JPH01207291A - トリアザスピロ化合物 - Google Patents

トリアザスピロ化合物

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JPH01207291A
JPH01207291A JP3153588A JP3153588A JPH01207291A JP H01207291 A JPH01207291 A JP H01207291A JP 3153588 A JP3153588 A JP 3153588A JP 3153588 A JP3153588 A JP 3153588A JP H01207291 A JPH01207291 A JP H01207291A
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Giichi Goto
義一 後藤
Akinobu Nagaoka
永岡 明伸
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、医薬、特に老年性痴呆、アルツハイマー病等
における脳機能改善薬として有用な新規トリアザスピロ
化合物に関する。
従来の技術 社会の商会化が進む中で、種々の脳機能改善作用を有す
る化合物が提案されている。その中にあって、いくつか
のスピロ化合物に関する技術が公表されている(英国特
許箱1,301,254号、米国特許第3,784.5
51号、特公昭47−25355号)。
発明が解消しようとする課題 この社会問題を背景に、中枢神経系に作用する薬剤、特
に老年性痴呆、アルツハイマー病に対する脳機能改善薬
というべき薬剤の出現が強く求められているが、未だ満
足すべき化合物は見い出されていない。
課題を解消するための手段 本発明者らは、中枢神経系、とりわけアセチルコリン受
容体に作用す光層機能改善薬として有用な化合物の探索
に鋭意努力を重ねた結果、式(1)[式中、R,、R3
およびR4は、それぞれ水素または炭化水素残基、R3
は水素、炭化水素残基または、置換基を有していてもよ
いアシル基を示す。]で表わされるトリアザスピロ化合
物およびその塩が優れた脳機能改善作用を示すことを知
見し、本発明を完成するに至った。
前記式(1)において、R7、R2、R3、R4で示さ
れる「炭化水素残基」としては、炭素数1〜4のアルキ
ル基(例えば、メチル、エチル、プロピル、ブチル)が
あげられる。R7の「置換基を有していてもよいアシル
基」の「アシル基」としては、カルボン酸アンル(例え
ば、アセチル、プロピオニル、ブチリルなどの炭素数2
〜5のアルキルカルボニル)、置換オキシカルボニルア
ソル(例えば、メチルオキシカルボニル、エチルオキシ
カルボニル、第三ブチルオキンカルボニルなどの炭素数
2〜5のアルキルオキンカルボニル)があげられる。R
7の「置換基を有していてもよいアシル基」の「置換基
」としては、ハロゲン(例えば、クロル、ブロム、フッ
素)または、フヱニル基があげられる。
前記(1)式で示される化合物において、R,は好まし
くは、炭素数1〜4のアルキル、さらに好ましくは炭素
数1〜2のアルキルである。R2は好ましくは、水素、
炭素数1〜4のアルキル、ハロゲンで置換されていても
よい炭素数2〜5のアルコキシカルボニルまたは炭素数
8〜11のフェニルアルキルオキシカルボニル、さらに
好ましくは、水素または炭素数1〜2のアルキルである
R3は好ましくは、水素または炭素数1〜4のアルキル
、さらに好ましくは水素または炭素数1〜2のアルキル
である。R4は好ましくは、水素または炭素数l〜4の
アルキル、さらに好ましくは炭素数l〜2のアルキルで
ある。
本発明の化合物(1)は、酸付加塩、とりわけ生理学的
に許容される酸付加塩を形成していてもよく、それらの
塩としては、たとえば無機塩(例えば、塩酸、硝酸、リ
ン酸、臭化水素酸)、あるいは有機酸(例えば、酢酸、
プロピオン酸、フマル酸、マレイン酸、酒石酸、クエン
酸、リンゴ酸、好酸、安息香酸、メタンスルホン酸、ベ
ンゼンスルホン酸)との塩が挙げられる。
化合物(I)は、例えば、式([[) [式中、R4は前記と同意義。]で表わされる化合物を
、例えば、式(I) R,0 R”N  CCNHR3(III) ■( [式中、R8、R3は前記と同意義、Rt’は前記R7
のうち置換基を有していてもよいアシル基を示す。]と
縮縮合化させ、必要ならば、Rt’それ自体を脱離する
ことにより製造することができる。
この縮合速比を行なう自体公知の方法の例としでは、必
要に応じて酸触媒(例えば、塩化水素、臭化水素、メタ
ンスルホン酸、ベンゼンスルホン酸、トルエンスルホン
酸)の存在下、通常、炭化水素系溶媒(例えば、ベンゼ
ン、トルエン、ヘキサン、ペンタン)、ハロゲン系炭化
水素系溶媒(例えば、ジクロロメタン、クロロホルム、
ジクロロエタン、四塩化炭素)、エーテル系溶媒(例え
ば、エチルエーテル、テトラヒドロフラン、ジオキサン
、ジメトキシエタン)、アミド系溶媒(例えば、ツメチ
ルホルムアミド、ヘキサメチルホスホノトリアミド)、
ジメチルスルホキシドなどの有機溶媒を用いるのがよい
。反応は25℃から200℃で行なうことができる。
化合物(1)は、例えば式(I a) ■( [式中、R,、R,、R4は前記と同意義。]で表イつ
される化合物を、例えば式(III)R,−X    
    (m) [式中、R2は前記と同意義であり、Xは脱M基を示す
。]で表わされる化合物と反応させることによっても製
造することができる。
化合物(III)において、Xで示される脱離基として
は、ハロゲン(例えば、塩素、臭素、ヨウ素)、スルホ
ン酸エステル(例えば、メタンスルホン酸、エタンスル
ホン酸、ベンゼンスルホン酸、トルエンスルホン酸)、
N−ヒドロキシジアシルイミドエステル類(例えば、N
−ヒドロキンコハク酸イミドエステル、N−ヒドロキシ
フタル酸イミドエステル、N−ヒドロキシ−5−ノルボ
ルネン−2゜3−ジカルボキシイミドエステル)、N−
ヒドロキシベンゾトリアゾールエステルなどが挙げられ
る。
これらの反応における溶媒は、化学反応において、一般
に使用される溶媒ならばいずれでもよく、例えば、水、
メタノール、エタノール、プロパツール、クロロホルム
、ジクロロメタン、ベンゼン、トルエン、アセトニトリ
ル、ジオキサン、テトラヒドロフラン、ジメチルホルム
アミドなどの溶媒中、たとえば−10°〜120°Cで
行なうことができる。さらに本反応は必要に応じて、た
とえば、ピリジン、4−ジメチルアミノピリジン、トリ
エチルアミン、トリエチレンアミン、テトラメチルエチ
レンジアミンなどの有機塩基や、たとえば炭酸水素ナト
リウム、炭酸水素カリウム、炭酸ナトリウム、炭酸カリ
ウム、水酸化ナトリウム、水酸化カリウムなどの無機塩
基、水素化ナトリウム、水素化カリウム、n−ブチルリ
チウムなどの存在下に行なうことができる。
本発明の化合物(1)は、哺乳動物の中枢神経系に作用
し、ムスカリン様アセチルコリン受容体に強い特異的結
合能を有し、マウスにおける各種健忘誘発作用に対し、
抗健忘作用が認められた。
本発明の化合物(1)は、前記した公知のスピロ誘導体
や現在アセチルコリンアゴニストとして市販されている
薬剤と比較して、中枢神経に対する作用と末梢神経に対
する作用との分離が極めてよく、マウスの抗健忘作用を
示す用mc0.03m9〜10 mg/body)では
、痙彎作用、流瀝作用、下痢などの末梢神経作用は無い
か、もしくは極めて軽微で、また経口投与により著効を
奏するので、人を含む哺乳動物の脳機能改善薬として有
用である。
本発明の化合物の有用な対象疾病名としては、たとえば
老年性痴呆、アルツハイマー病、ハンチントン舞踏病、
運動過多病、繰病などが挙げられ、これらの疾病の予防
または治療に用いることができる。
本発明の化合物はたとえば、錠剤、顆粒剤、カプセル剤
、注射剤、坐剤など種々の剤型で、ヒトを含む哺乳動物
に経口的、もしくは非経口的に投与しうる。投与量は対
象疾患の種類、症状などにより差異はあるが、−射的に
成人においては、経口投与の場合、−日につき0 、1
519〜500次9、好ましくは11119〜50mg
である。
以下において実施例、製剤例により本発明をより具体的
に説明する。
実施例1 −2−オン 1−メチル−4−ピペリドン11.3gとベンジルオキ
シカルボニルアラニンアミド11.1gとトルエンスル
ホン酸・−水和物20gをベンゼン500m12に懸局
させ、生成する水を除きながら4時間加熱還流させた。
溶媒を減圧で除き、残渣に酢酸エチルエステル200m
12と水100m12を加えた後、炭酸水素ナトリウム
を水層がアルカリ性になるまで加えた。有機層を無水硫
酸マグネシウムで乾燥後、溶媒を留去し、残ったオイル
状化合物を、シリカゲルカラム(展開溶媒;メタノール
:アセトン:ジクロロメタン= 2 :3 : 10 
(V/V))で分離し、目的物の入った溶液の溶媒を留
去後、エチルエーテルより再結晶し融点194〜196
°Cの無色結晶2.0gを得た。
元素分析値 C17H23N303として計算値 C6
4,33H7JON 13.24実験値 C64,63
87,56N 13.26実施例2 実施例1で得られた4−ベンジルオキシカルボニル−3
,8−ツメチル−1,4,8−)リアザスビロ[4,5
]デカン−2−オン 0.96gをメタノールIOmQ
と35規定塩化水素のジ才キサン溶液1mCの混合溶媒
に溶かし、10%パラジウム/炭素を触媒として1時間
常温・常圧の接触水素還元に付した。触媒を除き、溶媒
を留去し、残渣をエタノールより再結晶し、融点208
〜210°Cの無色結晶0.7 egを得た。
元素分析値 CeH1eCLNsO+として計算値 C
42,2087,48N 16.40実験値 C42,
09H7,21N 16.22実施例3 カン−2−オン !−メヂルー4−ピペリドン3.4gとベンジルオキシ
カルボニルアラニンメチルアミド3.5gとトルエンス
ルホン酸、−水和物6gをベンゼン100mCに懸蜀さ
せ、生成する水を除きながら20時間加熱還流させた。
以下実施例1と同じ操作により、融点149〜151’
cの無色結晶0.2gを得た。
元素分析値 CIe Ht a N 303として計算
値 C65,2387,60N 12.68実験値 C
65,4187,35N 12.56実施例4 実施例3で得た4−ベンジルオキシカルボニル−1,3
,8−)リフチル−1,4,8−トリアザスピロ[4、
5]]デカンー2−オン0.14をエタノール5m12
.1規定塩酸5mQの混合溶媒に溶かし、実施例2と同
様にし、接触水素還元に付し、融点184〜196℃の
無色結晶0.1gを得た。
元素分析値 CIoH2ICQtN30+として計算値
 C44,441−[7,83N 15.55実験値 
C44,4287,89N 15.52実施例5 実施例2で得た3、8−ジメチル−1,4,8−トリア
ザスピロ[4,5]デカン−2−オン・2塩酸塩1.0
gの水5m12とエタノール5m12の混合溶媒に、炭
酸水素ナトリウム3.0gを加えた。そこへクロロ炭酸
メチル1.36m12を室温で滴下し、更に1時間攪拌
した後、溶媒を減圧で留去後、残渣にエタノール20m
f2を加え不溶物を除き、溶媒を留去した。さらに、残
渣にジクロロメタン20meを加え、不溶物を除き、そ
こへ、3規定塩化水素のエタノール溶液Imσを加えた
後溶媒を留去後、残った固体を酢酸エチルエステル−エ
チルエーテルより再結晶し、融点210〜211℃(分
解)の無色結晶065gを得た。
元素分析値 C11H7゜CQ + N s O3とし
て計算値 C47,57H7,26N 15.13実験
値 C47,6887,21N 15.23実施例6 実施例2で得た3、8−ジメチル−1,4,8−トリア
ザスピロし4.5コデカンー2−オン・2塩酸塩0.7
6gのジメチルホルムアミドl0mff溶液に、トリエ
チルアミン0.84m(2,2−プロモエヂルクロロフ
オルメート0 、4 mQ、を加え室温で1時間攪拌し
た後、溶媒を減圧で留去した。残ったオイル状化合物を
ジクロロメタン20m(iに溶かし飽和炭酸水素ナトリ
ウム20mgと水20m12で洗い、無水硫酸マグネシ
ウムで乾燥後、25%臭化水素の酢酸溶液1m12を加
え溶媒を減圧で留去した。
残渣をシリカゲルカラム(展開溶媒、水:酢酸エチルエ
ステル・ジクロロメタン−1:6 : 14 (V/V
))で分離した。目的物の入った溶液の溶媒を留去し、
残渣をエタノール−酢酸エチルエステル−エチルエーテ
ルより再結晶し、融点259〜262℃(分解)の無色
結晶0.6gを得た。
元素分析値 CI 2 H21B r t N s O
3として計算値 C34,711−15,10N 10
.12実験値 C34,42H5,32N 10.07
実施例7 3.8−ツメチル−4−プロピオニル−I、4゜8〜ト
リアザスピロ[4,5]デカン−2−オン実施例2で得
た3、8−ツメチル−1,4,8−トリアザスピロ[4
,5]デカン−2−オン・2塩酸塩0.76gのツメチ
ルホルムアミド10mσ溶液にトリエチルアミン1.9
m12と塩化プロピオニル0.52+n+2を加え、室
温で2時間攪拌した。溶媒を減圧て留去後、残渣をn−
ブタノール50m(!に溶かし、少量の水で洗った後、
有機層を減圧で留去し、残った固型物を酢酸エチルエス
テル−エチルエーテルより再結晶し、融点132〜13
6℃の無色結晶0.42gを得た。
元素分析値 C、= Ht 1N 302として計算値
 C60,221−18,84N 17.56実験値 
C60,3188,65N 17.38実施例8 毎 実施例2で得た3、8−ジメチル−1,4,8=トリア
ザスピロ[4,5]デカン−2−オン・2塩酸塩0.5
1gのジメチルホルムアミド5mQ溶液に、60%油性
水素化ナトリウム0.25gを加え、80℃ご30分間
加熱後、よう化エチル0.16m(を加え室温で一夜攪
拌した。溶媒を減圧で留去し、残渣にジクロロメタン5
0mgを加え、不溶物を除いた母液に2.5規定の塩化
水素のエタノール溶液を2mC加えた後、溶媒を減圧で
留去した。残留物をシリカゲルカラム(展開溶媒;n−
ブタノール:酢酸、酢酸エチルエステル:水=1+1+
l:l(V/■乃で分離すると、目的物である4−エチ
ル−3゜8−ジメチル−1,4,8−1−リアザスピロ
[4,5]デカン−2−オン・2塩酸塩と原料である3
、8−ジメチル−1,4,8−トリアザスピロ[4,5
]デカン−2−°オン・2塩酸塩のほぼl対1の混合物
が取れた。これらをエタノールからの分別再結晶により
、目的物の融点189〜192℃の無色結晶0゜15g
を得た。
元素分析値 GzH2aCQtN30+として計算値 
C46,4888,16N 14.78実験値 C46
,38H8,25N 14.72実施例9 酸塩 実施例2で得た3、8−ツメチル−1,4,8−トリア
ザスピロ[4,5]デカン−2−オン・2塩酸塩0.5
1gのジメヂルホルムアミド5m&溶液に、60%油性
水素化ナトリウム025gを加え、so’cで30分間
加熱後、l−ブロモプロパン0.18m(jを加え室温
で一夜攪拌した。溶媒を減圧で留去し、残渣にジクロロ
メタン50m12を加え、不溶物を除いた母液に2.5
規定の塩化水素のエタノール溶液を2ma加えた後、溶
媒を減圧で留去した。残渣をエタノールからの分別再結
晶により、融点185〜187°Cの無色結晶0.11
gを得た。
元素分析 C+2■−125C(bN30+とじて計算
値 04g、32  H8,45N 14.09実験値
 C48,38HL59  N 14.02生物試験法 a)炭酸ガス誘発健忘に対する効果 本発明の化合物(1)の向知能作用を受動的回避試験に
よって検討した。すなわち、5週齢の雄性マウスを明暗
2つの部屋から成る受動的回避学習装置の明室に先ず入
れる。マウスは習性により暗い部屋へすぐに移動する。
移動した時、暗室の床から0.5ミリアンペア−の電流
を3秒間、逃避不能の条件下に、マウスに与える。マウ
スはこの電気ノヨックを受けたことを数週間は記憶して
いる。この記憶の形成を次の種類の操作により障害し、
この記憶障害に対する本発明化合物(1)の作用を検討
した。すなわち、電気ショックを受けた直後、炭酸ガス
を充満させた4Qのガラス容器にマウスを入れ、呼吸が
停止した時点でマウスを取り出し、人工呼吸により自然
呼吸を回復させた。
この操作によりマウスは電気ショックを受けたことを忘
れてしまう。
そこで、翌日この記憶の回復試験を行った。すなわち、
マウスを受動的回避学習装置の明室に再び入れ、暗室へ
移動するまでの時間を測定した。
電気ショックを受けたことを忘れたマウスは、10秒な
いし20秒で再び暗室へ移動した。一方、本発明化合物
(1)を投与したマウスは記憶を回復し、暗室へ移動し
ようとしないか、あるいは移動しても移動するまでに長
時間を要した。そこで、被検化合物の作用はこのテスト
時にマウスが明室にとどまっている時間の平均値(−群
8匹)を対照群(被検化合物を含まない5%アラビアゴ
ム!!%濁液のみを投与した群)と比較することにより
調べた。その成績は対照群における平均値を100とし
た時のパーセント変化率で表現した(第1表)。なお、
被検化合物は5%アラビアゴム懸濁液として、テスト3
0分前に経口(p 、 o 、)投与した。
b)スコポラミン誘発健忘に対する効果スコポラミン誘
発健忘に対する作用はC57BL/6マウスを用いたー
試行受動的回避実験により検討した。学習の手続は基本
的にはB urbachら[サイエンス(S cien
ce)、 221.1310−1312(1983年)
]の方法に準じて行った。実験に用いた装置はグリッド
床のある暗室とそれに連結された明室とから成っており
、マウスを明室におくと、自由に暗室に移動することが
できるようにされている。
この装置を用い、マウスが暗室に入ると1回の電気ショ
ック(0,4mA、3秒間)を掛ける。健忘を誘発する
ために用いるスコポラミン(I H/ kg)は電気シ
ョックを掛ける15分前に腹腔内(i、p、)投与する
。ついで24時間後に、電気ンヨックの記憶保持テスト
を行った。受動的回避行動の保持は、明室におかれたマ
ウスが暗室に入室するまでの時間−潜時−によって測定
した。被検化合物は生理食塩水に溶解、またはアラビア
ゴム懸副液としてテスト30分前に経口(P 、 0 
、)投与した。生理食塩水のみを投与した対照群のマウ
スは一般に20秒以下の回避時間を示し、健忘が発現し
た。
本発明化合物投与群における潜時の中央値は、対照群の
それに対応するパーセントで表示し、有意差検定にはマ
ン・ウィツトニー(Mann −Th1tney)のU
テストを用いた。各群のテストに使用したマウスの数は
9ないし12匹である。
結果を第1表に示す。
try            ロ         
の1Th−% 製剤例1 (1)3.8−ジメチル−1,4,8−1リアザスピロ
[4,5]デカン−2−オン・二塩酸塩0g (2)乳糖              198g(3
)トウモロコン澱粉        50g(4)ステ
アリン酸マグネシウム     2g(+)(2)およ
び20gのトウモロコシ澱粉を混和し、15gのトウモ
ロコシ澱粉と25iQの水から作ったペーストとともに
顆粒化し、これに15gのトウモロコツ澱粉と(4)を
加え、混合物を圧縮して、錠剤1錠当たり(1)を5m
9含有する直径3mmの錠剤2000個を製造した。
製剤例2 (1)1,3.8− トリメチル−1,4,8−1−リ
アザスビロ[4,5]デカン−2−オン・二塩酸塩0g (2)乳糖              198g(3
)トウモロコシ澱粉         40g(4)ス
テアリン酸マグネシウム     2g(1)、(2)
および15gのトウモロコシ澱粉を混和し、15gのト
ウモロコン澱粉と25Rσの水から作ったペーストとと
もに顆粒化し、これに10gのトウモロコン澱粉と(4
)を加え、混合物を圧縮錠剤機で圧縮して、錠剤1錠当
り(1)を10次9を含有する直径5mmの錠剤200
0gを製造した。
特許出願人武田薬品工業株式会社 代理人弁理士 前出 葆はか1名

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)式 ▲数式、化学式、表等があります▼ [式中、R_1、R_3およびR_4は、それぞれ水素
    または炭化水素残基、R_2は水素、炭化水素残基また
    は置換基を有していてもよいアシル基を示す。]で表わ
    されるトリアザスピロ化合物およびその塩。
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