JPH0120835Y2 - - Google Patents

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JPH0120835Y2
JPH0120835Y2 JP6637784U JP6637784U JPH0120835Y2 JP H0120835 Y2 JPH0120835 Y2 JP H0120835Y2 JP 6637784 U JP6637784 U JP 6637784U JP 6637784 U JP6637784 U JP 6637784U JP H0120835 Y2 JPH0120835 Y2 JP H0120835Y2
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JP
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chamber
handling
dust
sorting
dust inlet
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JP6637784U
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JPS60177742U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は横吹式脱穀機に利用されるもので特
に、扱室の受網終端部を扱胴の周方向に切欠して
形成した送塵口部分の構造に関する。
(従来技術) 従来この種横吹脱穀機では第5図に示す如く、
扱室2を有する脱穀機Aに対して、その下方から
後方にわたつて形成した選別室14は巾挟に形成
されており、脱穀部Aの側壁50と選別室14の
側壁12の前端は扱室2の後壁4の延設部4′で
閉鎖されている。そして選別室14の側壁12外
方に前方上方に指向する二番スロワー28を設
け、扱室2の後壁4の延設部4′に上記スロワー
28の筒先を開口28aさせている。
(考案が解決しようとする問題点) しかし、このものでは送塵口11の扱胴1回転
方向下手側後方が扱室2の後壁4の延出部4′に
より閉止されているため、放出された送塵物は延
出部4′の内側に入り込み、延出部4′により拡散
が阻止されるからこの送塵口11の終端部分で送
塵物が詰まつたり、又、揺動選別体15上に塊状
となつて落下し、選別不良となる欠陥があつた。
又、これを解決するために送塵口11巾を大き
くすることが考えられるが、その為には扱胴1及
び扱室2を長くせねばならず全体として機体が大
きくなり重量も増大する等の欠陥を生ずる。
本考案の技術的課題は送塵口の巾を大きくしな
くても送塵物を拡散させて排出する様にする事で
ある。
(問題を解決するための手段) 上記課題を解決するために講じた本考案の手段
は次の通りである。(イ)扱室2後方の選別室14よ
り外側方で、且つ扱室後壁4の直後方に送塵物分
散室30を膨出形成する。(ロ)送塵口11の扱胴1
回転方向下手側を送塵物分散室30と連通させ
る。(ハ)送塵物分散室30を選別室14に内蔵した
揺動選別体15上に連通させる。
(作用) 上記技術的手段は次のように作用する。即ち、
送塵口11から排出されようとする送塵物は、扱
胴1の回転に伴つて、広い送塵物分散室30方向
に放出されるから、送塵物は送塵物分散室30に
より揺動選別体15の移送方向と同方向(扱胴軸
方向)に拡散され、速やかに揺動選別体15上に
分散された状態で落下する。
(実施例) 以下、本考案の実施例を説明すると、図中1は
横吹式脱穀機の扱室2に内装され、前壁3と後壁
4に軸支された扱胴であり、前壁3に設けた穀稈
供給口3aと後壁4に設けた穀稈排出口4a間に
開口された扱口5に沿つてフイードチエン6と挟
扼レール7とが対設させてある。8は扱室2の上
部に設けたシリンダーカバーであり、9は扱口5
下方に設け湾曲形成した扱口板である。
10は扱室2下部の扱口板9端部より反扱口側
にわたつて扱胴1を囲繞するように張設した受網
であつて、受網10の終端部即ち後壁4aに近い
部分は欠除して送塵口11が形成されている。
12は反扱口側の外側板で、その上方部12a
は受網10の外側方に間隔をおいて設けてあり、
上下方向中間部は内方下がりに傾斜させた流板1
2bとなつており、下方部12cは内方に入り込
ませてある。そして、上記外側板12の下方から
扱室2の後方にわたつて扱室2の横巾より巾挟の
選別室14が形成されており、選別室14内には
揺動選別体15が前後方向揺動自在に装備されて
いる。
16は扱室2始端部下方に設けた送風フアン、
17は扱室2の後方の空所に形成した四番口、1
8はその後方に形成し側方に吸引フアン19を有
する送塵室であつて、送風フアン16に起風され
た選別風は選別室14内の揺動選別体15を吹抜
け、排塵室18及び吸引フアン19を通り吸引フ
アン19の排塵口20より排出されるようになつ
ている。
21は揺動選別体15に設け表面を波状に形成
した受送選別板で、その始端部は前記送塵口11
の下方にのぞませ、且つ前記流板12bからの流
下物を受けられる位置に設けてあり、終端部に延
設したスポーク21aは排塵室18下方にのぞま
せてある。
22は受網10下方にのぞませた移送板で、先
端に延設した選別網22aは一番流板23及びこ
れに連通した一番受樋24上にのぞませてあり、
主選別風が選別網22aを吹抜けるようになつて
いる。
25は先端にスポーク25aを有する二番選別
板で、一番流板23の先端に取付けてあり、スポ
ーク25aは二番受樋27に連設した二番戻板2
6上にのぞませてあつて、副選別風が該スポーク
25aを吹抜けるようになつている。
28は二番受樋27に連通する二番スロワー
で、前記外側板12の下方部12cに取付けてあ
り、その筒先は受網10と外側板12間の扱室2
部分に開口28aさせてあり、即ち上記受網10
と外側板12間の空所は二番還元通路29に形成
されており、二番受樋27に収集され、開口28
aより吐出された二番物は二番還元通路29を通
り受送選別板21上に還元されるようになつてい
る。尚、フイードチエン6と反対側の受網10部
分からの漏下物は上記通路29を通り移送板22
に落下するようになつている。
30は扱胴回転方向下手側で後壁4より後方側
部に膨出形成した送塵物分散室で、その上部は平
面視コ字状の箱部30aに形成すると共に、その
中に二番スロワー28筒の上部が前方上方に向け
傾めに貫通させてある。そして、送塵物分散室3
0の選別室14側側壁は二番スロワー28筒下方
部分が大きく開放されており、又、後壁4に設け
た開口28a下方部も穀稈排出口4aを延出した
形で大きく開放すると共に、送塵物分散室30の
底部は流板12bに連設する略同傾斜の流板30
bでおおい、その下縁を受送選別板21上にのぞ
ませてある。
従つて、送塵口11の扱胴回転方向下手側部分
は上記送塵物分散室30と連通しているため、送
塵口11及び二番還元通路29は実質的に送塵物
分散室30分丈け拡大されている。
次に本考案の作用について説明する。
フイードチエン6と挟扼レール7に挟持された
穀稈は、扱口5を通つて後方に移送される間に扱
室2内で扱胴1に植設された扱歯の扱落作用を受
けて脱穀され、穀稈排出口4aより四番口17に
排出され、更に後方移送されて機外に排出され
る。その間、穀粒は主として扱室2の始端部で脱
粒され、小さな屑と共に受網10を漏下して移送
板22で後方に移送される間に選別された穀粒は
一番受樋24より機外に取出される。
一方、扱室2内で発生して受網10を漏下し得
なかつた穂切類や大きな屑は扱歯の移送作用によ
り扱室2内を後方に移送され、送塵口11及び送
塵物分散室30より受送選別板21上に落下し、
ここで揺動による比重選別を受乍ら後方に送ら
れ、スポーク21a部で風選作用を受けて軽い屑
は排塵室18、吸引フアン19を経て排塵口20
より機外に放出され、又、穂切等の重い二番物は
二番選別板25を介して二番受樋27上に落下
し、二番スロワー28によりはね上げられて、開
口28aから二番還元通路29に放出され、更に
流板12bに案内されて受送選別板21上に還元
される。
上述の送塵作用において、扱室2内で発生する
送塵物は扱胴回転方向下手側に最も多く集まるも
のであるが、上記下手側の後壁4を欠除して送塵
口11と送塵物分散室30とを連通させたので実
質的な送塵口11は大きく、又、揺動選別体15
の移送方向に長く拡大されているから、送塵物は
送塵物分散室30より特に揺動選別体15の移送
方向に拡散されながら速やかに送り出され、又、
受送選別板21上にもその移送方向に分散して落
下し、その後の選別が良好に行われる。尚、二番
還元通路29も後方に延長してあるため二番還元
物が該通路29の下方でブリツジ現象を起すよう
なことなく広く分散されて受送選別板21に還元
される。
(考案の効果) 本考案は扱室2の受網10終端部を扱胴1周方
向に切欠して送塵口11を形成してなる横吹式脱
穀機において、上記送塵口11の扱胴1回転方向
下手側に、該送塵口11と連通し、扱室2後方の
揺動選別体15を内蔵した選別室14よりも側方
で且つ扱室後壁4より後方に膨出した送塵物分散
室30を形成し、該分散室30を揺動選別体15
上に連通したことを特徴とする脱穀機の選別装置
であつて、送塵口11の扱胴回転方向下手側後方
に送塵口11と連通する送塵物分散室30を設け
て、その分丈け送塵口11を実質的に大きくした
ことにより、送塵物が大量に発生した場合でも、
これが送塵口11部で詰ることなく速やかに拡散
され乍ら送塵されると共に、揺動選別体15上に
分散して落下するから良好な選別を得ることが出
来るものである。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の一実施例を示したものであつ
て、第1図は脱穀機の側断面図、第2図は第1図
のY−Y断面図、第3図は要部の斜視図、第4図
は第3図のX−X断面図である。第5図は従来例
の斜視図である。 1……扱胴、2……扱室、4……後壁、10…
…受網、11……送塵口、14……選別室、15
……揺動選別体、30……送塵物分散室。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 扱室2の受網10終端部を扱胴1周方向に切欠
    して送塵口11を形成してなる横吹式脱穀機にお
    いて、上記送塵口11の扱胴1回転方向下手側
    に、該送塵口11と連通し、扱室2後方の揺動選
    別体15を内蔵した選別室14よりも側方で且つ
    扱室後壁4より後方に膨出した送塵物分散室30
    を形成し、該分散室30を揺動選別体15上に連
    通したことを特徴とする脱穀機の選別装置。
JP6637784U 1984-05-07 1984-05-07 脱穀機の選別装置 Granted JPS60177742U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6637784U JPS60177742U (ja) 1984-05-07 1984-05-07 脱穀機の選別装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6637784U JPS60177742U (ja) 1984-05-07 1984-05-07 脱穀機の選別装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS60177742U JPS60177742U (ja) 1985-11-26
JPH0120835Y2 true JPH0120835Y2 (ja) 1989-06-22

Family

ID=30599224

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP6637784U Granted JPS60177742U (ja) 1984-05-07 1984-05-07 脱穀機の選別装置

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JPS60177742U (ja) 1985-11-26

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