JPS6123914A - 計測装置、及び該計測装置を用いたサーボ制御装置 - Google Patents

計測装置、及び該計測装置を用いたサーボ制御装置

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JPS6123914A
JPS6123914A JP14321884A JP14321884A JPS6123914A JP S6123914 A JPS6123914 A JP S6123914A JP 14321884 A JP14321884 A JP 14321884A JP 14321884 A JP14321884 A JP 14321884A JP S6123914 A JPS6123914 A JP S6123914A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の技術分野〕 本発明は、機械的な変位あるいは回転等、被測定物理量
に応じてレベルが周期的に変化する2相信号を入力し、
これらの信号を内挿して計数することによって、被測定
物理量を知るようにした計測装置に関するものである。
更に詳しくは、本発明は、周期的パターンを用いたエン
コーダ装置や、レーザー干渉を用いた測長装置の信号処
理装置に使用して有効な計測装置に関するものである。
〔発明の背景〕
従来のこの種の装置においては、2相信号を何らかの手
法で内挿し、その結果として信号の位相の進み量に等し
いパルスを得、このパルスをカウンタで計数することに
よシ累積の移動量等、被測定物理量を知るようにしてい
た。
しかしながら、このような従来装置においては、例えば
移動速度が速く々る等、被測定物理量の変化が大きくな
ると、単位時間当シのパルス数が多くな力、カウンタが
計数ミスを起こすという問題点があった。この問題は、
発生したパルスを累積的に加算(又は減算)するタイプ
の計測装置、所謂インクリメンタル型の計数装置に共通
す゛る欠点である。このような欠点に関しては、移動位
置や回転角度位置について一義的に決まったデジタル値
を出力するような計測装置、所謂アブソリュート型の計
数装置を用いることで解決できるが、計測分解能はイン
クリメンタル型よりもかなり低いのが一般的であり、高
精度の計測には不向きであった。さらに、インクリメン
タル型の場合は所望の原点位置でカウンタの計数値を任
意の値(例えば零)に簡単にリセット(初期化)するこ
とができるのに対し、アブソリュート型の場合は、回路
的に複雑VCなりすぎるという欠点があった。
〔発明の目的〕
本発明は、このような従来技術における問題点に鑑みて
なされたもので、被測定物理量の変化量が大きい場合で
あっても、正確に物理量を測定することができるととも
に、任意の時点でリセット等の初期化ができる装置を実
現しようとするものである。
〔発明の概要〕
本発明に係る計測装置は、上記の目的を達成するために
、被測定物の物理量の変化に応じて周期的にレベル変化
する時系列的な第1交流信号と、該信号に対して一定量
だけ移相した第2交流信号とを発生する手段と;前記第
1交流信号と第2交流信号とに基づいて該2つの交流信
号の中間的な位相の交流信号を出力する中間位相信号発
生回路と;前記第1交流信号、第2交流信号、及び中間
位相信号をそれぞれ2値化する回路と;この2値化され
た各信号が同一時刻に取り得る並列的なビットパターン
の状態を検出して、一義的なデジタル2進数に対応付け
て出力するコード変換回路と;該コード変換回路を初期
化する際、前記ビットパターンの状態と前記デジタル2
進数との一義的な対応付けを変化させる初期化回路とを
備えている。そして、このような構成により、被測定物
の物理量を前記デジタル2進数によって計測するように
している。
〔実施例〕
第1図は、本発明に係る装置の一例を示す構成1772
図である。この図において、1はエンコーダ、レーザー
干渉を利用した測長装置等の検出部を示し、ここからは
、測定物理量の変化に応じて周期的にレベルが変化する
互いに例えば90゜位相差を有した2種の正弦波状の交
番信号18゜1bを出力する。2は、検出部1から出力
される第1.第2の交番信号1a、1bを入力し、この
第1.第2の交番信号に基づいて2つの信号の中間的な
位相の交番信号を出力する中間位相信号発生回路で、第
1の交番信号1aを入力する正転アンプ24及び反転ア
ンプ23、第2の交番信号1bを入力する正転アンプ2
2、各アンプ及び反転アンプ間に直列接続した8個の抵
抗Rで構成されておシ、各抵抗Rの共通接続点には、上
から順番に、22.5°、45°、615°、112.
5°。
135°、 157.5°の中間位相の各交番信号を出
力する。すなわち、交番信号1a、1bから原信号の位
相を8分割した信号を得る。5は、第1゜第2の交番信
号及び6つの中間位相信号を入力するシュミットトリガ
回路であって、入力信号を矩形波信号(2値化号)に変
換する。
第2図は、この各ンユtットトリガ回路5の各矩形波出
力信号5a、5b、5c、5d、5e。
5f、5g、5hの信号波形図である。これらの各矩形
波信号は、互いに、22.5°の位相を有したものとた
っている。
6は、各矩形波信号5a〜5hを下位アドレスA0〜A
7として入力し、そのアドレス値に応じて同一時刻にお
ける8つの矩形波信号5a〜5hの並列的なビットパタ
ーンを符号化(デコード)し、このビットパターンに応
じたデジタル2進数を出力するランダム・アクセス可能
なリード・オンリー・メモリ(以下ROMとする)であ
シ、ここでは8つの矩形波信号(2値化号)を入力し、
そのビットパターンに応じて4ビツト(Bo =、Bn
  )の2進数Doに変換して出力するコード変換回路
(テコーダ)を構成する。
7.8は位相0°の矩形波信号5a(交番信号1aと同
位相である)を入力するワンショット回路で、一方のワ
ンショット回路7は矩形波信号5aの立上シを検出し、
他方のワンショット回路8は矩形波信号5aの、立下シ
を検出する。9及び10は各ワンショット回路7及び8
と、位相90゜の矩形波信号5eとを入力するアンド回
路で、ここから入力信号1a、1bの1周期につき、1
パルスずつ出力されるアップパルスUP1又はダウンパ
ルスDPを得る。11はアンド回路9,10から得られ
るアップパルスUPとダウンパルスDPを入力し、アッ
プパルスUPについては加算計数、ダウンパルスDPに
ついては減算計数するアップダウンカウンタ、12はこ
のアップダウンカウンタ11に縦属接続されたアップダ
ウンカウンタであシ、アップダウンカウンタ11のキャ
リーパルスC8で減算計数し、ボローパルスBSで加算
計数する。
このような装置によれば、アップダウンカウンタ11は
、第1.第2の交流信号1m、1bをパルス化した信号
5a、5eを計数するもので、各アップダウンカウンタ
11,12の計数値DI + D2は入力交流信号1a
(Ib)の移相の進み量、すなわち累積の移動量等とな
る。また、ROM(Sからの出力Doは、入力交流信号
の位相を1/16の分解能で内挿したものとなシ、アッ
プダウ/カウンタ11.12の計数値を上位桁としたと
き下位桁となる。従って、各アップダウンカウンタ11
゜12の出力D2 + DB及びROM /f)の出力
Doから、測定物理量を高分解能で計測することができ
る。
さらに本発明では、ROM乙のデジタル2進数り。
を入力するラッチ回路21を初期化回路として設けであ
る。ラッチ回路21は外部からのリセットパルスR8に
応答して、デジタル2進数り、を保持し、その後は保持
したデジタル2進数り、をROM+Isの上位アドレス
A8〜Allに印加するものである。
尚、リセットパルスR8はアップダウンカウンタ11.
12にも印加され、デコーダとしてのROM乙の初期化
、すなわち下位桁(Do )のリセットと同時に上位桁
(DI + DB )のリセットも行なわれる。ここで
以後の説明を簡単にするため、リセットとは各桁(D6
 * Dt + D2 )の値を零にクリアすることを
意味するものとする。また、ラッチ回路21はリセット
パルスR8がハイレベル(論理値「H」)の間、入力す
るデジタル2進数Doの如何を問わず、4ビツトの出力
が全てローレベル(論理値「L」)になシ、上位アドレ
スAI = Allはr 0OOOJになる。
さて、ROM乙にはアドレスAO−Allに入力するデ
ジタル値のビットパターンに応じてデジタル2進数Do
を出力するための変換テーブルが予め記憶されている。
その変換テーブルは本実施例では16通シのものが用意
されていて、ROM6の上位アドレスAa ” All
に印加されるデジタル値に応じてそのうちの1つのテー
ブルが選択される。1つのテーブル内には下位アドレス
Ao −A7に印加されるデジタル値のビットパターン
に応じて16個のデータが選択できるように記憶されて
いる。
第3図は16通シの変換テーブルのうち、上位アドレス
A8〜Allの全ビットが「0」のときに選択遅れるオ
リジナルテーブルの一例を示す図である。オリジナルテ
ーブルでは8つの矩形波信号5a〜5hが全ビット「0
」になったとき出力すべきデジタル2進数Doの4ビツ
トを全て「0」にするデータ以外に15個のデータ(1
6進表示で1からPiでの)値が記憶されている。第4
図はそのオリジナルテーブルのROM6上でのアドレス
マツプを示す図である。ただしアドレスは10進数で表
わした。矩形波信号5a〜5hの8ビツトで表わし得る
最大のアドレス数は10進数で0番地から255番地ま
での256個である力へこのうち矩形波信号53〜5h
の取、!lll得る8ビツトのビットパターンは第2図
、第6図からも明らかなように16通シしかない。そこ
で、その8ビツトのビットパターンをアドレス値とした
とき、ROM6の0番地から255番地の間に離散的に
16個の変換データが記憶されている。ただし、第2図
のタイミングチャートからも明らかなように、時刻T1
以前(時刻T16以降と同一)では矩形波信号5a〜5
hの全ビットが「0」であシ、時刻T1とT2の間で最
下位ビットである矩形波信号5aのみが論理値rHJに
なるので、0番地と1番地に連続してデータrOJ、r
lJが記憶されている。このように連続する番地に記憶
されるデータは、時刻T7とT8の間における8ビツト
の値(番地127)に対するデータ「7」と、時刻T1
5とT16の間における8ビツトの値(番地128)に
対するデータ「F」、及び時刻T9とT’toの間にお
ける8ビツトの値(番地254)に対するデータ「9」
と、時刻T8とT9の間における8ビツトの値(番地2
55)に対するデータ「8」である。
第5図はROM6内のオリジナルテーブル以外のテーブ
ルの一例を示す図であシ、ここではROM乙の上位4ビ
ツトのアドレスA8〜Allに「0011」(16進数
の3)が印加された場合に選択されるテーブルを示す。
このテーブルはオリジナルテーブルと比べて、矩形波信
号5a〜5hのビットパターンの時間的な変化順に一義
的に出力されたデジタル2進数D0の順序を3つだけシ
フトしたような変換を行々うように各データが記憶され
ている。
す々わち、オリジナルテーブルにおける矩形波信号5a
〜5hの8ビツトのビットパターンとデジタル2進数り
、との一義的な対応関係を、ROM乙の上位アドレスA
8〜Allに印加されるデータ(ラッチ回路21に保持
された直前のデジタル2進数Do  )に応じて、変化
(シフト)させるように、16個のデータ(16進数で
0からFJでの値)を配列して記憶するものである。第
5図では、第2図に示した矩形波信号5a〜5hの時刻
T3とT4の間におけるビットパターンに対応して出力
するデジタル2進数り、が16進数で「0」になるよう
に定められている。その他の14通りのテーブルについ
ても全く同様の方法で16個のデータが記憶されている
第6図は第5図に示したテーブルのROM6内でのアド
レスマツプを示す図である。第5図のテーブルはROM
6の上位アドレ2 A8〜All  のうち、アドレス
ピッ) AaとA9のみが論理値rHJに保持された状
態で、下位アドレスAo〜A7の値の変化のみでアクセ
スされる番地領域に記憶される。すなわち、768番地
から1023023番地6個の番地のうち16個に16
進数で0からFまでの16個のデータが離散的に記憶さ
れる。尚、第6図中のアドレスは10進数で表わしであ
る。第6図中のアドレス値は第4図中のアドレス値に単
に768をオフセット値として加えたものにすぎない。
このように、16通シのテーブルの各テーブルが記憶さ
れている256個の番地領域を1セグメントと考えれば
、ラッチ回路21の出力データ(アドレスA8〜All
 )で16セグメントのうちの特定の1セグメントを選
び、その1セグメント内の番地は矩形波信号58〜5h
のビットパターン(アドレスAO−A7 )、すなわち
2相信号1a。
1bの1周期を16分割したとき、各分割点における信
号1a、1bの16通シの位相状態に応じてアクセスす
るものである。
次に本実施例の回路動作を説明する。初期状態として説
明を簡単にするため、ROM6内の16通りのテーブル
のうちオリジナルテーブルが選択されているものとする
。(すなわちラッチ回路21の出力データは全ピッ)r
OJ)被測定物が正方向又は逆方向に移動(又は回転)
すると、検出部1からは2相信号1a、1bが発生する
。ここで、被測定物の単位移動量を8μmとすると、こ
の8μmの移動は信号1a、1bの1周期に相当する。
正方向移動の場合は第2図に示したように矩形波信号5
a(信号1aと同相)に対して矩形波信号5e(信号1
bと同相)は90°の位相遅れで発生し、逆方向移動の
場合はその逆になる。正方向移動のとき、ワンショット
回路7は矩形波信号5aの立上シ(時刻Tl)において
ヒゲ状のパルスを発生し、ワンショット回路8は信号5
aの立下シ(時刻To)においてヒゲ状のパルスを発生
する。
時刻TIでは矩形波信号5 e dE論理値rLJであ
るため、アンド回路9.10のゲートはともに閉じたま
まである。そして時刻T9では信号5eが論理値rHJ
になっているため、ワンショット回路8からのパルスが
アンド回路10を通ってアップパルスUPとしてアップ
ダウンカウンタ11に印加される。このため、計数値D
!は1だけ増加(インクリメント)する。もし、そのイ
ンクリメントによってアップダウンカウンタ11がオー
バーフローする場合は、ボローパルスBSを出力すると
ともに、計数値D1は零に7zる。そのポローパルスB
Sは次の桁を表わすアップダウンカウンタ12にアップ
パルスとして印加されるので、計数値D2は1だけ増加
する。尚、アップダウンカウンタ11.12は4ビツト
のデジタル2進数Doの型に合せて4ビツトのデジタル
2進数(計数値Dt。
D2 )を出力する構成にするとよい。このように、ア
ップダウンカウンタ11.12によって計数される上位
桁のデジタル2進数(D11D2)は被測定物の単位移
動量(8μm)毎に1だけ増加(逆方向移動のときは1
だけ減少)するので、上位桁のデジタル2進数(Dr 
、D2)だけで最小分解能8μmの位置計測ができる。
一方、ROM(5内のオリジナルテーブルに従って出力
されるデジタル2進数Doは、単位移動量(8μm)を
さらに16分割した移動量(0,5μm)毎に0からF
までの値のいずれか1つに順次サイクリックに更新され
る。下位桁のデジタル2進数Doは2相信号1a、1b
の1周期内、すなわち単位移動量(8μm)内の絶対的
な位置を表わすものである。従って、下位桁のデジタル
2進数Doと上位桁のデジタル2進数DI + D2と
を共に読み取れば最小分解能0.5μmの高精度な位置
計測ができる。しかも、下位桁のデジタル2進数Doは
所謂アブソリュート型の変換(デコード)を行なって得
られたものなので、デジタル2進数Doの計数ミス(正
確には変換ミス)が上位桁のデジタル2進数DB * 
D2に累積されないという効果がある。また被測定物が
2点間を高速に移動した後停止し、その停止位置を計測
する場合、停止位置では矩形波信号5a〜5hのビット
パターンは、かならず第6図(又は第5図)に示した1
6通シのいずれか1つになるので、移動中にデジタル2
進数Doの計数ミスが生じても何ら問題とはならない。
さて、被測定物がある位置(例えば原点位置)にきたと
き、デジタル2進数D6 * D1+ D2の全桁を「
0」にリセットするには、その位置で不図示のリセット
回路からリセットパルスR8を発生すればよい。今、そ
の位置でデジタル2進数Doが「6」であったとする。
この場合、リセットパルスR8の発生直前では、前述の
ようにROM6内のオリジナルテーブルが選択されてい
るとしたので、矩形波信号5a〜5hのビットパターン
は第2図に示したようにr 00000111 Jにな
っている。
リセットパルスR8が立上って論理値rHJKなると、
ラッチ回路21の出力は4ビツトが全て「0」にな、9
、ROM5は第4図に示したオリジナルテーブルを選択
する。すなわち、リセットパル、(R8の入力直前まで
に選択されていたテーブルの如何を問わず、リセットパ
ルスRsdZ論理値「H」の間はかならずオリジナルテ
ーブルが選択される。そしてオリジナルテーブルの中か
ら矩形波信号5a〜5hのそのときのビットパターン「
00000111」(第4図中の7番地)に対応したデ
ジタル2進数Do (データ「3」)がアクセスサレ、
ROM6から出力されるそして、リセットパルスR8が
論理値「HJがら「L」に立下った時テ、ラッチ回路2
1はそのアクセスされたデジタル2進数D0を記憶し、
以後新しいリセットパルスR8が入力されるまでその値
を保持する。このためラッチ回路21の出力、すなわち
ROM6の上位アドレス八8〜AllにはrOclll
J(3)なるデータ値が印加され、この時初めてROM
6は第6図に示したテーブルを選択する。この時点にお
けるROM6の全アドレス入力AO= Allのビット
パターンはr 001100000111 J(10進
数の775であ、91. ROM6は第6図に示したテ
ーブルの中から775番地に格納されたデータ「0」を
デジタル2進数Doとして出力する。このようにして、
原点位置における下位桁のデジタル2進数Doのリセッ
トが完了する。もちろん、リセットパルスR8はアップ
ダウンカウンタ11.12にも印加されるから、上位桁
のデジタル2進数DI * D2  も零にリセットさ
れる。上記リセットの完了後、ROM6は新たなリセッ
トパルスR8が発生するまで、第5図(第6図)に示し
たテーブルに基づいて矩形波信号5a〜5hのビットパ
ターンのデジタル2進数Doへのデコード(変換)動作
を行なう。
さて、ROM+S内のテーブルとして第5図(第6図)
のものが選択されている状態で、新たなリセットパルス
R8が発生した場合を、さらに第7図を参照して説明す
る。このときリセットパルスR8の発生直前のデジタル
2進数)が「5」であったものとすると、そのときの矩
形波信号5a〜5hのビットパターンは第5図に示した
テーブルから全ビット「1」、すなわちr 11111
111 Jである。先に述べたのと同様にリセットパル
スR8が立上って論理値rHJになると、まずROM6
内のオリジナルテーブルが選択され、ROM6はオリジ
ナルテーブルの中から矩形波信号5a〜5hのビットパ
ターンr 11111111J (10進数の255)
でアクセスされる255番地のデータ「8」をデジタル
2進数Doとして出力する(第4図参照)。そしてリセ
ットパルスR8が立下がった時点でそのデータ「8」を
保持するから、ROM6の全アドレス人力AO−All
のビットパターンはr 100011111111Jに
々る。第7図はオリジナルテーブルに対し1変換の対応
関係を8つだけシフトしたテーブルを示し、矩形波信号
5a〜5hのビットパターンが全ビット「1」のときデ
ータとして「0」がアクセスされる。またそのテーブル
はROM6の2048番地から2303番地までに記憶
されている。そこでROM6は第7図に示したテーブル
に従って、デジタル2進数D+1として「0」を出力し
、リセット動作を完了する。
以上本実施例では安価で大容量のROM6を使うことで
、極めて簡単にリセット動作を行なうことができる。本
実施例では変換すべき16個のデジタル2進数DOが1
セグメント内で離散的にしか記憶されておらず、メモリ
の利用効率が低いという問題がある。しかしながら、記
憶するデータのビット数を5ビット以上にし、その最上
位の5ビツト目をROM6から単独に読み出せるように
すると、下位桁のデジタル2進数り、の計数(変換)ミ
ス等が検出可能になる。そのためにはROM6に記憶す
べき変換データの番地以外の全ての番地に5ビツト目を
「1」にしたデータを記憶しておく。こうすれば、例え
ば矩形波信号5a〜5hが第3.5゜7図に示したよう
な16通シのビットパターンのときは5ビツト目が「0
」でアシ、それ以外のパターンになったときは5ビツト
目が「1」になるので、容易に移動中の計数ミスの判断
ができる。
その5ビツト目が「1」のときにIJD等を点灯させる
ようにすれば、エンコーダやレーザ干渉測長器等の検出
部1の速度追従性能を知ることもできる。tた、第1図
に示したような計測装置を使って、例えば移動ステージ
の位置を検出し、その位置情報(デジタル2進数D(1
e D□、D2)に基づいて、ステージの駆動をデジタ
ル的にサーボ制御する場合、従来の計測装置を使った場
合にくらべてステージの速度を上げることが可能になる
。具体的な例として、レーザ干渉測長器を使った場合を
考えてみる。レーザ干渉測長器による2相信号1a、1
bの1周期が0.32μmだとすると、従来の装置では
これを16分割して0.02μm毎のアップパルス、ダ
ウンパルスを得ている。従来のアップダウンカウンタの
計数速度(応答性) t 5 MH2とすると、ステー
ジの最高速度は(0,02XID )×(5x10’)
=0.1 w−となる。従って、従来の装置ではステー
ジがこの速度以上になると計数ミスが多発し、しかもそ
れが累積したものになったOところが、本発明の装置に
よれば、アップダウンカウンタ11.12は2相信号1
a、1bの1周期につき1だけ加算(又は減算)するだ
けなので、5 ME(zのアップダウンカウンタを用い
たとしても、ステージの最高速度は(0,32X10−
’)X(5X10’)= 1.6m/seeとなり、理
論的には16倍のスピードアップが可能である。もちろ
ん高速になればなる程、下位桁のデジタル2進数DOへ
の変換速度も高くしなければならないが、ROM乙のア
クセスタイムは有限でアシ、ステージの速度はROM6
のアクセスタイムによって決まるものと思われる。ただ
し、例えばステージの速度かある速度以上のときは下位
桁のデジタル2進数Doを零とみなして、上位桁のデジ
タル2進数DI * D2を使ってステージのデジタル
サーボ制御を行ない、ある速度以下(あるいは停止目標
位置の直前)になったときは下位桁のデジタル2進数D
oも読み込んで、ステージの正確な位置を読み取りつつ
サーボ制御を行なうようにすれば、ROM6のアクセス
タイムによってステージの最高速度値が制限されること
はない。
また、本実施例の第1図の回路構成では、ROM乙のア
ドレス入力のビット数は、矩形波信号5a〜5hの8ビ
ツトとデジタ/I/2進数DOの4ビツトとの合計12
ビツトを必要とした。すなわちアドレス領域として0番
地から4095番地までのメモリ空間を必要とする。し
かしながら、矩形波信号58〜5hの8ビツトのビット
パターンは16通シしがないので、矩形波信号5a〜5
hをゲート回路等のハードウェアで作ったデコーダで一
度4ビットの純2進数に変換した後、ROMのアドレス
入力とするようにすればROM乙のアドレス入力は8ビ
ツトだけでよく、メモリの利用効率が向上する。
また、本実施例の回路構成では、矩形波信号5a〜5h
をROM6のアドレス入力としたが、公知のマイクロコ
ンピュータを用いて矩形波信号5a〜5hのビットパタ
ーンを判断し、リセット時にデジタル2進数Doを零と
するようなテーブルから逐次、又はステージ等の被測定
物が停止したときに、変換すべき−データを選択するよ
うにしてもよい。さらに本実施例の回路においては初期
化として零リセットを主に説明したが、任意の値を設定
する、所謂プリセットも全く同様に可能である。この場
合はラッチ回路21にプリセット値入力付きのものを使
い、リセットパルスR8がローレベルに立下がった時に
ラッチしたデジタル2進数Do (オリジナルテーブル
中のデータ)からプリセット値(16進数でO−Fまで
)を引いた値をROM6の上位アドレス値として出力す
るようにすればよい。
なお、本実施例の中間位相信号発生回路2は交番信号1
a、Ibからw、信号の位相を8分割する場合について
示したが、本発明においてこの分割数は任意の数をとる
ことができることはいうまでもない6また、デコーダ6
及びアップダウンカウンタ11.12の出力であるデジ
タル2進数D(1+DI + 02は16進表示となっ
ているが、BCDにしてもよい。
〔発明の効果〕
以上説明したように、本発明によれば、最下位桁を出力
する回路手段として、並列的なビットパターンに応じた
デジタル2進数を出力するコード変換回路を用いたこと
によシ直接テジタル2進数が得られるので、被測定物理
量の変化量が大きい場合、すなわち高速入力時でも、計
数ミスが発生することはなく4.正確に物理量を測定す
ることのできるとともに、任意の時点でリセット(初期
化)が可能な計測装置が実現できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係る装置の一例を示す構成ブロック図
、第2図は各シュミットトリガ回路の矩形波信号の信号
波形図、第6図はROM内の上位アドレスA8〜All
の全ビットが「0」のときに選択されるオリジナルテー
ブルの一例を示した説明図、第4図は第6図のオリジナ
ルテーブルのROM内でのアドレスマツプを示した説明
図、第5図はROM内のオリジナルテーブル以外のテー
ブルの一例を示した説明図、第6図は第5図のテーブル
のROM内でのアドレスマツプを示した説明図、第7図
はオリジナルテーブルに対して変換の対応関係を8つシ
フトしたROM内のテーブルを示した説明図である。 1・・・検出部、2・・・中間位相信号発生回路、5・
・・シュミットトリガ回路、6・・・デコーダ、11゜
12・・・アップダウンカウンタ、21・・・ラッチ回
路。 代理人 弁理士  木 村 三 朗 第1図 Dz       I’ 7           D
。 第2図    第4図 16遼表示123456789ABCDEFO第5図 目 01“ 11“ BC[ 第7図 第6図 0     アトパレステ°−夕 0     076   D 0      76   E o     07qO o     O’7’7F oo’r’r。 會 ’    07’/Q2 ◆ 〕   0と31 3 θ895 4 896G θ’?6B O(?A 0f θ0  9 0      10f6Ff 〕 )       1020   ’7 〕 1□、、。。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 被測定物の物理量の変化に応じて周期的にレベル変化す
    る時系列的な第1交流信号と、該信号に対して一定量だ
    け移相した第2交流信号とを発生する手段と;前記第1
    交流信号と第2交流信号とに基づいて該2つの交流信号
    の中間的な位相の交流信号を出力する中間位相信号発生
    回路と;前記第1交流信号、第2交流信号及び中間位相
    信号をそれぞれ2値化する回路と;この2値化された各
    信号が同一時刻に取り得る並列的なビットパターンの状
    態を検出して、一義的なデジタル2進数に対応付けて出
    力するコード変換回路と;該コード変換回路を初期化す
    る際、前記ビットパターンの状態と前記デジタル2進数
    との一義的な対応付けを変化させる初期化回路とを備え
    、被測定物の物理量を前記デジタル2進数によつて計測
    することを特徴とする計測装置。
JP14321884A 1984-07-12 1984-07-12 計測装置、及び該計測装置を用いたサーボ制御装置 Expired - Lifetime JPH0650254B2 (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6453115A (en) * 1987-08-24 1989-03-01 Nikon Corp Device for generating phase shift signal
JPH01212314A (ja) * 1988-02-19 1989-08-25 Mitsutoyo Corp インクリメント型測定装置の信号処理回路
JPH01272913A (ja) * 1988-04-25 1989-10-31 Nippon Denpa Kk 変位測定器の変位演算装置

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