JPH01194898A - 記録装置 - Google Patents

記録装置

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JPH01194898A
JPH01194898A JP1685588A JP1685588A JPH01194898A JP H01194898 A JPH01194898 A JP H01194898A JP 1685588 A JP1685588 A JP 1685588A JP 1685588 A JP1685588 A JP 1685588A JP H01194898 A JPH01194898 A JP H01194898A
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鳥沢 章
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正明 柿崎
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伊東 典晃
Shigeru Yoshimura
茂 吉村
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は記録装置に関し、特にステップモータを駆動源
として用いて少なくとも記録ヘッドの記録走査のための
移動を行なうシリアル型の記録装置に関するものである
[従来の技術] 従来のシリアル型の記録装置では、記23ヘッドを記録
走査のため搬送するキャリッジを駆動するキャリッジ駆
動モータとしてはハイブリッド型またはPM(永久磁石
)型のステップモータが多く用いられている。ステップ
モータの駆動制御は同モータの駆動パルス数と同パルス
の周波数を簡単に開ループ制御することにより行なわれ
ている。
またキャリッジ駆動モータとしてステップモータの他に
DCブラシモータが用いられる場合もある。
[発明が解決しようとする課題] しかしながらキャリッジ駆動モータとしてステップモー
タを用い間ループ制御で駆動する場合には、キャリッジ
の駆動走行時に特にハイブリッド型の場合にステップモ
ータのロータの振動に起因する「キーン」という耳障り
な騒音が発生する。またキャリッジの起動時、停止時お
よび反転時、すなわちステップモータの起動時、停止時
および反転時にはステップモータが振動しながら起動な
いし停止するため「ガタン」という大きな騒音が発生す
る。これらの騒音は特にバブルジェットプリンタ等のイ
ンクジェットプリンタのように騒音をあまり発生しない
プリンタでは問題となる。
一方DCブラシモータをキャリッジ駆動モータに用いた
場合は騒音の面では問題ないが、ブラシと整流子の接点
の寿命があり、信頼性に難点があり、特に十分な耐久性
を求められるコンピュータの出力機器等としては問題が
あった。またその難点のわりにはDCブラシモータのコ
ストは割高であった。
またその他のキャリッジ駆動モータとしてブラシレスモ
ータを用いることも考えられるが、ブラシレスモータで
は起動時の立ち上がり時間が長く、はぼ−行毎に起動、
停止、反動起動を繰り返すキャリッジ駆動モータとして
は適していなかった。すなわちブラシレスモータを用い
ると高速記録が行なえない。
本発明の課題は上述の欠点を解消し、低騒音で高速記録
が可能であり信頼性、耐久性に優れた記録装置を提供す
ることにある。
[課題を解決するための手段] 上述の課題を解決するために本発明によれば、ステップ
モータを駆動源として用いて少なくとも記録ヘッドの記
録走査のための移動を行なう記録装置において、前記ス
テップモータのロータの回転角位置を検出する検出手段
と、該検出手段の検出結果に応じて前記ステップモータ
の駆動を閉ループ制御する制御手段を設けた構成を採用
した。
[作 用] このような構成によれば、上記の検出手段の検出結果に
応じてステップモータの駆動を閉ループ制御すること、
例えばステップモータのコイルの励磁電流の切り換えタ
イミングを適当に制御することにより、ステップモータ
を無理なく滑らかに駆動でき、駆動中及び起動、停止時
の振動を抑え、騒音を小さくできる。
またステップモータは多極のため強いトルクが得られ、
応答速度も速く、これを用いることにより高速記録を行
なえる。
またステップモータにはDCブラシモータのような接点
の寿命による問題がない。
[実施例] 以下添付した図を参照して本発明の実施例の詳細を説明
する。
呈ユJJL± 第1図〜第4図は本発明の第1実施例によるシリアル型
のインクジェットプリンタの本発明に関わる部分の構造
と動作を説明するものである。
まず第1図は実施例のプリンタの要部として記録ヘッド
を搭載したキャリッジを駆動するキャリッジ駆動機構の
構造を示している。同図におい ・て符号2がキャリッ
ジであり、インクジェット方式の記録ヘッド4を塔載し
ており、プリンタにおいて記録用紙7の記録台となる不
図示のプラテンに平行に架設されたガイドシャフト5a
、5b上にその軸方向に摺動可能に支持されている。ま
たキャリッジ2にはベルト6が結合されており、このベ
ルト6はプーリ3a、3b間に張架され、プーリ3aは
キャリッジ駆動モータ1の出力回転軸に結合されている
そしてキャリッジ駆動モータ1によりプーリ3aが回転
駆動されることにより、ベルト6が走行し、それに連動
してキャリッジ2がガイドシャフト5a、5b上を記録
用紙7に沿って矢印FまたはR方向に摺動走行する、キ
ャリッジ2がFまたはR方向に1回移動する間に記録ヘ
ッド4が駆動されることにより、1行のドツト記録がな
され、1行の記録が終了すると記録用紙7が1行分図中
上方向に送られ改行がなされる。この繰り返しにより順
次1行づつの記録がなされていく。
なおこの記録動作の際にキャリッジ駆動モータ1に要求
される駆動条件の例を挙げると、記録密度を360ドツ
ト/インチとして記録速度に対応するキャリッジ駆動モ
ータ1の回転速度が高速モードで約800rpmであり
、低速モードで約400rpmである。高速モードでは
起動から定速走行(回転速度800rpm)に到達する
時間は約60m5ecであり、定速走行時間は約1秒で
あり、定速走行から停止するまでの時間は約60m5e
cである。
次に第2図は上記のような駆動条件で駆動される本実施
例のキャリッジ駆動モータ1の構造を説明する断面図で
ある。
第2図の構造においてまず10a、10bはキャリッジ
駆動モータ1の全体を支持するボディであり、上下に対
向してネジ11等で結合され互いに固定される。
ボディ10a、10bにはベアリング12a。
12bを介してモータ1の出力回転軸としてのロータ軸
13が回転可能に軸受けされており、ロータ軸13の中
央部には円柱形の永久磁石から成るロータ14が固着さ
れている。ロータ14はその外周においてN極、S極の
磁極が円周方向に等ピッチで交互に例えばこの場合24
極着磁されている。
次にロータ14の外側にはそれぞれコイル15a、15
bを巻装した2つのリング状のステータ16a、!6b
がそれぞれの中央の開口部にロータ14を遊嵌するよう
にして上下に重ねられてボディ10a、10b間に挟ま
れて固定されている。ロータ14の外周と対向するステ
ータ16a、t6bの内周には、ロータ14の上記の磁
極と同じピッチで磁極が設けられている。ステータ16
aのEfl極とステータ16bの磁オ石とは互いに磁極
のピッチの%だけ円周方向にずらして配置される。
このような構造のもとに例えば周知の2相励磁力式でコ
イル15a、15bの励磁電流を切り換えることにより
、ステータ16a、16bの各磁極とロータ14の各磁
極との間の磁力による吸引、反発によりロータ14がロ
ータ軸13とともに回転する。ロータ14の磁極数を上
述のようにN極、S極24極ずっとして48回の励磁電
流の切り換えによりロータ14が1回転する。
なおステータ16a、16bの磁極の位置を上述のよう
にずらしであることでステータ16a。
16bの励磁順序を逆にすることによりロータ14をそ
の円周方向のいずれの方向にも回転可能である。
ところで上述したキャリッジ駆動モータ1の基本的な構
造は従来のPM型スステップモータ同じであるが、この
PM型スステップモータしての基本的な構造に加えて本
実施例のキャリッジ駆動モータ1では低騒音と高速駆動
を実現するためにロータ14の回転角位置すなわちロー
タ14の各磁極の位置を検出するエンコーダを設けてい
る。
このエンコーダはロータ軸13に固着された検出用ディ
スク17と、その外周に臨んでボディ10b上に固定さ
れたMR素子(磁気抵抗効果素子)基板18とから構成
される。検出用ディスク17の外周はN極、S極の磁極
が等ピッチで交互にこの場合例えば144極着磁されて
いる。また図示していないがMR素子基板18の検出用
ディスク17に対向する面には2つのMR素子がディス
ク17の円周方向に僅かにずれた位置にI遺り合って設
けられている。
そしてロータ14の回転に伴ってディスク17が回転し
、ディスク17のGfJ極がMR素子基板18上の2つ
のMR素子の前を通過するごとに画素子を介して互いに
90°位相の異なるパルス信号がエンコーダの出力とし
て出力されるようになっている。上述のように検出用デ
ィスク17の磁極数を144としてロータ14の1回転
についてのエンコーダの出力パルス数は288パルスと
なる。なお2つのMR素子を介して90°位相の異なる
パルスを出力するのはロータ14の回転方向も検出する
ためである。
本実施例ではこのようなエンコーダの検出出力に応じて
キャリッジ駆動モータ1の駆動を閉ループ制御するもの
とし、具体的にはキャリッジ駆動モータ1のコイル15
a、15bの励磁電流の切り換えタイミングの制御と回
転速度の制御を行なう。
次に第3図はキャリッジ駆動モータ1の閉ルーブ制御を
行なうモータ駆動制御系の構成を説明するものである。
第3図において符号20はプリンタ全体の制御を行なう
MPU (マイクロプロセッサユニット)20であり、
ROM (リードオンリメモリ)21に格納された制御
プログラムに従い、RAM (ランダムアクセスメモリ
)22をデータ処理に用いてプリンタの図示していない
他の各機構の駆動源の駆動制御を行なうとともに、上述
したキャリッジ2を駆動するキャリッジ駆動モータ1の
駆動制御を行なう。そのためにMPU20は図示してい
ないハードウェアまたはソフトウェアにより構成したカ
ウンタな用いて上述した検出用ディスク17とMR素子
基板18から構成されるエンコーダ25の出力パルスを
カウントすることによってキャリッジ2の位置を検知す
るようになっている。
そしてMPU20はモータ速度制御回路23を介しキャ
リッジ駆動モータ1の回転速度を先述した高速モードま
たは低速モードの速度に制御するとともに、キャリッジ
駆動モータ1のコイル15a、15bの励磁電流の切り
換えを行なってキャリッジ駆動モータ1を駆動する電流
切換回路24を介してキャリッジ駆動モータ1の起動、
停止および回転方向、すなわちキャリッジ2の起動、停
止、心動方向を制御する。
モータ速度制御回路23はエンコーダ25の検出出力に
応じてキャリッジ駆動モータ1の回転速度を閉ループ制
御するものであり、具体的にはエンコーダ25の出力パ
ルスの間隔時間を基準の時間と比較し、その比較結果に
応じてその時間差を小さくし無くすようにキャリッジ駆
動モータ1の励1111電流の大きさないし電圧の大き
さを加減するものである。このような機能を果たす回路
は既に知られており、ここではその詳細の説明は省略す
る。
このようなモータ速度制御回路23に対してMPU20
はキャリッジ駆動モータ1の回転速度を指示し、それに
応じてモータ速度制御回路23内において指示された速
度に対応した比較用の基準時間が選択され、それを用い
てパルス間隔との比較が行なわれ、キャリッジ駆動モー
タ1の回転速度が例えば所定の高速モードか又は所定の
低速モードに制御される。
一方電流切り換え回路24はMPU20から人力される
起動信号に応じて上述した励磁電流の切り換え動作を開
始してキャリッジ駆動モータ1を起動させ、MPU20
から人力される停止信号に応じてキャリッジ駆動モータ
1を停止させる。
キャリッジ駆動モータ1の停止方法としては、この場合
同モータ1のコイルの両端をショートさせる。これによ
りキャリッジ駆動モータ1は発電機と同様となり、キャ
リッジ2から与えられる運動エネルギーが発電の電気エ
ネルギー、更には熱エネルギーに変換されて速やかに吸
収されるため、キャリッジ駆動モータ1は滑らかに速や
かに停止する。この方法によってキャリッジ駆動モータ
1の停止時即ちキャリッジ2の停止時に発生する騒音を
効果的に小さく抑えることができる。
更に電流切り換え回路24は上記のように単にキャリッ
ジ駆動モータ1の駆動と停止を行なうだけではなく、本
発明に関わる点としてエンコーダ25の検出出力に応じ
てキャリッジ駆動モータのコイルの励磁電流の切り換え
タイミングを閉ループ制御する。このために電流切り換
え回路24は不図示のカウンタを有しており、同カウン
タによりエンコーダ25の出力パルスをカウントし、そ
のカウント値が所定値に一致するとその時点で励磁電流
の切り換えを行なうようになっている。先述のようにこ
こではキャリッジ駆動モータ1の電流切り換え回数は2
相励磁力式でロータ14の1回転につき一例として48
回とし、エンコーダ25の出力パルス数は1回転につき
288パルスとした。1パルス出力されるごとにローラ
14は等角度づつ回転しているのであるから、パルスを
6つ(288÷48)カウントするごとに励磁電流の切
り換えを行なうものとすれば、つねに等角度づつ回転し
た所定のタイミングでロータ14の磁極とステータ16
a、16bの磁極の位置関係が同じ所定の関係になった
タイミングで励磁電流の切り換えが行なわれることにな
る。そこでここではパルスを6つカウントするごとに励
磁電流の切り換えを行なうものとする。但しその前に励
磁電流の切り換えのそれぞれがキャリッジ駆動モータ1
を滑らかに良好に駆動する上で適当な好ましいロータ1
4とステータ16a、16bの磁極の位置関係のタイミ
ングにおいて行なわれるように、プリンタの電源が投入
された時に、カウンタの値をOとしてロータ14の位置
を励磁電流の切り換えを行なう位置として好ましい位置
に合せる初期化をMPU20の制御により行なう。
ここでは例えば励磁電流の切り換えはロータ14の各磁
極の中心(着磁の最も強い所)とステータ16a、16
bの一方の磁極の中心が一致した、即ち駆動トルクがO
の時に行なうのが好ましいものとして上記の初期化は例
えば次のように行なう。
即ちまずコイル15a、15bのうちの一方に同方向へ
所定時間以上電流を流す。次にこの通電によるコイルの
励磁によってロータ14が僅かに回転し、ロータ14の
各磁極の中心が通電したコイルのステータの各磁極の中
心に正対し、ロータ14が静止したときにカウンタの値
を0に設定し、励磁電流を遮断する。
このような初期化により励磁電流の切り換えタイミング
のカウント値とロータ14の磁極の位置の関係に正しい
対応関係がとられる。即ち上記パルスを6つカウントす
る時点と磁極の中心同士が一致するトルクが0の時点の
一致がとられる。この対応関係は初期化以後プリンタの
電源がオフにならない限り保持される。
なおエンコーダ25の検出用デイ−スフ17の磁極とロ
ータ14の磁極の位置の機械的なずれはここでは大した
問題にはならない。即ちここではロータ14の磁極が2
4極であるのに対して検出用ディスク17の磁極は14
4極であり、エンコーダの出力パルスは1回転につき2
88パルスである。ロータ14の磁極の1極当りの出力
パルス数は12パルスである。上述した位置ずれによる
パルスのずれの範囲はパルス間隔の半分として誤差の範
囲は±4.2%に±1 / 24 X100%)であり
、これに応じた励磁電流の切り換えタイミングのずれは
無視できる大きさである。従ってロータ14とディスク
17の相対位置の調整は不要であり、無調整でロータ1
4の磁極検出、即ち、ロータ14の回転角位置検出を行
なうことができる。
次に第4図を参照して記録時におけるMPU20による
キャリッジ駆動モータ1の制御動作を説明する。なおこ
こではMPU20による他の機構の制御動作の説明は省
略する。また第4図はMPU20によるキャリッジ駆動
モータ1の駆動制御の処理手順を示し、これに対応した
制御プログラムがROM21に格納されるものとする。
プリンタの電源が投入されると、MPU20はまず第4
図のステップS1において、上述したロータ14の位置
と電流切り換え回路24のカウンタのカウント値との正
しい対応を取るための初期化動作を行なう。
次にステップS2においてキャリッジ2が第1図中左端
のホームポジションにあるか否かを確認し、ない時はス
テップS3でキャリッジ駆動モータ1を駆動し、キャリ
ッジ2をホームポジションまで8勤させる。なおキャリ
ッジ2がホームポジションにあるか否かの位置検出は例
えば発光ダイオードとフォトトランジスタからなる光学
センサ等により行なう。
次にMPU20はステップS4において不図示のホスト
シムテムに指示される記録モードに従ってモータ1の回
転速度、回転方向を決定し、1行の印字数からキャリッ
ジ駆動モータ1の駆動パルス数を決定する。
モしてモータ速度制御回路23にモータ回転速度を指示
する信号を出力するとともに、ステップS5でキャリッ
ジ駆動モータ1を電流切り換え回路24の駆動により起
動させる。即ちキャリッジ2をスタートさせる。またキ
ャリッジ駆動モータ1の起動と同時にMPU20はエン
コーダ25の出力パルスのカウントを開始する。
次にMPU20はステップS6においてエンコーダ25
の出力パルスのカウントの値によりキャリッジ2が印字
開始位置に到達したか否かを調べ、到達したらステップ
S7において記録へラド4を駆動して印字を開始させる
次にステップS8においてエンコーダ25の出力パルス
のカウントの値によりキャリッジ2が1行の印字の終了
位置に到達したか否かを調べ、到達したらステップS9
において記録ヘッド4の印字動作を停止させて1行の印
字を終了させる。そしてステップS10において電流切
り換え回路24に停止信号を出力し、電流切り換え回路
24はこの信号に応じて前述のようにキャリッジ駆動モ
ータ1のコイルの両端をショートさせて、キャリッジ駆
動モータ1を停止させる。
次にMPLI20はステップSllにおいて印字データ
の残量の有無により全印字が終了したか否かを調べる。
そして全印字が終了していたらステップS13に移行し
、キャリッジ駆動モータ1の駆動によりキャリッジ2を
ホームポジションに移動させて処理を終了する。
また全印字が終了していなくて次の行の印字データがあ
ればステップS12に移行し、キャリッジ駆動モータ1
の駆動によりキャリッジ2を次の行の印字開始位置まで
移動させ、ステップS7に戻り、以下の処理を繰り返す
なお往復印字を行なう場合は上述した次の行の印字開始
位置は次の行の印字幅の右端の位置とする。またキャリ
ッジ駆動モータ1を逆転させてキャリッジ2を逆方向(
第1図中R方向)に8動させる場合はエンコーダ25の
出力パルスを減算してカウントし、キャリッジ2の位置
を検知するのは勿論である。
以上のような本実施例によれば上述のようにエンコーダ
25の出力に応じてキャリッジ駆動モータ1の励磁電流
の切り換えタイミング及び同モータの回転速度を閉ルー
プ制御することにより、常に最適なタイミングで励磁電
流の切り換えが行なわれるとともに、加速が順次滑らか
に行なわれ、キャリッジ駆動モータ1が滑らかに良好に
運転される。従ってキャリッジ駆動モータ1の振動が少
なく、その駆動中の騒音を小さく抑えることができる。
またキャリッジ駆動モータ1の停止時も上述した停止方
法によってキャリッジ駆動モータ1が滑らかに速やかに
停止し、その際の騒音も小さく抑えることができる。
また本実施例のキャリッジ駆動モータは多極のステッピ
ングモータであるので大きなトルクが得られる。即ちモ
ータのトルクの最大値Tはそのコイルの起磁力をNI(
アンペアターン)、ロータから発生する磁束とコイルが
鎖交する磁束をΦ(ウェーバ−)、ロータの磁極対をp
、比例定数をkとすると、T=kpΦNlにュートン・
メートル)で表せるように、ステップモータのように多
くの磁極を有するモータは大きなトルクを発生する。こ
のように大きなトルクが得られ、応答速度も速く、これ
を用いて高速記録を行なうことかできる。
このように本実施例によればPM型ステッピングモータ
を無調整でDCブラシレスモータ化してキャリッジ駆動
モータとして用いることにより低騒音の高速シリアルプ
リンタを実現できる。またステッピングモータの場合に
はDCブラシモータの場合のような接点の寿命による信
頼性の問題がない。
なお上述の説明ではキャリッジ駆動モータ1の励磁電流
の切り換えタイミングを上述したトルクが0になる時点
に制御するものとしたが、これに限らず、例えばトルク
がOとなる時点の僅かに手前の時点でも良い。また切り
換えのタイミングを常に所定のタイミングに制御するの
ではなく、加速時、低速走行時、および減速時等の状況
の違いによって異なるタイミングに制御することも考え
られる。それにはMPU20の制御により、電流切換回
路24が励磁電流を切り換えるカウンタのカウントを上
記の状況の違いによりずらせば良い。
また上述のようにエンコーダ25の出力パルスのカウン
ト値より励磁電流の切り換えタイミングを制御する制御
方法によれば52相励磁方式のいわゆる180゛通電と
一相励磁方式のいわゆる90°通電の切り換え等もMP
U20のソフトウェアにより簡単に行なうことができる
呈m囮 ところで上述した第1実施例ではキャリッジ駆動モータ
1をPM型スステップモータして構成するものとしたが
、第5図に本発明の第2実施例として示すようにハイブ
リッド型のステップモータとして構成しても良い。この
場合も同様にロータ軸13に検出用ディスク17を取り
付は同ディスク17に対向するようにMR素子基板18
を設けて先述したエンコーダ25を構成し、そしてその
検出出力に応じて先述と同様にモータの励磁電流の切り
換えタイミングと回転速度を閉ループ制御するものとす
る。
但しハイブリッド型の場合はロータ14の磁極数が多く
、一回転の励6n電流の切り換え回数も多くなる。例え
ばロータ14の磁極の歯の数を100枚として2相励磁
方式で一回転の電流切り換え回数は200回となる。こ
の場合エンコーダ25は例えばロータ14の一回転に付
き800パルスの信号を出力するように構成し、電流切
換回路24はパルスを4つカウントする毎に励磁電流の
切り換えを行なうようにする。
このようにしてハイブリッド型のステップモータを閉ル
ープ制御してキャリッジ駆動モータ1として用いること
により、上述した第1実施例の場合と同様の作用効果が
得られる上に、ハイブリッド型であることにより第1実
施例の場合より更に高出力が得られる。
第3実施例 次に第6図および第7図(A)〜(C)は本発明の第3
実旅例に用いられるキャリッジ駆動モータの構造を説明
するものである。
本実施例では第6図に示すように第1実施例の場合と同
様にキャリッジ駆動モータ1としてのPM型スステップ
モータ検出用ディスク17とMR素子基板18を設けて
前述のエンコーダ25を構成する他に、更に別に第7図
(A)〜(C)に符号28a、26bで示すホール素子
を設けるものとする。そしてロータ14の回転角位置、
磁極の位置を上記エンコーダで第1実施例の場合と同様
に検出するとともに、ホール素子26a。
26bを介しても検出し、エンコーダの出力に応じてキ
ャリッジ駆動モータ1の起動、停止および速度の制御を
行ない、ホール素子26a、26bの出力によりw3磁
電流の切り換えタイミングの制御を行なうものとする。
ホール素子26a、26bの取り付は構造を説明すると
、まず画素子はホール素子基板27a。
27bのそれぞれの上に設けられている。そしてホール
素子基板27a、27bはそれぞれ中央にロータ14を
遊嵌するための開口部29a。
29bを有した円環板状のホール素子位置決め部材28
a、28bのそれぞれに固定される。
両位置決め部材28a、28bにはホール素子26a、
26bをよけるための扇形の切欠部30a、30bが形
成されている。そして両位置決め部材28a、28bは
それぞれ相手に取り付けられたホール素子26a、26
bがそれぞれの切欠部30a、30bに納まるようにし
て重ねて第7図(B)に示すように結合される。そして
両位置決め部材28a、28bはホール素子基板27a
、27bがそれぞれの切欠部30a。
30bの側縁に当らない範囲内で互いに対して円周方向
に摺動可能に結合される。
そしてホール素子位置決め部材28a、28bの組み立
て体は開口部29a、29bにロータ14を遊嵌するよ
うにして第6図のステータ16a、16bに対し円周方
向に位置調整が可能なようにその下方に取り付けられる
このような構造によればホール素子位置決め部材28a
、28bがステータ16a、16bに対して位置調整で
きるので、ステータ16a。
16bの磁極に対するホール素子26 a、  26 
bの出力信号の位相を微妙に調整することができる。ま
た同時にホール素子位置決め部材28a。
28bが互いに対して摺動可能であるため、ホール素子
26a、26bの間の相対位置の調整も行なえ、これに
より両ホール素子28a、26bの出力信号の位相差も
調整することができる。そしてこのような調整により、
励磁電流の切り換えタイミングの磁極位置の検出を高精
度に正確に行なえる。
なお以上のような構造の他にプリンタの他の機構の駆動
源にステップモータを用いる場合にも同様な構造により
励磁電流の切り換えタイミングや回転速度等を閉ループ
制御することにより、同様に低騒音化と動作の高速化が
図れる。
[発明の効果] 以上の説明から明らかなように、本発明によれば、ステ
ップモータを駆動源として用いて少なくとも記録ヘッド
の記録走査のための移動を行なう記録装置において、前
記ステップモータのロータの回転角位置を検出する検出
手段と、該検出手段の検出結果に応じて前記ステップモ
ータの駆動を閉ループ制御する制御手段を設けた構成を
採用したので、ステップモータを滑らかに良好に駆動で
鎗、低騒音で高速記録が可能でしかも耐久性の高い優れ
た記録装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の第1実施例によるプリンタの要部とし
てキャリッジ駆動機構の構造を示す斜視図、第2図は第
1図中のキャリッジ駆動モータのMPUによるキャリッ
ジ駆動モータの制御手順を示す流れ図、第5図は本発明
の第2実施例に用いられるハイブリッド型ステップモー
タとしてのキャリッジ駆動モータの構造を示す断面図、
第6図は本発明の第3実施例に用いられるキャリッジ駆
動モータの構造を示す一部破断斜視図、第7図(A)は
第6図のモータにホール素子を付設するためのホール素
子位置決め部材の構造を示す下面図、第7図(B)は同
部材の側面図、第7図(C)は同部材の上面図である。 1・・・キャリッジ駆動モータ 2・・・キャリッジ    3a、3b・・・プーリ4
・・・記録ヘッド 5a、5b・・・ガイドジャワト ロ・・・ベルト      7・・・記録用紙14・・
・ロータ 15.15a、15b−=コイル 16.16a、16b−ステータ 17・・・検出用ディスク 18・・・MR素子基板2
0 ・・・MPU 23・・・モータ速度制御回路 24・・・電流切換回路  25・・・エンコーダ26
a、26b・・・ホール素子 モ・ダ9動斧jつり先の7・0.79田第3図 モ、り制り11年il1軒汽東口 工肥40

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1)ステップモータを駆動源として用いて少なくとも記
    録ヘッドの記録走査のための移動を行なう記録装置にお
    いて、前記ステップモータのロータの回転角位置を検出
    する検出手段と、該検出手段の検出結果に応じて前記ス
    テップモータの駆動を閉ループ制御する制御手段を設け
    たことを特徴とする記録装置。 2)前記検出手段は前記ロータの所定角度の回転に対し
    て1つのパルス信号を発生し、前記制御手段は前記パル
    ス信号をカウントしたカウント値に応じて少なくとも前
    記ステップモータのコイルの励磁電流の切り換えタイミ
    ングの閉ループ制御を行なうことを特徴とする特許請求
    の範囲第1項に記載の記録装置。
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