JPH01246414A - ポリエステルの多錘取り溶融紡糸法 - Google Patents

ポリエステルの多錘取り溶融紡糸法

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JPH01246414A
JPH01246414A JP7017488A JP7017488A JPH01246414A JP H01246414 A JPH01246414 A JP H01246414A JP 7017488 A JP7017488 A JP 7017488A JP 7017488 A JP7017488 A JP 7017488A JP H01246414 A JPH01246414 A JP H01246414A
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JP
Japan
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spinning
spinneret
yarn
polyester
geometric center
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Pending
Application number
JP7017488A
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English (en)
Inventor
Yoji Kaneda
洋二 金田
Masatsugu Mochizuki
政嗣 望月
Keizo Tsujimoto
啓三 辻本
Kazumi Tsuji
辻 一見
Koji Kakumoto
幸治 角本
Masaharu Watanabe
正晴 渡辺
Yukihiro Otaguro
大田黒 幸弘
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
KOUKOURITSU GOSEN GIJUTSU KENKYU KUMIAI
Unitika Ltd
Original Assignee
KOUKOURITSU GOSEN GIJUTSU KENKYU KUMIAI
Unitika Ltd
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Publication date
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Priority to JP7017488A priority Critical patent/JPH01246414A/ja
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、ポリエステルの多錘取り溶融紡糸法に関する
ものである。さらに詳しくは、一つの紡糸口金に、紡糸
錘数(エンド数)に対応した4群以上の紡糸孔群を配し
た紡糸口金を用いて溶融紡糸するポリエステルの多錘取
り溶融紡糸法に関するものである。
(従来の技術) 一般的に9合成繊維の製造プロセスにおいて。
エネルギー費や労務費の削減による製造コスト低減の方
策としては、高速紡糸と多錘取り紡糸の二つの大きな流
れに大別することができる。なかでも、高速紡糸に関し
ては比較的早くから検討され。
例えば、ポリエステルに関しては、その基礎的な研究は
終わり、現在では6〜3km/minの高速紡糸が工業
化されようとしている段階にある。しかるに、多錘取り
紡糸法に関しては、後述するような技術的困難を伴うと
ころからその開発が遅れ、とりわけ高速紡糸との組み合
わせは、さらに高度な製糸技術が必要とされるところか
らほとんど検討されていないのが現状であり、その開発
が待たれていた。
現在までに公表されている多錘取り紡糸法は。
紡糸スピンピッチ内に紡糸口金を多数個配置することに
より多糸条化を図るという方法であり、一つの紡糸口金
に紡糸錘数に対応した複数の紡糸孔群を穿孔して多糸条
化を図る方法は、工業的には従来、2錘取り程度が限度
であった。
ここで、従来技術である複数個の口金を用いて行う多錘
取り紡糸法の問題点を列記すると1次のごとくである。
■ 多糸条化につれて、複数個の押出機、紡糸口金、冷
却装置等を必要とするため、その設備費が過大となるば
かりでなく、これら設備占有空間の増大や電力等のユー
ティリティ消費エネルギーの増大が避けられない。
@ 多糸条化につれて、紡糸口金面径は必然的に小さく
なり、■ポジション当りの総吐出量がエンド数に比例し
て増大していないため、得られる糸条1本当りの繊度か
細くなり、用途が絹物分野に限定される。
一方、一つの紡糸口金から複数の紡糸孔群を穿孔して多
糸条糸を紡糸する場合、まず、紡糸口金に必要とされる
技術的課題は、その大型化を極力避ける観点から、紡糸
口金内に穿孔される紡糸孔群はできるだけ高密度に配置
されることが必要である。
一般に、複数の紡糸孔群を穿孔した円形の紡糸口金を用
いる場合、紡出糸条の冷却は環状吹きつけ法によった方
が、横型吹きつけ法によるよりも均一な冷却ができて好
ましいが、環状吹きつけ法によって冷却すると、冷却風
の逃げ場が紡糸口金面から下流方向に限定されるため、
冷却効率(熱交換効率)が極めて悪(なると共に、均一
な冷却も困難となり、その結果として生じる冷却過程で
の冷却不良や糸揺れに起因する糸・糸間の密着。
分繊不良、単糸切断9毛羽発生等の問題があった。
また、糸条群間及び糸条群内で紡糸張力に差が生じ、安
定した紡糸が極めて困難となり、得られる糸条の繊度や
糸質物性に斑が生じるという問題があった。
(発明が解決しようとする課題) 本発明は、一つの紡糸口金に、紡糸錘数に対応した4群
以上の紡糸孔群を配した紡糸口金を用いて溶融紡糸する
ポリエステルの多錘取り溶融紡糸法において、高速で、
しかも安定して紡糸することができ、極めて高効率(低
コスト、高生産性)でポリエステル繊維を製造すること
を可能にするポリエステルの多錘取り溶融紡糸法を提供
しようとするものである。
(課題を解決するための手段) 本発明者らは、上記課題を解決するために、紡糸口金に
穿孔される紡糸孔群の配孔径に関する紡糸口金構造パラ
メータと紡出される糸条群の集束位置及び集束方法に関
する糸条冷却条件との関係を詳細に検討した結果9本発
明に到達した。
すなわち、一つの紡糸口金内に高密度に穿孔された4孔
群以上の紡糸孔群から4群以上の糸条を高速で紡出する
場合、必然的に紡出糸条の均一な冷却が困難となり、ひ
いては糸条間の融着や糸揺れを発生し、さらに糸質の均
一性を著しく損なうことになるが、これらの問題の解決
策として、紡出糸条群を環状吹きつけ法によって冷却す
る場合。
紡糸糸条群の環状分割集束点を特定の範囲に設定するこ
とが有効であることを見出したものである。
本発明の要旨は1次のとおりである。
紡糸錘数に対応して、紡糸孔が全孔群の幾何学的中心を
原点とする同心円上に穿孔され、かつ該幾何学的中心か
ら放射状に4群以上の紡糸孔群に分割穿孔された紡糸口
金を用いて溶融紡糸するポリエステルの多錘取り紡糸に
おいて、紡出糸条を環状吹きつけ法によって冷却し、紡
糸速度3〜8klII/lll1nで単糸繊度0.8〜
8dの糸条を引取るに際し、冷却固化後の各糸条群の分
割集束点が紡糸口金の幾何学的中心の鉛直下方線上を原
点とする円周上に配され、核内の直径をC(+n)、紡
糸口金の最大配孔径をP(mn)、紡糸口金面から分課
集束点までの距離をH(mm)としたとき、下記の式を
満足するようにすることを特徴とするポリエステルの多
錘取り溶融紡糸法。
P≦C≦P+0.15H 本発明内容の理解を容易にするために2図面に示す具体
例に基づいて説明を行うが9本発明はもとよりこれらに
限定されるものではない。
第1図は1本発明における紡糸口金の一実施態様を示す
説明図であり、1は紡糸口金、2は紡糸孔、3は全紡糸
孔群の幾何学的中心を原点とする放射線を列とし、全紡
糸孔群の幾何学的中心を原点とする同心円を行とする行
列直交配列交点に穿孔された紡糸孔群の一つ、Pは最大
配孔径であり。
通常、50〜500mm、好ましくは80〜450+u
の範囲にある。
なお1糸条を構成するフィラメント数に相当するl紡糸
孔群内の紡糸孔数は、糸条の用途によって変える必要が
あるが2通常、10〜200の範囲にある。
第1図では、紡糸口金1内に5列6行に直交配列された
紡糸孔群3が8群配置され、この紡糸口金から紡出され
た糸条群は、環状吹きつけ装置で冷却固化された後、各
糸条群単位で集束され、その後、給油装置、引取りロー
ル等を経て、同一の巻取機に導かれ、8個のパッケージ
に巻上げられるのである。
次に、第2図は2本発明の代表的な実施態様を示す説明
図であり、4は紡糸口金パンク、5は環状吹きつけ装置
、6は紡出糸条、7は糸条群の分割集束ガイドである。
第2図において、Hは紡糸口金面から糸条集束点までの
距離で1通常、500〜3000mm、好ましくは80
0〜2000 wasであり、Cは糸条集束点が配置さ
れる円の直径である。
本発明の方法は、−膜内な溶融紡糸法のように紡出され
た糸条群を紡糸口金下の一点に集束させる方式を採らず
、第2図に示すように、糸条群の集束点をある特定の範
囲内で裾広がりとなるように環状に等間隔に分割品装置
することを特徴としている。このように、糸条群の集束
点を分割配置することにより、糸条群の周囲から環状に
吹きつけられた冷却風は、紡出糸条群を効果的に冷却し
た後、紡糸口金の下流方向(糸条走行方向)に裾広がり
の温風となって外部に効率よく排出されるのである。
この際、前記の式の条件を満足させることが必要である
。糸条群の環状分割集束点が配置される円の直径Cが小
さいと裾広がりにならないため。
冷却効率が悪く、かつ糸揺れが発生して好ましくない。
また、逆にCが大きすぎると■集束点におけるガイドに
対する糸条の接触角が大きくなるため、特に紡糸速度が
大きいときには、摩擦により糸切れが発生したり、@紡
糸口金から紡出された直後の未冷却の糸条が、その集束
点まで大きく傾斜して走行することになるため、特に紡
糸速度及び単糸繊度が大きいときには、中心方向に垂れ
下がることになり、安定な紡糸が困難となる。
本発明でいうポリエステルとは、その繰返し単位の80
モル%以上がエチレンテレフタレートからなるポリエス
テルをいい、20モル%未満の他のエステル成分が共重
合又はブレンドされていてもよい。
また1本発明でいう紡糸速度とは、紡糸口金の下方に配
置される最初の引取りローラの周速度をいい、さらに、
引取り糸条の繊度とは、該ローラで引取り時の繊度をい
う。なお、その他の製糸条件2例えば、ポリマーの溶融
・吐出温度、冷却条件(冷却風温度、風速)、給油方法
、交絡方法等は。
常法の条件でよい。
(実施例) 以下1本発明を実施例により具体的に説明する。
実施例 平均分子量22.000のポリエチレンテレフタレート
を、紡糸温度285℃、環状吹きつけ装置の冷却風温度
18℃、同平均風速0.25m/seeを共通条件とし
、紡糸孔群数、紡糸速度、引取り糸条の繊度。
前記P、 H及びCを変更して溶融紡糸した結果を第1
表に示す。
なお、第1表において魚5〜7.11.18.21は本
発明を明確にするための比較例である。
第1表 (発明の効果) 本発明によれば、一つの紡糸口金に多数の紡糸孔群を極
めてコンパクトに配し、従来のスピンピッチ以下で1ポ
ジション当りの生産性を飛躍的に高め、しかも、単糸繊
度0.8〜8dの広範な繊度の糸条が高速度で安定して
生産可能である。
したがって、従来法に比し、著しく省力化・省エネルギ
ー化が達成されることとなり、極めて高効率のポリエス
テルの多錘取り溶融紡糸が可能となる。
【図面の簡単な説明】
第1図は9本発明における紡糸口金の一実施態様を示す
説明図、第2図は1本発明の代表的な実施態様を示す説
明図である。 1:紡糸口金、2:紡糸孔、3:紡糸孔群。 4:紡糸口金バック、5:環状吹きつけ装置。 6;紡出糸条、7:集束ガイド。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)紡糸錘数に対応して、紡糸孔が全孔群の幾何学的
    中心を原点とする同心円上に穿孔され、かつ該幾何学的
    中心から放射状に4群以上の紡糸孔群に分割穿孔された
    紡糸口金を用いて溶融紡糸するポリエステルの多錘取り
    紡糸において、紡出糸条を環状吹きつけ法によって冷却
    し、紡糸速度3〜8km/minで単糸繊度0.8〜8
    dの糸条を引取るに際し、冷却固化後の各糸条群の分割
    集束点が紡糸口金の幾何学的中心の鉛直下方線上を原点
    とする円周上に配され、該円の直径をC(mm)、紡糸
    口金の最大配孔径をP(mm)、紡糸口金面から分割集
    束点までの距離をH(mm)としたとき、下記の式を満
    足するようにすることを特徴とするポリエステルの多錘
    取り溶融紡糸法。 P≦C≦P+0.15H
JP7017488A 1988-03-23 1988-03-23 ポリエステルの多錘取り溶融紡糸法 Pending JPH01246414A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH04300319A (ja) * 1991-03-25 1992-10-23 Asahi Chem Ind Co Ltd ポリエステル繊維の製造方法、及び紡糸口金

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS5631007A (en) * 1979-08-14 1981-03-28 Nippon Ester Co Ltd Melt spinning for producing extremely fine-denier multifilament
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