JPH01208209A - 自動車タイヤのスリップ防止装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、タイヤの外周部に着脱自在に取り付けられ、
雪路等の路面でのスリラグを防止するための自動車タイ
ヤのスリップ防止装置に関する。

〔従来の技術〕

雪路や凍結した路面でのスリラグを防止するためにタイ
ヤの外周部にはタイヤチェーンが装着されるが、このタ
イヤチェーンに代わるものとして第７図に示すようなス
リップ防止装置が従来より知られている。

このスリップ防止装置は、連結用のフック３゜を両端部
に設けた平行部材である二条の支持ワイヤ３１．３１間
に、所定の間隔で複数のスリップ防止部材３２を架設し
たものである。このスリップ防止部材３２は、金属ワイ
ヤ３６にゴムリング等の緩衝部材３３と四角柱形状の金
属製の滑り止め部材３４とを複数交互に回転自在に挿通
した構成となっている。

このスリップ防止装置をタイヤに巻装するには、第８図
に示すように弾性体の支持リング３５に、スリップ防止
部材３２の端部に取り付けたフック３７を係止し、支持
リング３５の軸心方向への引張り力によってスリップ防
止部材３２をタイヤＴの外周部に密着させる。

〔発明が解決しようとする課題〕

このような従来のスリップ防止装置では、タイヤＴに装
着した際、支持リング３５によって軸心方向へ引張られ
た支持ワイヤ３１に弛みＡが生じてしまうという不具合
があり、走行中に弛んだ支持ワイヤ３１によってタイヤ
Ｔの側面部が叩きつけられ、タイヤＴに損傷を与えたり
、タイヤＴのホイールに損傷を与えるという問題が生じ
るようになる。

また走行中に支持ワイヤ３１の弛みＡ部に暴れが生じ、
走行中の人や周囲の物に接触する場合があり危険である
。

本発明は上述した課題全解決するために提案されたもの
であり、タイヤに巻装した際、スリップ防止部材を支持
する支持部材に弛みが生ずることがなく、支持部材をタ
イヤ側面部に密着させて取り付けられる自動車タイヤの
スリップ防止装置を提供することを目的とする。

〔課題を解決するための手段〕

この目的を達成するために本発明による自動車タイヤの
スリップ防止装置は、二条の支持部材間に複数のスリソ
ゲ防止部材を架設するにあたり、複数のスリソゲ防止部
材のうち少なくともタイヤの外面側に装着されるスリソ
ゲ防止部材の一端部間にそれぞれ弾性連結部材を掛け渡
して支持部材を構成したものである。

〔作用〕

上述の本発明によれば、スリップ防止部材の端部間の弾
性連結部材は弾性により縮みタイヤの側面部に密着され
るので、支持部材に弛みが生じなくなる。

〔実施例〕

以下、本発明の実施例を図面に基づき詳細に説明する。

第１図は、本発明による一実施例の自動車タイヤのスリ
ップ防止装置を示す。

この第１図において、このスリップ防止装置では、複数
のスリラグ防止部材１全問隔をおいて架設するための二
条の支持部材として、タイヤへの巻装の際、タイヤの内
側（背面側）に隠れる支持部材は、両端部に係止片２，
３全設けた支持ワイヤ４で構成され、外側（前面側）に
現れる支持部材は、各スリソゲ防止部材１の取付は端部
間に掛け渡される弾性連結部材５によって構成されてい
る。この実施例では、弾性連結部材５としてコイルバネ
６が用いられている。

上記スリソゲ防止部材１’を支持する金属ワイヤ７の一
端側は、連結金具８により支持ワイヤ４に圧着により取
り付けられており、金属ワイヤ７の他端部にはフィルバ
ネ６を係止するための係止金具９が圧着により取り付け
られている。この係止金具９の端部には、第２図に示す
ように左右に突出したフック１０．１０が一体に設けら
れており、これらフック１０．１０にそれぞれコイルバ
ネ６の端部のフック部１１が係止される。また係止金具
９のフック１０部には、コイルバネ６のフック部】１と
の保合状態が走行中の振動等により解除されないように
するためのゴム材等からなる弾性体の押えリング１２が
装着されている。

また上記係止金具９の先端部には、表１１１１１にフッ
ク状に一体に折り曲げられて形成された係止片１３が設
けられており、タイヤへの巻装の際、後述の支持リング
１４に引っ掛けられる連結用フ７り１５がこの係止片１
３に係合される。またタイヤへの巻装の際、この係止片
１３には後述の補強用のリング１６が係止される。

ここで、上記スリップ防止部材１は、ゴムリング等から
なる複数の緩衝部材１７と、路面に対する抵抗力を増す
ために角数の異なる金属製の角柱からなる複数の滑り止
め部材１８とを金属ワイヤ７に回転可能に又互に挿通し
て構成されている。

複数の緩衝部材１７と滑り止め部材１８の両端部は、金
属ワイヤ７が切断された際、ワイヤ７から抜は出すのを
防止するためにワイヤ７に圧着したクランプ部材１９．
１９によって保持されている。

また連結金具８とクランプ部材１９、係止金具９とクラ
ンプ部材１９間には、緩衝部材１７よりやや大径なロー
ラ２０，２０が金属ワイヤ７に挿通されて回転可能に設
けられており、タイヤに装着した際、タイヤ０１＋１面
部との摩擦抵抗全軽減できるようになっている。金属ワ
イヤ７は、芯線２１に複数本の帯状の外被線２２金交互
にス・ゼイラル状に巻き付けて構成されており、切断さ
れにくい構成となっている。

上記スリップ防止装置をタイヤに装着する際に用いられ
る支持リング１４は、ゴム等の弾性材料により一体に形
成されており、第３図に示すように同心円上のたとえば
二重のリング２３．２４を複数のリブ２５により連結し
た構成となっている。

内側のリング２４は、第４図に示すように外側のリング
２３に比べてやや肉厚に形成されており、この内側のリ
ング２４が支持リング１４を補強し、外部からの引張り
力によって支持リング１４が変形するのを防止できるよ
うになっている。また内側のリング２４のリング面２４
ａは、平面状に形成されており、タイヤの側面への密着
性を良くしている。支持リング１４’に二重のリング２
３．２４で構成し之ことにより、−重のリングに比べて
テンションを多く掛けられるので、スリソゲ防止装置を
タイヤの外周部に強く密着させて装着することができる
。

つき°に、上記スリソゲ防止装置をタイヤに装着する仕
方を第５図を参照して説明する。

まず、スリップ防止装置をタイヤＴの外周部に巻き付け
、タイヤＴの内側（背面側）において支持ワイヤ１４の
係止片２，３どうしを係合させる。

筐だタイヤＴの外側（前面側）において、各コイルバネ
６を引き伸ばすようにして端部側のフィルバネ６ａのフ
ック部１１ａを他端側の係止金具９ａのフック１０ａに
係合させ、タイヤＴの外周部にスリソゲ防止装置を巻装
する。

続いて、それぞれの係止金具９の係止片１３にゴムリン
グ等からなる補強用のリング１６’？架は渡す。

つぎに、係止金具９の係止片１３に係合させた連結用フ
ック１５のそれぞれを、支持リング１４の外側のリング
２３にリプ２５を挾み込むようにして引っ掛ける。

タイヤＴからスリップ防止装置を取り外すには、取り付
けの際の逆の操作で行なう。

このように上記スリップ防止装置では、スリップ防止部
材１を架設するための二乗の支持部材の内、タイヤＴの
外側に現れる支持部材を友とえばコイルバネ６により構
成し死ことから、コイル・々ネ６の弾性によりタイヤＴ
の側面部に密着されるので、外側の支持部材に弛みが生
じなくなる。

なお、係止金具９間に架設される支持部材である弾性連
結部材５としては、コイルバネ６に限定されず、第６図
に示すようにフック１０に係合する保合孔２６全両端部
に設けた棒状ゴム２７を用いてもよい。

葦た支持ワイヤ４の中途部に分割用の保合部を設け、持
ち運びや取り扱いが容易になるようにスリップ防止装置
を複数に分割できるようにしてもよい。またこのように
分割可能とすることにより、一部が損傷により使用不能
になった場合は、部分的に交換が可能となる。

〔発明の効果〕

以上説明したように本発明によれば、複数のスリップ防
止部材の端部間を連結する複数の弾性連結部材により、
タイヤへの装着の際に少なくともタイヤの外側に現れる
支持部材全構成したので、弾性連結部材は弾性によりス
リップ防止部材の端部間を引き締めるように使用するよ
うになり、従来のような支持部材の弛みを防止できる。

したがって支持部材の弛みにより従来発生していたタイ
ヤ側面部やホイールへの損傷を防げるとともに、走行中
に支持部材が走行中の人や周囲の物に接触するようなお
それは解消される。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明による一実施例のスリソゲ防止装置の平
面図、第２図は上記スリソゲ防止装置の要部を示す平面
図、第３図は上記スリップ防止装置をタイヤに装着する
際に使用する支持リングの平面図、第４図は第３図の［
Ｖ　−ｌＶ線断面図、第５図は上記スリップ防止装置を
タイヤに装着した状態を示す側面図、第６図は上記スリ
ソゲ防止装置に用いられる部材の他の実施を示す平面図
、第７図は従来のスリップ防止装置の平面図、第８図は
従来のスリップ防止装置の装着状態を示す側面図である
。 〔符号の説明〕 ■・・・スリップ防止部材　　４・・支持ワイヤ５・・
・弾性連結部材　　　６・・・コイルバネ７・・・金属
ワイヤ　　　　８・・・連結金具９・・・係止金具　　
　　１０・・・フック１１・・・フック部　　　　１２
・・・押えリング１３・・・係止片　　　　　１４・・
・支持リング１５・・連結用フック　　１６・・・リン
グ１７・・・緩衝部材　　　　１８・・・滑り止め部材
２６・・・棒状ゴム 第３図 ２４ａ　　　　　　　　’ 第５図 ｉｔ 第８図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 両端部に連結用のフックを備えた二条の支持部材間に複
   数のスリップ防止部材が架設され、自動車タイヤの外周
   部に着脱自在に装着されるスリップ防止装置において、
   複数の上記スリップ防止部材のうちタイヤの外面側へ装
   着されるスリップ防止部材の少なくとも一端部間に上記
   支持部材としてそれぞれ弾性連結部材を掛け渡してなる
   自動車タイヤのスリップ防止装置。