JPH052228U - 防眩シート付き照光表示体用整光ノブ - Google Patents

防眩シート付き照光表示体用整光ノブ

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JPH052228U
JPH052228U JP5727191U JP5727191U JPH052228U JP H052228 U JPH052228 U JP H052228U JP 5727191 U JP5727191 U JP 5727191U JP 5727191 U JP5727191 U JP 5727191U JP H052228 U JPH052228 U JP H052228U
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knob
sheet
light
fine particles
illuminated
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Application number
JP5727191U
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English (en)
Inventor
徹 小川
Original Assignee
第二しなのポリマー株式会社
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 昼間の視認性が良好で、かつ夜間の照光時に
は影ムラがなく、窓映りすることのない防眩シート付き
照光表示体用整光ノブを提供する。 【構成】 射出成形によってつくられたノブの照光表示
部が、透明層1と不透明層2を交互に平行に並べた縞状
防眩シートと、金属光沢をもつ微粒子6を分散した光
反射層7とよりなる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、例えば自動車などの車内に使用する照光式ノブスイッチのノブ(キ ートップ)に使用するもので、夜間において照光表示が窓ガラスに映り込まない ようにした防眩シート付き照光表示体用整光ノブに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来の照光表示体用ノブとしては、有色、特には白色透過性の成形品に黒色性 の外観色を塗布し、抜き字状態の文字や記号が生地色に照光するものや、透明の 成形品の下地に有色、特には白色のインクを塗布し、ついで黒色系の外観色を塗 布して抜き字状態の文字や記号を下地のインク色で照光するようにしたもの、あ るいは防眩シート、例えば透明なシリコーンゴム層と着色したシリコーンゴム層 とが平行して交互に配されてなるもの、セルロースアセテートブチレート(酢酸 酪酸セルロース)などのシート内に微小なルーバーを設けその片面に文字を印刷 しキートップ頂部に接着したもの等が市販されている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
上記従来の照光表示体のうち防眩シートを備えていないものでは、光があらゆ る方向に進行し窓ガラス等に映り運転者の誤認を招くおそれがあるため、ノブの 周囲にフードを設け窓ガラス方向への光をさえぎったり、窓ガラスからなるべく 遠い場所に配置する等の方法で窓ガラスへの映り込みを防いでいたが、これには ノブの取り付け位置やデザインの自由度が小さくなるという欠点があった。特に 成形品の生地色や塗布したインクで抜き文字を形成しているものは、含有する顔 料粒子の光拡散のため、夜間の照光時に光源からの光が文字部で散乱し、窓ガラ スなどに映ってしまう欠点があった。この欠点を補うために考案された、防眩シ ートの片面に文字印刷したものをキートップ頂部に接着するものは、表面から見 て防眩シートの下方に文字印刷されているために昼間の視認性が劣り、照光時に は防眩シート内部の縞模様により影ムラを生じるという欠点があった。 本考案は、上記した従来の諸問題を解決するもので、昼間の視認性が良好で、 かつ夜間の照光時には影ムラがなく窓映りすることのない防眩シート付き照光表 示体用整光ノブを提供することを課題とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本考案者は、金属微粒子を分散した光反射層を文字部とした照光ノブが、夜間 の照光時に光源からの光を散乱させることなく視認側へ透過することを見出だし 、金属光沢をもつ微粒子の材質、形状、大きさ、分散層の厚み等について種々研 究を重ね本考案に到達したのであって、これは射出成形によってつくられたノブ の照光表示部が、透明層と不透明層を交互に平行に並べた縞状防眩シートと、金 属光沢をもつ微粒子を分散した光反射層とよりなることを特徴とする防眩シート 付き照光表示体用整光ノブを要旨とするものである。
【0005】 光反射層に用いられる金属光沢をもつ微粒子は、具体的にはアルミニウム、金 、銀、銅、ニッケルなどの一般的によく知られている金属単品からなるもの、こ れら2種以上の金属のアロイまたは混合物、これらの金属微粒子と1種または2 種以上の透明もしくは透光性の有機物微粒子とのブレンド体、このブレンド体ま たは有機物微粒子あるいはガラス等のセラミックスの表面もしくは内部に上記金 属によるメッキ、蒸着などを施したもの、あるいはこれらの組み合わせからなる ものなどが挙げられる。
【0006】 特にアルミニウムの微粒子が光沢、光の分散安定性、コスト等に優れているた めに好ましい。これらの粒径は、小さすぎるとたとえ金属光沢をもつ微粒子を用 いても防眩シートにより制御された光が拡散されるため、1μm以上、好ましく は5μm以上とし、これ未満の粒径をもつ微粒子の含有率は5%以下、好ましく は3%以下とすることが望ましい。
【0007】 また、微粒子の形状については、例えば球状、鱗片状、フレーク状などが例示 されるが、好ましくは鱗片状がよく、この粒子群の粒径は均一でも不均一でもよ く任意に選択し、特には高光沢で粒径等の均一性が高いものがよい。鱗片状粒子 の粒径に関しては図2に示すように、鱗片状粒子の最長軸Aから垂直に両側へ伸 びる最長軸B,Cの長さの和が、形成する分散層の厚みの1.5倍、好ましくは 2倍以上になるような粒子を選択することが好ましい。
【0008】 また、微粒子の添加量については粒径、形成する分散層の厚み等により任意に 調節できるが、特には分散層の光線透過率が10〜80%となるように添加する ことが好ましい。これが80%を越えると夜間の視認性がよくても昼間の視認性 が低下し、逆に10%未満では昼間の視認性に優れても全体の透過率が低下して 照光時の視認性を悪くする。これらの微粒子を分散させるビヒクルはポリエステ ル樹脂、ポリウレタン樹脂、エポキシ樹脂、シリコーン樹脂等とすればよく、有 色ないし無色でも、また透明、不透明の別も問わないが、透過光の散乱を抑える という点から無色透明が好ましい。
【0009】 この照光ノブに付設する防眩シートとしては、例えば加圧プレスまたはロール を用いて作成した遮光シートまたはフィルムと、同様にして作成した透明シート またはフィルムとを交互に積層し接合したものを、積層方向に薄くスライスして なるものや、セルロースアセテートブチレート(酢酸酪酸セルロース)などのシ ート内に微小なルーバーを設けた縞模様のフィルムまたはシートが例示される。 積層ピッチ、厚みは任意に選ぶが、照光ノブへの取り付け位置はノブの表面もし くは裏面とすればよい。表面に取り付けた場合は、防眩シートとキートップ部と の接着時に生じる隙間が外観上不都合を生じる不利を考慮し、先端形状が曲面の 場合には射出成形時に裏面から防眩シートを埋め込むように一体成形する方法が 有効である。
【0010】 照光表示部をなす光反射層は、前記の微粒子を含有するビヒクルを成形品の表 面にスクリーン印刷、コーター印刷、吹き付け塗布などして厚み20μm前後に 形成し、また、外観色も同様に形成し、文字や記号の照光表示部はレーザー加工 、マスクキングなどにより抜き字状態にして夜間に照光するようにする。
【0011】
【作用】
こうして得られた照光キャップの文字抜き部は、昼間は周囲からの入射光を多 くの方向に反射するために視認性がよく、夜間の照光時には、防眩シートにより 方向を制御された光が反射層中に分散した微粒子間を散乱されることなく通過す るので、防眩シート本来の整光機能を充分に引き出すことができ、窓ガラスに映 り込むような不具合を解決することができる。
【0012】
【実施例】
以下に、本考案の一実施態様をその製造過程により説明する。図1(a),( b)に示すように、シリコーンゴムの透明層1と黒色シリコーンゴムの不透明層 2とを平行にかつ交互に配列し、これを2枚のポリカーボネートシート3に挟ん で作られた、厚さ0.95mmのシンエツVCフィルム[信越ポリマー株式会社 製、商品名]を13mm×9mmのサイズにカットした縞状防眩シートを、透 明なポリカーボネート樹脂で成形するノブ5の射出成形時に、裏側に一体成形し た。これに、鱗片状のアルミニウムをスタンブルミルで粉砕して得られた微粒子 6を#500メッシュにて篩分けし、残分を樹脂分に対して3.5wt%添加し てよく分散させたアクリル樹脂塗料をスプレー塗布し、熱風85℃で30分間乾 燥し、厚み約20μmの光反射層7を成形品の天面に形成し、さらに外観色とし て表面に黒色塗料層8をスプレー塗布して設け、同様に乾燥した後、YAGレー ザによって抜き記号9を形成して本考案の防眩シート付き照光表示体用整光ノブ を得た。これをキートップ10に接着して使用するが光源11からの光は最初に 防眩シートを通過し整光されて、光反射層7で散乱することがなければ整光角 に近い角度で視認側に透過する。この確認のため、図3(a)に示すように、光 源12からの光をノブを通して輝度計13で、防眩シートの縞模様に対し垂直 に角度を変化しながら抜き記号部の輝度を視認側から測定した。(b)はその結 果を示すもので、最大輝度を100%とした場合の相対輝度を測定角度に対して 示し、本考案の防眩シート付き照光表示体用整光ノブは角度変化に対して輝度が いちじるしく減少しているのに対し、従来の白色インキにより抜き記号を設けた ノブは相対輝度がほとんど変化しなかった。 なお、本考案の防眩シート付き照光表示体用整光ノブを実際に自動車のフロン トパネルに設け他エアコン用照光表示体として使用したが、夜間の照光時でも抜 き記号の光が窓ガラスに映り込むことはなかった。
【0013】
【考案の効果】
本考案は、上記実施例にも示したように、光反射層で文字や記号部を形成した ことにより昼間の視認性を向上させるうえ、夜間の照光時には、防眩シートによ って整光された透過光の散乱を抑えて文字、記号を照光させることが可能になり 、窓映りなどの不具合を解決できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施態様におけるノブを示すもの
で、(a)は平面図、(b)は(a)のX−X線に沿う
縦断面図である。
【図2】鱗片状微粒子の粒径を示す説明図である。
【図3】(a)は本考案の実施例で使用した輝度測定装
置の概略説明図で、(b)は本考案の実施例で使用した
防眩シート付き照光表示体用整光ノブの相対輝度変化
を、従来の白色インクにより抜き記号部を設けたノブと
比較して示した特性図である。
【符号の説明】
1 透明層 2 不透明層 3 ポリカーボネートシート 防眩シート 5 ノブ 6 微粒子 7 光反射層 8 黒色塗料層 9 抜き記号 10 キートップ 11 照光源 12 光源 13 輝度計

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 【請求項1】 射出成形によってつくられたノブの照光
    表示部が、透明層と不透明層を交互に平行に並べた縞状
    防眩シートと、金属光沢をもつ微粒子を分散した光反射
    層とよりなることを特徴とする防眩シート付き照光表示
    体用整光ノブ。
JP5727191U 1991-06-26 1991-06-26 防眩シート付き照光表示体用整光ノブ Pending JPH052228U (ja)

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