JPH01285953A - 有機感光体用アルミニウム基体 - Google Patents

有機感光体用アルミニウム基体

Info

Publication number
JPH01285953A
JPH01285953A JP11487788A JP11487788A JPH01285953A JP H01285953 A JPH01285953 A JP H01285953A JP 11487788 A JP11487788 A JP 11487788A JP 11487788 A JP11487788 A JP 11487788A JP H01285953 A JPH01285953 A JP H01285953A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
less
aluminum
present
impurities
alloy
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP11487788A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0574062B2 (ja
Inventor
Yasunobu Iwata
岩田 保伸
Hiroshi Horikawa
宏 堀川
Shigeru Okaniwa
茂 岡庭
Haruyumi Kosuge
張弓 小菅
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NIKKEI GIKEN KK
Nippon Light Metal Co Ltd
Original Assignee
NIKKEI GIKEN KK
Nippon Light Metal Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NIKKEI GIKEN KK, Nippon Light Metal Co Ltd filed Critical NIKKEI GIKEN KK
Priority to JP11487788A priority Critical patent/JPH01285953A/ja
Publication of JPH01285953A publication Critical patent/JPH01285953A/ja
Publication of JPH0574062B2 publication Critical patent/JPH0574062B2/ja
Granted legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03GELECTROGRAPHY; ELECTROPHOTOGRAPHY; MAGNETOGRAPHY
    • G03G5/00Recording members for original recording by exposure, e.g. to light, to heat, to electrons; Manufacture thereof; Selection of materials therefor
    • G03G5/10Bases for charge-receiving or other layers
    • G03G5/102Bases for charge-receiving or other layers consisting of or comprising metals

Landscapes

  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Photoreceptors In Electrophotography (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 「発明の目的」 (産業上の利用分野) 本発明は有機感光体用アルミニラJ、基体に係り、電子
写真方式における感光体により画像を11)ろ場合に白
抜は等の画像欠陥が少く高品質な画像をi+)ることの
できる有機感光体用アルミニウム粘体を提供しようとす
るものである。
(従来の技術) 電子写真方式によって画像を得ることのできる複写機や
光プリンタ等の機器には光導電体としてSe、、CdS
、、ZnO、アモルファスシリコンなどの感光体材料が
その特性や用途等を考慮して用いられるが、特に有機感
光体はコストも低く環境汚染もないので広く採用されて
いる。然してこのような感光体材料は軽くて成形性に優
れたアルミニウム質の平板、円筒、ベルトなどの形状を
有する基体表面に1層または多層に塗布され、複写に際
してはこの感光体材料に特定波長の光線を照射し、該部
分を帯電状態となし、印刷用粉体を電気的に付着させ、
これを用紙に転写させて複写を行うものであるが、この
ような帯電、付着、転写過程において前記基体表面に構
造ないし組成的に異なるものがあると感光体材料の帯電
状態にむらを生じ、印刷用粉体の付着が乱れ、白抜は等
の画質不良をもたらす。
前記した有機感光体用のアルミニウム基体としては、J
TS1050.1100  (純アルミニウム)、J 
l53003  (Aj!−Mn系合金)、J1550
00 (i−Mg系合金)、JIS(iooO(Aj!
 −FIB−5i系合金)の如きによる押出加工材やし
ごき加工材等の成形体がダイアモント工具などの切削工
具を用い精密仕上げして用いられている。
一方このようなアルミニウム合金は不純物としてSi、
 Peを比較的多量に含有しており、又強度を付与する
ために前記JI33003のようにMn笠の元素を添加
しているので、アルミニウムに固溶し難いこれらのSi
、 Fe、 Mn等の元素は金属間化合物としてマトリ
ックス内に晶出し、このような晶出物が精密に仕上げら
れた基体表面に高密度に分布して感光体材料の帯電状態
、それに伴う印刷粉体の付着を乱し、白抜けのような画
質不良の原因となることからこのようなSi、 reの
含有量を少くし、あるいはMnなどの元素添加量を適正
にすることが提案されている。
なお前記した、しごき加工材は径に対して長袖なものが
得難く、しかも金型等の治工具および設備が高いので押
出成形体を用いることが一般的であって、この押出成形
体を得るには中空ビレ・ノドにマンドレルを通して押出
成形するマンドレル方式と、中実ビレットをダイス内で
分流しダイス出口側で再び溶着して押出成形するボート
ホールダイス方式とがあり、前者のマンドレル方式はマ
ンドレルと押出ラムとを相対的に移動させる特別な押出
装置を必要とするだけでなしに中空ビレ・ノドを先ず準
備することが必要であるから生産コストが高くなる。こ
れに対し後者のボートホールダイス方式はダイスのみで
成形できることから低コストに生産し得る。
(発明が解決しようとする課題) へN−Mg系合金による有機感光体用基体において、S
i−、Feの含有量を少くし、Mn等の元素を適正化し
ても画質不良に未解決部分が残る。即ち本発明者らはA
7!−Mg合金を溶製するに当って、Si−。
Feの含有量を制限し、Mn等の元素の添加を抑制した
基体について検討した結果、斯うした場合においても白
抜は等の前記画質不良の発生が有効に低減されないこと
を確認し、このような画質不良に関して未解決なことの
存することを知った。
然して発明者らは、上記画質不良について種々検討した
結果、この画質不良は晶出物によるばかりでなく、基体
表面における微小な局部腐食によって生成した腐食残渣
によっても感光体の帯電状態にむらが発生し、印刷用粉
体の付着に乱れの生ずることが6育認された。
前記のように低コストに生産することのできるボートホ
ールダイス方式で押出成形した成形体はダイス出口側で
溶着した部分に白抜は等の画質不良の生ずることが見出
され、この画質不良については未解決部分の多いことが
知られた。
「発明の構成」 (課題を解決するための手段) 本発明は上記したような実情に鑑の検削を重ねた結果、
+17!−Mg合金にCuを添加すると共に不純物とし
ての31、Feの含有量をできるだり少量とし、しかも
このSiとFeO比が特定範囲にある場合にはSi、F
eの晶出物が微細に分散し、その量的割合が少いと共に
局部腐食の発住し難いことを確認し、加うるにこのSi
とFeの比がある特定範囲の場合にはボートホールダイ
スで押出成形した成形体の溶着部分における結晶粒の大
きさが均一となり、画像欠陥が少くて高品質な画像を得
しめることに成功した。
即ち本発明によるものは以下の如くである。
1、重量換算で、Mg:0.2〜6.0%、Cu : 
0.02〜0.15%を含有し、残部がアルミニウムと
不純物からなり、不純物としてのSiを0.20%以下
、reを0.20%以下とし、しかもこの5iIl!:
Feの比が、 0.2≦Si/Fe≦1.8 の範囲内にあることを特徴とする有機感光体用アルミニ
ウム基体。
2、 アルミニウム基体の表層300μm間における金
属間化合物の占める面積率が0.5%以下、該金属間化
合物における長径の平均値が3μm以下である前記1項
に記載の有機感光体用アルミニウム基体。
3、孔食面積率が0.2%以下である前記】項に記載の
打機感光体用アルミニウム基体。
4、 重量換算で、M、:0.2〜6.0%、Cu :
 0.02〜0.15%、Mn:0.08%以下を含有
し、残部がアルミニウムと不純物からなり、不純物とし
てのSiを0.20%以下、Feを0.20%以下とし
、しかもこのSiとFaの比が、 0.2≦Si/Fe≦1.8 の範囲内にあることを特徴とする有機感光体アルミニウ
ム基体。
5、 アルミニウム基体の表層300μm間における金
属間化合物の占める面積率が0.5%以下、該金属間化
合物における長径の平均値が3μrn以下である前記4
項に記載の有機感光体用アルミニウム基体。
6、孔食面積率が0.2%以下である前記4項に記載の
有機感光体用アルミニウム基体。
(作 用) 前記したような各成分組成範囲をwL%(以F単に%と
いう)により説明すると、以下の如くである。
Mg : 0.2〜6.0%。
Mgはアルミニウムに固溶し易く、又被削性を向上して
精度の良い仕上げ加工を行わしめ、更に合金に強度を付
与する元素であって、0.2%未満ではこれらの効果を
適切に求めることができない。
一方の6.0%を超えた場合には応力腐食割れ感受性が
著しくなると共に、微量のSiが存在してもMgアSi
化合物を住成し画質不良の原因となる。
ボートホールダイス方式で押出成形した成形体の溶着部
分における結晶粒の大きさが非溶着部分結晶粒の大きさ
と著しく異なることを回避するには1.5%を上限とし
、前記MgzSiの結晶粒界析出を防止し、耐食性低下
を避ける。即ちポートホールダイスで押出成形するとき
、ダイス内で分流する際のダイスとの間における抵抗が
大きいことからダイス出口側で溶着する部分の合金温度
が高くなり、Mg2Si化合物の生成を抑制する。
望ましい範囲は0.3〜1.3%である。
Cu:  0.0 2〜0.1 5%。
Cuは合金に強度をイ1与すると共に局部腐食を抑制し
、感光体の帯電状態を良好なものとして画質不良を解消
するものであって、0.02%2%未満このような作用
が不充分であり、反対に0.15%を超えて含有させる
と却って腐食を促進させることとなる。好ましい範囲は
0.04〜0.10%である。
なお上記のようにCuを微量添加すると局部腐食が抑制
されることの仔細についてはもとより充分に解明されな
いが、Aj!−Mg合金にCuを微量添加することによ
ってマトリックスの腐食電位を前側に移行させ、不純物
として含有されるPe等により生成するAn!−Fe化
合物のような7トリソクスに対して電位の前側移行は、
該化合物との電位差を小さくすることが明かで、このよ
うに電位差が小さくなることにより腐食し難くするもの
と推定される。
Si:0.20%以下。
Fe:0.20%以下。
0.2 ≦Si/Pe≦1.8゜ Si、 Feは不純物として含存される元素であって、
それらの含有量が上限値以上となると、へβ−Fe化合
物またはMg2Si化合物が晶出して局部腐食発生起点
となり、又表面仕上げ加工時において疵発生の原因とな
ると共に加工歪の残留する表面変質層を形成し易くなり
、該部分が腐食し易いこととなって何れにしても画質不
良の要因となる。
更に画質を良好とするには、このSiとFeの比を、0
.2≦Si/Pe≦1.8とすることが必要で、ごれは
SiまたはFeによって晶出するMgzSiまたはA7
! −Fe化合物を、これらの化合物より被削性の良好
なAj! −5i−Fe系の化合物として晶出させ、表
面変質層を少くして局部腐食の発生を抑制するためであ
って、0.2≧Si/PeではAj! −Fe化合物の
晶出が多く、又Si/Fe≧1.8ではMg2Si化合
物の晶出が多くなり、何れにしても好ましくない。なお
このSi/Feについては好ましくは0.4〜1.2、
更に好ましくは0.5〜1.0である。
Mn : 0.08%以下。
Mnの少量添加は、Qll −5i −Fe化合物を更
に被削性の良好なA I −5i−Fe−Mn化合物と
してti’/密な仕上げ面を形成せしめ、表面変質層を
少くする。
特にSiおよびFe含有量が高目のときにその効果が顕
著にあられれて好ましいことであるが、イの含有量が0
.08%を超えると/l I! Mr+aの化合物を生
成し易くなり、却って被削性を劣化し画質不良の要因と
なる。
その他の成分。
M、の酸化防止のために通常添加される0、 (l O
5%程度までのBeは許容され、M、含有量の高い場合
に特に有効である。又このような合金を溶製するに当っ
て、アルミニウム地金等から混入してくる不純物として
、Znの0.1%まで、Crの0.05%まで、■の0
.05%まで、Niの0.02%までの含有は本発明の
作用効果を妨げるものでなく、しかも画質不良の要因と
ならないのでa’l容される。
又上述したような成分組成の基体において、更に画像の
良好化を図るため、基体の表層300μm間における金
属間化合物の占める面積率を0.5%以下とし、その大
きさを長径平均値で3μm以下とするか、あるいは孔食
腐食域の面積率を0.2%以下とすることが望ましい。
上記のようにMgの上限を1.5%とすることによりポ
ートホールダイス方式で押出成形した成形体の溶着部に
おける結晶粒の大きさが他の非溶着部に比較して僅かに
異なる程度であって画質の良好な基体とすることができ
る。
その製造は、JISI種または特2種、特にjIs特2
種以上の純度を有するアルミニウム地金を用いて溶製し
、晶出する金属間化合物を微細に分散させるため半連続
水冷鋳造法で鋳造しスラブまたはビレットを得る。この
ようにして得られたスラブまたはビレットは450〜5
60℃の温度に5時間以上(例えば5〜15時間)保持
する均質化処理をなし、次いで熱間圧延および冷間圧延
して、厚さ1〜3mm程度の板とし、この板を例えばし
ごき加工して所望断面形状の素管その他となし、あるい
は均質化処理後にボートホールダイスを用い押出成形し
て得られた成形体を引抜き加工しで所望断面形状の素管
その他となす。このような素管はダイアモンド工具また
はこれに準した工具を用いその表面を精密仕上げして基
体とする。
(実施例) 本発明によるものの具体的な実施例について説明すると
以下の如くである。
実施例1 次の第1表に示す各組成のアルミニウム合金溶湯をJI
S特1種アルミニウム地金を用いて溶製し、脱ガス処理
後、ポーラスチューブフィルターを通して溶湯中の非金
属介在物を除去したのら半連続水冷鋳造法により325
−露φのビレットをtJ?造した。
これらのビレットを500〜560℃の温度で、5〜1
5時間保持して均質化処理を行い、ついでマンドレル方
式で押出加工した後、冷間引抜加工を施して内径80t
sφ、肉厚l、 2mmの゛アルミニウム素管とし、ダ
イアモンド工具を用いて素管の表面を精密仕上げして基
体となし、供試材とした。
供試材1〜4は本発明による条件を満足したものである
のに対し、供試材5はCuを含有せず(hは本発明範囲
で低目)、供試材6はCuが0.23%と本発明範囲よ
り高く、供試材7はFeが0.28%とやはり本発明範
囲より高いものでSi/Feも0.18以下で本発明範
囲に達しないものであり、供試材8はSiが高(、Si
/Feも2.75と本発明範囲より高いものである。又
供試材9は各成分組成は本発明範囲を満足するもののS
i/Feは2.1と僅かに本発明範囲を超え、供試材1
0はCuを含有しない(hgは本発明範囲内ではあるが
高目)ものであり、供試材11はCuが本発明範囲を超
えたものであり、供試材12はMgが0.1%と本発明
範囲に達しないものである。更に供試材13はMgが6
.7%と本発明範囲を超えたもの、供試材14はhgを
含有しないと共にFeが0.28%と本発明範囲を超え
たものであり、供試材15はFeが0.44%と著しく
高く、Mnも1.07%と非常に高い場合であり、供試
材16はSiが0.41%と高い場合である。
上記のようにして得られた各供試材1〜16について金
属間化合物の占有率とその大きさを測定し、またキャス
試験法で腐食率を測定した結果は次の第2表の如くであ
るが、その測定方法は以下の如くである。
金属間化合物の占有率とその大きさ。
供試材を軸線を通る平面で切断し、該断面をパフ研摩お
よび電解研摩したのち供試材表面から300μmの間を
画像解析装置を用いて測定した。
測定部分は100X100μm2の部分を各試料につい
て10カ所測定し平均した。又大きさは長径を測定した
腐食率。
供試材を平板化した後、基体の表面にあたる部分をエメ
リー1000番まで研摩し、JISH8681のキャス
試験法で30分間腐食促進させ、孔食腐食域を面積比と
して表わした。
画像評価。
精密仕上げした基体にCT Lにヒドラゾン系、CGL
にフタロシアニン系の有機感光体を合計膜厚で25μm
塗布し、通常のブランクプリント方式で全面真黒に複写
し、黒色画面内の白抜は欠陥の多少で評価した。評価基
準は欠陥の認められなかったものをA、実用上差支えな
い程度のものをB3実用に差支えのある欠陥を有するも
のをCとした。
第  2  表 即ち上表によると本発明によるものく試料番号1〜4)
は何れも金属間化合物占有率が少く、その平均粒子径も
小さいし、腐食率も小で、白抜は欠陥の発生も少い。こ
れに対し比較例のものはそれらが何れも劣っており白抜
&−1欠陥の発生も多いもので、総合評価において本発
明レベルに達するものはない。
実施例2 次の第3表に示すような組成を有する各アルミニウム合
金溶湯をJIS特1種アルミニウム地金を用いて溶製し
、脱ガスを行ってからポーラスチューブフィルターを用
いて溶湯中の非金属介在物を除去し、半連続水冷鋳造法
により203 **φの鋳塊とした。
このものは次いで500〜560℃で5〜15時間の均
質化処理を行ってからボートボールダイス方式で押出成
形し成形体としてから冷間引抜加工を施して内径80m
φ、肉厚1.2鰭のアルミニウム合金素管とし、ダイア
モンド工具を用いて素管の表面を精密仕上げし基体とし
て供試材を得た。
供試材1〜6は何れもボートホールダイス押出成形時に
おいて溶着部分における結晶粒の大きさを非溶着部分の
それより著しく異なることを回避すべくMgカ月、5%
以下で、その他の成分組成も本発明要件を満足する本発
明材であり、供試材7〜11はMgが何れも0.7%で
本発明範囲内で比較的低い場合であるが、供試材7はC
uを含有せず、又供試材8はCuが0.23%と本発明
上限を超え、供試材9はFeが0.28%と本発明上限
以上、供試材10はSiが0.22%と本発明範囲を超
え、供試材11はSi/Feが2.1と本発明上限を超
えたもので、何れも比較材である。供試材12以下も比
較材であって、供試材12はCuを含有せず、供試材1
3はCuが本発明上限以上、供試材14はMgが0.1
%と本発明の下限未満、供試材15はこのMgが1.8
%とボートホール押出成形のための上限を超えたもので
ある。又供試材16はMgを含有しないと共にFeが0
.28%と本発明範囲の上限以上のものであり、供試材
17はFeが0.44%と更に高くてFIgも0.1%
と本発明下限に達しておらず、最後の供試材18はSi
が0.41%、Mgh< 0.52%と何れも高く、し
かもCuを含有していないものであって、何れも比較材
である。
第  3  表 然してこのようなボートボールダイスで得られた各供試
材について、前記した実施例1の場合と同じに金属間化
合物の占有率と粒子径を測定し、又キャス試験腐食率を
それぞれ実施例1に述べたところと同じ手法で求め、又
画像欠陥等の画質評価をも実施例1におけると同じに実
施すると共に溶着部の組織および溶着部における金属間
化合物分布についてもそれぞれタンカー氏液を用いて顕
微鏡観察により検討した結果を要約して示したのが次の
第4表である。
即ち本発明による供試材1〜6のものは何れも好ましい
結果を示しているのに対し比較材7〜I8のものは何れ
も複数の測定評価結果において劣っており、本発明によ
るものが有利なボートホールダイス方式により好ましい
基体を提供し得ることが確認された。
「発明の効果」 以上説明したような本発明によるときは複写機ドラムや
光プリンターなどの有機感光体用アルミニウム基体とし
て白抜は欠陥のような画像欠陥が少なく、画質を良好と
し、歩留り高(優質の製品を提供し得るものであり、設
備的および生産二ノスト的に有利なボートポールダイス
方式においても好ましい基体を的確に得しめるなどの効
果をイ1しており、工業的にその効果の大きい発明であ
る。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、重量換算で、Mg:0.2〜6.0%、Cu:0.
    02〜0.15%を含有し、残部がアルミニウムと不純
    物からなり、不純物としてのSiを0.20%以下、F
    eを0.20%以下とし、しかもこのSiとFeの比が
    、 0.2≦Si/Fe≦1.8 の範囲内にあることを特徴とする有機感光体用アルミニ
    ウム基体。 2、アルミニウム基体の表層300μm間における金属
    間化合物の占める面積率が0.5%以下、該金属間化合
    物における長径の平均値が3μm以下である請求項1に
    記載の有機感光体用アルミニウム基体。 3、孔食面積率が0.2%以下である請求項1に記載の
    有機感光体用アルミニウム基体。 4、重量換算で、Mg:0.2〜6.0%、Cu:0.
    02〜0.15%、Mn:0.08%以下を含有し、残
    部がアルミニウムと不純物からなり、不純物としてのS
    iを0.20%以下、Feを0.20%以下とし、しか
    もこのSiとFeの比が、 0.2≦Si/Fe≦1.8 の範囲内にあることを特徴とする有機感光体アルミニウ
    ム基体。 5、アルミニウム基体の表層300μm間における金属
    間化合物の占める面積率が0.5%以下、該金属間化合
    物における長径の平均値が3μm以下である請求項4に
    記載の有機感光体用アルミニウム基体。 6、孔食面積率が0.2%以下である請求項4に記載の
    有機感光体用アルミニウム基体。
JP11487788A 1988-05-13 1988-05-13 有機感光体用アルミニウム基体 Granted JPH01285953A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11487788A JPH01285953A (ja) 1988-05-13 1988-05-13 有機感光体用アルミニウム基体

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11487788A JPH01285953A (ja) 1988-05-13 1988-05-13 有機感光体用アルミニウム基体

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH01285953A true JPH01285953A (ja) 1989-11-16
JPH0574062B2 JPH0574062B2 (ja) 1993-10-15

Family

ID=14648919

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP11487788A Granted JPH01285953A (ja) 1988-05-13 1988-05-13 有機感光体用アルミニウム基体

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH01285953A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7473506B2 (en) 2005-08-26 2009-01-06 Fuji Electric Device Technology Co., Ltd. Method of producing an electrophotographic photoconductor and an electrophotographic photoconductor produced by this method
JP2012013918A (ja) * 2010-06-30 2012-01-19 Ricoh Co Ltd 電子写真感光体およびその製造方法
WO2013005599A1 (ja) * 2011-07-01 2013-01-10 昭和電工株式会社 アルミニウム合金及びアルミニウム合金押出材の製造方法
US9031463B2 (en) 2010-06-30 2015-05-12 Ricoh Company, Ltd. Electrophotographic photoconductor, image forming method, image forming apparatus and process cartridge

Citations (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS59157255A (ja) * 1983-02-25 1984-09-06 Nippon Light Metal Co Ltd 超精密鏡面加工用アルミニウム合金素材
JPS60262936A (ja) * 1984-06-11 1985-12-26 Kobe Steel Ltd アモルフアスシリコンの蒸着特性の優れた押出アルミニウム合金
JPS61159545A (ja) * 1984-12-29 1986-07-19 Canon Inc 精密加工用アルミニウム合金、これを用いた管材及び光導電部材
JPS61177347A (ja) * 1985-01-30 1986-08-09 Showa Alum Corp 電子複写機の感光ドラム用アルミニウム合金材
JPS62133038A (ja) * 1985-12-04 1987-06-16 Showa Alum Corp 鏡面切削性に優れたアルミニウム合金
JPS62164845A (ja) * 1986-01-13 1987-07-21 Kobe Steel Ltd アモルフアスシリコン蒸着性に優れた感光ドラム用押出アルミニウム合金
JPS6314836A (ja) * 1986-07-07 1988-01-22 Furukawa Alum Co Ltd 複写機感光ドラム用アルミニウム合金
JPS6370259A (ja) * 1986-09-11 1988-03-30 Kobe Steel Ltd 精密切削性に優れたアルミニウム合金製感光体ドラム用素材とその製造方法
JPS6376857A (ja) * 1986-09-19 1988-04-07 Showa Alum Corp 鏡面加工用アルミニウム合金の製造方法

Patent Citations (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS59157255A (ja) * 1983-02-25 1984-09-06 Nippon Light Metal Co Ltd 超精密鏡面加工用アルミニウム合金素材
JPS60262936A (ja) * 1984-06-11 1985-12-26 Kobe Steel Ltd アモルフアスシリコンの蒸着特性の優れた押出アルミニウム合金
JPS61159545A (ja) * 1984-12-29 1986-07-19 Canon Inc 精密加工用アルミニウム合金、これを用いた管材及び光導電部材
JPS61177347A (ja) * 1985-01-30 1986-08-09 Showa Alum Corp 電子複写機の感光ドラム用アルミニウム合金材
JPS62133038A (ja) * 1985-12-04 1987-06-16 Showa Alum Corp 鏡面切削性に優れたアルミニウム合金
JPS62164845A (ja) * 1986-01-13 1987-07-21 Kobe Steel Ltd アモルフアスシリコン蒸着性に優れた感光ドラム用押出アルミニウム合金
JPS6314836A (ja) * 1986-07-07 1988-01-22 Furukawa Alum Co Ltd 複写機感光ドラム用アルミニウム合金
JPS6370259A (ja) * 1986-09-11 1988-03-30 Kobe Steel Ltd 精密切削性に優れたアルミニウム合金製感光体ドラム用素材とその製造方法
JPS6376857A (ja) * 1986-09-19 1988-04-07 Showa Alum Corp 鏡面加工用アルミニウム合金の製造方法

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7473506B2 (en) 2005-08-26 2009-01-06 Fuji Electric Device Technology Co., Ltd. Method of producing an electrophotographic photoconductor and an electrophotographic photoconductor produced by this method
JP2012013918A (ja) * 2010-06-30 2012-01-19 Ricoh Co Ltd 電子写真感光体およびその製造方法
US9031463B2 (en) 2010-06-30 2015-05-12 Ricoh Company, Ltd. Electrophotographic photoconductor, image forming method, image forming apparatus and process cartridge
WO2013005599A1 (ja) * 2011-07-01 2013-01-10 昭和電工株式会社 アルミニウム合金及びアルミニウム合金押出材の製造方法
JP2013014797A (ja) * 2011-07-01 2013-01-24 Showa Denko Kk アルミニウム合金及びアルミニウム合金押出材の製造方法
CN103443313A (zh) * 2011-07-01 2013-12-11 昭和电工株式会社 铝合金和铝合金挤压材料的制造方法
US9885995B2 (en) 2011-07-01 2018-02-06 Showa Denko K.K. Aluminum alloy and process for producing aluminum alloy extrusions

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0574062B2 (ja) 1993-10-15

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2009256782A (ja) アルミニウム合金厚板およびその製造方法
TWI604065B (zh) Battery case aluminum alloy plate and its manufacturing method
JP2000119782A (ja) アルミニウム合金板及びその製造方法
JPH01285953A (ja) 有機感光体用アルミニウム基体
JPS6232261B2 (ja)
JP3286982B2 (ja) 金型素材
JPH0428773B2 (ja)
EP0293176A2 (en) Photosensitive drums
JP2007308769A (ja) アルミニウム合金厚板の製造方法およびアルミニウム合金厚板
JPS61177347A (ja) 電子複写機の感光ドラム用アルミニウム合金材
JPH0353377B2 (ja)
JPS6331536B2 (ja)
JP3876499B2 (ja) アルミニウム合金製感光体基体管
JPH02310369A (ja) アモルファスシリコン感光体用アルミニウム合金サブストレートの製造方法
JP3177130B2 (ja) アモルファスシリコン電子写真感光体サブストレート用アルミニウム合金
US4689284A (en) Electrophotographic sensitive member
JP2830933B2 (ja) 電子写真用光導電部材の製造方法
JPS619547A (ja) アモルフアスシリコンの蒸着特性に優れた電子写真感光体用アルミニウム合金
JPS61139634A (ja) 電子写真用光導電部材
JP2533858B2 (ja) 精密切削性に優れたアルミニウム合金製感光体ドラム用素材とその製造方法
JPH02306251A (ja) 光導電部材
JPS61255350A (ja) 光導電部材用の支持体及び該支持体を有する光導電部材
JPH0376745B2 (ja)
JPH02250936A (ja) 感光体ドラム用アルミニウム合金材及びその製造方法
KR0153176B1 (ko) 감광 드럼용 알루미늄 합금의 개선된 열처리 방법

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees