JPH01203488A - 密封用パッキン - Google Patents

密封用パッキン

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JPH01203488A
JPH01203488A JP2758088A JP2758088A JPH01203488A JP H01203488 A JPH01203488 A JP H01203488A JP 2758088 A JP2758088 A JP 2758088A JP 2758088 A JP2758088 A JP 2758088A JP H01203488 A JPH01203488 A JP H01203488A
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weight
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ethylene
sealing
propylene copolymer
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Shunei Kurosawa
黒澤 俊英
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、密封用パツキンに関する。更に詳しくは、エ
チレングリコールを主体とする不凍液またはブレーキ液
などのシール対象液に対して安定した密封効果を有する
密封用パツキンに関する。
〔従来の技術〕
エチレングリコール類を主体とする不凍液やブレーキ液
などに対しては、従来SBR、エチレン・プロピレン系
共重合ゴム(EPDM)、シリコーンゴムなどがパツキ
ン材料として使用されており、環境温度によって使い分
けられている。即ち、一般的には常温付近ではSBRが
、約50〜100℃の範囲を目安にエチレン・プロピレ
ン系共重合ゴムが、またそれ以上の温度ではシリコーン
ゴムがパツキン材料として用いられている。
ところで、不凍液、ブレーキ液などの使用される環境温
度が最近上昇し、パツキン材の使用限界で使用されるケ
ースがでてきている。その上、回転用の密封用パツキン
は、そのシール面が摺動するため環境温度は更に上昇し
、その結果パツキン材に変質が生じ、種々の不具合がみ
られようになっている。即ち、SBR製のパツキン材に
ついては、ゴムの硬化による変質が生じ、パツキン材と
しての形状を保持しているものの、次第にゴムの柔軟性
を失うようになる。このようなSBHの変質は、シール
液の洩れを生じさせる。また、シリコーンゴムについて
は、このような欠点はみられないものの、高価であると
いう問題がある。
〔発明が解決しようとする課題〕
密封用パツキン材料として、EPDMは120℃でかな
りの長時間(約1000時間程度)硬化もなく、安定で
あることが従来から知られている。また、エチレングリ
コールを主体とする不凍液やブレーキ液などに対して浸
漬したとき、これらの液による膨潤が少ないため、これ
らのシール液との接触個所に用いられる密封用パツキン
のゴム材料として採用することを積極的に検討した。そ
の結果は、これらのシール液中に完全に浸漬した場合お
よび空気中で使用した場合には、十分なる耐性のあるこ
とが確認された。
しかしながら、実際上の問題として、密封用パツキンは
シール液中および空気中に半分づつおかれるといった環
境条件下で使用される場合があり、この場合シール液と
空気との境界面にあるパツキン材は、個々の雰囲気中で
の結果と同様に良好な耐性を示すことが予想されたにも
かかわらず、実際にはEPDMがパツキン材としての形
状を損う程度に迄溶解してしまうような変質を生ずるこ
とが判明した。
EPDMは、変質を防止するために各種の安定剤などが
配合され、かなりの熱安定性の向上を図ることができる
が、このような組成物についても、上述した環境条件下
でのパツキン材の溶解を防止することはできなかった。
かかる経緯に鑑み、このような環境条件下での溶解を防
止し得るEPDM製パツキン材を得る目的で種々の検討
を重ねた結果、全く予期し得ないことに EPDMより
耐熱性に劣るSBRをそこに他の配合剤と共に配合する
ことにより、かかる課題が効果的に解決されることを見
出した。
〔課題を解決するための手段〕
従って、本発明はエチレングリコールを主体とするシー
ル対象液接触個所に用いられる密封用パツキンに係り、
この密封用パツキンは、エチレン・プロピレン系共重合
ゴム100重量部に対しSBR1〜20重量部、老化防
止剤3〜8重量部、金属酸化物3〜15重量部および加
硫剤を配合した配合物の加硫成形品よりなる。
エチレン・プロピレン系共重合ゴムとしては、エチレン
・プロピレン共重合ゴム(EPM)も用いられるが、一
般にはジエン成分としてエチリデンノルボルネン、1,
4−へキサジエン、ジシクロペンタジェンなどが用いら
れたエチレン・プロピレン・ジエン3元共重合体(EP
DM)であって、ヨウ素化が約20以上のものが用いら
れる。
かかるエチレン・プロピレン系共重合ゴムに対′ して
、それの100重量部当りSBRが1〜20重量部の割
合で配合される。これ以下の配合割合では、本発明の目
的とする効果が得られず、一方これ以上の割合で用いる
と、ゴムの硬化が生ずるようになり、また溶解はないも
ののSBHの性質が強くなり望ましくない、好ましい配
合割合は、物性との兼ね合いで1〜5重量部であるが、
ブレーキ液の場合には10〜20重量部用いることが好
ましい。
老化防止剤としては、一般的にEPDHに対して用いら
れているメルカプトベンゾイミダゾリン系のものは分子
量が小さく、エチレングリコール系のシール液により加
硫ゴム中から抽出されてしまい、その作用が失われるこ
とがあり好ましくないので、この場合にはポリマライズ
ド(2,2,4−トリメチル−1,2−ジハイドロキノ
リン)などの高分子量物の使用が望ましい。また、老化
防止剤は、一般にEPDHに対して0.5〜2重量部程
度用いられているが、本発明の目的に対しては3〜10
重量部用いる必要がある。これ以上用いた場合には、コ
ストの上昇を招くばかりではなく、物性(引張強さ、伸
び)の低下がみられるようになるので好ましくない。
更に、EPDHの耐熱性向上剤として用いられている酸
化マグネシウム、酸化亜鉛、酸化カドミウムなどの金属
酸化物が、EPDM 100重量部に対して3〜15重
量部、好ましくは5〜lO重量部添加され、耐熱性を向
上させる作用を行なう、これ以上の割合で金属酸化物が
用いられると、粘着がみられるなどロール加工性が損わ
れるようになる。
加硫剤としては、イオウなとも用いることができるが、
一般には有機過酸化物、例えば第3ブチルヒドロペルオ
キシド、クメンヒドロペルオキシド、ジ第3ブチルペル
オキシド、第3プチルクミルペルオキシド、ジクミルペ
ルオキシド、2,5−ジメチル−2,5−ジ(第3ブチ
ルペルオキシ)ヘキサン、2゜5−ジメチル−2,5−
ジ(第3ブチルペルオキシ)ヘキシン−3,1,3−ビ
ス(第3ブチルペルオキシイソプロビル)ベンゼン、1
,1−ビス(第3ブチルペルオキシ)−3゜3.5−ト
リメチルシクロヘキサン、n−ブチル−4,4−ビス(
第3ブチルペルオキシ)バレレート、ベンゾイルペルオ
キシド、2,4−ジクロロベンゾイルペルオキシド、第
3ブチルペルオキシベンゾエート、第3ブチルペルオキ
シイソプロピルカーボネートなどが用いられる。
これらの有機過酸化物は、ゴム成分100重量部当り、
有効官能基数が1のものを使用する場合には0.2〜4
重量部、好ましくは1〜3重量部の割合で、また有効官
能基数が2のものを使用する場合には0.1〜2重量部
、好ましくは0.5〜1.5重量部の割合で用いられる
配合物中には1以上の各成分以外に、トリアリルシアヌ
レート、トリアリルイソシアヌレート、ジビニルベンゼ
ンなどの加硫助剤、プロセスオイル、パラフィン系オイ
ルなどの軟化剤、カーボンブラック、乾式シリカ、湿式
シリカなどの補強剤。
炭酸カルシウム、クレーなどの増量剤などを必要に応じ
て配合することができる。
各配合成分の混合は、バンバリーミキサ−、オープンロ
ールなどを用い、まずEPDMを素練りしだ後SBRを
添加混合し、次いで金属酸化物、老化防止剤、補強剤、
増量剤などの粉体、最後に軟化剤、加硫剤、加硫助剤な
どを添加し、混合することによって行われる。このよう
にして調製された配合物は、一般に約150〜170℃
、約50〜200Kgf/cj、約20〜40分間の条
件下で加硫成形される。
〔発明の効果〕
本発明に係る密封用パツキンは、エチレングリコールを
主体とする、不凍液、ブレーキ液などのシール対象液中
に半分浸漬させたとき、老化防止剤を配合して耐熱性を
改善したEPDM単体製のパツキン材においては、12
0℃、300時間の浸漬で空気との境界面での溶解がみ
られたのに対し、EPDHにSBRをブレンドしたブレ
ンド体から製造されたパツキン材は、120℃、100
0時間の浸漬でも境界面に溶解がみられないという顕著
な効果が奏せられる。
〔実施例〕 次に、実施例について本発明を説明する。
比較例1〜3 EPDM (住人化学製品ニスプレン201)    
    80重量部EPDM(住人化学製品ニスプレン
607F)        40乾式シリカ(日本シリ
カ製品ニブシルVN3)     30カーボンブラツ
ク(東海カーボン製品ジーストS)[比較例1]30 砒較例2〜3]40 老化防止剤(メルカプトベンゾイミダゾリン)[比較例
1〜2]4 砒較例3]8 汎較例1〜2]1 [比較例3]2 酸化亜鉛                   5ス
テアリン酸                  lポ
リエチレングリコール(関東化学製品PEG−4000
)  2トリアリルイソシアヌレート        
   2ジクミルペルオキシド(日本油脂製品パークミ
ルD)  3以上の耐熱性配合処方の配合物を金属製圧
縮成形型に入れ、油圧式加熱加圧成形機を用い、170
℃、150Kgf/aJ、20分間の条件下で加硫成形
した。
得られた加硫成形品について、常態値、加熱老化試験(
150℃、10日間加熱後の常態値変化)およびエチレ
ングリコール主体ブレーキ油浸漬試験(120℃の8産
ブレーキ油中にテストピースを半分浸漬したときの境界
面の外観により判断)をそれぞれ行ない、次の表1に示
されるような結果を得た。
(以下余白) 表1 実施例1.比較例4〜5 EPDM田本合成ゴム製品65X)         
  100重量部FEFカーボンブラック      
        3゜乾式シリカにプシルVN3)  
           30ステアリン酸      
            l[実施例1.比較例4]4 [比較例5]2 SBR(日本合成ゴム製品5BR1503)   [実
施例のみ1 1G酸化亜鉛             
      5ジクミルペルオキシド(パークミルD)
        2以上の配合物について、比較例1〜
3と同様に加硫成形し、加硫成形品について、常態値お
よびブレーキ油浸漬試験を行ない1次の表2に示される
ような結果を得た。
表2 一例−」防御L −幽箭u−」鎗研1 硬さ    (JIS A)        65  
     65       65引張強さ  (Kd
/αf)       110      135  
    105伸び     α)      600
     550     580劾■2、贈物6〜1
1 EPDM(日本合成ゴム製品EP33)       
       100重量部ステアリン酸      
               l5RFカーボンブラ
ツク                 30乾式シリ
カにプシノIt/VIl13)           
     30可塑剤(出光石油化学製品PW−380
)            10ジクミルペルオキシド
(バークミノI、D)            2以上
の各配合成分に加え、次の表3に示される酸化亜鉛、酸
化マグネシウム、老化防止剤(ポリマライズド2,2.
4−トリメチル−1,2−ジハイドロキノリン)および
5BR(SBR1503)の所定量(重量部)を添加し
、比較例1〜3と同様に加硫成形した。
得られた加硫成形品について、100%および300%
モジュラスを加えた常態値ならびに前記と同様のブレー
キ油浸漬試験を行なった。得られた結果は、次の表3に
示される。
(以下余白)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1、エチレン・プロピレン系共重合ゴム100重量部に
    SBR1〜20重量部、老化防止剤3〜10重量部、金
    属酸化物3〜15重量部および加硫剤を配合した配合物
    の加硫成形品よりなる、エチレングリコールを主体とす
    るシール対象液接触個所に用いられる密封用パッキン。
JP63027580A 1988-02-10 1988-02-10 密封用パッキン Expired - Lifetime JP2550636B2 (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH04168135A (ja) * 1990-10-31 1992-06-16 Toyoda Gosei Co Ltd エチレンプロピレンゴム配合物
KR102478032B1 (ko) * 2022-05-11 2022-12-16 주식회사 코팅코리아 수도용 피복강관의 수밀 연결구조

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPH04168135A (ja) * 1990-10-31 1992-06-16 Toyoda Gosei Co Ltd エチレンプロピレンゴム配合物
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