JPH0462560B2 - - Google Patents
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- JPH0462560B2 JPH0462560B2 JP15456086A JP15456086A JPH0462560B2 JP H0462560 B2 JPH0462560 B2 JP H0462560B2 JP 15456086 A JP15456086 A JP 15456086A JP 15456086 A JP15456086 A JP 15456086A JP H0462560 B2 JPH0462560 B2 JP H0462560B2
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- light
- layer
- transmitting substrate
- resin plate
- colored
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Landscapes
- Printing Methods (AREA)
- Decoration By Transfer Pictures (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本発明は、光透過性基材貼りつけ用絵付け材に
関するものである。より詳しくは、光透過性基材
に貼りつけ、光透過性基材の内部に設けた照明を
明暗に変化させることによつて、光透過性基材表
面から看取される図柄を変化させることができる
光透過性基材貼りつけ用絵付け材に関するもので
ある。
関するものである。より詳しくは、光透過性基材
に貼りつけ、光透過性基材の内部に設けた照明を
明暗に変化させることによつて、光透過性基材表
面から看取される図柄を変化させることができる
光透過性基材貼りつけ用絵付け材に関するもので
ある。
本発明に係る光透過性基材貼りつけ用絵付け材
は、光透過性基材に、転写層だけが貼りつけられ
る転写材或いはベースシートと共に貼りつけられ
るステツカーとして使用される。本発明に係る光
透過性基材貼りつけ用絵付け材は、メーター、タ
ツチスイツチ、インパネ等の光透過性基材に貼り
つけられる絵付け材として好適なものである。
は、光透過性基材に、転写層だけが貼りつけられ
る転写材或いはベースシートと共に貼りつけられ
るステツカーとして使用される。本発明に係る光
透過性基材貼りつけ用絵付け材は、メーター、タ
ツチスイツチ、インパネ等の光透過性基材に貼り
つけられる絵付け材として好適なものである。
従来から、光透過性基材の内部に設けた照明を
明暗に変化させることによつて、光透過性基材表
面から看取される図柄を変化させることができる
ようにした構成のものは公知である。例えば、ス
クリーン印刷によつて淡色の着色層が下面に形成
された光透過性の樹脂板の下に、抜きパターン状
の隠蔽層が設けられ、その下にスクリーン印刷に
よつて着色層が形成された構成のもの、又は前記
した樹脂板に変えてそれ自身にスモークがかけら
れた光透過性の樹脂板を用いたものであつて、前
記した樹脂板の表面には微細な凹凸が設けられた
構成のものである。いずれの構成の場合も、次の
作用効果が得られることを期待するものである。
つまり、樹脂板の内部が明るい場合には、樹脂板
の内部の光は隠蔽層のない部分のみを透過するこ
とになり、隠蔽層のない部分によつて形成される
パターンを看取することができる。一方、前記樹
脂板の内部が暗い場合には、外部の光は樹脂板の
表面の微細な凹凸部分で反射・散乱するので、樹
脂板の表面において全面均一な淡色を看取するこ
とができる。
明暗に変化させることによつて、光透過性基材表
面から看取される図柄を変化させることができる
ようにした構成のものは公知である。例えば、ス
クリーン印刷によつて淡色の着色層が下面に形成
された光透過性の樹脂板の下に、抜きパターン状
の隠蔽層が設けられ、その下にスクリーン印刷に
よつて着色層が形成された構成のもの、又は前記
した樹脂板に変えてそれ自身にスモークがかけら
れた光透過性の樹脂板を用いたものであつて、前
記した樹脂板の表面には微細な凹凸が設けられた
構成のものである。いずれの構成の場合も、次の
作用効果が得られることを期待するものである。
つまり、樹脂板の内部が明るい場合には、樹脂板
の内部の光は隠蔽層のない部分のみを透過するこ
とになり、隠蔽層のない部分によつて形成される
パターンを看取することができる。一方、前記樹
脂板の内部が暗い場合には、外部の光は樹脂板の
表面の微細な凹凸部分で反射・散乱するので、樹
脂板の表面において全面均一な淡色を看取するこ
とができる。
しかし、従来品においては、その期待通りの作
用効果が得られるものではなかつた。つまり、樹
脂板の内部の照明の明暗の変化によつて得られる
樹脂板表面から看取される図柄の変化が充分では
なかつた。樹脂板の内部が明るい場合に、隠蔽層
のない部分によるパターンを看取できるようにす
る為には、樹脂板を前記した通り淡色やスモーク
状態にしておく必要がある。しかし、前記した構
成において樹脂板が濃色ではなく淡色やスモーク
状態であると、樹脂板の下に設けた隠蔽層やその
下面の着色層の色を充分に隠蔽することができな
いことになる。その結果、樹脂板の内部が暗い場
合でも、隠蔽層やその下面の着色層の色が樹脂板
表面から見えることになり、所期の目的を充分に
果たすことができないのである。樹脂板の内部が
暗い場合に、外部からの光を十分に反射・散乱さ
せることができれば前記問題点を解決できるが、
樹脂板の表面に設けた微細な凹凸によつて外部か
らの光を反射・散乱させる方式ではその完全を期
すことができない。なお、前記した構成において
樹脂板として濃色のものを使用する場合には、隠
蔽層のない部分において内部の光を十分に透過さ
せることができないので、隠蔽層のある部分とな
い部分との差が少なくなり、樹脂板表面から看取
されるパターンが不明確となることは云うまでも
ない。
用効果が得られるものではなかつた。つまり、樹
脂板の内部の照明の明暗の変化によつて得られる
樹脂板表面から看取される図柄の変化が充分では
なかつた。樹脂板の内部が明るい場合に、隠蔽層
のない部分によるパターンを看取できるようにす
る為には、樹脂板を前記した通り淡色やスモーク
状態にしておく必要がある。しかし、前記した構
成において樹脂板が濃色ではなく淡色やスモーク
状態であると、樹脂板の下に設けた隠蔽層やその
下面の着色層の色を充分に隠蔽することができな
いことになる。その結果、樹脂板の内部が暗い場
合でも、隠蔽層やその下面の着色層の色が樹脂板
表面から見えることになり、所期の目的を充分に
果たすことができないのである。樹脂板の内部が
暗い場合に、外部からの光を十分に反射・散乱さ
せることができれば前記問題点を解決できるが、
樹脂板の表面に設けた微細な凹凸によつて外部か
らの光を反射・散乱させる方式ではその完全を期
すことができない。なお、前記した構成において
樹脂板として濃色のものを使用する場合には、隠
蔽層のない部分において内部の光を十分に透過さ
せることができないので、隠蔽層のある部分とな
い部分との差が少なくなり、樹脂板表面から看取
されるパターンが不明確となることは云うまでも
ない。
また、前記した従来品は、樹脂板の表面に微細
な凹凸が設けられているので、樹脂板自身が高価
であるという問題点があつた。更に、樹脂板が曲
面を呈する場合には、淡色着色層等を印刷によつ
て形成することが困難であり、仮にそれらを形成
できたとしても、適用できる印刷法はスクリーン
印刷法に限られるという問題点もあつた。
な凹凸が設けられているので、樹脂板自身が高価
であるという問題点があつた。更に、樹脂板が曲
面を呈する場合には、淡色着色層等を印刷によつ
て形成することが困難であり、仮にそれらを形成
できたとしても、適用できる印刷法はスクリーン
印刷法に限られるという問題点もあつた。
本発明は、上記した問題点に鑑み鋭意研究の結
果、『ハーフ蒸着』がその背面の明暗により、光
透過性と光反射性という二律背反性を持つことに
着目し、かかる技術を光透過性基材貼りつけ用絵
付け材に応用することによつて本発明を完成する
に至つたのである。
果、『ハーフ蒸着』がその背面の明暗により、光
透過性と光反射性という二律背反性を持つことに
着目し、かかる技術を光透過性基材貼りつけ用絵
付け材に応用することによつて本発明を完成する
に至つたのである。
即ち、本発明は、ハーフ蒸着層とその下に設け
られる抜きパターン状の隠蔽層と、前記ハーフ蒸
着層及び隠蔽層を支持するベースシートとを有す
ることを特徴とする光透過性基材貼りつけ用絵付
け材である。
られる抜きパターン状の隠蔽層と、前記ハーフ蒸
着層及び隠蔽層を支持するベースシートとを有す
ることを特徴とする光透過性基材貼りつけ用絵付
け材である。
本発明において、ハーフ蒸着層は最も重要な構
成要件である。このハーフ蒸着層は、その背面の
明暗により、光透過性と光反射性という二律背反
性を呈する蒸着層のことを意味する。このような
ハーフ蒸着層は、使用する金属の種類によつて異
なるが、金属がアルミニウムの場合では、膜厚が
50〜400〓のものがこれに該当する。50〓よりも
薄い場合には、光透過性基材の内部を暗くしたと
きに、外部の光の反射・散乱が十分でなくなる。
一方、400〓を越える場合には、光透過性基材の
内部を明るくしたときに、隠蔽層のない部分にお
ける光の透過が十分でなくなる。もつとも、光透
過性基材の内部に設ける照明の光度によつて影響
を受けることは云うまでもない。なお、ハーフ蒸
着層を設ける方法としては、真空蒸着法或いはス
パツタリング法等がある。ハーフ蒸着層は、一般
的には全面に設けられるが、必ずしもその態様に
限定されることはなく、部分的であつてもよい。
このハーフ蒸着層の存在によつて、光透過性基材
の内部が暗い場合、ハーフ蒸着層の表面で外部の
光は全て反射・散乱し、ハーフ蒸着層の金属色の
みが看取されることになる。本発明においては、
ハーフ蒸着層の上面に光透過性の淡色着色層を有
する構成も一態様として含むが、この場合には、
その淡色着色層の色と金属色との混合色を看取す
ることができることになる。前記淡色着色層が濃
色であると、光透過性基材の内部が明るい場合
に、隠蔽層のある部分とない部分との光の透過量
に差を持たせることができなくなる。また、この
ハーフ蒸着層を設けるに際しては、その前後に、
蒸着適性を向上させる目的で常用されるアンカー
層を設けてもよいことは云うまでもない。
成要件である。このハーフ蒸着層は、その背面の
明暗により、光透過性と光反射性という二律背反
性を呈する蒸着層のことを意味する。このような
ハーフ蒸着層は、使用する金属の種類によつて異
なるが、金属がアルミニウムの場合では、膜厚が
50〜400〓のものがこれに該当する。50〓よりも
薄い場合には、光透過性基材の内部を暗くしたと
きに、外部の光の反射・散乱が十分でなくなる。
一方、400〓を越える場合には、光透過性基材の
内部を明るくしたときに、隠蔽層のない部分にお
ける光の透過が十分でなくなる。もつとも、光透
過性基材の内部に設ける照明の光度によつて影響
を受けることは云うまでもない。なお、ハーフ蒸
着層を設ける方法としては、真空蒸着法或いはス
パツタリング法等がある。ハーフ蒸着層は、一般
的には全面に設けられるが、必ずしもその態様に
限定されることはなく、部分的であつてもよい。
このハーフ蒸着層の存在によつて、光透過性基材
の内部が暗い場合、ハーフ蒸着層の表面で外部の
光は全て反射・散乱し、ハーフ蒸着層の金属色の
みが看取されることになる。本発明においては、
ハーフ蒸着層の上面に光透過性の淡色着色層を有
する構成も一態様として含むが、この場合には、
その淡色着色層の色と金属色との混合色を看取す
ることができることになる。前記淡色着色層が濃
色であると、光透過性基材の内部が明るい場合
に、隠蔽層のある部分とない部分との光の透過量
に差を持たせることができなくなる。また、この
ハーフ蒸着層を設けるに際しては、その前後に、
蒸着適性を向上させる目的で常用されるアンカー
層を設けてもよいことは云うまでもない。
隠蔽層は、光透過性基材の内部を明るくした場
合に、その光を透過させない為に設けるものであ
る。従つて、その機能を有するものであれば如何
なる手段で設けられるものであつてもよい。例え
ば、印刷インキによる着色層或いは蒸着層を形成
することによつて設けられる。隠蔽層を前記ハー
フ蒸着層と同材料の蒸着層で形成する場合には、
薄い層にて強い隠蔽力を発揮するので、殊に転写
材の隠蔽層としては最適である。尚、この場合、
アルミニウム蒸着層のときには、隠蔽層とハーフ
蒸着層とを併せて1000〓程度の厚みがあればよ
い。ところで、隠蔽層は、抜きパターン状に設け
られる必要がある。これは、光透過性基材の内部
が明るい場合に、隠蔽層の存在によつて形成され
るパターンの看取を可能とする為である。蒸着に
よつて隠蔽層を抜きパターン状に形成する方法と
しては、部分的に設けた水溶性塗膜層を水洗に
より除去することによつてその上に形成した金属
薄膜層も部分的に除去する方法、水溶性塗膜層
をその上に部分的に設けた不溶化層のある部分を
残して水洗により除去することによつて上面に形
成した金属薄膜層も部分的に除去する方法、部
分的にマスキングした金属薄膜層をエツチングす
ることによつて金属薄膜層を部分的に除去する方
法等がある。前記した隠蔽層を設ける前或いは後
に、少なくとも隠蔽層のない部分に光透過性の淡
色着色層を設けても良い。これらの態様では、光
透過性基材の内部が明るい場合に、パターン部分
がその淡色着色層の色とハーフ蒸着層の金属色と
の混合色をもつて看取されることになる。従つ
て、この淡色着色層を部分的に形成し、各部分に
よつてその色を変化させておけば、デイスプレー
効果が大きくなる。
合に、その光を透過させない為に設けるものであ
る。従つて、その機能を有するものであれば如何
なる手段で設けられるものであつてもよい。例え
ば、印刷インキによる着色層或いは蒸着層を形成
することによつて設けられる。隠蔽層を前記ハー
フ蒸着層と同材料の蒸着層で形成する場合には、
薄い層にて強い隠蔽力を発揮するので、殊に転写
材の隠蔽層としては最適である。尚、この場合、
アルミニウム蒸着層のときには、隠蔽層とハーフ
蒸着層とを併せて1000〓程度の厚みがあればよ
い。ところで、隠蔽層は、抜きパターン状に設け
られる必要がある。これは、光透過性基材の内部
が明るい場合に、隠蔽層の存在によつて形成され
るパターンの看取を可能とする為である。蒸着に
よつて隠蔽層を抜きパターン状に形成する方法と
しては、部分的に設けた水溶性塗膜層を水洗に
より除去することによつてその上に形成した金属
薄膜層も部分的に除去する方法、水溶性塗膜層
をその上に部分的に設けた不溶化層のある部分を
残して水洗により除去することによつて上面に形
成した金属薄膜層も部分的に除去する方法、部
分的にマスキングした金属薄膜層をエツチングす
ることによつて金属薄膜層を部分的に除去する方
法等がある。前記した隠蔽層を設ける前或いは後
に、少なくとも隠蔽層のない部分に光透過性の淡
色着色層を設けても良い。これらの態様では、光
透過性基材の内部が明るい場合に、パターン部分
がその淡色着色層の色とハーフ蒸着層の金属色と
の混合色をもつて看取されることになる。従つ
て、この淡色着色層を部分的に形成し、各部分に
よつてその色を変化させておけば、デイスプレー
効果が大きくなる。
前記したハーフ蒸着層と隠蔽層とは、ベースシ
ートによつて支持される。本発明に係る光透過性
基材貼りつけ用絵付け材を転写材として用いる場
合には、転写後にベースシートを剥離する必要が
あるので、ベースシートとしては剥離性のあるも
のが使用される。例えば、ポリエチレンテレフタ
レート、ポリプロピレン、ポリエチレン、ナイロ
ン、セロハン等のプラスチツクフイルム或いは紙
を使用することができる。使用するベースシート
が剥離性に劣る場合には、前記したプラスチツク
フイルム或いは紙の表面に、アクリル系、繊維素
系、ビニル系等の樹脂からなる剥離層を設けたも
の等を使用することができる。また、本発明に係
る光透過性基材貼りつけ用絵付け材をステツカー
として用いる場合には、光透過性基材への貼りつ
け後もベースシートを残す必要があるので、ベー
スシートとしては前記したものの内、光透過性の
あるものが使用される。例えば、ポリエチレンテ
レフタレート、セロハン等が使用される。なお、
このベースシートは、本発明に係る光透過性基材
貼りつけ用絵付け材が、光透過性基材の外表面に
貼りつけられる場合にはハーフ蒸着側に、一方光
透過性基材の内表面に貼りつけられる場合には隠
蔽層側に位置するように設けられる。
ートによつて支持される。本発明に係る光透過性
基材貼りつけ用絵付け材を転写材として用いる場
合には、転写後にベースシートを剥離する必要が
あるので、ベースシートとしては剥離性のあるも
のが使用される。例えば、ポリエチレンテレフタ
レート、ポリプロピレン、ポリエチレン、ナイロ
ン、セロハン等のプラスチツクフイルム或いは紙
を使用することができる。使用するベースシート
が剥離性に劣る場合には、前記したプラスチツク
フイルム或いは紙の表面に、アクリル系、繊維素
系、ビニル系等の樹脂からなる剥離層を設けたも
の等を使用することができる。また、本発明に係
る光透過性基材貼りつけ用絵付け材をステツカー
として用いる場合には、光透過性基材への貼りつ
け後もベースシートを残す必要があるので、ベー
スシートとしては前記したものの内、光透過性の
あるものが使用される。例えば、ポリエチレンテ
レフタレート、セロハン等が使用される。なお、
このベースシートは、本発明に係る光透過性基材
貼りつけ用絵付け材が、光透過性基材の外表面に
貼りつけられる場合にはハーフ蒸着側に、一方光
透過性基材の内表面に貼りつけられる場合には隠
蔽層側に位置するように設けられる。
前記したハーフ蒸着層及び隠蔽層を有する本発
明に係る光透過性基材貼りつけ用絵付け材は、接
着機能を有する層を介して光透過性基材に貼りつ
けられる。前記した各層、例えば隠蔽層やその下
に任意に設けられる着色層に接着機能が兼備され
ていない場合には、接着層が設けられる。その接
着層を構成する樹脂としてはアクリル系樹脂、ス
チレン系樹脂、ビニル系樹脂等を挙げることがで
きる。なお、これらの樹脂に光透過性が要求され
ることは云うまでもない。
明に係る光透過性基材貼りつけ用絵付け材は、接
着機能を有する層を介して光透過性基材に貼りつ
けられる。前記した各層、例えば隠蔽層やその下
に任意に設けられる着色層に接着機能が兼備され
ていない場合には、接着層が設けられる。その接
着層を構成する樹脂としてはアクリル系樹脂、ス
チレン系樹脂、ビニル系樹脂等を挙げることがで
きる。なお、これらの樹脂に光透過性が要求され
ることは云うまでもない。
光透過性基材としては、アクリル樹脂、スチレ
ン樹脂、ビニル樹脂、ポリカーボネート樹脂、ポ
リエチレン樹脂、ポリエチレンテレフタレート樹
脂等の各種プラスチツク基材やガラス基材があ
る。これらは板状成型品のみならず、曲面を有す
る成型品であつてもよい。
ン樹脂、ビニル樹脂、ポリカーボネート樹脂、ポ
リエチレン樹脂、ポリエチレンテレフタレート樹
脂等の各種プラスチツク基材やガラス基材があ
る。これらは板状成型品のみならず、曲面を有す
る成型品であつてもよい。
本発明に係る光透過性基材貼りつけ用絵付け材
の一実施例を図面に基づき説明する。第1図は本
発明に係る光透過性基材貼りつけ用絵付け材とし
ての転写材を光透過性基材の外表面に貼りつけた
場合の断面説明図であり、aは光透過性基材の内
部が暗いときの状態、bは光透過性基材の内部が
明るいときの状態を示す。第2図は本発明に係る
光透過性基材貼りつけ用絵付け材としてのステツ
カーを光透過性基材の内表面に貼りつけた状態を
示す。図中、1はベースシート、2は剥離層、3
は淡色着色層、4はハーフ蒸着層、5は隠蔽層、
6は淡色着色層、7は接着層、8は光透過性基材
を示す。
の一実施例を図面に基づき説明する。第1図は本
発明に係る光透過性基材貼りつけ用絵付け材とし
ての転写材を光透過性基材の外表面に貼りつけた
場合の断面説明図であり、aは光透過性基材の内
部が暗いときの状態、bは光透過性基材の内部が
明るいときの状態を示す。第2図は本発明に係る
光透過性基材貼りつけ用絵付け材としてのステツ
カーを光透過性基材の内表面に貼りつけた状態を
示す。図中、1はベースシート、2は剥離層、3
は淡色着色層、4はハーフ蒸着層、5は隠蔽層、
6は淡色着色層、7は接着層、8は光透過性基材
を示す。
本発明に係る光透過性基材貼りつけ用絵付け材
が転写材の場合には、光透過性基材の外表面又は
内表面に貼りつけた後、ベースシートを剥離する
が、ステツカーの場合にはそのままとする。いず
れの場合も、光透過性基材の内部に設けた照明を
暗くしたときは、外部の光はハーフ蒸着層に反
射・散乱し、一面にハーフ蒸着層の色が看取され
ることになる。一方、光透過性基材の内部が明る
いときは、その光は隠蔽層のない部分のみを透過
し、隠蔽層によつて形成されるパターンが看取さ
れることになる。
が転写材の場合には、光透過性基材の外表面又は
内表面に貼りつけた後、ベースシートを剥離する
が、ステツカーの場合にはそのままとする。いず
れの場合も、光透過性基材の内部に設けた照明を
暗くしたときは、外部の光はハーフ蒸着層に反
射・散乱し、一面にハーフ蒸着層の色が看取され
ることになる。一方、光透過性基材の内部が明る
いときは、その光は隠蔽層のない部分のみを透過
し、隠蔽層によつて形成されるパターンが看取さ
れることになる。
本発明に係る光透過性基材貼りつけ用絵付け材
は、光透過性と光反射性という二律背反性を持つ
ハーフ蒸着層を設けているので、次の効果を得る
ことができる。即ち、光透過性基材の内部に設け
た照明を暗くした場合には、外部の光が十分に反
射・散乱されるので、全面均一なハーフ蒸着層の
色が看取される。一方、光透過性基材の内部を明
るくした場合には、隠蔽層のない部分を光が十分
に透過し、明確なパターンが看取される。また、
外部の光を反射・散乱させる機能を持つハーフ蒸
着層をベースシート上で作成できるので、従来品
に比し遥かに安価である。更に、本発明は光透過
性基材貼りつけ用絵付け材であるので、光透過性
基材が曲面を呈していても、簡単に絵付けを行う
ことができ、またスクリーン印刷以外のグラビア
印刷やオフセツト印刷による淡色着色層等の形成
が可能である。なお、本発明に係る光透過性基材
貼りつけ用絵付け材が貼りつけられた光透過性基
材の外表面には、従来品の樹脂板の如き凹凸が現
れないことは云うまでもない。
は、光透過性と光反射性という二律背反性を持つ
ハーフ蒸着層を設けているので、次の効果を得る
ことができる。即ち、光透過性基材の内部に設け
た照明を暗くした場合には、外部の光が十分に反
射・散乱されるので、全面均一なハーフ蒸着層の
色が看取される。一方、光透過性基材の内部を明
るくした場合には、隠蔽層のない部分を光が十分
に透過し、明確なパターンが看取される。また、
外部の光を反射・散乱させる機能を持つハーフ蒸
着層をベースシート上で作成できるので、従来品
に比し遥かに安価である。更に、本発明は光透過
性基材貼りつけ用絵付け材であるので、光透過性
基材が曲面を呈していても、簡単に絵付けを行う
ことができ、またスクリーン印刷以外のグラビア
印刷やオフセツト印刷による淡色着色層等の形成
が可能である。なお、本発明に係る光透過性基材
貼りつけ用絵付け材が貼りつけられた光透過性基
材の外表面には、従来品の樹脂板の如き凹凸が現
れないことは云うまでもない。
第1図は本発明に係る光透過性基材貼りつけ用
絵付け材としての転写材を光透過性基材の外表面
に貼りつけた場合の断面説明図であり、aは光透
過性基材の内部が暗いときの状態、bは光透過性
基材の内部が明るいときの状態を示す。第2図は
本発明に係る光透過性基材貼りつけ用絵付け材と
してのステツカーを光透過性基材の内表面に貼り
つけた状態を示す。 図中、1……ベースシート、2……剥離層、3
……淡色着色層、4……ハーフ蒸着層、5……隠
蔽層、6……淡色着色層、7……接着層、8……
光透過性基材。
絵付け材としての転写材を光透過性基材の外表面
に貼りつけた場合の断面説明図であり、aは光透
過性基材の内部が暗いときの状態、bは光透過性
基材の内部が明るいときの状態を示す。第2図は
本発明に係る光透過性基材貼りつけ用絵付け材と
してのステツカーを光透過性基材の内表面に貼り
つけた状態を示す。 図中、1……ベースシート、2……剥離層、3
……淡色着色層、4……ハーフ蒸着層、5……隠
蔽層、6……淡色着色層、7……接着層、8……
光透過性基材。
Claims (1)
- 1 ハーフ蒸着層とその下に設けられる抜きパタ
ーン状の隠蔽層と、前記ハーフ蒸着層及び隠蔽層
を支持するベースシートとを有することを特徴と
する光透過性基材貼りつけ用絵付け材。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15456086A JPS639599A (ja) | 1986-06-30 | 1986-06-30 | 光透過性基材貼りつけ用絵付け材 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15456086A JPS639599A (ja) | 1986-06-30 | 1986-06-30 | 光透過性基材貼りつけ用絵付け材 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS639599A JPS639599A (ja) | 1988-01-16 |
JPH0462560B2 true JPH0462560B2 (ja) | 1992-10-06 |
Family
ID=15586914
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP15456086A Granted JPS639599A (ja) | 1986-06-30 | 1986-06-30 | 光透過性基材貼りつけ用絵付け材 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS639599A (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH02254197A (ja) * | 1989-03-28 | 1990-10-12 | Japan Carlit Co Ltd:The | 陽極処理方法 |
JPH0357054U (ja) * | 1989-10-11 | 1991-05-31 | ||
JP5510085B2 (ja) * | 2010-06-04 | 2014-06-04 | 旭硝子株式会社 | 加飾部材及びこれを用いたディスプレイ用フィルタ、並びにそれらの製造方法 |
-
1986
- 1986-06-30 JP JP15456086A patent/JPS639599A/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS639599A (ja) | 1988-01-16 |
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Legal Events
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---|---|---|---|
R250 | Receipt of annual fees |
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