JPH01200882A - 信号処理方法及び該信号受信装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は伝送チャネル又は記録キャリヤによってサブサ
ンプル形態にて搬送される信号を処理する方法及び該信
号を受信する装置に関するものである。斯種の信号は高
品位テレビジョン信号とすることができる。本発明は斯
種のサブサンプルテレビジョン信号を発生する方法及び
装置にも関するものである。

高品位テレビジョン信号の伝送方式は多数提案されてお
り、その１つに１９８４年９月にＮＨＫＯ技報第３０４
号にＹ、　Ｎｉｎｏｍｉｙａ、　　Ｙ、　０ｈｔｓｕｋ
ａ及びＹ。

Ｉｚｕｍｉ　により発表さた「単一チャネルＨＤＴＶ放
送方式−ＭＵＳＥＪがある。この提案ではテレビジョン
信号を伝送する際に２つの状態、即ち画像内容が静止し
ているか、否かと言うことしか考慮していない。しかし
、これだけでは受信機で高品位テレビジョン信号を適切
に再生するのには不十分であることを確かめた。

本発明の目的はサブサンプル信号を処理する改良方法及
び受信装置を提供すると共に、斯種の受信装置に搬送す
べきテレビジョン信号を処理する方法及び該テレビジョ
ン信号を供給するための装置も提供することにある。

本発明は、伝送チャネル又は記録キャリヤによってサブ
サンプル形態にて伝送され、かつ、この伝送に先がけて
動き及び／又は空間情報に応じてセグメント化して種々
のサンプリング構造に処理した二次元像を表す信号を処
理する方法において、該方法が： ｉ、前記伝送チャネル又は記録キャリヤからサブサンプ
ル信号を受信する工程と； １１、複数のデシメーション空間周波フィルタレスポン
スの内の、前記信号を前記伝送用にサブサンプリングす
る前に行った１つのレスポンスに各々が近似する多数の
空間周波フィルタレスポンスの内の適切なレスポンスを
常に発生し得るように、前記工程にて受信した信号の各
セグメントをアダプティブ内挿フィルタリング処理する
工程と；ｉｉｉ　、前記フィルタに通して得られた内挿
信号をセグメント化基準で動き及び／又は空間情報に応
じてサブサンプリングするも、各セグメントに隣接する
が、該セグメントの外側の画素は該セグメントに該当す
るサンプリング構造に従ってサブサンプルする工程と； ｉｖ、前記工程にて得られたサブサンプル信号の各セグ
メントを、各々が複数個の前記デシメーションフィルタ
レスポンスの内の１つにほぼ対応する多数の空間周波フ
ィルタレスポンスの内の適切なレスポンスを常に発生し
て、前記信号を再生し得るように非アダプティブ内挿フ
ィルタリング処理する工程；とを具えていることを特徴
とする。

さらに本発明は、伝送チャネル又は記録キャリヤによっ
てサブサンプル形態にて伝送され、かつ、この伝送に先
がけて動き及び／又は空間情報に応じてブロック毎に種
々のサンプリング構造に処理した高品位テレビジョン信
号を処理する方法において、該方法が： １、前記伝送チャネル又は記録キャリヤからサブサンプ
ルテレビジョン信号を受信する工程と；ｉｉ、複数のデ
シメーション空間周波フィルタレスポンスの内の、前記
高品位テレビジョン信号を前記伝送用にサブサンプリン
グする前に行った１つのレスポンスに各々が近似する多
数の空間周波フィルタレスポンスの内の適切なレスポン
スを常に発生し得るように、前記工程にて受信した信号
の各ブロックをアダプティブ内挿フィルタリング処理す
る工程と； ｉｉｉ　、前記フィルタに通して得られた内挿信号をブ
ーツク毎の基準で動き及び／又は空間情報に応じてサブ
サンプリングするも、或るブロックに隣接するが、該ブ
ロックの外側の画素は該ブロックに該当するサンプリン
グ構造に従ってサブサンプルする工程と； ｌｖ、前記工程にて得られたサブサンプル信号の各ブロ
ックを、各々が複数個の前記デシメーションフィルタレ
スポンスの内の１つにほぼ対応する多数の空間周波フィ
ルタレスポンスの内の適切なレスポンスを常に発生して
前記高品位テレビジョン信号を再生し得るように非アダ
プティブ内挿フィルタリング処理する工程； とを具えていることを特徴とする。

上述したような本発明によれば、周波数及びステップレ
スポンスに関して厳格な仕様を有している非アダプティ
ブ内挿フィルタには、対応するサンプリング構造で伝送
さた領域の境界付近で作動する場合でも、これらの仕様
を満足すべくそれらのフィルタに必要とされる均一なサ
ブサンプル入力が供給さると言う利点がある。

本発明の好適例では、前記受信サブサンプルテレビジョ
ン信号のフレーム当りのライン数を、該サブサンプルテ
レビジョン信号から取出す高品位テレビジョン信号のフ
レーム当りのライン数よりも遥かに少なくし、前記受信
サブサンプルテレビジョン信号のブロックにおける画素
を、伝送前に行った際の方法とは逆の方法でシャフルさ
せるようにする。

さらに本発明の好適例では、前記受信サブサンプル信号
に各ブロック又はセグメントの動き及び／又は空間情報
に関しての他の信号伝送情報を付随させ、該信号伝送情
報を受信時に用いて適切なアダプティブ及び非アダプテ
ィブ空間周波フィルタレスポンスの双方を選択するよう
にする。

本発明はさらに、二次元像を表す信号を伝送チャネル又
は記録キャリヤによってサブサンプル形態にて伝送し、
且つ、この伝送に先がけて動き及び／又は空間情報に応
じてセグメント化して種々のサンプリング構造に処理す
る方式に用いる受信装置であて、該受信装置が、前記伝
送チャネル又は記録キャリヤからサブサンプル信号を受
信する手段と、各受信セグメントに対して、複数のデシ
メーション空間周波フィルタレスポンスの内の、前記信
号を前記伝送用にサブサンプリングする前に行った１つ
のレスポンスに各々が近似する多数の空間周波フィルタ
レスポンスの内の適切なレスポンスを発生させるために
アダプティブ切換内挿フィルタリング処理する手段と、
該手段にて得られた内挿信号をセグメント化基準で動き
及び／又は空間情報に応じてサブサンプリングするモ、
或るセグメントに隣接するが、該セグメントの外側の画
素は該セグメントに該当するサンプリング構造に従って
サブサンプリングするサブサンプリング手段と；該手段
にて得られたサブサンプリング信号ヲ、各々が前記デシ
メーションフィルタレスポンスの内の１つにほぼ対応す
る多数の種々の空間周波フィルタレスポンスの内の適切
なレスポンスを各セグメントに対して発生するために非
アダプティブ切換内挿フィルタリング処理して、このフ
ィルタリング処理の出力を再生信号とする手段とを具え
ていることを特徴とする。

さらに本発明は、高品位テレビジョン信号を伝送チャネ
ル又は記録キャリヤによってサブサンプル形態にて伝送
し、かつこの伝送に先がけて動き及び／又は空間情報に
応じてブロック毎に種々のサンプリング構造に処理する
方式に用いる受信装置であって、該受信装置が、前記伝
送チャネル又は記録キャリヤからサブサンプルテレビジ
ョン信号を受信する手段と、各受信ブロックに対して、
複数のデシメーション空間周波フィルタレスポンスの内
の、前記高品位テレビジョン信号を前記伝送用にサブサ
ンプリングする前に行った１つレスポンスに各々が近似
する多数の種々の空間周波フィルタレスポンスの内の適
切なレスポンスを発生させるためにアダプティブ切換内
挿フィルタリング処理する手段と、該手段にて得られた
内挿信号をブロック毎の基準で動き及び／又は空間情報
に応じてサブサンプリングするも、或るブロックに隣接
するが、該ブロックの外側の画素は該ブロックに該当す
るサンプリング構造に従ってサブサンプルするサブサン
プリング手段と、該手段にて得られたサブサンプリング
信号を、各々が前記デシメーションフィルタレスポンス
の内の１つにほぼ対応する多数の種々の空間周波フィル
タレスポンスの内の適切なレスポンスを各ブロックに対
して発生するために非アダプティブ切換内挿フィルタリ
ング処理して、このフィルタリング処理の出力を再生高
品位テレビジョン信号とする手段とを具えていることを
特徴とする。

本発明の好適例では、前記サブサンプルテレビジョン信
号のフレーム当りのライン数を、該サブサンプルテレビ
ジョン信号から取出す高品位テレビジョン信号のフレー
ム当りのライン数よりも遥かに少な（シ、前記サブサン
プルテレビジョン信号のブロックの画素を伝送前にシャ
フルさせ、前記受信装置が、前記アダプティブ内挿フィ
ルタリング処理する前の伝送以前にシャフルしたのとは
逆の方法で受信サブサンプテレビジョン信号のブロック
における画素をシャフルするシャツリング手段も具える
ようにする。

本発明の他の好適例では、各ブロック又はセグメントの
動き及び／又は空間情報に関しての他の信号伝送情報を
前記サブサンプル信号と一緒に伝送する方式に用いられ
る受信装置であって、該受信装置が前記性の信号を受信
し、かつ、この受信した信号情報を前記アダプティブ及
び非アダプティブ内挿フィルタリング操作に適用して、
各ブロック又はセグメントに対する適切な空間周波フィ
ルタレスポンスを選択するための手段も具えるようにす
る。

斯かる情報はシャフリング手段に供給して逆（インバー
ス）シャフリングを制御するようにすることもできる。

本発明はさらに、高品位テレビジョン信号を処理して伝
送チャネル又は記録キャリヤにより伝送するに当り、 ｉ、前記高品位テレビジョン信号の画素を複数の隣接ブ
ロックに分割し、 ｉｉ、各ブロック内の動きの程度を決定し、ｉｉｉ、　
　各ブロックに、動きの程度に依存する特性を有する二
次元空間フィルタリング処理を施し、ｉｖ、フィルタリ
ングされた各ブロックに、動きの程度に依存するサンプ
リング構造を有する空間及び時間サブサンプリング処理
を施し、 ｖ、サブサンプリングされた各ブロック内のライン数を
前記サブサンプリング構造により、或いは各ブロックか
らの得られたサブサンプルをシャフリングすることによ
り減少させて前記高品位テレビジョン信号よりも著しく
少ない１フレーム当りのライン数を有するサブサンプル
テレビジョン信号を発生させることを特徴とする。

このような方法では空間解像度と時間（テンポラル）解
像度との間で妥協をとるようにする。即ち、静止及びほ
ぼ静止している領域は高い空間解像度ではあるが、動き
の鈍い描写で搬送し、又、動きの強い領域は空間解像度
は低くするも、動きの描写を改善するように伝送する。

これには人間の眼の視覚特性が動いている物体に対して
空間解像度が劣ることを利用する。二次元的空間フィル
タリング及び時間サブサンプリングを用いることによっ
て、動きが検出しきい値以下の物体の画像のボケと言う
よりもむしろジャダ、即ちジッタを生ぜしめる。このジ
ャダは非線形時間内挿により受信機にてなくすことがで
きるが、ボケ個所での情報損失分を正確に再生すること
はできない。

本発明はさらに、 １、所定のしきい値を越える動きを示すブロックに、空
間情報の特性にも依存する特性を有する前記二次元フィ
ルタリング処理を施し、１１、フィルタリングされた各
ブロックに、空間情報の特性にも依存する空間及び時間
サブサンプリング処理を施すようにするのが好適である
。

この方法にはさらに、動きの程度及び／又は空間情報の
特性の決定後に、各ブロックに空間及び時間検査処理を
施して一致性及び／又は他の利点を得るようにするのが
好適である。

この方法にはさらに、動きの程度及び／又は空間情報の
特性の決定後に、各ブロックに空間及び時間検査処理を
施して一致性及び／又は他の利点を得るようにするのが
好適である。

さらに本発明は、高品位テレビジョン信号を処理して伝
送チャネル又は記録キャリヤにより伝送するために、前
記高品位テレビジョン信号の画像を複数の隣接ブロック
に分割する手段と、各ブロックの動きの程度を決定する
手段と、各ブロックに動きの程度により決定された特性
を有する二次元空間フィルタ処理を施す手段と、フィル
タリング処理された各ブロックに動きの程度に依存する
構造を有する空間及び時間サブサンプリング処理を施す
手段と、サブサンプリングされた各ブロックのライン数
を減少させる手段と、ライン数を減少させたこれらブロ
ックから前記高品位テレビジョン信号より著しく少ない
１フレーム当りのライン数を有するサブサンプルテレビ
ジョン信号を発生させる手段とを具えたことを特徴とす
る。

このような装置にはさらに、各ブロックの空間情報を決
定する手段を更に具え、フィルタリング処理された各ブ
ロックに空間及び時間サブサンプリング処理を施す前記
手段は各ブロックの動きの程度のみならずその空間情報
の特性にも依存するようにするのが好適である。

本発明はさらに内挿フィルタ回路も提供する。

図面につき本発明を説明する。

本発明は高品位テレビジョン（ＨＤＴＶ）に適合させた
ＭＡＣパケット型のテレビジョン信号に関連して説明す
る。斯かるＨＤＴＶでは、信号源は１２５０ライン、５
０Ｈｚフイールドレート、２：１インクレ一ス信号を発
生し得るが、実際に伝送される信号は６２５　ライン、
５０Ｈｚフイールドレート、２：１インクレ一ス信号で
あるため、非ＨＤＴＶ受信機で受信することができる。

伝送ビジョン信号にはビジョン信号についての追加の情
報を与えるディジタル信号が付加され、斯かるシステム
はディジタルアルステッドテレビジョン（ＤＡＴＶ）と
称されている。以下の説明では、各画像は所定数の画素
幅と所定数のライン高を有する多数のブロックに分割さ
れ（これら画素数とライン数は一致させる必要はない）
、且つディジタル情報は各ブロックの動き及びその速度
のような特性に関連するものとする。

１２５０ライン、２５ＭＨｚの高品位テレビジョンカメ
ラからの信号を６２５ライン、６　Ｍ）Ｉｚ帯域幅の伝
送チャネルを経て伝送する斯かる伝送システムでは４：
１の総合圧縮比が必要とされる。伝送用に用意された高
品位信号をサンプリングするのに使用するシステムは以
下の例に示すように時間圧縮と空間圧縮とを妥協させて
いる。

システム周期　　　時間圧縮　　　空間圧縮　−８０ｍ
５ｅｃ　　　　　２　：　１　　　　２　：　１４０　
ｍ５ｅｃ　　　　　２　：　１　　　　２　：　１２０
　ｍ５ｅｃ　　　　　　１　：　１　　　　４　：　１
これがため、以下に示すように種々の速度範囲に対しい
くつかの異なるフィールドレートを使用する。

（ｉ）静止モード（速度範囲：０〜０．５画素／４０ｍ
５ｅｃ）ではフィールドレートを１２．５Ｈｚとし、基
本インターバルを３Ｑｍｓｅｃとする。

（１１）遅い動きモード（速度範囲二０．５〜２画素／
４０ｍ５ｅｃ）　ではフィールトレー）　２５）１ｚと
し、基本インターバルを４Ｑｍｓｅｃとする。

（ｉｉｉ　）動きモード（速度範囲：２．０画素以上／
４０ｍ５ｅｃ）ではフィールドレートを５０Ｈｚとし、
基本インターバルを２０ｍ５ｅＣとする。

第１図は斯かるシステム用の伝送装置のブロック図であ
り、１は高品位テレビジョンカメラからの少なくとも輝
度信号を受信する入力端子を示す。

この輝度情報は３個の並列ブランチ２．３及び４に供給
される。これらブランチはそれぞれ２Ｑｍｓｅｃ。

４Ｑｍｓｅｃ及び３Ｑｍｓｅｃであり、これらブランチ
において信号が後述するように処理される。これら３つ
のブランチからの出力はブランチスイッチ５に供給され
、このスイッチによりこれらブランチのｌつの出力が取
り出され、次いで、伝送チャネル又は記録キャリヤに供
給される前にＭＡＣ信号の他の成分と多重するために、
ナイキストフィルタ６を経て出力端子７に供給される。

後続の処理は図示してない。第１図にはサンプリング、
動き等の性質のような伝送情報を搬送するＤＡＴＶ用の
ディジタル信号の発生部も図示してない。

入力端子１の輝度情報は第１及び第２の過度適応型動き
検出器８及び９にも供給する。第１検出器８は検出され
る動きが０，５画素／４Ｑｍｓｅｃ以下のときに出力を
発生し、第２検出器９は検出される動きが２画素／４０
ｍ５ｅｃ以上のときに出力を発生する。動き検出器８及
び９の出力は隣接ブロックと周囲ブロックとの一致を決
定する第１及び第２の空間一致回路ｌＯ及び１１にそれ
ぞれ供給し、これら回路の出力を３レベル判定回路１２
に供給して上述した３つの条件（ｉ）〜（ｉｉｉ　）の
１つに対応する出力を発生させる。この出力は、判定回
路１２からの信号レベルの動きの程度に応じた変化を通
す時間を制御する第１の時間一致回路１３に供給し、次
いで１つのブロックとその周囲のブロックとの一致を決
定する空間一致回路１４及びスイッチングアーチファク
トが生じないように比較的長期間（２４０ｍｓｅｃ）に
亘って時間的一致を与える第２の時間−致回路１５を経
てブランチスイッチ５の制御入力端子に供給して処理さ
れた信号を上述の基準に従って選択させる。

一例では、２Ｑｍｓｃｅブランチ２は二次元低域フィル
タと、サブサンプリング装置と、シャフリング装置とで
構成することができる。低域フィルタの周波数応答はひ
し形であり、その第１象限を第２ａ図に示しである。こ
のフィルタはフィールド内フィルタであり、ｆ　ｓ／４
に理想的なカットオフ周波数点を有する（ここでｆｓは
高品位サンプリング周波数を示す）。第２ａ図において
、Ｆｖは画像高さ当りのサイクル数で与えられ、Ｆｈは
画像幅当りのサイクル数で与えられる。サブサンプリン
グ構造を第２ｂ図に示し、伝送すべきサンプル画素のシ
ャフリングを第２ｃ図に示しである。これらの２つの図
において２桁の数は画素を示し、第２桁の数はフィール
ド番号を示し、第１桁の数はライン番号を示す。

４０ｍ５ｅｃブランチ３はスイッチと、二次元低域フィ
ルタと、サブサンプリング装置と、シャフル装置とで構
成し得る。スイッチは各対のインターレースフィールド
から１つのフィールドを選択し、これを遅い動きモード
に対し使用し得るようにする。このブランチに対する低
域フィルタの周波数応答もひし形であり、その第１象限
を第３ａ図に示しである。このフィルタもフィールド内
フィルタであり、ｆｓ／２に理想的なカットオフ周波数
点を有する。サブサンプリング構造を第３ｂ図に示し、
伝送すべき画素のシャツリングを第３Ｃ図に示しである
（実際にはシャフリングは不要であり、従ってシャフリ
ング装置も不要である）。

３Ｑｍｓｅｃブランチ４はスイッチと、二次元低域フィ
ルタと、サブサンプリング装置と、シャツリング装置と
で構成することができる。スイッチは連続する４フイー
ルドから最初の２フイールドを選択する。これら２フイ
ールドを蓄積し、二次元フィルタに供給する。このフィ
ルタは他のひし形応答特性を有し、その第１象限を第４
ａ図に実線で示しである。破線はＨＤＴＶ信号源の周波
数応答を示す。このフィルタはフレーム内フィルタであ
り、ｆｓ／２に理想的な水平カットオフ周波数点を有す
る。

サブサンプリング構造を第４ｂ図に示し、２フレームの
第１フレーム中に伝送すべき画素のシャフリングを第４
ｃ図に示すと共にこれらフレームの第２フレーム中に伝
送すべき画素のシャフリングを第４Ｃ′図に示しである
。

上述の３つのブランチに対しては５点形のサブサンプリ
ング構造を用いたが、このサンプリングパターンは斜め
方向の解像度を犠牲にして水平及び垂直方向の高解像度
に対し最適であることが確かめられた。伝送用画像はあ
る空間構造を含み、この空間構造に対しては上記のサン
プリングパターンは最適でなく、これがため少なくとも
２０ｍ５ｅｃ及び４Ｑｍｓｅｃブランチ２及び３に対し
て複数のサブブランチを設け、各サブブランチにより異
なる空間周波数を維持し得る異なるサブサンプリング構
造を与え、伝送装置により画像の各区域（ブロック）の
周波数を最もよく表すパターンを選択することを提案す
る。斯かる場合には第１図の２０ｍ５ｅｃブランチ２を
第５図のブロク図に示す構成と置き換えることができる
。

第５図において、端子１の高品位信号はそれぞれ異なる
周波数レスポンスを有する３個の二次元デシメーション
フィルタ１６．　１７及び１８に供給される。フィルタ
１６の周波数レスポンスの第１象限は第６ａ図に示して
あり、この周波数レスポンスは、第２ａ図に示すレスポ
ンスに対応し、その垂直及び水平カットオフ周波数点は
ともにＦｓ／４である。フィルタ１６の出力は第６ｂ図
に示すサンプリング構造を発生し得る５魚形サンプラ１
９に供給され、得られたサンプルはこれらサンプルを第
６Ｃ図に示すようにシャフルするシャフラ２０に供給さ
れる。シャフラ２０の出力がサブブランチスイッチ２１
の第１入力端子に供給され、このスイッチの出力端子が
２０ｍ５ｅｃブランチの出力端子を構成する。

デシメーションフィルタ１７の周波数レスポンスの第１
象限は第７ａ図に示してあり、その垂直カットオフ周波
数はＦｓ／８であり、水平カットオフ周波数はＦｓ／４
である。このフィルタ１７の出力は第７ｂ図に示すよう
なサンプリング構造を発生し得る垂直及び水平サンプラ
２２に供給され、そのサンプル出力はサンプルを第７Ｃ
図に示すようにシャフルするシャフラ２３に供給される
。このシャフラの出力がサブブランチスイッチ２１の第
２入力端子に供給される。

第８ａ図はフィルタ１８の周波数レスポンスの第１象限
を示し、その出力は第８ｂ図に示すようなサンプリング
構造を発生し得る水平サンプラ２４に供給され、そのサ
ンプル出力がシャフラ２５により第８ｃ図に示すように
シャフルされ、このシャフラの出力がサブブランチスイ
ッチ２１の第３入力端子に供給される。

第５図には示してないが、サブブランチの１つを又は追
加のサブブランチをフル水平解像度をフィルタリングす
るものとすることができる。斯かる場合はその周波数レ
スポンスの第１象限は第９ａ図に示すものとし、サンプ
リング構造及びシャフリングは第９ｂ及び９Ｃ図に示す
ものとすることができる。他のフィルタ応答及びサンプ
リング構造にすることもできる。

端子１の入力信号に最もよく整合する空間周波数特性を
決定するために、端子１の入力信号を第１、第２及び第
３の２乗／差計算装置２６．２７及び２８の第１入力端
子にも供給すると共にこれら計算装置の他方の入力端子
にそれぞれの低域フィルタ１６、１７及び１８の出力を
供給する。これら計算装置２６、２７及び２８の出力端
子をバイアスされたサブブランチセレクタ２９のそれぞ
れの入力端子に接続する。このセレクタの出力は選択さ
たサブブランチを表す。この出力をスイッチングアーチ
ファクトを除去するために時間及び空間一致検査回路３
０に通し、次いで、不一致ブロックを除去するために隔
離ブロック除去回路３１に通した後にサブブランチスイ
ッチ２１の制御入力端子に供給して適切なサブブランチ
からのサンプル信号を選択し、この出力サンプル信号が
端子３２からブランチスイッチ５（第１図）の１つの入
力端子に供給される。

第１０図は第１図の４９ｍ５ｅｃブランチ３と置き換え
ることができる４Ｑｍｓｅｃブランチのサブブランチ構
成のブロック図である。第１０図に示すサブブランチ構
成は第５図の２Ｑｍｓｅｃサブブランチ構成と極めて類
似し、対応する符号は同一もしくは同様のブロック機能
を示している。機能に差があるものについてはそのブロ
ック符号にダラシを付加して識別しである。低域デシメ
ーションフィルタ１６′の周波数レスポンスの第１象限
は第１１ａ図に示してあり、第３ａ図に示すものと同一
にその垂直カットオフ周波数はＦｓ／４であり、その水
平カットオフ周波数はＦｓ／２である。５魚形サブサン
プラ１９′及びシャフラ２０′の５魚形サンプリング構
造及びシャツリングパターンはそれぞれ第１１ｂ及び１
００図に示しである。低域デシメーションフィルタ１７
′の周波数レスポンスの第１象限は第１２ａ図に示して
あり、そのカットオフ周波数は垂直方向及び水平方向と
もＦｓ／２であり、水平サブサンプラ２２′及びシャフ
ラ２３′のサンプリング構造及びシャフリングパターン
はそれぞれ第１２ｂ及び１２Ｃ図に示しである。第１３
ａ、　１３ｂ及び１３Ｃ図はそれぞれ低域デシメーショ
ンフィルタ１８′、垂直サブサンプラ２４′及びシャフ
ラ２５′の周波数レスポンス、サンプリング構造及びシ
ャフリングパターンを示し、このフィルタの周波数レス
ポンスは第９ａ図に示すものと同一である。

４９ｍ５ｅｃブランチの３つのサブブランチに対する上
述のフィルタ周波レスポンス、サンプリング構造及びシ
ャフリングパターンは、遅い動きモードに加えて、フィ
ルム（テレシネ）に対し使用することができ、この場合
には１秒当りのフィルムこま数がテレビジョン信号の画
像数に一致してフィルムの各こまが１フレームの２フィ
ールド中同−になる。斯かる場合には２つの他のフィル
タ周波レスポンス、サンプリング構造及びシャフリング
パターンを使用することができ、これらを第１４及び１
５図に示してあり、第１４及び１５図においてａはフィ
ルタ周波レスポンスの第１象限、ｂはサンプリング構造
及びＣはシャフリングパターンである。

第１６図は第１図の３Ｑｍｓｅｃブランチを詳細に示す
ブロック図である。信号入力端子１はフレーム間引き回
路３３に接続され、この回路は高品位テレビジョン信号
の交互のフレームを間引くことにより時間サブサンプリ
ングを行う。残存フレームは第４ａ図に示す周波レスポ
ンスを有する低域デシメーションフィルタ３４に供給さ
れる。このフィルタの出力は第４ｂ図に示すサンプリン
グ構造を有する５魚形サンプラ３５に供給され、そのサ
ンプル出力信号はサンプルを第４Ｃ図に示すようにシャ
フルするシャフラ３６に供給される。このシャフラの出
力は端子３７に現れ、３Ｑｍｓｅｃブランチの出力を構
成し、第１図のブランチスイッチ３への入力の１つを構
成する。

第１７図は前述したようにして送信側で処理された６２
５ライン、５０フイ一ルド／秒、２：１インタ一レース
信号を受信する受信装置の一部を示すブロック線図であ
る。この図には受信信号の通常の“前端”処理、すなわ
ち受信信号の周波数選択、周波数変更及び復調を含んで
いない。その理由は、これらはそれ自体周知であり且つ
本発明を理解する上で本質的でない処理である為である
。更に、ＭＡＣ信号の種々の成分の分離も示していない
。

その理由は、この処理も本発明の理解にとって本質的な
ものでない為である。得られたビジョン（輝度）信号は
端子３９を経て逆（インバース）シャフラ４０に供給さ
れ、このインバースシャフラで、送信されたサンプルが
ブロック順次に基づいて送信装置においてシャフリング
される前に占めていた正しい位置に回復せしめられる。

インバースシャフリングの特性は受信機の前段部分で受
信ＭＡＣ信号から復調を行った後に端子４１に存在する
デジタルアシスティング信号（ＤＡＴＶ）により制御さ
れる。このＤＡＴＶ信号はチャネルデコーダ４２に供給
され、このデコーダでＤＡＴＶ信号が復号されてインバ
ースシャフラ４０及び後に説明する他のユニットに対す
る適切な制御信号を生せしめる。インバースシャフラ４
０は粗い構造の１２５０ライン、５０フイ一ルド／秒、
２：ｌインターレース信号を生ぜしめ、この信号はアダ
プティブ切換内挿フィルタリングを行うユニット４３に
供給され、その空間周波フィルタ特性はデコーダ４２か
らの制御信号によりブロック順次に制御される。ユニッ
ト４３における空間周波フィルタ特性はブランチ或いは
サブブランチに対し伝送装置で用いたフィルタの空間周
波特性に近似する。ここに適用したフィルタは画素毎に
正規化され、すべてのフィルタ係数は正となるように構
成されている。ユニット４３は、サンプルされた画素が
受信されなかった画素点に対しこれらサンプルされた画
素を変化させることなく追加の画素を発生せしめて粗く
内挿した画像を生ぜしめる。

これにより得られた切換フィルタユニット４３の出力は
サブサンプラ４４に供給され、このサブサンプラにおい
て、前に内挿された信号が再びサブサンプリングされる
。このサブサンプリング方法は当該ブロックに対する送
信装置におけるサブサンプリング方法と同じである。こ
のサブサプリング構造は隣接のブロックに延在し、次の
非アダプティブ切換内挿フィルタユニット４５に各ブロ
ックを中心とする均一なサブサンプリング構造を与える
。

特定のブロックは送信機側でそれ自体に対し且つこれに
隣接するブロックに対し用いた構造に対応する数個の構
造を用いて再サブサンプリングすることができる。フィ
ルタユニット４５における空間周波フィルタ特性はブラ
ンチ或いはサブブランチに対し送信装置で用いられたフ
ィルタの空間周波特性にほぼ一致し、これらの特性はデ
コーダ４２からの信号による制御の下で切換えられる。

フィルタユニット４５からの完全に内挿された１２５０
ライン信号は高品位表示のための出力端子４６に供給さ
れる。

第１７図のアダプティブ切換内挿フィルタユニット４３
は送信装置におけるブランチ或いはサブブランチの個数
に依存する個数の切換フィルタを有するようにすること
ができる。第５．１０及び１６図に関して説明した送信
装置に対しては、利得を動的に調整しうるようにした正
の係数を有する７個の切換フィルタを必要とする。この
ような切換フィルタの構成は第１８図に示してあり、こ
の切換フィルタは７個の順次に接続されたライン周期記
憶装置４７〜５３を有し、これら記憶装置は先入れ先出
しくＦＩＦＯ）に基づいてインバースシャフラ４０（第
１７図）からのテレビジョン信号のラインを受けてこれ
らを取出すように構成されている。３つの加算回路５４
．５５及び５６の各々は図示のように一対のライン周期
記憶装置の出力を加算し、得られた加算信号を部分フィ
ルタ５７．５８及び５９にそれぞれ供給し、一方性の部
分フィルタ６０はライン期間記憶装置５０から直接その
入力を受ける。端子６１はデコーダ４２（第１７図）か
ら直接或いは他の処理後に制御信号を受け、これら制御
信号を係数制御信号として部分フィルタ５７．５８．５
９及び６０に供給する。部分フィルタ５９及び６０の出
力は加算回路６２で加算され、この加算回路６２の出力
は他の加算回路６３において部分フィルタ５８の出力と
加算される。

加算回路６３の出力は加算回路６４において部分フィル
タ５７の出力に加算され、端子６５におけるこの加算回
路６４の出力がフィルタの出力となる。

第１９図は第１８図の部分フィルタ５７．５８．５９或
いは６０に対する構造を示す。この第１９図では６６が
部分フィルタに対する信号入力端子を示し、６７が係数
制御入力端子を示す。信号入力端子６６は直列接続遅延
装置６８〜７３に接続され、各遅延装置の遅延期間は画
素間の間隔に相当する。入力端子６６及び遅延装置６８
．６９．７１．７２．７３の出力端子は図示のように対
を成して３つの加算回路７４．７５及び７６に接続され
、これら加算回路の出力端子はそれぞれマルチプイヤ７
７．７８及び７９の第１入力端子に接続されており、他
のマルチプライヤ８０の第１入力端子は遅延装置７０の
出力端子に接続されている。マルチプライヤ７７、７８
．７９及び８０の第２入力端子はそれぞれ係数記憶装置
８１．８２．８３及び８４の出力端子に接続され、これ
ら係数記憶装置の入力端子は係数制御入力端子６７に接
続されている。マルチプライヤ７７及び８０の出力は加
算回路８５で加算され、この加算回路８５の出力は他の
加算回路８６でマルチプライヤ７８の出力に加算され、
加算回路８６の出力は加算回路８７でマルチプライヤ７
９の出力に加算され、この加算回路８７の出力は出力端
子８８で部分フィルタの出力を構成する。

第１７図のフィルタユニットと、第１８及び１９図の特
定のフィルタは各フィルタの直流利得を動的に調整する
ことによりアダプティブ利得調整を行う。

必要な利得を決定する２つの方法、すなわち前処理（ｐ
ｒｉｏｒｉ）法及び後処理（ｐｏｓｔｅｒｉｏｒｉ）法
を説明する。

再正規化のための前処理法は内挿前に得られる情報、す
なわち現在のブロック及び隣接のブロックに対するブラ
ンチ或いはサブブランチ選択とそのブロック内の現在の
画素の位置とを用いる。２つのブロックの構造を第２０
１及び２Ｏｂ図に示す。

第２０ａ図は幅が１２画素で高さが１２ラインとしたブ
ロック（１２Ｘ１２ブロツク）８９を示し、第２０ｂ図
は幅が８画素で高さが８ラインとしたブロック（８×８
ブロツク）９０を示す。これらの２つの図は、内挿フィ
ルタのレンジが当該ブロック内に完全に入り込んでいる
為に利得が周囲のブロックに依存しない、破線で囲まれ
た中央領域９１．９２を示している。中央領域９１を除
去すると、１２Ｘ１２ブロックは７ビツト以内の符号を
以て表すことのできる独自の利得を有する。

１４４−３６　＋　１　　＝　１０９ 個の位置を有しうるようになり、イニシャル・マツピン
グを第２１図に示すような２５６Ｘ７ビツトメモリ９５
を以て達成しうる。このメモリは画素クロック入力端子
９６から、４ビツト水平位置入力を生じる１２分周器９
７を経て駆動され、且つラインクロック入力端子９８か
ら、４ビツト垂直位置入力を生じる他の１２分周器９９
を経て駆動される。利得は隣接ブロック中で用いられて
いるサブブランチによっても影響され、シフトレジスタ
を用いて水平、垂直及び対角線方向で最も近接した選択
を分離するのが極めて有利である。これらを表すには、
全部で７チヤネルを以て表すシステムでは、現在のサブ
ブランチに対する選択と一緒に３Ｘ４＝１２ビツトを必
要とする。これをブロック内の位置を表す７ビツトと組
合せると、全部で１９ビツトとなる。

これは第２１図にフィルタの利得を選択するためにも存
在するメモリ１００の５１２にワードに相当する。

このメモリ１００に対する入力はメモリ９５からの７ピ
ツトと、現在のブロックを表す端子１０１における３ビ
ツトと、垂直方向の隣接ブロックを表す端子１０２にお
ける３ビツトと、水平方向の隣接ブロクを表す端子１０
３における３ビツトと、対角線方向の隣接ブロックを表
す端子１０４における３ビツトとである。

第１図に示す３ブランチシステムの場合、必要とするメ
モリは少なく、フィルタのレンジは小さい。その理由は
極めて高い解像度のサブブランチが存在しない為である
。最適化を行わない場合には、ブロック内の位置を表す
のに６ビツト必要であり、ブロック選択を表すのに４Ｘ
２＝８ビツト必要であり、全部で１４ビツト及び１６に
ワードのメモリとする。

利得をいかにするかを決定するのは、乗算の前に係数を
スケーリングするか（第１９図の部分フィルタ参照）或
いは切換係数を用い且つ第２１図に示すようにフィルタ
ユニット４３の後段に１つのマルチプライヤ１０５を設
け、このマルチプライヤの制御人力をメモリ１００によ
って与えて全利得を変えることにより達成しうる。後者
の構成の場合、フィルタユニット４３内のいかなるまる
めの誤差も後に増倍せしめられないように注意する必要
があるが、必要とするメモリは第１９図の部分フィルタ
で９個のマルチプライヤの利得を制御する場合よりも少
なくて足りる。

上述したところから明らかなように、前処理法は第１図
の３ブランチシステムに対して受容しうるち、サブブラ
ンチが加わるにつれて徐々に適さなくなる。その理由は
、択一の可能性がサブブランチを選択するのに必要とす
るビア）数の４乗で増大し、これがブロック寸法の何等
かの増大に加わりＤＡＴＶデータの量を、従ってその割
合を減少せしめる為である。

再正規化のための後処理利得制御法は第２２図に示すよ
うに並列の２つの切換フィルタユニット４３及び４３′
を用い、フィルタユニット４３はフィルタ動作を行い。

他のフィルタユニット４３′は再正規化係数を計算する
。１６〜２３５の通常の範囲を用いて黒から白までのビ
デオレベルを表し、インバースシャフリング中の失われ
た画素位置に零を挿入する場合には、零でない値のみが
伝送値を表すようにするのが適している。フィルタユニ
ット４３′は、インバースシャフラ４０の出力がＯより
も大きいことを検出し入力及び出力がアクティブサンプ
ルと一致する係数の和である為に特定のサンプルが伝送
されたか否かを表す検出器１０６からの１ビット信号を
取る。この総計値は反転され、切換フィルタユニット４
３に続くマルチプライヤ１０５の利得を制御するのに用
いられる。

第２フイルタに対するハードウェアは可成り簡単である
。その理由は、フィルタを多重にすると、係数に０．１
．２．３或いは４を乗じるだけでよく、従って各サブブ
ランチに対してこれらのオプションを保つのにほんの小
さなメモリを必要とするだけである為である。７チヤネ
ルシステムでは２＋３ビツトを必要とし、これにより１
つの係数当り全部で３２ワードを与える。この方法の魅
力は２倍となる。まず第一に、ハードウェアの複雑性は
第１段の内挿フィルタ４３内の係数の個数によってのみ
決定されるようになる。また上述した数個の追加のサブ
サンプリング構造が、いかなる追加の係数を必要とする
ことなくサブブランチの合計数を１２まで増大せしめる
ことができる。ハードウェアに関するほんのわずかの増
大は、サブサンプルパターン間で係数を切換えるのに追
加の１ビツトを必要とし、これにより各係数に対する全
寸法を３２ワードから６４ワードに増大せしめるという
ことである。前処理の場合で同じ変更を行うと、４ビツ
ト追加するようになり、メモリを５１２にワードから８
Ｍワードに増大せしめてしまう。使用するブロック寸法
は後処理再正規化法の場合のハードウェアに回答影響を
及ぼさない。このメモリを大きくする条件が後処理シス
テムの追加の経費に勝る損得のない点があること明らか
である。後処理法の第２の利点は、１つのチャネルに対
するサブサンプリングパターンを、他のチャネルにいか
なる影響をも及ぼすことなく変えることができる。

その理由は、フィルタが得られるサンプルに自動的に適
合する為である。

内挿の第２段は第１７図につき説明したように、サブサ
ンプラ４４及び非アダプティブ切換内挿フィルタユニッ
ト４５を有する。このような構成を並列にしたものを第
２３図に示す。この場合、端子１０７が第１インクポレ
ータ段、すなわちフィルタユニット４３の出力端子に相
当する。この出力端子における出力は７個のサブサンプ
ラ４４　（１）〜４４　（７）の入力端子に供給される
（第２３図では図面を簡単とする為に４個のサブサンプ
ラのみを示しである）。各サブサンプラ４４の出力は関
連の非アダプティブフィルタ４５（１）〜４５　（７）
に供給される（これらのフィルタも４個のみを図示しで
ある）。７個のフィルタの各々はデシメーションフィル
タリング処理の伝送装置における空間周波レスポンスの
１つにほぼ一致する異なる空間周波レスポンスを有し、
従ってサブサンプルパターンを考慮して再正規化されて
いるも全部で７つのこのようなレスポンスがこの第２段
に存在する。サブサンプリングは、内挿の第１段（４３
）によって計算された評価が必要な個所にのみ用いられ
るようにする。７個のフィルタ４５（１）〜４５（７）
の出力端子はセレクタスイッチ１０８のそれぞれの入力
端子に接続され、このスイッチの制御入力端子はチャネ
ルデコーダ４２からのＤＡＴＶ信号によって動作せしめ
られる。セレクタスイッチ１０８の出力端子は出力端子
４６に高品位出力を生じる。

上述したところでは、高品位テレビジョン信号の受信及
び処理に関して受信装置を説明したが、このような装置
を適切に変更して二次元像を表すいかなる信号も処理す
るように用いることができる。このような信号は通常の
或いは変更した伝送チャネルを経て伝送するか又は記録
キャリヤ上に記録することができる。

本発明は上述した実施例のみに限定されず、幾多の変更
を加えうろこと勿論である。このような変更には、設計
、製造及び方法、装置の使用等において既に知られてい
る他の特徴も含み、これらの特徴は前述した特徴に代え
或いはこれらに加えて用いることができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明テレビジョン信号発生装置のブロック図
、 第２，３及び４図は第１図の装置の動作説明図、第５図
は第１図の装置の１つのブランチのブロック図、 第６．　７．　８及び９図は第５図のブランチの動作説
明図、 第１０図は第１図の装置の他の１つのブランチのブロッ
ク図、 第１１．１２．１３．１４及び１５図は第１０図のブラ
ンチの動作説明図、 第１６図は第１図の装置の他の１つのブランチのブロッ
ク図、 第１７図は本発明テレビジョン受信装置のブロック図、 第１８及び１９図は第１７図の装置に使用するフィルタ
装置の構成図、 第２０図は第１７図の装置の一部の動作説明図、第２１
図は第１７図の装置の一部分のブロック図、第２２図は
第２１図に示す装置の変形例のブロック図、 第２３図は第１７図の装置の他の部分のブロック図であ
る。 １・・・入力端子　　　　　２・・・２０ｍ５ｅＣブラ
ンチ３・・・４Ｑｍｓｅｃブランチ　　４・・・３Ｑｍ
ｓｅｃブランチ５・・・ブランチスイッチ　６・・・ナ
イキストフィルタ７・・・出力端子　　　　　８．９・
・・動き検出器１０、１１・・・空間−数回路　１２・
・・レベル判定回路１３・・・時間−数回路　　　１４
・・・空間−数回路１５・・・時間−数回路 １６．１７，１８；　１６’　、　１７’　、　１８’
・・・低域デシメーションフィルタ １９．２２，２４；　１９’　、　２２’　、　２４’
・・・サンプラ２０．２３，２５；　２０’　、　２３
’　、　２５’・・・シャフラ２１・・・サブブランチ
スイッチ ２６、２７．２８・・・２乗／差計算装置２９・・・サ
ブブランチセレクタ ３０・・・時間及び空間一致検査回路 ３１・・・隔離ブロック除去回路 ３３・・・フレーム間引き回路 ３４・・・低域デシメーションフィルタ３５・・・サン
プラ　　　　　３６・・・シャフラ４０・・・インバー
スシャフラ ４２・・・デコーダ ４３、４３’　、　４５・・・切換フィルタユニット４
４・・・サブサンプラ ４７〜５３・・・ライン周期記憶装置 ５７〜６０・・・部分フィルタ ６８〜７３・・・遅延装置 ７４〜７６、８５〜８７・・・加算回路７７〜８０．１
０５・・・マルチプライヤ８１〜８４・・・係数記憶装
置　９５．１００・・・メモリ９７、９９・・・１２分
周器　　　１０６・・・検出器１０８・・・セレクタス
イッチ ｉ　　　・　　　Ｌ／＋Ｉ　　　　　　　　　　　　ｍ
　　　・〉　＋Ｕ　　（Ｎ　　ｌ＋ＩＪ　　　１ｊ　　
　○匡　冨　Ｓ　胃　ゴ Ｆｔ’ｇ、７２ａ。 ５；６［ Ｆｉｇ、　７３ａ。 １１　　・　１１　　拳　　　　１１　　・　　１１　
　・１３争１３拳・１３・１３ １５　　・　１５　　・　　　　ｉｓ　　−＋ｓ　　・
１７　　・　１７　　・　　　　１１１７１１１７１２
５０１５０／２　　　　　　６２５１５０／２４１１１
１１１１　　＋１・１１争 １１１１　　　・　　１１ １ｓ　　１５　１５　１５　　　１５　　・　１５　　
・・　１５　・　１５ １２５０１５０／２　　　　　　６２５１５０／２；　
　拳　　− 年　　　　　９ （Ｎ　　　　　−ｊ　　　　　％ＯＱ）−ｍＬＬ＋Ｉト ＬＬ　ト　　ｍ　ｃｏ　　４ ＬＪ”Ｉ　　　Ｊ　　　（Ｎ　　　で−−ｊ　　　　　
　　　　　Ｏコ （Ｎ　　　　　　　　　　　　Ｑ〕

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、伝送チャネル又は記録キャリヤによってサブサンプ
   ル形態にて伝送され、かつ、この伝送に先がけて動き及
   び／又は空間情報に応じてセグメント化して種々のサン
   プリング構造に処理した二次元像を表す信号を処理する
   方法において、該方法が： ｉ、前記伝送チャネル又は記録キャリヤか らサブサンプル信号を受信する工程と； ｉｉ、複数のデシメーション空間周波フィルタレスポン
   スの内の、前記信号を前記伝送用にサブサンプリングす
   る前に行った１つのレスポンスに各々が近似する多数の
   空間周波フィルタレスポンスの内の適切なレスポンスを
   常に発生し得るように、前記工程にて受信した信号の各
   セグメントをアダプティブ内挿フィルタリング処理する
   工程と； ｉｉｉ、前記フィルタに通して得られた内挿信号をセグ
   メント化基準で動き及び／又は空間情報に応じてサブサ
   ンプリングするも、各セグメントに隣接するが、該セグ
   メントの外側の画素は該セグメントに該当するサンプリ
   ング構造に従ってサブサンプルする工程と； ｉｖ、前記工程にて得られたサブサンプル信号の各セグ
   メントを、各々が複数個の前記デシメーションフィルタ
   レスポンスの内の１つにほぼ対応する多数の空間周波フ
   ィルタレスポンスの内の適切なレスポンスを常に発生し
   て、前記信号を再生し得るように非アダプティブ内挿フ
   ィルタリング処理する工程； とを具えていることを特徴とする信号処理 方法。 ２、伝送チャネル又は記録キャリヤによってサブサンプ
   ル形態にて伝送され、かつ、この伝送に先がけて動き及
   び／又は空間情報に応じてブロック毎に種々のサンプリ
   ング構造に処理した高品位テレビジョン信号を処理する
   方法において、該方法が： ｉ、前記伝送チャネル又は記録キャリヤか らサブサンプルテレビジョン信号を受信する工程と； ｉｉ、複数のデシメーション空間周波フィルタレスポン
   スの内の、前記高品位テレビジョン信号を前記伝送用に
   サブサンプリングする前に行った１つのレスポンスに各
   々が近似する多数の空間周波フィルタレスポンスの内の
   適切なレスポンスを常に発生し得るように、前記工程に
   て受信した信号の各ブロックをアダプティブ内挿フィル
   タリング処理する工程と； ｉｉｉ、前記フィルタに通して得られた内挿信号をブロ
   ック毎の基準で動き及び／又は空間情報に応じてサブサ
   ンプリングするも、或るブロックに隣接するが、該ブロ
   ックの外側の画素は該ブロックに該当するサンプリング
   構造に従ってサブサンプルする工程と； ｉｖ、前記工程にて得られたサブサンプル信号の各ブロ
   ックを、各々が複数個の前記デシメーションフィルタレ
   スポンスの内の１つにほぼ対応する多数の空間周波フィ
   ルタレスポンスの内の適切なレスポンスを常に発生して
   前記高品位テレビジョン信号を再生し得るように非アダ
   プティブ内挿フィルタリング処理する工程； とを具えていることを特徴とする信号処理 方法。 ３、前記受信サブサンプルテレビジョン信号のフレーム
   当りのライン数を、該サブサンプルテレビジョン信号か
   ら取出す高品位テレビジョン信号のフレーム当りのライ
   ン数よりも遙かに少なくし、前記受信サブサンプルテレ
   ビジョン信号のブロックにおける画素を、伝送前に行っ
   た際の方法とは逆の方法でシャフルさせることを特徴と
   する請求項２に記載の方法。 ４、前記受信サブサンプル信号に各ブロック又はセグメ
   ントの動き及び／又は空間情報に関しての他の信号伝送
   情報を付随させ、該信号伝送情報を受信時に用いて適切
   なアダプティブ及び非アダプティブ空間周波フィルタレ
   スポンスの双方を選択することを特徴とする請求項１、
   ２又は３のいずれかに記載の方法。 ５、前記信号伝送情報を受信時に用いて、逆のシャフリ
   ング操作を正確に行うようにもすることを特徴とする請
   求項４に記載の方法。 ６、二次元像を表す信号を伝送チャネル又は記録キャリ
   ヤによってサブサンプル形態にて伝送し、且つ、この伝
   送に先がけて動き及び／又は空間情報に応じてセグメン
   ト化して種々のサンプリング構造に処理する方式に用い
   る受信装置であて、該受信装置が、前記伝送チャネル又
   は記録キャリヤからサブサンプル信号を受信する手段と
   、各受信セグメントに対して、複数のデシメーション空
   間周波フィルタレスポンスの内の、前記信号を前記伝送
   用にサブサンプリングする前に行った１つのレスポンス
   に各々が近似する多数の空間周波フィルタレスポンスの
   内の適切なレスポンスを発生させるためにアダプティブ
   切換内挿フィルタリング処理する手段と、該手段にて得
   られた内挿信号をセグメント化基準で動き及び／又は空
   間情報に応じてサブサンプリングするも、或るセグメン
   トに隣接するが、該セグメントの外側の画素は該セグメ
   ントに該当するサンプリング構造に従ってサブサンプリ
   ングするサブサンプリング手段と；該手段にて得られた
   サブサンプリング信号を、各々が前記デシメーションフ
   ィルタレスポンスの内の１つにほぼ対応する多数の種々
   の空間周波フィルタレスポンスの内の適切なレスポンス
   を各セグメントに対して発生するために非アダプティブ
   切換内挿フィルタリング処理して、このフィルタリング
   処理の出力を再生信号とする手段とを具えていることを
   特徴とする受信装置。 ７、高品位テレビジョン信号を伝送チャネル又は記録キ
   ャリヤによってサブサンプル形態にて伝送し、かつこの
   伝送に先がけて動き及び／又は空間情報に応じてブロッ
   ク毎に種々のサンプリング構造に処理する方式に用いる
   受信装置であって、該受信装置が、前記伝送チャネル又
   は記録キャリヤからサブサンプルテレビジョン信号を受
   信する手段と、各受信ブロックに対して、複数のデシメ
   ーション空間周波フィルタレスポンスの内の、前記高品
   位テレビジョン信号を前記伝送用にサブサンプリングす
   る前に行った１つレスポンスに各々が近似する多数の種
   々の空間周波フィルタレスポンスの内の適切なレスポン
   スを発生させるためにアダプティブ切換内挿フィルタリ
   ング処理する手段と、該手段にて得られた内挿信号をブ
   ロック毎の基準で動き及び／又は空間情報に応じてサブ
   サンプリングするも、或るブロックに隣接するが、該ブ
   ロックの外側の画素は該ブロックに該当するサンプリン
   グ構造に従ってサブサンプルするサブサンプリング手段
   と、該手段にて得られたサブサンプリング信号を、各々
   が前記デシメーションフィルタレスポンスの内の１つに
   ほぼ対応する多数の種々の空間周波フィルタレスポンス
   の内の適切なレスポンスを各ブロックに対して発生する
   ために非アダプティブ切換内挿フィルタリング処理して
   、このフィルタリング処理の出力を再生高品位テレビジ
   ョン信号とする手段とを具えていることを特徴とする受
   信装置。 ８、前記サブサンプルテレビジョン信号のフレーム当り
   のライン数を、該サブサンプルテレビジョン信号から取
   出す高品位テレビジョン信号のフレーム当りのライン数
   よりも遙かに少なくし、前記サブサンプルテレビジョン
   信号のブロックの画素を伝送前にシャフルさせ、前記受
   信装置が、前記アダプティブ内挿フィルタリング処理す
   る前の伝送以前にシャフルしたのとは逆の方法で受信サ
   ブサンプテレビジョン信号のブロックにおける画素をシ
   ャフルするシャフリング手段も具えることを特徴とする
   請求項７に記載の受信装置。 ９、各ブロック又はセグメントの動き及び／又は空間情
   報に関しての他の信号伝送情報を前記サブサンプル信号
   と一緒に伝送する方式に用いられる受信装置であって、
   該受信装置が前記他の信号を受信し、かつ、この受信し
   た信号情報を前記アダプティブ及び非アダプティブ内挿
   フィルタリング操作に適用して、各ブロック又はセグメ
   ントに対する適切な空間周波フィルタレスポンスを選択
   するための手段も具えることを特徴とする請求項６、７
   又は８のいずれかに記載の受信装置。 １０、前記他の信号からの情報を前記シャフリング手段
   に供給して前記逆シャフリングを制御す手段も具えるこ
   とを特徴とする請求項８に従属する請求項９に記載の受
   信装置。 １１、高品位テレビジョン信号を処理して伝送チャネル
   又は記録キャリヤにより伝送するに当り、 ｉ、前記高品位テレビジョン信号の画素を複数の隣接ブ
   ロックに分割し、 ｉｉ、各ブロック内の動きの程度を決定し、ｉｉｉ、各
   ブロックに、動きの程度に依存する特性を有する二次元
   空間フィルタリング処理を施し、 ｉｖ、フィルタリングされた各ブロックに、動きの程度
   に依存するサンプリング構造を有する空間及び時間サブ
   サンプリング処理を施し、ｖ、サブサンプリングされた
   各ブロック内のライン数を前記サブサンプリング構造に
   より、或いは各ブロックからの得られたサブサンプルを
   シャフリングすることにより減少させて前記高品位テレ
   ビジョン信号よりも著しく少ない１フレーム当りのライ
   ン数を有するサブサンプルテレビジョン信号を発生させ
   ることを特徴とする信号処理方法。 １２、請求項１１記載の方法において、更に、ｉ、所定
   のしきい値を越える動きを示すブロックに、空間情報の
   特性にも依存する特性を有する前記二次元フィルタリン
   グ処理を施し、ｉｉ、フィルタリングされた各ブロック
   に、空間情報の特性にも依存する空間及び時間サブサン
   プリング処理を施すことを特徴とする信号処理方法。 １３、請求項１１又は１２記載の方法において、各ブロ
   ックの動き及び／又は空間情報の特性に関する情報を伝
   送する他の信号を用意し、この信号を前記サブサンプル
   テレビジョン信号に付加することを特徴とする信号処理
   方法。 １４、請求項１１、１２又は１３に記載の方法において
   、動きの程度及び／又は空間情報の特性の決定後に、各
   ブロックに空間及び時間検査処理を施して一致性及び／
   又は他の利点を得ることを特徴とする信号処理方法。 １５、高品位テレビジョン信号を処理して伝送チャネル
   又は記録キャリヤにより伝送するために、前記高品位テ
   レビジョン信号の画像を複数の隣接ブロックに分割する
   手段と、各ブロックの動きの程度を決定する手段と、各
   ブロックに動きの程度により決定された特性を有する二
   次元空間フィルタ処理を施す手段と、フィルタリング処
   理された各ブロックに動きの程度に依存する構造を有す
   る空間及び時間サブサンプリング処理を施す手段と、サ
   ブサンプリングされた各ブロックのライン数を減少させ
   る手段と、ライン数を減少させたこれらブロックから前
   記高品位テレビジョン信号より著しく少ない１フレーム
   当りのライン数を有するサブサンプルテレビジョン信号
   を発生させる手段とを具えたことを特徴とする信号処理
   装置。 １６、各ブロックにサブサンプリング処理を施す前記手
   段とブロックのライン数を減少させる前記手段は同一の
   手段であることを特徴とする請求項１５記載の装置。 １７、ブロックのライン数を減少させる前記手段はブロ
   ックからのサブサンプルにシャフリング処理を施す手段
   を具えていることを特徴とする請求項１５記載の装置。 １８、各ブロックの空間情報を決定する手段を更に具え
   、フィルタリング処理された各ブロックに空間及び時間
   サブサンプリング処理を施す前記手段は各ブロックの動
   きの程度のみならずその空間情報の特性にも依存するよ
   うにしてあること特徴とする請求項１５、１６又は１７
   に記載の装置。 １９、前記高品位テレビジョン信号を複数の並列ブラン
   チに供給する手段を更に具え、各ブランチが前記高品位
   テレビジョン信号を動きの程度に応じて異なる態様で処
   理するようにしてあることを特徴とする請求項１５、１
   ６、１７又は１８記載の装置。 ２０、前記複数のブランチの出力端子をブランチ選択ス
   イッチの各別の入力端子に接続する手段を具え、前記ブ
   ランチ選択スイッチにより動きの程度に応じて適切なブ
   ランチの出力を選択するようにしてなることを特徴とす
   る請求項１９記載の装置。 ２１、前記ブランチの第１ブランチは前記高品位テレビ
   ジョン信号を、該信号が静止もしくは所定の程度以下の
   動きを含むときに処理し、前記ブランチの第２ブランチ
   は前記高品位テレビジョン信号を該信号が前記所定の程
   度以上の動きを含むときに処理し、前記第２ブランチは
   複数のサブブランチを具え、各サブブランチが前記高品
   位テレビジョン信号を空間情報の所定の特性に応じて異
   なる態様で処理するようにしてあることを特徴とする請
   求項１９又は２０記載の装置。 ２２、前記複数のサブブランチの出力端子をサブブラン
   チ選択スイッチの各別の入力端子に接続し、このスイッ
   チにより前記空間情報の特性に応じて適切なサブブラン
   チの出力を選択することを特徴とする請求項２１記載の
   装置。 ２３、各ブロックの動き及び／又は空間情報の特性に関
   する情報を伝送する他の信号を発生して前記サブサンプ
   ルテレビジョン信号に付加する手段を更に具えているこ
   とを特徴とする請求項１５〜２２の何れかに記載の装置
   。 ２４、前記他の信号を前記ブランチ選択スイッチ及び／
   又は前記サブブランチ選択スイッチに供給してその選択
   動作を制御する手段を更に具えていることを特徴とする
   請求項１９、２０、２１又は２２に従属する請求項２２
   記載の装置。 ２５、前記請求項１〜２５に記載の方法又は装置に使用
   する内挿フィルタ回路。