JPH01203485A - 粘着剤組成物 - Google Patents
粘着剤組成物Info
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- JPH01203485A JPH01203485A JP2686488A JP2686488A JPH01203485A JP H01203485 A JPH01203485 A JP H01203485A JP 2686488 A JP2686488 A JP 2686488A JP 2686488 A JP2686488 A JP 2686488A JP H01203485 A JPH01203485 A JP H01203485A
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Landscapes
- Adhesives Or Adhesive Processes (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
(産業上の利用分野)
本発明は、家庭日用品としての粘着テープ、ラベルの外
、医療用としての口腔用医療テープ、皮膚に貼付ける消
炎、鎮痛用パップ剤等に用いる粘着剤組成物であって、
水溶性にして且つ当然のことながら人体の皮膚に対して
は熱論のこと体内に入っても安全な粘着剤組成物に関す
る。
、医療用としての口腔用医療テープ、皮膚に貼付ける消
炎、鎮痛用パップ剤等に用いる粘着剤組成物であって、
水溶性にして且つ当然のことながら人体の皮膚に対して
は熱論のこと体内に入っても安全な粘着剤組成物に関す
る。
(従来の技術)
従来、家庭日用品、産業用品等としての粘着テープ、ラ
ベル等に用いられている粘着剤は、主として天然ゴム系
粘着剤と合成ゴム系粘着剤であるが、その何れのものに
も、石油系の樹脂や低分子有機化合物等が含まれていて
、例えば乳幼児が誤って口にした場合の安全性は考慮さ
れていない。
ベル等に用いられている粘着剤は、主として天然ゴム系
粘着剤と合成ゴム系粘着剤であるが、その何れのものに
も、石油系の樹脂や低分子有機化合物等が含まれていて
、例えば乳幼児が誤って口にした場合の安全性は考慮さ
れていない。
近時、これらの要件を満たす技術として、プルランのよ
うな親水性高分子物質に、粘着性や可塑性を付与する物
質としてグリセリンを主体としたものを配合した親水性
の粘着剤組成物が提案されている。
うな親水性高分子物質に、粘着性や可塑性を付与する物
質としてグリセリンを主体としたものを配合した親水性
の粘着剤組成物が提案されている。
(本発明が解決しようとする課題)
しかしながら、叙上の従来技術の場合、例えば粘着テー
プの粘着剤に使用した場合、該粘着テープの製造直後は
、粘着テープに必要とされる粘着力、タック、保持力等
の物性はそれぞれ充分な値を維持しているが、グリセリ
ンが高い吸湿性を有するため、経時により徐々に空気中
の水分を吸収し、上記粘着力、タック、保持力等の物性
が低下する。従ってこの親水性の粘着剤組成物を用いた
粘着テープやラベルは、その基材背面に剥離材や剥離紙
を設けて巻重体としたり、剥離紙に粘着剤層を内側にし
て多数張りつけた形の製品としたとき、使用に際して基
材背面に糊残りを生じたり、巻重体の側面等に糊のじみ
だしを生じたりして実際の使用に耐えうる製品とはなり
難い。
プの粘着剤に使用した場合、該粘着テープの製造直後は
、粘着テープに必要とされる粘着力、タック、保持力等
の物性はそれぞれ充分な値を維持しているが、グリセリ
ンが高い吸湿性を有するため、経時により徐々に空気中
の水分を吸収し、上記粘着力、タック、保持力等の物性
が低下する。従ってこの親水性の粘着剤組成物を用いた
粘着テープやラベルは、その基材背面に剥離材や剥離紙
を設けて巻重体としたり、剥離紙に粘着剤層を内側にし
て多数張りつけた形の製品としたとき、使用に際して基
材背面に糊残りを生じたり、巻重体の側面等に糊のじみ
だしを生じたりして実際の使用に耐えうる製品とはなり
難い。
本発明は、叙上の従来技術の課題を解決し、粘着剤の経
時による粘着力、タック、保持力等の物性低下の無い品
質の安定した粘着剤組成物であって、水溶性にして且つ
人体の皮膚に対しては無論のこと体内に入っても安全な
粘着剤組成物を提供することを目的とするものである。
時による粘着力、タック、保持力等の物性低下の無い品
質の安定した粘着剤組成物であって、水溶性にして且つ
人体の皮膚に対しては無論のこと体内に入っても安全な
粘着剤組成物を提供することを目的とするものである。
(課題を解決する為の手段)
本発明の要旨は、天然もしくは合成の親水性高分子物質
に、食品用界面活性剤を配合してなることを特徴とする
粘着剤組成物にある。
に、食品用界面活性剤を配合してなることを特徴とする
粘着剤組成物にある。
本発明でいう天然もしくは合成の親水性高分子物質とし
ては、天然多糖類に属するプルランや、カゼイン、デキ
ストリン等の天然高分子物質、ポリアクリル酸ナトリウ
ム等の合成高分子物質が挙げられ、これらの親水性高分
子物質は人体の皮膚に対しては無論のこと体内に入って
も安全なものであって、而も後述する食品用界面活性剤
の添加量も少なくて済む。
ては、天然多糖類に属するプルランや、カゼイン、デキ
ストリン等の天然高分子物質、ポリアクリル酸ナトリウ
ム等の合成高分子物質が挙げられ、これらの親水性高分
子物質は人体の皮膚に対しては無論のこと体内に入って
も安全なものであって、而も後述する食品用界面活性剤
の添加量も少なくて済む。
本発明に於いて用いる食品用界面活性剤としては、蔗糖
脂肪酸エステル、グリセリン脂肪酸エステル等が好適で
ある。
脂肪酸エステル、グリセリン脂肪酸エステル等が好適で
ある。
又、本発明においては、親水性高分子物質と上記食品用
界面活性剤との組み合わせ並びに配合比は、用途、要求
される品質特性に合わせて適宜選択され得るが、本発明
者の実験によれば、最も好物性が得られる組み合わせは
、ポリアクリル酸ナトリウムと高HLBを有する蔗糖脂
肪酸エステルとの組み合わせであり、両者の配合比はポ
リアクリル酸ナトリウム100重量部に対し、蔗糖脂肪
酸エステル1〜200重量部、好ましくは5〜100重
量部とするのが好ましい。5重量部未満では組成物は充
分な可塑性が具備されないで固いフィルム状を呈し、粘
着力に乏しく、又逆に100重量部を越えると、組成物
が柔らかいものとなり、凝集力に欠けそのために接着力
、保持力に乏しいものしか得られない。
界面活性剤との組み合わせ並びに配合比は、用途、要求
される品質特性に合わせて適宜選択され得るが、本発明
者の実験によれば、最も好物性が得られる組み合わせは
、ポリアクリル酸ナトリウムと高HLBを有する蔗糖脂
肪酸エステルとの組み合わせであり、両者の配合比はポ
リアクリル酸ナトリウム100重量部に対し、蔗糖脂肪
酸エステル1〜200重量部、好ましくは5〜100重
量部とするのが好ましい。5重量部未満では組成物は充
分な可塑性が具備されないで固いフィルム状を呈し、粘
着力に乏しく、又逆に100重量部を越えると、組成物
が柔らかいものとなり、凝集力に欠けそのために接着力
、保持力に乏しいものしか得られない。
本発明においては、天然もしくは合成の親水性高分子物
質と、食品用界面活性剤を主材とするが、これらの他に
用途に応じて例えば医療用としての口腔用医療テープ、
皮膚に貼付ける消炎、鎮痛用パップ剤等に用いる場合は
、適当な薬剤、ゴキブリ取り用に用いる場合は、誘引剤
や好物となる食料の微粉末等を混入するのは任意である
。
質と、食品用界面活性剤を主材とするが、これらの他に
用途に応じて例えば医療用としての口腔用医療テープ、
皮膚に貼付ける消炎、鎮痛用パップ剤等に用いる場合は
、適当な薬剤、ゴキブリ取り用に用いる場合は、誘引剤
や好物となる食料の微粉末等を混入するのは任意である
。
又、本発明に於いて粘着性や可塑性を向上させる為に、
グリセリンを差し支えの無い範囲内で添加するのも任意
である。
グリセリンを差し支えの無い範囲内で添加するのも任意
である。
(作用)
本発明は、天然もしくは合成の親水性高分子物質に、食
品用界面活性剤を配合してなることを特徴とする粘着剤
組成物であるから、高い吸湿性を有するグリセリンを粘
着性や可塑性付与物質として用いない為、粘着剤層が経
時により徐々に空気中の水分を吸収し、粘着力、タック
、保持力等の物性が低下するということがない。
品用界面活性剤を配合してなることを特徴とする粘着剤
組成物であるから、高い吸湿性を有するグリセリンを粘
着性や可塑性付与物質として用いない為、粘着剤層が経
時により徐々に空気中の水分を吸収し、粘着力、タック
、保持力等の物性が低下するということがない。
(実施例)
以下に実施例及び比較例を列挙する。
実施例1゜
親水性高分子物質として、ポリアクリル酸ナトリウム(
東亜合成化学社製、商品名ニアロンA−20)の18%
水溶液100重量部に、食品用界面活性剤として、蔗糖
脂肪酸エステルの一種である蔗糖ラウリン酸エステル(
三菱化成食品社製、商品名:LWA−1570)40重
量部とエタノール4重量部と水56重量部とからなる水
溶液5重量部を配合してなる粘着剤組成物を、厚さが9
0ミクロンの合成紙の片面に乾燥糊厚が30ミクロンに
なるように塗布し乾燥して、23°C165%RHの恒
温、恒温の条件下で20分間放置し、試料を作成。
東亜合成化学社製、商品名ニアロンA−20)の18%
水溶液100重量部に、食品用界面活性剤として、蔗糖
脂肪酸エステルの一種である蔗糖ラウリン酸エステル(
三菱化成食品社製、商品名:LWA−1570)40重
量部とエタノール4重量部と水56重量部とからなる水
溶液5重量部を配合してなる粘着剤組成物を、厚さが9
0ミクロンの合成紙の片面に乾燥糊厚が30ミクロンに
なるように塗布し乾燥して、23°C165%RHの恒
温、恒温の条件下で20分間放置し、試料を作成。
実施例2゜
蔗糖ラウリン酸エステルとエタノールと水との混合水溶
液を、10重量部用いた以外は実施例1と同様にして試
料を作成。
液を、10重量部用いた以外は実施例1と同様にして試
料を作成。
実施例3゜
蔗糖ラウリン酸エステルとエタノールと水との混合水溶
液を、20重量部用いた以外は実施例1と同様にして試
料を作成。
液を、20重量部用いた以外は実施例1と同様にして試
料を作成。
実施例4゜
蔗糖ラウリン酸エステルとエタノールと水との混合水溶
液を、30重量部用いた以外は実施例1と同様にして試
料を作成。
液を、30重量部用いた以外は実施例1と同様にして試
料を作成。
実施例5゜
蔗糖ラウリン酸エステルとエタノールと水との混合水溶
液を、40重量部用いた以外は実施例1と同様にして試
料を作成。
液を、40重量部用いた以外は実施例1と同様にして試
料を作成。
比較例1゜
粘着性、可塑性を付与する物質として、蔗糖脂肪酸エス
テルの代わりに、グリセリン10重量部を用いた以外は
実施例1と同様にして試料を作成。
テルの代わりに、グリセリン10重量部を用いた以外は
実施例1と同様にして試料を作成。
比較例2゜
粘着性、可塑性を付与する物質として、蔗糖脂肪酸エス
テルの代わりに、グリセリン20重量部を用いた以外は
実施例1と同様にして試料を作成。
テルの代わりに、グリセリン20重量部を用いた以外は
実施例1と同様にして試料を作成。
比較例3゜
粘着性、可塑性を付与する物質として、蔗糖脂肪酸エス
テルの代わりに、グリセリン30重量部を用いた以外は
実施例1と同様にして試料を作成。
テルの代わりに、グリセリン30重量部を用いた以外は
実施例1と同様にして試料を作成。
比較例4゜
粘着性、可塑性を付与する物質として、蔗糖脂肪酸エス
テルの代わりに、グリセリン40重量部を用いた以外は
実施例1と同様にして試料を作成。
テルの代わりに、グリセリン40重量部を用いた以外は
実施例1と同様にして試料を作成。
比較例5゜
粘着性、可塑性を付与する物質として、蔗糖脂肪酸エス
テルの代わりに、グリセリン50重量部を用いた以外は
実施例1と同様にして試料を作成。
テルの代わりに、グリセリン50重量部を用いた以外は
実施例1と同様にして試料を作成。
以上の各実施例及び各比較例で得た試料について、乾燥
直後に於けるSP粘着力の測定と破壊試験を実施し、そ
の測定値及び試験結果を表1に示す。更に、実施例及び
比較例の中で最も高い粘着力を示した実施例4と比較例
3について、試料作成時と同じ23゛C365%RHの
恒温、恒温の条件下で5日間及び10日間放置したもの
についてもSP粘着力の測定と破壊試験を実施し、その
測定値及び試験結果を表2に示す。
直後に於けるSP粘着力の測定と破壊試験を実施し、そ
の測定値及び試験結果を表1に示す。更に、実施例及び
比較例の中で最も高い粘着力を示した実施例4と比較例
3について、試料作成時と同じ23゛C365%RHの
恒温、恒温の条件下で5日間及び10日間放置したもの
についてもSP粘着力の測定と破壊試験を実施し、その
測定値及び試験結果を表2に示す。
表1
表2
(以下空白)
注)上表に於ける破壊試験で、O印は界面剥離をしたも
の。X印は凝集破壊をしたものである。
の。X印は凝集破壊をしたものである。
(効果)
本発明は、天然もしくは合成の親水性高分子物質に、食
品用界面活性剤を配合してなることを特徴とする粘着剤
組成物であるから、高い吸湿性を有するグリセリンを粘
着性や可塑性付与物質として用いない為、粘着剤層が経
時により徐々に空気中の水分を吸収し、粘着力、タック
、保持力等の物性が低下するということがない。従って
、その基材背面に剥離材や剥離紙を設けて巻重体とした
り、剥離紙に粘着剤層を内側にして多数張りつけた形の
製品としたとき、使用に際して基材背面に糊残りを生じ
たり、巻重体の側面等製品の周縁に糊のじみだしを生じ
たりすることが無く、充分実際の使用に耐えうる製品と
なしうる。
品用界面活性剤を配合してなることを特徴とする粘着剤
組成物であるから、高い吸湿性を有するグリセリンを粘
着性や可塑性付与物質として用いない為、粘着剤層が経
時により徐々に空気中の水分を吸収し、粘着力、タック
、保持力等の物性が低下するということがない。従って
、その基材背面に剥離材や剥離紙を設けて巻重体とした
り、剥離紙に粘着剤層を内側にして多数張りつけた形の
製品としたとき、使用に際して基材背面に糊残りを生じ
たり、巻重体の側面等製品の周縁に糊のじみだしを生じ
たりすることが無く、充分実際の使用に耐えうる製品と
なしうる。
(以下空白)
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1、天然もしくは合成の親水性高分子物質に、食品用界
面活性剤を配合してなることを特徴とする粘着剤組成物
。 2、食品用界面活性剤が、蔗糖脂肪酸エステル及びグリ
セリン脂肪酸エステルである請求項1記載の粘着剤組成
物。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2686488A JPH01203485A (ja) | 1988-02-08 | 1988-02-08 | 粘着剤組成物 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2686488A JPH01203485A (ja) | 1988-02-08 | 1988-02-08 | 粘着剤組成物 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH01203485A true JPH01203485A (ja) | 1989-08-16 |
Family
ID=12205154
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2686488A Pending JPH01203485A (ja) | 1988-02-08 | 1988-02-08 | 粘着剤組成物 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH01203485A (ja) |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS61246239A (ja) * | 1985-04-25 | 1986-11-01 | Nichiban Co Ltd | 粘着性組成物 |
-
1988
- 1988-02-08 JP JP2686488A patent/JPH01203485A/ja active Pending
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS61246239A (ja) * | 1985-04-25 | 1986-11-01 | Nichiban Co Ltd | 粘着性組成物 |
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