JPH0510641A - 製氷機及びフアジイ推論による製氷機の制御方法 - Google Patents

製氷機及びフアジイ推論による製氷機の制御方法

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JPH0510641A
JPH0510641A JP16581391A JP16581391A JPH0510641A JP H0510641 A JPH0510641 A JP H0510641A JP 16581391 A JP16581391 A JP 16581391A JP 16581391 A JP16581391 A JP 16581391A JP H0510641 A JPH0510641 A JP H0510641A
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ice
water
ice making
temperature
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JP16581391A
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Kichiji Abe
吉治 阿部
Kazuhiro Takahashi
和弘 高橋
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Sanyo Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ファジイ推論による離氷時間の制御によっ
て、常に的確な離氷制御を行う。 【構成】 製氷機1の離氷時間TRを制御部25によっ
て制御する。制御部25は外気温度センサー28及び水
温センサー29により外気温度ATと離氷用水温度WT
を検出する。制御部25はATとWTを入力変数とする
ファジイ推論によって離氷時間TRを決定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、製氷機に関し、特に、
ファジイ推論によって離氷時間の決定を行う製氷機及び
その制御方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来この種製氷機においては、例えば特
開平1−200168号公報に示されるように、裏面に
冷凍サイクルの冷却パイプを備えた製氷部材の表面であ
る製氷面に製氷用水を循環し、氷塊を成長させ、成長し
た氷塊は冷却パイプにホットガスを流すと共に、給水電
磁弁から離氷用水を裏面に流して離氷させ、この離氷用
水は貯水タンクに貯めて、次回の製氷用水として用いる
構成がとられている。
【0003】製氷機は以上の製氷行程と離氷行程を繰り
返すサイクルを実行するものであるが、特に離氷行程を
終了するには、従来では冷却パイプの冷媒出口側温度を
検出するセンサーを設けて、そこの温度が上昇して例え
ば+8℃等の一定の温度に達した時点で終了する方法が
とられていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このように従来の制御
方式では、外気温度や離氷用水の温度に係わらず一定の
温度で離氷行程を終了するため、特に外気温度が低い時
には冷却パイプの冷媒出口側温度の上昇が緩慢となるこ
とにより、+8℃以下で実際には氷塊が全て落下してい
るにも係わらず、離氷行程が終了せず、不必要な離氷動
作が行われ、サイクル時間が長くなり、製氷能力が低下
する問題があった。
【0005】本発明は、係る課題を解決し、ファジイ推
論により離氷行程の時間を制御することにより、適正な
時間だけ離氷を行って製氷能力を向上した製氷機及びそ
の制御方法を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の製氷機は、製氷
手段と、離氷手段と、離氷用水を供給する給水手段と、
製氷手段により氷塊を形成する製氷行程と離氷手段によ
り所定の離氷時間に渡って製氷手段から氷塊を離脱させ
る離氷行程とを交互に繰り返し実行すると共に、離氷行
程中に給水手段により製氷手段に離氷用水を供給する制
御手段とを備え、この制御手段における離氷時間の決定
に際して、外気温度に基づき変化する値と、離氷用水の
温度に基づき変化する値を入力変数としたファジイ推論
を用いるものである。
【0007】また、本発明の製氷機の制御方法は、外気
温度を第1の入力変数とし、離氷用水の温度を第2の入
力変数として複数の推論規則の両入力変数に対応するメ
ンバ−シップ関数から両入力変数に応じたメンバ−シッ
プ値を求めた後、当該推論規則の出力変数をファジイ合
成し、その重心をとることにより推論結果を得て、これ
を離氷時間の決定に利用するものである。
【0008】
【作用】本発明によれば、製氷機周囲の外気温度や供給
される離氷用水温の変動に対して的確に離氷時間を決定
でき、迅速、且つ安定した離氷を行うことができる。
【0009】
【実施例】次に図面において実施例を説明する。図1は
本発明の製氷機1の制御手段としての制御装置Cのブロ
ック図であり、図2は製氷機1のシステム構成図、図3
は製氷機1の要部斜視図である。図2及び図3におい
て、製氷機1は独立した多数の氷塊2を製造するための
流下式の製氷機であり、表面に製氷面3Aを有する製氷
手段としての製氷部材3、3はステンレス板を折曲加工
して、水平方向に延びる凹部4及び凸部5とを交合に複
数形成されており、それぞれ裏面を相対向し、間隔を存
して結合されると共に、各製氷部材3、3の裏面には蛇
行状に形成された冷却器としての冷却パイプ6が凹部4
の裏面に接触して配設されている。
【0010】即ち、所定の間隔を存する冷却パイプ6の
垂直部分6Aは、凹部4及び凸部5と交差関係を成し、
この内凹部4の裏面と対応する部分を、該凹部4の裏面
にハンダ付け等によって固定し、冷却パイプ6のベンド
部分6Bは凹部4の裏面に接触することなく、凸部5の
裏面と間隔を存して対向する。係る冷却パイプ6は電動
圧縮機7、凝縮器9、キャピラリチューブ10等と共に
環状に接続されて冷凍サイクルが構成され、その付加的
装置として、凝縮器9をバイパスするバイパス管11
と、該バイパス管11に接続したホットガス電磁弁12
を備えている。また、凝縮器9は送風機8によって強制
冷却される。
【0011】次に、水系統について説明する。一方の製
氷部材3の上端は他方の製氷部材3の上端に覆い被さり
上部水案内部14を構成さており、この上部水案内部1
4の上方に製氷水散水器13が配設され、その長手方向
には水案内部14を介して製氷面3Aに製氷用水を流下
せしめる多数の散水孔13Aを所定間隔を存して形成し
ている。この散水器13の端部から延出する導水管15
は、貯水タンク16に配設した循環ポンプ17に接続さ
れている。これら散水器13及び循環ポンプ17によっ
て散水手段が構成される。また、貯水タンク16は凸部
5の下端の下部水案内部18、18から落下する未凍結
水を回収する桶19と連通している。
【0012】一方、製氷面3Aの裏面上方部位には離氷
用散水器20が配設され、その長手方向には製氷面3A
の裏面に離氷用水を散水せしめる多数の散水孔20Aを
所定間隔で形成している。この散水器20は給水手段と
しての給水電磁弁21を介して水道管に接続されてい
る。更に、図1において制御装置Cは基本的にはマイク
ロコンピュータからなる制御部25から構成され、この
制御部25の入力には、凝縮器9の冷媒出口側部分に取
り付けられた外気温度センサー28の出力と、散水器2
0に取り付けられた水温センサー29の出力が入力さ
れ、出力には電動圧縮機7、循環ポンプ17のポンプモ
ーター17M、ホットガス電磁弁12、送風機8及び給
水電磁弁21が接続されている。
【0013】次に、制御装置Cの制御動作を説明する。
制御部25は、先ず電源が投入されると給水電磁弁21
を開いて貯水タンク16へ給水動作を開始する。この場
合、離氷水散水器20の散水孔20Aから製氷面3A、
3Aの裏面上部に散水された水は凹部4の裏面、凸部5
の裏面に沿って流下し、下部案内部18から桶19に落
下し、貯水タンク16に定量給水されると給水電磁弁2
1が閉じて給水動作を終了する。
【0014】この給水動作の終了と同時に、電動圧縮機
7を起動し、冷却パイプ6に低温冷媒を循環し、同時に
循環ポンプ17のモーター17Mを動作させて製氷動作
を開始する。貯水タンク16内の製氷用水はこの循環ポ
ンプ17の作動によって導水管15を通り製氷水散水器
13に圧送され、該散水器13の散水孔13Aから上部
水案内部14に散水された製氷用水は、製氷面3Aを流
下する。製氷面3Aを流下する製氷用水は下部水案内部
18から桶19に落下して貯水タンク16に戻され、再
び製氷面3Aへと循環される。
【0015】この時、冷却パイプ6の垂直部分6Aに沿
って製氷用水は流下するため、この循環を繰り返す過程
で冷却パイプ6の温度低下に合わせて製氷用水の温度は
徐々に低下して行く。更に製氷動作が続行されると、氷
塊2は更に成長して行く。この製氷動作が所定時間継続
して行われ、凹部4内に所定の氷塊2が形成されると、
電動圧縮機7は運転したまま送風機8のみを停止し、同
時に循環ポンプ17も停止して製氷行程を終了する。
【0016】このような制御によって製氷動作が終了す
ると、制御部25はホットガス電磁弁12を開いてバイ
パス管11を通し、運転している電動圧縮機7から高温
高圧の冷媒ガス(ホットガス)を冷却パイプ6に導き、
製氷部材3を加熱して離氷動作を開始する。同時に給水
電磁弁21も開いて離氷用散水器20の散水孔20Aか
ら製氷面3A、3Aの裏側に所定時間離氷用水を散水す
る。この離氷用水は、凹部4の裏面、凸部5の裏面を流
れ、前記ホットガスによる加熱と合わせて製氷部材3、
3の温度を上昇させ、氷塊2と製氷面3Aの密着を解除
する。これによって凹部4から離脱した氷塊2は下方に
位置した図示しない貯氷庫に落下することになる。
【0017】このホットガスによる離氷行程は、製氷行
程の終了から制御部25によって決定される離氷時間T
Rが経過した時点において終了し、その後再び製氷動作
が開始される。ここで、離氷に必要とされる時間は経験
的に外気温度ATと給水電磁弁21から供給される離氷
用水の温度WTとによって変化することが分かってい
る。即ち、外気温度ATが高く、離氷用水の温度WTが
高いほど離氷は早く終了し、外気温度ATが低く、離氷
用水の温度WTが低いほど離氷には時間が掛かる。
【0018】即ち、これらをAT、WTと離氷時間TR
の関係で考えると、「ATが高く、WTが高ければ、T
Rは短くする必要がある」、「ATが低く、WTが低け
れば、TRは長くする」と云う関係になることが分か
る。制御部25においては前記離氷時間TRを決定する
に当たり、外気温度センサー28及び水温センサー29
の出力から外気温度AT及び離氷用水の温度WTを検知
し、以上のような経験則を利用して実験的に予め定めた
ルールによるファジイ推論を用いて前記離氷時間TRの
長さを決定する。以下、制御部25において実行される
ファジイ制御につき説明する。
【0019】ファジイ推論に用いる入力、即ちル−ルの
条件部の変数(ファジイ変数)としては前記ATを第1
の入力変数とし、前記WTを第2の入力変数とする。出
力、即ちル−ルの結論部の出力変数としては、前記TR
をとる。ファジイラベルとしてはPB(かなり高い、或
いはかなり長く)、PS(少し高い、或いは少し長
く)、ZO(普通)、NS(少し低い、或いは少し短
く)及びNB(かなり低い、或いはかなり短く)の5つ
を用いる。また、各入力変数AT、WT及び出力変数T
Rのファジイラベルに与えるメンバシップ関数を連続関
数として表現したものを図4から図6に示す。即ち、入
力変数AT及びWTのファジイラベルは0℃以上+40
℃以下の規格化した台集合上で規定し、出力変数TRの
ファジイラベルは0分以上8分以下の規格化した台集合
で規定する。このような「かなり」と云ったあいまいな
量を定量化することにより、ファジイ推論を行うことが
できるようになる。
【0020】更に、ファジイ推論に用いるルールとして
は、この種製氷機の制御における経験則より表1に示す
11のル−ルの組み合わせが考えられる。
【0021】
【表1】
【0022】表1は入力変数ATのラベルを横に、入力
変数WTのラベルを縦にとり、マトリックスによって組
み合わせを表したもので、マトリックスの交差部に結論
部としての出力変数TRのラベルが示されている。これ
らのルールは、実験により実際に製氷機1を種々の外気
温度AT及び水温WT条件下にて動作させ、常に確実な
離氷が行われるように各変数AT、WT、TRのラベル
を組み合わせて構成されたものである。
【0023】表1の各ル−ルについて詳述すると、先ず
ル−ル「If入力変数AT=NBand入力変数WT=
NBthenTR=PB」は、「外気温度ATがかなり
低く、離氷用水の温度WTもかなり低い時は、離氷時間
TRをかなり長くする」と云う条件の成立度を示す。 ル−ル「If入力変数AT=ZOand入力変数WT=
NBthenTR=PS」は、「外気温度ATが普通
で、離氷用水の温度WTがかなり低い時は、離氷時間T
Rを少し長くする」と云う条件の成立度を示す。
【0024】ル−ル「If入力変数AT=NSand入
力変数WT=NSthenTR=PS」は、「外気温度
ATが少し低く、離氷用水の温度WTも少し低い時は、
離氷時間TRを少し長くする」と云う条件の成立度を示
す。 ル−ル「If入力変数AT=PSand入力変数WT=
NSthenTR=ZO」は、「外気温度ATが少し高
く、離氷用水の温度WTが少し低い時は、離氷時間TR
を普通にする」と云う条件の成立度を示す。
【0025】ル−ル「If入力変数AT=NBand入
力変数WT=ZOthenTR=PS」は、「外気温度
ATがかなり低く、離氷用水の温度WTが普通の時は、
離氷時間TRを少し長くする」と云う条件の成立度を示
す。 ル−ル「If入力変数AT=ZOand入力変数WT=
ZOthenTR=ZO」は、「外気温度ATが普通
で、離氷用水の温度WTも普通の時は、離氷時間TRを
普通にする」と云う条件の成立度を示す。
【0026】ル−ル「If入力変数AT=PBand入
力変数WT=ZOthenTR=NS」は、「外気温度
ATがかなり高く、離氷用水の温度WTが普通の時は、
離氷時間TRを少し短くする」と云う条件の成立度を示
す。 ル−ル「If入力変数AT=NSand入力変数WT=
PSthenTR=ZO」は、「外気温度ATが少し低
く、離氷用水の温度WTが少し高い時は、離氷時間TR
を普通とする」と云う条件の成立度を示す。
【0027】ル−ル「If入力変数AT=PSand入
力変数WT=PSthenTR=NS」は、「外気温度
ATが少し高く、離氷用水の温度WTも少し高い時は、
離氷時間TRを少し短くする」と云う条件の成立度を示
す。 ル−ル「If入力変数AT=ZOand入力変数WT=
PBthenTR=NS」は、「外気温度ATが普通
で、離氷用水の温度WTがかなり高い時は、離氷時間T
Rを少し短くする」と云う条件の成立度を示す。
【0028】ル−ル「If入力変数AT=PBand入
力変数WT=PBthenTR=NB」は、「外気温度
ATがかなり高く、離氷用水の温度WTもかなり高い時
は、離氷時間TRをかなり短くする」と云う条件の成立
度を示す。 実際のファジイ推論においてはこれらのファジイルール
を全て若しくは選択的に使用し、外気温度センサー28
及び水温センサー29で温度AT及びWTを測定してこ
れらを各ルールにそれぞれ代入することによって入力変
数ATに応じたメンバーシップ値及び入力変数WTに応
じたメンバーシップ値を求め、両メンバ−シップ値の最
小値、即ち小さい方のメンバ−シップ値をそのルールの
成立度として選択する。結論部においては、この成立度
より下方のTRのメンバ−シップ関数(台集合)の面積
を各ルール毎にもとめ、求められた全面積を加重平均に
よりファジイ合成し、その重心を求めて推論結果として
の出力変数TRを決定する。
【0029】次に、図7において実際の状況を想定して
前記動作を実行してみる。例として今、ル−ル1「If
入力変数AT=PSand入力変数WT=NSthen
TR=ZO」及びルール2「If入力変数AT=ZOa
nd入力変数WT=NBthenTR=PS」を用い、
外気温度センサー28によって得られた外気温度ATが
+23℃、水温センサー29によって得られた離氷用水
の温度WTが+6℃であったものとすると、図7のAT
の入力値は+23、WTの入力値は+6となる。この場
合、ルール1のATではメンバーシップ値0.3、WT
ではメンバーシップ値0.6でヒットし、ルール2のA
Tではメンバーシップ値0.7、WTではメンバーシッ
プ値0.4でヒットする。
【0030】各ルールで得られたメンバーシップ値の小
さい方の値を成立度として選択し、ルール1では結論部
のTRのメンバーシップ関数の0.3より下方の面積を
求め、ルール2では結論部のTRのメンバーシップ関数
の0.4より下方の面積を求めて各面積を図中矢印の如
く重ね合わせ、その重心を求めると5.5分が得られ
る。これによってTR=5.5分が決定される。即ち、
外気温度ATが+23℃で離氷用水温度WTが+6℃の
時は離氷時間TRは5.5分となる。
【0031】ここで、外気温度ATがかなり低い時(N
B)でも、離氷用水の温度WTが普通の時(ZO)は、
表1からも明らかなように、離氷時間TRを少し長くす
る(PS)だけの方向に制御するので、従来のように不
必要に長く離氷が行われることも解消できる。即ち、A
T、WTの変動に応じてTRの長さを調節するので、状
況に応じて適正な離氷時間を設定することができるよう
になる。
【0032】尚、前述のファジイ制御において、実施例
では凝縮器9の冷媒出口側温度と散水器20の温度から
外気温度及び離氷用水の温度を直接的に検出したが、そ
れに限らず、冷却パイプ6の冷媒出口側温度の推移が、
外気温度及び離氷用水の温度によって変化することに着
目し、そこにセンサーを設けて温度の推移時間から外気
温度及び離氷用水の温度を間接的に検知しても良い。そ
れによればセンサーを1個にすることができる。また、
実施例では2個のルールを用いて推論を行ったが、全て
若しくは更に多くのルールを用いて推論を行えば、あら
ゆる状況に応じて的確な推論結果が得られることは云う
までもない。
【0033】
【発明の効果】以上の如く本発明によれば、外気温度と
供給される離氷用水の温度によって変化する値を入力変
数としてファジイ推論により離氷時間を決定するので、
外気温度や離氷用水の温度の変動に対して的確な離氷時
間を設定でき、それによって無駄な離氷時間を費やさず
に製氷能力の向上を図ることができる。
【0034】特に、実験的に決定されたル−ルに基づい
て制御されるので、定性的な関係だけを決定すれば良
く、数式モデルが不要となる利点もある。
【図面の簡単な説明】
【図1】制御装置のブロック図である。
【図2】製氷機のシステム構成図である。
【図3】製氷機の要部斜視図である。
【図4】入力変数T1のメンバシップ関数を表す図であ
る。
【図5】入力変数T2のメンバシップ関数を表す図であ
る。
【図6】出力変数T3のメンバシップ関数を表す図であ
る。
【図7】ファジイ推論の手法を説明する図である。
【符号の説明】
1 製氷機 3 製氷部材 6 冷却パイプ 7 電動圧縮機 9 凝縮器 11 バイパス管 12 ホットガス電磁弁 13 製氷用水散水器 17 循環ポンプ 20 離氷用水散水器 25 制御部 28 外気温度センサー 29 水温センサー

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 製氷手段と、離氷手段と、離氷用水を供
    給する給水手段と、前記製氷手段により氷塊を形成する
    製氷行程と前記離氷手段により所定の離氷時間に渡って
    前記製氷手段から氷塊を離脱させる離氷行程とを交互に
    繰り返し実行すると共に、前記離氷行程中に前記給水手
    段により前記製氷手段に離氷用水を供給する制御手段と
    を備え、該制御手段における前記離氷時間の決定に際し
    て、外気温度に基づき変化する値と、離氷用水の温度に
    基づき変化する値を入力変数としたファジイ推論を用い
    ることを特徴とする製氷機。
  2. 【請求項2】 外気温度を第1の入力変数とし、離氷用
    水の温度を第2の入力変数として複数の推論規則の両入
    力変数に対応するメンバ−シップ関数から両入力変数に
    応じたメンバ−シップ値を求めた後、当該推論規則の出
    力変数をファジイ合成し、その重心をとることにより推
    論結果を得て、これを離氷時間の決定に利用することを
    特徴とするファジイ推論による製氷機の制御方法。
JP16581391A 1991-07-05 1991-07-05 製氷機及びフアジイ推論による製氷機の制御方法 Pending JPH0510641A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013072591A (ja) * 2011-09-27 2013-04-22 Hoshizaki Electric Co Ltd 自動製氷機の運転方法
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