JPH01195009A - 複合装飾モールディングの製造方法 - Google Patents
複合装飾モールディングの製造方法Info
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- JPH01195009A JPH01195009A JP63018884A JP1888488A JPH01195009A JP H01195009 A JPH01195009 A JP H01195009A JP 63018884 A JP63018884 A JP 63018884A JP 1888488 A JP1888488 A JP 1888488A JP H01195009 A JPH01195009 A JP H01195009A
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Landscapes
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
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Description
【発明の詳細な説明】
産業上の利用分野
本発明は金属板材を芯材にし、その外表面の一部を除き
合成樹脂の射出て樹脂部を被着成形するところの複合装
飾モールディングの製造方法に関するものである。
合成樹脂の射出て樹脂部を被着成形するところの複合装
飾モールディングの製造方法に関するものである。
従来の技術
一般に、この種の複合装飾モールディングとしては例え
は自動車用のホディサイトモールディング等を挙げるこ
とがてきる。
は自動車用のホディサイトモールディング等を挙げるこ
とがてきる。
従来、そのホディサイトモールディングは第14図で示
すように磁性金属板材でなる芯材1の外表面を金属光沢
面として一部露出させ、この−部を除く外表面に合成樹
脂の射出で樹脂部2を被着することにより成形されてい
る。そのモールディングを製造するにあたっては第15
図で示す如く所定の横断面形状に折曲成形した芯材1を
コア型3の支持ブロック4に装着した磁石5で吸着保持
することにより芯材1の背面側を支持ブロック4の上面
に当接位置させ、この外表面側にキャビティ型6の突面
部7を圧接させて型締めした後に合成樹脂をキャビティ
空間8に射出することにより樹脂部2を形成することが
行われている。
すように磁性金属板材でなる芯材1の外表面を金属光沢
面として一部露出させ、この−部を除く外表面に合成樹
脂の射出で樹脂部2を被着することにより成形されてい
る。そのモールディングを製造するにあたっては第15
図で示す如く所定の横断面形状に折曲成形した芯材1を
コア型3の支持ブロック4に装着した磁石5で吸着保持
することにより芯材1の背面側を支持ブロック4の上面
に当接位置させ、この外表面側にキャビティ型6の突面
部7を圧接させて型締めした後に合成樹脂をキャビティ
空間8に射出することにより樹脂部2を形成することが
行われている。
発明が解決しようとする課題
然し、この製造方法では金属板材でなる芯材1の外表面
をそのまま装飾面に一部露出するところから金属光沢性
の極めて優れた金属板材で芯材1を形成しなけれはなら
ず、また、その一部を含めて背面側が全く露出されてい
るために錆か発生する如き材質の金属板材を用いること
ができないことにより芯材1を高価な材質の金属板材で
形成しなければならない。これに加えて、一部露出する
芯材1の外表面に傷を付けないようキャビティ型6の突
面部7を慎重に圧接しなけれはならないため手間か掛る
はかりでなく、キャビティ型6の突面部7を極めて強く
圧接すると芯材1を変形させてしまうところから芯材1
の露出面と樹脂部2の境界線に樹脂のはみ出しを生ずる
虞れもある。
をそのまま装飾面に一部露出するところから金属光沢性
の極めて優れた金属板材で芯材1を形成しなけれはなら
ず、また、その一部を含めて背面側が全く露出されてい
るために錆か発生する如き材質の金属板材を用いること
ができないことにより芯材1を高価な材質の金属板材で
形成しなければならない。これに加えて、一部露出する
芯材1の外表面に傷を付けないようキャビティ型6の突
面部7を慎重に圧接しなけれはならないため手間か掛る
はかりでなく、キャビティ型6の突面部7を極めて強く
圧接すると芯材1を変形させてしまうところから芯材1
の露出面と樹脂部2の境界線に樹脂のはみ出しを生ずる
虞れもある。
蔵において、本発明は芯材を安価な材質の磁性金属板材
で形成しても錆による支障か懸念されずしかも良好な装
飾性を持たせ得る複合装飾モールディングの製造方法を
提供することを目的とする。また、その芯材と樹脂部と
を強固に一体成形てき、更には樹脂部の境界線を美麗に
縁取りできると共に強固に固着てきる複合装飾モールデ
ィングの製造方法を提供することを目的とする。
で形成しても錆による支障か懸念されずしかも良好な装
飾性を持たせ得る複合装飾モールディングの製造方法を
提供することを目的とする。また、その芯材と樹脂部と
を強固に一体成形てき、更には樹脂部の境界線を美麗に
縁取りできると共に強固に固着てきる複合装飾モールデ
ィングの製造方法を提供することを目的とする。
課題を解決するための手段
本発明に係る複合装飾モールディングの製造方法におい
ては、剛性を有する磁性金属板材て成形する芯材の外表
面の一部に装飾ストリップ材を接着剤て貼着し、その芯
材の背面側を型面から多少浮かせて磁石で吸着保持する
ことにより芯材を射出成形金型内に定置した後、この磁
石の吸着個所を除く芯材の全面並びに装飾ストリップ材
の内面寄りを除く全周縁に合成樹脂の射出で樹脂部を被
着成形するようにされている。その工程中では芯材の適
宜な板面位置に透孔な設け、この透孔を介して金型内に
定置した芯材の背面側に合成樹脂を流動するようにでき
、更に接着剤を装飾ストリップ材の周縁にはみ出させ、
その接着剤で装飾ストリップ材の全周縁に被着成形する
樹脂部の縁辺を緊密に固着するようにてきる。
ては、剛性を有する磁性金属板材て成形する芯材の外表
面の一部に装飾ストリップ材を接着剤て貼着し、その芯
材の背面側を型面から多少浮かせて磁石で吸着保持する
ことにより芯材を射出成形金型内に定置した後、この磁
石の吸着個所を除く芯材の全面並びに装飾ストリップ材
の内面寄りを除く全周縁に合成樹脂の射出で樹脂部を被
着成形するようにされている。その工程中では芯材の適
宜な板面位置に透孔な設け、この透孔を介して金型内に
定置した芯材の背面側に合成樹脂を流動するようにでき
、更に接着剤を装飾ストリップ材の周縁にはみ出させ、
その接着剤で装飾ストリップ材の全周縁に被着成形する
樹脂部の縁辺を緊密に固着するようにてきる。
作用
この複合装飾モールディングの製造方法ては樹脂部から
一部露出する部分を装飾ストリップ材で形成ししかも装
飾ストリップ材の内面側を除き芯材の背面側を含む概ね
全面を樹脂部で被覆するため、芯材を安価な材質の金属
板材で形成しても錆等による問題が生ずることがないば
かりでなく、極めて良好な装飾性を有する複合装飾モー
ルディングとして形成できる。また、樹脂部は芯材に設
けた透孔な介して表面側並びに背面側を一体に成形でき
るから芯材と強固に接合でき、更には装飾ストリップ材
を緩衝材としてキャビティ型の突面部を強く圧接できる
ことにより樹脂部の境界線を美麗に縁取りできる。その
縁辺は装飾ストリップ材からはみ出させた接着剤で接合
すれば、めくれ上り等か生じないよう強固に固着するこ
とができる。
一部露出する部分を装飾ストリップ材で形成ししかも装
飾ストリップ材の内面側を除き芯材の背面側を含む概ね
全面を樹脂部で被覆するため、芯材を安価な材質の金属
板材で形成しても錆等による問題が生ずることがないば
かりでなく、極めて良好な装飾性を有する複合装飾モー
ルディングとして形成できる。また、樹脂部は芯材に設
けた透孔な介して表面側並びに背面側を一体に成形でき
るから芯材と強固に接合でき、更には装飾ストリップ材
を緩衝材としてキャビティ型の突面部を強く圧接できる
ことにより樹脂部の境界線を美麗に縁取りできる。その
縁辺は装飾ストリップ材からはみ出させた接着剤で接合
すれば、めくれ上り等か生じないよう強固に固着するこ
とができる。
実施例
以下、第1〜13図を参照して説明すれば、次の通りで
ある。
ある。
まず、第1〜6図を参照して複合装飾モールディングを
製造する芯材の成形工程並びに各部材の材質等を説明す
ると、第1図で示すように帯状に連続した磁性金属板材
10′と非磁性の装飾ストリップ材11をアンコイラ2
0.21から貼合せ機22に絞出して装飾ストリップ材
11を金属板材10′の一部外表面に貼着する。その後
にロール成形機23で金属板材10′を所定の横断面形
状に折曲成形し、これを切断機24で所定長さに切断す
れば複合装飾モールディングの製造に必要な芯材を得る
ことかてきる。その工程中て、装飾ストリップ材11は
金属板材10’ を所定の横断面形状に折曲成形した後
で外表面の一部に貼着することができ、また、金属板材
10′を所定の横断面形状に折曲するには所定長さに切
断してプレス機で成形するようにしてもよい。
製造する芯材の成形工程並びに各部材の材質等を説明す
ると、第1図で示すように帯状に連続した磁性金属板材
10′と非磁性の装飾ストリップ材11をアンコイラ2
0.21から貼合せ機22に絞出して装飾ストリップ材
11を金属板材10′の一部外表面に貼着する。その後
にロール成形機23で金属板材10′を所定の横断面形
状に折曲成形し、これを切断機24で所定長さに切断す
れば複合装飾モールディングの製造に必要な芯材を得る
ことかてきる。その工程中て、装飾ストリップ材11は
金属板材10’ を所定の横断面形状に折曲成形した後
で外表面の一部に貼着することができ、また、金属板材
10′を所定の横断面形状に折曲するには所定長さに切
断してプレス機で成形するようにしてもよい。
芸で、装飾ストリップ材11は第2図で示すように装飾
材11aをシート、箔状のアルミ等の如き非磁性の金属
材料或いは金属蒸着等の施された金属光沢色を呈する樹
脂テープや所望の色調に着色された着色樹脂テープまた
は透明な樹脂テープて形成し、その裏面側にホットメル
ト型、加熱活性化型等の接着剤11bを層状に付着した
ものを用いることがてきる。金属板材10′ としては
亜鉛メツキ鋼板等の磁性材料を用い、それを第3図で示
すように平板状のまま送り出すことにより第4図で示す
如く金属板材10′の長手方向に沿って外表面の略中央
位置に装飾ストリップ材11を貼着し、この後に第1図
で示す工程に則って金属板材10′を第5図で示す如き
横断面形状に折曲成形することができる。
材11aをシート、箔状のアルミ等の如き非磁性の金属
材料或いは金属蒸着等の施された金属光沢色を呈する樹
脂テープや所望の色調に着色された着色樹脂テープまた
は透明な樹脂テープて形成し、その裏面側にホットメル
ト型、加熱活性化型等の接着剤11bを層状に付着した
ものを用いることがてきる。金属板材10′ としては
亜鉛メツキ鋼板等の磁性材料を用い、それを第3図で示
すように平板状のまま送り出すことにより第4図で示す
如く金属板材10′の長手方向に沿って外表面の略中央
位置に装飾ストリップ材11を貼着し、この後に第1図
で示す工程に則って金属板材10′を第5図で示す如き
横断面形状に折曲成形することができる。
その工程中では後述するように樹脂部を合成樹脂で形成
することと関連し、第5図で示すように合成樹脂を芯材
10の板面から通過流動させる透孔12,12…を適宜
な板面位置に設けることかできる。これは金属板材10
′が平板状のままて送られる途上、或いは所定の横断面
形状に折曲成形した後にパンチングプレスで成形するこ
とができる。また、装飾ストリップ材11を貼着するに
際しては装飾ストリップ材11に熱或いは圧力を加える
ことにより第6図で示す如く樹脂部の縁辺を強固に貼着
する接着剤11b′を装飾ストリップ材11の全周縁か
らはみ出させるようにするとよい。
することと関連し、第5図で示すように合成樹脂を芯材
10の板面から通過流動させる透孔12,12…を適宜
な板面位置に設けることかできる。これは金属板材10
′が平板状のままて送られる途上、或いは所定の横断面
形状に折曲成形した後にパンチングプレスで成形するこ
とができる。また、装飾ストリップ材11を貼着するに
際しては装飾ストリップ材11に熱或いは圧力を加える
ことにより第6図で示す如く樹脂部の縁辺を強固に貼着
する接着剤11b′を装飾ストリップ材11の全周縁か
らはみ出させるようにするとよい。
次に、この芯材10を用いて樹脂部を成形する工程を第
7〜10図に基づいて説明すると、その成形にあたって
は第7,8図で示すような射出成形金型を用いることが
できる。この金型はコア型25とキャビティ型26を備
え、コア型25の型面には芯材10の支持ブロック27
が取付けられている。その支持ブロック27は芯材載置
面の幅方向並びに長手方向に複数個の磁石28.28…
を持ち、この各磁石28.28…で芯材10の背面側を
吸着することにより芯材10を金型内に定置させて保持
できるようになっている。その磁石28.28…は磁束
を集束するヨーク等で形成した筒状部28a、28a…
の内部に若干面下げして嵌込むことにより装着され、ま
た、第9図で示すように支持ブロック27の表面より上
方に多少突出させて装着されている。この金型に芯材1
0を挿置する際には芯材10の背面側を磁石28゜28
…に対面すると幅方向並びに長手方向が磁石28.28
…で吸着保持され、また、磁石28゜28…の突出寸法
に応じて支持ブロック27の表面及びコア型25の型面
から浮かせて芯材10か定置される。その定置後にキャ
ビティ型26を型締めするとキャビティ型の突部部26
aが装飾ストリップ材11に当接し、この装飾ストリッ
プ材11を緩衝材として作用させることにより確りと型
締め固定できる。その後に溶融された合成樹脂を芯材1
0の長手方向端末側(第7図図面奥行き方向)からキャ
ビティ空間29に射出すると、合成樹脂が芯材10の外
表面側に沿って流動することにより突部部26aを当て
かった装飾ストリプ材11の内面側を除き装飾ストリッ
プ材11の全周縁を含む芯材10の外表面側に樹脂部を
形成すると共に、この途上で予め板面に形成した透孔1
2.12…から合成樹脂が背面側にも流れ込むことによ
り磁石の当てかい個所を除く背面側の全面にも樹脂部を
被着成形できる。その樹脂部13は第10図で示す表裏
面側13a、13bが透孔12.12…を通って一体成
形されているから芯材10に確りと接合するようになり
、また、合成樹脂の射出に伴って芯材10の外表面側1
3aと裏面側13 bとで均等な圧力バランスに保たれ
るので芯材10が変形する事態を招かずに樹脂部13を
形成できる。これに加えて、芯材10の背面側も樹脂部
13で略全面が被覆されることにより例えは亜鉛メツキ
鋼板等で芯材10を形成しても発錆が生ずるのも防止で
きる。また、装飾ストリップ材11を一部露出する個所
では高温の溶融樹脂がキャビティ空間29に充填される
と、その潜熱温度または反応温度及び圧力で上述した如
く周縁にはみ出させた接着剤11b′が軟化して樹脂部
13の縁辺を芯材10に固着硬化するので、 外表面から雨水等が芯材1oに達し或いはめくれ上りが
生ずるのを完全に防止できるよう確りとシールされるよ
うになる。その縁辺はキャビティ型26の突面部26a
が装飾ストリップ材11に強く圧接されていることによ
り美麗な境界線で形成でき、また、接着剤11b′で急
激な段差がなくなるので装飾ストリップ材11の全周縁
に沿って形成される樹脂部13の縁辺にはヒケ等が発生
することもない。
7〜10図に基づいて説明すると、その成形にあたって
は第7,8図で示すような射出成形金型を用いることが
できる。この金型はコア型25とキャビティ型26を備
え、コア型25の型面には芯材10の支持ブロック27
が取付けられている。その支持ブロック27は芯材載置
面の幅方向並びに長手方向に複数個の磁石28.28…
を持ち、この各磁石28.28…で芯材10の背面側を
吸着することにより芯材10を金型内に定置させて保持
できるようになっている。その磁石28.28…は磁束
を集束するヨーク等で形成した筒状部28a、28a…
の内部に若干面下げして嵌込むことにより装着され、ま
た、第9図で示すように支持ブロック27の表面より上
方に多少突出させて装着されている。この金型に芯材1
0を挿置する際には芯材10の背面側を磁石28゜28
…に対面すると幅方向並びに長手方向が磁石28.28
…で吸着保持され、また、磁石28゜28…の突出寸法
に応じて支持ブロック27の表面及びコア型25の型面
から浮かせて芯材10か定置される。その定置後にキャ
ビティ型26を型締めするとキャビティ型の突部部26
aが装飾ストリップ材11に当接し、この装飾ストリッ
プ材11を緩衝材として作用させることにより確りと型
締め固定できる。その後に溶融された合成樹脂を芯材1
0の長手方向端末側(第7図図面奥行き方向)からキャ
ビティ空間29に射出すると、合成樹脂が芯材10の外
表面側に沿って流動することにより突部部26aを当て
かった装飾ストリプ材11の内面側を除き装飾ストリッ
プ材11の全周縁を含む芯材10の外表面側に樹脂部を
形成すると共に、この途上で予め板面に形成した透孔1
2.12…から合成樹脂が背面側にも流れ込むことによ
り磁石の当てかい個所を除く背面側の全面にも樹脂部を
被着成形できる。その樹脂部13は第10図で示す表裏
面側13a、13bが透孔12.12…を通って一体成
形されているから芯材10に確りと接合するようになり
、また、合成樹脂の射出に伴って芯材10の外表面側1
3aと裏面側13 bとで均等な圧力バランスに保たれ
るので芯材10が変形する事態を招かずに樹脂部13を
形成できる。これに加えて、芯材10の背面側も樹脂部
13で略全面が被覆されることにより例えは亜鉛メツキ
鋼板等で芯材10を形成しても発錆が生ずるのも防止で
きる。また、装飾ストリップ材11を一部露出する個所
では高温の溶融樹脂がキャビティ空間29に充填される
と、その潜熱温度または反応温度及び圧力で上述した如
く周縁にはみ出させた接着剤11b′が軟化して樹脂部
13の縁辺を芯材10に固着硬化するので、 外表面から雨水等が芯材1oに達し或いはめくれ上りが
生ずるのを完全に防止できるよう確りとシールされるよ
うになる。その縁辺はキャビティ型26の突面部26a
が装飾ストリップ材11に強く圧接されていることによ
り美麗な境界線で形成でき、また、接着剤11b′で急
激な段差がなくなるので装飾ストリップ材11の全周縁
に沿って形成される樹脂部13の縁辺にはヒケ等が発生
することもない。
なお、上述した実施例以外に第11.12図で示す如く
装飾ストリップ材11の一部露出面を複数本平行させて
設けることができ、この場合に互いを分離する中間の樹
脂部13cは芯材10の長手方向に沿って複数個設ける
透孔12,12…を介して背面側13bと一体成形する
とよい。
装飾ストリップ材11の一部露出面を複数本平行させて
設けることができ、この場合に互いを分離する中間の樹
脂部13cは芯材10の長手方向に沿って複数個設ける
透孔12,12…を介して背面側13bと一体成形する
とよい。
発明の効果
以上の如く、本発明に係る複合装飾モールディングの製
造方法に依れば、普通鋼板の如く安価な材質の金属板材
で形成した芯材を用いても発錆がなくしかも装飾性に優
れたものに形成でき、また、樹脂部と芯材を確りと接合
させ得ると共に外表面に露出する装飾ストリップ材の周
縁に沿って被着する樹脂部も美麗に縁取って強固に接合
することを可能にするものである。
造方法に依れば、普通鋼板の如く安価な材質の金属板材
で形成した芯材を用いても発錆がなくしかも装飾性に優
れたものに形成でき、また、樹脂部と芯材を確りと接合
させ得ると共に外表面に露出する装飾ストリップ材の周
縁に沿って被着する樹脂部も美麗に縁取って強固に接合
することを可能にするものである。
第1図は本発明に係る複合装飾モールディングの製造方
法を適用する芯材の成形工程を示す説明図、第2図は同
工程で芯材に貼着する装飾ストリップ材の一部拡大側面
図、第3図は同工程で芯材を成形するのに用いられる金
属板材の断面図、第4図は同金属板材に装飾ストリップ
材を貼着した状態で示す断面図、第5図は所定形状に折
曲成形した芯材の断面図、第6図は接着剤を周縁にはみ
出させて装飾ストリップ材を貼着した状態で示す一部拡
大断面図、第7図は芯材を定置させた状態で示す金型の
説明図、第8図は同金型のコア型側を示す部分斜視図、
第9図は同金型に装備した磁石の拡大説明図、第10図
は装飾ストリップ材の周辺部分で示す樹脂部の説明図、
第11図は別の実施例に係る複合装飾モールディングの
外観斜視図、第12図は同モールディングの断面図、第
13図は同モールディングの部分拡大断面図、第14図
は複合装飾モールディングの一例を示す外観斜視図、第
15図は従来例に係る複合装飾モールディングの製造方
法を示す説明図である。 10、芯材、10′ ・金属板材、11:装飾ストリッ
プ材、11b:接着剤、11b′ :周縁にはみ出させ
た接着剤、12.12…・透孔、13(13a、13b
、13c) 樹脂部、25゜26.27・金型、28
.28…、磁石。 第11図 第13図 第12図 ■1尤“]
法を適用する芯材の成形工程を示す説明図、第2図は同
工程で芯材に貼着する装飾ストリップ材の一部拡大側面
図、第3図は同工程で芯材を成形するのに用いられる金
属板材の断面図、第4図は同金属板材に装飾ストリップ
材を貼着した状態で示す断面図、第5図は所定形状に折
曲成形した芯材の断面図、第6図は接着剤を周縁にはみ
出させて装飾ストリップ材を貼着した状態で示す一部拡
大断面図、第7図は芯材を定置させた状態で示す金型の
説明図、第8図は同金型のコア型側を示す部分斜視図、
第9図は同金型に装備した磁石の拡大説明図、第10図
は装飾ストリップ材の周辺部分で示す樹脂部の説明図、
第11図は別の実施例に係る複合装飾モールディングの
外観斜視図、第12図は同モールディングの断面図、第
13図は同モールディングの部分拡大断面図、第14図
は複合装飾モールディングの一例を示す外観斜視図、第
15図は従来例に係る複合装飾モールディングの製造方
法を示す説明図である。 10、芯材、10′ ・金属板材、11:装飾ストリッ
プ材、11b:接着剤、11b′ :周縁にはみ出させ
た接着剤、12.12…・透孔、13(13a、13b
、13c) 樹脂部、25゜26.27・金型、28
.28…、磁石。 第11図 第13図 第12図 ■1尤“]
Claims (3)
- (1)剛性を有する磁性金属板材(10′)で形成する
芯材(10)の外表面の一部に装飾ストリップ材(11
)を接着剤(11b)で貼着し、その芯材(10)の背
面側を型面から多少浮かせて磁石(28、28…)で吸
着保持することにより芯材(10)を射出成形金型(2
5、26、27)内に定置した後、この磁石(28、2
8…)の吸着個所を除く芯材(10)の全面並びに装飾
ストリップ材(11)の内面寄りを除く全周縁に合成樹
脂の射出で樹脂部(13)を被着成形するようにしたこ
とを特徴とする複合装飾モールディングの製造方法。 - (2)上記芯材(10)の適宜な板面位置に透孔(12
、12…)を設け、この透孔(12、12…)を介して
金型(25、26、27)内に定置した芯材(10)の
背面側に合成樹脂を流動するようにしたことを特徴とす
る請求項1記載の複合装飾モールディングの製造方法。 - (3)上記接着剤(11b′)を装飾ストリップ材(1
1)の周縁にはみ出させ、その接着剤(11b′)で装
飾ストリップ材(11)の全周縁に被着成形する樹脂部
(13)の縁辺を緊密に固着するようにしたことを特徴
とする請求項1記載の複合装飾モールディングの製造方
法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63018884A JPH01195009A (ja) | 1988-01-29 | 1988-01-29 | 複合装飾モールディングの製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63018884A JPH01195009A (ja) | 1988-01-29 | 1988-01-29 | 複合装飾モールディングの製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH01195009A true JPH01195009A (ja) | 1989-08-04 |
Family
ID=11983989
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP63018884A Pending JPH01195009A (ja) | 1988-01-29 | 1988-01-29 | 複合装飾モールディングの製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH01195009A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009279920A (ja) * | 2008-05-23 | 2009-12-03 | M & M Co Ltd | インサート物を内蔵する2重射出成形方法及び該2重射出成形方法により製作されたインサート物内蔵型電子製品ケース |
CN106080868A (zh) * | 2015-04-28 | 2016-11-09 | 本田技研工业株式会社 | 镶嵌成形部件以及镶嵌成形部件的制造方法 |
-
1988
- 1988-01-29 JP JP63018884A patent/JPH01195009A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009279920A (ja) * | 2008-05-23 | 2009-12-03 | M & M Co Ltd | インサート物を内蔵する2重射出成形方法及び該2重射出成形方法により製作されたインサート物内蔵型電子製品ケース |
CN106080868A (zh) * | 2015-04-28 | 2016-11-09 | 本田技研工业株式会社 | 镶嵌成形部件以及镶嵌成形部件的制造方法 |
JP2016210001A (ja) * | 2015-04-28 | 2016-12-15 | 本田技研工業株式会社 | インサート成形部品及びインサート成形部品の製造方法 |
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