JPH01207415A - ポリエステルの高速多錘取り紡糸法 - Google Patents
ポリエステルの高速多錘取り紡糸法Info
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- JPH01207415A JPH01207415A JP3355588A JP3355588A JPH01207415A JP H01207415 A JPH01207415 A JP H01207415A JP 3355588 A JP3355588 A JP 3355588A JP 3355588 A JP3355588 A JP 3355588A JP H01207415 A JPH01207415 A JP H01207415A
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Landscapes
- Artificial Filaments (AREA)
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
(産業上の利用分野)
本発明は、ポリエステルの高速多錘取り紡糸法に関する
ものである。さらに詳しくは、一つの紡糸口金に、紡糸
錘数(エンド数)に対応した3群以上の紡糸孔群を配し
た紡糸口金を用いて溶融紡糸するポリエステルの高速多
錘取り紡糸法に関するものである。
ものである。さらに詳しくは、一つの紡糸口金に、紡糸
錘数(エンド数)に対応した3群以上の紡糸孔群を配し
た紡糸口金を用いて溶融紡糸するポリエステルの高速多
錘取り紡糸法に関するものである。
(従来の技術) )
一般的に9合成繊維の製Δプロセスにおいて。
エネルギー費や労務費の削減による製造コスト低減の方
策としては、高速紡糸と多錘取り紡糸の二つの大きな流
れに大別することができる。なかでも、高速紡糸に関し
ては比較的早くから検討され。
策としては、高速紡糸と多錘取り紡糸の二つの大きな流
れに大別することができる。なかでも、高速紡糸に関し
ては比較的早くから検討され。
例えば、ポリエステルに関しては、その基礎的な研究は
終わり、現在では6〜8km/minの高速紡糸が工業
化されようとしている段階にある。しかるに、多錘取り
紡糸法に関しては、後述するような技術的困難を伴うと
ころからその開発が遅れ、とりわけ高速紡糸との組み合
わせは、さらに高度な製糸技術が必要とされるところか
らほとんど検討されていないのが現状であり、その開発
が待たれていた。
終わり、現在では6〜8km/minの高速紡糸が工業
化されようとしている段階にある。しかるに、多錘取り
紡糸法に関しては、後述するような技術的困難を伴うと
ころからその開発が遅れ、とりわけ高速紡糸との組み合
わせは、さらに高度な製糸技術が必要とされるところか
らほとんど検討されていないのが現状であり、その開発
が待たれていた。
現在までに公表されている多錘取り紡糸法は。
紡糸スピンピッチ内に紡糸口金を多数個配置することに
より多糸条化を図るという方法であり、一つの紡糸口金
に紡糸錘数に対応した複数の紡糸孔群を穿孔して多糸条
化を図る方法は、工業的には従来、2錘取り程度が限度
であった。
より多糸条化を図るという方法であり、一つの紡糸口金
に紡糸錘数に対応した複数の紡糸孔群を穿孔して多糸条
化を図る方法は、工業的には従来、2錘取り程度が限度
であった。
ここで、従来技術である複数個の口金を用いて行う多錘
取り紡糸法の問題点を列記すると1次のごとくである。
取り紡糸法の問題点を列記すると1次のごとくである。
■ 多糸条化につれて、複数個の押出機、紡糸口金、冷
却装置等を必要とするため、その設備費が過大となるば
かりでなく、これら設備占有空間の増大や電力等のユー
ティリティ消費エネルギーの増大が避けられない。
却装置等を必要とするため、その設備費が過大となるば
かりでなく、これら設備占有空間の増大や電力等のユー
ティリティ消費エネルギーの増大が避けられない。
◎ 多糸条化につれて、紡糸口金面径は必然的に小さく
なり、■ポジション当りの総吐出量がエンド数に比例し
て増大していないため、得られる糸条1本当りの繊度か
細くなり、用途が絹物分野に限定される。
なり、■ポジション当りの総吐出量がエンド数に比例し
て増大していないため、得られる糸条1本当りの繊度か
細くなり、用途が絹物分野に限定される。
一方、一つの紡糸口金から複数の紡糸孔群を穿孔して多
糸条糸を紡糸する場合、まず、紡糸口金に必要とされる
技術的課題は、その大型化を極力避ける観点から、紡糸
[1金内に穿孔される紡糸孔群はできるだけ高密度に配
置されることが必要である。しかしながら、その場合に
紡糸口金から紡出した多糸条の冷却2分繊及び巻取り過
程において生ずる紡糸途上の糸ゆれやそれに起因する糸
・糸間の密着1分繊不良、糸斑、単糸切断1毛羽発生等
を考慮すると、その高密度化には自ずと限界がある。ま
た、1紡糸口金当り3錘取り以上の多糸条紡糸の場合に
は、随伴気流の影響が避けられず、また、糸条分割によ
る各糸条間の紡糸張力差のために、安定した紡糸を行う
ことが極めて困難になる。さらに、紡糸速度が高速にな
ればなる程。
糸条糸を紡糸する場合、まず、紡糸口金に必要とされる
技術的課題は、その大型化を極力避ける観点から、紡糸
[1金内に穿孔される紡糸孔群はできるだけ高密度に配
置されることが必要である。しかしながら、その場合に
紡糸口金から紡出した多糸条の冷却2分繊及び巻取り過
程において生ずる紡糸途上の糸ゆれやそれに起因する糸
・糸間の密着1分繊不良、糸斑、単糸切断1毛羽発生等
を考慮すると、その高密度化には自ずと限界がある。ま
た、1紡糸口金当り3錘取り以上の多糸条紡糸の場合に
は、随伴気流の影響が避けられず、また、糸条分割によ
る各糸条間の紡糸張力差のために、安定した紡糸を行う
ことが極めて困難になる。さらに、紡糸速度が高速にな
ればなる程。
また、単糸繊度が細くなればなる程、これら問題点は助
長され、その技術的解決は困難となる。
長され、その技術的解決は困難となる。
(発明が解決しようとする課題)
本発明は、一つの紡糸口金に、紡糸錘数に対応した3群
以上の紡糸孔群を配した紡糸口金を用いて熔融紡糸する
ポリエステルの高速多錘取り紡糸法において、高速で1
しかも安定して紡糸することができ、極めて高効率(
低コスト、高生産性)でポリエステル繊維を製造するこ
とを可能にするポリエステルの高速多錘取り紡糸法を提
供しようとするものである。
以上の紡糸孔群を配した紡糸口金を用いて熔融紡糸する
ポリエステルの高速多錘取り紡糸法において、高速で1
しかも安定して紡糸することができ、極めて高効率(
低コスト、高生産性)でポリエステル繊維を製造するこ
とを可能にするポリエステルの高速多錘取り紡糸法を提
供しようとするものである。
(課題を解決するための手段)
本発明者らは、紡糸口金に穿孔される紡糸孔群の配列法
や配列密度に関わる紡糸口金構造パラメータ及び紡糸速
度や単糸繊度で代表される紡糸プロセスパラメータと紡
糸孔から紡出直後の未冷却糸条の糸ゆれとの関係を詳細
に検討した結果9本発明に到達したものである。
や配列密度に関わる紡糸口金構造パラメータ及び紡糸速
度や単糸繊度で代表される紡糸プロセスパラメータと紡
糸孔から紡出直後の未冷却糸条の糸ゆれとの関係を詳細
に検討した結果9本発明に到達したものである。
すなわち、糸ゆれが激しくなると、必然的に紡出糸条の
糸斑(繊度及び物性斑)を生ずるばかりでなく、ひいて
は糸条間の融着、糸切れが発生し。
糸斑(繊度及び物性斑)を生ずるばかりでなく、ひいて
は糸条間の融着、糸切れが発生し。
安定した紡糸・巻取りが不可能となるが、これら安定し
た紡糸条件と密接な関係がある紡糸孔から紡出直後の糸
ゆれ挙動と上記パラメータとの関係を定量的に評価する
ことにより、はじめて上記の課題を解決することを可能
にしたものである。
た紡糸条件と密接な関係がある紡糸孔から紡出直後の糸
ゆれ挙動と上記パラメータとの関係を定量的に評価する
ことにより、はじめて上記の課題を解決することを可能
にしたものである。
なお、糸ゆれ軌跡記録解析手法は1次のような手順によ
り行った。すなわち、紡糸ラインの走行糸に平面レーザ
ービームを照射し、フィラメントを点状に輝かせ、その
輝点をビデオテープに録画する。そして、その録画テー
プを再生しつつ1画面上の輝点の座標を電子回路で検出
し、マイクロコンピュータに入力し、座標変換や振動解
析の計算を行ったうえ、フィラメントの軌跡や振動特性
を表示又はプリントアウトする方法である。
り行った。すなわち、紡糸ラインの走行糸に平面レーザ
ービームを照射し、フィラメントを点状に輝かせ、その
輝点をビデオテープに録画する。そして、その録画テー
プを再生しつつ1画面上の輝点の座標を電子回路で検出
し、マイクロコンピュータに入力し、座標変換や振動解
析の計算を行ったうえ、フィラメントの軌跡や振動特性
を表示又はプリントアウトする方法である。
本発明の要旨は1次のとおりである。
紡糸錘数に対応して、紡糸孔が3群以上の紡糸孔群に分
割穿孔された紡糸口金を用いて溶融紡糸し、紡出糸条を
横型吹きつけ装置によって冷却し。
割穿孔された紡糸口金を用いて溶融紡糸し、紡出糸条を
横型吹きつけ装置によって冷却し。
単糸繊度0.8〜8.0dの糸条を紡糸速度3〜8km
/minで引き取るポリエステルの多錘取り紡糸におい
て、紡糸孔群を吹きつけ面に平行に配列し、下記(al
〜(C)の条件を同時に満足させることを特徴とするポ
リエステルの高速多錘取り紡糸法。
/minで引き取るポリエステルの多錘取り紡糸におい
て、紡糸孔群を吹きつけ面に平行に配列し、下記(al
〜(C)の条件を同時に満足させることを特徴とするポ
リエステルの高速多錘取り紡糸法。
(a) 紡糸孔が、格子状に行列直交配列され1行数
が10以下であること。
が10以下であること。
(b) 紡糸孔の列間ピッチをP、(+em)、行間
ピッチをP2(Im)としたとき、下記0式を満足し、
かつ下記0式に定めるK値が100以下であること。
ピッチをP2(Im)としたとき、下記0式を満足し、
かつ下記0式に定めるK値が100以下であること。
■ PISP2≦6
(C) 紡糸孔群の群間ピッチP3(+n)が下記■
式を満足すること。
式を満足すること。
■ 1.663≦P、≦20
〔式■及び■において、Sは紡糸速度(km/m1n)
。
。
Dは単糸繊度(d)を示す。〕
なお9本発明において1列とは吹きつけ方向と平行な線
2行とは吹きつけ方向と垂直な線をいう。
2行とは吹きつけ方向と垂直な線をいう。
本発明の内容の理解を容易にするために1図面に示す具
体例に基づいて説明を行うが2本発明はもとよりこれら
に限定されるものではない。
体例に基づいて説明を行うが2本発明はもとよりこれら
に限定されるものではない。
第1図は9本発明における紡糸口金の一実施態様を示す
説明図であり、1は紡糸口金、2は紡糸孔、3は行列直
交配列交点に穿孔された紡糸孔の1つ、4は紡糸孔群間
ピッチP3,5は横型吹きつけ装置から供給される冷却
風及びその方向を示す。
説明図であり、1は紡糸口金、2は紡糸孔、3は行列直
交配列交点に穿孔された紡糸孔の1つ、4は紡糸孔群間
ピッチP3,5は横型吹きつけ装置から供給される冷却
風及びその方向を示す。
第1図では、紡糸口金1内に3列8行に直交配列された
紡糸孔群3が8群配置され、この紡糸口金から紡出され
た糸条群は、横型吹きつけ装置で冷却固化された後、各
糸条群単位で集束され、その後、給油装置、引取りロー
ル等を経て、同一の巻取機に導かれ、8個のパンケージ
に巻上げられるのである。
紡糸孔群3が8群配置され、この紡糸口金から紡出され
た糸条群は、横型吹きつけ装置で冷却固化された後、各
糸条群単位で集束され、その後、給油装置、引取りロー
ル等を経て、同一の巻取機に導かれ、8個のパンケージ
に巻上げられるのである。
次に、第2図及び第3図は1本発明における紡糸孔の行
列交点配列の2つの代表的な実施態様を示す説明図であ
り、6は紡糸孔列間ピッチP3,7は紡糸孔行間ピッチ
P2を示し1両図ともに3列8行の直交交点配列からな
る例である。ただし。
列交点配列の2つの代表的な実施態様を示す説明図であ
り、6は紡糸孔列間ピッチP3,7は紡糸孔行間ピッチ
P2を示し1両図ともに3列8行の直交交点配列からな
る例である。ただし。
第2図は、直交行列の全交点位置に紡糸孔2を穿孔した
ものであるのに対し、第3図は2行と列上のそれぞれの
交点の1つおきに紡糸孔2を穿孔したものである。
ものであるのに対し、第3図は2行と列上のそれぞれの
交点の1つおきに紡糸孔2を穿孔したものである。
しかしながら、目的とする巻取り糸条のフィラメント数
によっては、該交点の任意の位置が穿孔されていない場
合も2本発明の趣旨を逸脱するものではない。
によっては、該交点の任意の位置が穿孔されていない場
合も2本発明の趣旨を逸脱するものではない。
なお、l糸条を構成するフィラメント数に相当するとこ
ろの1紡糸孔群内の紡糸孔数は、現在のその用途分野か
らして、およそ10〜100の範囲にあるが、穿孔に際
して行の増加は、冷却風の風上側と風下側の糸ゆれの差
を増長するために2行数は10以下であることが必要で
ある。
ろの1紡糸孔群内の紡糸孔数は、現在のその用途分野か
らして、およそ10〜100の範囲にあるが、穿孔に際
して行の増加は、冷却風の風上側と風下側の糸ゆれの差
を増長するために2行数は10以下であることが必要で
ある。
−膜内に、紡糸用口金の紡糸孔の配列法に関しては、各
紡糸孔の行間ピッチや列間ピッチを増大することは紡糸
口金の大型化につながり、基本的に好ましくない。本発
明のように、一つの紡糸口金から3錘取り以上の多、錘
取り紡糸を行うことを目的とする場合には、これらの列
間ピッチP、(龍)や行間ピッチPzbm)は6以下で
あることが必要である。
紡糸孔の行間ピッチや列間ピッチを増大することは紡糸
口金の大型化につながり、基本的に好ましくない。本発
明のように、一つの紡糸口金から3錘取り以上の多、錘
取り紡糸を行うことを目的とする場合には、これらの列
間ピッチP、(龍)や行間ピッチPzbm)は6以下で
あることが必要である。
また、横型吹きつけ冷却法の場合の風向き方向に相当す
る紡糸孔行間ピッチP2が、同列間ピッチP1より小さ
くなると、紡糸中に密着糸を生じ、糸斑や糸切れの原因
となり、好ましくない。
る紡糸孔行間ピッチP2が、同列間ピッチP1より小さ
くなると、紡糸中に密着糸を生じ、糸斑や糸切れの原因
となり、好ましくない。
このような観点からは、これら紡糸孔間ピッチは小さい
程紡糸口金のコンパクト化につながり望ましいが、紡出
糸条の密着が生じやすくなり、糸斑や糸切れの原因とな
る。本発明者らは、これら紡糸口金の紡糸孔間ピッチを
どこまで小さくすることが可能か、すなわち、紡糸孔配
列の高密度化はどこまで可能かを、一連の系統的な実験
を通して鋭意検討した結果、これらは紡糸プロセスパラ
メータである紡糸速度S(km/m1n)と単糸繊度D
(d)とも密接に関係していること、そして、これらは
前記0式で表現されるに値で規定され、0式で表される
紡糸の不安定性を表す指標としてのに値が100以下の
とき、安定して紡糸が可能であることを見出したもので
ある。
程紡糸口金のコンパクト化につながり望ましいが、紡出
糸条の密着が生じやすくなり、糸斑や糸切れの原因とな
る。本発明者らは、これら紡糸口金の紡糸孔間ピッチを
どこまで小さくすることが可能か、すなわち、紡糸孔配
列の高密度化はどこまで可能かを、一連の系統的な実験
を通して鋭意検討した結果、これらは紡糸プロセスパラ
メータである紡糸速度S(km/m1n)と単糸繊度D
(d)とも密接に関係していること、そして、これらは
前記0式で表現されるに値で規定され、0式で表される
紡糸の不安定性を表す指標としてのに値が100以下の
とき、安定して紡糸が可能であることを見出したもので
ある。
第4図は、紡糸安定性に関して、前述の■弐のに値と単
糸繊度りとの関係を、紡糸速度S =G、 Okm/m
inの場合について示したもので1図中白丸印は安定し
た紡糸が可能であったことを、黒丸印は安定した紡糸が
できなかった1ことを示している。
糸繊度りとの関係を、紡糸速度S =G、 Okm/m
inの場合について示したもので1図中白丸印は安定し
た紡糸が可能であったことを、黒丸印は安定した紡糸が
できなかった1ことを示している。
ここでいう安定な紡糸とは、3孔群による3コツプの5
kgパッケージの巻上げが可能であったことを示して
いる。第4図に示されるごと<、に値が100以下のと
きにはじめて安定な紡糸が達成される。
kgパッケージの巻上げが可能であったことを示して
いる。第4図に示されるごと<、に値が100以下のと
きにはじめて安定な紡糸が達成される。
本発明における紡糸孔群間ピッチP、に関しては、紡糸
速度Sの1.66倍未満になると8紡糸孔群間の糸条の
境界の見分けがつかず2分繊が不可能になったり、紡糸
中にフィラメントが他群へ移動することがあり、好まし
くない。一方、P3が20を越えると紡糸口金面上の非
穿孔領域の面積が大きくなり、その上のポリマーの滞留
部分が大きくなり、紡糸安定性が低下する。
速度Sの1.66倍未満になると8紡糸孔群間の糸条の
境界の見分けがつかず2分繊が不可能になったり、紡糸
中にフィラメントが他群へ移動することがあり、好まし
くない。一方、P3が20を越えると紡糸口金面上の非
穿孔領域の面積が大きくなり、その上のポリマーの滞留
部分が大きくなり、紡糸安定性が低下する。
本発明でいうポリエステルとは、その繰返し単位の80
モル%以上がエチレンテレフタレートからなるポリエス
テルをいい、20モル%未満の他のエステル成分が共重
合又はブレンドされていてもよい。
モル%以上がエチレンテレフタレートからなるポリエス
テルをいい、20モル%未満の他のエステル成分が共重
合又はブレンドされていてもよい。
また3本発明でいう紡糸速度とは、紡糸口金の下方に配
置される最初の引取り“ローラの周速度をいい、さらに
、引取り糸条の繊度とは、該ローラで引取り時の繊度を
いう。なお、その他の製糸条件1例えば、ポリマーの溶
融・吐出温度、冷却条件(冷却風温度、風速)、給油方
法、交絡方法等は。
置される最初の引取り“ローラの周速度をいい、さらに
、引取り糸条の繊度とは、該ローラで引取り時の繊度を
いう。なお、その他の製糸条件1例えば、ポリマーの溶
融・吐出温度、冷却条件(冷却風温度、風速)、給油方
法、交絡方法等は。
常法の条件でよい。
(実施例)
以下1本発明を実施例により具体的に説明する。
実施例
平均分子1t22,000のポリエチレンテレフタレー
トを、紡糸温度285℃、横型吹きつけ装置の冷却風温
度18℃、同平均風速0.25 m/sec、紡糸口金
上の紡糸孔群数を8とすることを共通条件とし、紡糸孔
群配列、紡糸孔群間配列、紡糸速度及び引取り単糸繊度
を変更して行った結果を第1表に示す。
トを、紡糸温度285℃、横型吹きつけ装置の冷却風温
度18℃、同平均風速0.25 m/sec、紡糸口金
上の紡糸孔群数を8とすることを共通条件とし、紡糸孔
群配列、紡糸孔群間配列、紡糸速度及び引取り単糸繊度
を変更して行った結果を第1表に示す。
なお、第1表においてll1h2〜6,13〜17.2
7〜30は1本発明を明確にするための比較例である。
7〜30は1本発明を明確にするための比較例である。
第1表
第1表鎖き)
◎;良好 ○;毛毛羽全発生 ×;単糸毛羽多発
××;密着切断(発明の効果) 本発明によれば、一つの紡糸口金に多数の紡糸孔群を極
めてコンパクトに配し、従来のスピンピッチ以下で1ポ
ジション当りの生産性を飛躍的に高め、しかも、単糸繊
度0.8〜8.0dの広範な繊度の糸条が高速度で安定
して生産可能である。
××;密着切断(発明の効果) 本発明によれば、一つの紡糸口金に多数の紡糸孔群を極
めてコンパクトに配し、従来のスピンピッチ以下で1ポ
ジション当りの生産性を飛躍的に高め、しかも、単糸繊
度0.8〜8.0dの広範な繊度の糸条が高速度で安定
して生産可能である。
したがって、従来法に比し、著しく省力化・省エネルギ
ー化が達成されることとなり、極めて高効率のポリエス
テルの高速多fl&り紡糸が可能となる。
ー化が達成されることとなり、極めて高効率のポリエス
テルの高速多fl&り紡糸が可能となる。
第1図は1本発明における紡糸口金の一実施態様を示す
説明図、第2図及び第3図は、紡糸口金における紡糸孔
の行列交点配列の代表的な実施態様を示す説明図、第4
図は1本発明で規定するに値と紡糸安定性との関係の一
例を示す図である。 1:紡糸口金、2:紡糸孔、3:紡糸孔群。 4:紡糸孔の群間ピッチ(P3)、5:冷却風。 6:紡糸孔の列間ピッチ(p+)。 7:紡糸孔の行間ピッチ(P2)。
説明図、第2図及び第3図は、紡糸口金における紡糸孔
の行列交点配列の代表的な実施態様を示す説明図、第4
図は1本発明で規定するに値と紡糸安定性との関係の一
例を示す図である。 1:紡糸口金、2:紡糸孔、3:紡糸孔群。 4:紡糸孔の群間ピッチ(P3)、5:冷却風。 6:紡糸孔の列間ピッチ(p+)。 7:紡糸孔の行間ピッチ(P2)。
Claims (1)
- (1)紡糸錘数に対応して、紡糸孔が3群以上の紡糸孔
群に分割穿孔された紡糸口金を用いて溶融紡糸し、紡出
糸条を横型吹きつけ装置によって冷却し、単糸繊度0.
8〜8.0dの糸条を紡糸速度3〜8km/minで引
き取るポリエステルの多錘取り紡糸において、紡糸孔群
を吹きつけ面に平行に配列し、下記(a)〜(c)の条
件を同時に満足させることを特徴とするポリエステルの
高速多錘取り紡糸法。 (a)紡糸孔が、格子状に行列直交配列され、行数が1
0以下であること。 (b)紡糸孔の列間ピッチをP_1(mm)、行間ピッ
チをP_2(mm)としたとき、下記[1]式を満足し
、かつ下記[2]式に定めるK値が100以下であるこ
と。 [1]P_1≦P_2≦6 [2]K=3.0(1.9S−2.2)e^(^−^0
^.^3^P^_^1^e^)^0^.^1^4^S(
2.82DS+19.2)/P_1 (c)紡糸孔群の群間ピッチP_3(mm)が下記[3
]式を満足すること。 [3]1.66S≦P_3≦20 〔式[2]及び[3]において、Sは紡糸速度(km/
min)、Dは単糸繊度(d)を示す。〕
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3355588A JPH01207415A (ja) | 1988-02-15 | 1988-02-15 | ポリエステルの高速多錘取り紡糸法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3355588A JPH01207415A (ja) | 1988-02-15 | 1988-02-15 | ポリエステルの高速多錘取り紡糸法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH01207415A true JPH01207415A (ja) | 1989-08-21 |
Family
ID=12389801
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3355588A Pending JPH01207415A (ja) | 1988-02-15 | 1988-02-15 | ポリエステルの高速多錘取り紡糸法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH01207415A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0418107A (ja) * | 1990-05-11 | 1992-01-22 | Toyobo Co Ltd | 極細繊維の製造方法 |
Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5631007A (en) * | 1979-08-14 | 1981-03-28 | Nippon Ester Co Ltd | Melt spinning for producing extremely fine-denier multifilament |
JPS59228011A (ja) * | 1983-06-03 | 1984-12-21 | Kuraray Co Ltd | 溶融紡糸用口金 |
JPS61289109A (ja) * | 1985-06-14 | 1986-12-19 | Teijin Ltd | 複合糸条の溶融紡糸方法 |
JPS62215012A (ja) * | 1986-03-17 | 1987-09-21 | Teijin Ltd | ポリエステル繊維の多錘直接紡糸延伸方法 |
-
1988
- 1988-02-15 JP JP3355588A patent/JPH01207415A/ja active Pending
Patent Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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