JPH01272913A - 変位測定器の変位演算装置 - Google Patents

変位測定器の変位演算装置

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JPH01272913A
JPH01272913A JP10204688A JP10204688A JPH01272913A JP H01272913 A JPH01272913 A JP H01272913A JP 10204688 A JP10204688 A JP 10204688A JP 10204688 A JP10204688 A JP 10204688A JP H01272913 A JPH01272913 A JP H01272913A
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signal
circuit
displacement
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Akira Okuno
晃 奥野
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NIPPON DENPA KK
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、例えば測長器、角度計等として用いられる変
位測定器の変位演算装置に関する。
〔従来の技術〕
一般に、測定値のデジタル表示が可能な測長器、角度計
等(以下、測長器という)は、リニアスケール、マイク
ロメータ等の変位検出器を用いて、被測定物の微小変位
を交流波形をもった信号として電気的に検出し、この検
出信号に基づいて測定値をデジタル表示するもので、例
えばデジタルノギス、デジタルマイクロメータ、さらに
は工作機械の位置決め装置として広く使用されている。
そして、これら測長器にあっては、通常、変位検出器か
ら出力された電気的な検出信号を多分割処理して測定精
度の向上を図るようにしている。
このため、検出器からは被測定物の変位量(長さ、角度
)に応じて同振幅で位相の異なる少なくとも2種類の検
出信号、例えば2種類の正弦波信号を出力し、該検出信
号の1周期を10.20゜40.80等に多分割し、位
相差毎に得られる出力をデジタル信号とすることによっ
てカウンタで計数し、被測定物の長さをデジタル表示す
るようにしている。
そこで、従来技術による多分割回路は、例えば特開昭5
6−43506号公報に示される如く、2種類の正弦波
信号がそれぞれ抵抗切換スイッチを介して入力されるこ
とにより、入力側の抵抗値によって定まる出力を発生す
る増幅器を有する一対の信号変換回路と、該各信号変換
回路からの出力を加減算する合成回路と、該合成回路か
らの出力を所定レベルと比較し、位相によって定まるデ
ジタル信号を出力する比較回路とから構成したものが知
られている。
〔発明が解決しようとする課題〕
然るに、上記従来技術によるものは、スイッチ切換によ
って増幅器の入力側抵抗を選択的に切換えるものである
ため、切換スイッチ用のコントロール回路が必要となる
と共に、該切換スイッチの応答性に限界がある。
=一方、応答性を高めるために、切換スイッチを廃止し
、増幅器の入力側抵抗を固定抵抗とした一対の信号変換
回路、加減算回路および比較回路をもって1分割分の分
割回路とし、当該分割回路を2種類の正弦波信号端子に
多数並列接続してなる並列形多分割回路も知られている
しかし、この並列形多分割回路とした場合には、分割数
を多くするほど回路構成が複雑となり、また誤動作しや
すいという問題点がある。
さらに、従来技術による読取装置は多分割回路からの位
相信号を直接アップダウンカウンタに入力し、第1位桁
から順に計数することによって演算値をデジタル表示す
る構成となっていた。このため、アップダウンカウンタ
のみで構成した従来技術のものは、1周期の分割数を多
くすればするほど応答性の高いカウンタを使用しなくて
はならないという問題点があった。
本発明は、上記従来技術による欠点に鑑みなされたもの
で、2種類の検出信号を位相分割するための位相分割回
路の構成を簡略化すると共に、該位相分割回路からの信
号に基づき、デジタル信号と所定位相量をもった位相信
号とを導出し、位相量が−・定周期以上の場合には当該
位相信号により任意の倍周比をもって計数を行わせるよ
うにした変位測定器の変位演算装置を提供することを目
的とする。
〔課題を解決するだめの手段〕
上記目的を達成するために、本発明は、検出器から被測
定物の変位量に応じて出力されるほぼ同振幅で位相の異
なる2種類の検出信号を用いて、一定周期を多分割し、
被測定物の変位を演算するようにした変位測定器の変位
演算装置において、前記検出器から出力される2種類の
検出信号を多数の抵抗を直列接続してなる抵抗アレー間
に入力し、該各抵抗の接続点から任意の位相差に分割さ
れた信号を出力する位相分割回路と、該位相分割回路か
ら出力された信号を位相差に応じて組合せ、論理演算を
行うことにより、少なくとも第1位桁のデジタル信号と
して信号出力すると共に、所定位相量をもった位相信号
として信号出力する論理演算回路とを備え、該論理演算
回路から出力されるデジタル信号と位相信号とに基づい
て、前記被測定物の変位を演算するように構成したこと
を特徴とする。
〔作用〕
このように構成することにより、位相分割回路は2種類
の検出信号に基づいて、任意の位相差(例えば、80分
割の場合には4.5°の位相差)に分割された位相差信
号を出力するから、この位相差信号を論理演算回路に入
力し、論理演算を行うことによって、少なくとも第1位
桁のデジタル信号を出力すると共に所定位相量(例えば
、180’ 、360°等)をもった位相信号を出力す
る。従って、位相信号は一定周期(例えば、半周期、1
周期)毎に1パルスのデジタル信号とすることができ、
次段のカウンタ回路では、この位相信号を1カウントす
れば、一定周期の分割数(例えば、80分割)に該当す
る数値を倍周して計数したことになり、位相分割回路の
分割数を増しても低速なカウンタで変位演算が可能とな
る。
〔実施例〕
以下、本発明の実施例を、添付図面を参照しつつ、詳細
に説明する。
まず、第1図は本実施例による測長器の全体構成を示す
ブロック図で、lは変位検出器、11は第2図に具体的
に示す増幅回路、21は同じく第2図に具体的に示す位
相分割回路、31は第4図に具体的に示す論理演算回路
、41は第7図に具体的に示すカウンタ回路、5工はカ
ウンタ回路41による計測結果をデジタル表示する表示
器、61は工作機械の位置決め装置等として使用される
制御機器をそれぞれ示す。
ここで、前記変位検出器1は例えばリニアスケール、ロ
ータリエンコーダ等のセンサが用いられ、被測定物の変
位に応じて微小寸法長さ(例えば、8ルff1)毎に、
1周期(360’)をもったほぼ同振幅で位相の異なる
2種類の信号、例えば正弦波信号sinθと余弦波信号
CO8θとを出力するようになっている。なお、 CO
8θ=sin(θ+270°)であり、270°位相が
ずれた正弦波信号とみることができる。
次に、第2図は増幅回路11と位相分割回路21の具体
的構成を示す回路構成図で、該増幅回路11は正弦波信
号sinθを増幅する増幅器12と、余弦波信号cos
θを反転増幅し、反転信号i(ただし、 case =
 cos (θ+180°)を出力する増幅器13と、
正弦波信号sinθを反転増幅し、反転信号面(ただし
、冒= sin (θ+180°)を出力する増幅器14とから
構成されている。なお、変位検出器1から反転余弦波信
号−を直接出力するような構成の場合には、増幅器13
は非反転増幅器を用いればよい。
一方、位相分割回路21は40個の抵抗R1。
R2+・・・R3q 、 R2Oを直列接続してなる抵
抗アレー22と、40個の増幅器23+  、232 
 、・・・2339 、2340とから構成されている
。ここで、抵抗アレー22のうち抵抗R1の一端は接続
点aで増幅器12の出力端子と接続されてsinθが入
力されるようになっており、抵抗R20* R21間の
接続点すは増幅器13の出力端子と接続されてπiが入
力されるようになっており、抵抗R4Gの他端は接続点
Cで増幅器14の出力端子と接続されてπiが入力され
るようになっている。
そして、抵抗R1−R20間には冒と冒が印加され、抵
抗R21〜R4o間には回とsinθが印加されるもの
である。なお、COSθ= 5in(θ+90°)、s
inθ=cos(θ+906)の関係にあるから、当該
抵抗R21〜R4G間でもsinθとcaseが90°
位相がずれて印加されているとみなすことができる。一
方、前記抵抗R1〜R4Gは、 の関係に設定されている。
また、コンパレータ231〜2340のうち、第1のコ
ンパレータ23!の反転入力端子は接続点aと接続され
、第2のコンパレータ232の反転入力端子は抵抗R1
,R2間の接続点と接続され、以下同様に第40のコン
パレータ2340の反転入力端子は抵抗R39、R40
間の接続点と接続されている。そして、後述する動作原
理によって、コンパレータ231〜2340の出力端子
24I 。
242 、−24noからは、O’ 〜175.5°の
範囲では0°、  4.56.9°・・・175.5t
′を示す4.5゜毎の位相差信号が出力され、180°
〜355.5゜の範囲では、180’ 、  184.
5°、・・・355.5°を示す位相差信号が出力され
るもので、これら各位相差信号の出力特性は第3図に示
す如くであって、0°〜175.5°の範囲と180’
〜355.5゜の範囲とでは出力特性が反転するように
なっている。
さらに、このように構成される位相分割回路21は、1
0個ずつのコンパレータ231〜23+o 、 23+
+〜232(1、2321〜2330゜233+〜23
aoを中位として4グループ21A。
21B、21C,210に区分され、0°〜175.5
°の範囲内で40分割され、180°〜355.5°の
範囲内でも40分割され、検出信号の1周期である 3
60°の範囲では80分割されたことになり、 4.5
°毎に80種の位相差信号を出力することができる。即
ち、第6図にも示すように、0°〜45°の範囲ではO
〜9に、45゜〜90°の範囲では10〜19に、以下
同様に315°〜360°の範囲では70〜79に分割
されて、各グループ21A〜21D毎に10進カウンタ
を構成でき、全体として80進カウンタを構成すること
ができる。
次に、第4図は論理演算回路31の具体的構成を示す回
路構成図で、該論理演算回路31は第1位桁論理演算部
32と、第10位桁および位相論理演算部33とから構
成されており、前述した位相分割回路21からO’、4
.5°、・・・355.5°からなる位相差信号が入力
されることにより、第1位桁、第10位桁のデジタル信
号と所定位相量をもった位相信号とを論理演算するもの
である。
ここで、第1位桁論理演算部32は1×lO。
ニ 8×b れも排他的オア回路によって構成されている。
即ち、1×lO°用演算部32Aは、4.5°と9°、
13.5°と18°、・・・175.5°と180°か
らなる位相差信号を排他的オア回路に入力し、得られた
パルス信号をオア回路32Eを介して出力端子34Aか
ら出力された信号をI×10°を示すデジタル信号とし
、また2XIO’用演算部32Bは9°と18°、27
°と36°、・・・。
162°と171°からなる位相差信号を排他的オア回
路に入力し、出力端子34Bからの信号を2X10’を
示すデジタル信号とし、同様に4×lO°用演算部32
Gは18°と36°、63゜と81°、・・・、153
°と171°をもって出力端子34Gからの信号を4X
10’を示すデジタル信号とし、8×10°用演算部3
2Dは36゜と45°、81°と90°、・・・、17
1°と180°をもって出力端子34Dからの信号を8
×10°を示すデジタル信号とすることにより、全体と
して、“1°°、“”2”、“4” 、”8”からなる
第1位桁のデジタル信号が得られる。
そして、これら第1位桁のデジタル信号は第5図に示す
如くであって、このデジタル信号を用いて10分割され
た00〜45°の間を4.5°毎の位相差に応じて、0
,1,2,3.・・・、8,9からなる10進数として
第1位桁を計数することができ、45°〜90°、90
°〜135°、・・・315°〜360°の間において
も同様である。
従って、被測定物が微小寸法(例えば、8 gm )変
位する間に、変位検出器1から1周期の検出信号が出力
されたものと仮定すると、第1位桁のデジタル信号を計
測することにより、0.1 gmを単位として微小寸法
の計数が可能となる。
一方、第10位桁および位相論理演算部33は、排他的
オア回路33A 、33B 、33Cと、負論理ノット
回路33D、33Eとから構成され、位相分割回路21
からは0’、90°。
45°、135°の位相差信号が入力される。即ち、排
他的オア回路33AにはO’、90’の位相差信号が入
力されると共に、排他的オア回路33Bには45°、1
35°の位相差信号が入力され、これら各排他的オア回
路33A、33Bの出力は排他的オア回路33Cに入力
されている。
そして、排他的オア回路33Gからの出力を負論理ノッ
ト回路33Dを介して反転させ、その出力端子35Aか
ら出力された信号をlXl0I を示すデジタル信号と
し、排他的オア回路33Aからの出力を負論理ノット回
路33Eを介して反転させ、その出力端子35Bから出
力された信号を2X10f を示すデジタル信号とし、
Ooの位相差信号を直接的に出力端子35Cから出力さ
せた信号を4X101 を示すデジタル信号とすること
により、全体としてtill 、 11211 、1“
4″からなる第10位桁のデジタル信号が得られる。こ
れら各デジタル信号は第6図に示す如くであって、この
デジタル信号を用いて、8分割された1周期の間を45
°毎の位相差をもって、0,1,2゜3、・・・、6,
7からなる8進数として第10位桁を計数することがで
きる。
また、00位相差信号を出力端子36Aから直接的に導
出することにより、06位相信号が得られ、90°の位
相差信号を出力端子36Bから直接的に導出することに
より、90°位相信号が得られ、排他的オア回路33A
の出力を出力端子36Dから導出することにより、0°
と90’位相信号が得られ、さらに、排他的オア回路3
3Bの出力を出力端子36Dから導出することにより、
45°と135°位相信号が得られ、これら各位相信号
は第6図に示す如くデジタル化された特性となっている
かくして、00位相信号を用いれば、1周期lパルスの
デジタル信号が得られるから、1周期1カウントのみで
、0,80,160,240.・・・という1進80の
計数が可能となり、また00位相信号と90°位相信号
を用いれば、1周期2バルス、4パルスのデジタル信号
が得られるから、1周期2カウントのみで0.40,8
0゜120、・・・というl進40の計数や、1周期4
カウントのみで0 、20 、40 、60 、・・・
というl進20の計数が可能となる。一方、ooと90
’位相信号、45°と135°位相信号を用いれば、1
周期4パルス、8パルスのデジタル信号が得られるから
、1周期4カウントで0.20゜40、 60.・・・
という1進20の計数や、1周期8カウントのみで、0
,10,20,30.・・・というl進10の計数が可
能となる。
さらに、第7図はカウンタ回路41の具体的構成を示す
回路構成図で、該カウンタ回路41は論理演算回路31
から出力されたデジタル信号とデジタル化された位相信
号とをもって、変位検出器lによる検出長さを計数し、
表示器51にデジタル表示させると共に、制御機器61
に位置制御信号を出力するもので、アップダウンカウン
タ42、メモリ回路43、加減算回路44等から構成さ
れている。
1に こで、本実施例のアップダウンカウンタ42は1カウン
トで80・、40,20.10と倍周するl進80.l
進40.・・・、1進10等のカウンタとして構成され
、論理演算回路31の出力端子36A〜36Dと接続さ
れている。そして、このアップダウンカウンタ42は出
力端子36A〜36Dを介して入力される位相出力を用
いて、変位検出器1から出力された検出信号sinθと
case、即ちsinθとcaseの位相が90°進ん
でいるか、90°遅れているか位相検知する機能と、当
該位相検知によりアップカウントするかダウンカウント
するかを制御する機能と、このアップ、ダウン制御によ
り例えば0°位相信号を用いて1周期毎に1進80とし
てアップカウントまたはダウンカウントする機能とを有
している。なお、アップダウンカウンタ42によって倍
周しつつ計数されたカウント値を、以下の説明で「上位
桁カウント値」という。
また、メモリ回路43は測長器がスタートする時点での
論理演算回路31で演算されたデジタル信号の値、即ち
変位検出器lのセンサ初期位置を記憶するものである。
このため、該メモリ回路43は論理演算回路31の第1
位桁の出力端子34A〜34D、第2位桁の出力端子3
5A〜35Cと接続され、スタート時点でこれらからス
タテックに出力されているデジタル信号値(以下、この
値を「スタート値」という)を記憶している。
さらに、加減算回路44は、被測定物の真の変位量を計
測するもので、その入力側はアップダウンカウンタ42
、メモリ回路43、論理演算回路31の出力端子34A
〜34Dと35A〜35Cに接続され、出力側は表示器
51、制御機器61に接続されている。ここで、前記加
減算回路51は所望の時点でアップダウンカウンタ42
からの上位桁カウント値、メモリ回路43からのスター
ト値、論理演算回路31からのデジタル信号を読込む機
能と、論理演算回路31から読込んだ第1位桁、第2位
桁のデジタル出力から、測定時点(読込時点)での1周
期以内のデジタル値(以下、この値を「下位桁デジタル
値」という)を演算する機能と、被測定物の移動量を、 移動量=上位桁カウント値+下位桁デジタル値−スター
ト値   ・・・(4)として加減算する機能とを有し
ている。なお、スタート値を53、上位桁カウント値を
320、下位桁デジタル値を60とすると、 移動量=320+6O−53 = 327 として演算することができ、この値は表示器51で表示
せしめられる。
本実施例はこのように構成されるが、次にその作動につ
いて述べる。
まず、位相分割回路31の動作原理について、第8図を
参照して述べる。
いま、E sinθなる信号を出力する信号源101と
E caseなる信号を出力する信号源102を有し、
これら信号源101.102の間に抵抗値X、Yを有す
る抵抗103,104を直列接続し、これら抵抗103
,104の中点105の出力電圧をE o u t と
すると、E o u Lは(2)式で与えられる。
・・・・・・(2) ここで、E cosθ=−Ecosθであるから、(2
)式は、 =Ksin(θ+φ)      ・・・(3)となる
。そして、このEOuL をコンパレータ106に入力
すると、位相がφ0だけずれた位置で反転するデジタル
出力が得られる。即ち、ソコテ、抵抗103,104(
7)抵抗値X、Yを適当に選べば、変位検出器1から出
力された2種類の検出信号は、一方の検出信号sinθ
に対し他方の検出信号CO8θが位相φ0だけ異なって
いることがわかる。
第2図に示す位相分割回路21はこのような作動原理に
基くもので、接続点a、b間では抵抗R1〜R20が第
8図の抵抗103,104に該当し、コンパレータ23
1〜232oの反転入力端子と各抵抗間の接続点が第8
図の接続点105に該当するもので、抵抗R1”R20
からなる接続点の抵抗比(例えば、コンパレータ232
ではR1がXに、R2−+−R3+・・−+R20がY
に相当)によって4.5°毎の位相差信号を出力するこ
とができる。また、接続点す、c間においても、 ca
seをsinθとみなし、 sinθをCO8θとみな
すことによって、同様に位相差信号を出力することがで
きる。
また、論理演算回路31は前記位相分割回路21から出
力された位相差信号に基づき、第1位桁論理演算部32
では出力端子34A〜34Dから1×10°〜8X10
°を示すデジタル信号を出力し、第10位桁および位相
論理演算部33では出力端子35A〜35CからlXl
0I 〜4X101のデジタル信号を出力すると共に、
出力端子36A〜36Dから00〜45°と135°の
位相信号を出力する。
さらに、カウンタ回路41は、測定動作によってリセッ
トすると、アップダウンカウンタ42は零リセットされ
ると共に、メモリ回路43には論理演算回路31から出
力されている第1位桁、第10位桁のデジタル値が記憶
される。なお、アップダウンカウンタ42は00位相信
号に基づいて1周期毎に1カウンタで1進80の計数を
行うものとする。
さて、変位検出器1による計測が開始されると、検出信
号の出力によって、前述した如く論理演算回路31から
カウンタ回路41にデジタル信号と位相信号が出力され
る。この結果、アップダウンカウンタ42は位相信号に
基づいてアップ。
ダウン制御を行いつつ、00位相信号が00となると毎
にl進80の計数を行い、1カウント毎に°“80パを
単位としたアップカウントまたはダウンカウントを行な
う。そして、計測操作が終了した時点で、または一定時
間毎に、加減算回路44はアップダウンカウンタ42の
上位桁カウント値、論理演算回路31の下位桁デジタル
値、メモリ回路43のスタート値を読込み、(4)式に
よる演算を行って被検測定物の移動量を演算し、表示器
51に表示せしめる。
ここで、変位検出器1は被測定物が8g+*変位したと
きに1周期となる検出信号を出力するように設定されて
いるものとすると、位相分割回路21の分割数が80で
あるから、計測分解能は0.1ル履である。
然るに、位相分割回路21の分割数を多くするほど分解
能が高くなるものであり、この位相分割回路21は抵抗
アレー22と抵抗数に対応するコンパレータ23とから
構成しているものであるから、構成が簡単で、しかも分
解数を多くしても位相差信号の出力を確実に行うことが
でき、しかも誤動作の恐れもない。
一方、アップダウンカウンタ42は、0°位相信号を用
いて1周期毎に1進80の計測を行なえばよく、従来技
術のアップダウンカウンタの如く第1位桁の位相信号を
用いて計数を行なうものに比較し、極めて応答速度の遅
いカウンタを用いることができる。
即ち、前述したように変位検出器1は、変位量が8μm
で1周期の検出信号を出力し、位相分割回路21の分割
数が80、測定速度(変位検出器lのセンサと被測定物
の相対変位速度)が1 ra/、ec※時と仮定すると
、本実施例の7ツプダウンカウンタ42は1周期に1カ
ウントすればよいから、125KHzの応答性があれば
よい。
これに対し、従来技術のアップダウンカウンタは4.5
°を1周期として計数する必要があるから、10MHz
以上の応答性を有するカウンタを用いなくてはならない
。即ち本実施例の7ツプダウンカウンタ42に比較し、
80倍の応答性が必要となる。
なお、実施例では論理演算回路31は80分割するもの
として述べたが、10分割としてもよく、この場合には
デジタル出力は第1位桁のデジタル信号のみでよく、従
って出力端子35A〜35Cも不要となり、またアップ
ダウンカウンタ42は1進10とすればよい。
また、第7図中のアップダウンカウンタ42に、予めあ
る値をプリセットした後、スタートをかけるプリセット
機能付の演算装置としても構成することができる。即ち
、アップダウンカウンタ42にプリセット値を設定した
場合には、上位桁演算値−プリセット値十上位桁 カウント値   ・・・・・・・・・(5)として与え
られるから、カウンタ回路41による演算値は、 演算値=上位桁演算植土下位桁 デジタル値−スタート値 ・・・・・・(6)となり、
真の移動量は 真の移動量−演算値−プリセット値 ・・・(7)とし
て求めることができる。
例えば、プリセット値を12345として設定したとす
ると、前述した具体例の場合、演算値=12345+3
20+6O−53=12672 となり、真の移動量は 12672−12345=327 として求めることができる。
さらに、実施例では、第4図に示す1×10゜用演算部
32Aを4個に分離し、オア回路32Eに接続するもの
として述べたが、2X10’〜8×10°用演算部32
B〜32Dと同様に単一の演算部から構成し、オア回路
32Eを廃止してもよい。
〔発明の効果〕
本発明に係る変位測定器の変位演算装置は以上詳細に述
べた如くであって、位相分割回路は抵抗アレーによって
構成し、論理演算回路は少なくとも第1位桁のデジタル
信号と所定変位量の変位信号を出力する構成としたから
、位相分割回路の回路構成を簡略化することができると
共に、次段のカウンタ回路では位相信号による計数を可
能とし、カウンタとして応答性の遅いものを使用できる
等の効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本実施例による測長器の全体構成を示すブロッ
ク図、第2図は第1図中の増幅回路と位相分割回路の具
体的構成を示す回路構成図、第3図は第2図に示す位相
分割回路から出力される位相差信号を00〜54°、1
80°〜225°の範囲で示す線図、第4図は第1図中
の論理演算回路の具体的構成を示す回路構成図、第5図
は第4図に示す論理演算回路から出力される1位桁のデ
ジタル出力を0°〜54°、180’〜216゜の範囲
で示す線図、第6図は第4図に示す論理演算回路から出
力される10位桁のデジタル出力と位相出力を示す線図
、第7図は第1図中のカウンタ回路の具体的構成を示す
ブロック図、第8図は位相分割回路の動作原理を示す原
理図である。 l・・・変位検出器、11・・・増幅回路、21・・・
位相分割回路、22・・・抵抗アレー、31・・・論理
演算回路、41・・・カウンタ回路、51・・・表示器
。 特許出願人   日本電波株式会社 代理人 弁理士   広 瀬 和 産

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 検出器から被測定物の変位量に応じて出力されるほぼ同
    振幅で位相の異なる2種類の検出信号を用いて、一定周
    期を多分割し、被測定物の変位を演算するようにした変
    位測定器の変位演算装置において、前記検出器から出力
    される2種類の検出信号を多数の抵抗を直列接続してな
    る抵抗アレー間に入力し、該各抵抗の接続点から任意の
    位相差に分割された信号を出力する位相分割回路と、該
    位相分割回路から出力された信号を位相差に応じて組合
    せ、論理演算を行うことにより、少なくとも第1位桁の
    デジタル信号として信号出力すると共に、所定位相量を
    もった位相信号として信号出力する論理演算回路とを備
    え、該論理演算回路から出力されるデジタル信号と位相
    信号とに基づいて、前記被測定物の変位を演算するよう
    に構成したことを特徴とする変位測定器の変位演算装置
JP10204688A 1988-04-25 1988-04-25 変位測定器の変位演算装置 Pending JPH01272913A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0431766A (ja) * 1990-05-28 1992-02-03 Mitsubishi Electric Corp 回転速度検出回路

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6123914A (ja) * 1984-07-12 1986-02-01 Nippon Kogaku Kk <Nikon> 計測装置、及び該計測装置を用いたサーボ制御装置

Patent Citations (1)

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