JP4399236B2 - 化粧建築板及びその製造方法 - Google Patents

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Description

本発明は、石柄調、陶磁器タイル柄調、煉瓦柄調等のエンボス凹凸模様部を表面に有する化粧建築板、特に、外壁材として好適であり、装飾用粉粒状物によって自然な素材感が現出するように形成されて装飾性や耐久性に優れた化粧建築板、及びその化粧建築板を生産性良く製造できるようにした製造方法に関する。
従来から、無機質系基板の表面に凹凸模様部を形成し、その表面に着色塗装や印刷を施して、石柄調、陶磁器タイル柄調、煉瓦柄調等の装飾面に形成した化粧建築板はよく知られており、例えば外壁化粧板等に用いられている。
このような化粧建築板を製造する場合、セメント等の自硬性無機質材料を主原料とする組成物を、湿式抄造法或いは半乾式成形法で成形して未硬化無機質マットに形成し、この無機質マットの表面を、型ロールや型板で加圧圧締することにより、所望の凹凸模様部が形成された未硬化無機質板に形成する。そして、この未硬化無機質板を養生して硬化させた後、その表面に下地シーラー塗装、下地隠蔽性のある着色塗料による着色塗装や斑点塗装、或いはインクによる模様印刷等を施し、さらに、カラークリアーやクリアー塗料による上塗り塗装を施すことにより製造されている。
しかしながら、上記化粧建築板は、塗装や印刷によって装飾を施すものであるので、石材や陶磁器タイル等の有する自然な不均一感、素材感を表現することは難しく、表現できるデザインに限界があった。
また、塗装仕上げの場合、外壁材等として使用中に、基材と塗膜との密着性が低下して塗膜に亀裂・剥離等の損傷を生じることがあるので、耐候性が十分とは言えなかった。
さらに、下塗り、中塗り、上塗り等の着色塗装工程や、これら塗料の貯蔵・調合・乾燥等、多くの煩雑な工程が必要となるので、生産性が悪くなるという問題があった。
このため、例えば特許文献1〜3に示すように、無機質基板に珪砂等の装飾用粉粒状物を固着させて模様付けを行い、この粉粒状物によって装飾性の向上を図ったり、或いは塗装工程を簡略化して生産性を向上させたりすることが知られている。
特開平5−194059号公報 特開平11−226491号公報 特開平6−155424号公報
上記従来の装飾用粉粒状物を用いる方法では、塗装に較べて粉粒状物による質感をある程度表現することはできる。しかしながら、石材や陶磁器タイル、煉瓦、土壁等の持つ自然な不均一感や繊細な素材感を十分に表現することはできず、その装飾性は満足できるものではなかった。
本発明は、かかる従来の問題点に鑑みなされたもので、装飾用粉粒状物によって、石材や陶磁器タイル等が有する自然な不均一感や素材感を十分に表現できる装飾性に優れた化粧建築板と、その生産性の良い製造方法とを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の第1の技術では、エンボス凹凸模様部を有する無機質基板の表面に、第1の装飾用粉粒状物が固着されているとともに、該第1の装飾用粉粒状物の一部を覆うように、第2の装飾用粉粒状物が固着されていることを特徴とする。
この発明の構成により、無機質基板表面に固着された第1及び第2の装飾用粉粒状物は、一部が重なり合う、異なったパターンに固着され、これら第1及び第2の装飾用粉粒状物によって、石材、陶磁器タイル、煉瓦等の有する自然な不均一感や素材感が表面に現出した、本物感のある装飾性に優れた化粧建築板が得られる。
本発明の第2の技術では、上記無機質基板の表面に、第1及び第2の装飾用粉粒状物の少なくとも一方の一部を覆うように、第3の装飾用粉粒状物が部分的に固着されている。
この構成によれば、上記本発明の第1の技術の効果に加えて、部分的(スポット的)に固着された第3の装飾用粉粒状物によって、表面にぼかし模様や強調模様が現出した、さらに装飾性に優れた化粧建築板が得られる。
本発明の第3の技術では、上記エンボス凹凸模様部の凹部が目地溝凹部であり、この目地溝凹部の底面に、該底面に固着された装飾用粉粒状物を覆うように、第4の装飾用粉粒状物が固着されていることを特徴とする。
このことで、上記本発明の第1又は第2の技術の効果に加えて、第4の装飾用粉粒状物によって、目地溝凹部と化粧面凸部とが色調等意匠的に明瞭に区分された目地溝外観を有する、自然で装飾性に優れた化粧建築板にすることができる。
本発明の第4の技術では、上記本発明の第1〜第3の技術のいずれか1つに記載の化粧建築板において、そのエンボス凹凸模様部を有する無機質基板の少なくとも表面層が、着色表面層に形成されていることを特徴とする。
こうすると、上記本発明の第1〜第3の技術のいずれか1つの発明の効果に加えて、着色表面層の色調が表面に現出し、装飾用粉粒状物の色調や質感と相俟って、本物感と装飾性に一層優れた化粧建築板にすることができる。また、従来のように着色塗装する場合では、装飾用粉粒状物が隠蔽性のある着色塗装の塗装色に均一に着色されてその装飾的価値を減じるが、着色表面層に形成しておくと、下地色を隠すための隠蔽性のある着色塗装が不要となり、その装飾性を一層高めることができる。
請求項1〜5の発明は化粧建築板の製造方法に係るものであり、請求項の発明では、表面に多数の孔部を有し、該孔部から第1の装飾用粉粒状物を落下させる回転ローラ手段と、該回転ローラ手段の孔部に第1の装飾用粉粒状物を供給する装飾用粉粒状物供給手段とを少なくとも備えた第1の装飾用粉粒状物散布装置を用いて、未硬化無機質マットの表面に第1の装飾用粉粒状物を散布する工程と、表面に多数の孔部を有し、該孔部から第2の装飾用粉粒状物を落下させる回転ローラ手段と、該回転ローラ手段の孔部に第2の装飾用粉粒状物を供給する装飾用粉粒状物供給手段と、上記回転ローラ手段の孔部から落下する第2の装飾用粉粒状物の落下を遮断し又は落下方向を変える可動性遮蔽体とを備えた第2の装飾用粉粒状物散布装置を用いて、上記第1の装飾用粉粒状物が散布された未硬化無機質マットの表面に、第1の装飾用粉粒状物の一部を覆うように、第2の装飾用粉粒状物を散布する工程と、上記第1及び第2の装飾用粉粒状物が散布された未硬化無機質マットの表面にエンボス凹凸型板を載置して該未硬化無機質マットを加圧圧締した後に養生し、表面に上記第1及び第2の装飾用粉粒状物が固着された、凹凸模様部を有する無機質板に形成する工程とを少なくとも備えていることを特徴とする。
この発明によれば、各装飾用粉粒状物散布装置における回転ローラ手段の孔部にそれぞれ装飾用粉粒状物を供給し、該回転ローラ手段を回転させて、孔部の装飾用粉粒状物を落下させ、未硬化無機質マットの表面に散布することができ、簡便な手段で第1及び第2の装飾用粉粒状物をコントロール性良く効率的に散布することができる。また、第2の装飾用粉粒状物は、第2の装飾用粉粒状物散布装置における可動性遮蔽体の操作により、第1の装飾用粉粒状物とは異なった不均一パターンに簡便かつ効率的に散布することができるので、上記本発明の第1の技術の構成及び効果を有する化粧建築板を、生産性、コントロール性良く製造することができる。
請求項の発明では、上記第1の装飾用粉粒状物散布装置の回転ローラ手段の孔部から落下した第1の装飾用粉粒状物を、振動を加えながら散布する加振手段を備えていることを特徴とする。
このことで、請求項の発明の効果に加えて、回転ローラ手段の孔部から落下した第1の装飾用粉粒状物を、一旦加振手段で受け止めた後に振動させながら落下させることができるので、未硬化無機質マットの表面により均一性、コントロール性良く散布することが可能となり、上記本発明の第1の技術の構成及び効果を有する化粧建築板を、一層生産性、コントロール性良く製造することができる。
請求項の発明では、請求項又はに記載の化粧建築板の製造方法において、第1及び第2の装飾用粉粒状物が散布された未硬化無機質マットの表面に、第3の装飾用粉粒状物散布装置によって、第1及び第2の装飾用粉粒状物の少なくとも一方の一部を覆うように第3の装飾用粉粒状物を部分的に散布する工程を備えている。
この構成により、請求項又はの発明の効果に加えて、上記本発明の第2の技術の構成及び効果を有する化粧建築板を、生産性良く製造することができる。
請求項の発明では、上記請求項のいずれか1つに記載の化粧建築板の製造方法において、エンボス凹凸型板の凸部は目地溝凹部を形成するための凸部とする。そして、上記凸部表面に第4の装飾用粉粒状物を付着させる工程を有し、未硬化無機質マットをその表面にエンボス凹凸型板を載置して加圧圧締することにより、エンボス凹凸型板の凸部により目地溝凹部を形成するとともに、その目地溝凹部に固着している装飾用粉粒状物を覆うように上記第4の装飾用粉粒状物を固着させることを特徴とする。
このことで、請求項のいずれか1つの発明の効果に加えて、上記本発明の第3の技術の構成及び効果を有する化粧建築板を、エンボス凹凸型板の凸部面に予め第4の装飾用粉粒状物を付着させておくことにより、効率的に生産性良く製造することができる。
請求項の発明では、上記請求項のいずれか1つに記載の化粧建築板の製造方法において、未硬化無機質マットの表面層は、着色顔料が混入された着色表面層に形成されていることを特徴とする。
このことで、請求項のいずれか1つの発明の効果に加えて、上記本発明の第4の技術の構成及び効果を有する化粧建築板を、煩雑な着色塗装工程を省略して、生産性良く製造することができる。
以上説明したように、本発明の第1の技術によれば、エンボス凹凸模様部を有する無機質基板表面に、一部が重なり合う、異なったパターンに固着された第1及び第2の装飾用粉粒状物により、石材、陶磁器タイル、煉瓦等の有する自然な不均一感や素材感が表面に現出した、本物感のある装飾性に優れた化粧建築板が得られる。
本発明の第2の技術によれば、上記本発明の第1の技術の効果に加えて、部分的に固着された第3の装飾用粉粒状物によって、表面にぼかし模様や強調模様が現出した、さらに装飾性に優れた化粧建築板が得られる。
本発明の第3の技術によれば、本発明の第1又は第2の技術の効果に加えて、第4の装飾用粉粒状物によって、目地溝凹部と化粧面凸部とが色調等意匠的に明瞭に区分された目地溝外観を有する、自然で装飾性に優れた化粧建築板にすることができる。
本発明の第4の技術によれば、本発明の第1〜第3の技術のいずれか1つの発明の効果に加えて、着色表面層の色調が表面に現出し、装飾用粉粒状物の色調や質感と相俟って、一層本物感と装飾性に優れた化粧建築板にすることができる。また、着色表面層の形成により、下地色を隠すための隠蔽性のある着色塗装が不要となり、その装飾性を一層高めることができる。
請求項の発明の化粧建築板の製造方法によれば、回転ローラ手段の孔部に装飾用粉粒状物を供給し、該回転ローラ手段の回転により孔部の装飾用粉粒状物を落下させて、未硬化無機質マットの表面に散布するという簡便な手段で、第1及び第2の装飾用粉粒状物をコントロール性良く効率的に散布することができる。また、第2の装飾用粉粒状物を、可動性遮蔽体の操作により、第1の装飾用粉粒状物とは異なった不均一パターンに簡便かつ効率的に散布することができ、上記本発明の第1の技術の構成及び効果を有する化粧建築板を、生産性、コントロール性良く製造することができる。
請求項の発明によれば、請求項の発明の効果に加えて、回転ローラ手段の孔部から落下した第1の装飾用粉粒状物を、一旦加振手段で受け止めた後に振動させながら落下させることができるので、未硬化無機質マットの表面により均一性、コントロール性良く散布することが可能となり、上記本発明の第1の技術の構成及び効果を有する化粧建築板を、一層生産性、コントロール性良く製造することができる。
請求項の発明によれば、請求項又はの発明の効果に加えて、上記本発明の第2の技術の構成及び効果を有する化粧建築板を、生産性良く製造することができる。
請求項の発明によれば、請求項1〜3のいずれか1つの発明の効果に加えて、上記本発明の第3の技術の構成及び効果を有する化粧建築板を、エンボス凹凸型板の凸部面に予め第4の装飾用粉粒状物を付着させておくことにより、効率的に生産性良く製造することができる。
請求項の発明によれば、請求項1〜4のいずれか1つの発明の効果に加えて、上記本発明の第4の技術の構成及び効果を有する化粧建築板を、煩雑な着色塗装工程を省略して、生産性良く製造することができる。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。以下の好ましい実施形態の説明は、本質的に例示に過ぎず、本発明、その適用物或いはその用途を制限することを意図するものでは全くない。
(化粧建築板の実施形態1)
図1は、本発明の実施形態1に係る化粧建築板Aの全体平面図であり、図2はその部分拡大平面図であり、さらに図3は図2のIII−III線断面図である。
これら図1〜図3に示すように、化粧建築板Aは、矩形状無機質基板1の表面に、エンボス成形型材により、小割された多数の石柄調表面化粧部2と、この石柄調表面化粧部2,2間に形成された継ぎ目模様部3とからなるエンボス凹凸模様部4が設けられている。そして、このエンボス凹凸模様部4の表面に、第1の装飾用粉粒状物5が略均一に散在した状態で固着され、この第1の装飾用粉粒状物5の一部を覆うように、第2の装飾用粉粒状物6が不均一な状態(第1の装飾用粉粒状物5の分布とは異なるパターン)で固着されている。尚、図面では、第1及び第2の装飾用粉粒状物5,6を区別するように描いていない。
図2に示すように、上記石柄調表面化粧部2の表面には、エンボス成形型材によって、粗い石材表面を表現するための小凹凸部2aが設けられている。そして、継ぎ目模様部3には目地溝凹部(実施形態2に示す如く略平面状等の底面を有するもの)は形成されておらず、継ぎ目模様部3は、恰も、石柄調表面化粧部2で現される石材小片同士が突付け状態で石積みされた外観に形成されている。
また、上記無機質基板1は、表裏面層1a,1cと、これら表裏面層1a,1cの間に配置された芯層1bとで構成されている。そして、その少なくとも表面層1aは着色された着色表面層に形成されている。さらに、図示していないが、第1及び第2の装飾用粉粒状物5,6が固着された表面には、透明性のシーラー塗装やクリアー塗装、或いはカラークリアー塗装が施されており、これらにより化粧建築板Aが形成されている。
上記着色表面層1aは、無機質基板1を形成する組成物と無機質顔料を主とする着色顔料との混合硬化物からなり、表現する石材の種類に応じて所望の色調に着色されている。そして、この着色表面層1aの層中に上記エンボス凹凸模様部4が形成され、そのエンボス凹凸模様部4の表面に第1及び第2の装飾用粉粒状物5,6が上記した如きパターンで半埋設状態に固着され、上記装飾用粉粒状物5,6が固着されていない着色表面層1aは、地色となって化粧建築板Aの表面に現出している。
ここで、上記無機質基板1としては、特に限定されるものではないが、セメント等の自硬性材料を主原料として形成されるセメント系無機質板、木質セメント板、セメント珪酸カルシウム板、スラグ石膏板、炭酸マグネシウム板等を用いることができる。
上記第1及び第2の装飾用粉粒状物5,6としては、天然色或いは着色された粉粒状物を用いることができる。例えば、粒径3mm未満の珪砂、人工着色砂、雲母、樹脂粒、石材・ガラス・煉瓦・陶磁器等の粉砕物、ベンガラ・酸化チタン・酸化クロム・カーボンブラック等の無機質顔料を用いることができる。粒径が3mm以上となると、大きくなり過ぎて装飾性が悪くなるので好ましくない。
このような第1及び第2の装飾用粉粒状物5,6は、互いに同じものであってもよく、或いは色、粒径、材質の少なくとも1つ以上が異なっているものであってもよい。また、上記各装飾用粉粒状物5,6は、それぞれ複数種の色、粒径、材質のものの混合物であってもよい。
したがって、この実施形態に係る化粧建築板Aは、表面層1aが着色表面層に形成された無機質基板1の表面に、小凹凸部2aを含む石柄調表面化粧部2と、この石柄調表面化粧部2,2間に形成された継ぎ目模様部3とからなるエンボス凹凸模様部4が設けられ、さらに、このエンボス凹凸模様部4の表面に第1の装飾用粉粒状物5が略均一な状態に散在して固着され、この第1の装飾用粉粒状物5の一部を覆うように第2の装飾用粉粒状物6が不均一(第1の装飾用粉粒状物5の散在パターンとは異なるパターン)に固着され、その表面に透明性のシーラー塗装や、クリアー塗装、或いはカラークリアー塗装が施されて形成されていることから、無機質基板1の着色表面層1aが、第1及び第2の装飾用粉粒状物5,6の固着されていない部分から表面に露呈するとともに、第1及び第2の装飾用粉粒状物5,6によって、自然な石の不均一感と素材感が現出した、本物感のある表面外観を有しているものとなる。
尚、上記化粧建築板Aにおいて、第1及び第2の装飾用粉粒状物5,6を固着させた表面に、該第1及び/又は第2の装飾用粉粒状物5,6の一部を覆うように第3の装飾用粉粒状物を部分的に固着させて、ぼかし模様や強調模様、陰影模様等を付加しておくこともできる。このような第3の装飾用粉粒状物の固着によって、さらに深みがあり、装飾性に一層優れた化粧建築板Aに形成することができる。この第3の装飾用粉粒状物の固着方法については、後述の製造方法において説明する(図6(a)及び図11参照)。
(化粧建築板の実施形態2)
図4及び図5は、本発明の実施形態2に係る化粧建築板Bを示し、図4はその部分拡大平面図であり、また図5は図4のV−V線断面図である。
この実施形態の化粧建築板Bは、多数の石柄調表面化粧部2の間に目地溝凹部7が縦横に設けられ、この目地溝凹部7の底面に第4の装飾用粉粒状物8が固着されている。その他の構成は、上記実施形態1の化粧建築板Aと同様である(図1〜図3参照)。
そして、上記第4の装飾用粉粒状物8は、着色表面層1aの色調とは異なる色調を有しているとともに、目地溝凹部7の底面に固着された第1及び第2の装飾用粉粒状物5,6を覆うように固着されており、これによって、石柄調表面化粧部2と目地溝凹部7とが色調的に明瞭に区分されて、自然な目地溝外観が現出するように形成されている。
尚、この実施形態においても、上記化粧建築板Bにおいて、第1及び第2の装飾用粉粒状物5,6を固着させた表面に、該第1及び/又は第2の装飾用粉粒状物5,6の一部を覆うように第3の装飾用粉粒状物を部分的に固着させて、ぼかし模様や強調模様、陰影模様等を付加しておくこともできる。この場合も、第3の装飾用粉粒状物の固着によって、さらに深みがあり、装飾性に一層優れた化粧建築板Bに形成することができる(図6(a)及び図11参照)。
(化粧建築板の他の実施形態)
本発明の化粧建築板は、上記実施形態のものA,Bに限定されるものではない。例えば、上記実施形態では、石柄調表面化粧部2を有するものについて述べたが、陶磁器タイル柄、煉瓦柄、土壁柄等種々の表面化粧部を有するものにも適用することができる。
また、上記実施形態では、第1の装飾用粉粒状物5を略均一に固着し、第2の装飾用粉粒状物6を不均一な状態に固着した例を示したが、これに限らず、第1及び第2の装飾用粉粒状物5,6が、その一部が重なる状態で異なったパターンに固着されていればよい。
(化粧建築板の製造方法の実施形態)
次に、本発明の実施形態に係る化粧建築板の製造方法を図面に基づき説明する。図6は、その製造工程の一例を示し、先ず、無機質基板1を構成する自硬性無機質材料と木質材料とを主原料とする原料を混合して、表面層用、芯層用、裏面層用の自硬性半乾式組成物を調整する。
そして、図6(a)に示すように、半乾式成形装置20のフォーミングヘッド20a〜20cの下方に、複数の支持プレート24が順に載置されたコンベア18を走行させ、そのコンベア18上の各支持プレート24に上記各フォーミングヘッド20a〜20cからそれぞれ半乾式組成物としての裏面層用組成物21、芯層用組成物22及び表面層用組成物23を順に落下させて、支持プレート24上に堆積させることで、表面層25a、芯層25b、裏面層25cを有する3層構成の未硬化無機質マット25を形成する。
具体的に、上記自硬性無機質材料としては、ポルトランドセメント、スラグセメント、アルミナセメント、シリカセメント、フライアッシュセメント、或いはこれらセメント類に珪砂、シラス、珪石粉等のケイ酸質材料や石膏を混合したもの等を用いることができる。
また、木質材料としては、木片、木材フレーク、木繊維束、古紙繊維、パルプ、漂白パルプ、鋸屑、木粉、或いは木質セメント板廃材の粉砕物等を用いることができる。芯層25bに用いる木質材料は、木片、木材フレーク等の比較的粗いものを用いて軽量化を図るのが望ましい。また、表裏面層25a,25cに用いる木質材料は、細か目の木材フレークや木繊維、パルプ等のように、芯層25bに用いるものよりも細かな木質材料を用いて、表裏面層25a,25cを緻密にし、表面の平滑性や強度的性質を向上させるのが望ましい。特に、表面層25aを、着色顔料を混入した着色表面層にする場合には、後述のオートクレーブ養生において、上記加熱された木質材料に起因する染みや色むらの発生を防止するために、漂白パルプを用いるのが望ましい。
本実施形態では、表面層25a又は表裏面層25a,25bに着色顔料を混入している。このような着色顔料としては、天然、人工のベンガラ、酸化チタン、酸化クロム、カーボンブラック等の無機質顔料、或いはこれら無機質顔料に一部有機質顔料を混入したものを用いることができる。
その他、表裏面層25a,25cや芯層25bに用いる原料としては、パーライト・シラスバルーン等の無機発泡体、硬化促進剤・エフロレッセンス防止剤・耐水性付与剤等のケミカル類を混入することができる。そして、これらの原料には、セメント類等の硬化に必要な水が添加されて、各自硬性半乾式組成物が調合される。
尚、未硬化無機質マット25の成形手段は、上記半乾式成形に限らず、湿式成形により成形することもでき、また、湿式成形と半乾式成形とを組み合わせて成形することもできる。また、未硬化無機質マット25の層の構成は、上記の如き3層構成に限らず、単層や2層にすることもできる。
次に、このようにして得られた未硬化無機質マット25の表面に、第1の装飾用粉粒状物散布装置26を用いて第1の装飾用粉粒状物5を、次いで第2の装飾用粉粒状物散布装置27により第2の装飾用粉粒物6をそれぞれ散布する。
図7及び図8は、上記第1の装飾用粉粒状物散布装置26を拡大して示す説明図であり、この散布装置26は、周面に多数の有底の孔部30を備えた回転ドラム体29(回転ローラ手段)と、この回転ドラム体29の上方からその周面の孔部30に第1の装飾用粉粒状物5を供給するホッパー状供給体31(装飾用粉粒状物供給手段)と、この過剰に供給された第1の装飾用粉粒状物5を回転ドラム体29の表面から除去するブラシロール32と、回転ドラム体29の下方に位置する振動板33(加振手段)とを備えている。
そして、この第1の装飾用粉粒状物散布装置26により、ホッパー状供給体31から第1の装飾用粉粒状物5を回転ドラム体29周面のうちの上部の孔部30に供給し、この供給された第1の装飾用粉粒状物5を、回転ドラム体29の回転に伴って下方に移動させて孔部30から振動板33上に落下させ、その振動板33で振動を加えて略均一に未硬化無機質マット25の表面に散布させるようにしている。
一方、第2の装飾用粉粒状物散布装置27は第1の装飾用粉粒状物散布装置26のコンベア移動方向の下流側(図6(a)で右側)に配置されている。この第2の装飾用粉粒状物散布装置27は図9及び図10に拡大して示すように、上記第1の装飾用粉粒状物散布装置26と同様の構造のもので(第1の装飾用粉粒状物散布装置26と同じ部分については同じ符号を付してその詳細な説明は省略する)、回転ドラム体29とホッパー状供給体31とを有する。異なる構造として、回転ドラム体29の下方には、網状のスクリーン板34(図10には示していない)を介して、すのこ状の可動性遮蔽板35(可動性遮蔽体)が設けられている。36は硬質ゴム製の掻き取り板であり、上記第1の装飾用粉粒状物散布装置26におけるブラシロール32と同様の機能を持つものである。
そして、この第2の装飾用粉粒状物散布装置27により、供給体31から第2の装飾用粉粒状物6を回転ドラム体29の周面上部の孔部30に供給し、この第2の装飾用粉粒状物6を、回転ドラム体29の回転に伴って下方に移動させて孔部30から落下させ、スクリーン板34の網目を通過してその落下の流れを整えた後、遮蔽板35上に落下させる。この遮蔽板35は、第2の装飾用粉粒状物6の落下方向に対し出し入れ可能に形成され、この装飾用粉粒状物6の落下を部分的に遮蔽したり落下方向を変えたりすることができるようになっており、この遮蔽板35の操作により、装飾用粉粒状物6を、波状等の一定パターンや不定形パターン等の不均一な分布となるように、上記第1の装飾用粉粒状物5が略均一に散布された未硬化無機質マット25の表面に散布させる。これによって、第1の装飾用粉粒状物5の一部が、後から散布された第2の装飾用粉粒状物6に覆われ、また、両者が混じり合った部分も生じるので、化粧建築板の表面を石柄調等多彩で変化のある外観にすることができる。
上記第2の装飾用粉粒状物散布装置27のコンベア移動方向の下流側には、第3の装飾用粉粒状物40を部分的(スポット的)に散布可能な第3の装飾用粉粒状物散布装置41が複数基設置されている。尚、この第3の装飾用粉粒状物散布装置41は必要に応じて設置すればよく、この第3の装飾用粉粒状物散布装置41によって第3の装飾用粉粒状物40を散布することができる。
図11は第3の装飾用粉粒状物散布装置41を示す。この図11において、42は装置本体であって、この装置本体42には、第3の装飾用粉粒状物40の供給口43と、圧縮空気供給口44と、第3の装飾用粉粒状物40の散布口45とが開口され、これらは装置本体42内で互いに連通しており、装置本体42内に粉粒状物供給口43から供給された装飾用粉粒状物40を、圧縮空気供給口44に間欠的に供給された圧縮空気によって、粉粒状物散布口45から断続的にかつスポット的に散布するようにしている。このような第3の装飾用粉粒状物40のスポット的な散布によって、先に散布された第1及び第2の装飾用粉粒状物5,6の一部が第3の装飾用粉粒状物40で覆われ、またこれら装飾用粉粒状物5,6,40が混じり合った部分も生じ、化粧建築板の表面をぼかし模様等のさらに装飾性の高い外観にすることができる。
次に、図6(b)に示すように、上記第1及び第2の装飾用粉粒状物5,6、或いは必要に応じて第3の装飾用粉粒状物40が散布された未硬化無機質マット25を略支持プレート24に対応した大きさに切断分離して未硬化無機質板25′を形成し、その未硬化無機質板25′の表面にエンボス凹凸型板50を載置した後、図6(c)に示すように、上記支持プレート24、未硬化無機質板25′及びエンボス凹凸型板50からなる積層体を一組として複数組段積みして段積み物51とし、これを加圧圧締する。この加圧圧締により、各未硬化無機質板25′が圧縮されるとともに、その表面にエンボス凹凸型板50から上記エンボス凹凸模様部4が転刻され、さらにはこのエンボス凹凸模様部4の表面に第1及び第2の装飾用粉粒状物5,6、或いは第3の装飾用粉粒状物40が半埋設状態等の状態で付着した未硬化無機質板25′を形成する。
ここにおいて、上記実施形態2に係る化粧建築板Bのように表面に目地溝凹部7を有する場合には、その目地溝凹部7の形成に対応するエンボス凹凸型板50の凸部50a表面に、着色表面層1aの色調とは異なる色調の第4の装飾用粉粒状物8を付着させておくことができる。このことで、上記エンボス凹凸模様部4を有する無機質板25′の表面に目地溝凹部7を転刻するとともに、該目地溝凹部7の底面に第4の装飾用粉粒状物8を付着させることができ、目地溝凹部7と表面化粧部2とが色調的に識別され、自然感に富んだ施工外観に形成することができる。
上記エンボス凹凸型板50の凸部50a表面に第4の装飾用粉粒状物8を付着させる場合、その手段が特に限定されるものではないが、図12(a)〜図12(c)にその一例を示す。すなわち、先ず、図12(a)に示すように、エンボス凹凸型板50を凹凸面が下向きになるように配置して、その凹凸面に離型剤52をスプレーガンやスポンジロール等の塗布装置53で塗布する。離型剤52としては、灯油等の鉱物油や脂肪酸等汎用されているものを用いることができる。次に、図12(b)に示すように、この離型剤52を塗布したエンボス凹凸型板50の凸部50a表面を、第4の装飾用粉粒状物8が撒かれたベルトコンベア等の平板54上の平面に押し付ける。この押付けによって、図12(c)に示すように、凸部50a表面(下端面)に第4の装飾用粉粒状物8が付着したエンボス凹凸型板50を得ることができる。
次いで、図6(d)に示すように、上記加圧圧締により形成された、表面にエンボス凹凸模様部4を有する未硬化無機質板25′を上記段積み状態のまま、例えば加熱設備62に入れ、その内部で通常50℃〜80℃の温度で、数時間〜10数時間、1次養生する。この1次養生によって、未硬化無機質板25′は半硬化状態となり、適度な強度が付与されるので取り扱い易くなる。そして、この1次養生後、1次加熱設備62から取り出して段積み状態を解体することで、図6(e)に示す如く、硬化無機質板25″が得られる。尚、この解体後に無機質板25″から分離された支持プレート24やエンボス凹凸型板50は再利用する。
次に、図6(f)に示すように、上記取り出された無機質板25″を複数枚互いに隙間をあけて段積みし、オートクレーブ63内でオートクレーブ養生する。オートクレーブの養生条件は、適宜設定することができるが、通常、最大温度が180℃以下程度の温度条件で数時間〜10数時間行う。尚、オートクレーブ養生前の無機質板25″に、透明ないし半透明性のシーラー塗料等により、下地塗装を施すことができる。このようなシーラー塗装は、オートクレーブ養生時に生じることがあるエフロレッセンスを抑止する効果がある。
このようにして得られた、硬化無機質板25″の表面に、クリアー塗装やカラークリアー塗装等の透明性塗料を塗布する。以上で、図6(g)に示すように、本実施形態に係る化粧建築板A,Bが得られる。従って、本実施形態に係る化粧建築板の製造方法によれば、化粧建築板A,Bを生産性良く得ることができる。
本発明の実施形態1に係る化粧建築板の全体構成を示す平面図である。 実施形態1に係る化粧建築板の要部拡大平面図である。 図2のIII−III線断面図である。 本発明の実施形態2に係る化粧建築板の要部拡大平面図である。 図4のV−V線断面図である。 本発明の実施形態に係る化粧建築板の製造方法を概略的に示す工程図である。 第1の装飾用粉粒状物散布装置を拡大して示す正面図である。 図7のVIII方向矢視図である。 第2の装飾用粉粒状物散布装置を拡大して示す正面図である。 図9のX方向矢視図である。 第3の装飾用粉粒状物散布装置を拡大して示す正面図である。 エンボス凹凸型板の凸部表面に第4の装飾用粉粒状物を付着させる工程を例示する工程図である。
符号の説明
A,B 化粧建築板
1 矩形状無機質基板
1a 表面層
2 石柄調表面化粧部
3 継ぎ目模様部
4 エンボス凹凸模様部
5 第1の装飾用粉粒状物
6 第2の装飾用粉粒状物
7 目地溝凹部
8 第4の装飾用粉粒状物
25 未硬化無機質マット
25′ 未硬化無機質板
25″ 硬化無機質板
25a 表面層
26 第1の装飾用粉粒状物散布装置
27 第2の装飾用粉粒状物散布装置
29 回転ドラム体(回転ローラ手段)
30 孔部
31 ホッパー状供給体(装飾用粉粒状物供給手段)
33 振動板(加振手段)
35 可動性遮蔽板(可動性遮蔽体)
40 第3の装飾用粉粒状物
41 第3の装飾用粉粒状物散布装置
50 エンボス凹凸型板
50a 凸部

Claims (5)

  1. 表面に多数の孔部を有し、該孔部から第1の装飾用粉粒状物を落下させる回転ローラ手段と、該回転ローラ手段の孔部に第1の装飾用粉粒状物を供給する装飾用粉粒状物供給手段とを少なくとも備えた第1の装飾用粉粒状物散布装置を用いて、未硬化無機質マットの表面に第1の装飾用粉粒状物を散布する工程と、
    表面に多数の孔部を有し、該孔部から第2の装飾用粉粒状物を落下させる回転ローラ手段と、該回転ローラ手段の孔部に第2の装飾用粉粒状物を供給する装飾用粉粒状物供給手段と、上記回転ローラ手段の孔部から落下する第2の装飾用粉粒状物の落下を遮断し又は落下方向を変える可動性遮蔽体とを備えた第2の装飾用粉粒状物散布装置を用いて、上記第1の装飾用粉粒状物が散布された未硬化無機質マットの表面に、第1の装飾用粉粒状物の一部を覆うように、第2の装飾用粉粒状物を散布する工程と、
    上記第1及び第2の装飾用粉粒状物が散布された未硬化無機質マットの表面にエンボス凹凸型板を載置して該未硬化無機質マットを加圧圧締した後に養生し、表面に上記第1及び第2の装飾用粉粒状物が固着された、凹凸模様部を有する無機質板に形成する工程とを少なくとも備えていることを特徴とする化粧建築板の製造方法。
  2. 請求項に記載の化粧建築板の製造方法において、
    第1の装飾用粉粒状物散布装置は、回転ローラ手段の孔部から落下した第1の装飾用粉粒状物を、振動を加えながら散布する加振手段を備えていることを特徴とする化粧建築板の製造方法。
  3. 請求項1又は2に記載の化粧建築板の製造方法において、
    第1及び第2の装飾用粉粒状物が散布された未硬化無機質マットの表面に、第3の装飾用粉粒状物散布装置によって、第1及び第2の装飾用粉粒状物の少なくとも一方の一部を覆うように第3の装飾用粉粒状物を部分的に散布する工程を備えていることを特徴とする化粧建築板の製造方法。
  4. 請求項1〜3のいずれか1つに記載の化粧建築板の製造方法において、
    エンボス凹凸型板の凸部は目地溝凹部を形成するための凸部であり、
    上記凸部表面に第4の装飾用粉粒状物を付着させる工程を有し、
    未硬化無機質マットをその表面にエンボス凹凸型板を載置して加圧圧締することにより、エンボス凹凸型板の凸部により目地溝凹部を形成するとともに、該目地溝凹部に固着している装飾用粉粒状物を覆うように上記第4の装飾用粉粒状物を固着させることを特徴とする化粧建築板の製造方法。
  5. 請求項1〜4のいずれか1つに記載の化粧建築板の製造方法において、
    未硬化無機質マットの表面層は、着色顔料が混入された着色表面層に形成されていることを特徴とする化粧建築板の製造方法。
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