JPH04359107A - 計測装置 - Google Patents

計測装置

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JPH04359107A
JPH04359107A JP3135014A JP13501491A JPH04359107A JP H04359107 A JPH04359107 A JP H04359107A JP 3135014 A JP3135014 A JP 3135014A JP 13501491 A JP13501491 A JP 13501491A JP H04359107 A JPH04359107 A JP H04359107A
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JP
Japan
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signal
output
phase
down counter
detection
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JP3135014A
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Inventor
Toru Morita
徹 森田
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、被測定物の移動量や位
置を計測し、あるいは制御用信号を出力する計測装置に
関し、特に高分解能化を図った計測装置に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】従来この種の装置としては、抵抗アレイ
による内挿によって高分解能化を図ったものが公知であ
る。すなわち、位置検出器としてのエンコーダから得ら
れる如き、互いに位相のずれたアナログ信号(第一次信
号)が抵抗アレイに入力され、それぞれの中間位相のア
ナログ信号(第二次信号)を取り出すというものであっ
た。
【0003】しかしながら内挿による分割数が増大する
に従って抵抗アレイが複雑化し、装置全体が大型化する
という欠点があり、装置の小型化・高分解能化を図る為
、本出願人は前に、特開平2−128116号公報に開
示された技術を提案した、すなわち、同技術は抵抗アレ
イを用いることなく分割・内挿をするもので、それによ
り装置を小型化することが可能となった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、スケー
ル刻線ピッチに対する分割(内挿)誤差は、分解能が向
上した分だけ無視できないものとなり、例えば回路自体
の分割誤差が最小分解能の数倍にもなり、場合によって
最小分解能の数十倍にも及ぶことが有り得る。
【0005】分割誤差はエンコーダ出力信号A相、B相
の位相差、振幅、オフセットがそれぞれ全て理想状態の
ときは発生し得ないのであるが、実際の量産ラインでの
信号調整段階では、必ずしも理想状態まで調整できるも
のではなく、分割誤差の発生を完全になくすことは事実
上不可能である。つまり、各エンコーダの個体差や構成
部品のバラツキ等にもより、位相差が90度からずれ、
振幅差が生じ、オフセットをもつに至る。その結果最終
出力信号は分割誤差を含んだものになるのである。
【0006】そこでシステムとしての精度を向上させる
ため、予めレーザー測長した真値との偏差を記憶させ、
分割信号を累積カウントした値へ偏差を加算処理してデ
ータの補正を行う方法が知られている。この方式では複
雑な計算を要するので、例えば、マイクロコンピュータ
の介在を前提とし、しかも、即座に計算結果を反映させ
ることが困難なのでリアルタイム処理を行うことは不可
能である。したがって、位置制御系において、コントロ
ーラーへリアルタイム信号(フィードバック信号)を伝
送するような用途には不適当であった。
【0007】本発明はこの様な従来の問題点に鑑みてな
されたものであり、リアルタイムでの高速な分割誤差補
正を行なうことにより精度の高い計測を行なうことがで
きるようにした計測装置を提供することを目的としてい
る。
【0008】
【課題を解決する為の手段】かかる目的を達成するため
の本発明の要旨とするところは、被測定物の移動量や位
置を計測し、あるいは制御用信号を出力する計測装置に
おいて、被測定物の移動にともなって互いに所定の位相
差を有する複数の検出信号を発生する検出装置と、前記
検出信号よりも周波数の高い基準信号を発生する基準信
号発生器と、前記基準信号に同期して前記複数の検出信
号を所定の順でサンプリングし、各サンプリングの時点
の検出信号を併せて合成信号を発生する合成手段と、前
記合成手段の合成信号と前記基準信号発生器による基準
信号との位相差を検知する位相検出回路と、位相と位置
との誤差条件を記憶し、前記位相検出回路の出力をアド
レス入力として該アドレス入力を誤差条件に対応させて
補正出力を発生するROMと、n進のアップダウンカウ
ンタと、該アップダウンカウンタのカウンタ出力と前記
ROMの補正出力とを比較するデジタルマグニチュード
コンパレータと、該デジタルマグニチュードコンパレー
タの出力に応じて前記アップダウンカウンタにパルス信
号を加えるゲート回路とを備えたことを特徴とする計測
装置に存する。
【0009】
【作用】図1に示すブロック図でわかるように、本発明
にかかる検出装置は、非測定物の移動にともなって互い
に所定の位相差を有する複数の検出信号A相,B相が発
生し、この検出信号A,Bから、被測定物の移動量や位
置を計測し、あるいは制御用信号を出力する。
【0010】図1において合成手段(4)からパンドパ
スフィルタ(5)を通過させた信号mは次式であらわす
ことができる。 m  =  A*sin(ωt+φ)…  式1但し 
 Aは定数 ω=2π・f                f;中
心発振周波数φ=x・(2π)/P        x
;変位        [L]P;刻線ピッチ  [L
] すなわちmは位相項に位置情報を含んだ信号であり、そ
の位相差を求めれば位置情報を検出することが可能であ
る。ところが式1は、エンコーダ(検出装置)の検出信
号A相、B相の位相差が90度、オフセットがゼロ、振
幅差がゼロのときにはじめて成立する。従って、A、B
相の振幅差、及びオフセットがある場合は式1の右辺に
おいて高次成分、及びDC成分が現れ、後段のフィルタ
の性能を越えると、これが内挿誤差をもたらす。
【0011】図3(a),(b)に理想状態、及びエン
コーダ信号が理想状態からずれた場合の“位相−位置変
位量”の特性曲線を示す。実際の量産ラインではエンコ
ーダの信号調整段階で理想状態に追い込めない場合も多
く、システム全体での精度も分割(内挿)誤差に大きく
左右されるのである。ところで図3(b)の誤差曲線の
形状は、エンコーダ信号条件によって一義的に定まり、
容易に計算機シュミレーションが可能である。
【0012】従って個々のエンコーダの各信号条件の対
応した補正情報を、図1のROM(18)に予めもって
いれば、あとは測定時に補正情報の選択をするのみで内
挿精度を格段に向上させることが、可能となるのである
。以下、処理の流れを説明する。
【0013】基準信号発生器(7)では、検出装置の検
出信号よりも周波数の高い基準信号を発生し、合成手段
(4)は、この基準信号に同期して前記複数の検出信号
を所定の順でサンプリングし、各サンプリングの時点の
検出信号を併せて合成信号を発生して位相検出回路(8
)に出力する。位相検出回路(8)は、合成手段(4)
による合成信号と基準信号発生器(7)による基準信号
との位相差を検知してROM(18)に出力する。
【0014】ROM(18)は位相と位置との誤差条件
を記憶しており、位相検出回路(8)の出力をアドレス
入力として該アドレス入力を誤差条件に対応させて精度
の高い補正出力を発生し、この補正出力とn進のアップ
ダウンカウンタ(11)のカウンタ出力とはデジタルマ
グニチュードコンパレータ(12)に入力し、デジタル
マグニチュードコンパレータ(12)ではカウンタ出力
とROM(18)の補正出力とを比較し、その結果をゲ
ート回路(13)に出力する。
【0015】ゲート回路(13)の出力はアップダウン
カウンタ(11)のアップ端子およびダウン端子に入力
し、デジタルマグニチュードコンパレータ(12)にフ
ィードバックしており、このフィードバックループによ
りROM(18)で補正された位相検出回路(8)の出
力とアップダウンカウンタ(11)の出力とが常に等し
くなり、ゲート回路(13)には位相差の増減の分だけ
のパルス、すなわち位置の変化に対応したパルスが発生
する。このパルスを外部に出力すれば、位置制御用信号
として利用することができ、また、このパルスをカウン
トして表示すれば位置情報となる。
【0016】ROM(18)は位相検出回路(8)の出
力をアドレス入力としていて、位相情報が瞬時に補正さ
れる。この構成を採用することにより、内挿誤差は量子
化誤差のみまで減少させることが可能となり、補正動作
による時間遅れはROM(18)の応答時間のみできわ
めて微小である。
【0017】
【実施例】図1は本発明の一実施例を示すブロック図で
ある。図外の検出装置から、非測定物の移動にともなっ
て互いに所定の位相差を有する複数の検出信号が検出信
号A相,B相として端子A,Bに接続している。端子A
,Bの後には抵抗アレー3が設けられ、端子Aに入力さ
れたA信号は分岐されて一方はそのまま、他方は増幅率
が1倍の反転アンプ1を通って抵抗アレー3に接続し、
端子Bに入力されたB信号は分岐されて一方はそのまま
、他方は増幅率が1倍の反転アンプ2を通って抵抗アレ
ー3に接続している。
【0018】抵抗アレー3はこれら4つの0度、90度
、180度、270度の信号を抵抗分割することによっ
て、順次45度の位相差をもった8個の正弦波信号を出
力する(図2の(a)〜(h))ものである。
【0019】抵抗アレー3の8個の信号が入力するアナ
ログマルチプレクサ4が設けられ、さらにバンドパスフ
ィルタ5,アナログコンパレータ6が順次設けられてい
る。アナログマルチプレクサ4は基準信号に同期して複
数の検出信号を所定の順でサンプリングし、各サンプリ
ングの時点の検出信号を併せて合成信号を発生する合成
手段である。
【0020】この検出信号よりも周波数の高い基準信号
を発生する基準信号発生器として、発振器7が設けられ
、発振器7の出力をアナログマルチプレクサ4に接続す
べく発振器7の信号を1/N’に分周した基準矩形波信
号を、基準矩形波信号の1/2周期の矩形波信号、1/
4周期の矩形波信号を出力する分周回路10とドライバ
15とが発振器7とアナログマルチプレクサ4との間に
介装されている。
【0021】バンドパスフィルタ5,アナログコンパレ
ータ6を経たアナログマルチプレクサ4の出力は位相検
出回路8に接続している。位相検出回路8には基準信号
発生器7による基準信号が接続している。位相検出回路
8の出力はアナログマルチプレクサ4による合成信号と
基準信号発生器7による基準信号との位相差であり、こ
の主力はROM18の下位アドレスに接続している。R
OM18の上位ビットには誤差条件設定値が入力するよ
うになっており、ROM18は、位相と位置との誤差条
件を記憶し、位相検出回路8の出力をアドレス入力とし
て該アドレス入力を誤差条件に対応させて補正出力とし
て発生するものである。
【0022】ROM18の発する補正出力は、n進のア
ップダウンカウンタ11と、アップダウンカウンタ11
のカウンタ出力とROM18の補正出力とを比較するデ
ジタルマグニチュードコンパレータ12と、デジタルマ
グニチュードコンパレータ12の出力に応じてアップダ
ウンカウンタ11にパルス信号を加えるゲート回路13
とよりなるフィードバックループに接続している。また
、発振器7の基準信号を1/N”に分周する分周器14
が設けられ、分周器14の出力はゲート回路13に入力
している。
【0023】ゲート回路13のアップ端子Pおよびダウ
ン端子Qの出力は、アップダウンのパルスを90度位相
差の矩形波に変換する波形変換回路16に入力し、波形
変換回路16の出力はさらにラインドライバ17に入力
している。
【0024】次に動作の詳細を、信号の流れを追って順
に説明する。不図示のエンコーダである検出装置からは
、互いに90度の位相差をもったA信号とB信号とが端
子A、Bに入力される。端子Aに入力されたA信号は分
岐されて一方はそのまま、他方は増幅率が1倍の反転ア
ンプ1を通って抵抗アレー3に入力され、端子Bに入力
されたB信号は分岐されて一方はそのまま、他方は増幅
率が1倍の反転アンプ2を通って抵抗アレー3に入力さ
れ、抵抗アレー3はこれら4つの0度、90度、180
度、270度の信号を抵抗分割することによって、順次
45度の位相差をもった8個の正弦波信号を出力する(
図2の(a)〜(h))。
【0025】抵抗アレー3から出力された8個の正弦波
信号はアナログマルチプレクサ4に入力される。アナロ
グマルチプレクサ4は、ドライバ15からの切り替え指
令に応じて、8個の正弦波信号を位相のずれた順番に順
次選択して時系列的に出力する(図2(1))。
【0026】アナログマルチプレクサ4の出力信号はバ
ンドパスフィルタ5により基本となる周波数成分が選択
され(図2(m))、アナログコンパレータ6により、
零クロス点において波形整形され、矩形波信号n(図2
(n))となる。この矩形波信号nは、エンコーダを構
成する主スケールの目盛が検出器に対して丁度1ピッチ
分動くと、後述の信号iとの位相差が2πだけずれる信
号である。
【0027】発振器7の出力信号(クロック)は、位相
検出回路8及び分周回路10,14に入力され、それぞ
れの分周比で分周される。分周回路10は、クロックを
1/(N’)に分周した基準矩形波信号(図2(i))
と、基準矩形波信号の1/2の周期の矩形波信号(図2
(j))と、基準矩形波信号の1/4の周期の矩形波信
号(図2(k))とを出力し、端子9に生じた基準矩形
波信号を信号iとして位相検出回路8に入力する。
【0028】分周回路10の端子9に出力された基準矩
形波信号(図2(i))及び他の矩形波信号(図2(j
)(k))は、ドライバ15に制御信号として入力され
る。その結果ドライバ15は、3つの矩形波信号の状態
の組合せとして、基準矩形波信号(図2(i))の1周
期内に存在する8つの異なる組合せを識別し、アナログ
マルチプレクサ4に3ビットの制御信号を入力する。ア
ナログマルチプレクサ4は、ドライバ15からの制御信
号に応じて基準矩形波信号(図2(i))の1周期内を
8等分した間隔で、順次8つの正弦波信号を出力する(
図2(1))。
【0029】そして既に述べたように、図2(1)の位
相変調信号を入力するバンドパスフィルター5の出力信
号は、図2(i)の周波数と同じ帯域の周波数成分のみ
が抽出された正弦波信号(図2(m))となる。
【0030】なお、分周回路14の分周比1/N”は、
分周回路10の分周比とは関係なく、後述のカウンタ1
1、コンパレータ12、ゲート回路13の遅れを加味し
て定められる。
【0031】さてアナログコンパレータ6の出力信号で
ある矩形波信号nと、分周回路10の端子9に生じた矩
形波信号iとの位相差が位相検出回路8で読取られる。 位相検出回路8は、信号nの立ち上がりと信号iの立ち
上がりとの時間差を発振器7のクロック基準信号によっ
て計数して信号iとnの位相差φを求めるもので、クロ
ック計数値Aが位相差φに対応している。そして、位相
検出回路8が位相差2πのときに数nを対応させるよう
に設計されているとすれば、主スケールと検出器との目
盛1ピッチ(P)の相対移動量が数nに対応することに
なる。従って0≦A≦n−1である。この関係は図3(
a),(c)に示してある。
【0032】図2に示したように、時刻t1で、エンコ
ーダの可動部が停止しており、信号iとnの位相差がゼ
ロであり、時刻t2でエンコーダの可動部が移動し初め
、丁度エンコーダ刻線ピッチPの1/8だけ移動した後
、時刻t3で停止したとすれば、移動完了後の信号iと
nとの位相差φ2は、2π*(1/8)=π/4となる
。すなわち、位置の変位量に対応した分の位相変動が生
じる。
【0033】ここで前述したように、エンコーダ信号が
理想信号となっていない場合、位相検出回路8の出力は
図3(a)のようにはならず、図3(b)のような曲線
となる。このカーブは、信号の条件が定まれば一義的に
定まるカーブである。
【0034】従ってA相、B相の各信号の条件(位相差
、振幅、オフセット)が予め確定していた場合は、内挿
誤差カーブは以下に述べる方法によって補正が可能であ
る。すなわち位相検出回路8の出力をアドレス入力とし
、予め信号の条件に対応した補正データを保持したRO
M18の出力を参照し、それを真の位相差とすればよい
【0035】例えば位相検出回路8の出力が、8ビット
のバイナリデータであった場合、ROMのアドレス入力
の下位ビットをこれと接続し、上位ビットは信号条件に
より誤差条件設定値が入力し、これを適宜切り換る構成
とすれば、ROM容量次第でほとんどの場合の信号条件
を、補正することが可能となる。仮にROMがアドレス
16ビット、データ8ビット構成の場合、刻線ピッチを
256分割し、かつ信号条件を256通りの場合に対応
した設定が可能である。
【0036】以上のようにして補正された位相検出回路
8の出力、すなわちROMの出力をAとすれば、Aはマ
グニュードコンパレータ12の一方の入力となる。また
、他方の比較入力をn進のアップダウンカウンタ11の
計数値をB(2進数)とする。アップダウンカウンタ1
1は、図3(c)に示したように、入力パルスに応じて
アップダウン計数を行うが、アップ側に計数パルスが入
力されて、ROM(18)の出力最大値(2πに対応)
、n−1に等しくなると次のパルスでリセットされ、逆
にダウン側に計数パルスが入力されてゼロになると次の
パルスでn−1となる。そしてマグニチュードコンパレ
ータには、数Aと数Bの大小によって、3つの出力端子
のいずれかに比較結果を送出する。
【0037】そして、例えばROM18の出力がカウン
タ11の出力よりも大きい場合(A>B)、ゲート回路
13のアップ端子Pが開き、発振器7の出力を1/N’
に分周した矩形波信号oがカウンタ11のアップ(UP
)端子に入力される。その結果、ついにはカウンタ11
の出力(値B)がROM(18)の出力(値A)と等し
くなり(A=B)、ゲート13から矩形波信号oは出力
されない。また、ROM(X)の出力がカウンタ11の
出力よりも小さい場合(A<B)。ゲート回路13のダ
ウン端子Qが開き、矩形波信号oが、上述のごとくA=
Bとなってゲート回路13が閉じるまで、カウンタ11
のダウン(down)入力端子に入力される。
【0038】このとき、アップダウンカウンタ11はn
進のカウンタであるため、アップカウントのときn−1
の後はゼロとなるので、ゼロなるデータはn−1より大
であるコンパレータ12が判断するように、コンパレー
タ12の周辺回路を構成しておく必要がある。
【0039】ゲート回路13のアップ端子P、ダウン端
子Qの信号(パルス)は、エンコーダの1刻線ピッチ、
Pを1/nに分割したパルスに相当するから、ラインド
ライバー17を介してアップ端子P、ダウン端子Qのパ
ルスを計数することによって、エンコーダの1刻線ピッ
チをn分割した読み取りを行うことができる。しかもこ
れら最終出力は内挿誤差を補正したものであるから、き
わめて高精度・高分解能な内挿・分割を実現しうる。
【0040】なお、最適補正データの選択方法はROM
18の上位ビットの切り換えにより行えばよいのだが、
エンコーダの各信号の位相差、振幅、オフセットを自動
的に測定し、その結果より最適な補正データを選択でき
る構成としてもよい。その際は、電源投入後まず第一に
信号測定モードとなり、条件が確定し最適な補正データ
選択が終了した後に、初めて通常の測定モードとなるよ
うに設定する必要がある。ROMの設定の仕方が異なる
だけで、後の動作は前記と同様である。
【0041】
【発明の効果】本発明にかかる計測装置によれば、内挿
誤差補正をマイクロプロセッサとうのによるソフト演算
処理によらず、純ハード的に誤差補正を行うものにした
から、応答性を犠牲にすることなく、極めて高精度の分
割誤差補正を行うことが可能となった。
【0042】補正による時間遅れはROMの応答時間の
みであり、後段の追従アップダウンカウンタの追従時間
を考慮しても、高速性は維持され、ほぼリアルタイムで
補正済みの分割信号を外部へ出力することが可能となる
【0043】さらに、位置制御システムにおいてコント
ローラーヘフィードバック信号を伝送するような用途に
も応用可能である。本発明の実施には特開平2−128
116号公報に開示された従来技術に対しROMを1個
追加するのみで良い。つまり、大きな回路変更をせずと
も実施可能であり、大きな利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例にかかる計測装置のブロック
図である。
【図2】本発明の一実施例にかかる計測装置のタイミン
グチャートである。
【図3】本発明の一実施例にかかる計測装置の位相検出
回路、及びアップダウンカウンタの特性を示す特性図で
ある。
【符号の説明】
3…抵抗アレー 4…アナログマルチプレクサ 5…バンドパスフィルタ 6…アナログコンパレータ 7…発振器 8…位相検出回路8 10…分周回路 11…アップダウンカウンタ 12…マグニチュードコンパレータ 13…ゲート回路 17…ラインドライバ 18…ROM

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】被測定物の移動量や位置を計測し、あるい
    は制御用信号を出力する計測装置において、被測定物の
    移動にともなって互いに所定の位相差を有する複数の検
    出信号を発生する検出装置と、前記検出信号よりも周波
    数の高い基準信号を発生する基準信号発生器と、前記基
    準信号に同期して前記複数の検出信号を所定の順でサン
    プリングし、各サンプリングの時点の検出信号を併せて
    合成信号を発生する合成手段と、前記合成手段の合成信
    号と前記基準信号発生器による基準信号との位相差を検
    知する位相検出回路と、位相と位置との誤差条件を記憶
    し、前記位相検出回路の出力をアドレス入力として該ア
    ドレス入力を誤差条件に対応させて補正出力を発生する
    ROMと、n進のアップダウンカウンタと、該アップダ
    ウンカウンタのカウンタ出力と前記ROMの補正出力と
    を比較するデジタルマグニチュードコンパレータと、該
    デジタルマグニチュードコンパレータの出力に応じて前
    記アップダウンカウンタにパルス信号を加えるゲート回
    路とを備えたことを特徴とする計測装置。
JP3135014A 1991-06-06 1991-06-06 計測装置 Pending JPH04359107A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2000028283A1 (fr) * 1998-11-09 2000-05-18 Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha Capteur de position
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