JPH01192778A - 陶磁器用の耐彫刻性絵の具及びそれを用いた陶磁器の成形方法 - Google Patents

陶磁器用の耐彫刻性絵の具及びそれを用いた陶磁器の成形方法

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JPH01192778A
JPH01192778A JP63018406A JP1840688A JPH01192778A JP H01192778 A JPH01192778 A JP H01192778A JP 63018406 A JP63018406 A JP 63018406A JP 1840688 A JP1840688 A JP 1840688A JP H01192778 A JPH01192778 A JP H01192778A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 【産業上の利用分野】
本発明は5食器、置物、タイル等の陶磁器に用いる絵の
具及びその絵の具を用いた陶磁器の成形方法に関するも
のである。
【従来の技術】
従来の陶磁器のブラスト彫刻は、陶磁器の素地に硬質ウ
レタン性の遮断マスクを当ててサンドブラストを施し、
該マスクに透設された模様や文字等を突状に浮び上らせ
或いは凹状に欠設させて立体成形していたことは周知で
ある。 そして、プラストされて立体的となった模様部を絵の具
で絵付けし、素地に施釉し焼成して陶磁器品を得るので
ある。
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、プラストされて立体的となった模様部も
絵の具で絵付けする必要があり面倒であると共に、緻密
な模様の場合は手間がかかるため量産に適しない問題点
があった。 そこで本発明は、遮断マスクを不要として直接ブラスト
できて任意に着色された立体模様を現出できる耐彫刻性
絵の具を提供すると共に、これを用いてブラスト後の絵
付けの工程を省略できると共に大量生産できる陶磁器の
成形方法を提供するものである。
【!!I1題を解決するための手段】 このため本発明の耐彫刻性絵の具は1着色としての顔料
と、絵の具ベースとしてのシリコンゴムとを主成分とし
、これにシリコン油と、揮発液にシリコンを溶かしたシ
リコン含有揮発液と、シリコン系接着剤とを混合して構
成したものである。 また、その夫々の混合量は、顔料を30〜70重量%、
シリコンゴムを20〜35重量%、シリコン油を10〜
20重量%、シリコン含有揮発液を5〜15重1%、シ
リコン系接着剤を2〜5重量%含有させた範囲が適して
おり、さらには顔料を45〜55重量%、シリコンゴム
を25〜30重量%、シリコン油を13〜17重量%、
シリコン含有揮発液を9〜13重量%、シリコン系接着
剤を2〜3重量%含有させた範囲が最適である。 (1)ここでシリコンゴムは、流動状のもので転写用の
ゴムとして用いられている。 (2)また、シリコン油は、プラスチックやゴム製品の
離型剤として用いられているペースト状のもので、陶磁
器の発水剤としても使用されている。 (3)シリコン含有揮発液は、揮発液にシリコンを溶か
したものであればよく、揮発した後にシリコンが残って
生素地への油の浸出を止めるものであればよい、現在電
気絶縁用等として用いられている工業用ガソリン溶液或
いはアルコール溶液にシリコンがlθ〜20%程度混合
されているものが妥当である。 (4)さらに、シリコン系接着剤は酢酸臭を有する強力
なゴム性を持つもので、空気に触れると硬化し無臭にな
るものであるが、シリコンゴムを固形化すると共に絵の
具を生素地に強く接着できるものならよい。 (5)なお、釉薬を焼結させた後、微粉砕して成る釉薬
粒を顔料として用いてもよい、これは生素地に施す釉薬
と、絵の具による模様や文字等(以下、単に模様部とい
う)とを同一色にする場合に用いられて、落ち着いた色
の陶磁器製品とする場合に使用されるのである。また、
基礎釉を顔料として用いれば絵の具の模様部を透明にで
きるのである。 さらに、その耐彫刻性絵の具を用いた陶磁器の成形方法
では、陶磁器の乾燥させた成型生素地に印刷或いは転写
等して絵の具による模様部を施し、このまま成型生素地
に水を含んだ空気を照射し、絵の具部のない成型生素地
部の表面層部を削って絵の具部を突状に成し、ついで成
型生素地に施釉して焼成する構成としている。
【作 用】
耐彫刻性絵の具による模様部は、シリコンゴムと顔料で
ベースが形成されるもので、シリコン系接着剤によって
顔料を含んだシリコンゴムが生素地に強く接着させられ
ると共に混合物相互の接着も果たしている。また、これ
により絵の具を硬質強度なものにしている。さらにシリ
コン油の含有により絵の具に油性を付与して、釉薬(殆
どが水釉)をはじく作用を果たすのである。また、シリ
コン含有揮発液は、その揮発後に膜状となってシリコン
が残るため、シリコン油の浸出を防止すると共にシリコ
ンゴムの固形化を助ける作用がある即ち、絵の具にシリ
コンゴムのゴム性と、シリコン油による発水性と、シリ
コン系接着剤による強い接着性が付与されて、しかもシ
リコン含有揮発液による油溶用が防止される強度のある
絵の具模様部が形成されるのである。 (イ)このため、シリコンゴムの混合量は、20重量%
以下では強度が弱くなり、35重量%以上でシリコン油
やシリコン含有揮発液の混合量が少なくなって充水効果
や油溶出止め効果が不良となるのである。 (a)シリコン油は、それが10重量%以下では充水効
果が不良となり、201量%以上では絵の具の強度が弱
くなるのである。 (ハ)シリコン含有揮発液は、それが5重量%以下では
油溶出止め効果が不良となり、15重量%以上では絵の
具の強度が弱くなるのである。 (=)シリコン系接着剤は、それが2重量%以下では接
着性が弱くなって生素地から剥離し易くなり、5重量%
以上ではバインダーとしての結束力が強くなりすぎて絵
の具として不向きである。 (ネ)また、顔料は少なすぎると色落ちし易く、多すぎ
ると他の添加物の混合量が少なくなって支障が生じるの
である。 一方、その耐彫刻性絵の具を用いた陶磁器の成形方法で
は、陶磁器の乾燥させた成型生素地に印刷或いは転写等
して絵の具による模様部を施すが、印刷による場合は絵
の具の濃度を調整するため灯油を混合して行なうとよい
、そして、このまま成型生素地に水を含んだ空気を照射
することによりし、絵の具部のない成型生素地部の表面
層部が削られて凹状となるため絵の具部が突状に浮き彫
り状態となる。なお、模様部は、強度硬質のため水を含
んだ空気の照射で削られることはなく、絵の具部自体が
遮断マスクの作用をするのである・また、弱い乾燥生素
地が彫られるため5〜10秒の短時間で模様部の彫刻が
できるのである。この点、従来の絵の具を使用した場合
はその模様部も削られるため使用できないのである。 そして成型生素地に施釉して焼成するが、絵の具が発水
性に優れているため釉薬をはじくのである。このため模
様部は無施釉で焼成されることになる。 なお、得ようとしよう模様以外に絵の具に施せば、その
模様部が凹状となるのである。
【実施例】
以下、本発明の詳細な説明すると、本例の陶磁器用の耐
彫刻性絵の具は、顔料を49重量%、シリコンゴムを2
4重量%、シリコン油を15重量%、シリコン含有揮発
液を10i量%、シリコン系接着剤を2重量%混合して
練り上げたものである。なお、シリコンゴムは、信越化
学工業株式会社製品KE−116、シリコン油は同社製
品KS−61、シリコン含有揮発液は同社製品KC−8
8、シリコン系接着剤は同社製品KE−41Wを使用し
ている。 これを第1図及び第2図のような湯のみの文字や模様2
として成形する場合は、まず絵の具Sを灯油で薄め濃度
調整してシルクスクリーン印刷で乾燥した成型生素地l
に模様2を印刷する。絵の具Sの乾燥により第3図のよ
うに、シリコン含有揮発液の揮発でシリコンによる膜片
Saが連続して生素地1との接着面及び模様2の外周に
膜状となって残存するのである。また夫々の混合物は接
着剤によって相互に結着し、生素地1にも強力に接着す
るのである。 ついで、絵の具Sの乾燥後、このままの状態で第4図の
ように成型生素地1に木を含んだ空気を照射させる。な
お、噴射ノズルEは第5図のように中央の空気管3の周
囲に水管4を配し、空気管3をコンプレッサに連結した
ものである。これにより、第6図のように絵の具部のな
い模様2以外の成型生素地部1aの表面層部が削られて
凹状となるため模様2が浮き彫り状態となる。この際、
模様2は、絵の具自体の強度及び強い接着性のため、且
つシリコンの膜片Saの被膜ため水を含んだ空気の照射
でも削られることはない0本例によると、弱い乾燥生素
地が彫られるため7秒程度の短時間で模様2の彫刻がで
きたのである。 そして成型生素地lに施釉5して焼成するが。 絵の具Sが発水性に優れているため模様2の部位が釉薬
をはじくのである。このため模様2の部位は無施釉で焼
成されることになる(第7図及び第8図参照)。 このように本例絵の具Sを用いると、水と空気の照射に
よっても削られない模様2が形成でき、シリコンの膜片
Saによって油分が生業#11や模様2の表面ににじみ
出ることがないのである。 なお、釉薬粒を顔料として用いた実験でも同様の効果が
あったもので、特に生素地に施す釉薬と、絵の具による
模様とを同一色にできて、趣のある立体模様の陶磁器製
品が成形できたのである。 本例は前記のように構成したが本発明においてはこれに
限定されない6例えば、シリコンゴム、シリコン油、シ
リコン含有揮発液、シリコン系接着剤の組成は問わず、
本発明の作用を果たすものならよい。 また、陶磁器の成形方法では該絵の具による模様部の生
素地への現出手段も限定されず、空気と水による混合噴
射の手段も適宜である。
【発明の効果】
したがって本発明によると、強度があって水と空気の照
射にも耐え得るため耐彫刻性絵の具として優れた画期的
な効果がある。 また、その絵の具を用いた模様を有する陶磁器の成形方
法によると、従来のような遮断マスクが不要であると共
に模様部の絵付は工程を不要として、そのまま施釉焼成
するだけでよいため緻密な模様でも迅速且つ大量に成形
できる効果が大きい
【図面の簡単な説明】
第1図及び第2図は本発明絵の具を用いた湯のみの正面
図。 第3図はその絵の具を生素地に印刷した状態の拡大断面
図。 N44図はその絵の具による模様を施した生素地に水と
空気を照射している説明図。 第5図は水と空気の照射イズルの断面図、第6図は水と
空気の照射により生素地が削られた状態の拡大断面図。 第7図は生素地に施釉し焼成した拡大断面図。 第8図は第7図におけるA部拡大図である。 l:成型生素地、la:模様のない生素地部。 2:模様、5:釉薬、S:耐彫刻性絵の具。 Sa:シリコンの膜片、E:噴射ノズル。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)着色としての顔料と、絵の具ベースとしてのシリ
    コンゴムとを主成分とし、これにシリコン油と、揮発液
    にシリコンを溶かしたシリコン含有揮発液と、シリコン
    系接着剤とを混合して成る陶磁器用の耐彫刻性絵の具。
  2. (2)釉薬或いは基礎釉を顔料として用いる請求項第1
    項記載の陶磁器用絵の具。
  3. (3)顔料を30〜70重量%、シリコンゴムを20〜
    35重量%、シリコン油を10〜20重量%、シリコン
    含有揮発液を5〜15重量%、シリコン系接着剤を2〜
    5重量%含有させた請求項第1項または第2項記載の陶
    磁器用絵の具。
  4. (4)請求項第1項記載の陶磁器用絵の具で模様や文字
    等を、陶磁器の乾燥させた成型生素地に印刷或いは転写
    等して施し、このまま成型生素地に水を含んだ空気を照
    射し、絵の具部のない成型生素地部の表面層部を削って
    絵の具部を突状に成し、ついで成型生素地に施釉して焼
    成することを特徴とする陶磁器の成形方法。
JP63018406A 1988-01-27 1988-01-27 陶磁器用の耐彫刻性絵の具及びそれを用いた陶磁器の成形方法 Granted JPH01192778A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO1994008917A1 (en) * 1992-10-15 1994-04-28 Paul Neil Macmullen Treating earthenware bodies
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