JPH01197787A - 光浮き出し表示部を有する計器用ボタン類 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〈産業先の利用分野〉 本発明は、計器類のタッチボタンやスイッチ等の表示構
造に係り、詳しくは内側の光源によって外側から模様表
示部か浮き出されて見えるようにしたボタンやパネル類
に関する。

く従来の技術〉 この種の計器用ボタン類は、第８図で示すように、ボタ
ンケース３０が上面部３１と側面部３２とを有する立体
形成されていたので、立体に対応するために印刷ではな
くて塗装に頼っていた。埋ち、ボタンケース３０が外部
へ浮き出し可能な透光性乃至′ト透光性樹脂で成形され
ている場合、その上面部３１と側面部３２とには光源３
３によって浮き出される半透光性層３４が塗装され、そ
の１：には遮光性模様層３５が塗装されて積層される。

その後に、レーザー５ｔｉ３６によって、遮光性模様層
３５をカッティングして表示部をボタンケース３０の上
１ｆｉ３１に形成していた。

〈発明が解決しようとする問題点〉 ところで、上記遮光性模様層３５が約１０〜２０ミクロ
ン前後の膜厚であるために、レーザー装置３６のレーザ
ー光３７で遮光性模様層３５のみを正確にカッティング
する技術が非常に難しく、不良率が約３０％程度と高い
ものであった。

殊に、半す光性アンダーコート層３４がオレンジ色や緑
色等の場合には、レーザー光３７によって１；記半透光
性層３４が変色するために、美麗な除去が困難である等
の別な問題があった。

又、ボタンケース３０の上面表示部は、各種パターンが
あるために、ト記し−ザー装２２３６に各種パターンの
ソフトウェアを組込みしなければならないうえ、装置が
大掛りとなる欠点があった。

而して１本発明は、に記実情に鑑みてなされたものであ
って、立体形状に適合した印刷塗装方法を組合せること
によって、計器用ボタン類の表示部を簡易に美麗に付す
ることができるようにしたことを、ｔな［１的とするも
のマある。

〈発明の構成〉 上記目的を達成するための本発明は、表側に設けられた
光源に照射された部分を表側へ浮き出しｒＩｒ　俺な透
光性乃至半透光性素材にて上面部とこれに交差する側面
部とを有するボタンケースを備えるものである。

このボタンケースの少なくとも上面部には光源によって
浮き出される半透光性層が形成されるとともに、側面部
には遮光性塗料層が塗装され、Ｅ記ヒ面部には部分的に
′ｆ−透光性層を表出する遮光性模様層が転写されるこ
とを特徴とするものである。

〈発明の作用〉 裏側に設けられた光源によって照射された部分を表側へ
浮き出しｔＩ（能な透光性乃至を透光性素材にてボタン
ケースが成形されているので、その上面部をマスキング
する等して側面部に遮光性塗料層を塗装する。上記塗装
に前後して、ボタンケースを透光性素材で成形している
場合には上面部に半透光性層を設けるか、或いは半透光
性素材で成形している場合には透光性乃至半透光性層を
必要に応じて設ける。

次に、上記半透光性層の上面部に位置して遮光性模様層
を転写する。ａ光性模様層は部分的な模様転写されるの
で、転写された以外の個所から部分的に上記半透光性層
が表出されることとなる。

〈発明の実施例〉 図面第１図乃至第４図は本発明に係る光浮き出し表示部
を有する計器用ボタン類の第一実施例を示す。

図中１は立体形を呈するボタンケース、２はその上面部
、３は上面ＰｆＩ２に交差する各側面部、４は−Ｌ上面
部と側面部３とで表側を凹状とした凹部で、四部４に光
源５が配置されている。６は上面部２と側面部３との隅
部の７一ル部で、好ましくは２アール以−■二に形成す
る。

上記ボタンケースｌは、光源５に照射された部分を表側
へ浮き出し可能な透光性の樹脂等にて成形されている。

透光性樹脂としては、透明なアクリル系樹脂、ポリカー
ボネイト樹脂等が好適に用いられ、厚みを１０ミクロン
前後とする。

上記ボタンケースｌには、光源５からの光線を減衰する
ために各種色彩に着色される半透光性層７が設けられる
。半透光性層７は、第３図に示すように全面に塗装する
ことができる。半透光性層７としては、ボタンケースｌ
への接着性の良好なアクリル系、ウレタン系、エポキシ
系樹脂を基材とする塗料が選択され、厚みを５〜３０ミ
クロン、好ましくは１０ミクロン程度とする。

半透光性層７の上面には、部分的に半透光性層７ａを表
出する遮光性模様層８が転写される。遮光性模様層８は
各種感熱転写材１５をプレスラム１６で熱圧着すること
によって形成され、少なくとも感圧接着剤層１０と遮光
層１１とを備える。

Ｌ記遮光性模様層８は、ケース上面部２から少なくとも
アール部６に亘って延長層９を形成しておく０図示しな
いが金属蒸着層を有するものも実施できる。

次に、前記上面部２を遮弊部材１７でマスキングし、側
面部３へ遮光性塗料層１２を塗装する。

遮光性塗料層１２は前記遮光性模様層８と同一色とし、
延長部９に重なるように延長層１３を形成する。

この場合に、遮光性模様層８と遮光性塗料層１２の上面
には、必要に応じてクリアコートとして透明乃至半透明
な保護層１４を形成しても良い。

上記４＃Ｊ成によれば、光源５からの光線が、遮光層１
１によって遮光されると同時に、遮光性模様層以外から
表出される部分的な半透光性層７ａを照らし出して浮き
出すボタン類が形成される。

上記第一・実施例によれば、遮光性塗料層１２を遮光性
模様層８と同一色として、遮光性模様層８の延長層９に
重なるように延長層１３を形成したうえで、保護Ｐｊ１
４を全体的に形成することによって、延長層９．１３の
境界部分を不明として一体化した計器用ボタン類を提供
できる。

次に、図面第５図は、本発明の第二実施例を示し、ボタ
ンケース１の上面部２と７一ル部６にのみ”ｔ’−ａ光
性層１Ｂを設け、側面ＰＪ３には半透光性層１８を設け
ない場合を示す、この場合には、半透光性層１８を印刷
形成できるうえ、これに続いて転写工程へと作業できる
利点がある０図示しないが、感熱接着剤層ｌＯを半透光
性を有する顔料で着色すれば、半透光性層１８を省略し
て転写工程のみで、同等な浮き出し模様が得られる。

図示するように、その後に側面部３に遮光性塗料層１２
を塗装すれば良く、アール部６の重複層１９によって一
体感を付墜できる。

この第二実施例によれば、最大限−回の転写と塗装で作
業できる特徴がある。

さらに、図面第６図及び第７ｒ４は本発明の第三実施例
を示す、即ち、ボタンケース２０を半透光性の樹脂にて
成形し、アール部６を残して上面部２を連弾部材１７に
てヤスキングし、側面部３に遮光性塗料層１２を塗装す
る。その後に、ローラ２１にて感熱転写材１５を転写す
れば良く、作業が著しく簡略化できる。

上記各実施例に係る方法は必要に応じて組合せできるも
のである。

〈発明の効果〉 以上説明したように本発明によれば、ボタンケースを透
光性乃至￥透光性素材にて成形してその側面部に遮光性
塗料層を塗装し、上面部には光源によって浮き出される
半透光性層を形成するとともに、半透光性層には部分的
に半透光性層を表出する遮光性模様層を転写することに
よって、′Ａ側に設けられた光源に照射された部分を表
側へ浮き出し可能な表示部を有する計器用ボタン類を簡
単に提供することができる。

特に、従来の如き塗装に頼ることなく転写によって遮光
性模様層を形成することができるうえ、従来の如きレー
ザイカッティング等を行なうことなく美麗なボタン類表
示部を提供できる。

【図面の簡単な説明】 図面第１図乃至第７図は本発明に係る光浮き出し表示部
を有する計器用ボタン類の一実施例を示し、第１図はボ
タン類に適用した同第一実施例を示す斜視図、第２図は
第１図の■−■線断面図。 第３図及び第４図は製造工程を示す同断面図、第５図は
第二実施例を示す断面図、第６図及び第７図は第三実施
例を示す断面図、第８図は従来例を示す断面図である。 １．２０・拳・・ボタンケース、２−１１・番上面部、
３・・・・側面部、４・・・・凹部、５・・・・光源、
６・・・・アール部、７．１８・・・・半透光性層。 ８・・・・遮光性模様層、９．１３・・・・延長部、１
２・・・・遮光性塗料層、１４・・・・保護層。 １９・・・・重複部。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 裏側に設けられた光源に照射された部分を表側へ浮き出
   し可能な透光性乃至半透光性素材にて上面部とこれに交
   差する側面部とを有するボタンケースが成形され、上記
   ボタンケースの少なくとも上面部には光源によって浮き
   出される半透光性層が形成されるとともに、側面部には
   遮光性塗料層が塗装され、上記上面部には部分的に半透
   光性層を表出する遮光性模様層が転写されることを特徴
   とする光浮き出し表示部を有する計器用ボタン類。