JPH01211790A - ブレードおよびその製造方法 - Google Patents

ブレードおよびその製造方法

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JPH01211790A JP63036910A JP3691088A JPH01211790A JP H01211790 A JPH01211790 A JP H01211790A JP 63036910 A JP63036910 A JP 63036910A JP 3691088 A JP3691088 A JP 3691088A JP H01211790 A JPH01211790 A JP H01211790A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、ブレードに関し、特には電子写真感光体表面
を摺擦して表面に残留したトナーを清掃除去するクリー
ニングブレードに関する。
〔従来の技術〕
ブレードは、ゴム弾性体からなる板状の成形品であり、
例えば、表面に対して物理的に接触移動させて平坦な表
面に付着した異物を清掃除去するために使用されている
一方、電子写真複写機やレーザービームプリンターに組
み込まれている電子写真感光体においては、表面のクリ
ーニング性という問題は非常に重要であり、クリーニン
グ方法の1つとしてウレタンゴム、クロロプレンゴム、
エチレンプロピレンジエンゴム、ニトリルゴム等の高分
子弾性体からなるブレードをクリーニングブレードとし
て電子写真感光体に当接して感光体上の残留トナーを清
掃除去している。
ゴムブレードで感光体上の残留トナーをクリーニングす
る場合、通常ゴムは摩擦係数が高く、しかも摩耗が激し
いので、無理に使用すると急速に、かつ不均一に摩耗し
、クリーニング不良が起きたり、また、極端な場合には
感光体表面に傷がついたりする。
このような点を改良して、耐久性、潤滑性、クリーニン
グ性を向上させるために、ウレタンゴム等の高分子弾性
体中にシリコーンオイル等の低表面エネルギーで潤滑性
のある化合物を含有させる工夫がなされてきた。
例えば、特開昭57−37385号公報に記載されてい
るようにウレタンゴムが架橋する前にシリコーンオイル
を添加してクリーニングブレードを形成したり、特開昭
59−15967号公報に記載されているように、金型
表面にシリコーンオイルを塗布しておき、その金型内に
ウレタンを注入し、反応させてクリーニングブレードを
形成する。また特開昭57−128376号公報、特開
昭57−201276号公報、特開昭57−20127
7号公報に記載されているように、ポリエステルと有機
イソシアネートを混合し反応させてプレポリマーを生成
し、生成したプレポリマーに硬化剤と、シリコーンオイ
ルやポリシロキサンオイルや変成ポリシロキサンオイル
などの低表面エネルギー化合物を混合して加熱硬化させ
てクリーニングブレードを成形する。また、特開昭59
−5259号公報に記載されているように、シリコーン
オイルとイソシアネートを反応させることにより得られ
るプレポリマーをウレタンからなるクリーニングブレー
ド形成材料に塗布し加熱することにより反応させてクリ
ーニングブレードを成形する。
〔発明が解決しようとする問題点〕
しかしながら、従来の方法で成形された低表面エネルギ
ー化合物を含有する高分子弾性体からなるブレードでク
リーニングを行うと、電子写真プロセスの繰り返し耐久
の進行に伴うブレードと感光体表面の摺擦により、ブレ
ードエツジ部が不均一に摩耗してしまう。このため残留
トナーのクリーニング効果が大幅に低下してしまい、十
分な耐久性が得られないという問題点があった。
また、近年複写機あるいはレーザービームプリンターの
高速化に伴い、耐刷枚数10万枚にも耐えうる高耐久、
高寿命の感光体が開発されている。このような感光体は
、アモルファスシリコン等の無機材料から構成されてお
り、その表面硬度は非常に硬い(アモルファスシリコン
ドラムの場合、ビッカース硬度1500〜2000 K
 g / mrr? )。このような高耐久、高寿命の
感光体に従来のブレードを適用すると、耐久性の点で不
十分であり、何回も交換しなければならないという問題
点があり、高耐久、高寿命の感光体に対応できる高耐久
のブレードが望まれているのが現状である。
本発明者の検討によれば、このようなブレードエツジ部
の不均一な摩耗や耐久性の問題は、ブレードの不均一性
に基づ(ものである。すなわち、従来の方法で成形され
た低表面エネルギー化合物であるシリコーンオイルを含
有する高分子弾性体からなるブレードでは、未反応物の
シリコーンオイルあるいはその硬化物が高分子弾性体中
に大きな粒子状で存在している。この粒子の大きさはト
ナー粒子径(10μm前後)と同等、あるいはそれ以上
の大きさのため、感光体表面の摺擦によって、高分子弾
性体中の粒子成分が欠落し、この欠落部分をトナーが通
り抜けてしまい、前述のような問題点を引き起こしてい
ると考えられる。
本発明の目的は、シリコーンオイルなどの低表面エネル
ギー化合物が高分子弾性体中に均一な状態で存在するブ
レードおよびその製造方法を提供することである。
また、本発明の目的は、耐久性、潤滑性、クリーニング
性のすぐれたブレードおよびその製造方法を提供するこ
とである。
さらに、本発明の目的は、電子写真プロセスの繰り返し
使用によってエツジ部の不均一な摩耗がな(、しかも残
留トナー清掃除去能力のすぐれた、高耐久の電子写真感
光体用のクリーニングブレードを提供することである。
〔問題点を解決するための手段〕
すなわち、本発明は低表面エネルギー化合物を含有する
高分子弾性体からなるブレードにおいて、低表面エネル
ギー化合物が高分子弾性体中に、平均粒子径1μm以下
の1次粒子でまたは相溶状態で存在していることを特徴
とするブレードである。
また、本発明は高分子弾性体中に低表面エネルギー化合
物を含有するブレードの製造方法において、高分子弾性
体形成材料と、該高分子弾性体形成材料と反応しつる活
性基を有する低表面エネルギー化合物とを、該高分子弾
性体形成材料または該低表面エネルキー化合物の少な(
とも一方が溶解しうる溶媒中で反応させることにより得
られるプレポリマーを硬化させて成形することを特徴と
するブレードの製造方法である。
また、本発明はポリウレタンプレポリマーとシリコーン
オイルを溶媒中で反応させることにより生成されるシリ
コーン変性プレポリマーを硬化させて成形したことを特
徴とするブレードである。
また、本発明はポリウレタンプレポリマーとシリコーン
オイルを溶媒中に溶解させ、反応させることにより生成
されるシリコーン変性プレポリマーを硬化させることを
特徴とするブレードの製造方法である。
また、本発明は電子写真感光体表面を摺擦して感光体表
面を清掃する低表面エネルギー化合物を含有する高分子
弾性体からなる電子写真感光体用クリーニングブレード
において、低表面エネルギー化合物が高分子弾性体中に
、平均粒子径1μm以下の1次粒子でまたは相溶状態で
存在していることを特徴とする電子写真感光体用クリー
ニングブレードである。
また、本発明は電子写真感光体表面を摺擦して感光体表
面を清掃する電子写真感光体用クリーニングプレートに
おいて、ポリウレタンプレポリマーとシリコーンオイル
を溶媒中で反応させることにより生成されるシリコーン
変性プレポリマーを硬化させて成形したことを特徴とす
る電子写真感光体用クリ−ニゲプレートである。
また、本発明は電子写真感光体表面を摺擦して感光体表
面を清掃する電子写真感光体用クリーニングブレードに
おいて、ポリウレタンプレポリマーとシリコーンオイル
を溶媒中に溶解させ、反応させることにより生成される
シリコーン変性プレポリマーを硬化させることを特徴と
する電子写真感光体用クリーニングブレードの製造方法
である。
以下、本発明の詳細な説明する。
本発明に係るプレートは、平均粒子径1μm以下の1次
粒子で好ましくは相溶状態で低表面エネルギー化合物が
存在している。この状態は、低表面エネルキー化合物が
高分子弾性体形成材料とほぼ完全に反応している状態で
ある。すなわち、高分子弾性体中には低表面エネルギー
化合物が不均一な大きな粒子状としては存在していす、
低表面エネルギー化合物が高分子弾性体形成材料と反応
して均一な状態で存在している。このため、感光体上の
残留トナーをクリーニングする際に、ブレードと感光体
表面の摺擦により従来のようにブレードの不均一部分で
ある低表面エネルギー化合物の粒子成分が欠落するとい
うことがなくなり、エツジ部が常に均一に摩耗する。し
たがって、清掃除去能力が飛躍的に向上し、常に良好な
りリーニング効果が得られる。
また、本発明のブレードにおいては、低表面エネルギー
化合物が大きな粒子状として存在していす、その分、高
分子弾性体形成材料とほぼ完全に反応している状態であ
るので、従来のブレードに比べて、高分子弾性体中の低
表面エネルギー化合物濃度の割合が高くなっている。こ
のため低表面エネルギー化合物の滑性が効率的に利用で
きるので、繰り返し使用における耐摩耗性も向上する。
本発明に係るブレードにおいては、高分子弾性体中の低
表面エネルギー化合物−の存在状態は、400倍の倍率
をもった顕微鏡でブレード片を観測し、100μmX1
00μmの単位面積における粒子状の低表面エネルギー
化合物を任意に10コ選択し、その10コの粒子径の数
平均を平均粒子径としたものであり、相溶状態とは低表
面エネルギー化合物が高分子弾性体形成材料と化学的に
一体となるように結合しており、はぼ完全に均一反応し
ており粒子状の低表面エネルギー化合物が実質的に観測
できない状態のことを意味する。
本発明における高分子弾性体は、ウレタンコム、各種ジ
エン系ゴム、熱可塑性エラストマー等のゴム弾性を示す
高分子であり、機械的強度、耐摩耗性、耐オゾン性、低
表面エネルギー化合物との反応性の点から、特にはウレ
タンゴムが好ましい。
本発明における低表面エネルキー化合物は、高分子弾性
体形成材料と反応しつる水酸基、アミン基、カルボキシ
ル基等の活性基を1分子中に1個以上有する潤滑剤であ
り、油状の液体潤滑剤が好ましい。このような低表面エ
ネルギー化合物としては、シリコーン化合物、フッ素化
合物、およびその複合体が挙げられ、例えば以下の構造
式に示されるものである。
OH3 ・HOR−C−3i−0>、5i−ROHR:ポリエー
テルCHs            (トーレシリコー
ン@ 5F−8427)・C9F170壬CH2λOH ・−6CF2CFX E”m+ CH2CH)nX :
ハロゲン0ROH(旭硝子■ ルミフロン602)・ 
(CF3矢。CH−OH CF3 CH3CH3 CHs    CHs l     ] ・(SI  O+、GS+  O:l”y     R
’  : ポリエーテルl CH3R’ 1          (トーレシリコーン■5F−8
428)OH CH3CHa これらの中でも、滑性、反応性の点から特には変性ポリ
シロキサンオイル等のシリコーンオイルが好ましい。
本発明に係るブレードの製造方法は、高分子弾性体形成
材料と、この高分子弾性体形成材料と反応しう不活性基
を有する低表面エネルギー化合物とを反応させる際に、
高分子弾性体形成材料または低表面エネルギー化合物の
少なくとも一方が溶解しうる溶媒を用いることを特徴と
している。
以下、高分子弾性体としてウレタンゴムを用いた場合の
製造方法を説明するが、この場合、ポリウレタンプレポ
リマーとシリコーンオイルを溶媒中で反応させることに
より生成されるシリコーン変性プレポリマーを硬化させ
て成形している。具体的には以下のとおりである。
すなわち、まず、エチレングリコールとアジピン酸を反
応させて縮合ポリエステルを生成する。この縮合ポリエ
ステルに過剰のジイソシアネートを加え反応させて、ポ
リウレタンプレポリマーを生成する。このポリウレタン
プレポリマーと低表面エネルギー化合物であるシリコー
ンオイルを溶媒であるモノクロロベンゼンに混合し、撹
拌、溶解させて、加熱、反応させる。なお、この場合、
ポリウレタンプレポリマーあるいはシリコーンオイルを
モノクロロベンゼンに一端溶解させて、この溶液にシリ
コーンオイルあるいはポリウレタンプレポリマーを混合
、溶解させてもよい。
次に反応終了後、減圧下でモノクロロベンゼンを除去し
、シリコーン変性プレポリマーを生成する。ただし、こ
の場合、モノクロロベンゼン中で縮合ポリエステルとジ
イソシアネートとシリコーンオイルを同時に反応させて
シリコーン変性プレポリマーを生成してもよい。
次に、このシリコーン変性プレポリマーに、硬化剤であ
る1、4−ブタンジオール、トリメチロールプロパンを
加え、加熱硬化させて所望のブレードを成形する。
ここで溶媒は、互いに不溶な二種の原料(シリコーンオ
イルとポリウレタンプレポリマー)とを溶媒和すること
により同種原料同志の凝集を妨げ、均一な溶液とする作
用をもつ。均一溶液中では原料は分子単位で存在し反応
を行い、ポリマーを形成する。反応後は互いにポリマー
の一部であるので溶媒を除去した後でも凝集等は起さず
、完全に均一なシリコーン変性プレポリマーとなる。一
方溶媒を用いない場合、変性シリコーンオイルは凝集を
起こし、プレポリマー中に油滴状に存在する。
このオイルが粒子状のままプレポリマー中のイソシアネ
ートと反応するため、シリコーン成分が粒子状に偏在し
、不均一な構造となる。
このような本発明の方法により成形されたブレードは、
大きな粒子状の低表面エネルギー化合物が存在しな(な
り、均一なブレードが成形できる。また、一方のみを溶
解しうるような溶媒であっても従来の方法に比べて均一
な反応に近付き、また溶液の粘度が低下するので、低表
面エネルギー化合物が平均粒子径1μm以下の1次粒子
としては存在し、残留トナー等のクリーニングに対して
も十分に効果を示す。
本発明に使用できる溶媒は、溶解度パラメーターが高分
子弾性体形成材料あるいは低表面エネルギー化合物の近
傍に位置するもの、もしくは高分子弾性体形成材料と低
表面エネルギー化合物との間に位置するものが好ましい
。その量は溶解性によるが、粒子径を1μm以下に制御
するために高分子弾性体形成材料と低表面エネルギー化
合物の合計量100重量部に対して50〜1000重量
部が適当である。そしてこの溶媒量を変える事により低
表面エネルギー化合物の粒子径を制御することが可能と
なる。
硬化剤としては、1,4−ブタンジオール、トリメチロ
ールプロパン、1,6−ヘキサンジオール、トリメチロ
ールエタン、イソプロパツールアミン、ジクロロアニリ
ン等が使用できる。
また、必要に応じて、反応触媒としてテトラエチレンジ
アミン、2−エチルヘキシルイミダゾール、ジブチルチ
ンジラウレートあるいは消泡剤などの添加剤を加えても
よい。
本発明における低表面エネルギー化合物の含有Iは、高
分子弾性体形成材料100重世部に対して、−船釣には
3〜200重量部、好ましくは5〜30重量部である。
ブレードの硬さはJISAスケール50〜90度の範囲
であることが好ましい。
本発明に係るブレードは、均一摩耗性かつ耐摩耗性を有
しているため、電子写真感光体用クリーニングブレード
のみならず、オフセット印刷ドラム用、ロールコータ−
用のクリーニングブレードあるいは、その他の種々の用
途に適用することができる。
〔実施例〕
以下に実施例を挙げて具体的に説明する。
実施例1 高分子弾性体形成材料二        重量部・エチ
レングリコールとアジピン酸 の縮合ポリエステル 分子量1500  100・ ジ
フェニルメタン−4,4′ −ジイソシアネート   
 5o、6低表面エネルギー化合物: ・シリコーンオイル Ha □ H3 トーレシリコーン■ 5F−842718,0硬化剤。
・1,4−ブタンジオール        6.5・ 
トリメチロールプロパン       3.5溶媒: ・クロロベンゼン           500脱水し
た上記ポリエステルに多フェニルメタンジイソシアネー
トを反応させ、ポリウレタンプレポリマーを生成した。
これをクロロベンゼンに溶解させた後、シリコーンオイ
ルを投入し、80度、4時間反応させ、その後減圧下で
クロロベンゼンを除去し、シリコーン変性プレポリマー
を生成した。
次に硬化剤である1、4−ブタンジオール、トリメチロ
ールプロパンを混合し加熱硬化を行い、ポリウレタン成
分とシリコーンオイル成分が完全に相溶した透明のブレ
ードを成形した(参考写真1)。
このブレードの硬度はJISAスケール66度であった
実施例2 溶媒であるクロロベンゼンの量を300重量部とする以
外は実施例1と同様にしてブレードを成形した。このブ
レード中には、シリコーンオイル硬化物が平均粒子径0
.2μmの1次粒子として存在しており、ブレードは半
透明であった。また、このブレードの硬度は65度であ
った。
実施例3 溶媒であるクロロベンゼンの量を150重量部とする以
外は実施例1と同様にしてブレードを成形した。このプ
レート中には、シリコーンオイル硬化物が平均粒子径1
.0μmの1次粒子として存在しており、ブレードは半
透明であった。また、このブレードの硬度は63度であ
った。
実施例4 重量部 ・エチレングリコールとアジピン酸 の縮合ポリエステル 分子量1500  100・ジフ
ェニルメタンジイソシアネート49.0・フッ素化合物 子CF2CFX″+□子CH2CH”)−。
0ROHX:ハロゲン 旭硝子■ ルミフロン602    19.1・1.4
−ブタンジオール        6.5・ トリメチ
ロールプロパン       3.5・クロロベンゼン
           500脱水した上記ポリエステ
ルにジフェニルメタンジインシアネートを反応させ、ポ
リウレタンプレポリマーを生成した。このプレポリマー
を予めフッ素化合物を溶解したモノクロロベンゼンに投
入し、80度、4時間反応させ、その後減圧下でクロロ
ベンゼンを除去し、フッ素変性プレポリマーを生成した
。次に硬化剤である14−ブタンジオール、トリメチロ
ールプロパンを混合し加熱硬化を行い、ポリウレタン成
分とフッ素化合物成分が完全に相溶した透明のブレード
を成形した。このブレードの硬度は67度であった。
実施例5 重量部 ・ブチレングリコールとアジピン酸 の縮合ポリエステル(分子量1500 )   100
・ ジフェニルメタン−4,4−ジイソシアネート  
50.6・低表面エネルギー化合物 トーレシリコーン■ 5F−842718,0・溶媒:
脱水塩化メチレン       400・硬化剤 1,
6−ヘキサンジオール   7.0トリメチロールエタ
ン    3.0 ポリエステルとジイソシアネート、シリコーンオイル、
溶媒を同時に混合し、40℃、24hr反応させ、その
後減圧下で塩化メチレンを除去し、シリコーン変性プレ
ポリマーを得た。次に硬化剤である1、6−ヘキサンジ
オールとトリメチロールエタンを混合し、加熱硬化を行
い透明なブレードを得た。このブレードの硬度はJIS
Aスケール63度であった。
実施例6               重量部・エチ
レングリコールとアジピン酸 との縮合ポリエステル 分子量2000  100・ 
ジフェニルメタン−4,4′ −ジイソシアネート  
  45.5・ 低表面エネルギー化合物(フロロシリ
コーンオイル)Hs (?H3 HOCH2CH2子5i−0矢□−(−8i−0矢。C
H2CH20H17,5l CH3C4F9 ・1,4−ブタンジオール        6.5・ 
トリメチロールプロパン       3.5・脱水2
−ブタノン          500ポリエステルと
ジイソシアネートとを反応させ、ポリウレタンプレポリ
マーを投入し、60℃、8時間撹拌反応させ、フロロシ
リコーン変性プレポリマーを合成した。これに硬化剤で
ある1、4−ブタンジオールとトリメチロールプロパン
を混合し加熱硬化を行い透明なブレードを得た。このブ
レードの硬度はJISA63度であった。
比較例ト エチレングルコールとアジピン酸  重量部の縮合ポリ
エステル 分子量1500  100・ジフェニルメタ
ンジイソシアネート 50.6・シリコーンオイル トーレシリコーン@5F−842718,0・1,4−
ブタンジオール        6.5・ トリメチロ
ールプロパン       3.5脱水した上記ポリエ
ステルにジフェニルメタンジイソシアネートを反応させ
、ポリウレタンプレポリマーを生成した。このプレポリ
マーにシリコーンオイルを撹拌混合し、80度、4時間
反応させ、シリコーン変性プレポリマーを生成した。次
に硬化剤である1、4−ブタンジオール、トリメチロー
ルプロパンを混合し加熱硬化を行い、ブレードを成形し
た。このブレード中には、シリコーンオイル硬化物が平
均粒子径10μmの1次粒子として存在しており、ブレ
ードは乳白色であった(参考写真2)。このブレードの
硬度は62度であった。
比較例2 ・エチレングリコールとアジピン酸  重量部の縮合ポ
リエステル 分子量1500  100・ ジフェニル
メタン−4,4′ −ジイソシアネート     43
.1・1,4−ブタンジオール        5.6
・ トリメチロールプロパン       3.0脱水
した上記ポリエステルにジフェニルメタンジイソシアネ
ートを反応させ、ポリウレタンプレポリマーを生成し、
そこに硬化剤である1、4−ブタンジオールとトリメチ
ロールプロパンを混合し加熱硬化を行いブレードを成形
した。このブレードの硬度はJISA65度であった。
以上により成形したブレードを、感光体としてアモルフ
ァスシリコンドラムを使用した電子写真複写機(キャノ
ン製NP−7550)を取り付け、コピーを行い、クリ
ーニング性、摩耗性を評価した。
その結果を第1表に示す。
裸  9 第1表の結果からも明らかなように、本発明に係るブレ
ードは、エツジ部の摩耗は非常に少な(、かつ不均一な
摩耗に伴う黒スジ等の画像不良は認められず、良好なり
リーニング性を示した。一方、低表面エネルギー化合物
の平均粒子径が10μmである比較例1のブレードは、
粒子成分の欠落等によりブレードエツジ部の不均一な摩
耗がみられて画像不良が発生し、クリーニング性の低い
ものであった。また、耐久による摩耗も著しいものだっ
た。また比較例2のように、低表面エネルギー化合物を
含有しないブレードは、耐久摩耗性の点で著しく劣るも
のであった。
〔発明の効果〕
以上のように、本発明によれば、低表面エネルギー化合
物が高分子弾性体中に均一な状態で存在するブレードを
得ることができる。また、不均一な摩耗がなく、良好な
りリーニング性を半永久的に維持でき、しかも長期使用
における耐摩耗性も向上する。

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)低表面エネルギー化合物を含有する高分子弾性体
    からなるブレードにおいて、低表面エネルギー化合物が
    高分子弾性体中に、平均粒子径1μm以下の1次粒子ま
    たは相溶状態で存在していることを特徴とするブレード
  2. (2)高分子弾性体中に低表面エネルギー化合物を含有
    するブレードの製造方法において、高分子弾性体形成材
    料と、該高分子弾性体形成材料と反応しうる活性基を有
    する低表面エネルギー化合物とを、該高分子弾性体形成
    材料または該低表面エネルギー化合物の少なくとも一方
    が溶解しうる溶媒中で反応させることにより得られるプ
    レポリマーを硬化させて成形することを特徴とするブレ
    ードの製造方法。
  3. (3)ポリウレタンプレポリマーとシリコンオイルを溶
    媒中で反応させることにより生成されるシリコーン変性
    プレポリマーを硬化させて成形したことを特徴とするブ
    レード。
  4. (4)ポリウレタンプレポリマーとシリコーンオイルを
    溶媒中に溶解させ、反応させることにより生成されるシ
    リコーン変性プレポリマーを硬化させることを特徴とす
    るブレードの製造方法。
  5. (5)電子写真感光体表面を摺擦して感光体表面を清掃
    する低表面エネルギー化合物を含有する高分子弾性体か
    らなる電子写真感光体用クリーニングブレードにおいて
    、低表面エネルギー化合物が高分子弾性体中に、平均粒
    子径1μm以下の1次粒子でまたは相溶状態で存在して
    いることを特徴とする電子写真感光体用クリーニングブ
    レード。
  6. (6)電子写真感光体表面を摺擦して感光体表面を清掃
    する電子写真感光体用クリーニングブレードにおいて、
    ポリウレタンプレポリマーとシリコーンオイルを溶媒中
    で反応させることにより生成されるシリコーン変性プレ
    ポリマーを硬化させて成形したことを特徴とする電子写
    真感光体用クリーニグブレード。
  7. (7)電子写真感光体表面を摺擦して感光体表面を清掃
    する電子写真感光体用クリーニグブレードにおいて、ポ
    リウレタンプレポリマーとシリコーンオイルを溶媒中に
    溶解させ、反応させることにより生成されるシリコーン
    変性プレポリマーを硬化させることを特徴とする電子写
    真感光体用クリーニングブレードの製造方法。
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