JPH01211467A - 新規な糖質 - Google Patents
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- JPH01211467A JPH01211467A JP63036988A JP3698888A JPH01211467A JP H01211467 A JPH01211467 A JP H01211467A JP 63036988 A JP63036988 A JP 63036988A JP 3698888 A JP3698888 A JP 3698888A JP H01211467 A JPH01211467 A JP H01211467A
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- Seasonings (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
(産業上の利用分野)
本発明はイソマルトースとイソマルツロースの量比がl
:3〜5:1である事を特徴とする良好な甘味を呈する
糖質に間するものである。
:3〜5:1である事を特徴とする良好な甘味を呈する
糖質に間するものである。
本発明による糖質は、低う蝕源性で且つ良好な甘味の質
を呈する甘味料及びボデー形成剤その他に利用可能な糖
質である。
を呈する甘味料及びボデー形成剤その他に利用可能な糖
質である。
(従来の技術とその問題点)
蔗糖は現在量も広く用いられている甘味料であり、消化
性良好なカロリー源であると共に好ましい甘味の質を有
し、食生活に潤いを与える食品である。しかし、その欠
点として高うt!lI誘発性が指摘されている。う蝕と
はう蝕原性薗が酸を産生じて歯のエナメル質や象牙質を
徐々に溶解することから起こるものとされている。即ち
、う蝕原性菌であるストレプトコッカス ミュウタンス
が口腔内で蔗糖から不溶性で付着性の強いグルカンを生
成し、他の菌も巻き込んで歯面に付着し歯垢を形成し且
つその中に酸を貯溜させる結果、う蝕が生じると考えら
れている。この為、高う蝕誘発性である蔗糖の代わりに
、甘味の質が蔗糖と同じ様に良好でしかも低う蝕誘発性
の甘味料が望まれる様になった。
性良好なカロリー源であると共に好ましい甘味の質を有
し、食生活に潤いを与える食品である。しかし、その欠
点として高うt!lI誘発性が指摘されている。う蝕と
はう蝕原性薗が酸を産生じて歯のエナメル質や象牙質を
徐々に溶解することから起こるものとされている。即ち
、う蝕原性菌であるストレプトコッカス ミュウタンス
が口腔内で蔗糖から不溶性で付着性の強いグルカンを生
成し、他の菌も巻き込んで歯面に付着し歯垢を形成し且
つその中に酸を貯溜させる結果、う蝕が生じると考えら
れている。この為、高う蝕誘発性である蔗糖の代わりに
、甘味の質が蔗糖と同じ様に良好でしかも低う蝕誘発性
の甘味料が望まれる様になった。
この様な要望に対し様々な低う蝕源性甘味料が開発され
つつある。なかでもガラクトオリゴ糖。
つつある。なかでもガラクトオリゴ糖。
フラクトオリゴ糖、カップリングシュガー、分岐マルト
オリゴ糖などの研究は盛んに行われ、既に甘味料として
実用化されてい墨、シかしガラクトオリゴ糖、フラクト
オリゴ糖、カッ°ブリングシュガーは各欅オリゴ糖から
なる水飴で粉末または結晶化する事が難しく、且つその
甘味は水飴様の不快な味がする事などの問題があり、又
分岐マルトオリゴ糖はその中に直鎖マルトオリゴ糖をも
含んでいる為低う蝕源性に間して充分であるとは言えな
い。
オリゴ糖などの研究は盛んに行われ、既に甘味料として
実用化されてい墨、シかしガラクトオリゴ糖、フラクト
オリゴ糖、カッ°ブリングシュガーは各欅オリゴ糖から
なる水飴で粉末または結晶化する事が難しく、且つその
甘味は水飴様の不快な味がする事などの問題があり、又
分岐マルトオリゴ糖はその中に直鎖マルトオリゴ糖をも
含んでいる為低う蝕源性に間して充分であるとは言えな
い。
(問題を解決する為の手段)
本発明者らは、単糖類、マルトオリゴ糖、ヘテロオリゴ
糖、多糖類などの極めて多種多様な糖質の中から、イソ
マルツロースの特徴、即ち爽やかな甘味の質、を保持し
つつ新たな特徴を付与出来る様な望ましい性質を有する
糖質について鋭意検討した結果本発明を完成するに至っ
た0本発明はイソマルツロースとイソマルトースの電比
が1:3〜5:lである事を特徴とする良好な甘味を呈
する新規な糖質に関するものである。
糖、多糖類などの極めて多種多様な糖質の中から、イソ
マルツロースの特徴、即ち爽やかな甘味の質、を保持し
つつ新たな特徴を付与出来る様な望ましい性質を有する
糖質について鋭意検討した結果本発明を完成するに至っ
た0本発明はイソマルツロースとイソマルトースの電比
が1:3〜5:lである事を特徴とする良好な甘味を呈
する新規な糖質に関するものである。
イソマルツロースは6−0−(α−D−グルコピラノシ
ル)−[)−フラクトフラノースとして知られる三糖類
で、甘味の質は蔗糖に類似し、8消化性の熱徽源となる
。更にイソマルツロースの特徴として、低う蝕源性及び
抗う散性が挙げられる。即ち、高温らがJ、Dene、
Res、、61,340(+982)で、又大島らが歯
界展望、61.1279(+983)でそれぞれ述べて
いる様にイソマルツロースは先に述べたストレプトコッ
カス ミュウタンスによる不溶性グルカンの原因となら
ないばかりでなく、逆に不溶性グルカンの生成を阻害す
る性質があると報告されている。又イソマルツロースは
腸内有用細菌の増殖促進効果を有していると言われてい
る。これは、イソマルツロースが腸内有用muとされる
ビフィダス菌に対し選択的な栄!IRとなる一方、その
他の原因細菌には非発酵性である為、Ill内用用細菌
有利に増殖しその結果他の有害な腸内w1菌の繁りを防
ぐ事により整腸作用を示すものと期待されている。しか
しその甘味度は蔗糖の約42χと弱く、強い甘味を必要
とする場合は不充分である。
ル)−[)−フラクトフラノースとして知られる三糖類
で、甘味の質は蔗糖に類似し、8消化性の熱徽源となる
。更にイソマルツロースの特徴として、低う蝕源性及び
抗う散性が挙げられる。即ち、高温らがJ、Dene、
Res、、61,340(+982)で、又大島らが歯
界展望、61.1279(+983)でそれぞれ述べて
いる様にイソマルツロースは先に述べたストレプトコッ
カス ミュウタンスによる不溶性グルカンの原因となら
ないばかりでなく、逆に不溶性グルカンの生成を阻害す
る性質があると報告されている。又イソマルツロースは
腸内有用細菌の増殖促進効果を有していると言われてい
る。これは、イソマルツロースが腸内有用muとされる
ビフィダス菌に対し選択的な栄!IRとなる一方、その
他の原因細菌には非発酵性である為、Ill内用用細菌
有利に増殖しその結果他の有害な腸内w1菌の繁りを防
ぐ事により整腸作用を示すものと期待されている。しか
しその甘味度は蔗糖の約42χと弱く、強い甘味を必要
とする場合は不充分である。
本発明者らはこの様な特徴を有するイソマルツロースに
対して、イソマルツロースの利点を損なう事無く甘味の
質と強さを強調し得る糖質の検討を行った。フラクトオ
リゴ糖や分岐マルトオリゴ糖などの糖類は形状が液状で
ある為、結晶性に優れボデーフォーミング効果を有する
イソマルツロースの利点を減する事となり不適当であっ
た。
対して、イソマルツロースの利点を損なう事無く甘味の
質と強さを強調し得る糖質の検討を行った。フラクトオ
リゴ糖や分岐マルトオリゴ糖などの糖類は形状が液状で
ある為、結晶性に優れボデーフォーミング効果を有する
イソマルツロースの利点を減する事となり不適当であっ
た。
一方、イソマルトースは6−0−(α−O−グルコピラ
ノシル)−〇−グルコビラノースの構造を持つ三糖類で
あり、その特徴として、イソマルツロースと同様低う蝕
源性かつ抗う散性が知られている。又、保湿性が高くイ
ソマルトースを含む澱粉食品の老化防止効果を有してい
る。イソマルトースの甘味の質は蔗糖に比べこくのある
まろやかな甘味ではあるが、甘味の切れが不充分で極弱
く水飴様の不快な味がする傾向が認められる。
ノシル)−〇−グルコビラノースの構造を持つ三糖類で
あり、その特徴として、イソマルツロースと同様低う蝕
源性かつ抗う散性が知られている。又、保湿性が高くイ
ソマルトースを含む澱粉食品の老化防止効果を有してい
る。イソマルトースの甘味の質は蔗糖に比べこくのある
まろやかな甘味ではあるが、甘味の切れが不充分で極弱
く水飴様の不快な味がする傾向が認められる。
本発明者らはこの低う蝕源性以外の性質が異なるイソマ
ルトースを・fソマルツロースに加える事により、互い
に新たな有用性が付加される事を見いだした。例えば、
イソマルトースとイソマルツロースの温合溶液の甘味に
関する官能検査を行ったところ実施例に示すごとく良好
な結果を得た。
ルトースを・fソマルツロースに加える事により、互い
に新たな有用性が付加される事を見いだした。例えば、
イソマルトースとイソマルツロースの温合溶液の甘味に
関する官能検査を行ったところ実施例に示すごとく良好
な結果を得た。
即ち両者の濱合物において両者を1:3〜5:lの間で
調節する事により両者の長所を残しつつ且つそれぞれの
欠点を互いに打ち消す効果のある事が見出された0例え
ば、イソマルトースとイソマルツロースの量比をl:1
〜5:1に調整すると甘味度の強いまろやかな味が得ら
れるが、その甘味の質はイソマルトース単独に比べて大
巾に改善されイソマルトース独特の水飴様の味は無くな
り且つ甘味の切れも良く後に残らない、一方、イソマル
トースとイソマルツロースの量比を1=1〜1:3に調
整すると、イソマルツロース独特の爽やかな甘味が強調
され且つ強い甘味を呈する様になる。この様に9両者の
重責比を調節する事により、イソマルトースとイソマル
ツロースがそれぞれの長所を強調しつつ、逆にそれぞれ
の欠点を互いに打ち消しあう効果を与える事が明らかに
なった。しかしイソマルトースとイソマルツロースの量
比が一方に大きく片寄るとこれまでに述べた様な味覚に
対する本発明の効果は急速に失われてしまうので9本発
明の効果を発現させる為にはイソマルトースとイソマル
ツロースの量比を1=3〜5:1の範囲で調整する事が
望ましい。以上の様な結果は全く予期されぬ事であった
。又両者の混合物はイソマルトース及びイソマルツロー
スそれぞれの有用性、即ちイソマルツロースは低う蝕諒
性並びに腸内有用細菌の増殖促進効果、イソマルトース
は同じく低う蝕源性並びに優れた保湿性。
調節する事により両者の長所を残しつつ且つそれぞれの
欠点を互いに打ち消す効果のある事が見出された0例え
ば、イソマルトースとイソマルツロースの量比をl:1
〜5:1に調整すると甘味度の強いまろやかな味が得ら
れるが、その甘味の質はイソマルトース単独に比べて大
巾に改善されイソマルトース独特の水飴様の味は無くな
り且つ甘味の切れも良く後に残らない、一方、イソマル
トースとイソマルツロースの量比を1=1〜1:3に調
整すると、イソマルツロース独特の爽やかな甘味が強調
され且つ強い甘味を呈する様になる。この様に9両者の
重責比を調節する事により、イソマルトースとイソマル
ツロースがそれぞれの長所を強調しつつ、逆にそれぞれ
の欠点を互いに打ち消しあう効果を与える事が明らかに
なった。しかしイソマルトースとイソマルツロースの量
比が一方に大きく片寄るとこれまでに述べた様な味覚に
対する本発明の効果は急速に失われてしまうので9本発
明の効果を発現させる為にはイソマルトースとイソマル
ツロースの量比を1=3〜5:1の範囲で調整する事が
望ましい。以上の様な結果は全く予期されぬ事であった
。又両者の混合物はイソマルトース及びイソマルツロー
スそれぞれの有用性、即ちイソマルツロースは低う蝕諒
性並びに腸内有用細菌の増殖促進効果、イソマルトース
は同じく低う蝕源性並びに優れた保湿性。
を有していた。
この様にイソマルトースとイソマルツロースを1:3〜
5:1の範囲で混合する事で、それぞれ単独に比し甘味
が増したり又は甘味の質の向上が見られるなど、良好な
甘味を呈する低う蝕源性の新規な糖質を得る事が出来た
。尚9本発明の糖質と他の糖の共存は、イソマルトース
及びイソマルツロースの甘味に間する上に述べた効果の
為、イソマルトース及びイソマルツロースの総量に対し
20%以下の混在であれば、本発明の特徴を大きく損な
うものではない。
5:1の範囲で混合する事で、それぞれ単独に比し甘味
が増したり又は甘味の質の向上が見られるなど、良好な
甘味を呈する低う蝕源性の新規な糖質を得る事が出来た
。尚9本発明の糖質と他の糖の共存は、イソマルトース
及びイソマルツロースの甘味に間する上に述べた効果の
為、イソマルトース及びイソマルツロースの総量に対し
20%以下の混在であれば、本発明の特徴を大きく損な
うものではない。
(発明の効果)
実施例により本発明の効果について説明する。
尚、例中の混合液の濃度及び重電比は単なる例示であっ
てこれに限定されるものではない。
てこれに限定されるものではない。
4、実施例
イソマルトース(東京化成工業製)とイソマルツロース
(シグマ社製)を含む混合溶液を以下の濃度(ν/v)
でyI4Ut、、た。
(シグマ社製)を含む混合溶液を以下の濃度(ν/v)
でyI4Ut、、た。
A溶液;イソマルトース2z、イソマルツロース18χ
B溶液;イソマルトース6χ、イソマルツロース14%
C溶液;イソマルトース14%、イソマルツロース6z
D溶液;イソマルトース18%、イソマルツロース2x
!M溶液;2ozイソマルトース溶液
IL溶液; 20!イソマルツロ一ス溶液15人のパネ
ラ−に対しA−D溶液の甘味度と味質に間して1M溶液
及び1し溶液と比較させたところ、以下の様な結果を得
た。尚、0内は評価を与えた人数を示している。
ラ−に対しA−D溶液の甘味度と味質に間して1M溶液
及び1し溶液と比較させたところ、以下の様な結果を得
た。尚、0内は評価を与えた人数を示している。
A溶液;IIJI液と差は認められない(12);IL
温溶液比べ甘味が増した(2) B溶液;IL温溶液差は認められない(2)IL温溶液
比べ甘味が強く好ましい(12)A溶液と差は認められ
ない(1) C溶液;IT温溶液比べ爽やかな味である(!3)IT
温溶液比べ甘味が減った(1) D溶液と差は認められない(1) D溶液;IT温溶液差は認められない(11)IT温溶
液比べ甘味が減った(3) IT温溶液比べ爽やかな味である(1)以上の結果から
明らかな様に9両者を混合する事により各々単独の状態
より望ましい甘味を呈する事が明らかとなった。
温溶液比べ甘味が増した(2) B溶液;IL温溶液差は認められない(2)IL温溶液
比べ甘味が強く好ましい(12)A溶液と差は認められ
ない(1) C溶液;IT温溶液比べ爽やかな味である(!3)IT
温溶液比べ甘味が減った(1) D溶液と差は認められない(1) D溶液;IT温溶液差は認められない(11)IT温溶
液比べ甘味が減った(3) IT温溶液比べ爽やかな味である(1)以上の結果から
明らかな様に9両者を混合する事により各々単独の状態
より望ましい甘味を呈する事が明らかとなった。
Claims (1)
- イソマルトースとイソマルツロースの量比が1:3〜5
:1である事を特徴とする良好な甘味を呈する糖質。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63036988A JPH01211467A (ja) | 1988-02-19 | 1988-02-19 | 新規な糖質 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63036988A JPH01211467A (ja) | 1988-02-19 | 1988-02-19 | 新規な糖質 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH01211467A true JPH01211467A (ja) | 1989-08-24 |
Family
ID=12485131
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP63036988A Pending JPH01211467A (ja) | 1988-02-19 | 1988-02-19 | 新規な糖質 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH01211467A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008541709A (ja) * | 2005-05-27 | 2008-11-27 | ズートツッカー アクチェンゲゼルシャフト マンハイム/オクセンフルト | 味短縮剤としてのイソマルツロース |
-
1988
- 1988-02-19 JP JP63036988A patent/JPH01211467A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008541709A (ja) * | 2005-05-27 | 2008-11-27 | ズートツッカー アクチェンゲゼルシャフト マンハイム/オクセンフルト | 味短縮剤としてのイソマルツロース |
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