JPH01213664A - アルミニウム合金製複写機感光体基体 - Google Patents

アルミニウム合金製複写機感光体基体

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JPH01213664A
JPH01213664A JP3785288A JP3785288A JPH01213664A JP H01213664 A JPH01213664 A JP H01213664A JP 3785288 A JP3785288 A JP 3785288A JP 3785288 A JP3785288 A JP 3785288A JP H01213664 A JPH01213664 A JP H01213664A
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JP
Japan
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aluminum alloy
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org
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Pending
Application number
JP3785288A
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English (en)
Inventor
Sunao Aiura
直 相浦
Osamu Takezoe
竹添 修
Kazuhiko Asano
浅野 和彦
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Kobe Steel Ltd
Original Assignee
Kobe Steel Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は電子写真複写機の感光体ドラム等のアルミニウ
ム合金製感光体基体に関し、更に詳述すれば、表面切削
仕上がり性及び有機化合物の塗布性が優れ、有機半導体
を感光層とする感光体の基体として好適のアルミニウム
合金製感光体基体に関する。
[従来の技術] 一般に、有機半導体を感光層とする感光体(以下、OP
Cともいう)の基盤ドラムには、JIS3003又はJ
 I 56063のAl(アルミニウム)合金が使用さ
れている。特に、JIS3003Aff1合金は、アモ
ルファスSeを感光層とする感光体ドラムにおいて実績
があるため、有機半導体型感光体ドラム用Aρ合金とし
て多用されている。
[発明が解決しようとする課題] しかしながら、OPCは、アモルファスSe型感光体の
ように感光層を蒸着により被着するドラムと異なり、有
機化合物の液体を塗布する工程を有する。この塗布工程
における有機半導体膜の塗布膜厚のバラツキ等が、画像
欠陥の原因となり、製品歩留を低下させる要因となって
いる。また、基盤ドラム表面の自然酸化皮膜の破壊等に
より、局所的な仕事関数の相違が生じることも、画像欠
陥の原因となる。
而して、従来のJ I SA1合金は、一般的に、強度
を重視するために合金の添加元素が多く、表面性状が悪
い。このため、これらのAρ合金製基体は有機半導体膜
の塗布膜厚のバラツキ及び仕事関数の局所的なバラツキ
が発生し易く、製品歩留が低いという欠点を有する。
また、感光体の基体は高度の寸法精度を必要とするため
、Aff1合金素管は有機化合物の塗布前に精密切削加
工する必要がある。従って、感光体基体用材料はこの切
削加工において十分な寸法精度(真円度)を得ることが
できるものであることが必要である。このため、純アル
ミニウム(JIS1050)は塗布性が安定しているも
のの、強度が低いので、精密加工性及び寸法精度に難点
があり、基体ドラムとしては不向きである。
本発明はかかる問題点に鑑みてなされたものであって、
アルミニウム合金の表面性状を改善することにより、有
機半導体膜の塗布成膜欠陥を防止し、優れた画像を得る
ことができるアルミニウム合金製複写機感光体基体を提
供することを目的とする。
[課題を解決するための手段] 本発明に係るアルミニウム合金製複写機感光体基体は、
アルミニウム合金で形成された複写機感光体基体におい
て、その表面における直径が2μm以上の晶出物又は析
出物の数が5000個/mm2以下であることを特徴と
する。
また、好ましくは、前記アルミニウム合金の組成は、M
g;0.1乃至0.7重量%及びSi;0.1乃至0.
6重量%を含有し、不純物成分を、Fe;0.3重量%
以下、Cu;0.1重量%以下及びMn;0.1重量%
以下に規制したものである。
以下、本発明に係るAA合金製複写機感光体基体につい
て、具体的に説明する。
本願発明者等は、アルミニウム合金製怒光体基体の切削
面について実験研究した結果、切削面の晶出物又は粗大
析出物が少ないほうが有機半導体膜の塗布性か良いこと
を見い出した。晶出物又は粗大析出物があると、有機化
合物膜の膜厚及び基体表面の仕事関数か局所的に変化す
る。
ところで、この晶出物及び粗大析出物を少なくすること
のみに限って検討すれば、純A々を感光体基体として使
用することが好ましいが、純Alは強度が低いため、パ
イプ状の感光体基体ドラムに加工する際の加工寸法精度
が悪いという難点がある。
このため、感光体基体としては、Alに添加元素を加え
て合金化せざるを得ないが、本願発明者等の研究結果に
より、基体表面(切削面)において、直径が2μm以上
の晶出物又は粗大析出物の数が5000個/−を超える
と、切削面に大きな凹凸が形成されてその有機半導体液
の洗浄性が劣化すると共に、洗浄後の水滴付着等による
耐食性も劣化してしまうことが判明した。換言すれば、
直径が2μm以上の晶出物又は粗大析出物の数が500
0個/mm2以下であれば、切削面の凹凸が少なく、洗
浄性及び耐食性も優れている。このような理由で、本発
明においては、基体表面における直径2μm以上の晶出
物又は粗大析出物の数を5000個/mm2以下に規制
する。
このような表面性状を有する感光体基体は、例えば、以
下のようにして製造することができる。
先ず、Affi合金を400℃以上の高温において熱間
加工することにより、添加元素を可及的にマトリックス
中に固溶させ、次いで、50℃/分以上の速度で冷却し
て粗大析出物の発生を防止しつつ冷却する。その後、必
要に応じて、析出物が粗大化しないようにして、200
°C以下の温度で焼き戻し熱処理する。
この感光体基体を構成するAff1合金は、強度を付与
し、加工性を向上させるために、Mg及びSiを添加し
たkl−Mg−3i系合金であることが好ましい。
次に、この人ρ合金における各成分の添加理由及び組成
限定理由について説明する。
生しユ51 Mg及びSiはいずれもAρ金合金中固溶し、又はA3
合金中に微細析出することにより、その強度を向上させ
る成分である。Mg及びSiは夫々0.1重量%未満の
場合には、強度向上効果がない。一方、Mg及びSiが
夫々0.6重量%を超える場合には耐食性が著しく劣化
する。従って、Mg及びSiの含有量は夫々0.1乃至
0.6重量%とすることが好ましい。
不純物成分としては、Fe、Cu又はMn等があるか、
Fe、Mn及びCuが夫々0.3重量%、0.1重量%
及び0.1重量%を超えると、晶出物が増加するため塗
布性を阻害するので好ましくない。
従って、Fe、Mn及びCuの含有量は夫々 0゜3重
量%以下、0.1重量%以下及び0.1重量%以下に規
制することが好ましい。
このようにして、有機半導体膜の塗布性が優れ、しかも
、感光体基体としての加工精度も十分なAρ合金製感光
体基体が得られる。
[実施例] 次に、本発明に係るアルミニウム合金製複写機感光体基
体の実施例について、その比較例と共に説明する。
下記第1表は実施例1乃至7及び比較例1乃至4の各合
金の組成を示す。
この第1表に示す組成の各アルミニウム合金を常法に従
って溶解し、直径が100龍のビレットを作成した。次
いで、このビレットを押出加工し、冷却した後、熱処理
した。押出温度、冷却速度及び熱処理条件等の製造条件
を下記第2表に示す。
また、この押出加工により、外径か60龍、内径か57
mm、長さが250 amのパイプを得た。このパイプ
から組織調査用の試験片を切り出し、パイプ表面の直径
が2μm以上の晶出物及び粗大析出物の数を測定した。
その結果を、前記第2表に併せて示す。
その後、このパイプを2ORのダイヤモンドバイトを使
用してR□8が0.1μmになるように表面を仕上げ加
工し、フロン蒸気により洗浄し、温水によりジェット洗
浄した後乾燥させた。
次いで、上記パイプをマイナス10℃の冷凍庫に装入し
て冷凍させた後、大気中に出して結露させ、表面の残留
油分又は腐食による濡れ性の相違により発生する斑点の
数で、表面の洗浄性を評価した。その結果を前記第2表
に併せて示す。
また、切削性の評価として、切削後の真円度も第2表に
併せて示す。
この第2表から明らかなように、実施例1乃至7は結露
テストの斑点の数が2個/本以下と少なく表面性状が優
れていると共に、真円度も優れている。これに対し、比
較例1乃至4は真円度又は表面性状の少なくとも一方が
極めて悪い。
[発明の効果] 本発明に係るAβ合金製感光体基体は、表面濡れ性が優
れているので、有機化合物の成膜欠陥が防止されて製品
歩留りが向上し、更に、切削加工後の真円度も優れてい
る。このため、本発明に係るAff1合金製感光体基体
は、有機半導体感光層用の感光体基体として好適であり
、極めて有益である。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)アルミニウム合金で形成された複写機感光体基体
    において、その表面における直径が2μm以上の晶出物
    又は析出物の数が5000個/mm^2以下であること
    を特徴とするアルミニウム合金製複写機感光体基体。
  2. (2)前記アルミニウム合金の組成は、Mg;0.1乃
    至0.6重量%及びSi;0.1乃至0.6重量%を含
    有し、残部がAl及び不可避的不純物であり、前記不純
    物を、Fe;0.3重量%以下、Cu;0.1重量%以
    下及びMn;0.1重量%以下に規制したことを特徴と
    する請求項1に記載のアルミニウム合金製複写機感光体
    基体。
JP3785288A 1988-02-20 1988-02-20 アルミニウム合金製複写機感光体基体 Pending JPH01213664A (ja)

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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS61255351A (ja) * 1985-05-08 1986-11-13 Canon Inc 光導電部材用の支持体及び該支持体を有する光導電部材
JPS61255350A (ja) * 1985-05-08 1986-11-13 Canon Inc 光導電部材用の支持体及び該支持体を有する光導電部材

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS61255351A (ja) * 1985-05-08 1986-11-13 Canon Inc 光導電部材用の支持体及び該支持体を有する光導電部材
JPS61255350A (ja) * 1985-05-08 1986-11-13 Canon Inc 光導電部材用の支持体及び該支持体を有する光導電部材

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