JPH0119699Y2 - - Google Patents

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JPH0119699Y2
JPH0119699Y2 JP1983134752U JP13475283U JPH0119699Y2 JP H0119699 Y2 JPH0119699 Y2 JP H0119699Y2 JP 1983134752 U JP1983134752 U JP 1983134752U JP 13475283 U JP13475283 U JP 13475283U JP H0119699 Y2 JPH0119699 Y2 JP H0119699Y2
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JP
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foam
inorganic
heat insulating
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metal plate
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JP1983134752U
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JPS6041410U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は高熱下において無機質発泡層を形成す
る物質を含有する発泡シートを金属板とプラスチ
ツクフオーム間に一体に介在させ、軽量にして防
火性に富むと共に、断熱性にすぐれた断熱パネル
に関するものである。
一般に構築物の外壁用のパネルとしては、省エ
ネルギーの関係で有機系断熱材を芯材としたもの
が増加の一途を辿つている。しかしながら、この
種パネルの断熱材は可燃物であるため、防火性に
欠け、準不燃材の認定試験に合格することは至難
であつた。また、この試験に合格したパネルとし
ては、不燃物の添加割合を重量比で5〜8割とし
たものがある。しかし、この場合、パネルは重
く、断熱性が低く、しかも断熱材の発泡倍率が小
さく、コスト高となる欠点があつた。
本考案はこのような欠点を除去するため、表面
材として金属板を、芯材兼断熱材としてプラスチ
ツクフオーム(以下、単にフオームという)を用
い、かつ、金属板とフオーム間に低密度で、しか
も高熱下で結晶水を放出し、次第に発泡膨脹して
無機質発泡層を形成する発泡性無機材を含有せし
めた連通気泡発泡組織からなる無機質発泡シート
(以下、単に発泡シートという)を介在させ、常
温、および高温下における断熱性と高熱下におけ
る防火性を具備し、準不燃材の認定試験に合格し
うる防火性を有し、かつ、軽量にして断熱性に富
む断熱パネルを提案するものである。
以下、図面を用いて本考案に係る防火性を有す
る断熱パネルの一実施例について詳細に説明す
る。第1図、および第2図は上記パネルの代表的
な一例を示す斜視図と部分拡大図であり、1は金
属板で、例えば表面処理鋼板、ステンレス、銅、
アルミニウム板、ジンクロメタル、亜鉛、アルミ
合金メツキ鋼板を平面、またはエンボス模様面に
形成し、これを任意形状に成形したものであり、
主に表面材、不燃材として機能するものである。
2は発泡シートで後記するフオームの接触面積の
増大、アンカー効果の強化を図るため連通気泡か
らなる発泡組織に形成すると共に、その組織内、
または表面に発泡性無機材3の1種以上を含有す
るか、またはコーテイングしたものであり、後記
するフオーム形成の際に発泡性無機材3がその反
応、発泡を阻害する割合を少なくすると共に、発
泡性無機材3を金属板1と後記するフオーム間に
確実に存在させ、しかも高熱下において、発泡性
無機材3が連通気泡組織により流下することな
く、かつ、分布した位置で結晶水を放出し、次第
に発泡膨脹して高融点で不燃性の無機質発泡層を
発泡シート2を骨格として確実に形成するのに役
立つものである。さらに説明すると、発泡シート
2はアスベスト繊維、ガラス繊維、ロツクウー
ル、金属繊維、石膏繊維、炭素繊維等の1種、も
しくは2種以上を用いてマツト状、薄いフオーム
状、例えば0.5〜5mm厚で、密度が0.02〜3g/
cm2位に形成したものであり、主に発泡性無機材3
を含浸、コーテング等してこれを発泡シート2内
に確実に存在させると共に、高熱下における骨格
材として機能するものである。勿論、後記するフ
オームが高熱下で燃焼したり、亀裂が発生するの
を抑制するものである。また、発泡性無機材3は
硼砂、メタ硼酸ソーダ、メタ珪酸ソーダ、珪酸ソ
ーダ等の1種、もしくは2種以上からなるもので
あり、その添加量は所要防火性能に応じて添加す
る。なお、添加法には粉粒状で散布するか、ある
いは溶融して液状でスプレーする方法がある。4
はフオームで断熱材、芯材、接着剤、またはこれ
らに難燃性を付加した部材として機能するもので
あり、例えばポリウレタンフオーム、フエノール
変性ポリウレタンフオーム、ポリイソシアヌレー
トフオーム、塩化ビニルフオーム、ポリエチレン
フオーム、フエノールフオーム、ポリフエニレン
フオームの1種からなり、厚さtが10〜150mm、
密度が25〜100Kg/m3、幅は金属板1の幅に応じ
て設定したものである。なお、フオーム4の形成
は液状の原料を例えばワンシヨツト法により発泡
シート2上に吐出し、反応、発泡の際の自己接着
性を利用して一体に形成するか、別の接着剤(図
示せず)を用いて一体に形成するかのいずれかで
ある。5は裏面材で必要により設けるもので、例
えばクラフト紙、アスベスト紙、合成樹脂シー
ト、アルミニウム箔、鉄箔の1種、または2種以
上を積層したものである。特にアルミニウム箔と
ポリエチレンフイルムとアスベスト紙をラミネー
トした裏面材5は防火性、熱反射性、防水防湿性
に富む利点がある。
以上説明したのは、本考案に係る防火性を有す
る断熱パネルの一実施例にすぎず、金属板1を第
3図a〜iに示すように形成することもできる。
また、発泡シート2に対して、亀裂防止剤PCP
(ペンタクロルフエノール)、減炎剤(フマル酸)
を添加することもできる。さらに、フオーム4に
対しては、所要防火性に応じて発泡性無機材3、
パーライト粒、シラスバルーン、バーミキユライ
ト、リン酸塩(炭素骨格の形成強化用)、ガラス
繊維、ロツクウール、炭素繊維等の不燃性の繊維
状態の1種、もしくは2種以上を添加することも
できる。また、裏面材は金属板1を用いることも
できる。
上述したように本考案に係る防火性を有する断
熱パネルによれば、パネルの金属板が準不燃試
験、高分子複合防火材料の付加試験に曝されても
発泡シートに存在せしめた発泡性無機材が発泡シ
ートの発泡組織を不燃性の骨格材とし、これを中
心にして発泡性無機材が他へあまり流動すること
もなく、結晶水を放出しながら周囲を冷却し、次
第に発泡膨脹して不燃性で、かつ、高融点で、し
かも断熱性にすぐれた無機質発泡層を形成してフ
オームを高熱から保護するため、前記各試験に合
格できる特徴がある。また、防火性を有する断熱
パネルは軽量で、断熱性に富み、運搬、施工が容
易となる特徴がある。さらに、製造は単に積層す
るだけでよく、連続して生産できるため、安価
に、かつ、大量に生産できる利点がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係る防火性を有する断熱パネ
ルの一実施例を示す斜視図、第2図は第1図の一
部を拡大して示す断面図、第3図a〜iは金属板
のその他の形状例を示す説明図である。 1……金属板、2……発泡シート、3……発泡
性無機材。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 金属板とプラスチツクフオーム間に連通気泡発
    泡組織からなる無機質発泡シートを一体に介在さ
    せると共に、上記無機質発泡シートに高熱下にお
    いて結晶水を放出し、次第に発泡膨脹し、無機質
    発泡層を形成する発泡性無機材の少なくとも1種
    を含有せしめたことを特徴とする防火性を有する
    断熱パネル。
JP13475283U 1983-08-30 1983-08-30 防火性を有する断熱パネル Granted JPS6041410U (ja)

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JP13475283U JPS6041410U (ja) 1983-08-30 1983-08-30 防火性を有する断熱パネル

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JPS6041410U JPS6041410U (ja) 1985-03-23
JPH0119699Y2 true JPH0119699Y2 (ja) 1989-06-07

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JPS6041410U (ja) 1985-03-23

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