JPS63197924A - 光偏向装置 - Google Patents

光偏向装置

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JPS63197924A
JPS63197924A JP3038087A JP3038087A JPS63197924A JP S63197924 A JPS63197924 A JP S63197924A JP 3038087 A JP3038087 A JP 3038087A JP 3038087 A JP3038087 A JP 3038087A JP S63197924 A JPS63197924 A JP S63197924A
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JP
Japan
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surface acoustic
acoustic wave
refractive index
light
guided light
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Pending
Application number
JP3038087A
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English (en)
Inventor
Masami Hatori
正美 羽鳥
Nobuharu Nozaki
野崎 信春
Chiaki Goto
後藤 千秋
Koji Kamiyama
神山 宏二
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujifilm Holdings Corp
Original Assignee
Fuji Photo Film Co Ltd
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Publication date
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Publication of JPS63197924A publication Critical patent/JPS63197924A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、光導波路に表面弾性波を発生させ、この表面
弾性波の回折作用によって導波光を偏向させるようにし
た光偏向装置、特に詳細には広偏向角範囲が得られるよ
うにした光偏向装置に関するものである。
(従来の技術) 従来より例えば特開昭61−183626号公報に示さ
れるように、表面弾性波が伝播可能な材料から形成され
た光導波路に光を入射させ、この光導波路内を進行する
導波光と交わる方向に表面弾性波を発生させて該表面弾
性波によって導波光をブラッグ回折させ、そして上記表
面弾性波の周波数を連続的に変化させることにより導波
光の回折角(偏向角)を連続的に変化させるようにした
光偏向装置が公知となっている。このような光偏向装置
は、例えばガルバノメータミラーやポリゴンミラー等の
機械式光偏向器や、EOD(ffi気光学光偏向器)や
AOD (音響光学光偏向器)等の光偏向素子を用いる
光偏向器に比べると、小形軽量化が可能で、また機械的
動作部分を持たないので信頼性も高い、といった特長を
有している。
(発明が解決しようとする問題点) ところが上述のような光偏向装置においては、偏向角範
囲が2次回折光のために自ずから限定されてしまうとい
う問題がある。以下、この点について詳しく説明する。
上記の光偏向装置においては通常、1次回折光を偏向光
として利用するようにしているが、前述のように導波光
を表面弾性波によって回折させる際には、この1次回折
光の他に2次以降の回折光も生じる。これら2次以降の
回折光のうち最も光量の大きい2次回折光は、1次回折
光に対して回折角が2倍の位置に生じる。したがって第
5図に示すように入射光りを表面弾性波SAWによって
回折させたとき、1次回折光は■の位置にあり(偏向角
δ=20)、2次回折光は■の位置にある(偏向角は2
δ)。この状態から表面弾性波SAWの周波数を連続的
に低下させると(このとき一般には、ブラッグ条件を満
足させるために、表面弾性波SAWの進行方向も連続的
に変化させる)、1次回折光は矢印Aで示すように偏向
角が変化するが、ちょうどその偏向角がδ/2になった
とき、2次回折光は■′の位置、つまり2×δ/2=δ
であるから前記■の位置に来る。したがって、これ以上
1次回折光の偏向角を小さくすれば、1次回折光の偏向
角範囲内に2次回折光が入り込むことになる。そうなれ
ば、偏向した1次回折光によるビーム走査範囲内を2次
回折光が照射することになるので、例えば光走査記録に
あっては該2次回折光が迷光となって不正な記録がなさ
れてしまうし、光走査読取りにあっては不正な読取りが
なされてしまう。そこで1次回折光の偏向角範囲は自ず
からδ〜δ/2の範囲に限定されてしまうのである。
したがって、偏向角範囲Δδ=δ/2を大きくとるため
には、必然的にδの値を大きく、つまり表面弾性波の周
波数を高くする必要がある。以下、この点について、具
体例を挙げて説明する。表面弾性波の進行方向に対する
導波光の入射角をθとすると、表面弾性波と導波光との
音響光学相互作用による導波光の偏向角δは、δ=20
である。
そして導波光の波長、実効屈折率をλ、Neとし、表面
弾性波の波長、周波数、速度をそれぞれΔ、f、vとす
れば、 2θ=2sin((λ/2Ne −A)誠λ/Ne ・
Δ =λ・f/Ne ・■・・・・・・(1)である。した
がって偏向角範囲Δ6は、Δδ=Δf・λ/Ne−■ となる。ここで例えばλ= 0.78μm、 Ne =
 2.2、v = 35007FL / sとして偏向
角範囲Δδ=10゜を得ようとすれば、表面弾性波の周
波数範囲すなわちIDHに印加する高周波の周波数帯域
Δf=1.72GH2が必要となる。Δ6=δ/2なら
ばこの周波数帯域は1オクターブであり、中心周波数f
o= 2.57 GHz 、最大周波数f2= 3.4
3GHzとなる。この最大周波数f2を得るIDTの周
期Δ= 1.02μmとなり、IDT電極指の線幅W=
 A/ 4 = 0.255.czmとなる。
IDTを形成する技術として一般的なフォトリソ法、電
子ビーム描画法においては、現在のところ線幅限界がそ
れぞれ0.8μ汎、0.5μ乳程度であり、したがって
上記のように極めて小さい線幅を有するIDTは実現困
難である。またこのように精細なIDTが将来形成でき
たとしても、3.43 GHz程度の高周波を生成する
ドライバーは、製造困難でかつ極めて高価なものとなる
し、このように精細なIDTには高電圧を印加すること
が難しくなる。さらに、上記のように表面弾性波の周波
数を高めれば、当然その波長が短くなるので該表面弾性
波が光導波路に吸収されやすくなり、回折効率が低下す
ることになる。
そこで本発明は、表面弾性波の周波数を著しく高く設定
しなくても広偏向角範囲が得られる光偏向装置を提供す
ることを目的とするものである。
(問題点を解決するための手段) 本発明の光偏向装置は、前述のように表面弾性波が伝播
可能な材料から形成された光導波路内に導波光を進行さ
せ、この導波光を表面弾性波によって回折、偏向させる
ようにした光偏向装置において、 光導波路が、上記回折の際に導波光をTEモードから7
Mモードにあるいはその反対にモード変換させ、かつこ
のモード変換後の導波光に対する実効屈折率がモード変
換前の導波光に対する実効屈折率よりも小さくなる材料
から形成され、そして表面弾性波の波数ベクトルをに、
該表面弾性波による1次回折前、後の導波光の波数ベク
トルをそれぞれk Oe IK 1 、これら1次回折
前後の導波光に対応する光線屈折率面をそれぞれRot
Rlとしたとき、上記表面弾性波発生手段が、光走査に
利用される1次回折光の波数ベクトルIk 1−Iko
+IKがとる角度範囲内でベクトルK2=lko+2K
の終点を上記光線屈折率面Ro 、 R1のいずれの上
にも位置させることのない、波数ベクトルIKの表面弾
性波を発生するように構成されていることを特徴とする
ものである。
(作  用) 前述の2次回折光について、光線屈折率面を利用して説
明する。まず上述のようなモード変換が生じない場合、
光線屈折率面は、導波光に対する光導波路の実効屈折率
に対応して1つだけ存在する。この光線屈折率面を第6
図においてRで示す。
そして前述のように波数ベクトルIIKo 、 lkt
 、 IKを定めたとき、 lk s = lk o十に なる波数ベクトルkxの終点が光I!屈屈折率面上上移
動するように波数ベクトルにの方向と大きさくつまり表
面弾性波の周波数と進行方向)を連続的に変化させれば
、1次回折光の進行方向すなわち導波光の偏向角が連続
的に変化する。このとき1次回折光と表面弾性波との音
響光学相互作用によって生じつる2次回折光を考えると
、該2次回折光の波数ベクトルlkzは、 kz =tkt +1K =Iko+2K であり、この波数ベクトルlkzの終点はほとんど光S
屈折率面R上に位置するので、実際に2次回折光が発生
することになる。
一方本発明装置におけるように回折にともなってモード
変換が生じる場合、つまり異常ブラッグ回折が起こる場
合について考える。7Mモードの導波光、TEモードの
導波光それぞれに対する光導波路の実効屈折率が互いに
異なれば、前述の光線屈折率面は各屈折率に対応して2
つ存在する。
そして1次回折後の導波光に対する実効屈折率Neff
 1が、該回折前の導波光に対する実効屈折率Netf
0よりも小さい場合は、第7A図〜第7D図に示すよう
に、実効屈折率Neffoに対応する光線屈折率面Ro
は、実効屈折率NetfK対応する光線屈折率面R1の
外側に存在する。この場合、終点が光線屈折率面Ro上
にある波数ベクトルに0と表面弾性波の波数ベクトルI
Kとの和すなわち、 lkt =lko +lK なる波数ベクトルlk1の終点が光線屈折率面R1上を
移動するように波数ベクトルIKの方向と太きさくつま
り表面弾性波の周波数と進行方向)を連続的に変化させ
れば、1次回折光の進行方向すなわち導波光の偏向角が
連続的に変化する。このときベクトルlkz =lko
 + 2Kの終点が第7A図図示のように光線屈折率面
Ro上に位置するか、あるいは第7B図図示のように光
線屈折率面R1上に位置するように波数ベクトルIKを
(すなわち表面弾性波の周波数と進行方向を)設定して
しまうと、波数ベクトルIk2の2次回折光が発生して
しまう。
しかし、べ°クトルIkz =lko + 2Kの終点
が光線屈折率面R1の内側に外れて位置する範囲で(第
7C図図示の状態)、あるいは光線屈折率面Roの外側
に外れて位置する範囲で(第7D図図示の状態)表面弾
性波の周波数と進行方向を変化させれば、2次回折光は
発生しない。
そこで上記のように2次回折光が全く発生しないように
、あるいは第7A、7B図図示のように2次回折光が発
生する場合は、この2次回折光の進行方向から外れた位
置で1次回折光を偏向させて光走査に利用すれば(!A
言すれば光走査に利用される1次回折光の波数ベクトル
Ik t = Ik o + IKがとる角度範囲内で
ベクトルIkz =lko + 2Kの終点が光線屈折
率面Ro上にもまたRs上にも位置しないように表面弾
性波の周波数と進行方向を設定すれば)、光走査に利用
される偏向角内に2次回折光が生じることがなくなる。
なお、上述のように2次回折光が全く発生しないように
する場合も、当然ながら波数ベクトルIklがとる角度
範囲内でベクトルK2の終点は光線屈折率面Ro上にも
またR1上にも位置しないことになる。
第6図図示の場合は、光走査に利用する偏向角範囲内で
2次回折光がほぼ常に発生するから、第5図で説明した
ように偏向角範囲が限定されてしまうのであるが、本発
明のように異常ブラッグ回折を起こさせる場合は、表面
弾性波の周波数と進行方向とが(つまり波数べ々トルI
Kが)所定条件となったときだけ2次回折光が発生する
のであるから、この2次回折光の影響を逃れうる偏向角
範囲は第5図図示の場合よりも広くなりうることは明ら
かである。
なお実効屈折率Neff(3が実効屈折率Nefftよ
りも小さい場合は、第7E図に示すように、実効屈折率
Neffoに対応する光線屈折率面R0は、実効屈折率
Nefftに対応する光線屈折率面R1の内側に存在す
る。この場合ベクトルlk z = lk 。
+2Kの終点は必ず光線屈折率面R1よりも外側に外れ
て位置するので、2次回折光は発生しない。
つまりこのような場合は、本発明装置におけるように表
面弾性波の周波数と進行方向を、2次回折光の発生を抑
えるために特に所定範囲に限定する必要はない。
(実 施 例) 以下、図面に示す実施例に基づいて本発明の詳細な説明
する。
第1図は本発明の一実施例による光偏向装置10を示す
ものである。この光偏向袋@10は、基板11上に形成
された光導波路12と、この光導波路12上に形成され
た光ビーム入射用集光性回折格子(FocustiQ 
 Grating  Coupler、以下FGCと称
する)13と、光ビーム出射用F G C14と、これ
らのFGC13,14の間を進行する導波光の光路に交
わる方向に進行する表面弾性波15を発生させる傾斜術
チャープ交叉くし形電極対< T 1lted −F 
inger  Chirpcd  l nter  [
) 1g1tal  T ransduce「、以下傾
斜術チャープIDTと称する)17と、上記表面弾性波
15を発生させるためにこの傾斜術チャーブIDT17
に高周波の交番電圧を印加する高周波アンプ19と、上
記電圧の周波数を連続的に変化(11m引)させるスィ
ーパ−20とを有している。
本実施例においては一例として、基板1K1iNbO3
ウエハを用い、このウェハの表面に゛「i拡散膜を設け
てZ−Cutの光導波路12を形成している。、なお基
板11としてその他サファイア、Si等からなる結晶性
基板が用いられてもよい。また光導波路12も上記のT
i拡散に限らず、基板11上にその他の材料をスパッタ
、蒸着する等して形成することもできる。なお光導波路
については、例えばティー タミール(T、 Tam1
r)繻[インチグレイテッド オブティクス(I nt
egrated0ptics ) J  (トピックス
 イン アプライドフィジックス(Topics  i
n  Applied  PhysiCS)第7巻)ス
ブリンガー フェアラーグ(S prin(ler −
VI3rla(7)刊(1975) :西原、春名、栖
原共著「光集積回路」オーム社刊(1985)等の成著
に詳細な記述があり、本発明では光導波路12としてこ
れら公知の光導波路を使用できる。ただし。
この光導波路12は、上記Ti拡散膜等、後述する表面
弾性波が伝播可能で、導波光を異常ブラッグ回折させて
モード変換を生ぜしめ、しかもこのモード変換後の導波
光に対する実効屈折率がモード変換前の導波光に対する
実効回折率よりも小さくなる材料から形成される。また
光導波路は2層以上のVJ層構造を有していてもよい。
傾斜指チャーブIDT17は、例えば光導波路12の表
面にポジ型電子線レジストを塗布し、さらにその上にA
IJ導電導電用金膜着し、電極パターンを電子線描画し
、AU薄膜を剥離後現像を行ない、次いでCr薄膜、A
l薄膜を蒸着後、有機溶媒中でリフトオフを行なうこと
によって形成することができる。なお傾斜指ヂャープI
DT17は、基板11や光導波路12が圧電性を有する
材料からなる場合には、直接光導波路12内あるいは基
板11上に設置しても表面弾性波15を発生させること
かできるが、そうでない場合には基板11あるいは光導
波路12の一部に例えばznO等からなる圧電性薄膜を
蒸着、スパッタ等によって形成し、そこにIDT17を
設置すればよい。
偏向される光ビームしは、例えば半導体レーザ等の光源
21から、FGC13に向けて射出される。
この光ビームL(発散ビーム)は、FGC13によって
平行ビームとされた上で光導波路12内に取り込まれ、
該光導波路12内を導波する。この導波光Loは1、傾
斜指チャーブIDT17がら発せられた表面弾性波15
との音響光学相互作用により、図示のように回折< B
 ragq回折)する。そして前述のように、傾斜指チ
ャーブIDT17に印加される交番電圧の周波数が連続
的に変化するので、表面弾性波15の周波数が連続的に
変化する。前述の(1)式から明らかなように−、表面
弾性波15によって回折した導波光L1の偏向角は表面
弾性波15の周波数にほぼ比例するので、上記のように
表面弾性波15の周波数が変化することにより、導波光
L1は矢印Aで示すように連続的に偏向する。この導波
光L1はFGC14によって光導波路12外に出射せし
められ、またその集光作用によって1点に集束する。
次に、光導波路12から出射する光ビームL′の偏向角
範囲(すなわち導波光L1の偏向角範囲)Δδについて
、第2図と第3図を参照して説明する。第2図は、傾斜
指チャープ1DT17の詳細な形状と、導波光Loに対
する配置状態を示している。図示されるように傾斜指チ
ャーブIDT17は、電極指の間隔が変化率一定で段階
的に変化するとともに、各電極指の向きも変化率一定で
段階的に変化するように形成されている。そして傾斜指
チャーブI D T 1’7は、電極指の間隔が狭い方
が(図中上端部)が導波光側に位置するように配置され
、前述のように印加電圧の周波数が掃引されることによ
り、この上端部が最大周波数fz =2GHz、そして
下端部が最小周波数fx = 0.5GHzの表面弾性
波15を発生するようになっている。第2図では、最大
周波数f2の表面弾性波15を実線で、一方最小周波数
f1の表面弾性波15を破線で示しである。傾斜指チャ
ーブIDT17が上述のような形状とされているので、
表面弾性波15は周波数が変化するのにともなって進行
方向も連続的に変化する。それにより、最大周波数f2
がら最小周波数f1の間で表面弾性波15と導波光Lo
とのブラッグ条件が常に満足され、前述のように導波光
し里が連続的に偏向する。
導波光Llの偏向方向を第3図を参照し、波数ベクトル
を用いて詳しく説明する。先に述べた通り本発明の装置
においては、導波光Loを異常ブラッグ回折させる光導
波路12が用いられる。本実施例においては導波光Lo
がTEモード(偏光面が光導波路12に平行)とされ、
上記の回折の際にモード変換が行なわれて、導波光L1
が7Mモード(偏光面が光導波路12に垂直)となるよ
うにされている。そして前述の材料からなる光導波路1
2のTEモード導波光Loに対する実効屈折率Neff
oは2.3、TMモード導波光Lsに対する実効屈折率
Neff1は2.2となっている。第3図においてRo
 、Rtはそれぞれ実効屈折率Netfo。
Neffxに対応する光線屈折率面であり、lko。
Ikxはそれぞれ導波光Lo 、Ltの波数ベクトル、
Kは表面弾性波15の波数ベクトルである。ここで、導
波光Lo 、Llの波長をλ、表面弾性波15の波長を
八とすると 11kol=<2π/λ)Netf。
l kl 1 = (2π/λ)Netflllに+=
2π/Δ である。本例では波長780t+nの光ビームLを発す
る光源21が用いられているので、 2π 111<o:=         X2.20.78 
xlO( =  1.77 xlo”  (m−1)2π 1tktl=            x2.30.7
8x104 =  1.85  X10T  <m−1)である。一
方、この第3図において実線で示すベクトルにが最大周
波数fz=2GHzのときの表面弾性波15の波数ベク
トルであり、破線で示すベクトルIKが最小周波数fs
 = 0.5GHzのときの表面弾性波15の波数ベク
トルであるが、上述のようにl IK l = 2π/
Δであるから、最大周波数f’、最小周波数f1のとき
の表面弾性波15の波数ベクトルをそれぞれIK 2 
# IK 1 とするとK21=41K1+ である。前述の通り表面弾性波15の周波数は最大周波
数f2、最小周波数f、の間でN続的に掃引されるから
、l IK +の値はIIKz I、IIKt  lの
間で連続的に変°化する。そして傾斜指チャーブ■DT
17の電極指の傾きは、上記のように1K1の値が変化
する波数ベクトルにの終点が光線屈折率面R1上を移動
するように設定されているので、波数ベクトルk s 
= lk o + IKは、その終点が光線屈折率面R
1上を移動するように方向が変化する。
すなわちこの表面弾性波15の周波数範囲において、常
に1次回折光(導波光Lt )が生じ、その偏向角はΔ
δの範囲で変化する。以上述べた値に各条件を設定した
ときは、Δδ=9.5°となり、広い偏向角範囲を得る
ことができる。
光導波路12から出射する光ビームL′は、以上説明の
ようにしてΔδ=9.5°の広い範囲で偏向し、この範
囲で光走査に利用される。
ここで第3図に示されるように、光走査に利用される範
囲、すなわち波数ベクトルIk1の方向が角度Δδ内で
変化する範囲においては、ベクトルlkz =Iko 
+2Kの終点は必ず光線屈折率面R1の内側に外れて存
在する。したがってこの範囲においては、2次回折光は
発生しない。表面弾性波15の周波数を前記最大周波数
f2よりもさらに高くし、それにつれて波数ベクトル1
K1の終点が光線屈折率面R1上を移動するようにその
進行方向を変化させれば、当然偏向角範囲Δδは9.5
゜以上となるが、そうするとベクトル1kz=Iko+
2Kの終点が光線屈折率面R1上に位置して前記第7B
図の状態となって、2次回折光が発生することは第3図
から明らかである。しかしこの2次回折光は、波数ベク
トルにが第3図で実線表示の状態となったときだけ発生
するのであるから、回折効率を無視すれば、偏向角範囲
Δδはこの2次回折光が進行する方向に立ち入る直前の
範囲まで広く設定可能である。つまり第3図で説明すれ
ば、偏向角範囲はΔδ′の範囲までとることができる。
また上記のように1次回折のブラッグ条件を満たすよう
にしながら、さらに表面弾性波15の周波数を高めれば
、前記第7A図の状態となる。
なお1.この第7A図の状態となる場合よりもさらに表
面弾性波15の周波数を高めれば、ベクトル1k2=I
k、 +2Kの終点は光線屈折率面Roの外側に外れる
ようになる。本発明においては、このような範囲で表面
弾性波の周波数と進行方向とを変化させて2次回折光の
発生を抑えたり、あるいは2次回折光が偏向角範囲から
外れるようにしてもよい。
以上、1次回折前、後の導波光に対応する2つの光線屈
折率面がともに球面をなす場合を例に挙げて説明したが
、これら2つの光線屈折率面の一方あるいは双方が楕円
面となる光導波路を形成することも勿論可能であり、本
発明の光偏向装置はそのような光導波路から構成するこ
とも可能である。
また、上記の実施例においては、TEモードの導波光L
Oを異常ブラッグ回折させて7Mモードの導波光LKモ
ード変換しているが、その反対に7Mモードの導波光を
TEモードに変換するようにしても構わない。
また本発明8@においては、以上説明した傾斜術チャー
プIDT17に代えて、電極指間隔が段階的に変化しか
つ各電極指が円弧状をなすいわゆる湾曲指チャーブID
Tを使用して表面弾性波の周波数および進行方向を連続
的に変化させるようにしてもよい。第4図はこの湾曲指
チャーブIDTの配置例を示している。この例において
は湾曲指チ苓−ブIDT50の図中左端の電極指部分が
最大周波数f2の表面弾性波15を発生し、右端の電極
指部分が最小周波数f!の表面弾性波15(図中破線で
示す)を発生するように構成されている。
(発明の効果) 以上詳細に説明した通り本発明の光偏向装置によれば、
2次回折光の発生を抑えて広い偏向角範囲を得ることが
できるから、光偏向装置から被走査面までの距離を短く
して、光走査記録装置や読取装置の小型化を達成するこ
とができる。
そして本発明@置においては、個々の表面弾性波の周波
数を著しく高く設定しなくても上述のように広偏向角範
囲が得られるようになって訃るから、表面弾性波発生手
段としてIDTを用いる場合にはその線幅を極端に小さ
く設定する必要がなく、このIDTを現在確立されてい
る技術によって容易に製造可能となる。また上記の通り
であるから、IDTに印加する交番電圧の周波数も著し
く高く設定する必要がなくなり、したがってIDTのド
ライバーが容易かつ安価に形成可能となる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例装置を示す概略斜視図、 第2図は上記実施例装置の一部を拡大して示す平面図、 第3図tよ本発明における光ビーム偏向の仕組みを説明
する説明図、 第4図は本発明において用いられる表面弾性波発生手段
の他の例を示す平面図 第5図は従来の光偏向装置における2次回折光の影響を
説明する説明図、 第6図は従来の光偏向装置における2次回折光の発生を
波数ベクトルで説明する説明図、第7A、7B、7G、
7Dおよび7E図は、異常ブラッグ回折の際に2次回折
光が生じる状態と、生じない状態を波数ベクトルで説明
する説明図である。 10・・・光偏向装置   11・・・基  板12・
・・光導波路 13・・・光ビーム入射用FGC 14・・・光ビーム出射用FGC 15・・・表面弾性波 17・・・傾斜術チャーブIDT 19・・・高周波アンプ  20・・・スィーパ−21
・・・光  源 50・・・湾曲指チャーブIDT Lo・・・回折前の導波光 り皿・・・回折後の導波光 lk、・・・導波光Loの波数ベクトルに1・・・導波
光L1の波数ベクトル に2・・・2次回折光の波数ベクトル に・・・表面弾性波の波数ベクトル 第1図 2I 第2図

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)表面弾性波が伝播可能な材料から形成された光導
    波路と、 この光導波路内を進行する導波光の光路に交わる方向に
    進行して該導波光を回折、偏向させる、連続的に周波数
    および進行方向が変化する表面弾性波を発生させる表面
    弾性波発生手段とからなり、前記光導波路が、前記回折
    の際に導波光をTEモードからTMモードにあるいはそ
    の反対にモード変換させ、かつこのモード変換後の導波
    光に対する実効屈折率がモード変換前の導波光に対する
    実効屈折率よりも小さくなる材料から形成され、表面弾
    性波の波数ベクトルをK、該表面弾性波による1次回折
    前、後の導波光の波数ベクトルをそれぞれK_0,K_
    1、これら1次回折前後の導波光に対応する光線屈折率
    面をそれぞれR_0,R_1としたとき、前記表面弾性
    波発生手段が、光走査に利用される1次回折光の波数ベ
    クトルK_1=K_0+Kがとる角度範囲内でベクトル
    K_2=K_0+2Kの終点を前記光線屈折率面R_0
    ,R_1のいずれの上にも位置させることのない、波数
    ベクトルKの表面弾性波を発生するように構成されてい
    ることを特徴とする光偏向装置。
JP3038087A 1987-02-12 1987-02-12 光偏向装置 Pending JPS63197924A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4961632A (en) * 1987-12-29 1990-10-09 Fuji Photo Film Co., Ltd. Light beam deflector/modulator
JPH03179326A (ja) * 1989-09-25 1991-08-05 Fuji Photo Film Co Ltd 光変調装置および記録装置

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4961632A (en) * 1987-12-29 1990-10-09 Fuji Photo Film Co., Ltd. Light beam deflector/modulator
JPH03179326A (ja) * 1989-09-25 1991-08-05 Fuji Photo Film Co Ltd 光変調装置および記録装置

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