JPH01206974A - 水産練製品用蛋白食品素材の製造法 - Google Patents

水産練製品用蛋白食品素材の製造法

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JPH01206974A
JPH01206974A JP63033506A JP3350688A JPH01206974A JP H01206974 A JPH01206974 A JP H01206974A JP 63033506 A JP63033506 A JP 63033506A JP 3350688 A JP3350688 A JP 3350688A JP H01206974 A JPH01206974 A JP H01206974A
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JP
Japan
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protein
raw material
twin
food material
screw extruder
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JP63033506A
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English (en)
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Yutaka Nishimura
豊 西村
Shohachi Handa
半田 昭八
Toshiko Kobayashi
寿子 小林
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Ajinomoto Co Inc
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Ajinomoto Co Inc
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本発明は水産練製品用蛋白食品素材の製造法に関し、更
に詳細には色調、風味とも良好で、しかも魚肉すシ身に
添加して水産練製品を製造した場合に、優れた食感を与
える水産練製品用蛋白食品素材の製造法に関する。
〈従来技術〉 水産練製品用食品素材としては澱粉及び植物蛋白(大豆
蛋白、小麦蛋白等)がそれぞれ単独又は組み合わされた
形で用いられている。
機能性という観点から見た場合、これら素材の共通した
特徴は保水性を有する点である。従って、これらの素材
を魚肉すり身に添加してカマポコ、揚げ蒲、竹輪などの
水産練製品を製造する場合は、ある程度加水を行いうろ
ことができるので、それだけ原料すシ身の使用量を減ら
すことができる。
しかしながら、このような利点がある反面、これらの素
材はそれぞれ以下のような欠点を有している。まず、澱
粉であるが、澱粉を用いる場合の欠点はその添加量の制
限にある。何故なら魚肉すり身に対して10%以上添加
すると、食感、歯ごたえの面でしなやかさをなくし、も
ろくなるからである。
また、冷蔵保存によシ老化が生じることも、添加量の制
限の一因となっている。
次に、小麦蛋白、大豆蛋白等の植物性蛋白を用いる場合
の欠点は、各々、質は異なるが異風味、異臭を有する点
があげられる。
また、これらの植物性蛋白を用いて製造した水産練製品
は明らかに色調が悪い。更には、硬さは賦与できるが、
水産練製品特有の食感が失なわれる。つまり、しなやか
な食感がなくなる、足の強さが低下する、もろくなる等
の欠点が生じるわけである。もちろん、従来よシ上記問
題点を解決すべき工夫がなされている。
例えば、脱脂大豆のアルコール処理(特開昭54−20
167.55−153582.55−88662.6O
−78561)、ガム質、多糖類の併用(特開昭53−
50360.53−86063)、エマルジョン系での
使用(特開昭53−88354.53−115850.
57−105164)などがみられる。
しかしながら、上記技術は色調の改良という点において
は十分な成果をあげているが、風味、食感の改良更には
添加量の制限という点においては不十分と言わざるを得
ない。
そこで、本発明者等は水分含量10i量チ以上の蛋白原
料をエクストルーダー処理(尚、このエクストルーダー
処理中もたえず水分含量10重量−以上に調整しておく
。)して得られた押出物を粉末死後魚肉すり身に添加、
混合するという技術を開発した。
この技術は優れた技術であシ、これによシ前述の色調、
風味、添加量の問題は解決できたわけであるが、しかし
、食感、特に水産練製品の足の強さという点に関しては
まだまだ改良の余地が残されている。
〈発明が解決しようとする課題〉 本発明の課題は色調、風味とも良好でしかも魚肉すシ身
に添加して水産練製品を製造した場合に優れた食感を賦
与することができる安価な水産練製品用蛋白食品素材の
製造法の提供である。
く課題を解決するための手段〉 本発明者等は上記課題を解決する為に、鋭意研究を重ね
た結果、水分台i10%以下の蛋白原料を加水すること
なく二軸エクストルーダー処理して得られる押出物を粉
末化することにより、上記課題が達成されることを見い
出し、本発明を完成するに至った。
即ち、本発明は、水分含量10ii%以下の蛋白原料を
加水することなく二軸エクストルーダー処理して得られ
る押出物を粉末化することを特徴とする水MR製品用蛋
白食品素材の製造法である。
以下に本発明の詳細な説明する。
本発明に使用される蛋白原料とは、分離された蛋白質ま
たは蛋白質と非屓白質との混合物のことを言う。
蛋白原料の蛋白はその起源に制約されることはないが、
普通、植物性蛋白を用いる。植物性蛋白としては油種種
子(大豆、落花生、綿実、なたね等及び全脂種子粉末ま
たはフレーク、及びその脱脂物ならびにそれよシ分離し
た蛋白または濃縮物)、穀物蛋白(小麦グルテン、コー
ングルテン、米蛋白等)が用いられる。これらの植物性
蛋白はそれぞれ単独で用いてもよいし、又、2つ以上組
み合せて用いてもよい。
しかし、好ましくは蛋白原料として大豆蛋白(尚、本明
細書においては大豆蛋白とは、大豆、全脂大豆粉、全脂
大豆フレーク、脱脂大豆、分離大豆蛋白及び濃縮大豆蛋
白を含むものとする。)を単独で又は大豆蛋白と小麦グ
ルテンを組み合せて用いればよい。また、大豆蛋白と小
麦グルテンを組み合せて用いる場合、その割合は特に制
限はないが好ましくは90:10〜50:50の重量比
率で用いるとよい。
本発明に係る大豆蛋白は上記のもの、即ち大豆、全脂大
豆粉、全脂大豆フレーク、脱脂大豆、分離大豆蛋白及び
濃縮大豆蛋白のいずれを用いてもよいが、色、風味にお
いて良好な製品を得る為に、水溶性窒素指数(以下、N
SIと記す)が50以上のものを用いるのが好ましい。
次に原料蛋白水分含量であるが、本発明は、蛋白質の分
子状態を剪断力によシ変化させ、魚肉蛋白との親和性を
保有させることにあるために、水の量を出来るだけ少な
くし、強い剪断力をかける方が有効である。
また、この点が本発明の大きな特徴でもある。
即ち、水分含量を10重量%以下、好ましくは4〜9!
[%以下に調整し、しかも、加水することなく二軸エク
ストルーダー処理すれば良い。
この操作は従来にない手法である。何故なら、蛋白原料
のエクストルーダー処理は、一般的には加水による調湿
によシ水分含量を10〜80q/b1好ましくは20〜
45重it%で行われており、10チ以下という低水分
系では、剪断力がかかシすぎ品温か上昇しすぎて、コr
つく為に従来全く検討されていなかったからである。
つ−まシ、本発明者等は、スクリュウ構成を工夫するこ
とにより初めて、水分含量10重量−以下という条件に
おいても適度な剪断力を与えることができたわけである
さて本発明で使用される二軸エクストルーダーは原料供
給口、バレル、スクリュウ、ダイ、スクリュウ駆動部か
ら構成される通常の二軸エクストルーダーを用いればよ
い。
さて、次に、2軸エクストルーダー内に投入された原料
は加圧、加熱下に処理される。この処理の操作条件とし
ては、グイヘッド、スクリュー構成1晶温などが大きな
因子としてあげられる@本発明の2軸工クストルーダー
処理条件は原料水分10重量%以下で、しかも加水しな
いという低水分系である為に従来よシ行なわれている蛋
白の組織化の条件とは異なる。
以下に本発明の2軸工クストルーダー処理条件を示す。
まず、ダイヘッドであるが、ダイヘッドの使用によシ過
度の剪断力がかかシ発熱が大きくなる為にグイヘッドは
取シはずしてエクストルーダー処理を行う必要がある。
次にスクリュー構成であるが、蛋白の組織化では一般に
使用されているリバーススクリューは過度に発熱する為
に使用できない。又、逆にフォワードスクリューだけで
は剪断力があまシかからない為、7オワードスクリユー
に、ニーディングディスク、リバースニーディングディ
スク、あるいはカットフライトスクリューを任意に組み
合わすと良い。
次に品温であるが、最高品温は7.0〜160℃に調節
すればよい。即ち、160℃以上においては、コダ臭、
ロースト臭が強くなシ、かっ色調も褐変反応により黄褐
色となシ好ましくない。また、70℃以下であれば原料
蛋白質が本来有する黄色、青豆臭が残り、また機能性も
改良されず、原料に近い品質しか示さない。又品温は剪
断力による内部発熱と、バレルの加熱温度によって調節
できる。
本発明のように品温70℃以上、160℃以下好ましく
は100℃以上150℃以下で、処理すると、蛋白原料
、特に大豆蛋白の有する黄色み青豆臭は改質され、黄色
みが減少し青豆臭は消失してしまう。かつ魚肉すり身へ
添加した場合本発明の技術ポイントである、魚肉たん白
の加熱グルに対するグル強度補強効果を発現するもので
ある。
特に、原料蛋白水分が10%以上のエクストルーダー処
理に比べ、本発明の10%以下ではよシ剪断がかかるた
め、得られた押出物の有するグル強度補強効果はよシ顕
著である。
このようにして、水分含[10%以下の蛋白原料を加水
することなく最高品温70〜160℃で2軸エクストル
ーダー処理された押出物は乾燥工程を経ずに粉砕するこ
とができるので、省エネルギー、省プロセスも可能であ
る。
粉砕手段についても特に制限はない。但し粒径が荒いと
魚肉たん白と混合したものにザラツキを感じるため、一
般的には200メツシュパス程度にまで細砕した方が好
ましい。もちろん200メツシュ以上でも問題はない。
このようにして得られた粉末物はこのままでも十分すぐ
れた蛋白食品素材であるが、さらに色調、風味的に高品
質のものを得るには、粉末化前又は粉末化後の処理物を
60重量−以上の含水アルコ−ルア常温もしくは70℃
以下で2分〜30分間浸透処理後、脱アルコール処理す
ればよい。
アルコール処理に関しては、前述のように特開昭54−
20167.55−15382などにみられるが、いず
れも脱脂大豆を直接、アルコール処理するものであるが
、この方法であると、含有たん白の収率が悪くなシ、か
つアルコールによる着色原因物質の除去も不十分である
。ところが本発明によるアルコール処理は、エクストル
ーダー処理物を対象とすることにより、簡単に着色原因
物質がアルコールにより除去されることが顕著な効果と
してあげられ、かつ収率も高いものであった。
さて、本発明に係る蛋白素材の魚肉すシ身への添加量は
、−数的に魚肉すシ身100重量部あた91〜20重量
部である。尚、本発明の蛋白素材の用途は主に水産練製
品であるが、それ以外でも例えば畜肉加工品、麺類、・
97等の製造にも十分利用することができる。
く効果〉 本発明の蛋白食品素材は色調、風味とも良好でしかも魚
肉すり身等の食品原料に添加して食品を製造した場合に
、優れた食感を賦与することができる。また、本発明の
蛋白食品素材は安価でしかも汎用性の有るものである。
〈実施例1〉 二軸型エクストルーダー(スクリュウ径50瓢、し勺(
・クレル長さ(jm)/スクリュウ径(隙) ) =1
8.9.6分割バレル)に脱脂大豆(水分含量6.54
NSI=60)を40 kV′hrの割合で定量供給し
た。水の供給はAは行なわず、Bは原料中の水分が30
%になるように定量的に供給した。
スクリーー構成はフィード部付近にニーディングディス
クを先端付近にリバースニーディングディスクを有する
スクリューを使用した。スクリュー回転数は250 r
prn、バレル加熱温度は最高品温が130℃になるよ
うKした。
ダイヘッドはAはエクストルーダーから取シはずし使用
せず、又Bは2大の7■φの丸ダイを使用した。このよ
うにして得られたものをAは粉末後、Bは乾燥、粉末後
表−1の配合により、かまぼこを試作した。なお押出物
無添加をコントロールとした。
表−1 単位はg このように製造したかま11この食感(かたさ、あしの
強さ)、色調、風味につbて訓練された10名のi’l
?ネルによシ官能評価を行った。結果は表−2に示した
表−2 以上の結果より、特に原料水分10チ以下でエクストル
ーダー処理した押出物の添加によシ、非常に食感、色調
のすぐれたかまぼこを得ることが出来た。
〈実施例2〉 実施例1と同様の2軸エクストルーダーを用い脱脂大豆
(水分6.5%、N5I=90)をそれぞれ最高品温を
80℃、100℃、120℃、140℃、160℃、1
80℃になるようにバレル加熱温度を調整し、二軸エク
ストルーダー処理をした。
なお、その他の処理条件は実施例1のAの条件と同じと
した。
こうして得られた押出物を表−3の配合にて揚げがまを
試作した。コントロールは押出物無添加とした。このよ
うにして試作した揚げがまを訓練された10名のパネル
によシ評価した。結果は表−4に示した。
表−3 単位;I 表−4 ((転)◎:コントロールljL好 0:コントロールと同じ Δ:コントロールと比較するとやや悪い×:コントロー
ルと比較すると悪い 以上の結果よシ品温を80℃〜160℃、特に100〜
140℃で2軸エクストルーダー処理した押出物の添加
により非常に食感、色調にすぐれたかまぼこを得ること
が分った。
〈実施例3〉 実施例1と同様の2軸エクストルーダーを用い脱脂大豆
(水分6.5 % Ns■s o )に対し各比率にお
いて、小麦グルテン(商品名「AグルーSSJグリコ栄
養食品(創製水分6.0チ)を添加し、40 kVhr
で定量供給した。
実施例1のAと同じ方法により2軸エクストルーダー処
理して得られた押出物についてかまぼこへの利用評価を
行った。結果は表−5に示したが小麦グルテン25チの
配合で良好な結果を示した。
尚、かまぼこの試作時の各原料の配合は表−1に従い、
コントロールは押出物無添加とした。
表づ (ω評価は訓練された10名の・ぐネルによるコントロ
ールとの比較で行った。
◎:コントロールより良好 ○ニコントロールと1司等 Δ:コントロールに比較してやや悪い ×:コントロールに比較して悪い 〈実施例4〉 実施例1のAと2等分し一方を75%含水エタノール中
に10分、浸透した。この後、エタノールを除去し乾燥
後粉末とし、たん白製品を得た。
実施例1に記載のかまぼこ試作要領に従って試作し10
名の訓練された/?ネルによシ評価した。結果を表−6
に示したがエタノール浸透により、色調、風味の改善が
認められた。尚、コントロールは2軸エクストルーダー
処理物無添加のものを用いた。
表−6

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)水分含量10重量%以下の蛋白原料を加水するこ
    となく二軸エクストルーダー処理して得られた押出物を
    粉末化することを特徴とする水産練製品用蛋白食品素材
    の製造法。
  2. (2)押出物が、粉末化前、又は粉末化後に含水アルコ
    ールにて浸透処理されることを特徴とする請求項(1)
    記載の製造法。
JP63033506A 1988-02-16 1988-02-16 水産練製品用蛋白食品素材の製造法 Pending JPH01206974A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH01235547A (ja) * 1988-03-16 1989-09-20 Nippon Shinyaku Co Ltd 食品の製造法
KR100856904B1 (ko) * 2007-05-04 2008-09-05 주식회사농심 건조된 어육연제품의 제조 방법
JP2009537178A (ja) * 2006-05-19 2009-10-29 ソレイ リミテッド ライアビリティ カンパニー タンパク質組成物並びに再構成肉製品及び食品におけるその使用
CN103622074A (zh) * 2013-11-15 2014-03-12 福建安井食品股份有限公司 一种挤压重组低值鱼肉蛋白的加工方法

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