JPH0119759Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0119759Y2 JPH0119759Y2 JP1983116044U JP11604483U JPH0119759Y2 JP H0119759 Y2 JPH0119759 Y2 JP H0119759Y2 JP 1983116044 U JP1983116044 U JP 1983116044U JP 11604483 U JP11604483 U JP 11604483U JP H0119759 Y2 JPH0119759 Y2 JP H0119759Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- frame material
- frame
- fireproof
- inorganic
- indoor
- Prior art date
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- Expired
Links
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Landscapes
- Building Environments (AREA)
- Door And Window Frames Mounted To Openings (AREA)
- Wing Frames And Configurations (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案は窓、戸等を構成するための窓枠、戸枠
或いはこれらが取付けられる額縁として使用され
る防火性のある枠材に関するものである。
或いはこれらが取付けられる額縁として使用され
る防火性のある枠材に関するものである。
合成樹脂製の中空異型押出型材は金属製のもの
に比べ、軽量、安価で錆びないことから、建築物
の各所に使用されているが、耐熱性に乏しいため
近接した火災の高熱を受けた際に軟化、溶融或い
は劣化し、更には燃焼して延焼を招くなど防火性
がなく、屋外に面した部分には使用できないとい
う欠点がある。
に比べ、軽量、安価で錆びないことから、建築物
の各所に使用されているが、耐熱性に乏しいため
近接した火災の高熱を受けた際に軟化、溶融或い
は劣化し、更には燃焼して延焼を招くなど防火性
がなく、屋外に面した部分には使用できないとい
う欠点がある。
このような欠点を解消するために、例えば実公
昭54−35555号公報記載の如く、合製樹脂製の型
材で構成された枠材の空間に発泡性合成樹脂その
他の発泡性材料を注入し発泡させた断熱材を充填
して断熱効果を得るものが知られている。
昭54−35555号公報記載の如く、合製樹脂製の型
材で構成された枠材の空間に発泡性合成樹脂その
他の発泡性材料を注入し発泡させた断熱材を充填
して断熱効果を得るものが知られている。
しかし乍ら、空間全体を発泡させた合成樹脂で
充填したものは比較的軽量で断熱性はあるが耐火
性が得られない。また無機物質を充填したものは
発泡させてあつても重量が大となり、枠材同志の
接合には枠材の中空部内に挿入する継手が使えな
いという欠点がある。
充填したものは比較的軽量で断熱性はあるが耐火
性が得られない。また無機物質を充填したものは
発泡させてあつても重量が大となり、枠材同志の
接合には枠材の中空部内に挿入する継手が使えな
いという欠点がある。
本考案は上記従来の欠点を解消し、火災の高熱
を受けても延焼することなく、軽量であり、枠材
同志の接合も容易で合成樹脂の特性を活かした防
火枠材を提供せんとするものである。
を受けても延焼することなく、軽量であり、枠材
同志の接合も容易で合成樹脂の特性を活かした防
火枠材を提供せんとするものである。
次に本考案の一実施例を図面を参照し乍ら説明
する。
する。
図は本考案を外開き窓の窓枠及び額縁に実施し
た例を示す。第１図に於いて、１は異型押出成形
により得られた硬質塩化ビニル樹脂製の窓枠材
で、屋外側中空部１ａ，１ｂ，１ｃの屋外側内面
１１ａ，１１ｂ，１１ｃには長手方向ほぼ全長に
わたつて無機質よりなる耐火層３，３，３とその
内面側に空間部分が設けられている。同様に屋内
側中空部２ａ，２ｂの屋内側内面２１ａ，２１ｂ
にも長手方向ほぼ全長にわたつて無機質よりなる
耐火層３，３とその内面側に空間部分が設けられ
ている。４，４，…は窓枠材１の溝部５に入つた
雨水を屋外に排水するための排水孔である。
た例を示す。第１図に於いて、１は異型押出成形
により得られた硬質塩化ビニル樹脂製の窓枠材
で、屋外側中空部１ａ，１ｂ，１ｃの屋外側内面
１１ａ，１１ｂ，１１ｃには長手方向ほぼ全長に
わたつて無機質よりなる耐火層３，３，３とその
内面側に空間部分が設けられている。同様に屋内
側中空部２ａ，２ｂの屋内側内面２１ａ，２１ｂ
にも長手方向ほぼ全長にわたつて無機質よりなる
耐火層３，３とその内面側に空間部分が設けられ
ている。４，４，…は窓枠材１の溝部５に入つた
雨水を屋外に排水するための排水孔である。
第２図に於いて、６は額縁材で屋外側中空部６
ａの屋外側内面６１ａと上壁内面６１１ａ、及び
屋内側中空部７ａの屋内側内面７１ａ、屋内側中
空部７ｂの屋内側内面７１ｂと上壁内面７１１ｂ
には長手方向に沿つて無機質の耐火層３′，３′が
設けられている。
ａの屋外側内面６１ａと上壁内面６１１ａ、及び
屋内側中空部７ａの屋内側内面７１ａ、屋内側中
空部７ｂの屋内側内面７１ｂと上壁内面７１１ｂ
には長手方向に沿つて無機質の耐火層３′，３′が
設けられている。
無機質の耐火層としては、例えば、セメントと
ひる石、硅砂等の混合物、水ガラス、石膏その他
無機質材料を硬化させたものが適している。
ひる石、硅砂等の混合物、水ガラス、石膏その他
無機質材料を硬化させたものが適している。
枠材の中空部内面にこのような無機質材料を設
けるには、無機質材料を設けた後に残される空間
部分の断面形状を有する型材を中空部に予め挿入
し、該型材と枠材内面とで形成される間隙に水と
混和した上記無機質材料を注入すると、該無機質
材料は硬化と共に枠材内面に接着され、その後、
型材を引き抜くことにより無機質材料が枠材内面
に設けられたものが得られる。また、注入される
無機質材料に起泡剤を加え、発泡硬化させたもの
でもよい。
けるには、無機質材料を設けた後に残される空間
部分の断面形状を有する型材を中空部に予め挿入
し、該型材と枠材内面とで形成される間隙に水と
混和した上記無機質材料を注入すると、該無機質
材料は硬化と共に枠材内面に接着され、その後、
型材を引き抜くことにより無機質材料が枠材内面
に設けられたものが得られる。また、注入される
無機質材料に起泡剤を加え、発泡硬化させたもの
でもよい。
このように構成された窓枠材１及び額縁材６は
第３図に示すように、額縁材６の屋外側中空部６
ａを屋外側にして基部１０を建物の開口部８周縁
のモルタル層９に埋設固定して額縁となし、窓枠
材１が組み合わされた窓枠が屋外側中空部１ａ，
１ｂ，１ｃを屋外側にして額縁材６に蝶番１４で
取着されて外開き窓となされている。１２，１２
はパツキング材、１３，１３は板ガラスである。
第３図に示すように、額縁材６の屋外側中空部６
ａを屋外側にして基部１０を建物の開口部８周縁
のモルタル層９に埋設固定して額縁となし、窓枠
材１が組み合わされた窓枠が屋外側中空部１ａ，
１ｂ，１ｃを屋外側にして額縁材６に蝶番１４で
取着されて外開き窓となされている。１２，１２
はパツキング材、１３，１３は板ガラスである。
本考案による防火枠材は屋外側及び屋内側の中
空部の外壁の内面に長手方向ほぼ全長にわたつて
耐火層とその内面側に空間部分が設けられている
ため、隣接した火災の高熱を受けて最外層の合成
樹脂製の外壁が燃焼しても、耐火層とその内面側
の空間部分が熱の伝達を阻止し、枠材の他の部分
は燃焼することなく屋内への延焼が免れ、逆に屋
内の火災の場合にも屋外の隣接建物への延焼も防
ぎ得るものである。
空部の外壁の内面に長手方向ほぼ全長にわたつて
耐火層とその内面側に空間部分が設けられている
ため、隣接した火災の高熱を受けて最外層の合成
樹脂製の外壁が燃焼しても、耐火層とその内面側
の空間部分が熱の伝達を阻止し、枠材の他の部分
は燃焼することなく屋内への延焼が免れ、逆に屋
内の火災の場合にも屋外の隣接建物への延焼も防
ぎ得るものである。
また、枠材は中空部の外壁内面にのみ耐火層が
設けられ、その内面側は空間部分とされているの
で、枠材全体は軽量であり、且つ切断することも
容易であるから、運搬、組立て及び施工が非常に
楽に行え、更に、組立てに於いて接続用の継手等
を挿入固定することも容易であり、雨水の排水孔
も設けることができ、レール溝等に浸入した雨水
も容易に排水することができ枠材が耐火層で補強
されて撓みが少なくなるという利点もある。
設けられ、その内面側は空間部分とされているの
で、枠材全体は軽量であり、且つ切断することも
容易であるから、運搬、組立て及び施工が非常に
楽に行え、更に、組立てに於いて接続用の継手等
を挿入固定することも容易であり、雨水の排水孔
も設けることができ、レール溝等に浸入した雨水
も容易に排水することができ枠材が耐火層で補強
されて撓みが少なくなるという利点もある。
第１図、第２図は夫々本考案防火枠材の異なる
例を示す斜視図、第３図は第１図、第２図に示す
枠材の使用態様を示す断面図である。 １……窓枠材、６……額縁材、１ａ，１ｂ，１
ｃ，６ａ……屋外側中空部、１１ａ，１１ｂ，１
１ｃ，６１ａ……屋外側内面、２ａ，２ｂ，７
ａ，７ｂ……屋内側中空部、２１ａ，２１ｂ，７
１ａ，７１ｂ……屋内側内面、３，３，…，３′，
３′……耐火層。
例を示す斜視図、第３図は第１図、第２図に示す
枠材の使用態様を示す断面図である。 １……窓枠材、６……額縁材、１ａ，１ｂ，１
ｃ，６ａ……屋外側中空部、１１ａ，１１ｂ，１
１ｃ，６１ａ……屋外側内面、２ａ，２ｂ，７
ａ，７ｂ……屋内側中空部、２１ａ，２１ｂ，７
１ａ，７１ｂ……屋内側内面、３，３，…，３′，
３′……耐火層。
Claims (1)
- 中空の合成樹脂製枠材の中空部の屋外及び屋内
に面する外壁内面にその長手方向ほぼ全長にわた
り無機質の耐火層が設けられると共に、該耐火層
内面側に空間部分が設けられてなる防火枠材。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11604483U JPS6023582U (ja) | 1983-07-25 | 1983-07-25 | 防火枠材 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11604483U JPS6023582U (ja) | 1983-07-25 | 1983-07-25 | 防火枠材 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS6023582U JPS6023582U (ja) | 1985-02-18 |
| JPH0119759Y2 true JPH0119759Y2 (ja) | 1989-06-07 |
Family
ID=30267667
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP11604483U Granted JPS6023582U (ja) | 1983-07-25 | 1983-07-25 | 防火枠材 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS6023582U (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2004104350A1 (ja) * | 2003-05-26 | 2004-12-02 | Sekisui Chemical Co., Ltd. | 防火性樹脂サッシ |
Families Citing this family (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2002115356A (ja) * | 2000-10-10 | 2002-04-19 | Asahi Glass Co Ltd | 板状体の取付工法および取付構造 |
| JP5911691B2 (ja) * | 2011-09-30 | 2016-04-27 | 三協立山株式会社 | サッシ |
| JP6449034B2 (ja) * | 2015-01-31 | 2019-01-09 | 三協立山株式会社 | 樹脂サッシ |
| JP6456168B2 (ja) * | 2015-01-31 | 2019-01-23 | 三協立山株式会社 | 樹脂サッシ |
| JP6587954B2 (ja) * | 2016-02-16 | 2019-10-09 | Ykk Ap株式会社 | 建具 |
Citations (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS4944269U (ja) * | 1972-07-20 | 1974-04-18 | ||
| JPS53132025A (en) * | 1977-04-23 | 1978-11-17 | Shikoku Kaken Kogyo Kk | Fireeproof door |
| JPS5711880A (en) * | 1980-06-26 | 1982-01-21 | Shikoku Kaken Kogyo Kk | Construction of fireproof door |
-
1983
- 1983-07-25 JP JP11604483U patent/JPS6023582U/ja active Granted
Patent Citations (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS4944269U (ja) * | 1972-07-20 | 1974-04-18 | ||
| JPS53132025A (en) * | 1977-04-23 | 1978-11-17 | Shikoku Kaken Kogyo Kk | Fireeproof door |
| JPS5711880A (en) * | 1980-06-26 | 1982-01-21 | Shikoku Kaken Kogyo Kk | Construction of fireproof door |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2004104350A1 (ja) * | 2003-05-26 | 2004-12-02 | Sekisui Chemical Co., Ltd. | 防火性樹脂サッシ |
| US8297013B2 (en) | 2003-05-26 | 2012-10-30 | Sekisui Chemical Co., Ltd. | Fireproof resin sash |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS6023582U (ja) | 1985-02-18 |
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