JPH01211577A - ピラン誘導体、その製造方法及び除草剤 - Google Patents

ピラン誘導体、その製造方法及び除草剤

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JPH01211577A
JPH01211577A JP3393088A JP3393088A JPH01211577A JP H01211577 A JPH01211577 A JP H01211577A JP 3393088 A JP3393088 A JP 3393088A JP 3393088 A JP3393088 A JP 3393088A JP H01211577 A JPH01211577 A JP H01211577A
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JP
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formula
compound
herbicide
compound shown
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JP3393088A
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English (en)
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Haruhito Oishi
治仁 大石
Akiyoshi Ueda
植田 昭嘉
Kazuyuki Tomita
和之 冨田
Hideo Hosaka
保坂 秀夫
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Nippon Soda Co Ltd
Original Assignee
Nippon Soda Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、新規なビラン誘導体、その製造方法及び該誘
導体を有効成分として含有する除草剤に関する。
〔従来の技術〕
農園芸作物の栽培にあたり、多大の労力を必要としてき
た雑草防除に多くの除草剤が使用されるようになってき
た。しかし作物に薬害を生じたり、環境に残留し、汚染
したりすることから、より低い薬量で効果が確実でしか
も安全に使用できる薬剤の開発が望まれている。
本発明化合物と類領の化合物を開示したものとして特開
昭62−298585が知られている。
本発明化合物はこの特許請求の範囲に含まれるものであ
るが、発明の詳細な説明中にはピラン環の5位及び6位
が無置換の化合物はなんら示されていない。
〔発明が解決しようとする問題点〕
本発明の目的は、より低い薬量で効果の確実な安全性の
高い除草剤を提供することである。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明は、一般式 〔式中、Xはハロゲン原子、アルキル基、ニトロ基、ア
ルコキシ器、ハロアルキル基、又はS(0)mR(ここ
でRはアルキル基、kは0.1又は2を示す。
)nは2又は3を示す、〕で表わされる化合物、その製
造方法及び除草剤である。
本発明化合物は畑条件で、土壌処理、茎葉処理のいずれ
の方法でも高い除草活性を示す、特に茎葉散布処理にお
いては、特開昭62−298585号に示されている さらには該特許から容易に考えられる カヤツリグサ、イチビ、イヌビニ等の各種の畑雑草に高
い効力を示す。
更に本発明化合物は果樹園、芝生、線路端、空き地等の
雑草の防除にも適用することができる。
本発明の化合物は次の2段階の反応によって製造するこ
とができる。
〔旧       (I[) 上式において、X、nは前記と同じ意味を示し、Qはハ
ロゲン、アルキルカルボニルオキシ、アルコキシカルボ
ニルオキシ又は−〇−9−@−を示す。
工程(a)において用いられる塩基は、KOH,NaO
H等のアルカリ金属水酸化物、アルカリ土類金属の水酸
化物トリ(Ct”−Chアルキル)アミン、ピリジン、
炭酸ナトリウム、リン酸ナトリウム等であり、夫々1モ
ルずつの化合物(II)と化合物(DI)が、1モル又
は過剰の塩基とともに用いられる。用いられる溶媒とし
ては、水、塩化メチレン、トルエン、酢Mエチル、ジメ
チルホルムアミド、↑HF 、ジメトキシエタン、アセ
トニトリル等が用いられる0反応混合物は反応が完了す
るまでθ℃〜50°Cで撹拌される0反応混合物は常法
によって処理される。
工程(ハ)においては1モルの化合物(IV)を1〜4
モルの塩基、好ましくは2モルの塩基および0゜01モ
ルから0.5モルのシアン化合物と反応させる。ここで
用いられる塩基は工程(a)で列挙された塩基がいずれ
も用いられ得る。又シアン化合物としてはシアン化カリ
ウム、アセトンシアンヒドリン、シアン化水素等が用い
られる。
なお、少量のクラウンエーテル等の相間移動触媒を加え
ることにより、反応がより短い時間で完結する。
一 転10℃より低い温度、好ましくは20”C〜40℃で
反応が終るまで反応混合物を撹拌する。用いられる溶媒
は、1.2−ジクロロエタン、トルエン、アセトニトリ
ル、塩化メチレン、酢酸エチル、ジメチルホルムアミド
、メチルイソブチルケトン、TIIF、ジメトキシエタ
ン等である。
一般式(II)で表わされる原料化合物及び本発明の化
合物はそれぞれ次に示す互変異性が存在す5゜ (■)(■’)      (II)’さらに一般式(
IV)で表わされる化合物にも下記に示す異性体が存在
する。
本発明はこれら異性体を含むものである。
反応終了後は通常の後処理を行うことにより目的物を得
ることができる0本発明化合物の構造は、IR,NMR
,M^SSスペクトル等から決定した。
〔実施例〕
次に実施例を挙げ本発明化合物を更に詳細に説明する。
実施例1 3−(4−クロロ−2−ニトロベンゾイル)−4−ヒド
ロキシビラン−2−オン(化合物番号l):4−ヒドロ
キシピラン−2−オン0.6 g (5,4iws+o
l)をTIIF 5. Ojdに溶解し、トリエチルア
ミン0.55 g(5,45eal )を加えた0次い
で、4−クロロ−2−ニトロベンツ゛イルクロリド1.
2gを(5,4+*mol )を氷冷下に加え、室温で
2時間撹拌した0反応液より溶媒を減圧留去したのち、
残渣に水10d、酢酸エチル10adを加え、酢エチ層
を分取した。さらに水層に酢酸エチル10dを加え、酢
エチ層を分取した。有機層を集め、5%炭酸カリウム水
溶液10−で2回、飽和食塩水で1回洗浄し、有機層を
無水硫酸マグネシウムで乾燥後濾別した。溶媒を減圧留
去し、黄褐色オイル1.6 gを得た。このものをアセ
トニトリル5. Odに溶解し、トリエチルアミン0.
55 g (5,4mmol) 、lli 5%純度の
11CN O,15g (2mmol)及び18−クラ
ウン60゜0.5 gを加え、室温で3時間撹拌した0
反応液にエーテル20ydと2N−HCffi 20 
dを加え、エーテル層を分取した0次いでエーテル層よ
り5%炭酸カリウム水溶液10dで2回抽出した。アル
カリ水層を氷冷し、濃塩酸を加えて酸性としくpH1)
、純粋な目的物3−(4−クロロ−2−ニトロベンゾイ
ル)−4−ヒドロキシピラン−2−オン0.65を得た
。 (収率45%)、融点183−185°C0上記実
施例を含め、本発明化合物の代表例を第1表に示す。
第1表 〔問題点を解決するための手段−除草剤〕本発明除草剤
は、前記一般式[1]で示される化合物の1又は2以上
を有効成分として含有し、通常の農薬と同様の形態を有
する。即ち、有効成分化合物は一般に適当な量を担体と
混合して水和剤、乳剤、粒剤、水溶剤、フロアブル剤等
の形に製剤して使用される。固体担体としてはタルク、
ホワイトカーボン、ベントナイト、クレイ、ケイソウ上
等が挙げられ、液体担体としては、水、アルコール、ベ
ンゼン、キシレン、ケロシン、鉱油、シクロヘキサン、
シクロヘキサノン、ジメチルホルムアミド等が用いられ
る。これらの製剤において均−且つ安定な形態をとるた
めに必要ならば界面活性剤を添加することもできる。
本発明除草剤における有効成分濃度は前述した製剤の形
により種々の濃度に変化するものであるが、例えば、水
和剤においては5〜70%、好ましくは10〜30%:
乳剤においては3〜70%、好ましくは5〜20%;粒
剤においては0.01〜30%、好ましくは0.05〜
10%の濃度が用いられる。
この様にして得られた水和剤、乳剤は水で所定の濃度に
希釈して懸濁液或いは乳濁液として、粒剤はそのまま雑
草の発芽前または発芽後に土壌に散布処理もしくは混和
処理される。実際に本発明除草剤を適用するにあたって
は10アール当り有効成分1g以上の適当量が施用され
る。
また本発明除草剤は公知の殺菌剤、殺虫剤、殺ダニ剤、
除草剤、植物成長調整剤等と混合して使用することもで
きる。特に除草剤と混合使用することにより、使用薬量
を減少させまた省力化をもたらすのみならず、混合薬剤
の相乗作用による一層高い効果も期待できる。その場合
複数の公知除草剤との組み合わせも可能である0本発明
除草剤と混合使用するにふされしい薬剤としては、ベン
チオカーブ、モリネート、MY −93(S −(2,
2−ジメチルベンジル)1−ピペリジンカルボJオエー
ト〕等のカーバメイト系除草剤、チオカーバメイト系除
草剤、ブタクロール、プレチラクロール、メフェナセッ
ト等の酸アミド系除草剤、クロメトキシニル、ビフェノ
ックス等のジフェニルエーテル系除草剤、アトラジン、
シアナジン等のトリアジン系除草剤、クロルスルフロン
、スルホメチュロンーメチルなどのスルホニルウレア系
除草剤、?lCP SMCPB等のフェノキシアルカン
カルボン酸系除草剤、ジクロホップ−メチル等のフェノ
キシフェノキシプロピオン酸系除草剤、フルアジホップ
ブチル等のピリジルオキシフェノキシプロピオン酸系除
草剤、ベンゾイルプロップエチル、フランプロップエチ
ル等のベンゾイルアミノプロピオン酸系除草剤、その他
としてピペロホス、ダイムロン、ペンタシン、グイフェ
ンゾコート、ナプロアニリド、1lL52(4−エトキ
シメトキシベンズ−2’、3’−シクロルアニライド)
、KN賀−242(1−(3−メチルフェニル)−5−
フェニル−LH−1,2,4−)リアゾール−3−カル
ボキサミド〕、キンクロラック(3,7−ジクロロ−8
〜キノリンカルボン酸)、さらにセトキシジム、アロキ
シジムーソディウム等のシクロヘキサンジオン系の除草
剤等があげられる。またこれらの組合わせたものに植物
油及び油濃縮物を添加することもできる。
(実施例−除草剤) 次に本発明除草剤に関する製剤例を若干示すが有効成分
化合物、添加物及び添加割合は本実施例にのみ限定され
ることなく広い範囲で変更可能である。
実施例2  水和剤 本発明化合物2           20部ホワイト
カーボン          20部ケ  イ  ソ 
 ウ  土                    
      52 部アルキル硫酸ソーダ      
     8部以上を均一に混合、微細に粉砕して、有
効成分20%の水和剤を得た。
実施例3  乳 剤 本発明化合物3           20部キ   
シ   し   ン                
        55 部ジメチルホルムアミド   
      15部ポリオキシエチレンフェニルエーテ
ル 10部以上を混合、溶解して有効成分20%の乳剤
を得た。
実施例4  粒 剤 化合物番号1           5部タ   ル 
  り                      
       40 部り   し   −     
                        3
8 部ベントナイト            1o部ア
ルキル硫酸ソーダ         7部以上を均一に
混合して微細に粉砕後、直径0.5〜1.0 mの粒状
に造粒して有効成分5%の粒剤を得た。
〔発明の効果〕
次に本発明除草剤の効果に関する試験例を示す、  ・ 試験例  茎葉散布処理 200cシのポットに土壌を充填し、表層にイヌビニ、
カヤツリグサ、イチビの各種子を播き、軽く覆土復温室
内で生育させた。各雑草が5〜10cmに草丈に生育し
た時点で各供試化合物の乳剤を水で希釈して調整した薬
液を所定の割合(10a当り12.5 g〜50g相当
)で小型噴霧器にて雑草の茎葉部に散布した。3週間後
に雑草の除草活性を下記の調査基準に従って調査し、そ
の結果を第2表に示した。
調査基準 雑草率          指 敗 0%           0 20〜29%           240〜49% 
           460〜69%       
     680〜89%            8
! 00%             1゜また1、3
.5.7.9の数値は、各々0と2.2と4.4と6.
6と8.8と10の中間の値を示す。
煕処場区の氾上部伍早■ 第2表 注I  A(対照化合物) (特開昭62−298585の実施例の化合物)注2 
 B(対照化合物)

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)一般式 ▲数式、化学式、表等があります▼ 〔式中、Xはハロゲン原子、アルキル基、ニトロ基、ア
    ルコキシ基、ハロアルキル基、又はS(O)_kR(こ
    こでRはアルキル基、kは0、1又は2を示す。 )nは2又は3を示す。〕で表わされる化合物。
  2. (2)式 ▲数式、化学式、表等があります▼ を次式で示される化合物 ▲数式、化学式、表等があります▼ (式中、X、nは前記と同じ意味を示し、Qはハロゲン
    、アルキルカルボニルオキシ、アルコキシカルボニルオ
    キシ又は▲数式、化学式、表等があります▼を示す。)
    お よび塩基と反応させて次式に示される化合物▲数式、化
    学式、表等があります▼ を生成させ、次にこの化合物を塩基およびシアン化合物
    と反応させることからなる一般式▲数式、化学式、表等
    があります▼ (式中、X、nは前記と同じ意味を表わす。)で表わさ
    れる化合物の製造方法。
  3. (3)一般式 ▲数式、化学式、表等があります▼ (式中、X、nは前記と同じ意味を表わす。)で表わさ
    れる化合物の1種又は2種以上を有効成分として含有す
    ることを特徴とする除草剤。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102146068A (zh) * 2011-01-20 2011-08-10 南开大学 3-苯甲酰基-4-羟基香豆素衍生物及其类似物与在除草方面的应用

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102146068A (zh) * 2011-01-20 2011-08-10 南开大学 3-苯甲酰基-4-羟基香豆素衍生物及其类似物与在除草方面的应用

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