JPH012021A - 光偏向装置 - Google Patents

光偏向装置

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JPH012021A
JPH012021A JP62-158610A JP15861087A JPH012021A JP H012021 A JPH012021 A JP H012021A JP 15861087 A JP15861087 A JP 15861087A JP H012021 A JPH012021 A JP H012021A
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surface acoustic
acoustic wave
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optical waveguide
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正美 羽鳥
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富士写真フイルム株式会社
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、光導波路に表面弾性波を発生させ、この表面
弾性波の回折作用によって導波光を偏向させるようにし
た光偏向装置、特に詳細には上述のようにして偏向させ
た導波光を合成することにより、広偏向角範囲が得られ
るようにした光偏向装置に関するものである。
(従来の技術) 従来より例えば特開昭61−183626号公報に示さ
れるように、表面弾性波が伝播可能な材料から形成され
た光導波路に光を入射させ、この光導波路内を進行する
導波光と交わる方向に表面弾性波を発生させて該表面弾
性波によって導波光をブラッグ回折させ、そして上記表
面弾性波の周波数を連続的に変化させることにより導波
光の回折角(偏向角)を連続的に変化させるようにした
光偏向装置が公知となっている。このような光偏向装置
は、例えばガルバノメータミラーやポリゴンミラー等の
機械式光偏向器や、EOD (電気光学光偏向器)やA
OD (音響光学光偏向器)等の光偏向素子を用いる光
偏向器に比べると、小形軽量化が可能で、また機械的動
作部分を持たないので信頼性も高い、といった特長を有
している。
(発明が解決しようとする問題点) ところが上述のような光偏向装置には、偏向角を大きく
とることが困難であるという問題がある。
つまりこの光導波路を用いた光偏向装置においては、光
偏向角は表面弾性波の周波数にほぼ比例するので、大き
な偏向角を得ようとすれば必然的に表面弾性波の周波数
を極めて高い値まで変化させることが必要となる。また
このように表面弾性波の周波数を広い帯域に亘って変化
させるのみならず、ブラッグ条件を満たすために、表面
弾性波の進行方向を連続的に変化(ステアリング)させ
て導波光の表面弾性波への入射角を制御する必要がある
上記のような要求に応えるため、例えば前記特開昭61
−183826号公報にも示されるように、互いに異な
る帯域で周波数が変化する表面弾性波を発生する複数の
交叉くし形電極対(IDT:InterD 1g1ta
l  T ransducer )をそれぞれ表面弾性
波発生方向が異なるように配置し、各IDTをスイッチ
ング作動させるようにした光偏向装置が提案されている
しかし上記構成の光偏向装置は、各IDTが発する表面
弾性波のクロスオーバー周波数を中心にして回折効率が
落ち込むので、偏向された光ビームの光量が、偏向角に
応じて変動してしまうという問題が生じる。
また上記の構成にしても、結局偏向角の高い部分を受は
持つIDTは、極めて高い周波数の表面弾性波を発生し
つるように構成されなければならない。以下、この点に
ついて、具体例を挙げて説明する。表面弾性波の進行方
向に対する導波光の入射角をθとすると、表面弾性波と
導波光との音響光学相互作用による導波光の偏向角δは
、δ−20である。そして導波光の波長、実効屈折率を
λ、Neとし、表面弾性波の波長、周波数、速度をそれ
ぞれAsfsvとすれば、 2θ−2sin’(λ/2Ne −A)=シピλ/Ne
争Δ 一λ・ f/Ne −■・・・・・・(1)である。し
たがって偏向角範囲Δ(2θ)は、△(2θ)−Δf・
λ/Ne−■ となる。ここで例えばλ−0,78μ77L、、Ne 
−2,2、v = 3500771/ sとして偏向角
範囲Δ(2θ)−100を得ようとすれば、表面弾性波
の周波数範囲すなわちIDTに印加する高周波の周波数
帯域△f = 1.72 GHzが必要となる。この周
波数帯域を、2次回折光の影響を受けないように1オク
ターブとすれば、中心周波数fo = 2.57 GH
z 。
最大周波数fz = 3.43 GHzとなる。この最
大周波数f2を得るIDTの周期A −1,02uTr
Lとなり、IDT電極指の線幅W−A/4−0.255
μmとなる。
IDTを形成する技術として一般的なフォトリソ法、電
子ビーム描画法においては、現在のところ線幅限界がそ
れぞれ0,8μm、0.5μm程度であり、したがって
上記のように極めて小さい線幅を有するIDTは実現困
難である。またこのように精細なIDTが将来形成でき
たとしても、3.43GHz程度の高周波を生成するド
ライバーは、製造困難でかつ極めて高価なものとなるし
、このように精細なIDTには高電圧を印加することが
難しくなる。さらに、上記のように表面弾性波の周波数
を高めれば、当然その波長が短くなるので該表面弾性波
が光導波路に吸収されやすくなり、回折効率が低下する
ことになる。
一方文献I E E E  T ransactlon
s on  C1rcuits  and  Syst
ems、 vol 、  CAS −26,No。
12、  p1072 [Gulded −Wave 
 AcoustoopticBragg  Modul
ators for Wide−Band I nte
grated  0ptic   Com5unica
tions  and  Signal  Pr。
cessIng ] by  C,S、 TSA Iに
は、前述のように複数のIDTをスイッチング作動させ
ず、1つのIDTを電極指線幅が連続的に変化しかつ各
電極指が円弧状をなす湾曲指チャープIDTとして構成
し、この1つのIDTによって表面弾性波の周波数およ
び進行方向を広範囲に亘って連続的に変化させるように
した光偏向装置が示されている。このような構成におい
ては、前述のように光ビームの光量が偏向角に応じて変
動してしまうという問題は解消できるが、表面弾性波の
周波数を極めて高く設定しなければならない点はそのま
まであり、それにより前述と全く同様の問題が生じる。
そこで本発明は、以上述べた光ビームの光量変動を招か
ず、また表面弾性波の周波数を著しく高く設定しなくて
も広偏向角範囲が得られる光偏向装置を提供することを
目的とするものである。
(問題点を解決するための手段) 本発明の第1の光偏向装置は、前述のように表面弾性波
が伝播可能な材料から形成された光導波路内に導波光を
進行させ、この導波光を表面弾性波によって回折、偏向
させるようにした光偏向装置において、 光導波路内を導波する第1の導波光の光路に交わる方向
に進行して該導波光を回折、偏向させる第1の表面弾性
波を光導波路において発生させる第1の表面弾性波発生
手段と、 同様に光導波路内を導波する第2の導波光の光路に交わ
る方向に進行して該導波光を回折、偏向させる第2の表
面弾性波を光導波路において発生させる第2の表面弾性
波発生手段とを設け、これら第1および第2の表面弾性
波発生手段を、光導波路から出射した第1および第2の
導波光が所定の面上を互いに一線に並んで走査し、かつ
それぞれの走査端が相隣接するように配置したことを特
徴とするものである。
また本発明の第2の光偏向装置は、上記第1の表面弾性
波発生手段および第2の表面弾性波発生手段に加えて、 前記第1の表面弾性波によって回折された前記第1の導
波光の光路に交わる方向に進行して該第1の導波光を、
前記回折による偏向をさらに増幅させる方向に回折、偏
向させる第3の表面弾性波を前記光導波路において発生
させる第3の表面弾性波発生手段と、 前記第2の表面弾性波によって回折された前記第2の導
波光の光路に交わる方向に進行して該第2の導波光を、
前記回折による偏向をさらに増幅させる方向に回折、偏
向させる第4の表面弾性波を前記光導波路において発生
させる第4の表面弾性波発生手段とを設け、 上記第1および第3の表面弾性波発生手段を、第1の表
面弾性波によって回折される前、後の第1の導波光の波
数ベクトルをそれぞれlk 1 + [k 2、第3の
表面弾性波によって回折された第1の導波光の波数ベク
トルをに3、第1、第3の表面弾性波の波数ベクトルを
[K1 、IK2としたとき、k五 十|k1 −阪2 nc2+IK2−+tc3 なる条件を満たしながらそれぞれ第1、第3の表面弾性
波の周波数および進行方向を連続的に変化させるように
形成し、 また第2および第4の表面弾性波発生手段も、第2の表
面弾性波によって回折される前、後の第2の導波光の波
数ベクトルをそれぞれIk、、Ik5、第4の表面弾性
波によって回折された第2の導波光の波数ベクトルを|
k6、第2、第4の表面弾性波の波数ベクトルをIK3
.IK、としたとき、lk、+lK3璽1)c5 +に、 +IK、 −lk6 なる条件を満たしながらそれぞれ第2、第4の表面弾性
波の周波数および進行方向を連続的に変化させるように
形成した上で、 これら第1.2.3および4の表面弾性波発生手段を、
上記光導波路から出射した第1および第2の導波光が所
定の面上を互いに一線に並んで走査し、かつそれぞれの
走査端が相隣接するように配置したことを特徴とするも
のである。
上記のような第1.2. 3および4の表面弾性波発生
手段は、例えば電極指間隔が段階的に変化しかつ各電極
指の向きが段階的に変化する傾斜指チャープ交叉くし形
電極対(T i Ited −F ingerChir
ped  I DT)と、この電極対に周波数が連続的
に変化する交番電圧を印加するドライバーとの組合せ等
によって形成することができる。
(作  用) 第1の表面弾性波発生手段と第2の表面弾性波発生手段
とが前述のように配置された本発明の第1の光偏向装置
によって光ビームを偏向させると、光導波路から出射し
た2本の光ビームの所定面上(すなわち被走査面上)に
おける軌跡は1本につながったものとなるから、光ビー
ム走査幅については、より広偏向角範囲の光偏向装置に
よって1本の光ビームを走査させるのと同じことになる
したがって、第1、第2の表面弾性波それぞれの周波数
帯域をさほど広く設定しなくても、全体として広偏向角
範囲が得られるようになる。
上述のことは、本発明の第2の光偏向装置においても同
様である。そしてさらに、この第2の光偏向装置におい
ては、第1(第2)の表面弾性波によって偏向された第
1(第2)の導波光が第3(第4)の表面弾性波によっ
て再度偏向されて、合成される前の光ビームの偏向角が
拡大されているから、第1の光偏向装置よりもさらに広
い偏向角範囲が得られるようになる。
(実 施 例) 以下、図面に示す実施例に基づいて本発明の詳細な説明
する。
第1図は本発明の第1の光偏向装置の一実施例を示すも
のである。この光偏向装置lOは、基板11上に形成さ
れた光導波路12と、この光導波路12上に形成された
光ビーム入射用線状回折格子(Linear Grat
ing  Coupler、以下LGCと称する)13
と、光ビーム出射用L G C14と、これらのLGC
13,14の間を進行する導波光t、、 SL、’の光
路に交わる方向に進行する表面弾性波15.1Gをそれ
ぞれ発生させる第1、第2の傾斜指チャープ交叉くし形
電極対(Tilted −Finger  Chlrp
edI nter  D Igital  T ran
sducer s以下傾斜指チャープIDTと称する)
 17.18と、上記表面弾性波15.16を発生させ
るためにこれらの傾斜指チャープIDT17.18にそ
れぞれ高周波の交番電圧を印加する高周波アンプ19.
19’ と、上記電圧の周波数を連続的に変化(掃引)
させるスィーパ−20,20° とを有している。
本実施例においては一例として、基板1|kLiNb0
.ウェハを用い、このウェハの表面にTi拡散膜を設け
ることにより光導波路12を形成している。なお基板1
1としてその他サファイア、St等からなる結晶性基板
が用いられてもよい。また光導波路12も上記のTi拡
散に限らず、基板11上にその他の材料をスパッタ、蒸
着する等して形成することもできる。なお光導波路につ
いては、例えばティー タミール(T、 Tagir)
編「インチグレイテッド オブティクス(I nteg
rated  0pt1cs ) J  (トピックス
 イン アプライド フィジックス(Topics  
In  Applied  Physics)第7巻)
スブリンガー フエアラーグ(S pringer−V
erlag )刊(1975)  ;西原、春名、栖原
共著「光集積回路」オーム社刊(1985)等の成著に
詳細な記述があり、本発明では光導波路12としてこれ
ら公知の光導波路のいずれをも使用できる。
ただし、この光導波路12は、上記Ti拡散膜等、後述
する表面弾性波が伝播可能な材料から形成されなければ
ならない。また光導波路は2層以上の積層構造を有して
いてもよい。
傾斜指チャープIDT17.18は、例えば光導波路1
2の表面にポジ型電子線レジストを塗布し、さらにその
上にAu導電用薄膜を蒸着し、電極パターンを電子線描
画し、Au薄膜を剥離後視像を行ない、次いでC「薄膜
、AI薄膜を蒸着後、有機溶媒中でリフトオフを行なう
ことによって形成することができる。なお傾斜指チャー
プIDT17.18は、基板Uや光導波路12が圧電性
を有する材料からなる場合には、直接光導波路12内あ
るいは基板11上に設置しても表面弾性波15.1Bを
発生させることができるが、そうでない場合には基板1
1あるいは光導波路12の一部に例えばZnO等からな
る圧電性薄膜を蒸着、スパッタ等によって形成し、そこ
にIDT17.18を設置すればよい。
偏向される光ビームL、 L’ は、例えば半導体レー
ザ等の光源21および21’から、LGC13に向けて
射出される。これらの光ビームL、L’(平行ビーム)
は、LGC13によって光導波路12内に取り込まれ、
それぞれ該光導波路12内を導波する。
なお光ビームL、L’が発散ビームである場合は、L 
G C13の代わりに集光性回折格子(F ocust
igG rating  Coupler : F G
 C)を用い、このFCCによって発散ビームを平行ビ
ーム化して光導波路12内に取り込むことができる。光
導波路12内を導波する第1の導波光L1は、第1の傾
斜指チャープIDT17から発せられた第1の表面弾性
波15との音響光学相互作用により、図示のように回折
(B ragg回折)する。そして前述のように、第1
の傾斜指チャープIDT17に印加される交番電圧の周
波数が連続的に変化するので、第1の表面弾性波15の
周波数が連続的に変化する。前述の第(1)式から明ら
かなように、表面弾性波15によって回折した導波光L
2の偏向角は表面弾性波15の周波数にほぼ比例するの
で、上記のように表面弾性波15の周波数が変化するこ
とにより、導波光L2は矢印Aで示すように連続的に偏
向する。この導波光L2はL G C14によって光導
波路12外に出射せしめられる。こうして光導波路12
外に出射した光ビームL4は、被走査面30上を1次元
的に走査する。
光導波路12内を導波する第2の導波光Ll° も、第
2の傾斜指チャープIDT18から発せられた第2の表
面弾性波16との音響光学相互作用により、図示のよう
に回折(B ragg回折)する。そして、第2の傾斜
指チャープID″F18に印加される交番電圧の周波数
が、第1の傾斜指チャープIDT17におけるのと同様
に掃引されるので、回折した導波光L2゛は矢印Bで示
すように連続的に偏向する。この導波光t、%  もL
 G C14によって光導波路12外に出射せしめられ
る。こうして光導波路12外に出射した光ビームL4°
は、被走査面80上を1次元的に走査する。
ここで本発明の特徴として、第1、第2の傾斜指チャー
プIDT17.18は、光導波路12外に出射した光ビ
ームLA 、L4 ’が、第2図に詳しく示すように被
走査面30上で互いに一線に並び、しかも各ビームL、
 、L、°の走査始端Ls s Ls ’が相隣接する
状態に配置されている。したがって被走査面30上にお
いては、光ビームL、とL 、 1とによって1本の主
走査ラインが形成される。例えば導波光L2とL21の
偏向角範囲が同一に設定されている場合は、第1の表面
弾性波15あるいは第2の表面弾性波16のみで光偏向
を行なう場合に比べて、2倍の走査幅を得ることができ
る。つまり1つの傾斜指チャープIDTL7あるいは1
8のみを備える光偏向装置に比べれば、あたかも2倍の
偏向角範囲を有するような光偏向装置が実現されること
になる。
以上説明した実施例においては、被走査面30上で光ビ
ームL、 、t、、°の走査始端L s SL s ’
が相隣接するようにしているが、I DT17.18の
配置およびそれらに印加させる交番電圧周波数の掃引の
仕方次第で、第3図に示すように光ビームL4、L1′
の走査終端を相隣接させたり、あるいは第4図に示すよ
うに光ビームLA、L4°の一方の走査始端と他方の走
査終端とを相隣接させることも可能である。
また光ビームL、 、L、’ の偏向のタイミングは、
相隣接する走査端が時間的にも相前後して被走査面30
上に存在するように設定してもよいし、あるいはそのよ
うにならないように設定しても構わない。すなわち例え
ば第4図に示した例で説明すれば、光ビームL4の走査
始端が光ビームL4゜の走査終端と時間的に連続して被
走査面30上にあるように両ビームL、 、L、’ の
偏向タイミングを設定すれば、あたかも1本の光ビーム
が被走査面30上を走査しているような状態となるが、
その他例えば、両ビームLA、L4′の走査開始タイミ
ングが一致するように偏向タイミングを設定してもよい
次に第5図を参照して、本発明の第2の光偏向装置の実
施例について説明する。なおこの第5図において、前記
第1図中の要素と同等の要素には同番号を付し、それら
についての説明は特に必要の無い限り省略する。この光
偏向装置50においては、第1の傾斜指チャープIDT
i7に隣接して第3の傾斜指チャープIDT27が、ま
た第2の傾斜指チャープIDT18に隣接して第4の傾
斜指チャープID728が設けられている。
前述したように第1の表面弾性波15によって回折、偏
向した導波光L2は、第3の傾斜指チャープIDT27
から発せられた第3の表面弾性波25との音響光学相互
作用により、上記偏向をさらに増幅させる方向に回折す
る。第3の傾斜指チャープIDT27に印加される交番
電圧の周波数は、第1の傾斜指チャープIDT17にお
けるのと同様に掃引され、したがって第3の表面弾性波
25も第1の表面弾性波15と同様に周波数が連続的に
変化するので、第3の表面弾性波25を通過した後の導
波光L3は、矢印Cて示すように連続的に偏向する。
一方第2の表面弾性波16によって回折、偏向した導波
光L2゛は、第4の傾斜指チャープIDT28から発せ
られた第4の表面弾性波2Bとの音響光学相互作用によ
り、上記偏向をさらに増幅させる方向に回折する。第4
の傾斜指チャープID728に印加される交番電圧の周
波数は、第2の傾斜指チャープIDTLgにおけるのと
同様に掃引され、したがって第4の表面弾性波26も第
2の表面弾性波16と同様に周波数が連続的に変化する
ので、第4の表面弾性波2Bを通過した後の導波光し3
′は、矢印りで示すように連続的に偏向する。こうして
偏向した導波光L3およびり、l は、LGC14によ
って光導波路12外に出射せしめられる。光導波路12
外に出射した光ビームL、 、L、’ は、被走査面3
0上を1次元的に走査する。
本装置において第1.2.3および4の傾斜指チャープ
IDT17.18.27および28は、光導波路12外
に出射した光ビームLA 、L4 ’が、被走査面30
上で互いに一線に並び、しかも各ビームL4、L、l 
の走査始端LsSLs’が相隣接する状態に配置されて
いる。したがって被走査面30上においては、光ビーム
L4とL 、 l  とによって1本の主走査ラインが
形成される。
次に、光導波路12から出射する光ビームL1、L4′
の偏向角範囲(すなわち導波光L3 、L3゜の偏向角
範囲)Δδ、△δ゛について、第6図を参照して説明す
る。なお本例では、第1および第3の傾斜指チャープI
DT17.27に対して、第2および第4の傾斜指チャ
〜ブI DTlg、28は互いに同じ構成とされ(配置
は左右対称)、それぞれへの電圧印加も互いに同様にな
されるので、以下の説明は光ビームL4の偏向角範囲Δ
δについて行なう。第6図は、第1の傾斜指チャープI
DT17および第3の傾斜指チャープIDT27の詳細
な形状と配置状態を示している。図示されるように第1
の傾斜指チャープIDT17および第3の傾斜指チャー
プIDT27はそれぞれ、電極指の間隔が変化率一定で
段階的に変化するとともに、各電極指の向きも変化率一
定で段階的に変化するように形成されている。第1の傾
斜指チャープIDT17および第3の傾斜指チャープI
DT27とも電極指の間隔が狭い方が(図中上端部)が
導波光側に位置するように配置され、前述のように印加
電圧の周波数が掃引されることにより、それぞれこの上
端部が最大周波数f z −2G Hz sそして下端
部が最小周波数fl−IGH2の表面弾性波15.25
を発生するようになっている。そして第1の傾斜指チャ
ープIDT17は、上端部と下端部の電極指が互いに3
@傾いた形状とされ、導波光L1の進行方向に対して上
端部の電極指が6°の角度をなし、下端部の電極指が3
″の角度をなすように配置されている。一方策3の傾斜
指チャープIDT27は、上端部と下端部の電極指が互
いに9@傾いた形状とされ、導波光L1の進行方向に対
して上端部の電極指が18°の角度をなし、下端部の電
極指が9°の角度をなすように配置されている。なお、
両傾斜指チャープI DT1?、27のアース電極は互
いに一体化されてもよい。また以上述べたような傾斜指
チャープIDTについては、例えば前述のC,S、TS
AIによる文献において詳しい説明がなされている。
第1の傾斜指チャープIDT17、第3の傾斜指チャー
プIDT27からそれぞれ2GHzの表面弾性波15.
25が発せられたときの光ビームの回折状態は第6図の
■で示す状態となる。つまりこの場合は、2GHzの表
面弾性波15に対して導波光L1が入射角6@で入射し
、この角度はブラッグ条件を満足している。すなわち導
波光Ll、回折後の導波光し2の波数ベクトルをそれぞ
れに1.|k2、表面弾性波15の波数ベクトルをlK
tとすると、第7図(1)に示すように Ikl +lK!−|k2 となっている。つまり回折された導波光L2の進行方向
は、ベクトルlk2の向きとなる(偏向角δ−2θ−1
2@)。またこのとき、2GHzの表面弾性波25は第
3の傾斜指チャープIDT27の第6図中上端部の電極
指(第1の傾斜指チャープIDT17の上端部と12″
の角度をなす)によって励振され該電極指と直角な向き
に進行するから、この表面弾性波25に対する導波光L
2の入射角も6゜となり、そして表面弾性波25は表面
弾性波15と同波長であるから、ブラッグ条件を満足す
る。すなわち表面弾性波25による回折後の導波光L3
の波数ベクトルをに3、表面弾性波25の波数ベクトル
をIK2とすると、第7図(1)に示すようにに2 +
IK、、 m1k3 となっている。
上記の状態から表面弾性波15.25の周波数がIGH
zまで次第に下げられる。表面弾性波15.25の各波
数ベクトルIK!、[K2の大きさIIKII、1|k
21は、その波長を八とすると2π/Aであるから、結
局表面弾性波15.25の周波数に比例する。したがっ
て、表面弾性波15.25の周波数がIGHzのとき、
表面弾性波15.25の波数ベクトルIKt、IK2の
大きさは、周波数が2GHzのときの1/2となる。ま
たこの場合の表面弾性波15、表面弾性波25の進行方
向つまり波数ベクトルIKK、lK2の向きは、IGH
zの表面弾性波15.25を励振する第1の傾斜指チャ
ープIDT17、第3の傾斜指チャープIDT27の電
極指部分が前述のように2GHzの表面弾性波15.2
5を励振する電極指部分に対してそれぞれ3″、9@傾
いているから、2GHzの表面弾性波15.25の波数
ベクトルIK1、IK2の向きから各々3@、9″変化
する。また、第7図(1)においてaシbであるから結
局、表面弾性波15.25の周波数がIGHz場合の波
数ベクトルIK、 、IK2は、第7図(2に示すもの
となる。
以上説明した通り、表面弾性波15.25の周波数がI
GHzである場合も、前述の kl +|k1−に2 |k2+IK2  日lk3 の関係が成立している。
そして波数ベクトルに1の大きさ1lkl+は、導波光
L1の波長をλとするとn・2π/λ(n     “
は屈折率)で、この波長は導波光L2、L3についても
同じであるから、結局常に 11kx  I −11kz  l■|k31であり、
−刃表面弾性波15の波数ベクトルIK1はその波長を
Aとすると2π/Aで、この波長は常に表面弾性波25
の波長と等しいから IIKt  l −1|k2 1 である。また波数ベクトルIK1、IK2の向きは、先
に説明したように表面弾性波15.25の周波数が2G
HzからIGHzに変化する際に、それぞれ固有の一定
変化率で変化する。したがって、表面弾性波15.25
の周波数が上記のように2GHzからIGHzに変化す
る間、常に前述の IJ +[K、 −|k2 に2+lK2膚|k3 の関係が成り立ち、導波光し1と表面弾性波15とのブ
ラッグ条件、導波光L2と表面弾性波25とのブラッグ
条件が常に満たされる。
以上の説明から明らかなように、表面弾性波■5.25
の周波数が2GHz、IGHzのとき、2回回折した導
波光L3の進行方向はそれぞれ第7図(1)のベクトル
Ik3、第7図(2)のベクトルIk3の向き(第6図
に■、■゛で示す向き)であり、その差は24−12−
12°である。つまり本装置においては、△δ−12’
の広偏向角範囲が得られる。ちなみに、周波数が1.0
Hzから2GHzまで変化する(2次回折光の影響を受
けないように周波数帯域を1オクターブとする)1つの
表面弾性波のみで光ビーム偏向を行なう場合には、偏向
角範囲は上記値の1/2の6°となる。
前述の通り本例では、第1および第3の傾斜指チャープ
IDT17.27に対して、第2および第4の傾斜指チ
ャープIDT1g、28は互いに同じ構成とされ(配置
は左右対称)、それぞれへの電圧印加も互いに同様にな
されるので、第2の表面弾性波1Gによって回折される
前の第2の導波光し1゜の波数ベクトルを|k4、第2
の表面弾性波16によって回折された後の第2の導波光
L 2T の波数ベクトルを|k5、第4の表面弾性波
26によ弓て回折された第2の導波光し3゛の波数ベク
トルをに6、第2、第4の表面弾性波16.26の波数
ベクトルをIK3 、 IKa とすると、 |k、+1K3−lk。
k、 +IK、 −|k6 なる関係が常に満たされ、導波光L3′の偏向角範囲△
δ°は、導波光L3の偏向角範囲△δと等しく12°と
なる。
被走査面30上のビーム走査幅は、偏向角範囲△δで偏
向される光ビームL4による走査幅と、偏向角範囲△δ
′で偏向される光ビームL4°による走査幅とを合わせ
たものとなり、そして上記の通り本例においてはΔδ°
 −△δであるから、1つの表面弾性波のみで光偏向を
行なう場合に比べて、4倍の走査幅を得ることができる
なお表面弾性波15.25の周波数をIGHzよりもさ
らに低くすれば、導波光L3は第7図(2)に■′で示
した位置よりもさらに大きく偏向する。しかしこの位置
には、上記周波数が2GHzのとき僅かであるが1回回
折の導波光L2が出射するので、本実施例におけるよう
に第7図(2)の■〜■゛の範囲を光ビーム偏向範囲と
して利用するのが好ましい。
次に、以上述べた光偏向装置50においてなされうる構
成の変更について説明する。なお以下の説明は、第1お
よび第3の傾斜指チャープIDT17.27側を例に挙
げて行なうが、同様の変更は当然ながら第2および第4
の傾斜指チャープID71g、28側においてもなされ
うるちのである。まず以上の実施例では、表面弾性波1
5.25の周波数を2GHzからIGHzに連続的に変
化させるようにしているが、この反対にIGHzから2
GHzまで変化させるようにしてもよい。この場合は光
ビームL4の偏向の方向が逆になるだけである。また上
記周波数を2→1→2→IGHzとなるように変化させ
れば、光ビームL4が往復で偏向するようになり、光ビ
ームの往復走査が可能となる。
また以上説明の実施例では、周波数2GHzの表面弾性
波15に対する導波光L1の入射角(つまり第1の傾斜
指チャープIDT17の2GHzを励振する電極指と導
波光L1の進行方向がなす角度)を6@とじ、第1の傾
斜指チャープIDT17のIGHzを励振する電極指が
上記導波光L1の進行方向となす角を3°、一方策3の
傾斜指チャープIDT27の2GHz、IGHzを励振
する電極指が上記進行方向となす角をそれぞれ18@、
9″としているが、一般に表面弾性波15.25の最小
、最大周波数をfx Sfz  (fz −2fl )
とする場合には、上記の例において6°、3°、■8°
、90と設定された各角度を各々θ、θ/2.3θ、3
θ/2とすれば、いかなる場合も常に前述のブラッグ条
件を満足させることが可能となる。このことは、第7図
(1)、(2)を参照すれば自明であろう。
なお傾斜指チャープIDT17.27の形状を上記のθ
で規定される形状とする場合においても、表面弾性波1
5.25の最小、最大周波数f1、r2をf’2−2f
’l となるように設定することは必ずしも必要ではな
く、例えば最大周波数r2を2f。
なる値よりもやや小さめに設定しても構わない。
しかし上記のような形状に傾斜指チャープIDT17.
27を形成する以上はこの夏DT形状を最大限活かして
、最小周波数f’2、f1のとき発生する2次回折光が
偏向角範囲に入り込まないで最大偏向角範囲が得られる
ようになるflからfl−”2f2、f1の間で表面弾
性波周波数を変化させるのが好ましい。
さらに本発明においては、表面弾性波15.25の最小
、最大周波数fl、flをfl−2f1となるように設
定し、また表面弾性波15.25の周波数を常に互いが
等しくなるように変化させることは必ずしも必要ではな
く、表面弾性波15.25の周波数および進行方向を個
別に変化させても、第1、第3の傾斜指チャープI D
T17.27の形状および配置状態によって前述の kl +IK1−に2 kz +[K2 mk3 の関係を満たすことが可能である。
しかし、上記実施例におけるように、表面弾性波15.
25の周波数を同じように変化させれば、2つの傾斜指
チャープIDTを共通のドライバーで駆動可能となり、
高価なドライバが1つで済むので好都合である。
また本発明装置においては、以上説明した傾斜指チャー
プIDT17.1B、27.28に代えて、電極指間隔
が段階的に変化しかつ各電極指が円弧状をなすいわゆる
湾曲指チャープIDTを使用することもできる。第8図
はこの湾曲指チャープIDTの配置例を示している。こ
の例においては第1の湾曲指チャープIDTl17も、
第3の湾曲指チャープIDT127も図中右端の電極指
部分が最大周波数r2の表面弾性波15.25を発生し
、左端の電極指部分が最小周波数r1の表面弾性波15
.25(図中破線で示す)を発生するように構成されて
いる。この場合もfl−21’、とするのであれば、最
大周波数「2の第1の表面弾性波15に対する導波光り
、の入射角をθとして、第1の湾曲指チャープIDT1
17の左端の電極指部分が上記導波光し1の進行方向に
対してθ/2の角度をなし、−方策3の湾曲指チャープ
IDT127の右端、左端の電極指部分が上記導波光L
1の進行方向に対してそれぞれ3θ、3θ/2の角度を
なすように両I DTl17.127を作成、配置すれ
ばよい。また、第2、第4の湾曲指チャープI DT1
18.12gは、上記I DT117.127と同様に
形成すればよい。
さらに、光ビームを光導波路12内に入射させ、またそ
こから外部に出射させるためには、前述のL G C1
3,14の他、カプラープリズム等を用いてもよいし、
あるいは光導波路12の端面から直接光ビームを入射、
出射させるようにしてもよい。また光ビームL、L’が
発散ビームである場合にそれを平行ビーム化したり、光
導波路12から出射する光ビームを集束させるためには
、導波路レンズや通常の外部レンズを用いることもでき
る。
また光導波路12を前述のTI拡散LiNbO3に代え
てZnOからなる光導波路にした場合には、−例として
表面弾性波15.25の最大、最小周波数を1.0GH
z % 0.5GHzすると、Δδ−8@程度の偏向角
範囲が得られる。
また本発明においては、光導波路において3本以上の導
波光を導波させ、これらの導波光をそれぞれ表面弾性波
によって回折、偏向させ、回折して光導波路から出射し
た3本以上の光ビームが所定の面上を互いに一線に並ん
で走査し、かつそれぞれの走査端が相隣接するように構
成してもよい。
この装置においても、隣り合う2本の導波光をそれぞれ
回折、偏向させる手段は、以上述べた通りに構成される
のであるから、このような光偏向装置も本発明の装置に
含まれるものとする。
また本発明の第2の光偏向装置においては、1本の導波
光を偏向するために光導波路に3つ以上の表面弾性波を
伝播させ、これらの表面弾性波によって1本の導波光を
3回置上回折、偏向させるようにしてもよい。この装置
においても、隣り合う2つの表面弾性波により以上述べ
た通りの作用効果が得られる訳であるから、このような
装置も本発明の第2の光偏向装置に含まれるものとする
(発明の効果) 以上詳細に説明した通り本発明の光偏向装置においては
、表面弾性波によって偏向させた2本の光ビームを被走
査面上で合成させることにより、さらに本発明の第2の
光偏向装置にあっては上記のことに加えてさらに、表面
弾性波によって一度偏向させた光ビームをさらに別の表
面弾性波によって偏向させて広偏向角範囲を得るように
しているので、複数のIDTをスイッチング作動させる
場合のように偏向された光ビームの光量が偏向角に応じ
て変動してしまうことがない。したがって本発明装置に
よれば精密な光ビーム走査記録あるいは読取りが可能と
なり、また上記のようにして極めて広い偏向角範囲が得
られるから、光偏向装置から被走査面までの距離を短く
して、光走査記録装置や読取装置の小型化を達成するこ
とができる。
そして本発明装置においては、個々の表面弾性波の周波
数を著しく高く設定しなくても上述のように広偏向角範
囲が得られるようになっているから、表面弾性波発生手
段としてIDTを用いる場合にはその線幅を極端に小さ
く設定する必要がなく、このIDTを現在確立されてい
る技術によって容品に製造可能となる。また上記の通り
であるから、IDTに印加する交番電圧の周波数も著し
く高く設定する必要がなくなり、したがってIDTのド
ライバーが容易かつ安価に形成可能となる。
さらに本発明装置においては、所定面上で合成させる2
本の光ビームを、共通の光導波路内において導波させて
偏向するようにしているので、2本の光ビームの走査位
置調整が、高精度かつ容易に行なわれつる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の第1の光偏向装置の一実施例を示す概
略斜視図、 第2.3および4図は、本発明装置における2本の光ビ
ームの偏向方向の例を示す説明図、第5図は本発明の第
2の光偏向装置の一実施例を示す概略平面図、 第6図は第5図の光偏向装置の一部を拡大して示す平面
図、 第7図は本発明の第2の光偏向装置における光ビーム偏
向の仕組みを説明する説明図、第8図は本発明において
用いられる表面弾性波発生手段の他の例を示す平面図で
ある。 10、50・・・光偏向装置     11・・・基 
 板12・・・光導波路 13・・・光ビーム入射用LGC 14・・・光ビーム出射用LGC 15・・・第1の表面弾性波  16・・・第2の表面
弾性波17・・・第1の傾斜指チャープIDT18・・
・第2の傾斜指チャープIDT19.19°・・・高周
波アンプ 20.20゛ ・・・スィーパ−21,21″・・・光
  源25・・・第3の表面弾性波  2B・・・第4
の表面弾性波27・・・第3の傾斜指チャープIDT2
8・・・第4の傾斜指チャープIDT30・・・被走査
面 117・・・第1の湾曲指チャープIDT11g・・・
第2の湾曲指チャープIDT127・・・第3の湾曲指
チャープIDT128・・・第4の湾曲指チャープID
TL工・・・第1の表面弾性波に入射する前の導波光L
2・・・第1の表面弾性波を通過した導波光L3・・・
第3の表面弾性波を通過した導波光し1′・・・第2の
表面弾性波に入射する前の導波光L21 ・・・第2の
表面弾性波を通過した導波光L3°・・・第4の表面弾
性波を通過した導波光Ls 、 Ls ’ ・・・光ビ
ームの走査始端+に!・・・導波光L1の波数ベクトル
に2・・・導波光L2の波数ベクトル に3・・・導波光L3の波数ベクトル [K、・・・第1の表面弾性波の波数ベクトル|k2・
・・第3の表面弾性波の波数ベクトル第2図 第3図 第4図 第6図 第7図 (1)                      
       (2ン第8図

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)表面弾性波が伝播可能な材料から形成された光導
    波路と、 この光導波路内を進行する第1の導波光の光路に交わる
    方向に進行して該導波光を回折、偏向させる第1の表面
    弾性波を前記光導波路において発生させる第1の表面弾
    性波発生手段と、 前記光導波路内を進行する第2の導波光の光路に交わる
    方向に進行して該導波光を回折、偏向させる第2の表面
    弾性波を前記光導波路において発生させる第2の表面弾
    性波発生手段とを有し、これら第1および第2の表面弾
    性波発生手段が、前記光導波路から出射した第1および
    第2の導波光が所定の面上を互いに一線に並んで走査し
    、かつそれぞれの走査端が相隣接するように配置されて
    いることを特徴とする光偏向装置。
  2. (2)前記第1、第2の表面弾性波発生手段がそれぞれ
    、電極指間隔が段階的に変化しかつ各電極指の向きが段
    階的に変化する傾斜指チャープ交叉くし形電極対と、該
    電極対に周波数が連続的に変化する交番電圧を印加する
    ドライバーとからなることを特徴とする特許請求の範囲
    第1項記載の光偏向装置。
  3. (3)前記第1、第2の表面弾性波発生手段がそれぞれ
    、電極指間隔が段階的に変化しかつ各電極指が円弧状を
    なす湾曲指チャープ交叉くし形電極対と、該電極対に周
    波数が連続的に変化する交番電圧を印加するドライバー
    とからなることを特徴とする特許請求の範囲第1項記載
    の光偏向装置。
  4. (4)表面弾性波が伝播可能な材料から形成された光導
    波路と、 この光導波路内を進行する第1の導波光の光路に交わる
    方向に進行して該導波光を回折、偏向させる第1の表面
    弾性波を前記光導波路において発生させる第1の表面弾
    性波発生手段と、 前記光導波路内を進行する第2の導波光の光路に交わる
    方向に進行して該導波光を回折、偏向させる第2の表面
    弾性波を前記光導波路において発生させる第2の表面弾
    性波発生手段と、 前記第1の表面弾性波によって回折された前記第1の導
    波光の光路に交わる方向に進行して該第1の導波光を、
    前記回折による偏向をさらに増幅させる方向に回折、偏
    向させる第3の表面弾性波を前記光導波路において発生
    させる第3の表面弾性波発生手段と、 前記第2の表面弾性波によって回折された前記第2の導
    波光の光路に交わる方向に進行して該第2の導波光を、
    前記回折による偏向をさらに増幅させる方向に回折、偏
    向させる第4の表面弾性波を前記光導波路において発生
    させる第4の表面弾性波発生手段とを有し、 前記第1および第3の表面弾性波発生手段が、前記第1
    の表面弾性波によって回折される前、後の第1の導波光
    の波数ベクトルをそれぞれ|k_1、|k_2、第3の
    表面弾性波によって回折された第1の導波光の波数ベク
    トルを|k_3、第1、第3の表面弾性波の波数ベクト
    ルを|K_1、|K_2としたとき、|k_1+|K_
    1=|k_2 |k_2+|K_2=|k_3 なる条件を満たしながらそれぞれ第1、第3の表面弾性
    波の周波数および進行方向を連続的に変化させるように
    形成され、 前記第2および第4の表面弾性波発生手段が、前記第2
    の表面弾性波によって回折される前、後の第2の導波光
    の波数ベクトルをそれぞれに|k_4、|k_5、第4
    の表面弾性波によって回折された第2の導波光の波数ベ
    クトルを|k_6、第2、第4の表面弾性波の波数ベク
    トルを|K_3、|K_4としたとき、|k_4+|K
    _3=|k_5 |k_5+|K_4=|k_6 なる条件を満たしながらそれぞれ第2、第4の表面弾性
    波の周波数および進行方向を連続的に変化させるように
    形成され、 これら第1、2、3および4の表面弾性波発生手段が、
    前記光導波路から出射した第1および第2の導波光が所
    定の面上を互いに一線に並んで走査し、かつそれぞれの
    走査端が相隣接するように配置されていることを特徴と
    する光偏向装置。
  5. (5)前記第1、2、3および4の表面弾性波発生手段
    がそれぞれ、電極指間隔が段階的に変化しかつ各電極指
    の向きが段階的に変化する傾斜指チャープ交叉くし形電
    極対と、該電極対に周波数が連続的に変化する交番電圧
    を印加するドライバーとからなることを特徴とする特許
    請求の範囲第4項記載の光偏向装置。
  6. (6)前記第1、2、3および4の表面弾性波発生手段
    がそれぞれ、電極指間隔が段階的に変化しかつ各電極指
    が円弧状をなす湾曲指チャープ交叉くし形電極対と、該
    電極対に周波数が連続的に変化する交番電圧を印加する
    ドライバーとからなることを特徴とする特許請求の範囲
    第4項記載の光偏向装置。
  7. (7)第mと第(m+2)の表面弾性波発生手段[m=
    1および/または2]がともに、周波数f_1〜f_2
    (f_2≒2f_1)の間で互いに同じ値をとりながら
    周波数が変化する表面弾性波を発生するように構成され
    、 周波数f_2の第mの表面弾性波に入射する第mの導波
    光L_1の入射角をθとすると、第mの表面弾性波発生
    手段を構成する前記チャープ交叉くし形電極対が、周波
    数f_1の表面弾性波を発生する部分の電極指が前記導
    波光L_1の進行方向に対してθ/2の角度をなし、 第(m+2)の表面弾性波発生手段を構成する前記チャ
    ープ交叉くし形電極対が、周波数f_2、f_1の表面
    弾性波を発生する部分の電極指がそれぞれ前記導波光L
    _1の進行方向に対して3θ、3θ/2の角度をなすよ
    うに形成されていることを特徴とする特許請求の範囲第
    5項または第6項記載の光偏向装置。
  8. (8)前記第mと第(m+2)の表面弾性波発生手段を
    構成する各チャープ交叉くし形電極対が、共通のドライ
    バーによって駆動されることを特徴とする特許請求の範
    囲第7項記載の光偏向装置。
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