JPH01212314A - インクリメント型測定装置の信号処理回路 - Google Patents

インクリメント型測定装置の信号処理回路

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JPH01212314A
JPH01212314A JP3694088A JP3694088A JPH01212314A JP H01212314 A JPH01212314 A JP H01212314A JP 3694088 A JP3694088 A JP 3694088A JP 3694088 A JP3694088 A JP 3694088A JP H01212314 A JPH01212314 A JP H01212314A
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Toshitaka Shimomura
俊隆 下村
Satoshi Adachi
聡 安達
Tetsuo Kiriyama
哲郎 桐山
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Mitsutoyo Kiko Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 【産業上の利用分野】
本発明は、測定装置の信号処理回路に係り、特に、直線
変位や角度変位をインクリメント型エンコーダを用いた
検出器によって電気信号に変換して相対変位量を電気的
に測定する測定装置に用いるのに好適な、検出器から出
力される位相の異なる複数の検出信号を処理して測定値
を得るための測定装置の信号処理回路の改良に関するも
のである。
【従来の技術】
工作機械、測定機から携帯型電子測定機等の広い分野に
おいて、例えば第5図に示す直線変位測定機の如く、イ
ンクリメント型エンコーダを用いた検出器10から相対
変位に応じて周期的に変化する2相の検出信号(1次信
号)を出力し、その信号を処理して前進後退の情報を含
む計数信号を生成してカウンタ14に入力することによ
り、相対変位量をデジタルで測定できる測定装置が背反
している。この測定装置においては、通常、1次信号の
ピッチでは分解能が租いため、細分化されたピッチの計
数信号を得るための分割回路12が用いられる。 このような分割回路12としては、例えばスイス国特許
第407569号に示されるように抵抗連鎖を用いる分
割回路が周知である。この分割回路は、原理的には、第
6図に示す如く、抵抗R1とR2とからなる抵抗連鎖1
6の両端の節点に1次信号として例えばA sinθ、
A Cogθ(工As1n(θ+90°))で近似され
る信号が印加された場合、中央の節点からはA’  5
in(θ+α)で近似される信号が生成されることを利
用している。 ここで、合成された2次信号の振幅A′及び位相差αは
それぞれ次式で表わされる。 A’=A   1’+R2’/(R1+R2)・・・・
・・・・・(1) a= arc tan(R1/R2)   ・−・−・
−(2)即ち、抵抗値R1とR2の選択で、位相差αを
、0゛から90″までの任意の値に設定することができ
、A sinθとA CO8θとの間の任意の位相を有
する信号が得られる。従って、この信号が零レベルを横
切るときに計数信号を出力することで、細分化されたピ
ッチの計数信号が得られ、高分解能化を図ることができ
る。 なお、検出信号が正弦波でない場合には、抵抗値をこれ
に合わせて変化させることで、やはり任意の位相の信号
を得ることができる。 第7図に、1次信号のピッチを16分割することができ
る従来の抵抗分割回路の例を示す0図において、20A
は、1次信号A sinθのバッファアンプ、20Bは
、1次信号A Cogθのバッファアンプ、22は、バ
ッファアンプ20Aの出力を反転した信号−A sin
θを抵抗i%!i16の節点に印加するための反転アン
プ、24A〜24Hは、抵抗3!!fl16の各節点に
対応してそれぞれ設けられた計8個のコンパレータ、2
6は、各コンパレータに比較用の参照電圧vrを供給す
るための参照電圧設定器、28A〜28Fは、前記コン
パレータ24A〜24Hの出力を合成するための排他的
ORゲート、30は、方向弁別回路、32は、発振器で
ある。 この分割回路12においては、抵抗R1、R2、R3、
R4の値が、それぞれ1 :0.7G7 :0.7G7
 : 1の比率に設定されており、180°を8分割し
ているので、360°では16分割がなされる。 なお、この抵抗分割回路は、スイス国特許第40756
9号明細書に詳細に開示されているので詳細な説明は省
略する。
【発明が解決しようとする問題点】
従来の測長装置の場合、前記、抵抗分割回路は、第8図
に示す如く、分割後の(正弦波)信号をコンパレータに
よって2相方形波信号φ′A、φ′B・・・に変換し、
例えば微分してエツジパルスを得ることによって、計数
パルスを得て後段の計数回路に出力しているが、計数回
路はシステムクロックで同期されているため、システム
クロックのみで定まる回路応答の限界を有する。 一方、抵抗分割による分割数が増すと、1計数当りの重
みが小さくなり、その結果、回路が応答し得る検出器の
移動速度は、分割数に反比例して低下してしまい、測長
装置の高分解能化の大きな妨げとなっていた。 このような問題点を解消するものとして、出願人は既に
特開昭62−156509、特開昭62−156520
で、検出信号を処理してコード化し、システムクロック
が出力される毎に、1クロツク前のコードと現在のコー
ドを比較し、両者が一致しない場合、即ち、計数遅れが
ある場合には、両者が一致するまでの問、計数パルスを
出力するようにして、高速移動時の計数ミスを防止する
ようにした、いわゆるサーボ方式の信号処理回路を開示
している。この信号処理回路によれば、過渡的に応答遅
れが生じても、最終的には計数ミスを発生することがな
い。 このサーボ方式によれば、従来の約2倍、即ち理論値と
ほぼ同じ応答速度を達成することができるが、用途によ
っては、更に応答速度を向上させたい場合があった。 又出願人は、特願昭62−165025や特願昭62−
165026で、1次信号の位相変化が高速になったと
きに、クロックパルスを高速に切換えることを提案して
いるが、用途によっては、更に応答速度を向上させたい
場合があるだけでなく、クロック数が増加してしまうと
いう問題点を有していた。
【発明の目的】
本発明は、前記従来の問題点を解消するべくなされたも
ので、抵抗分割回路を用いて高分解能化された測定装置
の応答速度を一層向上することができる測定装置の信号
処理回路を提供することを目的とする。
【問題点を解決するための手段】
本発明は、検出器10から出力される位相の異なる複数
の検出信号を処理して測定値を得るための測定装置の信
号処理回路において、第1図にその要旨を示す如く、前
記検出信号から直接、上位桁用の計数信号を生成する計
数回路38と、前記検出信号を抵抗連鎖に印加して位相
のずれた2次信号を生成すると共に、該2次信号を用い
て生成した抵抗分割後の信号をコード化して、下位桁用
の絶対値信号を生成する、サーボ方式の抵抗分割回路5
0と、前記計数回路38出力の計数信号を計数して測定
値の上位桁とすると共に、前記抵抗分割回路50出力の
絶対値信号を測定値の下位桁とするデータ処理回路48
とを含むことにより、前記目的を達成したものである。
【作用】
本発明においては、検出器10から出力される位相の異
なる複数の検出信号を2系統に分離して、一方の検出信
号を、抵抗分割することなく、コンパレータ等を用いて
上位桁用の計数信号を生成する計数回路38に直接入力
している。従って、上位桁の計数信号は、抵抗分割によ
る影響を受けることなく、専ら計数回路38のシステム
クロック周波数に応じた非常に速い応答速度で計数信号
を得ることができる。後で説明するように、信号処理回
路全体の応答速度は、この計数回路38の応答速度によ
って決まるので、全体の応答速度が非常に速くなる。 前記検出信号の他方は、サーボ方式の抵抗分割回路50
に入力される。この抵抗分割回路50は、前記検出信号
を抵抗連鎖に印加して位相のずれた2次信号を生成する
と共に、該2次信号を用いて生成した抵抗分割後の信号
をコード化して、下位桁用の絶対値信号を生成する。こ
の抵抗分割回路50はサーボ方式とされているので、過
渡的に応答遅れが発生することがあっても、最終的にこ
れが測定誤差につながることはなく、高分解能の測定が
可能となる。 従って、前記計数回路38出力の計数信号を計数して測
定値の上位桁とすると共に、前記抵抗分割回路50出力
の絶対値信号を測定値の下位桁とすることによって、抵
抗分割による応答遅れを生じることなく、抵抗分割回路
を用いた場合の高分解能化を達成することが可能となる
。従って、比較的小さな回路規模で、従来方式と比べ応
答速度が飛躍的に増大する(検出器信号(1次信号)1
ピツチを40分割する場合、10倍)。
【実施例】
以下図面を参照して、本発明の実施例を詳細に説明する
。 本実施例は、1次信号の位相2πを20分割した計数パ
ルスを生成する抵抗分割回路を含む測定装置に本発明を
適用したもので、第2図に示す如く、前記従来例と同様
のバッファアンプ20A、20Bと、反転アンプ22と
を含んでいる。 前記バッファアンプ20A、20Bの出力の一部は、そ
のまま計数回路38のコンパレータ40A、40Bに入
力される。このコンパレータ40A、40Bにより、参
照電圧設定器42で設定された参照電圧V「によって方
形化された1次信号φ゛A、φ′Bは、4分割・方向弁
別回路44に入力される。 この4分割・方向弁別回路44は、例えば出願人が特開
昭62−156509で開示したようなサーボ方式とさ
れており、前記方形5化された1次信号φ′A、φ′B
を処理して、上位桁用の方向信号UEN1、DENl、
及びオーバースピード警報O8を出力する。この4分割
・方向弁別回路44の具体的な構成は、例えば特開昭6
2−156509に開示されているので、詳細な説明は
省略する。 この4分割・方向弁別回路44から出力されるオーバー
スピード警報O8が、そのまま測定装置のオーバースピ
ード警報となる。 この4分割・方向弁別回路44として、特開昭62−1
56509で開示したようなサーボ方式の回路を用いた
場合には、この4分割・方向弁別回路44における応答
遅れも極めて小さいものとなる。もちろん、この4分割
・方向弁別回路44として、サーボ方式ではない従来方
式のものを用いることも可能である。この場合には、サ
ーボ方式のものに比べれば応答速度は低下するが、抵抗
分割回路を含むものに比べれば、その応答速度は格段に
速い。 この4分割・方向弁別回路44出力の方向信号URN 
1、DENtは、アンドゲート45A、4′   5B
を含む計数パルス生成回路45に入力されて、上位桁用
計数パルスUUP、UDPが生成される。 この上位桁用計数パルスUUP、UDPは、上位桁用カ
ウンタ46に入力され、計数されて測定値の上位桁デー
タとされた後、オーバースピード警報O8と共に、デー
タ処理回路48に入力される。 図において、CPIは、計数回路38のクロックパルス
であり、その周波数はアナログ部(増幅器、コンパレー
タ等)の応答速度により定められている。 一方、前記バッファアンプ20A、20Bの出力及び反
転アンプ22の出力は、抵抗分割回路50にも入力され
る。 この抵抗分割回路50は、計10個の抵抗R1〜R5か
らなる抵抗連852と、該抵抗連852の隣接する節点
を2個のコンパレータ54A、54Bに順次接続するた
めの、2個で一対、計10対のアナログスイッチ対56
A〜56Jと、前記コンパレータ54A、54Bの出力
に応じてサーボ回路用計数パルスの計数方向を示すアッ
プUEN2又はダウンDEN2の方向信号を生成する方
向弁別回路58と、該方向弁別回路58の出力によりサ
ーボ回路用のクロックパルスを生成するクロックパルス
生成回路60と、前記方向弁別回路58出力の方向信号
UEN2、DENtに対応して、前記クロックパルス生
成回路60から入力されるクロックパルスのタイミング
で、前記アナログスイッチ対56A〜56Jを所定の順
序で選択するサーボ回路62と、から構成されている。 図において、CF2は抵抗分割回路50のクロックパル
スであり、その周波数はアナログ部(増幅器、コンパレ
ータ、アナログスイッチ等)の応答速度に応じて定めら
れている。このCF2の周波数は、CPIの周波数と独
立に設定できるが、第3図に示す如く、同期はとられて
いる。 前記クロックパルス生成回路60は、クロックパルスC
P2と前記方向弁別回路58出力の方向信号υEN2、
DENtとの論理積をそれぞれ出力する2個のアンドゲ
ート60A、60Bと、該アンドゲート60A、60B
の出力の論理和の否定を出力するオアゲート60Cとか
ら構成されている。 前記サーボ回路62は、第2図に示した如く、出力端子
が前記アナログスイッチ対56A〜56Jと接続された
デコーダ62Aと、前記方向弁別。 回路58出力の方向信号υENa、DENtを前記クロ
ックパルス生成回路60出力のクロックパルスと同期し
て計数して、前記デコーダ62Aにコード化された絶対
値信号の一部A、B、C,Dを出力する2進化10進(
BCD)カウンタ62Bと、該BCDカウンタ62Bと
共同して作用し、最上位の絶対値信号Eを発生する2進
カウンタ62Cから構成されている。このカウンタ62
B、62Cの出力が、1次信号φA、φBの1周期内の
分割データを絶対値で示したものとなっている。 なお、カウンタ62B、62Cの桁数は、分割数に応じ
て変更可能とされている。又、前記デコーダ62Aの代
わりにリングカウンタを用いることもできる。 以下、実施例の作用を説明する。 検出器から入力される検出信号(1次信号)としては、
三角波や台形波に近い信号もあり得るが、便宜状、正弦
波で近似して考え、位相差も90゜であると仮定して説
明する。従って、検出器からはAstnθ(=φA) 
、ASin  (θ+90°)=A CO3θ(=φB
)の1次信号が前記コンパレータ40A、40B及び抵
抗分割回路50に入力されていると考える。ここで、θ
は変位に対応した位相である。 検出器から入力される1次信号φA、φBは、それぞれ
バッファアンプ20A、20Bを介して入力され、φA
からは更に反転アンプ22で位相が180°ずれた1次
信号A 5in(θ+180°)= −A sinθが
生成されている。 前記抵抗連[52は、計10個の抵抗で構成されており
、1次信号はそのうちの3つの節点a、f、kに印加さ
れている。抵抗R1〜R5の抵抗値は、他の節点b〜j
に発生する2次信号の位相が、接点aから180°/1
0=18°ずつ次第にずれるように設定されている。1
次信号が測定対象物の変位に応じて変化すると、2次信
号はそれに従って位相がずれた状態で変化する。この実
施例では位相差180°を10等分しているので、36
0°で20等分になり、20分割が達成される。なお検
出信号が正弦波でない場合には、抵抗値を調節すること
で対応できる。 前記抵抗連鎖52の接点a−には、対応して設けられた
10組のアナログスイッチ対56A〜56Jを介して、
隣接する接点の組合せ毎に前記コンパレータ54A、5
4Bの一方の入力端子に入力されている。このコンパレ
ータ54A、54Bの他方の入力端子には、前記参照電
圧設定器42から参照電圧Vrが印加されている。 前記アナログスイッチ対56A〜56Jは、前記サーボ
回路62のデコーダ62Aの出力に接続されている。こ
のデコーダ62Aは、パルスが入力されると、対応する
出力端子に「1jが発生する。従って、アナログスイッ
チ対は常に1ffiだけが選択されて導通状態にあり、
他の非選択状態のアナログスイッチ対が高入力抵抗状態
、即ち結線が切離されたと見なされる状態にある0例え
ば、デコーダ62Aの端子0が「1」である場合は、ア
ナログスイッチ対56Aが選択されて導通状態となり、
接点aの信号がコンパレータ54Aに、接点すの信号が
コンパレータ54Bに入力され、これらの信号が共に参
照レベルV「より小さいときに、コンパレータ54A、
54B出力の比較信号J1、J2が共に「1」となる。 前記方向弁別回路58は、前記サーボ回路62の出力信
号Eが「0」レベルのときは、コンパレータ54A、5
4Bの比較信号J1、J2が共に「1」になったときに
、アップ方向信号U E N 2を「1」とするように
作用する。又、信号J1、J2が共に「0」となったと
きに、ダウン方向信号DEN2を「1」とするよ°うに
作用する。一方、前記信号Eが「1」レベルのときは、
方向信号UB N 2 、D E N 2が入替わった
ような信号を作る。 上記以外の場合は、両方向信号UEN2 、DEN2共
rQJレベルとする。なお、両方向信号tJEN2、D
EN2は、クロックパルスCP2のタイミングでラッチ
される。 前記サーボ回路62のBCDカウンタ62Bは、前記方
向弁別回路58からフィードバックされる方向信号UE
N2、DEN2に応じて、前記クロックパルス生成回路
60出力のクロックパルスと同期してカウントアツプ又
はカウントダウンし、計数値が10になると2進カウン
タ62Cにアップパルスを送出し、一方、BCDカウン
タ62Bの計数値が零を切ると2進カウンタ62Cから
1を減する。BCDカウンタ62Bの計数値は、デコー
ダ62Aで0〜9の間の1つの値となり、対応するアナ
ログスイッチ対56A〜56Jが1組だけ選択され、抵
抗連[52の隣り合う接点とコンパレータ54A、54
Bが接続される。 このサーボ回路62のBCDカウンタ62B及び2進カ
ウンタ62Gの出力A〜Eが、1次信号φA、φAの1
周期内の分割データの絶対値に対応しており、下位桁の
絶対値データとして前記データ処理回路48に入力され
る。 又、前記4分割方向弁別回路44出力の方向信号URN
 t 、DEN t 、及び前記抵抗分割回路50の方
向弁別回路58出力の方向信号U E N 2、D E
 N 2は、負論理のアンドゲート64を経てうツチパ
ルス生成回路66に入力される。 このラッチパルス生成回路66は、サーボ回路62.4
分割・方向弁別回路44が共に停止して、サーボが追付
いて条件が成立した時点で、前出第3図に示す如く、条
件成立信号のエツジをとることでラッチ信号LTPを発
生し、前記データ処理回路48に入力する。 前記データ処理回路48は、前記上位桁用カウンタ46
から入力される上位桁データと、前記サーボ回路62か
ら入力される下位桁データの整合をとり、測定値として
表示器等へ出力する。なおこのデータ処理回路48は、
サーボ回路62から入力される下位桁データが絶対値信
号であるので、任意の点を零点に設定できるよう、電気
的にオフセットを取る機能も有している。 本実施例の各部信号波形の例を第4図に示す。 第4図からも明らかなように、上位桁用カウンタ46で
計数される上位桁の信号φ′A、φ′Bは、検出信号(
2相互弦波)を抵抗分割することなく、直接コンパレー
タにより方形化した信号を用いているので、抵抗分割に
よる応答速度の低下を生じことがなく、高速度の応答が
可能である。 一方、前記サーボ回路62から入力される下位桁信号に
関しては、絶対値信号であり、且つ、サーボ方式である
ため、過渡的に表示が遅れる場合があっても、オーバー
スピードによる誤測定を生じることはない。 これに対して、従来の出力は、第4図最下段に示す如く
であり、2相互弦波を抵抗分割回路で分割した後、方形
化し、この方形化信号φ”A、φ”Bによる計数を行っ
ていたため、抵抗分割回路の遅れによる応答速度の遅れ
が問題となっていたものである。 なお、サーボが追付くために必要な時間は、カウンタ桁
数(分割数)とクロック周期の積であり、例えばカウン
タ桁数が10でクロック周期が1μ秒の場合には、10
μ秒程度となるので、実用上は無視できる。即ち、実際
には動かしながら調整するので、この程度の遅れは問題
とならず、抵抗分割方式でオーバースピードのエラー表
示が出るよりもよい。 今、2相互弦波の1周期が4μm、抵抗分割数がlO,
最小分解能が4μm/<10x4)=0゜1μm (4
は、抵抗分割回路、方形波のエツジをとることによる4
分割に対応)、計数回路のシステムクロック周波数がI
M)hであるとすると、抵抗分割を用いないで、4分割
方向弁別のみの場合の応答速度は、最小分解能X計数パ
ルス周波数(=システムクロック周波数)であり、(I
XIO−JtIx (1xlO’ )/sec =1 
tx/sとなるが、最小分解能は4μm/4=1μmで
ある。一方、従来の抵抗分割回路では、最小分解能を、
0.1μ僧とできるが、応答速度は、最小分解能X計数
パルス周波数= (0,lXl0−”)+g x (l
xlO’ )/sec =0. 1  a/sとなッテ
しまう、これらに対して、本発明の応答速度は、4分割
方向弁別部で決まるので、Ill/Sと早く、最小分解
能も0.1μ藷にできる。 本実施例においては、抵抗分割回路50だけでなく、4
分割・方向弁別回路44もサーボ方式としているので、
検出器移動速度−が、1  m/s以内であれば、1次
信号が理想信号(φA、φB位相差900)から、多少
ずれても、誤計数を生しない、これに対して、従来の4
分割・方向弁別回路は、実際の検出器の1次信号が理想
的な信号でないため、理論値より応答速度が低くなり、
大体500n+/s以内なら誤計数を生じないが、1 
n/Sでは誤計数を生じる。 なお、4分割・方向弁別回路44への入力信号φ′A、
φ′Bは、抵抗分割が行われていないので、この4分割
・方向弁別回路44を、実施例のようなサーボ方式でな
い従来方式としても、応答速度は十分に向上される。 又、前記実施例においては、本発明が、出願人が特願昭
61−259518で提案したような、抵抗連鎖と隣り
合う接点をサーボ回路により2個のコンパレータに順次
接続するようにした抵抗分割回路50に適用されていた
が、本発明の適用範囲はこれに限定されず、出願人が特
願昭61−257546で提案したような、抵抗連鎖の
各接点をサーボ回路により、それぞれ単独に1個又は2
個のコンパレータに接続するようにした抵抗分割回路に
も同様に適用できることは明らかである。 更に、前記実施例においては、上位桁用カウンタ46が
データ処理回路48と別体とされていたが、上位桁用カ
ウンタをデータ処理回路48と一体化することも可能で
ある。又、4分割・方向弁別回路は、絶対値出力との整
合をとることにより8分割、2分割等都合により変更も
できる。
【発明の効果】
以上説明した通り、本発明によれば、従来は抵抗分割の
分割数に応じて低下していた回路応答を、分割前と同じ
レベルに維持することができる。従って、従来方式と比
べて応答速度が飛躍的に増大し、10分割の場合は1(
lとなる。又、クロックパルスの種類も少なく、クロッ
ク数が減らせるので、回路規模も比較的小さくてよい、
更に、従来のサーボ方式のみの場合に比べて、−層の高
速化を図ることができる等の優れた効果を有する。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明にかかる測定装置の信号処理回路の要
旨構成を示すブロック線図、第2図は、本発明の実施例
の構成を示す回路図、第3図は、前記実施例の作用を説
明するための、各出力信号とラッチ信号の関係の例を示
す線図、第4図は、同じく各部信号波形の例を従来と比
較して示す線図、第5図は、本発明が適用される測定装
置の全体構成の例を示すブロック線図、第6図は、抵抗
連鎖を用いた抵抗分割回路の原理を示す回路図、第7図
は、従来の抵抗分割回路の例を示す回路図、第8図は、
その作用を説明するための線区である。 10・・・検出器、 φA、φB・・・検出(1次)信号、 12・・・分割回路、 40A、40B・・・コンパレータ、 44・・・4分割・方向弁別回路、 45・・・計数パルス生成回路、 UUP、UDP・・・上位桁用計数パルス、46・・・
上位桁用カウンタ、 48・・・データ処理回路、 50・・・抵抗分割回路、 52・・・抵抗連鎖、 62・・・サーボ回路、 62B・・・BCDカウンタ、 62C・・・2進カウンタ、゛ A、B、C,D、E・・・絶対値信号。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)検出器から出力される位相の異なる複数の検出信
    号を処理して測定値を得るための測定装置の信号処理回
    路において、 前記検出信号から直接、上位桁用の計数信号を生成する
    計数回路と、 前記検出信号を抵抗連鎖に印加して位相のずれた2次信
    号を生成すると共に、該2次信号を用いて生成した抵抗
    分割後の信号をコード化して、下位桁用の絶対値信号を
    生成する、サーボ方式の抵抗分割回路と、 前記計数回路出力の計数信号を計数して測定値の上位桁
    とすると共に、前記抵抗分割回路出力の絶対値信号を測
    定値の下位桁とするデータ処理回路と、 を含むことを特徴とする測定装置の信号処理回路。
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