JP4421861B2 - 無機質化粧板及びその製造方法 - Google Patents

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Description

本発明は、石柄調、陶磁器タイル柄調、レンガ柄調等のエンボス凹凸模様を表面に有する無機質化粧板、特に、外壁材として好適であり、エンボス凹凸模様の凹部と凸部とが異なった色調や質感に形成されて装飾性や耐久性に優れた無機質化粧板、及びこの無機質化粧板を生産性良く製造することができる製造方法に関するものである。
従来から、無機質板の表面に石柄調、陶磁器タイル柄調、レンガ柄調等の凹凸模様を施し、この表面に着色塗装、着色斑点塗装、模様印刷等を施して形成した無機質化粧板はよく知られている。
また、この種の化粧板において、タイル柄等の化粧面と目地状凹部とを塗装によって塗り分けることにより、タイル貼り外観を表現するようにした化粧板も知られている(例えば特許文献1参照)。
一方、塗装や印刷以外に、装飾用粉粒状物を用いて凹部と凸部とを区分する方法として、例えば特許文献2や特許文献3に記載されているような方法が知られている。
実願昭58―138556号のマイクロフィルム 特開平5―194059号公報 特開平6―155424号公報
しかしながら、上記特許文献1に示される従来の化粧板は、着色塗装や模様印刷によって装飾を施すものであるため、石材や陶磁器タイル、或いはレンガ等のもつ自然感、質感を現出させるには限界があった。また、目地状凹部は、化粧面と塗り分けをしない場合、全体が同色となって不自然になり、塗り分けをした場合でも、目地状凹部の均一な塗装感が目立って不自然となり、化粧板全体の自然感や質感を低下させるものとなり、しかもマスキング塗装等手間のかかる塗装を行わなければならないため、生産性が非常に悪いという欠点があった。
また、塗装や印刷の場合、使用により、基材と塗膜との密着性が低下して塗膜に亀裂、剥離等の損傷を生じたり変退色したりすることがあり、耐候性も十分とは言えなかった。
これに対し、特許文献2又は特許文献3に示されるように、装飾用粉粒状物を用いる方法では、自然感や質感等の装飾性の向上や耐候性の向上を図ることはできる。
しかし、特許文献2に示される前者の方法では、無機質板状体の表面に均一に着色砂を散布した後に養生硬化し、しかる後、凹部模様を切削により形成するものであるため、切削に手間を要するとともに、凹部には着色砂の固着のない基板色が露呈した無機質化粧板しか得られないこととなる。
一方、上記特許文献3に示される後者の方法は、型板に粒状体を散布し、その上から無機質材料を散布してマットとし、このマットを加圧圧締するものであるが、この場合には、無機質板の化粧面を下向きにして成形するので、表面に塗装仕上げを行う場合に上下を反転しなければならず、また、型板表面が上向きであるので、散布された粒状体が凹凸型板の凹部に溜まり易く、このため、上記前者と同様に無機質板の凹部には粉粒体の付着が殆どない無機質化粧板しか得ることができなかった。
本発明は斯かる従来の問題に鑑みなされたもので、その目的は、装飾用粉粒状物によって、化粧面凸部だけでなく、目地状凹部等の凹部も装飾されて、化粧面凸部と目地状凹部とが色調的にも質感的にも区分された、自然な装飾外観を有する無機質化粧板とその生産性の良い製造方法とを提供しようとすることにある。
上記の目的を達成するために、請求項1の発明では、無機質化粧板として、無機質板の表面に、凹模様部と凸模様部とからなる凹凸模様が形成されてなるとともに、この凹凸模様の凹模様部には、凸模様部とは異なる色調の凹模様部装飾用粉粒状物が固着していることを特徴とする。
上記の構成によると、無機質化粧板における凹凸模様の凹模様部には、凸模様部とは異なる色調の装飾用粉粒状物が固着しているので、化粧面凸模様部と目地状凹部等の凹模様部とが色調的・質感的に区分された自然感に優れた装飾外観を現出させることができる。
請求項2の発明では、請求項1の無機質化粧板において、凹凸模様が形成された無機質板の表面層が着色されてなるとともに、凸模様部には、無機質板の着色表面層が部分的に露出するように凸模様部装飾用粉粒状物が固着していることを特徴とする。
このように、無機質化粧板において凹凸模様が形成された無機質板の表面層が着色され、凸模様部には、無機質板の着色表面層が部分的に露出するように凸模様部装飾用粉粒状物が固着しているので、凹模様部及び凸模様部の装飾用粉粒状物と、凸模様部に露出する無機質板の着色表面層とが相俟って自然感、質感に一層優れた装飾外観を現出させることができる。
そして、無機質化粧板は、表面が着色表面層や装飾用粉粒状物によって装飾されているので、着色塗装や模様印刷によって装飾されている場合に較べて、基材と塗膜との密着性の低下に伴う着色層の剥離や変退色の心配がなく、耐候性に優れている。
請求項3〜7の発明は無機質化粧板の製造方法に係るものであり、請求項3の発明では、表面に成型用凹凸部を有するエンボス成形型材の該表面に、離型剤を塗布する塗布工程と、平面上に装飾用粉粒状物を平面状に供給する粉粒状物供給工程と、上記平面上の装飾用粉粒状物の供給面に、上記表面に離型剤が塗布されたエンボス成形型材の凸部を押し付けて、該凸部の表面に上記装飾用粉粒状物を付着させる粉粒状物付着工程と、その装飾用粉粒状物が凸部表面に付着したエンボス成形型材を、自硬性未硬化無機質マットの表面に載置して加圧圧締することにより、自硬性未硬化無機質マットの表面にエンボス成形型材の凹凸部が凹凸模様となって転刻されかつ該凹凸模様の凹模様部に上記装飾用粉粒状物が付着した無機質板を形成する無機質板形成工程と、その無機質板を養生硬化する養生硬化工程とを備えていることを特徴とする。
この構成により、塗料やインクを塗布する場合のような複雑な塗装装置・印刷装置の必要はなく、エンボス成形型材に塗布された離型剤を利用して成形型材の凸部に装飾用粉粒状物を付着させ、成形と同時に無機質化粧板の凹模様部に装飾用粉粒状物を反転付着させることができるので、無機質化粧板の生産性が非常に良くなる。
請求項4の発明では、上記自硬性未硬化無機質マットの表面層が、装飾用粉粒状物とは異色の着色表面層に形成されていることを特徴とする。
こうして、自硬性未硬化無機質マットの表面層が、装飾用粉粒状物とは異色の着色表面層に形成されているので、凹模様部の着色表面層の色が不自然であっても、それを該凹模様部に固着した装飾用粉粒状物で隠蔽することで、凹模様部と凸模様部の色調や質感が、より明瞭に異なった無機質化粧板を生産性良く製造することができる。
請求項5の発明では、上記請求項3又は4の無機質化粧板の製造方法において、エンボス成形型材を載置する前の自硬性無機質マットの表面に、凸模様部装飾用粉粒状物を部分的に散布することを特徴とする。
このように、エンボス成形型材を載置する前の自硬性無機質マットの表面に、凸模様部装飾用粉粒状物を部分的に散布することで、凹模様部に散布された不自然な凸模様部装飾用粉粒状物を、凹模様部に固着した装飾用粉粒状物で良好に隠蔽することができる。
請求項6の発明では、上記請求項3〜5のいずれか1つの無機質化粧板の製造方法において、上記平面はベルトコンベアのベルト面とする。
すなわち、装飾用粉粒状物を供給する平面をベルトコンベアのベルト面にすることにより、装飾用粉粒状物を連続的に成形型材の元に供給し、また余剰の装飾用粉粒状物を連続的に回収することができるようになり、一層生産性、生産作業性を向上させることができる。
請求項7の発明では、請求項3〜6のいずれか1つの無機質化粧板の製造方法において、
エンボス成形型材の凸部の押付けは、エンボス成形型材を平面上の装飾用粉粒状物の供給面に押し付ける押付け手段と、エンボス成形型材を吸着保持する吸着手段とを備えた押付け装置により行うことを特徴とする。
こうすれば、吸着手段によって、表面に離型剤が塗布された成形型材の裏面を吸着して、装飾用粉粒状物が供給された平面上に載置し、押付け手段によって上記成形型材の凸部を平面上の供給面に押し付け、次いで、成形型材の裏面を再度吸着して、成形型材を移動させることができるので、生産性、生産作業性を一層向上させることができる。
以上説明したように、請求項1の発明の無機質化粧板によると、凹凸模様の凹模様部に凸模様部と異なる色調の装飾用粉粒状物が固着しているので、化粧面凸模様部と目地状凹部等の凹模様部とが色調的・質感的に区分された自然感に優れた装飾外観を現出させることができる。
請求項2の発明の無機質化粧板によると、上記凹凸模様が形成された無機質板の表面層が着色され、凸模様部には、無機質板の着色表面層が部分的に露出するように凸模様部装飾用粉粒状物が固着しているので、凹模様部及び凸模様部の装飾用粉粒状物と、凸模様部に露出する無機質板の着色表面層とが相俟って自然感、質感に一層優れた装飾外観を現出させることができるとともに、着色塗装や模様印刷によって装飾されている場合に較べて、基材と塗膜との密着性の低下に伴う着色層の剥離や変退色を抑えて無機質化粧板の耐候性を向上させることができる。
請求項3の発明の無機質化粧板の製造方法によれば、塗料やインクを塗布する場合のような複雑な塗装装置・印刷装置を要することなく、エンボス成形型材に塗布された離型剤を利用して成形型材の凸部に装飾用粉粒状物を付着させ、成形と同時に無機質化粧板の凹模様部に装飾用粉粒状物を反転付着させることができるので、無機質化粧板の生産性を向上させることができる。
請求項4の発明の無機質化粧板の製造方法によれば、自硬性未硬化無機質マットの表面層が装飾用粉粒状物とは異色の着色表面層に形成されているので、凹模様部の不自然な着色表面層色を凹模様部に固着した装飾用粉粒状物で隠蔽でき、凹模様部及び凸模様部の色調や質感がより明瞭に異なった無機質化粧板を生産性良く製造することができる。
請求項5の発明の無機質化粧板の製造方法によれば、エンボス成形型材を載置する前の自硬性無機質マットの表面に、凸模様部装飾用粉粒状物を部分的に散布しているので、凹模様部に散布された不自然な凸模様部装飾用粉粒状物を、凹模様部に固着した装飾用粉粒状物で良好に隠蔽することができる。
請求項6の発明の無機質化粧板の製造方法によれば、装飾用粉粒状物を供給する平面をベルトコンベアのベルト面にしたので、装飾用粉粒状物を連続的に成形型材の元に供給し、また余剰の装飾用粉粒状物を連続的に回収することができ、無機質化粧板の生産性、生産作業性を一層向上させることができる。
請求項7の発明の無機質化粧板の製造方法によれば、エンボス成形型材の凸部の押付けを、押付け手段と吸着手段とを備えた押付け装置により行うようにしたので、吸着手段により、表面に離型剤が塗布された成形型材の裏面を吸着して、装飾用粉粒状物が供給された平面上に載置し、押付け手段によって上記成形型材の凸部面を平面上の供給面に押し付けた後に、成形型材の裏面を再度吸着して成形型材を移動させることができるようになり、無機質化粧板の生産性、生産作業性を一層向上させることができる。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。以下の好ましい実施形態の説明は、本質的に例示に過ぎず、本発明、その適用物或いはその用途を制限することを意図するものでは全くない。
(無機質化粧板)
図1及び図2は、本発明の実施形態に係る無機質化粧板Pを示す。この無機質化粧板Pは、表面層に例えば淡いベージュ色の着色表面層1aが形成された無機質板1(基板)を備え、この無機質板1の表面に、目地状凹模様部2と化粧面凸模様部3とからなる凹凸模様4が形成されている。
上記化粧面凸模様部3の表面には、石肌状等の任意の小凹凸部3aが形成されているとともに、例えば白、黒、茶色からなる粒径3mm未満の着色砂からなる凸模様部装飾用粉粒状物7が着色表面層1aの一部を覆うように不均一にかつ半埋込み状態に固着している。
一方、上記目地状凹模様部2の底面には凹模様部装飾用粉粒状物8が固着している。この凹模様部装飾用粉粒状物8は、例えばグレー色の細かな装飾用粉粒状物と、それよりも粒径が大きく、例えば白色及び黒色の着色砂からなる少量の装飾用粉粒状物との混合装飾用粉粒状物で構成されている。
上記装飾用粉粒状物7,8としては、天然色或いは着色粉粒状物や無機顔料を用いることができる。例えば、粒径3mm未満の珪砂、人工着色砂、石材・ガラス・レンガ・陶磁器等の粉砕物、雲母、樹脂粒、ベンガラ・酸化チタン・酸化クロム・カーボンブラック等を用いることができる。粒径が3mm以上となると、大きくなり過ぎて装飾性が悪くなるので好ましくない。
そして、上記固着した凹模様部装飾用粉粒状物8によって、目地状凹模様部2底面の着色表面層1aと、この底面に上記化粧面凸模様部3表面と共に散布された凸模様部装飾用粉粒状物7とが隠蔽された状態になっている。
このため、無機質化粧板Pは、化粧面凸模様部3と目地状凹模様部2とが色調的にかつ質感的に区分されて、タイルやレンガ或いは石張り仕上げ調の自然な外観を現出している。そして、化粧面凸模様部3は、着色表面層1aと小凹凸部3aと不均一に部分的に散布された凸模様部装飾用粉粒状物7とによって、着色塗装や印刷では得られない自然感及び質感に富んだ外観を有している。一方、目地状凹模様部2も同様に、着色塗装では得られない自然感と質感に富んだ外観を有しており、無機質化粧板P全体として化粧面凸模様部3と目地状凹模様部2とに違和感のない外観を現出するよう形成されている。
そして、通常、この無機質化粧板Pの表面を保護するために、該表面に対しシーラー塗装、中塗り塗装、トップ塗装等の透明性樹脂塗装が施されている。
次に、本発明の実施形態に係る、上記無機質化粧板Pの製造方法について説明する。無機質化粧板Pは、(1)粉粒状物供給工程、(2)塗布工程、(3)粉粒状物付着工程、(4)無機質板形成工程、及び(5)養生硬化工程を備えている。尚、(1)の粉粒状物供給工程、(2)の塗布工程とはいずれを先に行ってもよく、両工程を並行して行ってもよい。
(粉粒状物供給工程)
上記粉粒状物供給工程では、図3に示すように、適宜の装飾用粉粒状物散布装置21を用いて、平板22表面の平面23上に凹模様部装飾用粉粒状物8を平面状に供給する。図3に示される散布装置21は、粉粒状物8を貯めるホッパ21aと、このホッパ21aの下側に互いに対向して配置され、ホッパ21力供給された粉粒状物8を各々の間に通過させてその大きさ(粒径)や量を調整する2つのローラ21b,21cとを備え、両ローラ21b,21cを通過した粉粒状物8が平面23上に落下して供給される。
上記平板22は、その平面23上に装飾用粉粒状物8を平面状に供給できるものであればよい。例えば、硬質ゴム製のコンベアベルト、金属板やプラスチック板、木製板等のプレート、或いは、底面が平面23に形成された上記材質のバット状容器等を用いることができる。特に、コンベアベルトを平板22とし、そのベルト表面を平面23とする場合には、コンベアベルト(平板22)の回行に伴い、装飾用粉粒状物8を連続的に後の塗布工程の成形型材24の元に供給し、また余剰の装飾用粉粒状物8を連続的に回収することができるので、生産性を一層向上させることができる。
(塗布工程)
塗布工程では、図4に示す如く、表面に凹部24aと凸部24bとを有するエンボス成形型材24を該表面が下向きになるように配置し、その下側に向いた表面(下面)に対し、上向きのスプレー装置等の適宜の塗布手段27によって離型剤Lを塗布する。
上記エンボス成形型材24の凸部24bは、上記無機質板1の表面に形成すべき目地状凹模様部2の形状に、また凹部24aは、同無機質板1の表面に形成すべき石柄や陶磁器タイル柄、或いはレンガ柄等の化粧面凸模様部3の形状にそれぞれ対応するように形成され、これら凹部24a及び凸部24bによって無機質板1の表面に凹凸模様4を形成する。
また、エンボス成形型材24の凹部24aの表面には、石材や陶磁器タイル、或いはレンガ等の有する小凹凸を転刻できる小凹凸部を設けておく。このことによって、化粧面凸模様部3に、例えば石材の持つ表面小凹凸部3aを容易に現出させることができる。
尚、エンボス成形型材24の凹部24a及び凸部24bの各形状は、所望する無機質化粧板Pの凹凸模様4に対応して、種々のものを用いることができる。
上記離型剤Lは、離型剤又は離型剤を含む溶液からなる粘着性を有するもので、例えば灯油、軽油、スピンドル油、マシン油、タービン油等の鉱物油を主成分とするもの、植物油、脂肪酸類、金属セッケン、カルボキシル化合物、合成樹脂、ワックスエマルジョン、或いはこれらの混合物や界面活性剤等の添加物を加えたもの等、市販の離型剤や離型性原料を調合した離型剤溶液を用いることができる。この実施形態では、具体的に、99%の灯油と0.9%の脂肪酸と0.1%の酸化防止剤とからなるものを用いた。
また、このような離型剤Lに、適度な粘度を付与するために、シリカ粉末等の粉末類や増粘剤を添加することもできる。
離型剤Lの塗布を行う塗布手段27については、スプレー装置等によって行うことができる。この離型剤Lの塗布は成形後の脱型を容易に行うために、成形型材24の表面全面に塗布する。
また、このような離型剤Lを塗布した後、その凸部24bのみにロール等により合成樹脂製塗材等の粘性液を付着させておくこともできる。
(粉粒状物付着工程)
粉粒状物付着工程においては、図5に示すように、上記粉粒状物供給工程において、装飾用粉粒状物8が供給された平面23上に、エンボス成形型材24の凸部24bを押し付けて、その凸部24b表面に離型剤Lにより装飾用粉粒状物8を付着させる。
上記エンボス成形型材24の押付けの際、上記平面23の装飾用粉粒状物8の供給面にエンボス成形型材24を載置し、その凸部24bを押し付けることによって行うことができる。この押付けはエンボス成形型材24自体の自重によって行うこともできる。しかし、凸部24b表面への装飾用粉粒状物8の付着にばらつきを生じ易いため、エンボス成形型材24に圧力を加える強制的な押付け装置30を採用することが望ましい。
本実施形態に用いる上記強制的な押付け装置の一例を図6に示す。この押付け装置30は、エンボス成形型材24を平面23上の装飾用粉粒状物8の供給面に押し付ける押付け手段31と、エンボス成形型材24を吸着保持する吸着手段32とを備えている。具体的には、押付け装置30は、押付け手段31及び吸着手段32の各一部をなして内部が空洞とされた矩形板状の気密中空体33を備え、この気密中空体33の底部は、押付け面をなす矩形状のプレート部34で構成されている。図7にも示すように、このプレート部34には貫通孔からなる多数の吸引孔35が分散して設けられている。33bは気密中空体33の上板33bとプレート部34とを一体に連結する補強部である。
上記気密中空体33の上方にはそれと略同形状の例えば矩形枠状の昇降部材36が所定の間隔(高さ)をあけて配置され、この昇降部材36と気密中空体33とは例えば各々の隅角部で連結ロッド37を介して移動一体に連結されている。この昇降部材36の上側には上下方向に延びかつボデイが図外の基部に固定された昇降シリンダ39がピストンロッド39aを下側に突出させて配置され、このピストンロッド39aの下端部は昇降部材36上面の例えば中央部に連結されており、昇降シリンダ39の伸縮作動により昇降部材36、連結ロッド37、及び気密中空体33のプレート部34が一体に昇降動作し、昇降シリンダ39が伸張作動したときに、プレート部34を下降移動させて、エンボス成形型材24の凸部24bを平面23の装飾用粉粒状物8の供給面に押し付ける一方、昇降シリンダ39の収縮作動により、吸着手段32で吸着したエンボス成形型材24を持ち上げるようにしている。尚、図6中、40は昇降部材36の昇降移動を案内するガイドロッドである。
さらに、上記気密中空体33には吸着手段32の一部をなす伸縮可能な蛇腹状ホース体43が接続されている。この蛇腹状ホース体43は、一端(下端)が気密中空体33の上板33aの略中央部を気密状に貫通して空洞内に接続され、蛇腹状ホース体43の他端(上端)は上記昇降部材36を通ってその上方に延びて図外の真空ポンプに接続されており、エンボス成形型材24をその凹部24a及び凸部24bのない背面が上向きとなるように配置し、その背面(上面)上に気密中空体33のプレート部34を載せてプレート部34の吸引孔35をエンボス成形型材24の背面で塞ぎ、その状態で真空ポンプの吸引作動により蛇腹状ホース体43を介して気密中空体33の内部を吸引して負圧にすることにより、エンボス成形型材24を気密中空体33で吸着するようになっている。
そして、押付け装置30の基部は、気密中空体33、連結ロッド37、昇降部材36、ガイドロッド40、昇降シリンダ39と共に、図外の駆動機構により全体が水平方向に移動可能に形成されており、上記吸着手段32の気密中空体33によりエンボス成形型材24を吸着して持ち上げた状態で、押付け装置30の基部が移動することで、エンボス成形型材24を平面23上の位置に対し移動させるようにしている。
以上のように構成された押付け装置30による成形型材24の強制的な押付けを吸着移動と共に説明すると、図5に示す如く、上記塗布工程で離型剤Lが塗布された後のエンボス成形型材24を、その裏面で押付け装置30の気密中空体33により吸着し、その状態で押付け装置30の作動により垂直方向及び水平方向に移動させて、上記粉粒状物供給工程においてコンベアベルトのベルト面からなる平面23上に供給された装飾用粉粒状物8に載置し、成形型材24の凸部24bを装飾用粉粒状物8の供給面に押し付けた状態にする。
そのとき、この載置状態の自重による押付けでは、凸部24bへの装飾用粉粒状物8の付着が不均一となり易いため、押付け装置30の昇降シリンダ39を伸張作動させてプレート部34をさらに下降させ、エンボス成形型材24を強制的に押し付けることによって、凸部24bの表面(下面)を供給面に均一に押し付ける。
この押付けによって装飾用粉粒状物8は成形型材24の凸部24b表面に塗布されている離型剤Lに良好に付着する。
次いで、再度、押付け装置30によりエンボス成形型材24をその裏面を吸着して所定場所に移動させてストックするか、或いは直接に、後述する無機質板形成工程での自硬性未硬化無機質マット11の表面に載置する(図8参照)。
このように、吸着手段32と押付け手段31との両方を備えた押付け装置30を採用することにより、装飾用粉粒状物8の付着作業を生産性良く行うことができる。
尚、このような押付け装置30以外に、例えばプレス装置等、エンボス成形型材24の凸部24bを供給面に均一にかつ軽く押圧できるものを用いることができる。
(無機質板形成工程)
無機質板形成工程においては、図8に示すように、まず、例えば支持プレート(図示せず)上に自硬性未硬化無機質マット11を載置し、その自硬性未硬化無機質マット11の表面(上面)全面上に凸模様部装飾用粉粒状物7を均一又は不均一に散布しておく。
上記自硬性未硬化無機質マット11は、硬化により無機質板1となるものであり、セメント類を主原料とする組成物を湿式或いは半乾式成形することにより成形することができる。具体的には、例えば、セメント等の自硬性無機質材料及び木質材料を主原料とする芯層用半乾式組成物と、同様にセメント等の自硬性無機質材料及び木質材料を主原料とし、かつこれに着色顔料を混入した表裏層用半乾式組成物とをそれぞれに混合して、これら組成物を裏面層、芯層及び表面層の順に散布堆積することで、表裏面に着色材が混入された3層構成の自硬性未硬化無機質マット11が得られる。
上記自硬性無機質材料としては、ポルトランドセメント、スラグセメント、アルミナセメント、シリカセメント、フライアッシュセメント、或いはこれらセメント類に珪砂、シラス等のケイ酸質材料を混合したもの、炭酸マグネシウム等を挙げることができる。
また、木質材料としては、木片、木材フレーク、木繊維束、古紙繊維、パルプ、漂白クラフトパルプ、鋸屑、木粉、或いは木質セメント板廃材の粉砕物等を用いることができる。芯層用の木質材料には、木片、木フレークのような粗い木質材料を主に用いて軽量にし、表裏面層用の木質材料には、上記芯層用に用いるものよりも細かい木質材料を用いて表裏層の密度を高め、強度的性質を向上させるのが好ましい。また、表面層には、後述のオートクレーブ処理時に木質材料の色が表面層に染みのように現出して表面外観を悪くすることがあるので、漂白クラフトパルプのように着色していない木質材料を用いることで、上記のような染みの現出を防止するようにしてもよい。
本実施形態では、セメントと木質材料とを主原料とする半乾式組成物を半乾式成形して形成した無機質マット11を例示する。この無機質マット11は、2層又は3層(図示例では2層)からなっており、少なくともその表面層11aは、表面層用原料に無機質着色顔料が混入された着色表面層(無機質板1の着色表面層1aとなるもの)に形成されている。そして、この着色表面層11aの色調は、上記装飾用粉粒状物8とは異なる色となるように設定されている。
これによって、無機質マット11を加圧圧締して得られる無機質板1に形成される目地状凹模様部2の模様は、化粧面凸模様部3の模様とはその色調を異にする本物感と深みのある外観に形成される。
次いで、図8に示す如く、上記表面(上面)に凸模様部装飾用粉粒状物7が散布された自硬性未硬化無機質マット11に、上記粉粒状物付着工程で凸部24bに装飾用粉粒状物8が付着したエンボス成形型材24を該凸部24bが下向きのままで配置した後、図9に示すように、その自硬性未硬化無機質マット11の表面上にエンボス成形型材24を載置して加圧圧締する。この自硬性未硬化無機質マット11の加圧圧締については、例えば上記支持プレート、自硬性未硬化無機質マット11、及びその上に載置されたエンボス成形型材24からなる積層体を1組として複数組段積みし、これらを所定圧力で冷間圧締することにより行うことができる。
このような加圧圧締に伴い、図10に示すように(尚、この図10は成形型材24を離型した状態で示している)、成形型材24の凹部24a及び凸部24bによって自硬性未硬化無機質マット11は圧縮されるとともに、表面に目地状凹模様部2と化粧面凸模様部3とが転刻された無機質板1が得られる。また、これと同時に、上記成形型材24の凸部24bに付着していた装飾用粉粒状物8が、無機質板1の目地状凹模様部2の底面に対し半埋込み状態に反転して付着される。
尚、上記エンボス成形型材24による無機質マット11の成形前に、無機質マット11の全面に、予め装飾用粉粒状物8とは異なった色調の凸模様部装飾用粉粒状物7を均一又は不均一に散布しておくこともできる。この化粧板Pの凹部形成位置に散布された凸模様部装飾用粉粒状物7は、成形時にエンボス成形型材24の凸部24bに付着した装飾用粉粒状物8によって隠蔽される。このことによって、石材や陶磁器タイル、レンガ等のもつ、上記表面小凹凸よりも細かな素材感、素材の自然なムラ感を化粧面凸部に現出させることができる。
また、上記の如く、塗布工程において、エンボス成形型材24の凹部24aの表面に、石材や陶磁器タイル、或いはレンガ等の有する小凹凸を転刻できる小凹凸部を設けることと、この無機質板形成工程において、無機質マット11の全面に、装飾用粉粒状物8とは異なった色調の凸模様部装飾用粉粒状物7を均一又は不均一に散布することとを組み合わせれば、その装飾性を一層向上させることができる。
(養生硬化工程)
上記無機質板形成工程の後、支持プレート、無機質マット11及びエンボス成形型材24の積層体が複数組段積みして行われた加圧圧締のままの状態(図9に示す状態)で1次養生する。この1次養生は、50℃〜80℃の温度で10〜12時間程度行って水和反応を進め、無機質マット11を適度に強度を持つ半硬化状態にする。
この1次養生が終了すると、上記段積物を解体脱型し、必要に応じてシーラー塗装等の下地塗装を行った後、オートクレーブで2次養生する。オートクレーブでは、最大180℃の加熱蒸気下で数時間〜10数時間行う。
斯かる養生後、必要により中塗り塗装やトップ塗装等を行って無機質化粧板Pに形成される。
このようにして得られた無機質化粧板Pは、目地状凹模様部2が装飾用粉粒状物8による、細かなザラツキ感のある外観を呈し、化粧面凸模様部3の表面に無機質顔料により装飾用粉粒状物8とは異色に着色された着色表面層1aが露呈しているので、化粧面凸模様部3と目地状凹模様部2とが風合いや色彩上明瞭に異質材料のように区分され、また、着色塗装や印刷では得られない自然感と質感に優れた外観を呈しているものとなる。
以上説明したように、本発明は、外壁材として好適であり、エンボス凹凸模様の凹部と凸部とが異なった色調や質感に形成された装飾性、耐久性に優れた無機質化粧板が得られ、しかも、その無機質化粧板を生産性良く製造できるので、極めて有用で産業上の利用可能性が高い。
本発明の実施形態に係る無機質化粧板の平面図である。 図1のII−II線断面図である。 粉粒状物供給工程を示す説明図である。 塗布工程を示す説明図である。 粉粒状物付着工程を示す説明図である。 押付け装置の正面図である。 気密中空体のプレート部を示す底面図である。 無機質板形成工程において気密中空体のプレート部を上に配置した状態を示す断面図である。 無機質板形成工程において自硬性未硬化無機質マットの表面をエンボス成形型材により加圧圧締する状態を示す断面図である。 無機質板形成工程において得られた無機質板の断面図である。
符号の説明
P 無機質化粧板
L 離型剤
1 無機質板
1a 着色表面層
2 目地状凹模様部
3 化粧面凸模様部
3a 小凹凸部
4 凹凸模様
7 凸模様部装飾用粉粒状物
8 凹模様部装飾用粉粒状物
11 自硬性未硬化無機質マット
11a 表面層
21 装飾用粉粒状物散布装置
22 平板
23 平面
24 エンボス成形型材
24a 凹部
24b 凸部
27 塗布手段
30 押付け装置
31 押付け手段
32 吸着手段
33 気密中空体
34 プレート部
35 吸引孔
36 昇降部材
37 連結ロッド
39 昇降シリンダ
43 蛇腹状ホース体

Claims (7)

  1. 無機質板の表面に、凹模様部と凸模様部とからなる凹凸模様が形成されてなるとともに、
    上記凹凸模様の凹模様部には、凸模様部とは異なる色調の凹模様部装飾用粉粒状物が半埋込み状態に固着していることを特徴とする無機質化粧板。
  2. 請求項1の無機質化粧板において、
    凹凸模様が形成された無機質板の表面層が着色されてなるとともに、
    凸模様部には、無機質板の着色表面層が部分的に露出するように凸模様部装飾用粉粒状物が半埋込み状態に固着していることを特徴とする無機質化粧板。
  3. 表面に成型用凹凸部を有するエンボス成形型材の該表面に、離型剤を塗布する塗布工程と、
    平面上に装飾用粉粒状物を平面状に供給する粉粒状物供給工程と、
    上記平面上の装飾用粉粒状物の供給面に、上記表面に離型剤が塗布されたエンボス成形型材の凸部を押し付けて、該凸部の表面に上記装飾用粉粒状物を付着させる粉粒状物付着工程と、
    上記装飾用粉粒状物が凸部表面に付着したエンボス成形型材を、自硬性未硬化無機質マットの表面に載置して加圧圧締することにより、自硬性未硬化無機質マットの表面にエンボス成形型材の凹凸部が凹凸模様となって転刻されかつ該凹凸模様の凹模様部に上記装飾用粉粒状物が付着した無機質板を形成する無機質板形成工程と、
    上記無機質板を養生硬化する養生硬化工程とを備えていることを特徴とする無機質化粧板の製造方法。
  4. 請求項3の無機質化粧板の製造方法において、
    自硬性未硬化無機質マットの表面層が、装飾用粉粒状物とは異色の着色表面層に形成されていることを特徴とする無機質化粧板の製造方法。
  5. 請求項3又は4の無機質化粧板の製造方法において、
    エンボス成形型材を載置する前の自硬性無機質マットの表面に、凸模様部装飾用粉粒状物を部分的に散布することを特徴とする無機質化粧板の製造方法。
  6. 請求項3〜5のいずれか1つの無機質化粧板の製造方法において、
    平面はベルトコンベアのベルト面であることを特徴とする無機質化粧板の製造方法。
  7. 請求項3〜6のいずれか1つの無機質化粧板の製造方法において、
    エンボス成形型材の凸部の押付けは、エンボス成形型材を平面上の装飾用粉粒状物の供給面に押し付ける押付け手段と、エンボス成形型材を吸着保持する吸着手段とを備えた押付け装置により行うことを特徴とする無機質化粧板の製造方法。
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