JPH0121174Y2 - - Google Patents

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JPH0121174Y2
JPH0121174Y2 JP13726485U JP13726485U JPH0121174Y2 JP H0121174 Y2 JPH0121174 Y2 JP H0121174Y2 JP 13726485 U JP13726485 U JP 13726485U JP 13726485 U JP13726485 U JP 13726485U JP H0121174 Y2 JPH0121174 Y2 JP H0121174Y2
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JP
Japan
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surge tank
branch pipe
intake branch
intake
engine
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JP13726485U
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JPS6245375U (ja
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  • Cooling, Air Intake And Gas Exhaust, And Fuel Tank Arrangements In Propulsion Units (AREA)
  • Body Structure For Vehicles (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案はエンジンの吸気装置に関する。
(従来技術) 自動車のエンジンにおいて、吸気マニホールド
をアルミニウム合金などの金属材料で形成し、エ
ンジンルーム内のエンジン本体の上部後方に配置
せしめたものは一般に知られている。ところで、
自動車が正面衝突をした場合、フロントガラスが
脱落するおそれがあるが、これは上記吸気マニホ
ールドを構成するサージタンクや吸気枝管がエン
ジンルーム上部後方のカウルフロントパネルに衝
撃をもつて当るのがその一因と考えられる。
これに対し、上記サージタンクや吸気枝管がカ
ウルフロントパネルに強く当らないように、サー
ジタンクや吸気枝管の形状ないし配置を変えるこ
とが考えられるが、サージタンクの容量を十分に
確保したり、所望の吸気慣性効果を得たりするの
が難しくなることがある。
一方、吸気マニホールドを樹脂で形成し、衝突
時に吸気マニホールドが直ちに破壊されるように
して衝突時の衝撃を吸収しようとする考え方も知
られている(例えば、特開昭58−28584号公報参
照)。しかし、燃料噴射式エンジンの場合、燃料
を各気筒に対応する燃料噴射弁に分配供給するデ
リバリパイプが設けられているが、このデリバリ
パイプを吸気マニホールドとエンジン本体との間
に配して衝突時の衝撃から保護しようとしても、
吸気マニホールドを破壊し易い構造にするとデリ
バリパイプの保護が不十分となるおそれがある。
(考案の目的) 本考案は、かかる点に鑑み、自動車の衝突時に
おけるフロントガラスを保護することを基本的な
目的とし、さらに、この目的のためにサージタン
クの容量を犠牲にしないでもすむようにするこ
と、そして、デリバリパイプを衝突から保護でき
るようにすることを目的とする。
(考案の構成) 本考案は、燃料噴射式エンジンの吸気装置にお
いて、吸気マニホールドをサージタンクとそれか
ら下方に延びる吸気枝管とによつて構成し、サー
ジタンクをエンジンルームの上部後方のカウルフ
ロントパネルの前に配置する一方、デリバリパイ
プをエンジン本体とその後方の吸気枝管との間に
配置している。そして、サージタンクは低剛性材
料にて、吸気枝管は高剛性材料にてそれぞれ形成
し、サージタンクと吸気枝管との合せ面を上記デ
リバリパイプの上方で且つ上記カウルフロントパ
ネルの下方に配置している。
本考案の場合、サージタンクは剛性が低いこと
から、その容量を比較的大きくしていても自動車
の衝突時にカウルフロントパネルに当つた際に直
ちに破壊することで衝撃を吸収し、カウルボツク
スないしフロントガラスに大きな衝撃を伝えるこ
とはない。一方、吸気枝管は、カウルフロントパ
ネルよりも下方にあるからこのカウルフロントパ
ネルに直接衝突することがない。そして、この吸
気枝管は剛性が高く且つその上端がデリバリパイ
プよりも上方に位置するから、エンジン本体と相
俟つてデリバリパイプがダツシユロアパネル等に
直接あるいは間接的に当ること、つまり過大な衝
撃を受けることを防止する。
(考案の効果) 従つて、本考案によれば、サージタンクの容量
を確保しつつ、自動車の衝突時におけるフロント
ガラスやデリバリパイプの保護を一層向上するこ
とができる。
(実施例) 以下、本考案の実施例を図面に基いて説明す
る。
図面において、1は自動車のエンジンルーム2
に配設した燃料噴射式多気筒エンジンのエンジン
本体、3はエンジンルーム2の上部後方位置のカ
ウルボツクス4に下端部が支持されたフロントガ
ラス、5はボンネツトである。
上記エンジンの吸気系について説明するに、吸
気マニホールドは、エンジン本体1の上部後方、
つまり、カウルボツクス4を構成するカウルフロ
ントパネル6の前方に配置したサージタンク7
と、このサージタンク7の下面側より下方へ延び
てエンジン本体1のシリンダヘツドに接続された
吸気枝管8とからなる。サージタンク7は剛性が
比較的低い材料である合成樹脂で形成され、吸気
枝管8は剛性が比較的高い材料であるアルミニウ
ム合金で形成されている。このサージタンク7と
各吸気枝管8とは各々のフランジ9,10を合わ
せて接続されており、その合せ面11は上記カウ
ルフロントパネル6よりも若干下方位置にある。
燃料供給系について説明すれば、燃料噴射弁1
2は吸気枝管8のエンジン本体1側の端部に取り
付けて吸気通路に臨ましめてある。そして、上記
エンジン本体1と吸気枝管8との間において、燃
料タンクからの燃料を各燃料噴射弁12に分配供
給するデリバリパイプ13がエンジン本体1の長
手方向(車幅方向)に延ばして配設され、かつ、
このデリバリパイプ13はサージタンク7と吸気
枝管8の合せ面11よりも下方に設けられてい
る。
なお、上記カウルボツクス4において、14は
カウルグリル、15はダツシユアツパーパネルで
あり、また、16はエンジンルーム2と車室とを
仕切るダツシユロアパネルである。
上記実施例の構造において、自動車が正面衝突
した場合、エンジンはその全体が後方へ押し動か
されることがあり、これにより、上記サージタン
ク7はカウルフロントパネル6に衝突することに
なる。この場合、カウルボツクス4は金属製の各
パネルにて閉断面構造になされ高い剛性を有する
から、剛性の低いサージタンク7は衝突により衝
撃を吸収しながら潰れ、カウルボツクス4に対し
ては大きな衝撃を与えず、フロントガラス3を保
護することができる。
一方、吸気枝管8は、剛性が高いからダツシユ
ロアパネル16に衝突しても大きな変形ないし破
断をすることはほとんどない。つまり、自動車が
正面衝突した際でもエンジン本体1と吸気枝管8
との位置関係が大きくくずれることはなく、両者
の間にある燃料噴射弁12およびデリバリパイプ
13を保護することができる。
なお、上記実施例では、サージタンク7を合成
樹脂で形成したが、薄肉の剛性が低い金属材料で
形成してもよい。また、吸気枝管8はアルミニウ
ム合金に限らず、鉄製のパイプその他の高剛性材
料で形成してもよい。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の実施例における自動車のエンジ
ンと車体との関係を一部断面で示した側面図であ
る。 1……エンジン本体、2……エンジンルーム、
3……フロントガラス、6……カウルフロントパ
ネル、7……サージタンク、8……吸気枝管、1
1……合せ面。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 吸気マニホールドがサージタンクとこのサージ
    タンクから下方へ延設された吸気枝管とから構成
    されていて、サージタンクがエンジンルームの上
    部後方であつてカウルフロントパネルの前方に配
    設され、燃料を燃料噴射弁に供給するデリバリパ
    イプがエンジン本体とその後方の上記吸気枝管と
    の間に配設された燃料噴射式エンジンにおいて、
    上記サージタンクは剛性の低い材料で形成され、
    上記吸気枝管は剛性の高い材料で形成され、この
    サージタンクと吸気枝管との合せ面が上記デリバ
    リパイプの上方で且つ上記カウルフロントパネル
    の下方に位置していることを特徴とするエンジン
    の吸気装置。
JP13726485U 1985-09-06 1985-09-06 Expired JPH0121174Y2 (ja)

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JP13726485U JPH0121174Y2 (ja) 1985-09-06 1985-09-06

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JP13726485U JPH0121174Y2 (ja) 1985-09-06 1985-09-06

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JPS6245375U JPS6245375U (ja) 1987-03-19
JPH0121174Y2 true JPH0121174Y2 (ja) 1989-06-23

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JP13726485U Expired JPH0121174Y2 (ja) 1985-09-06 1985-09-06

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2533951Y2 (ja) * 1989-04-18 1997-04-30 三菱自動車工業株式会社 吸気マニホールド
JP5272907B2 (ja) * 2009-06-10 2013-08-28 マツダ株式会社 エンジンの吸気装置

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JPS6245375U (ja) 1987-03-19

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