JPH01200168A - 製氷機 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （イ）産業上の利用分野 本発明は製氷機に関し、特に、製氷部材の上流から製氷
面に製氷用水を流下させて多数の独立した氷塊を形成す
る製氷機に関するものである。

（ロ）従来の技術 従来技術として、例えば特開昭６０−８２７６５号公報
には、氷粒が形成される製氷面を有する製氷型と、該製
氷面の裏面に配設される冷却パイプと、該裏面の上方部
位に配設される除氷水散水パイプとを備え、前記製氷面
に製氷水を流下させて米粒を形成する製氷機において、
前記製氷型は、比較的に薄肉且つ比較的に熱伝導率の低
い金属板を、製氷水の流下方向に沿って延びる複数の細
長い凹部と、製氷水の流下方向に沿って延び且つ前記製
氷面から突出する方向に延びる裏面開放の複数の細長い
凸部とが交互に形成されるように屈曲して構成されてお
り、前記冷却バイブは、前記凹部及び凸部を製氷水の流
下方向に関し所定の間隔で繰り返し交差する方向に延び
ると共に、前記凹部に対応する裏面の部分に熱交換状態
で接触していることを特徴とする製氷機が開示されてい
る。

更に、各凹部には、製氷面からの高さが、製氷水の流下
方向に関して下流側はど高くなる、傾斜面を有する突出
部が前記製氷面から突出するように、前記所定の間隔で
冷却バイブ間の中央に設けられていることを特徴とする
製氷機が開示されている。

（ハ）発明が解決しようとする課題 斯る従来技術の製氷機は、凹凸部の形成と同時に、各凹
部に突出部を形成することが困難であり、該突出部を別
工程で加工する必要があった。

この突出部は製氷面に形成された氷粒が除氷によって凹
所に沿って接触状態で滑ることを防止し、この突出部に
よって氷粒を速やかに製氷面から離脱させるために重要
であるから、製氷型の加工工程を敢えて増加させても必
要な構成であった。

また、従来技術の製氷機は、除氷水の流水方向と交差し
て冷却バイブが製氷面の裏面に接触しているため、除氷
時に製氷面の裏面に散水された除氷水は、裏面開放の凸
部の裏面のみしか流れず、除氷に際して、除氷水が充分
に有効利用されているとは言えなかった。

本発明は以上の従来技術の問題点に鑑み、製氷型を簡素
に構成すること及び離氷川水を充分に有効利用して離氷
効率を向上させることを目的とした製氷機を提供するも
のである。

（ニ）課題を解決するための手段 本発明は上記目的を達成するために、氷塊が形成される
製氷面を有する製氷部材と、製氷面の裏面に配設される
冷凍系の冷却パイプと、該裏面の上方部位に配設される
離氷水散水管を備え、前記製氷面に製氷用水を流下させ
て氷塊を形成する製氷機において、前記製氷部材は、製
氷用水の流下方向に対して交差して水平方向に延びる複
数の細長い凹部と、製氷用水の流下方向に対して交差し
、且つ前記製氷面から前方に突出する方向に延びる複数
の凸部とを、金属薄板を折曲して交互に形成し、前記冷
却パイプは、前記凹部及び凸部を製氷用水の流下方向に
沿って適宜の間隔で繰り返して交差する方向に走行する
と共に、前記凹部に対応する裏面に熱交換状態に接触配
置して成る製氷機である。

（＊）作用 以上の構成によると、製氷動作によって製氷部材（３）
の凹部（４）に成長した氷塊（２）は、離氷動作によっ
て製氷部材（３）の裏面上部に離氷用水が散水されるこ
とにより、製氷面（３Ａ）と氷塊（２〉との密着が解除
される。このとき、離氷用水は凸部（５）の裏面だけで
なく、凹部（４）の裏面にも流下し、氷塊（２）と製氷
面（３Ａ）との密着を解除するのに十分有効に利用され
る。

また、凸部（５）は氷塊（２）の落下方向に対して交差
するように水平方向に延びているため、氷塊（２）が製
氷面（３Ａ）に沿ってするすると落下することなくスム
ーズな離氷が行なわれる。

（へ）実施例 以下に本発明の実施例を図面に基づき説明する。

第１図乃至第３図において、図中（１）は独立した多数
の氷塊（２）を製造する流下式の製氷機であり、製氷面
（３Ａ）を有する製氷部材（３）が垂直に立設され、こ
の製氷部材（３）は金属薄板としてのステンレス板を折
曲加工して、水平方向に延びる凹部（４）及び凸部（５
）とを交互に複数形成しており、製氷部材（３）の裏面
には、所定の間隔を存して蛇行状に形成された冷却パイ
プ（６）が、凹部（４）の裏面に接触して配設されてい
る。詳述すると、所定の間隔を存する冷却パイプ（６）
の垂直部分（６Ａ）は凹部（４）及び凸部（５）と交差
関係を成し、このうち凹部（４）の裏面と対応する部分
を、該凹部（４）の裏面にハンダ付は等によって固定し
、冷却パイプ（６）の曲げ部分く６Ｂ）は凹部（４）の
裏面に接触することなく、凸部（５）の裏面と間隔を存
して対向する。斯る冷却パイプ（６）は電動圧縮器（７
）、凝縮器（９）、減圧手段としてのキャピラリーチュ
ーブ（１０）等と共に環状に接続されて冷凍サイクルが
構成され、その付加的装置として、凝縮器（９）をバイ
パスするバイパス管（１１）と、該バイパス管（１１）
に接続したホットガス電磁弁（１２）を備えている。

次に、水系統について説明する。（１３）は凸部（５）
の上端を後方に折曲して形成した上部水案内部（１４）
の上方に配設された製氷水散水器であり、その長手方向
には水案内部（１４〉を介して製氷面（ＩＡ〉に製氷用
水を流下せしめる多数の散水孔（１３Ａ）を所定の間隔
を存して形成している。この散水器（１３）の端部から
延出する導水管（１５）は、貯水タンク（１６）に配設
した循環ポンプ（１７〉に接続されている。また、貯水
タンク（１６）は凸部（５）の下端を斜め後方に折曲し
て形成した下部水案内部（１８〉から落下する未凍結水
を回収する樋（１９）と連通している。一方、（２０）
は製氷面（ＩＡ）の裏面上方部位に配設された離氷散水
器であり、その長手方向には製氷面（ＩＡ）の裏面に離
氷用水を散水せしめる多数の散水孔（２０Ａ）を所定の
間隔で形成している。この散水器（２０）は給水電磁弁
（２１）を介して水道管に接続されている。

次に、本発明の詳細な説明する。まず、給水電磁弁（２
１）を開いて貯水タンク（１６）への給水動作を開始す
る。この場合、離氷水散水器（２０）の散水孔（２０Ａ
＞から製氷面（３Ａ）の裏面上部に散水された水は凹部
（４）の裏面、凸部（５）の裏面に沿って流下し、下部
案内部（１８）からｆｌｉｔ（１９）に落下し、貯水タ
ンク（１６）に導かれる。貯水タンク（１６〉に定量給
水されると、給水電磁弁（２１）が閉じて給水動作を終
了する。続いて、電動圧縮機（７）が動作して冷却バイ
ブ（６）に低温冷媒ガスが循環され、同時に循環ポンプ
（１７）が作動して貯水タンク（１６）内の製氷用水は
導水管（１５）を通って製氷水散水器（１３）に圧送さ
れ、該散水器（１３）の散水孔（１３Ａ）から上部水案
内部（１４）に散水きれた製氷用水は、製氷面（３Ａ）
を流下する。このとき冷却バイブ（６〉の垂直部分（６
Ａ）に沿って、製氷用水が流下するため、該垂直部分（
６Ａ）に対向する凹部（４）内に徐々に氷結が始まり、
未凍結水は下部水案内部（１８）からｍ（１９）に落下
して貯水タンク（１６）に戻され、再び製氷面（３Ａ）
へと循環される。

以上の如く、循環動作が繰返され、第３図に示すように
凹部（４）内に所定の氷塊（２）が形成されると、これ
を適当な手段によって検出し、電動圧縮機（７）が停止
して冷却バイブ（６）への低温冷媒ガスの循環を停止し
、同時に循環ポンプ（１７）も停止して製氷動作を終了
する。

斯かる製氷動作を終了すると、給水電磁弁（２１）が開
いて離氷水散水器（２０）の散水孔（２０Ａ）から製氷
面（３Ａ）の裏面に離氷用水が散水される。この離氷用
水は、凹部（４）の裏面、凸部（５）の裏面を流れ、こ
のときの水の感熱によって製氷部材（３）の温度が上昇
し、氷塊（２）と製氷面（３Ａ）との密着を解除する。

これによって、凹部（４〉から離脱した氷塊（２）は凸
部（５）の作用によって、製氷用（３Ａ）をするする落
下することなくスムーズに製氷部材（３Ａ）から離脱し
て貯水庫（２２）に落下する。

而して、全ての氷塊（２）が凹部（４）から離脱したこ
とを適当な手段によって検出すると、給水電磁弁（２１
）が閉じて離氷動作を終了し、上述した製氷動作を開始
する。なお、離氷動作が極端に早く終了した場合は、貯
水タンク（１６）に定量給水されないことがあるので、
この点を考慮し、水位検出装置等によって貯水タンク（
１６）の定量給水を補償する必要がある。

（ト）発明の効果 本発明は以下に列挙する効果を奏するものである。

■製氷用水の流下方向に対して交差する方向にのみ凸部
を形成すればよいので、製氷部材を極めて簡素に形成す
ることができる。

■製氷用水の流下方向に対して交差する方向にのみ凸部
を形成するだけで、多数の独立した氷塊を形成すること
ができると共に氷塊の離脱を速やかに行なわせることが
できる。

■冷却パイプが離氷用水の流下方向に沿って配設されて
いるため、凸部の裏面は勿論、氷塊が成長する凹部の裏
面にも離氷用水が流れ、離氷効率を極めて向上させるこ
とができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の製氷機の要部斜視図、第２図は同じく
システム構成図、第３図は同じく氷塊の形成状態を示す
要部斜視図である。 （２）・・・氷塊、　（塁）・・・製氷部材、　（３Ａ
）・・・製氷面、　（４）・・・凹部、　（５〉・・・
凸部、　（６）・・・冷却バイブ。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １、氷塊が形成される製氷面を有する製氷部材と、製氷
   面の裏面に配設される冷凍系の冷却パイプと、該裏面の
   上方部位に配設される離氷水散水管を備え、前記製氷面
   に製氷用水を流下させて氷塊を形成する製氷機において
   、前記製氷部材は、製氷用水の流下方向に対して交差し
   て水平方向に延びる複数の細長い凹部と、製氷用水の流
   下方向に対して交差し、且つ前記製氷面から前方に突設
   する方向に延びる複数の凸部とを、金属薄板を折曲して
   交互に形成し、前記冷却パイプは、前記凹部及び凸部を
   製氷用水の流下方向に沿って適宜の間隔で繰り返して交
   差する方向に走行すると共に、前記凹部に対応する裏面
   に熱交換状態に接触配置したことを特徴とする製氷機。