子電流iは、サンプリング時に生じる折返し誤差等を除去するためのアナログフィルタ(図示せず)を通した後、A/D変換手段12にて所定のサンプリング周期毎にディジタル量に変換される。
【0018】
演算手段13は、ディジタル量に変換された差電流iおよび端子1の端子電流iに対して以降の演算に不要な直流や高調波成分の除去を行うディジタルフィルタ処理を行う。そして、ディジタルフィルタ処理後、差電流iと端子電流iとから、端子1とは異なる他の端子(ここでは説明を理解しやすくするため、端子2として説明する。)の端子電流iを下記演算式(2)または(2)´により求め、各端子電流の大きさの和(|i|+|i|)に比例した抑制量を求めて比率差動演算を行う。出力手段14は演算手段13の演算結果に従い所定の出力例えば、遮断器4,5に対するトリップ指令、あるいは比率差動継電装置の動作表示信号とかその他のロジック回路への信号を出力するように構成されている。
【0019】
次にこの第1の実施形態の動作について説明する。本実施の形態は、図1に示すように差電流iに加え、任意端子1の端子電流iを導入しており、ここで、差電流iと端子電流iの差に着目すると、図1および差電流の算出原理から、他の端子2に流れる端子電流iが算出できることは明白である。すなわち演算手段13において(2)式により端子電流iを算出することができる。
=i−i ・・・(2)
【0020】
なお、(2)式は差電流を得る光CTの変流比7a1と、端子電流iを得る光CT7bの変流比が同一の場合に成立するが、この変流比は必ずしも同一である必要はなく、変流比が異なる場合はその整合をとる係数aを導入して、(2)’式を適用すれば同様の効果作用を得られる。
=i−ai ・・・(2)’
【0021】
この結果、演算手段13では差電流i、端子電流i、端子電流iを得られるので、以下のように前掲した(1)式による演算
|i+i|≧K(|i|+|i|)+K …(1)
(ただし、K1、は定数)
が可能となり、スカラ和抑制方式の比率差動継電装置を実現することができる。
【0022】
なお、所定のサンプリング周期毎の電流データによる直流や高調波成分の除去を行うディジタルフィルタ演算や(1)式における絶対値表記に相当する振幅値演算は公知であるのでここでは触れないことにする。
【0023】
以上述べたように、本実施の形態によれば、光CTにより直接差電流を得るように構成した差動継電装置において、各端子電流の大きさの和に比例した値にて抑制をかけるスカラ和抑制方式が実現できるので、誤差に基づく差電流によって誤動作することのない比率差動継電装置を提供することができる。
【0024】
(第2の実施形態)
図2は本発明の第2の実施の形態を示す構成図である。
第2の実施の形態では、端子1の端子電流iの導入を光CT7bによらず、電磁型の変成器15a(CT)と入力変換器16により導入する構成としている。CT15aは端子電流iを所定の変流比にしたがった電流値へ変換し、また入力変換器16は内蔵された補助CTにてCT15aからの電流入力を比率差動継電装置10の入力に適した電気量へ変換する。
【0025】
このように構成することは、電力系統に電磁型のCTが既に設置されている場合等に既存の設備を利用できることと、端子電流iを導入するための図1の光CT7b、光ファイバ伝送路8b、光源9b、信号変換回路11bを不要とすることができるので光伝送路の面倒な調整を行わなくて済み、設備費抑制に有効である。
【0026】
図2の構成においては、差電流iを光CT7a1、7a2で導入し、端子電流iを電磁型のCTおよび入力変換器内の補助CTで導入するため、光CTと電磁型CTの特性の違いにより、特に過渡的特性において厳密には前述の(2)式は成立しない。しかしながら、(2)式で得られる端子電流iは(1)式から明らかなようにその大きさを抑制量にのみ使用するので、この図2の構成とすることで装置の誤動作を助長することはない。
【0027】
したがって、本実施の形態によっても、光CTにより直接差電流を得る構成において、(1)式に示す各端子電流の大きさの和に比例した値にて抑制をかけるスカラ和抑制方式が実現できるので、誤差により生じる差電流によって誤動作することのない比率差動継電装置を提供することができる。
【0028】
(第3の実施形態)
図3は本発明の第3の実施形態を示す構成図である。
この第3の実施の形態では、前記第2の実施の形態と同様に任意の端子1の端子電流iの導入を電磁型のCT15aと入力変換器16により導入する構成とすると共に、差電流を得るための光CT7a1、7a2を直接電力系統側(系統一次側)へ設置するのではなく、CT15a、15bに対して設置して系統二次側の電流を得る構成としている。
【0029】
このように構成することは、第2の実施の形態で述べた利点に加え、本発明装置を据え付ける際の作業範囲を系統二次側のみに限定させるので、現地作業性に優れるという利点も併せ持つことができる。
【0030】
このような構成としても、前述同様(2)式にて端子2の端子電流iが算出できるのは明白であり、(1)式のように各端子電流の大きさの和に比例した値にて抑制をかけるスカラ和抑制方式が実現でき、誤差により生じる差電流によって誤動作することのない比率差動継電装置を提供することができる。
【0031】
なお、本実施形態では端子電流iの導入を第2の実施形態と同様に電磁型のCT15aと入力変換器16による構成としたが、第1の実施形態と同様に光CT7bによる導入として、この光CT7bを上記差電流の導入と同じくCT15aに対して設置して系統二次側の電流を得る構成としても良い。
【0032】
(第4の実施形態)
図4は本発明の第4の実施の形態を示す構成図である。
前述の第1から第3の実施形態で示した(2)式は被保護電力設備20に流入流出する端子数が2端子の場合で成立する形態で説明したが、第4の実施の形態では3端子で成立する形態を説明するものである。ここでは説明を理解しやすくするため、3端子について端子1、端子2そして端子3として説明する。
【0033】
図4において、光源9a、光CT7a1,7a2、信号変換回路11aを光ファイバ伝送路8aで接続して端子1と端子2との差電流id1を得るようにし、光源9c、光CT7c1,7c2、信号変換回路11cを光ファイバ伝送路8cで接続して端子1と端子3の差電流id2を得るように構成している。なお、6は端子3に設けた遮断器である。
ここで、端子1の端子電流iを検出する光CT7a1および7c1は実際の電流値の1/2を検出するようにその巻数比を変更して構成した。
【0034】
本実施の形態によると、端子1と端子2の差電流id1は(3−1)式で、端子1と端子3の差電流id2は(3−2)式で表される。
d1=i/2+i ・・・(3−1)
d2=i/2+i ・・・(3−2)
【0035】
このとき、3端子の差電流iは(3−1)式と(3−2)式の和である(4)式で算出することができるのは明白である。
Figure 2004336899
【0036】
本実施形態においても、前述の各実施形態と同様に端子1の端子電流iを導入するので、端子2の端子電流iを(5−1)式で、端子3の端子電流iを(5−2)式で算出することができる。
=id1−i/2 ・・・(5−1)
=id2−i/2 ・・・(5−2)
【0037】
したがって、本実施形態においても、演算手段13にて差電流i、端子電流i、端子電流i、端子電流iを得ることができるので、3端子に対応し、(1)式のように各端子電流の大きさの和に比例した値にて抑制をかけるスカラ和抑制方式が実現でき、誤差により生じる差電流によって誤動作することのない比率差動継電装置を提供することができる。
【0038】
なお、本実施形態においては、端子電流iを検出する光CT7a1,7c1を実際の電流値の1/2を検出するようにその巻数比を変更して構成したが、以下のようにしても良い。すなわち、端子電流iを検出する光CT7a1,7c1を通常通りとすると、端子1と端子2の差電流id1と端子1と端子3の差電流id2は各々(6−1)(6−2)式で表される。
d1=i+i ・・・(6−1)
d2=i+i ・・・(6−2)
【0039】
このとき、前述の(4)式では端子電流iが2倍になるので、装置に導入している端子電流iを減算する(7)式にて正しく差電流iが算出するようにする。また、端子電流i、端子電流iを(8−1)(8−2)式で算出するように構成する。
Figure 2004336899
【0040】
また、本実施形態で示した構成および作用は端子1と他の端子を結ぶ光CTシステムを端子数に応じて設置していくことで3端子以上の場合にも適用できることを示すが、端子数の増加に従い光CTシステムを構成する光源、光CT、信号変換回路、および光ファイバ伝送路も増加するので、実用的には3端子程度が望ましい。
【0041】
(第5の実施形態)
本実施の形態は以上説明した第1ないし第4の実施の形態に以下のように表示機能を持たせるようにしたものである。
前述した各実施形態では演算手段13にて直接導入していない端子の電流を計算により求めることを示したが、算出した電流値を装置外部へ表示することは、装置の状態確認や試験等において有効である。このとき、直接導入している差電流と端子1の電流を共に表示しても良い。そこで、図5に示すように表示手段17を設けることで、直接導入していない端子2の電流を表示可能な構成とした。なお、比率差動継電装置10自体に表示手段17を設けるのではなく、外部の別機器に表示手段17を設け、その別機器に対して表示データを出力できるようにしても良い。
【0042】
なお、以上述べた各発明の実施の形態では、被保護電力設備として母線を例に挙げたが、母線以外に発電機あるいは変圧器等の機器であってもよく、また送電線であってもよい。被保護電力設備が送電線の場合で且つ比率作動継電装置を任意の一端子にのみ設置する場合、上述した実施の形態における出力手段からの出力を他の端子の機器に対して与えることができなくなるので、例えば遮断器に対するトリップ指令のように他の端子へ出力を伝える必要がある場合は、出力を転送することになる。
【0043】
【発明の効果】
以上述べたように、本発明によれば、被保護電力設備の各端子に光CTを設け、これを光ファイバー伝送路によりカスケード接続して直接差電流を得るようにするとともに、任意の端子で別途単独に端子電流を検出し、この単独検出した端子電流と前記差電流とから他の端子電流を演算により求めるようにしたので、全ての端子電流を用いてスカラ和抑制方式を実現することができ、誤差に基づく差電流によって誤動作することのない比率差動継電装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態を示す構成図。
【図2】本発明の第2の実施形態を示す構成図。
【図3】本発明の第3の実施形態を示す構成図。
【図4】本発明の第4の実施形態を示す構成図。
【図5】本発明の第5の実施形態を示す構成図。
【図6】比率差動継電装置の原理構成例を示す図。
【符号の説明】
1,2,3…端子、4,5,6…遮断器、7a1,7a2,7b,7c1,7c2…光CT、8a,8b,8c…光ファイバ伝送路、9a,9b,9c…光源、10…比率差動継電装置、11a,11b,11c…信号変換回路、12…A/D変換手段、13…演算手段、14…出力手段、15a,15b…変流器、16…入力変換器、17…表示手段、20…被保護電力設備。

Claims (5)

  1. 電力系統の保護区間の各端子の電流を測定して区間内部の事故検出を行う比率差動継電装置において、
    各端子に設置され端子電流を測定する光CTと、
    所定の波長の光を出射する光源と、
    この光源を始端に設け、この光源より出射した光を前記各光CTへ順次伝搬させるように接続した光ファイバケーブル伝送路と、
    この光ファイバケーブル伝送路の終端に設けられ、前記各光CTを通過した後の光を受光しこれを電気信号に変換して保護区間に流れる電流の総和である差電流を得る信号変換回路と、
    前記保護区間の任意の一端子の電流を導入する手段と、
    前記差電流と任意の一端子の電流とを所定の周期でディジタル量に変換するA/D変換手段と、
    このディジタル量に変換された差電流および任意の一端子の電流を用いて他の端子の電流を演算により求め、前記差電流と各端子の電流の大きさの和に比例した抑制量とから比率差動演算を行う演算手段と、
    この演算手段の演算結果に従い所定の出力を行う出力手段とを備えたことを特徴とする比率差動継電装置。
  2. 任意の端子に設置した光CTと、所定の波長の光を出射する光源と、この光源を始端としこの光源より出射した光を前記光CTへ伝搬させるように接続した光ファイバケーブル伝送路と、この光ファイバケーブル伝送路の終端に接続され、前記光CTを通過した光を受光してこれを電気信号に変換し前記任意の一端子の電流を得る信号変換回路とからなることを特徴とする請求項1記載の比率差動継電装置。
  3. 任意の一端子の電流を、当該端子に設置した変流器と、この変流器の二次側電流値を比率差動継電装置に適応した電気量へ変換する入力変換手段によって導入するようにしたことを特徴とする請求項1記載の比率差動継電装置。
  4. 各端子に設置された電磁型変流器の二次側より差電流および任意の一端子の電流を導入するようにしたことを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載の比率差動継電装置。
  5. 前記演算手段にて差電流と任意の一端子の電流から求めた他の端子の電流値を表示する表示手段を有することを特徴とする請求項1ないし4のいずれかに記載の比率差動継電装置。
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