JP2601021B2 - 映像信号方式変換装置 - Google Patents

映像信号方式変換装置

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JP2601021B2
JP2601021B2 JP2328707A JP32870790A JP2601021B2 JP 2601021 B2 JP2601021 B2 JP 2601021B2 JP 2328707 A JP2328707 A JP 2328707A JP 32870790 A JP32870790 A JP 32870790A JP 2601021 B2 JP2601021 B2 JP 2601021B2
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Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、サブサンプル伝送方式を用いて帯域圧縮し
て伝送されてきた高品位テレビ信号を現行の標準テレビ
信号に変換するための映像信号方式変換装置に関する。
従来の技術 高品位テレビ信号はその帯域が20MHz以上あり、衛生
等を利用して伝送する場合には何らかの方法で帯域圧縮
を行う必要がある。高品位テレビ信号の大幅に圧縮する
有効な技術として、MUSE(Multiple Sub−Nyquist samp
ling Encoding)方式が提案されている(二宮、他「高
品位テレビの衛星1チャンネル伝送方式(MUSE)」テレ
ビジョン学会技術報告TEBS 95−2 37ページ〜42ベー
ジ)。
これは、第7図に示す様に元の信号の標本点の1/4の
標本点を伝送し、4フィールドで完全な絵を伝送するも
ので、元の信号の帯域は1/4に圧縮される。受信側にお
いては伝送されてきた標本点から伝送されていない標本
点(非標本点)を内挿して得ることにより元の信号を復
元する。例えば静止画領域に対しては、現フィールドと
過去3フィールド全ての標本点を用いて内挿する。一
方、動画領域に対しては、伝送されてきたそのフィール
ド内の標本点のみで内挿する。
このように静止画部分と動画部分とでは内挿方法が異
なるために受信側では画像の動きを検出して内挿方法を
切り替えている。
以上のような送信側及び受信側の処理により高品位テ
レビ放送を家庭で楽しむことができる。しかしながら、
上記の信号処理回路(デコーダ)は非常に高価であり家
庭用として普及するにはかなりの時間を要すると思われ
る。そこで、現在家庭に普及している現行標準方式のテ
レビ,VTRを用いることが考えられるが、その場合に高品
位テレビ信号の状態では表示,記録できないため、高品
位テレビ信号を方式変換回路を用いて現行の標準テレビ
信号に変換する必要がある。
従来の映像信号方式変換装置としては、例えば「MUSE
/NTSCコンバータにおけるアスペクト比変換回路」1989
年テレビジョン学会全国大会12−10 275ページ〜276ペ
ージに示されている。
第8図はこの従来の映像信号方式変換装置のブロック
図を示すものであり、101はMUSE信号を入力する入力端
子、102は入力されたアナログMUSE信号をディジタル信
号に変換するためのA/D変換器、103はMUSE信号をFM変調
して伝送する際にかけられた非直線エンファシス特性を
元に戻すためのディエンファシスフィルタ、104は高品
位テレビ信号を現行の標準テレビ信号に変換するための
時間軸変換回路、105は帯域圧縮された信号を復元する
ため非標本点を内挿する内挿回路、106はアスぺクト比
の変換を行うための走査線数変換回路、107は変換され
たディジタル標準テレビ信号をアナログ信号に変換する
ためのD/A変換器、108は標準テレビ信号を取り出すため
の出力端子である。
以上のように構成された従来の映像信号方式変換装置
においては、まず、入力端子101に入力されたアナログM
USE信号はA/D変換器102においてディジタル信号に変換
される。ディジタル信号に変換されたMUSE信号はディエ
ンファシスフィルタ3に供給される。ディエンファシス
フィルタ103においては、MUSE信号をFM変調して伝送す
る際にかけられた非直線エンファシス特性を元に戻す処
理が施される。但し、AM変調して伝送される場合にはバ
イパスされる。次に、時間軸変換回路104において高品
位テレビ信号を現行の標準テレビ信号に変換するために
走査線数の変換が行われ、内挿回路105において帯域圧
縮された信号を復元するためにフィールド内の標本点か
ら非標本点の内挿が行われる。そして時間軸変換回路10
4において16:9のアスペクト比をもつ高品位テレビ信号
が4:3のアスペクト比をもつ標準テレビ信号に変換され
たことにより水平方向に圧縮される第9図(a)に示す
ように縦長になった画像を正しくするために、走査線数
変換回路106において第9図(b)に示すようなレター
ボックス表示と呼ばれる形式になるように垂直方向に圧
縮する走査線数の変換が行われた後に現行の標準テレビ
信号として、D/A変換器107においてアナログ信号に変換
されて出力端子108より出力される。
発明が解決しようとする課題 しかしながら前記のような構成では、内挿回路105に
より非標本点を内挿する際に、回路規模およびコストの
面から動画処理としてフィールド内のみで行うので、第
10図(a)の周波数特性図に示すような信号通過特性に
なるので、第10図(b)の周波数特性図に示すようにMU
SE方式のオフセットサブサンプリングによって静止画領
域の高品位テレビ信号の高精細度成分が折り返されて、
第10図(c)に示すようにそれぞれ時間方向で30Hz,15H
zの成分として変換された現行標準テレビ信号に残留す
ることによりフリッカとして現れることで画質劣化が生
じるという課題を有していた。これらの成分を除去する
ためにはそれぞれフィールド間の平均,フレーム間の平
均をとればできるが、動画領域の信号に対しても時間方
向の平均化処理を施すと、二重像などの新たな画質劣化
が生じるために動き適応処理を行わなければならず、そ
の際には回路規模が大きくなるという課題を有してい
た。また、高品位テレビ信号を現行の標準テレビ信号に
変換する時間軸変換回路104とアスペクト比を変換する
走査線変換回路106のそれぞれにより走査線数の変換を
行っているために回路規模が大きくなるという課題も有
していた。
本発明はかかる点に鑑み、MUSE方式のフィールド間お
よびフレーム間オフセットサブサンプリングによって帯
域圧縮された静止画領域の信号の非標本点の内挿を、動
画処理としてのフィールド内のみで行うことによって生
じる折り返し歪が変換された標準テレビ信号に残留する
画質劣化を複雑な動き適応処理を行わずに低減するとと
もに、高品位テレビ信号を現行の標準テレビ信号に変換
する時間軸変換回路とアスペクト比を変換する走査線数
変換回路とを共用化して回路規模を削減した映像信号方
式変換装置を提供することを目的とする。
課題を解決するための手段 本発明は、オフセットサブサンプリングにより帯域圧
縮された高品位テレビ信号を入力し、サブサンプリング
された信号を復元するためにフィールド内の標本点から
非標本点を内挿する内挿手段と、内挿処理された信号を
記憶するための縦続接続された第1および第2のフィー
ルドまたはフレームメモリと、2つのフィールドまたは
フレームメモリの入出力より隣接す3フィールド間また
は3フレーム間の信号のうち中間レベルの信号を抽出す
る中間値選択手段と、第1のフィールドまたはフレーム
メモリの出力信号と中間値選択手段の出力信号との平均
をとる加算器と、加算器の出力信号から標準テレビ信号
に走査線を変換する時間軸変換手段を備えたことを特徴
とする。
また、オフセットサブサンプリングにより帯域圧縮さ
れた高品位テレビ信号を入力し、入力されたテレビ信号
を記憶するための縦続接続された第1および第2のフィ
ールドまたはフレームメモリと、2つのフィールドまた
はフレームメモリの入出力からサブサンプリングされた
信号を復元するためにフィールド内の標本点から非標本
点を内挿する第1,第2および第3の内挿手段と、3つの
内挿手段の出力より隣接する3フィールド間または3フ
レーム間の信号のうち中間レベルの信号を抽出する中間
値選択手段と、第2の内挿手段の出力信号と中間値選択
手段の出力信号との平均をとる加算器と、加算器の出力
信号から標準テレビ信号に走査線数を変換する時間軸変
換手段を備えたことを特徴とする映像信号方式変換装置
である。
更に、前記時間軸変換手段が非同期な書き込みと読み
出しが行えるフィールドメモリと、高品位テレビ信号の
水平,垂直同期信号をもとに書き込みを制御する手段
と、標準テレビ信号の水平,垂直同期信号をもとに読み
出しを制御する手段を備え、水平画素の切り出しまたは
垂直走査線数の間引きを制御することにより走査査周波
数とアスペクト比の変換を同時に行うことを特徴とする
映像信号方式変換装置である。
作用 本発明は前記した第1の構成により、フィールド内で
内挿されたテレビ信号がフィールドまたはフレームメモ
リに供給され、隣接する3フィールドまたは3フレーム
間の中間値信号と現フィールドの信号との平均をとるこ
とにより、隣接する前後のフィールドまたはフレームに
おいて時間方向で30Hzまたは15Hz成分との平均値をとる
ことになってフィールドまたはフレーム間オフセットサ
ブサンプリングに起因する折り返し歪を低減することが
でき、それ以外の時間方向の成分に対しては平均化処理
が行われないので動画に対しても複雑な動き適応処理を
することなく画質劣化を防ぐことができる。また、本発
明は前記した第2の構成により、第1の構成のものと同
様にして、フィールドまたはフレーム間オフセットサブ
サンプリングに起因する折り返し歪を低減することがで
きると共にメモリの容量を削減することができる。さら
に、本発明は前記した時間軸変換手段により、時間軸変
換とアスペクト比変換を同時に行うことにより回路規模
を削減することもできる。
実 施 例 第1図は本発明の第1の実施例における映像信号方式
変換装置のブロック図を示すものである。第1図におい
て、11はMUSE信号を入力する入力端子、12は入力端子11
に入力されたアナログMUSE信号をディジタル信号に変換
するA/D変換器、13はMUSE信号をFM変調して伝送する際
にかけられた非直線エンファシス特性を元に戻すための
ディエンファシスフィルタ、14は帯域圧縮された信号を
復元するため非標本点を内挿する内挿回路、15は変換さ
れた標準テレビ信号に残留した高品位テレビ信号の不要
な高精細成分を除去する折返し妨害除去フィルタ、16は
折り返し妨害が除去された高品位テレビ信号を現行の標
準テレビ信号に変換するとともにアスペクト比を変換す
る時間軸変換回路、17は変換された信号から輝度信号と
2つの色差信号を生成する信号生成回路、18はディジタ
ル標準テレビ信号をアナログ信号に変換するためのD/A
変換器、19は標準テレビ信号を取り出すための出力端子
である。また、15a,15bはフィールドメモリ、15cは隣接
する3フィールド間の信号の中間値信号を抽出する中間
値選択回路、15dは加算器である。
以上のように構成されたこの実施例の映像信号方式変
換装置において、以下その動作を説明する。
まず、入力端子11に入力されたアナログMUSE信号はA/
D変換器12においてディジタル信号に変換される。ディ
ジタル信号に変換されたMUSE信号はディエンファシスフ
ィルタ13に供給される。ディエンファシスフィルタ13に
おいては、MUSE信号をFM変調して伝送する際にかけられ
た非直線エンファシス特性を元に戻す処理が施される。
但し、AM変換して伝送される場合にはバイパスされる。
次に、内挿回路14において帯域圧縮された信号を復元す
るためにフィールド内の標本点から非標本点の内挿が行
われた後に折返し妨害除去フィルタ15に入力され、折返
し妨害除去フィルタ15において現行の標準テレビ信号で
は表示できない高品位テレビ信号の不要な高精細成分
(フィールド間オフセットサブサンプリングに起因する
折り返し成分)が除去される。折り返し成分が除去され
た信号は、時間軸変換回路16で高品位テレビ信号から現
行の標準テレビ信号に変換されるとともにアスペクト比
が変換された後に、信号生成回路17において変換された
信号から輝度信号と2つの色差信号が生成され、D/A変
換器18においてアナログ信号に変換されて、出力端子19
より標準テレビ信号として出力される。
フィールド間オフセットサブサンプリングによる折り
返し成分を除去するためにはフィールド間の和をとれば
よいが、それは静止画領域に限られ、動画領域では送信
側であらかじめフィールド内内挿の前置フィルタがかか
っているので折り返しは発生せず、動画領域でフィール
ド間の和をとるとかえって画質劣化となる。したがっ
て、画像の動きを検出して動画領域では現フィールドの
信号を、静止画領域では現フィールドと前フィールドと
の平均値信号を使用するように動き適応制御を行う必要
がある。しかしながら、動き適応制御を行うと構成が複
雑になると共に、動き検出において誤検出が生じた場合
には著しい画質劣化となる。
そこで、この実施例においては内挿された信号を記憶
する縦続接続された2つのフィールドメモリ15a,15b
と、2つのフィールドメモリ15a,15bの入出力から隣接
する3フィールド間の信号のうち中間値信号を抽出する
中間値選択回路15cと、フィールドメモリ15aの出力信号
と中間値選択回路15cの出力信号との平均をとる加算器1
5dとにより構成された折り返し妨害除去フィルタ15によ
って、動き検出を用いた動き適応制御を行うことなくフ
ィールド間オフセットサブサンプリングによる折り返し
成分の除去を実現している。
なお、中間値選択回路15cは第2図に示すように、入
力された3つの信号の中からそれぞれ2つずつの信号の
大小を比較して振幅的に中間値である信号を検出し、そ
の検出結果に応じて選択手段を切り替えて中間値信号を
出力する。中間値選択回路15cにおける中間値選択の論
理値表を以下に示す。
以下に、前記折り返し妨害除去フィルタ15で折り返し
歪を除去する動作について第3図を用いてさらに詳しく
説明する。第3図は折返し歪を除去する動作を説明する
ための信号波形の一例である。
入力されたテレビ信号の動きがない静止画領域あるい
は動きの変化点においては、第3図(a),(b)に示
すように中間値選択回路15cで抽出される中間値信号
(図中●で記述)が前後のいずれかの信号となるので、
現フィールドの信号(図中◎で記述)と加算器15dで平
均されてフィールド間の和がとられることにより、フィ
ールド間オフセットサブサンプリングによる折り返し成
分が除去される。一方、入力されたテレビ信号の動きが
ある動画領域においては、第3図(c)に示すように中
間値選択回路15cで抽出される中間値信号が現フィール
ドの信号になるため、現フィールドの信号のそものが得
られて画質劣化を生じない。
以上のようにこの実施例によれば、MUSE方式の静止画
領域の信号を動画処理であるフィールド内内挿処理した
信号に対して、2つのフィールドメモリ15a,bより得ら
れる隣接した3フィールド間の信号のうちから中間値信
号を抽出する中間値選択回路15cと加算器15dで構成され
る折り返し妨害除去フィルタ15を、時間方向で30Hz成分
の信号に対して平均をとるように設けることにより、MU
SE方式のフィールドオフセットサブサンプリングに起因
する折り返し歪を大幅に低減することができる。
また、動き検出を行い適応的にフィルタ特性を切り替
えることをしないので、動き検出の誤動作による画質劣
化を発生することもなく、かつ簡単な回路構成で実現す
ることができる。
また、本発明の映像信号方式変換装置における時間軸
変換回路16は、第4図に示すように非同期な書き込みと
読み出しができるフィールドメモリ16a,書き込み制御回
路16bと読み出し制御回路16cから構成される。
書き込み制御回路16bにおいては高品位テレビ信号の
水平,垂直同期信号H1,V1をもとに書き込み制御信号WE
が第5図(a)に示すように生成され、まず高品位テレ
ビ信号の走査線数1125本のうち1050本を切り出して、10
50本の走査線数を1/2に間引くようにフィールドメモリ1
6aにテレビ信号をクロックCK1で記憶する。このまま標
準テレビ信号として読み出すと第9図(a)に示すよう
に縦長になった画像として表示されてしまうので、アス
ペクト比の違いを考慮して走査線数をさらに3/4倍、す
なわち4本に1本ずつ間引き走査線数を393本に低減す
る。読み出し制御回路16cにおいては標準テレビ信号の
水平,垂直同期信号H2,V2をもとに読み出し制御信号RE
を第5図(b)に示すように生成して、フィールドメモ
リ16aからテレビ信号をクロックCK2で読み出すことによ
り、第9図(b)に示すようにアスペクト比4:3の標準
テレビ受像機の画面中にアスペクト比16:9の高品位テレ
ビ画像の全体を表示できるようになり、高品位テレビ信
号を現行の標準テレビ信号に変換するとともにアスペク
ト比の変換することができる。
なお、1050本の走査線数1/2に間引かずに走査線数を
直接3/4倍にしてフィールドメモリ16aにテレビ信号を記
憶し、順次走査の標準テレビ信号の水平,垂直同期信号
H2,V2をもとに読み出し制御信号REを生成して、フィー
ルドメモリ16aからテレビ信号を読み出すことにより、
高品位テレビ信号を順次走査の標準テレビ信号に変換す
ることも可能である。
第6図は本発明の第2の実施例における映像信号方式
変換装置のブロック図を示すものである。第6図におい
て、31はMUSE信号を入力する入力端子、32は入力端子31
に入力されたアナログMUSE信号をディジタル信号に変換
するA/D変換器、33はMUSE信号をFM変調して伝送する際
にかけられた非直線エンファシス特特を元に戻すための
ディエンファシスフィルタ、34,35はフィールドメモ
リ、36,37,38は帯域圧縮された信号を復元するための非
標本点を内挿する内挿回路、39は隣接する3フィールド
間の信号の中間値信号を抽出する中間値選択回路、40は
加算器、41は高品位テレビ信号を現行の標準テレビ信号
に変換するとともにアスペクト比を変換する時間軸変換
回路、42は変換された信号から輝度信号と2つの色差信
号を生成する信号生成回路、43はディジタル標準テレビ
信号をアナログ信号に変換するためのA/D変換器、44は
標準テレビ信号を取り出すための出力端子である。
以上のように構成されたこの実施例の映像信号方式変
換装置において、以下その動作を説明する。
入力端子31にMUSE信号が入力され、ディエンファシス
フィルタ33においてMUSE信号をFM変調して伝送する際に
かけられた非直線エンファシス特性を元に戻す処理が施
されるまでは第1の実施例と全く同じである。次に、縦
続接続された2つのフィールドメモリ34,35に信号が記
憶され、内挿回路36,37,38において隣接する3フィール
ドの帯域圧縮された信号に対してフィールド内の標本点
から非標本点の内挿が行われる。そして、隣接する3フ
ィールド間の信号の中間値信号を抽出する中間値選択回
路39と加算器40においてフィールド間で相関のある信号
同士の平均値信号を得ることにより折り返し成分が除去
された信号は、時間軸変換回路41で高品位テレビ信号か
ら現行の標準テレビ信号に変換されるとともにアスペク
ト比が変換された後に、信号生成回路42において変換さ
れた信号から輝度信号と2つの色差信号が生成されて、
D/A変換器43においてアナログ信号に変換された後に、
出力端子44より標準テレビ信号として出力される。
時間軸変換装置41は第1の実施例における時間軸変換
装置16と全く同一の構成であり、同様の動作をする。
以上のようにこの実施例によれば、隣接する3フィー
ルド間の信号を得るためのフィールドメモリを内挿処理
される前のテレビ信号を記憶するように設けることによ
り、MUSE方式のフィールド間オフセットサブサンプリン
グに起因する折り返し歪を大幅に低減し、かつフィール
ドメモリの容量を半分に削減することができる。
なお、第1の実施例において折返し妨害除去フィルタ
15として、MUSE方式のフィールド間オフセットサブサン
プリングに起因する折り返し歪を低減するためにフィー
ルドメモリを用いた場合を示したが、このことに限った
ことではなく、フレーム間オフセットサブサンプリング
に起因する折り返し歪を低減するためにフレームメモリ
を用いてもよい。また、第2の実施例においても同様に
フィールドメモリではなく、フレームメモリを用いても
良いことは言うまでもない。
また、第1および第2の実施例において中間値選択回
路15c,39は入力された3つの信号の中からそれぞれ2つ
ずつの信号の大小を比較して振幅的に中間値である信号
を検出し、その検出結果に応じて選択手段を切り替えて
中間値信号を出力するものであるが、中間値を抽出でき
るものであればどのような構成のものであってもかまわ
ない。
さらに、第1の実施例で時間軸変換回路16において11
25本のうち1050本を切り出し525本の走査線に変換した
後にさらに走査線数を3/4倍にして第9図(b)に示す
ような画像を得ているが、525本の走査線のままで水平
同期方向でテレビ画像の両端を捨てるように書き込み制
御信号WEを生成し、525本の走査線全部をフィールドメ
モリ16aから読み出すように読み出し制御信号REを生成
することにより、第9図(c)に示すようにアスペクト
比4:3の標準テレビ受像機の画面中にアスペクト比16:9
の高品位テレビ画像の両端がカットされた画像を表示で
きるようにすることもできる。
発明の効果 以上説明したように、本発明によれば、オフセットサ
ブサンプリングにより帯域圧縮された高品位テレビ信号
を入力し、サブサンプリングされた信号を復元するため
にフィールド内の標本点から非標本点を内挿する手段
と、内挿処理されたテレビ信号を記憶する縦続接続され
た第1および第2のフィールドまたはフレームメモリ
と、2つのフィールドまたはフレームメモリの入出力よ
り隣接する3フィールド間または3フレーム間の信号の
うちから中間値信号を抽出して、第1のフィールドまた
はフレームメモリの出力信号との平均をとる加算器を設
けることにより、高品位テレビ信号を現行の標準テレビ
信号に変換する場合に、変換された現行の標準テレビ信
号では表示できない高品位テレビ信号の不要な高精細成
分、すなわちフィールドまたはフレーム間オフセットサ
ブサンプリングに起因して折り返し歪として再生される
成分を低減することができる。
また、オフセットサブサンプリングにより帯域圧縮さ
れた高品位テレビ信号を入力し、入力されたテレビ信号
を記憶する縦続接続された第1および第2のフィールド
またはフレームメモリと、2つのフィールドまたはフレ
ームメモリの入出力からサブサンプリングされた信号を
復元するためにフィールド内の標本点から非標本点を内
挿する第1,第2および第3の内挿手段と、3つの内挿手
段の出力より隣接する3フィールド間または3フレーム
間の信号のうちから中間値信号を抽出して、第2の内挿
手段の出力信号との平均をとる加算器を設けることによ
り、フィールドまたはフレーム間オフセットサブサンプ
リングに起因する折り返し歪を低減することができると
共にメモリの容量を削減することができる。
さらに、高品位テレビ信号を現行の標準テレビ信号に
変換する際に、時間軸変換とアスペクト比変換を同時に
行うことにより回路規模を削減することもでき、その実
用的効果は大きい。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の第1の実施例における映像信号方式変
換装置のブロック図、第2図は同実施例における中間値
選択回路のブロック図、第3図は同実施例における折返
し歪を除去する動作を説明するための信号波形図、第4
図は同実施例における時間軸変換回路のブロック図、第
5図は第4図の時間軸変換回路における制御信号の関係
を示すタイミングチャート、第6図は本発明の第2の実
施例における映像信号方式変換装置のブロック図、第7
図はMUSE方式の帯域圧縮方法を説明するための原理図、
第8図は従来の映像信号方式変換装置のブロック図、第
9図はテレビ信号の表示状態を説明するための画面図、
第10図はフィールド内内挿処理におけるMUSE方式のオフ
セットサブサンプリングに起因する折り返し歪の発生を
説明するための周波数特性図である。 11,31,101……MUSE信号入力端子、12,32,102……A/D変
換器、13,33,103……ディエンファシスフィルタ、14,3
6,37,38,105……内挿回路、15……折返し妨害除去フィ
ルタ、16,41,104……時間軸変換回路、17,42……信号生
成回路、18,43,107……D/A変換器、19,44,108……標準
テレビ信号出力端子、108……走査線数変換回路、15a,1
5b,16a,34,35……フィールドメモリ、15c,39……中間値
選択回路、15d,40……加算器、16b……書き込み制御回
路、16c……読み出し制御回路。

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】オフセットサブサンプリングにより帯域圧
    縮された高品位テレビ信号を入力し、サブサンプリング
    された信号を復元するためにフィールド内の標本点から
    非標本点を内挿する内挿手段と、内挿された信号を記憶
    するための縦続接続された第1および第2のフィールド
    またはフレームメモリと、2つのフィールドメモリの入
    出力より隣接する3フィールド間または3フレーム間の
    信号のうち中間レベルの信号を抽出する中間値選択手段
    と、第1のフィールドまたはフレームメモリの出力信号
    と中間値選択手段の出力信号との平均をとる加算器と、
    加算器の出力信号から標準テレビ信号に走査線数を変換
    する時間軸変換手段とを備えたことを特徴とする映像信
    号方式変換装置。
  2. 【請求項2】時間軸変換手段は、非同期な書き込みと読
    み出しが行えるフィールドメモリと、高品位テレビ信号
    の水平,垂直同期信号をもとに書き込みを制御する手段
    と、標準テレビ信号の水平,垂直同期信号をもとに読み
    出しを制御する手段を備え、水平画素の切り出しまたは
    垂直走査線数の間引きを制御することにより走査査周波
    数とアスペクト比の変換を同時に行うことを特徴とする
    請求項1記載の映像信号方式変換装置。
  3. 【請求項3】オフセットサンプリングにより帯域圧縮さ
    れた高品位テレビ信号を入力し、入力されたテレビ信号
    を記憶するための縦続接続された第1および第2のフィ
    ールドまたはフレームメモリと、2つのフィールドメモ
    リの入出力からサブサンプリングされた信号を復元する
    ためにフィールド内の標本点から非標本点を内挿する第
    1,第2および第3の内挿手段と、3つの内挿手段の出力
    より隣接する3フィールド間または3フレーム間の信号
    のうち中間レベルの信号を抽出する中間値選択手段と、
    第2の内挿手段の出力信号と中間値選択手段の出力信号
    との平均をとる加算器と、加算器の出力信号から標準テ
    レビ信号に走査線数を変換する時間軸変換手段とを備え
    たことを特徴とする映像信号方式変換装置。
  4. 【請求項4】時間軸変換手段は、非同期な書き込みと読
    み出しが行えるフィールドメモリと、高品位テレビ信号
    の水平,垂直同期信号をもとに書き込みを制御する手段
    と、標準テレビ信号の水平,垂直同期信号をもとに読み
    出しを制御する手段を備え、水平画素の切り出しまたは
    垂直走査線数の間引きを制御することにより走査査周波
    数とアスペクト比の変換を同時に行うことを特徴とする
    請求項3記載の映像信号方式変換装置。
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