JPH0119632Y2 - - Google Patents

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JPH0119632Y2
JPH0119632Y2 JP10455182U JP10455182U JPH0119632Y2 JP H0119632 Y2 JPH0119632 Y2 JP H0119632Y2 JP 10455182 U JP10455182 U JP 10455182U JP 10455182 U JP10455182 U JP 10455182U JP H0119632 Y2 JPH0119632 Y2 JP H0119632Y2
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speed
pulling device
stem culm
angle
ground
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JP10455182U
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Description

【考案の詳細な説明】 この考案はコンバイン、詳しくは茎稈引起し装
置を備え、該引起し装置により引起した茎稈を刈
刃により刈取るべくなすと共に、前記茎稈の刈取
速度を可変としたコンバインに関する。
一般にコンバインの茎稈引起し装置は、機体側
に固定され、角度の変更調整が不能とされてお
り、従つて圃場における茎稈状態に応じて刈刃に
よる刈取速度を変更する場合、前記引起し装置に
よる茎稈の引起し姿勢が変化し、これに伴ない茎
稈の搬送装置による搬送姿勢も変化して、搬送装
置への茎稈挿入深さ、つまり扱深さにも変動をき
たし、脱穀性能に悪影響を与えるのである。
即ち、前記引起し装置と刈刃との駆動系は同一
とされており、従つて例えば刈刃の刈取速度を高
速とすれば、前記引起し装置の引起し速度も高速
となり、通常時に較べ茎稈が高速で引起されるこ
ととなつて茎稈の対地角度が大となるべく傾斜さ
れるのであり、また刈刃の刈取速度を低速とすれ
ば、引起し装置の引起し速度も低速となり、通常
時に較べ茎稈が低速で引起されることとなるた
め、茎稈の対地角度が小となるべく傾斜され、斯
くのごとく前記刈刃の刈取速度により茎稈の引起
し姿勢が変動するのである。
本件出願人は、以前に実公昭53−49708号公報
に示されているように、前記茎稈引起し装置とコ
ンバインの走行装置とを連動させて、この走行装
置の走行速度に応じて前記引起し装置の傾斜角度
を変更させるべくしたコンバインを提案したので
あるが、斯くのごときコンバインにあつては、茎
稈状態に応じて走行速度とは関係なく、刈刃の刈
取速度を変更させることがあり、このような場合
に前記従来のコンバインでは対処できなかつたの
である。
本考案は以上のごとき問題に鑑みて考案したも
ので、刈刃の刈取速度に対応して茎稈引起し装置
の傾斜角度を変更させるべくなすことにより、茎
稈の引起し姿勢を常に一定ならしめんとするもの
である。
さらに詳しくは、前記茎稈引起し装置を、対地
角度変更可能に支持すると共に、前記茎稈引起し
装置を、刈取速度調整装置に連動させ、刈取速度
の増速時、前記茎稈引起し装置の対地角度を小さ
くし、減速時大きくなるごとくしたことを特徴と
するものである。
以下本考案のコンバインを図面の実施例によつ
て説明する。
図面に示すコンバインは、機体1の下部に走行
装置2を、上部に脱穀部3を設けると共に、機体
1の前方部に刈取部4を備えており、この刈取部
4は引起しケース5a内に複数のタイン5bを循
環駆動すべく内装して成る茎稈引起し装置5と、
前記機体1から前方に延びる支持杆6に支持させ
た刈刃7と分草板8とから構成し該刈刃7と引起
し装置5は同一駆動源により駆動させるべくして
いる。
しかして前記引起し装置5の引起しケース5a
を、対地角度変更可能に支持させるのであり、具
体的には前記ケース5aの背面側で下部を、前記
支持杆6上に突設した突杆9にブラケツト10を
介して揺動自由に支持させると共に、前記ケース
5aの背面側上部を、該ケース5a及び前記機体
1側にそれぞれ揺動自由に支持し、かつ一方を他
方に挿嵌させて伸縮自在とした2つの杆体11
a,11bにより支持させ、この杆体11a,1
1bの伸縮により前記ブラケツト10を支点とし
て前記ケース5aを揺動させて、対地角度変更可
能となすのである。
そして前記引起し装置5を前記刈刃7の刈取速
度調整装置に連動させ、刈取速度の増速時に前記
引起し装置5の対地角度が小さく、減速時に大き
くなるごとくなすのである。
具体的には、第2乃至第8図に示すごとくなす
のであつて、この図の実施例では前記引起し装置
5を刈刃7の刈取速度と、走行装置2の走行速度
とにそれぞれ連動させるべくしている。
即ち、第2図で明らかなごとく、コンバインの
操縦席近くに刈取速度調整用の第1操作レバー1
2と、走行速度調整用の第2操作レバー13とを
同一軸杆14上に揺動可能に支持させ、該各レバ
ー12,13を機壁に形成した前後方向に延びる
案内孔15a,15bから外方に突出させると共
に、前記各レバー12,13の中間部で機壁内方
には、横方向両側にそれぞれ横長の長孔16a,
16bをもつ連結板16を、各長孔16a,16
bを前記各レバー12,13に挿嵌させて支持さ
せる一方、前記連結板16の中央部にはブラケツ
ト17を介してロツド18を連結し、該ロツド1
8の先端を前記引起しケース5aの背面側上部に
連結させるのである。
前記第1操作レバー12の案内孔15aは、中
間部が中立位置N1で、前部側が低速位置L1、後
部側が高速位置H1とされており、また第2操作
レバー13の案内孔15bは、中間部が中立位置
N2で前部側が高速位置H2、後部側が低速位置L2
とされている。
斯くして前記各レバー12,13を中立位置
N1,N2から第4図に示すごとく前部側、つまり
第1レバー12を低速位置L1に、第2レバー1
3を高速位置H2に移動させたとき、連結板16
によりロツド18を押動させて、引起しケース5
aを第7図のごとく対地角度が大となるべく傾斜
調整させるのであり、また各レバー12,13を
第5図に示すごとく、それぞれ低速位置L1,L2
もしくは高速位置H1,H2に傾斜状に移動させた
ときには、ロツド18を押動させることなく中立
位置に保持して、前記ケース5aを中立状態に位
置させるのであり、さらに各レバー12,13を
第6図に示すごとく後部側、つまり第1レバー1
2を高速位置H1に、第2操作レバー13を低速
位置L2に移動させたとき、連結板16によりロ
ツド18を後方へ引張つて、前記ケース5aを第
8図に示すごとく対地角度が小となるべく傾斜調
整させるのである。
前記第2図の実施例では、各レバー12,13
を同一軸杆14上に支持させたが、該各レバー1
2,13は第9図に示すごとく、各別に軸杆14
a,14bを介して支持させることもできる。
また、前記引起しケース5aは、第10及び第
11図に示すごとく、刈取及び走行速度調整装置
に連動する油圧機構を用い、操作部において傾斜
調整すべくしてもよいのである。
即ち、シリンダ19から外方に延びるピストン
ロツド20の先端を前記ケース5aの背面側上部
に連結すると共に、前記シリンダ19に4ポート
3位置電磁切換弁21を接続させて、該切換弁2
1の切換操作により前記ピストンロツド20を動
作させて、前記ケース5aの傾斜角度を調整すべ
くしてもよい。
この場合、第11図に示すごとく、前記刈取速
度を低速側に、かつ走行速度を高速側にそれぞれ
調整するスイツチSW−L1,SW−H2を、前記切
換弁21の一方のソレノイドSOL−Rを操作す
る接続回路に直列に介装させ、この各スイツチ
SW−L1,SW−H2のオン動作により前記ソレノ
イドSOL−Rをして切換弁21を操作し、前記
ロツド20を前方側に移動させ、引起しケース5
aを対地角度大となるべく調整させるのであり、
また前記刈取速度を高速側にかつ走行速度を低速
側にそれぞれ調整するスイツチSW−H1,SW−
L2を、前記切換弁21の他方ソレノイドSOL−
Lを操作する接続回路に直列に介装させ、この各
スイツチSW−H1,SW−L2のオン動作により前
記ソレノイドSOL−Lをして切換弁21を切換
操作し、前記ロツド20を後方側に移動させ、前
記ケース5aを対地角度小となるべく調整させる
のである。
さらに本考案では、第12図に示すごとく引起
しケース5aの上下部を2つの油圧装置22,2
3を用いて支持させ、該各装置22,23におけ
るシリンダ22a,23aの背圧側を互に連通さ
せると共に、該各シリンダ22a,23aの他方
側を4ポート3位置切換弁24に接続させ、該切
換弁24の切換操作により前記各シリンダ22
a,23aのピストンロツド22b,23bを進
退出させて、前記ケース5aの対地角度を調整す
べくしてもよく、斯くする場合には向刈り又は追
刈りなどの悪い刈取条件下にあつても、茎稈引起
し装置5を所定の傾斜態勢に保持して刈取作業が
できるのである。
尚、図中25は前記刈取部4と脱穀部3間に設
けた穀稈搬送装置である。
本考案は以上のごとく構成したもので、第1及
び第2操作レバー12,13を第3図に示すごと
く中立状態に保持して、中間の刈取速度及び走行
速度で刈取作業を行なう場合、また前記各レバー
12,13を第5図に示すごとく各案内孔15
a,15bの低速位置L1,L2もしくは高速位置
H1,H2に移動させて、刈取速度と走行速度の両
方を低速又は高速で刈取作業を行なう場合、穀稈
引起し装置5は傾斜調整されることなく、所定の
傾斜角度に保持されて、茎稈を所定の傾斜姿勢で
引起し、通常の刈取作業が行なわれる。
しかして前記第1及び第2レバー12,13を
第4図に示すごとく、各案内孔15a,15bの
前部側L1,H2に移動させると、刈刃7の刈取速
度が低速に、かつ走行速度が高速に切換えられる
のであり、このとき前記各レバー12,13の移
動によりロツド18を介して前記引起し装置5
が、第7図に示すごとく対地角度大となるべく傾
斜調整される。
斯くして刈取作業を行なう場合、刈刃7と前記
引起し装置5との駆動源が同一のため、刈刃7の
低速調整により引起し装置5の引起し速度も低速
となるのであり、従つて引起し速度も低速となる
のであり、従つて引起し装置5の角度調整を行な
うことなく、刈取作業を行なえば、第7図A線で
示すごとく茎稈が引起し装置5に接触されて刈刃
7により切断されるまでの引起し距離が前述した
通常時に較べ小となつて、対地角度小の傾斜姿勢
で引起されるのであるが、前記引起し装置5は対
地角度大となるべく傾斜調整されているため、該
引起し装置5の高位箇所が茎稈に接触されて、茎
稈に対する引起し作用が引起し装置5の高位箇所
から行なわれることとなり、従つて引起し装置5
の引起し速度が低速であるにも拘わらず、茎稈は
前述した通常時と同一の傾斜姿勢で引起されるの
である。
また前記各レバー12,13を第6図に示すご
とく、各案内孔15a,15bの後部側H1,L2
に移動させると、刈刃7の刈取速度が高速に、か
つ走行速度が低速に切換えられるのであり、この
とき各レバー12,13の移動によりロツド18
を介して前記引起し装置5が、第8図に示すごと
く対地角度小となるべく傾斜調整される。
斯くして刈取作業を行なう場合、刈刃7の高速
調整により引起し装置5の引起し速度が高速とな
るのであり、従つて引起し装置5の角度調整を行
なうことなく、刈取作業を行なえば、第8図B線
で示すごとく茎稈が引起し装置5に接触されて、
刈刃7により切断されるまでの引起し距離が前述
した通常時に較べ大となつて、対地角度大の傾斜
姿勢で引起されるのであるが、前記引起し装置5
は対地角度小となるべく傾斜調整されているた
め、該引起し装置5の低位箇所が茎稈に接触され
て、茎稈に対する引起し作用が引起し装置5の低
位箇所から行なわれることとなり、従つて引起し
装置5の引起し速度が高速であるにも拘わらず、
茎稈は前述した通常時と同一の傾斜姿勢で引起さ
れるのである。
以上のごとく引起し装置5により引起された茎
稈は、搬送装置25により脱穀部3に搬送されて
脱穀処理されるのである。
以上説明したごとく本考案のコンバインでは、
茎稈引起し装置を対地角度変更可能に支持させる
と共に、該引起し装置を刈取速度調整装置に連動
させて、刈取速度の増速時に前記引起し装置の対
地角度が小さく、減速時に大きくなるごとく調整
すべくしたから、刈取速度の増減速何れの場合に
あつても、茎稈の引起し姿勢を常に一定ならしめ
得るのであり、従つて従来のごとく茎稈の引起し
姿勢の変動により、搬送姿勢の変動及び脱穀部に
おける扱深さの変動をきたしたりすることがな
く、脱穀部による良好な脱穀作業が可能となるの
である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案にかかるコンバインの側面図、
第2図は操作レバー部分の斜面図、第3図乃至第
6図は同レバーの作動状態図、第7及び第8図は
前記レバーによる茎稈引起し装置の作動状態図、
第9乃至第12図は他実施例を示す図面である。 5……茎稈引起し装置、7……刈刃。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 茎稈引起し装置を備え、該引起し装置で引起し
    た茎稈を刈刃により刈取ると共に、前記茎稈の刈
    取速度を可変としたコンバインにおいて、前記茎
    稈引起し装置を、対地角度変更可能に支持すると
    共に、前記茎稈引起し装置を、刈取速度調整装置
    に連動させ、刈取速度の増速時、前記茎稈引起し
    装置の対地角度を小さくし、減速時大きくなるご
    とくしたことを特徴とするコンバイン。
JP10455182U 1982-07-10 1982-07-10 コンバイン Granted JPS598532U (ja)

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JP10455182U JPS598532U (ja) 1982-07-10 1982-07-10 コンバイン

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JP10455182U JPS598532U (ja) 1982-07-10 1982-07-10 コンバイン

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JPS598532U JPS598532U (ja) 1984-01-20
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