JPH0119765B2 - - Google Patents
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- JPH0119765B2 JPH0119765B2 JP20687282A JP20687282A JPH0119765B2 JP H0119765 B2 JPH0119765 B2 JP H0119765B2 JP 20687282 A JP20687282 A JP 20687282A JP 20687282 A JP20687282 A JP 20687282A JP H0119765 B2 JPH0119765 B2 JP H0119765B2
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- JP
- Japan
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- antenna
- glass
- receiving antenna
- receiving
- gain
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- 239000011521 glass Substances 0.000 claims description 38
- 238000010438 heat treatment Methods 0.000 claims description 14
- 239000005357 flat glass Substances 0.000 claims description 9
- 238000004904 shortening Methods 0.000 claims description 2
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 5
- 230000010287 polarization Effects 0.000 description 3
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 2
- 230000004048 modification Effects 0.000 description 2
- 238000012986 modification Methods 0.000 description 2
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- 238000009434 installation Methods 0.000 description 1
- 239000002184 metal Substances 0.000 description 1
Classifications
-
- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01Q—ANTENNAS, i.e. RADIO AERIALS
- H01Q1/00—Details of, or arrangements associated with, antennas
- H01Q1/12—Supports; Mounting means
- H01Q1/1271—Supports; Mounting means for mounting on windscreens
Landscapes
- Details Of Aerials (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は車輛用ガラスアンテナに関し、更に詳
細には自動車の窓ガラスに設けられたラジオ電波
受信に好適な車輛用ガラスアンテナに関するもの
である。
細には自動車の窓ガラスに設けられたラジオ電波
受信に好適な車輛用ガラスアンテナに関するもの
である。
近年、自動車の後部窓ガラスに加熱線条および
アンテナ線条を備えたいわゆる防曇ガラスアンテ
ナが採用されはじめてきた。
アンテナ線条を備えたいわゆる防曇ガラスアンテ
ナが採用されはじめてきた。
しかしながら、このような防曇ガラスアンテナ
においては、FM放送電波を受信した場合、自動
車の前後方向からの到来電波に対し受信利得が最
小になり、自動車横方向からの到来電波に対し受
信利得が最大になり、その利得差が大きく、かつ
全周波帯域にわたり高い利得が得られなかつた。
においては、FM放送電波を受信した場合、自動
車の前後方向からの到来電波に対し受信利得が最
小になり、自動車横方向からの到来電波に対し受
信利得が最大になり、その利得差が大きく、かつ
全周波帯域にわたり高い利得が得られなかつた。
したがつて、従来の防曇ガラスアンテナにおい
ては、指向特性が強く、電界強度の弱い場所で
FM放送電波を受信する場合には、車の向きある
いは周波数によつては利得が小さくなつて、FM
放送が受けにくくなるという欠点があつた。
ては、指向特性が強く、電界強度の弱い場所で
FM放送電波を受信する場合には、車の向きある
いは周波数によつては利得が小さくなつて、FM
放送が受けにくくなるという欠点があつた。
本発明者らはかかる欠点を解消するために、第
１図に示すような新規な自動車ガラスアンテナに
ついて既に提案している。すなわち、１は自動車
の窓ガラスに示し、２は前記窓ガラス１の面上に
設けた加熱用導電線条兼第１の受信アンテナ、３
は水平部４と垂直部５を有するＴ型のアンテナで
垂直部に接続される左右対称でその両端が折り曲
げられた第３の受信アンテナ６が設けられ、Ｔ型
アンテナ３の水平部４と垂直部５の交点７を給電
点あるいは交点７から直上の給電点８へ引き出す
ように構成したものである。
１図に示すような新規な自動車ガラスアンテナに
ついて既に提案している。すなわち、１は自動車
の窓ガラスに示し、２は前記窓ガラス１の面上に
設けた加熱用導電線条兼第１の受信アンテナ、３
は水平部４と垂直部５を有するＴ型のアンテナで
垂直部に接続される左右対称でその両端が折り曲
げられた第３の受信アンテナ６が設けられ、Ｔ型
アンテナ３の水平部４と垂直部５の交点７を給電
点あるいは交点７から直上の給電点８へ引き出す
ように構成したものである。
本発明はさらに鋭意改良研究の結果完成したも
のであつて、FM放送電波の周波数全域にわたり
特に指向特性の改善をはかり、米国や欧州などに
おけるFM放送を受信するにも好適な自動車用ガ
ラスアンテナを提供することを目的とするもの
で、自動車用窓ガラス面上の被加熱領域に設けら
れた加熱用導電線兼第１の受信アンテナと、その
上方の被加熱領域外に、水平部と垂直部を有し該
垂直部は前記加熱用導電線兼第１の受信アンテナ
に接続されたＴ型の第２の受信アンテナと、該垂
直部の一方の側に接続された少なくとも水平方向
に延伸する水平部を有する第３の受信アンテナ
と、該垂直部の他方の側に接続された水平方向に
延伸する水平部とその端部を折り返した折り返し
部を有する第４の受信アンテナを具えるととも
に、第４の受信アンテナの水平部と折り返し部を
接続する垂直部に給電点への引出し点を設け、さ
らに第３、第４の受信アンテナを左右非対称にな
るように設けることによつて達成される。
のであつて、FM放送電波の周波数全域にわたり
特に指向特性の改善をはかり、米国や欧州などに
おけるFM放送を受信するにも好適な自動車用ガ
ラスアンテナを提供することを目的とするもの
で、自動車用窓ガラス面上の被加熱領域に設けら
れた加熱用導電線兼第１の受信アンテナと、その
上方の被加熱領域外に、水平部と垂直部を有し該
垂直部は前記加熱用導電線兼第１の受信アンテナ
に接続されたＴ型の第２の受信アンテナと、該垂
直部の一方の側に接続された少なくとも水平方向
に延伸する水平部を有する第３の受信アンテナ
と、該垂直部の他方の側に接続された水平方向に
延伸する水平部とその端部を折り返した折り返し
部を有する第４の受信アンテナを具えるととも
に、第４の受信アンテナの水平部と折り返し部を
接続する垂直部に給電点への引出し点を設け、さ
らに第３、第４の受信アンテナを左右非対称にな
るように設けることによつて達成される。
以下図面に基づいてこの発明を説明する。
第２図は本発明の第１実施例を示すガラスアン
テナで特に国内のFM放送（水平偏波）を受信す
るのに好適なアンテナパターンで１１は例えば自
動車の後部窓ガラスを形成する板ガラス、１２は
加熱線条兼第１の受信アンテナ、１３は水平部１
４と垂直部１５を有するＴ型の第２の受信アンテ
ナ、１６，１７はそれぞれ水平部１６ａ，１７ａ
と折り返し部１６ｂ，１７ｂを有する第３、第４
の受信アンテナで給電点１８へ引出し点１９が第
４の受信アンテナ１７の水平部１７ａと折り返し
部１７ｂを接続する垂直部１７ｃに設けられ、引
出し点１９から導電線２０により給電点１８に接
続される。
テナで特に国内のFM放送（水平偏波）を受信す
るのに好適なアンテナパターンで１１は例えば自
動車の後部窓ガラスを形成する板ガラス、１２は
加熱線条兼第１の受信アンテナ、１３は水平部１
４と垂直部１５を有するＴ型の第２の受信アンテ
ナ、１６，１７はそれぞれ水平部１６ａ，１７ａ
と折り返し部１６ｂ，１７ｂを有する第３、第４
の受信アンテナで給電点１８へ引出し点１９が第
４の受信アンテナ１７の水平部１７ａと折り返し
部１７ｂを接続する垂直部１７ｃに設けられ、引
出し点１９から導電線２０により給電点１８に接
続される。
第３図、第４図は本発明の第２実施例、第３実
施例を示すガラスアンテナで、符号は第２図（第
１実施例）と同等物を示す。
施例を示すガラスアンテナで、符号は第２図（第
１実施例）と同等物を示す。
第５図は本発明のガラスアンテナと比較するた
めのガラスアンテナで符号は第２図と同等物を示
す。
めのガラスアンテナで符号は第２図と同等物を示
す。
このような構成の車輛用ガラスアンテナにおい
て、第２図に示された各部の寸法をＡ＝1100mm、
A′＝1450mm、Ｂ＝590mm、Ｍ＝510mm、Ｌ＝520
mm、ｌ＝40mm、ｄ＝10mm、ｅ＝60mm、ｆ＝30mm、
ｙ＝500mm、Ｓ＝30mm、ｃ＝20mm、ｇ＝30mm、ｎ
＝30mm、ｈ＝40mmとし加熱線条１２として間隔35
mmで13本の線条を配設したときのものによつて
FM帯指向特性を測定したところ第７図、第８
図、第９図のような特性が得られた。第７図は
80MHz、第８図は83MHz、第９図は86MHzにおけ
る水平偏波のFM帯の指向特性図を示す（点線は
ホイツプアンテナの指向性を示す）。第７図、第
８図、第９図から明らかなように、この実施例の
ガラスアンテナはどの方向からの到来電波に対し
ても極めて良好な無指向性が得られることがわか
る。また本実施例の受信利得は第７図、第８図、
第９図のホイツプアンテナと比較しても近似して
おり極めて高いことが理解されるが、水平偏波の
FM帯の平均利得を１ｍ長さのリアホイツプアン
テナの利得を0dBとしたときの利得差で示すと
80MHzにおいて−7.0dB、83MHzにおいて−
5.9dB、86MHzにおいて−6.0dB、平均−6.3dBと
なり従来の良好なガラスアンテナの平均利得が約
−8dBであるので極めて高いことがわかる。特に
ホイツプアンテナの落ち込みを充分補つているの
で、ホイツプアンテナとガラスアンテナの両方を
用いて、そのつど最良の受信状態にあるアンテナ
に切替えるいわゆるダイバーシテイ受信アンテナ
のガラスアンテナとして非常に有効である。
て、第２図に示された各部の寸法をＡ＝1100mm、
A′＝1450mm、Ｂ＝590mm、Ｍ＝510mm、Ｌ＝520
mm、ｌ＝40mm、ｄ＝10mm、ｅ＝60mm、ｆ＝30mm、
ｙ＝500mm、Ｓ＝30mm、ｃ＝20mm、ｇ＝30mm、ｎ
＝30mm、ｈ＝40mmとし加熱線条１２として間隔35
mmで13本の線条を配設したときのものによつて
FM帯指向特性を測定したところ第７図、第８
図、第９図のような特性が得られた。第７図は
80MHz、第８図は83MHz、第９図は86MHzにおけ
る水平偏波のFM帯の指向特性図を示す（点線は
ホイツプアンテナの指向性を示す）。第７図、第
８図、第９図から明らかなように、この実施例の
ガラスアンテナはどの方向からの到来電波に対し
ても極めて良好な無指向性が得られることがわか
る。また本実施例の受信利得は第７図、第８図、
第９図のホイツプアンテナと比較しても近似して
おり極めて高いことが理解されるが、水平偏波の
FM帯の平均利得を１ｍ長さのリアホイツプアン
テナの利得を0dBとしたときの利得差で示すと
80MHzにおいて−7.0dB、83MHzにおいて−
5.9dB、86MHzにおいて−6.0dB、平均−6.3dBと
なり従来の良好なガラスアンテナの平均利得が約
−8dBであるので極めて高いことがわかる。特に
ホイツプアンテナの落ち込みを充分補つているの
で、ホイツプアンテナとガラスアンテナの両方を
用いて、そのつど最良の受信状態にあるアンテナ
に切替えるいわゆるダイバーシテイ受信アンテナ
のガラスアンテナとして非常に有効である。
また本第１実施例のアンテナパターンにおい
て、第３の受信アンテナの無い場合、あるいは第
４の受信アンテナに代えて導電線条のみで給電し
た場合の水平偏波のFM帯の平均利得を実測し
て、第１実施例のアンテナの利得を0dBとしたと
きの利得差で示すと、第３の受信アンテナが無い
場合、80MHzで＋0.4dB、83MHzで−2.7dB、
86MHzで−1.2dB、平均−1.2dBと、第４の受信
アンテナに代えて導電線条のみで給電した場合、
80MHzで−15.3MHz、83MHzで−14.2dB、86MHz
で−10.6dB、平均−13.3dBとなり、第３の受信
アンテナと第４の受信アンテナ、特に第４の受信
アンテナが利得向上に大きく寄与していることが
わかる。
て、第３の受信アンテナの無い場合、あるいは第
４の受信アンテナに代えて導電線条のみで給電し
た場合の水平偏波のFM帯の平均利得を実測し
て、第１実施例のアンテナの利得を0dBとしたと
きの利得差で示すと、第３の受信アンテナが無い
場合、80MHzで＋0.4dB、83MHzで−2.7dB、
86MHzで−1.2dB、平均−1.2dBと、第４の受信
アンテナに代えて導電線条のみで給電した場合、
80MHzで−15.3MHz、83MHzで−14.2dB、86MHz
で−10.6dB、平均−13.3dBとなり、第３の受信
アンテナと第４の受信アンテナ、特に第４の受信
アンテナが利得向上に大きく寄与していることが
わかる。
また第１図に示す従来のガラスアンテナの寸法
をＡ＝1100mm、A′＝1450mm、Ｂ＝590mm、Ｍ＝
510mm、Ｌ＝530mm、ｙ＝490mm、Ｓ＝30mm、ｇ＝
30mm、ｎ＝30mm、ｈ＝40mmとし、加熱線条２とし
て間隔35mmで13本の線条を配設したものの水平偏
波の80MHzFM波を受信したときの第６図に示す
指向特性に較べ、ほとんど落ち込みがなく指向特
性が格段に改善されていることがわかる。
をＡ＝1100mm、A′＝1450mm、Ｂ＝590mm、Ｍ＝
510mm、Ｌ＝530mm、ｙ＝490mm、Ｓ＝30mm、ｇ＝
30mm、ｎ＝30mm、ｈ＝40mmとし、加熱線条２とし
て間隔35mmで13本の線条を配設したものの水平偏
波の80MHzFM波を受信したときの第６図に示す
指向特性に較べ、ほとんど落ち込みがなく指向特
性が格段に改善されていることがわかる。
また第５図は本発明のガラスアンテナと比較す
るためのガラスアンテナで、第１図、第２図（第
１実施例）のガラスアンテナとほぼ同じ形状、寸
法（Ａ＝1100mm、A′＝1450mm、Ｂ＝590mm、Ｍ＝
510mm、Ｌ＝520mm、ｌ＝500mm、ｆ＝30mm、ｄ＝
30mm、e′＝30mm、ｈ＝40mm）とし、第３、第４の
受信アンテナを左右対称に設け、さらに給電点へ
の引出し点を第４の受信アンテナの水平部と折り
返し部を接続する垂直部に設けたものによつてア
ンテナの水平偏波のFM帯の平均利得を測定した
ところ、第２図（第１実施例）のガラスアンテナ
の利得を0dBとしたときの利得差で示すと80MHz
において−8.0dB、83MHzにおいて−7.2dB、
86MHzにおいて−2.2dB、平均−5.8dBと利得が
低下しており、第３、第４受信アンテナは左右非
対称にした方がよいことがわかる。
るためのガラスアンテナで、第１図、第２図（第
１実施例）のガラスアンテナとほぼ同じ形状、寸
法（Ａ＝1100mm、A′＝1450mm、Ｂ＝590mm、Ｍ＝
510mm、Ｌ＝520mm、ｌ＝500mm、ｆ＝30mm、ｄ＝
30mm、e′＝30mm、ｈ＝40mm）とし、第３、第４の
受信アンテナを左右対称に設け、さらに給電点へ
の引出し点を第４の受信アンテナの水平部と折り
返し部を接続する垂直部に設けたものによつてア
ンテナの水平偏波のFM帯の平均利得を測定した
ところ、第２図（第１実施例）のガラスアンテナ
の利得を0dBとしたときの利得差で示すと80MHz
において−8.0dB、83MHzにおいて−7.2dB、
86MHzにおいて−2.2dB、平均−5.8dBと利得が
低下しており、第３、第４受信アンテナは左右非
対称にした方がよいことがわかる。
次に第３図は第１実施例の変形で第３、第４の
受信アンテナを互い違いになるように配設した場
合の第２実施例を示し、第３図に示された寸法を
Ａ＝1100mm、A′＝1450mm、Ｂ＝590mm、Ｍ＝520
mm、Ｌ＝540mm、ｌ＝ｙ＝420mm、ｄ＝ｇ＝30mm、
e′＝ｎ＝30mm、ｆ＝Ｓ＝20mm、ｃ＝100mm、ｈ＝
40mmとし、加熱線条１２として間隔35mmで13本の
線条を配設したときのものによつてアンテナの水
平偏波の平均利得を測定して１ｍ長さのリアホイ
ツプアンテナの利得を0dBとしたときの利得差で
示すと、80MHzにおいて−8.7dB、83MHzにおい
て−6.7dB、86MHzにおいて−5.6dB、平均−
7.0dBとなり、第１実施例のものと同様の特性を
示すことがわかる。
受信アンテナを互い違いになるように配設した場
合の第２実施例を示し、第３図に示された寸法を
Ａ＝1100mm、A′＝1450mm、Ｂ＝590mm、Ｍ＝520
mm、Ｌ＝540mm、ｌ＝ｙ＝420mm、ｄ＝ｇ＝30mm、
e′＝ｎ＝30mm、ｆ＝Ｓ＝20mm、ｃ＝100mm、ｈ＝
40mmとし、加熱線条１２として間隔35mmで13本の
線条を配設したときのものによつてアンテナの水
平偏波の平均利得を測定して１ｍ長さのリアホイ
ツプアンテナの利得を0dBとしたときの利得差で
示すと、80MHzにおいて−8.7dB、83MHzにおい
て−6.7dB、86MHzにおいて−5.6dB、平均−
7.0dBとなり、第１実施例のものと同様の特性を
示すことがわかる。
次に本発明の第３実施例を示す第４図のガラス
アンテナは特に米国や欧州などにおけるFM放送
を受信するのに好適なもので各部の寸法をＭ＝
320mm、Ｌ＝410mm、ｅ＝60mm、ｆ＝30mm、ｙ＝
500mm、Ｓ＝30mm、ｃ＝20mm、ｇ＝30mm、ｎ＝30
mm、ｈ＝40mmとし加熱線条１２として間隔35mmで
13本の線条を配設したときのものによつてアンテ
ナの垂直偏波のFM帯の平均利得を測定したとこ
ろ、１ｍ長さのリアホイツプアンテナの利得を
0dBとしたときの利得差で示すと90MHzにおいて
−13.5dB、100MHzにおいて−17.5dB、108MHz
において−4.6dB、平均−13.5dBとなり従来の良
好なガラスアンテナの平均利得が約−20dBであ
るので極めて高いことがわかる。
アンテナは特に米国や欧州などにおけるFM放送
を受信するのに好適なもので各部の寸法をＭ＝
320mm、Ｌ＝410mm、ｅ＝60mm、ｆ＝30mm、ｙ＝
500mm、Ｓ＝30mm、ｃ＝20mm、ｇ＝30mm、ｎ＝30
mm、ｈ＝40mmとし加熱線条１２として間隔35mmで
13本の線条を配設したときのものによつてアンテ
ナの垂直偏波のFM帯の平均利得を測定したとこ
ろ、１ｍ長さのリアホイツプアンテナの利得を
0dBとしたときの利得差で示すと90MHzにおいて
−13.5dB、100MHzにおいて−17.5dB、108MHz
において−4.6dB、平均−13.5dBとなり従来の良
好なガラスアンテナの平均利得が約−20dBであ
るので極めて高いことがわかる。
第３実施例のアンテナは受信周波数が90MHz〜
108MHzと高いので第１実施例をアンテナと比較
して、第２の受信アンテナの水平部長さを短くし
て、第３の受信アンテナをその端部を折り返さず
比較的短い水平部のみによつて構成し、その他は
寸法、形状的にほぼ同じ構成によるもので、垂直
偏波のFM帯の平均利得を実測して第１実施例の
アンテナ利得を0dBとしてその利得差で示すと、
90MHzにおいて＋0.6dB、100MHzにおいて＋
8.7dB、108MHzにおいて＋13.2dB、平均＋7.5dB
となり、垂直偏波のFM電波を受信するのに好適
なアンテナであることが明らかである。また同じ
寸法、形状のものによつてアンテナの水平偏波の
FM帯の平均利得を測定したところ、１ｍ長さの
リアホイツプアンテナの利得を0dBとしたときの
利得差で示すと90MHzにおいて−7.1dB、100M
Hzにおいて−7.6dB、108MHzにおいて−2.6dB、
平均−5.7dBと極めて高く、本実施例のアンテナ
は米国や欧州などの90MHz〜108MHzにおける垂
直偏波に加え、水平偏波においてもFM放送を受
信するのに好適なものであることがわかる。
108MHzと高いので第１実施例をアンテナと比較
して、第２の受信アンテナの水平部長さを短くし
て、第３の受信アンテナをその端部を折り返さず
比較的短い水平部のみによつて構成し、その他は
寸法、形状的にほぼ同じ構成によるもので、垂直
偏波のFM帯の平均利得を実測して第１実施例の
アンテナ利得を0dBとしてその利得差で示すと、
90MHzにおいて＋0.6dB、100MHzにおいて＋
8.7dB、108MHzにおいて＋13.2dB、平均＋7.5dB
となり、垂直偏波のFM電波を受信するのに好適
なアンテナであることが明らかである。また同じ
寸法、形状のものによつてアンテナの水平偏波の
FM帯の平均利得を測定したところ、１ｍ長さの
リアホイツプアンテナの利得を0dBとしたときの
利得差で示すと90MHzにおいて−7.1dB、100M
Hzにおいて−7.6dB、108MHzにおいて−2.6dB、
平均−5.7dBと極めて高く、本実施例のアンテナ
は米国や欧州などの90MHz〜108MHzにおける垂
直偏波に加え、水平偏波においてもFM放送を受
信するのに好適なものであることがわかる。
なお第１、第２実施例において、各部の寸法を
特定してそのアンテナの特性を実測することによ
り本実施例の効果を説明した。
特定してそのアンテナの特性を実測することによ
り本実施例の効果を説明した。
しかしアンテナ線条の各部の寸法は車の種類
（開口部、ガラスの取付け角度、フイーダーの長
さ、配線場所など）によつて最適値は変りうるも
ので、76MHz〜90MHzにおける水平偏波のFM波
を受信する場合、第２の受信アンテナとして主と
して作動する水平部の長さＭについては、FM放
送周波数の波長をλとし、（λ／４）α±（λ／
20）αは（αはガラスアンテナの波長短縮率で約
0.7）すなわち、450〜850mmの範囲で、第３の受
信アンテナの長さＬについては、Ｍと同様（λ／
４）α±（λ／20）αすなわち450〜850mmの範囲
で、第４の受信アンテナの折り返し部の長さｙに
ついては（（λ／８）α−（λ／20）α〜（（λ／
48）α＋（λ／20）α）すなわち200〜850mmの範
囲で、第３の受信アンテナの折り返し部の長さｌ
については容量を増加せしめ、インピーダンスは
広帯域にわたり、変化がより少ない効果をもたら
すが、Ｌが共振長さのときはＱ（＝１／ωCR）が高 くなり利得が高くなるので、この場合は折り返さ
ない方がよいがそれ以外の時は折り返した方がよ
く、300mm以下の範囲で、その他のｄ，e′，ｆ，
Ｓ，ｃ，ｇ，ｎ，ｈの長さについては平行に近接
する他のエレメントとの浮遊容量を少なくするよ
う少なくとも３mm以上の範囲で、それぞれ適宜最
適値を選べばよい。
（開口部、ガラスの取付け角度、フイーダーの長
さ、配線場所など）によつて最適値は変りうるも
ので、76MHz〜90MHzにおける水平偏波のFM波
を受信する場合、第２の受信アンテナとして主と
して作動する水平部の長さＭについては、FM放
送周波数の波長をλとし、（λ／４）α±（λ／
20）αは（αはガラスアンテナの波長短縮率で約
0.7）すなわち、450〜850mmの範囲で、第３の受
信アンテナの長さＬについては、Ｍと同様（λ／
４）α±（λ／20）αすなわち450〜850mmの範囲
で、第４の受信アンテナの折り返し部の長さｙに
ついては（（λ／８）α−（λ／20）α〜（（λ／
48）α＋（λ／20）α）すなわち200〜850mmの範
囲で、第３の受信アンテナの折り返し部の長さｌ
については容量を増加せしめ、インピーダンスは
広帯域にわたり、変化がより少ない効果をもたら
すが、Ｌが共振長さのときはＱ（＝１／ωCR）が高 くなり利得が高くなるので、この場合は折り返さ
ない方がよいがそれ以外の時は折り返した方がよ
く、300mm以下の範囲で、その他のｄ，e′，ｆ，
Ｓ，ｃ，ｇ，ｎ，ｈの長さについては平行に近接
する他のエレメントとの浮遊容量を少なくするよ
う少なくとも３mm以上の範囲で、それぞれ適宜最
適値を選べばよい。
以上、３つの実施例により本発明を説明した
が、本発明のアンテナはこれらに限定されるもの
ではなく、下記のような変更も可能である。
が、本発明のアンテナはこれらに限定されるもの
ではなく、下記のような変更も可能である。
(1) Ｔ型の第２の受信アンテナは第１０図、第１
１図、第１２図に示すように、その水平部は２
本以上の線条で構成されてもよいし（第１０
図）、その端部が折り返されてもよい（第１１
図）。またその垂直部も１本でなく２本の線条
でＴ型がループになるように構成してもよい
（第１２図）。
１図、第１２図に示すように、その水平部は２
本以上の線条で構成されてもよいし（第１０
図）、その端部が折り返されてもよい（第１１
図）。またその垂直部も１本でなく２本の線条
でＴ型がループになるように構成してもよい
（第１２図）。
(2) 第３の受信アンテナの折り返しについては、
前述の如くＬが共振長さのときは折り返さない
方がよいが、それ以外のときは折り返した方が
よい。
前述の如くＬが共振長さのときは折り返さない
方がよいが、それ以外のときは折り返した方が
よい。
(3) 第３の受信アンテナ、第４の受信アンテナの
水平方向に延伸する水平部は第１、第３実施例
のように一直線になるように形成されるもの、
第２実施例のように互い違いに形成されるもの
は勿論、段違いになるように設けてもよい。
水平方向に延伸する水平部は第１、第３実施例
のように一直線になるように形成されるもの、
第２実施例のように互い違いに形成されるもの
は勿論、段違いになるように設けてもよい。
なお、本発明の実施例において、ガラスアンテ
ナは導電性ペーストで印刷、焼付けたものである
が、合せ窓ガラス中に金属細線を埋め込んで形成
してもよいことは勿論である。
ナは導電性ペーストで印刷、焼付けたものである
が、合せ窓ガラス中に金属細線を埋め込んで形成
してもよいことは勿論である。
以上のように本発明のガラスアンテナは従来の
ガラスアンテナと比較してFM周波数における全
帯域にわたり平均利得が高く、特に指向特性が格
段に改善されるとともに、垂直偏波のFM周波数
においても平均利得が向上するという大きな効果
がある。
ガラスアンテナと比較してFM周波数における全
帯域にわたり平均利得が高く、特に指向特性が格
段に改善されるとともに、垂直偏波のFM周波数
においても平均利得が向上するという大きな効果
がある。
第１図は従来のガラスアンテナの平面図、第２
図、第３図、第４図は本発明の一実施例を示すガ
ラスアンテナの平面図、第５図は本発明のガラス
アンテナと比較するためのガラスアンテナの平面
図、第６図は第１図のガラスアンテナの80MHzに
おける指向特性図、第７図、第８図、第９図は第
２図（第１実施例）のガラスアンテナのそれぞれ
80MHz、83MHz、86MHzにおける指向特性図（点
線は１ｍ長さのリアホイツプアンテナの指向特性
図）、第１０図、第１１図、第１２図は本発明の
Ｔ型の第２の受信アンテナの変形例を示す。 １，１１……板ガラス、２，１２……加熱線条
兼第１の受信アンテナ、３，１３……Ｔ型の第２
の受信アンテナ、４，１４……水平部、５，１５
……垂直部、６，１６……第３の受信アンテナ、
１７……第４の受信アンテナ、１６ａ，１７ａ…
…水平部、１６ｂ，１７ｂ……折り返し部、１７
ｃ……垂直部、８，１８……給電点、１９……引
出し点。
図、第３図、第４図は本発明の一実施例を示すガ
ラスアンテナの平面図、第５図は本発明のガラス
アンテナと比較するためのガラスアンテナの平面
図、第６図は第１図のガラスアンテナの80MHzに
おける指向特性図、第７図、第８図、第９図は第
２図（第１実施例）のガラスアンテナのそれぞれ
80MHz、83MHz、86MHzにおける指向特性図（点
線は１ｍ長さのリアホイツプアンテナの指向特性
図）、第１０図、第１１図、第１２図は本発明の
Ｔ型の第２の受信アンテナの変形例を示す。 １，１１……板ガラス、２，１２……加熱線条
兼第１の受信アンテナ、３，１３……Ｔ型の第２
の受信アンテナ、４，１４……水平部、５，１５
……垂直部、６，１６……第３の受信アンテナ、
１７……第４の受信アンテナ、１６ａ，１７ａ…
…水平部、１６ｂ，１７ｂ……折り返し部、１７
ｃ……垂直部、８，１８……給電点、１９……引
出し点。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 １ 自動車用窓ガラス面上の被加熱領域に設けら
れた加熱用導電線兼第１の受信アンテナと、その
上方の被加熱領域外に、水平部と垂直部を有し該
垂直部は前記加熱用導電線兼第１の受信アンテナ
に接続されたＴ型の第２の受信アンテナと、該垂
直部の一方の側に接続された少なくとも水平方向
に延伸する水平部を有する第３の受信アンテナ
と、該垂直部の他方の側に接続された水平方向に
延伸する水平部とその端部を折り返した折り返し
部を有する第４の受信アンテナを具えるととも
に、第４の受信アンテナの水平部と折り返し部を
接続する垂直部に給電点への引出し点を設け、第
３、第４の受信アンテナを左右非対称になるよう
設けたことを特徴とする自動車用ガラスアンテ
ナ。 ２ 給電点への引出し点を設けた第４の受信アン
テナの折り返し部の長さをλα／４±λα／20（λ：
受信するFM周波数の波長、α：アンテナガラス
の波長短縮率）としたことを特徴とする第１項記
載の自動車用のガラスアンテナ。
Priority Applications (5)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP20687282A JPS5997202A (ja) | 1982-11-27 | 1982-11-27 | 自動車用ガラスアンテナ |
| US06/548,799 US4608570A (en) | 1982-11-18 | 1983-11-04 | Automotive window glass antenna |
| GB08330140A GB2131622B (en) | 1982-11-18 | 1983-11-11 | Automotive window glass antenna |
| FR8318236A FR2536592B1 (fr) | 1982-11-18 | 1983-11-16 | Antenne de vitre de vehicule automobile |
| DE19833341616 DE3341616A1 (de) | 1982-11-18 | 1983-11-17 | Scheibenantenne fuer automobile |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP20687282A JPS5997202A (ja) | 1982-11-27 | 1982-11-27 | 自動車用ガラスアンテナ |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS5997202A JPS5997202A (ja) | 1984-06-05 |
| JPH0119765B2 true JPH0119765B2 (ja) | 1989-04-13 |
Family
ID=16530431
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP20687282A Granted JPS5997202A (ja) | 1982-11-18 | 1982-11-27 | 自動車用ガラスアンテナ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS5997202A (ja) |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS6238001A (ja) * | 1985-08-13 | 1987-02-19 | Asahi Glass Co Ltd | 自動車用アンテナガラス |
| JP2019080270A (ja) * | 2017-10-27 | 2019-05-23 | Ａｇｃ株式会社 | アンテナ付き車両用リアガラス |
-
1982
- 1982-11-27 JP JP20687282A patent/JPS5997202A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS5997202A (ja) | 1984-06-05 |
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| JPS6150526B2 (ja) |