JP2008259327A - 再閉路方式 - Google Patents
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Abstract
【課題】再閉路を実施するまでの間の系統安定度を維持でき、また1回線π引き込み構成でも再閉路できる再閉路方式を提供する。
【解決手段】再閉路方式は、事故が発生した2回線送電線の事故相を一旦遮断した後で該事故相を再閉路する再閉路方式において、該事故相を遮断したときに多相再閉路の連系条件が成立するか否かを判断する連系条件判断ステップと、上記多相再閉路の連系条件が成立する場合、該事故相を多相再閉路する多相再閉路ステップと、上記多相再閉路の典型条件が成立しない場合、上記事故相の一方の端で一方の母線に再閉路した後で、上記事故相の他方の端での送電線電圧と他方の母線の電圧との位相差を算出するとともに、算出したすべての事故相の位相差が所定の範囲内に含まれるとき上記他方の端で再閉路する同期再閉路ステップと、を有する。
【選択図】図1
【解決手段】再閉路方式は、事故が発生した2回線送電線の事故相を一旦遮断した後で該事故相を再閉路する再閉路方式において、該事故相を遮断したときに多相再閉路の連系条件が成立するか否かを判断する連系条件判断ステップと、上記多相再閉路の連系条件が成立する場合、該事故相を多相再閉路する多相再閉路ステップと、上記多相再閉路の典型条件が成立しない場合、上記事故相の一方の端で一方の母線に再閉路した後で、上記事故相の他方の端での送電線電圧と他方の母線の電圧との位相差を算出するとともに、算出したすべての事故相の位相差が所定の範囲内に含まれるとき上記他方の端で再閉路する同期再閉路ステップと、を有する。
【選択図】図1
Description
この発明は、2回線構成の送電線を事故に対して自動的に復旧する再閉路方式に関する。
電力系統の基幹送電線は、高信頼性の送電のため、2回線構成の複数ルートの架空送電線路並びに複数バンクを常時併用する強固なグリッド系統とし、その中でも落雷などによる事故頻度が高い架空送電線路には高速多相再閉路方式を適用して、殆どの事故に対して自動的に系統を復旧できるようにしている。
また、高速多相再閉路方式は、2回線送電線を単位としたときに、2相または3相連系が維持されていることを条件に再閉路を実施する方式である。一方、その条件も成立しない苛酷な事故であっても、他の送電線ルートで連系があれば再閉路可能であるので、送電線の両側系統の電圧位相差が所定の範囲内にあることを確認して再閉路する。このように高速多相再閉路方式と同期再閉路方式を併用し、信頼性向上を図っている(例えば、特許文献1参照)。
同期再閉路方式による再閉路の実施手順は、2相連系または3相連系という多相再閉路の連系条件が不成立であることを確認し、残相を遮断し、アーク消滅および絶縁回復のための待ち時間を確保するための再閉路無電圧時間を確認し、1端を再閉路後、もう一端で線路電圧と母線電圧の位相差を確認し、所定の範囲内ならば再閉路を実施する。
または、両端に接続する母線間の電圧位相差を確認し、所定の範囲内ならば両端で同時に再閉路を実施する。
また、高速多相再閉路方式は、2回線送電線を単位としたときに、2相または3相連系が維持されていることを条件に再閉路を実施する方式である。一方、その条件も成立しない苛酷な事故であっても、他の送電線ルートで連系があれば再閉路可能であるので、送電線の両側系統の電圧位相差が所定の範囲内にあることを確認して再閉路する。このように高速多相再閉路方式と同期再閉路方式を併用し、信頼性向上を図っている(例えば、特許文献1参照)。
同期再閉路方式による再閉路の実施手順は、2相連系または3相連系という多相再閉路の連系条件が不成立であることを確認し、残相を遮断し、アーク消滅および絶縁回復のための待ち時間を確保するための再閉路無電圧時間を確認し、1端を再閉路後、もう一端で線路電圧と母線電圧の位相差を確認し、所定の範囲内ならば再閉路を実施する。
または、両端に接続する母線間の電圧位相差を確認し、所定の範囲内ならば両端で同時に再閉路を実施する。
しかし、この手順で同期再閉路を実施すると、一旦、2回線送電線を全相遮断した後で電圧位相差を確認するために、再閉路を実施するまでの間、系統安定度が低下するという問題がある。
また、1回線π引き込み構成で他のルートによる連系がない電気所に同期再閉路を適用しようとしても、残相を遮断した時点で単独の非同期系統になるため、適用することができないという問題がある。
また、1回線π引き込み構成で他のルートによる連系がない電気所に同期再閉路を適用しようとしても、残相を遮断した時点で単独の非同期系統になるため、適用することができないという問題がある。
この発明の目的は、再閉路を実施するまでの間の系統安定度を維持でき、また1回線π引き込み構成でも再閉路できる再閉路方式を提供することである。
この発明に係る再閉路方式は、事故が発生した2回線送電線の事故相を一旦遮断した後で該事故相を再閉路する再閉路方式において、該事故相を遮断したときに多相再閉路の連系条件が成立するか否かを判断する連系条件判断ステップと、上記多相再閉路の連系条件が成立する場合、該事故相を多相再閉路する多相再閉路ステップと、上記多相再閉路の典型条件が成立しない場合、上記事故相の一方の端で一方の母線に再閉路した後で、上記事故相の他方の端での送電線電圧と他方の母線の電圧との位相差を算出するとともに、算出したすべての事故相の位相差が所定の範囲内に含まれるとき上記他方の端で再閉路する同期再閉路ステップと、を有する。
この発明に係る再閉路方式による効果は、多相再閉路の連系条件が成立するときには多相再閉路により復旧し、多相再閉路の連系条件が成立しないときには事故相の一方の端を再閉路し、その後送電線電圧と母線電圧との位相差が所定の範囲内にあるとき他方の端を再閉路して復旧するので、すべての相が遮断されることがなく、再閉路を実施するまでの間の系統安定度が維持される。
実施の形態1.
図1は、この発明に係る実施の形態1による再閉路方式を適用した再閉路継電装置により再閉路される平行2回線送電線の構成を示す構成図である。
この発明に係る平行2回線送電線は、甲電気所1の甲母線2と乙電気所3の乙母線4とを連系する第1回線5と第2回線6から構成される。
この発明に係る平行2回線送電線には、第1回線5および第2回線6のそれぞれのR相S相、T相からなる3相の送電線5r、5s、5t、6r、6s、6tの両端に遮断器7a〜7lが設置されている。また、送電線の事故を検出するために計器用変流器9a〜9lが両回線の各相に設置されている。また、計器用変流器9a〜9lが計測する電流に基づいて遮断器7a〜7lを遮断して回線を保護する甲保護継電装置8aが甲電気所1に、乙保護継電装置8bが乙電気所3に設置される。
図1は、この発明に係る実施の形態1による再閉路方式を適用した再閉路継電装置により再閉路される平行2回線送電線の構成を示す構成図である。
この発明に係る平行2回線送電線は、甲電気所1の甲母線2と乙電気所3の乙母線4とを連系する第1回線5と第2回線6から構成される。
この発明に係る平行2回線送電線には、第1回線5および第2回線6のそれぞれのR相S相、T相からなる3相の送電線5r、5s、5t、6r、6s、6tの両端に遮断器7a〜7lが設置されている。また、送電線の事故を検出するために計器用変流器9a〜9lが両回線の各相に設置されている。また、計器用変流器9a〜9lが計測する電流に基づいて遮断器7a〜7lを遮断して回線を保護する甲保護継電装置8aが甲電気所1に、乙保護継電装置8bが乙電気所3に設置される。
また、この発明に係る平行2回線送電線には、甲母線2および乙母線4のそれぞれの相の電圧を計測する母線側計器用変圧器11a〜11f、第1回線5および第2回線6のそれぞれの相の両端の電圧を計測する甲側計器用変圧器12a〜12fおよび乙側計器用変圧器13a〜13fが設置されている。
この発明に係る実施の形態1による再閉路継電装置15は、甲保護継電装置8aおよび乙保護継電装置8bから送信される各遮断器7a〜7lの状態信号、すなわち遮断器7a〜7lが遮断されているときの「切信号」、または遮断器7a〜7lが投入されているときの「入信号」に基づいて多相再閉路の連系条件が成立するか否かを判断する連系条件判断手段21、多相再閉路の連系条件が成立する場合、事故相を多相再閉路する多相再閉路手段22、多相再閉路の連系条件が成立しない場合、事故相の一方の端で甲母線2に事故相を再閉路する1次再閉路手段23、事故相の他方の端での送電線電圧と乙母線4の電圧との位相差を算出する位相差算出手段24、および、算出したすべての事故相の位相差が所定の範囲内に含まれるとき他方の端で再閉路する2次再閉路手段25を備える。
なお、1次再閉路手段23、位相差算出手段24、2次再閉路手段25をまとめて同期再閉路手段26と称す。
なお、1次再閉路手段23、位相差算出手段24、2次再閉路手段25をまとめて同期再閉路手段26と称す。
多相再閉路の連系条件とは、2回線送電線を単位として、2相連系または3相連系が維持されていることである。例えば、図2に示すように、第1回線5のR相5rと第2回線6のS相6sで地絡事故が発生した場合、2回線送電線を単位とすると、3相連系が維持されている。そこで、第1回線5のR相5rと第2回線6のS相6sとは遮断されているので、多相再閉路方式では、地絡に係わるアークが消弧するに十分な時間を経過したとき、第1回線5のR相5rと第2回線6のS相6sを再閉路する。
多相再閉路の連系条件が成立しないときとは、例えば、図3に示すように、第1回線5のR相5rとS相5s、第2回線6のR相6rとS相6sで地絡事故が発生し、連系している相がT相だけになるときである。
多相再閉路の連系条件が成立しないときとは、例えば、図3に示すように、第1回線5のR相5rとS相5s、第2回線6のR相6rとS相6sで地絡事故が発生し、連系している相がT相だけになるときである。
次に、この発明に係る実施の形態1による再閉路継電装置15の動作について図4を参照して説明する。図4は、この発明に係る実施の形態1による再閉路継電装置15の動作の手順を示すフローチャートである。
ステップS101で、「切信号」が入力されたか否かを判断し、「切信号」が入力されたときステップS102に進み、「切信号」が入力されないときステップS101を繰り返す。
ステップS102で、入力された「切信号」に基づいて多相再閉路の連系条件が成立するか否かを判断する。多相再閉路の連系条件が成立するときステップS103に進み、多相再閉路の連系条件が成立しないときステップS104に進む。
ステップS103で、多相再閉路を行って再閉路手順を終了する。
ステップS101で、「切信号」が入力されたか否かを判断し、「切信号」が入力されたときステップS102に進み、「切信号」が入力されないときステップS101を繰り返す。
ステップS102で、入力された「切信号」に基づいて多相再閉路の連系条件が成立するか否かを判断する。多相再閉路の連系条件が成立するときステップS103に進み、多相再閉路の連系条件が成立しないときステップS104に進む。
ステップS103で、多相再閉路を行って再閉路手順を終了する。
ステップS104で、入力された「切信号」から遮断されている遮断器7a〜7lを特定する。例えば、図3に示す場合、第1回線5のR相5rとS相5s、第2回線6のR相6rとS相6sで地絡事故が発生したので、遮断器7a、7b、7d、7e、7g、7h、7j、7kが遮断されている。
ステップS105で、遮断されている遮断器のうち、甲母線2側の遮断器を再閉路する。例えば、図3に示す場合、遮断器7a、7b、7d、7eを投入する。
ステップS106で、甲母線2側の遮断器が投入され乙母線4側の遮断器が遮断されている送電線の乙母線4側の電圧と乙母線4の該当する相の電圧との位相差を算出する。
ステップS107で、算出した位相差がそれぞれ所定の値、例えば25°以内であるか否かを判断する。位相差がそれぞれ所定の値以内の場合、ステップS108に進み、位相差のいずれか1つが所定の値を超えている場合、ステップS109に進む。
ステップS108で、位相差が最も小さくなる時点を投入条件として遮断器を投入して再閉路手順を終了する。
ステップS109で、連系する相の両端の遮断器を遮断して再閉路手順を終了する。
ステップS105で、遮断されている遮断器のうち、甲母線2側の遮断器を再閉路する。例えば、図3に示す場合、遮断器7a、7b、7d、7eを投入する。
ステップS106で、甲母線2側の遮断器が投入され乙母線4側の遮断器が遮断されている送電線の乙母線4側の電圧と乙母線4の該当する相の電圧との位相差を算出する。
ステップS107で、算出した位相差がそれぞれ所定の値、例えば25°以内であるか否かを判断する。位相差がそれぞれ所定の値以内の場合、ステップS108に進み、位相差のいずれか1つが所定の値を超えている場合、ステップS109に進む。
ステップS108で、位相差が最も小さくなる時点を投入条件として遮断器を投入して再閉路手順を終了する。
ステップS109で、連系する相の両端の遮断器を遮断して再閉路手順を終了する。
このような実施の形態1による再閉路方式は、多相再閉路の連系条件が成立するときには多相再閉路により復旧し、多相再閉路の連系条件が成立しないときには事故相の一方の端を再閉路し、その後送電線電圧と母線電圧との位相差が所定の範囲内にあるとき他方の端を再閉路して復旧するので、すべての相が遮断されることがなく、再閉路を実施するまでの間の系統安定度が維持される。
また、残相が遮断されずに単独の非同期系統にならないので、1回線π引き込み構成で他のルートによる連系がない電気所に実施の形態1による再閉路方式を適用することができる。
実施の形態2.
図5は、この発明に係る実施の形態2による再閉路方式を適用した再閉路継電装置の構成図である。
この発明に係る実施の形態2による再閉路方式は、実施の形態1による再閉路方式と多相再閉路ステップを含まないことが異なり、それ以外は同様であるので、同様な部分に同じ符号を付記し説明は省略する。
この発明に係る実施の形態2による再閉路継電装置15Bは、甲保護継電装置9aおよび乙保護継電装置8bから送信される各遮断器7a〜7lの状態信号、すなわち遮断器7a〜7lが遮断されているときの「切信号」、または遮断器7a〜7lが投入されているときの「入信号」に基づいて、事故相の一方の端で甲母線2に事故相を再閉路する1次再閉路手段23、事故相の他方の端での送電線電圧と乙母線4の電圧との位相差を算出する位相差算出手段24、および、算出したすべての事故相の位相差が所定の範囲内に含まれるとき他方の端で再閉路する2次再閉路手段25を備える。
なお、1次再閉路手段23、位相差算出手段24、2次再閉路手段25をまとめて同期再閉路手段26と称す。
図5は、この発明に係る実施の形態2による再閉路方式を適用した再閉路継電装置の構成図である。
この発明に係る実施の形態2による再閉路方式は、実施の形態1による再閉路方式と多相再閉路ステップを含まないことが異なり、それ以外は同様であるので、同様な部分に同じ符号を付記し説明は省略する。
この発明に係る実施の形態2による再閉路継電装置15Bは、甲保護継電装置9aおよび乙保護継電装置8bから送信される各遮断器7a〜7lの状態信号、すなわち遮断器7a〜7lが遮断されているときの「切信号」、または遮断器7a〜7lが投入されているときの「入信号」に基づいて、事故相の一方の端で甲母線2に事故相を再閉路する1次再閉路手段23、事故相の他方の端での送電線電圧と乙母線4の電圧との位相差を算出する位相差算出手段24、および、算出したすべての事故相の位相差が所定の範囲内に含まれるとき他方の端で再閉路する2次再閉路手段25を備える。
なお、1次再閉路手段23、位相差算出手段24、2次再閉路手段25をまとめて同期再閉路手段26と称す。
次に、この発明に係る実施の形態2による再閉路継電装置15Bの動作について図6を参照して説明する。図6は、この発明に係る実施の形態2による再閉路継電装置15Bの動作の手順を示すフローチャートである。
ステップS201で、「切信号」が入力されたか否かを判断し、「切信号」が入力されたときステップS202に進み、「切信号」が入力されないときステップS201を繰り返す。
ステップS202で、入力された「切信号」から遮断されている遮断器7a〜7lを特定する。例えば、図3に示す場合、第1回線5のR相5rとS相5s、第2回線6のR相6rとS相6sで地絡事故が発生したので、遮断器7a、7b、7d、7e、7g、7h、7j、7kが遮断されている。
ステップS203で、遮断されている遮断器のうち、甲母線2側の遮断器を再閉路する。例えば、図3に示す場合、遮断器7a、7b、7d、7eを投入する。
ステップS204で、甲母線2側の遮断器が投入され乙母線4側の遮断器が遮断されている送電線の乙母線4側の電圧と乙母線4の該当する相の電圧との位相差を算出する。
ステップS205で、算出した位相差がそれぞれ所定の範囲、例えば±25°内であるか否かを判断する。位相差がそれぞれ所定の範囲内の場合、ステップS206に進み、位相差のいずれか1つが所定の範囲を超えている場合、ステップS207に進む。
ステップS206で、位相差が最も小さくなる時点を投入条件として遮断器を投入して再閉路手順を終了する。
ステップS207で、連系する相の両端の遮断器を遮断して再閉路手順を終了する。
ステップS201で、「切信号」が入力されたか否かを判断し、「切信号」が入力されたときステップS202に進み、「切信号」が入力されないときステップS201を繰り返す。
ステップS202で、入力された「切信号」から遮断されている遮断器7a〜7lを特定する。例えば、図3に示す場合、第1回線5のR相5rとS相5s、第2回線6のR相6rとS相6sで地絡事故が発生したので、遮断器7a、7b、7d、7e、7g、7h、7j、7kが遮断されている。
ステップS203で、遮断されている遮断器のうち、甲母線2側の遮断器を再閉路する。例えば、図3に示す場合、遮断器7a、7b、7d、7eを投入する。
ステップS204で、甲母線2側の遮断器が投入され乙母線4側の遮断器が遮断されている送電線の乙母線4側の電圧と乙母線4の該当する相の電圧との位相差を算出する。
ステップS205で、算出した位相差がそれぞれ所定の範囲、例えば±25°内であるか否かを判断する。位相差がそれぞれ所定の範囲内の場合、ステップS206に進み、位相差のいずれか1つが所定の範囲を超えている場合、ステップS207に進む。
ステップS206で、位相差が最も小さくなる時点を投入条件として遮断器を投入して再閉路手順を終了する。
ステップS207で、連系する相の両端の遮断器を遮断して再閉路手順を終了する。
このような実施の形態2による再閉路方式は、同期再閉路方式で一本化されているので、再閉路方式が簡素化できる。
1 甲電気所、2 甲母線、3 乙電気所、4 乙母線、5 第1回線、5r 第1回線のR相、5s 第1回線のS相、5t 第1回線のT相、6 第2回線、6r 第2回線のR相、6s 第2回線のS相、6t 第2回線のT相、7a〜7l 遮断器、8a 甲保護継電装置、8b 乙保護継電装置、9a〜9l 計器用変流器、11a〜11f 母線側計器用変圧器、12a〜12f 甲側計器用変圧器、13a〜13f 乙側計器用変圧器、15、15B 再閉路継電装置、21 連系条件判断手段、22 多相再閉路手段、23 1次再閉路手段、24 位相差算出手段、25 2次再閉路手段、26 同期再閉路手段。
Claims (2)
- 事故が発生した2回線送電線の事故相を一旦遮断した後で該事故相を再閉路する再閉路方式において、
該事故相を遮断したときに多相再閉路の連系条件が成立するか否かを判断する連系条件判断ステップと、
上記多相再閉路の連系条件が成立する場合、該事故相を多相再閉路する多相再閉路ステップと、
上記多相再閉路の典型条件が成立しない場合、上記事故相の一方の端で一方の母線に再閉路した後で、上記事故相の他方の端での送電線電圧と他方の母線の電圧との位相差を算出するとともに、算出したすべての事故相の位相差が所定の範囲内に含まれるとき上記他方の端で再閉路する同期再閉路ステップと、
を有することを特徴とする再閉路方式。 - 事故が発生した2回線送電線の事故相を一旦遮断した後で該事故相を再閉路する再閉路方式において、
上記事故相の一方の端で一方の母線に再閉路した後で、上記事故相の他方の端での送電線電圧と他方の母線の電圧との位相差を算出するとともに、算出したすべての事故相の位相差が所定の範囲内に含まれるとき上記他方の端で再閉路する同期再閉路ステップを有することを特徴とする再閉路方式。
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Publication Number | Publication Date |
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-
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- 2007-04-05 JP JP2007099452A patent/JP2008259327A/ja active Pending
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