JP6456168B2 - 樹脂サッシ - Google Patents
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Description
そして、樹脂サッシにおいて、樹脂製の枠体や框の中空内部に補強部材や熱膨張耐火材を配置するなどして、火災時に樹脂製の枠体や框が溶融した場合であっても、枠体と框との間から火炎が浸入することを防止する樹脂サッシが知られている(特許文献1)。
ことを特徴とする。
(全体の構成)
図1に示すように、本発明の実施形態の樹脂サッシは、建物開口部に設置され、上枠11、下枠12及び左、右縦枠13,14を四周に組んでなる枠体1と、上框21、下框22、及び左、右縦框23,24を四周に組んでその内周にガラス等のパネル体25が嵌め込まれてなる障子2とからなる。
そして、枠体1の左、右縦枠13,14と障子2の左、右縦框23,24と間に配置されたアーム部材3,3により、枠体1に対して障子2がすべり出し開閉自在に支持されたすべり出し窓として構成されている。
下框22の室内側には、障子2の開閉時に操作者が握ることができ、また、障子2を閉鎖状態にロック操作するためのハンドル93が配置されている。
以下に、本発明の実施形態の樹脂サッシを構成する各部材について、図面を参考に詳細に説明する
枠体1を構成する上枠11、下枠12及び左、右縦枠13,14は、合成樹脂により形成されており、図2、3に示すように、各枠の断面形状はほぼ同一に形成されている。
各枠の構成について、図4を参照しながら、左縦枠を用いて説明する。
左縦枠13の外周面の見込み方向中間付近には、外周方向に向けて取付片部131aが延設されており、建物開口部の躯体に対して、金属製の釘ヒレアングル材51を挟んでネジ等の固定手段nにより固定されている。
また、左縦枠13の外周面の室内側からは室内方向に向けて室内側取付片部131bが延設されており、ネジ等の固定手段nにより建物開口部の内周面に固定されている。
立上り壁133の中空内部の左右方向中間位置付近(枠本体部131の内周面付近)には、中間壁133bが形成されており、立上り壁133内部が外周側中空部133aと内周側中空部133cに分割され、立上り壁133の強度を向上させている。
外周側補強部材54、内周側補強部材55は、見付け面部54a,55a、及び、少なくとも一つの見込み面部54b,55bを有しており、見込み面部54b,55b同士が中間壁133bを挟んで対向するように配置されている。
障子2を構成する上框21、下框22及び左、右縦框23,24は、合成樹脂により形成され、図2、3に示すように、各框の断面形状はほぼ同一に形成されている。
各框の構成について、図5を参照しながら、左縦框23を用いて説明する。
框本体部231の中空部内に挿入される主框補強部材62は、少なくとも外周片62a、内周片62b及び見付け片62cを有し、その外周片62aは、左縦框23の框本体部231及び框カバー部材61の見込み面部61bに対してビス等の連結手段bにより連結固定されているとともに、その内周片62bには、熱膨張耐火材fが配置されている。
なお、室外側框補強部材63の室外側には、熱膨張耐火材fが配置されており、室外側の火災に対して速やかに膨張して、室外側框補強部材63の室外側(火災が発生した側)に断熱層を形成して、枠と框の溶融を遅らせて、火炎等の浸入を遅延させることができる。
そして、内周側の見込み面部64bの外周側面、及び、外周側の見込み面部64cの外周側面には熱膨張耐火材fが配置されており、室内側壁部233の中空部内において外周側の見込み面部64cを室内側壁部233の外周面に対して熱膨張耐火材fを挟んでビス等の連結手段bにより連結固定している。
なお、図示はしていないが、室内側框補強部材64の外周側の見込み面部64cと主框補強部材62とを金属製の連結部材等により連結することもでき、火災時に主框補強部材62と室内側框補強部材64とが分離して広がることを防止できる。
次に、枠体1に対する障子2の取付けについて説明する。
図1,3,6に示すように、障子2の左、右縦框23,24が枠体1の左右縦枠13,14に対して、左右のアーム部材3,3により支持されている。アーム部材3,3の一端は、左、右縦枠13,14の内周面に連結され、他端は、障子2の左、右縦框23,24の外周面に連結され、リンク機構を形成することにより、障子2が枠体1に対してすべり出し開放自在に支持されている。
図5,7は、本発明の特徴である見付け壁構造をすべり出し窓に用いた第1の実施形態であり、本発明の特徴である見付け壁構造を左縦框23に採用した例を用いて説明する。
左縦框23の框本体部231の室内側には、中空の室内側壁部233が形成されており、室内側壁部233の内周側は框本体部231よりも内周に突出して、押縁部材234と協働してパネル体25を保持するガラス間口Mを構成している。
ここで、室内側框補強部材64は、ガラス間口Mの側面にあたる領域からガラス間口Mの外周側の領域に至る幅を有する見付け面部64aと、見付け面部64aの内周側端及び外周側端より室内側に延設される見込み面部64b,64cとにより断面U字状に形成され、開口を室内側に向けて配置されている。そして、熱膨張耐火材fは、内周側の見込み面部64bの外周面に取り付けられている。
第1の実施形態のすべり出し窓は、枠体1に開閉自在に支持される障子2の框に断熱層を形成するための見付け壁構造が採用されているが、第2の実施形態のFIX窓においては、FIX窓の枠体に断熱層を形成するための見付け壁構造が採用されている。
これにより、樹脂框もしくは樹脂枠の部位のうち断熱層よりも室外側に位置する、室内側壁部のガラス間口面部や、框本体部もしくは枠本体部の内周面部、室内側面部等の部位を火災時の火炎や熱から保護することができ、上記樹脂框もしくは樹脂枠の部位が溶融してガラス等パネル体と樹脂框もしくは樹脂枠との間に隙間が生じることによるガラス間口における室内外方向の連通を防止できると共に、金属製の補強部材同士の連結にがたつきが生じることを防止してパネル体の保持を比較的長い時間持続することができる。
また、本実施形態においては、框もしくは枠の室内側に見付け壁を備えるものについて説明したが、見付け壁は室内側に限るものではなく、押縁が室内側に設けられる場合などには、本発明の見付け壁を室外側に設けることも可能である。
11 :上枠
12 :下枠
13 :左縦枠
131 :枠本体部
131a :取付片部
131b :室内側取付片部
132 :室外側中空部
133 :立上り壁
133a :外周側中空部
133b :中間壁
133c :内周側中空部
14 :右縦枠
2 :障子
21 :上框
22 :下框
23 :左縦框
231 :框本体部
231a :レール部
232 :室外側壁部
232a :室内側框中空部
232b :中間壁
232c :外周側框中空部
233 :室内側壁部
234 :押縁部材
24 :右縦框
25 :パネル体
3 :アーム部材
51 :釘ヒレアングル材
53 :主補強部材
53a :外周片
53b :内周片
53c :見付け片
54 :外周側補強部材
55 :内周側補強部材
61 :框カバー部材
62 :主框補強部材
63 :室外側框補強部材
64 :室内側框補強部材
65 :ガラス受け
66 :ガラス押さえ
b :連結手段
f :熱膨張耐火材
n :固定手段
s :シール材
Claims (1)
- 建物開口部に取付けられる樹脂製の窓枠、もしくは、窓枠に開閉自在に設けられる樹脂製の障子を備え、
建物開口部に取付けられる樹脂製の窓枠、もしくは、窓枠に開閉自在に設けられる障子を構成する樹脂製の框の室内側部分もしくは室外側部分を中空の見付け壁により構成するとともに、
中空の見付け壁の内部には、ガラス間口を構成する領域からガラス間口の外周側領域に至る見付け幅を有する金属製の補強部材が見付け壁の見付け面の裏面に対向するように配置されており、
金属製の補強部材と見付け壁の見付け面の裏面との間に、火災時に膨張して補強部材の外側に断熱層を形成する耐火材を設けた
ことを特徴とする樹脂サッシ。
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