JPH01192558A - 多色印刷機用見当制御装置 - Google Patents

多色印刷機用見当制御装置

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JPH01192558A
JPH01192558A JP63018267A JP1826788A JPH01192558A JP H01192558 A JPH01192558 A JP H01192558A JP 63018267 A JP63018267 A JP 63018267A JP 1826788 A JP1826788 A JP 1826788A JP H01192558 A JPH01192558 A JP H01192558A
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三上 憲明
Toshiaki Masuda
増田 俊朗
Akira Oshima
章 大島
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渡辺 一
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は多色印刷機において、特に印刷中の印刷物の各
色の見当を自動的に合わせるための多色印刷機用見当制
御装置に関する。
〔従来の技術〕
従来、多色印刷機における各色の見当合せは手動で行な
われており、試し刷りを行なって各色の見当ずれ量を人
間が確認し、印刷機の見当調整装置によって色見当を合
わせていた。
通常の多色印刷物は、プロセス4色(墨、藍、赤、黄)
のインキを一枚の印刷用紙の上に刷り重ねてあり、この
各色の印刷の位置関係が正しければ問題はないが、位置
関係が狂うと(見当不良或いは見当ずれと呼ぶ)印刷品
質が著しく劣化してしまい、その許容量は±5 / 1
00 w以下という厳しい精度が要求されるため、見当
合せ作業は印刷機のオペレータにとって大きな作業負荷
であった。
このため最近では、多色印刷機において自動的に色見当
を合わせる装置が各社で開発され、発表されてきている
。その−例として、“特開昭60−129261号”に
よる見当調整装置は、版材上に特殊なマークを入れて版
材の位置関係を合わせることにより、印刷開始前に色見
当を合わせようとするものである。
〔発明が解決しようとする課題〕 しかしながら、この種の装置においては版材上にマーク
を入れることは手間がかかる。また、版材の位置関係が
合っても、印刷用紙の伸縮のために正確な見当合せがで
きないという問題があり、実際にはそれほど利用されて
いない。一方、上記以外に印刷用紙上の各色で印刷され
た特別なマークを、光学センサで読みとって見当合せを
行なう装置もあるが、この種の装置においても、特別な
マークを入れる手間や用紙の無駄等の大きな問題点が残
されている。
本発明は上述のような問題を解決するために成されたも
ので、その目的は特別な見当合せ用マークを新たに用い
ることなく、高精度に色見当を合せることが可能な構成
が簡単で多色印刷機に最適な多色印刷機用見当制御装置
を提供することにある。
〔課題を解決するための手段〕
上記の目的を達成するために本発明では、基準色に対す
る他の色の見当ずれ量と見当ずれ修正方向を各色毎に検
出し、この検出結果に基づいて各色の版胴を移動せしめ
て基準色との見当ずれをなくすことによって全色の見当
を一致させる多色印刷機用見当制御装置を、 絵柄とともに印刷される十字トンボの画像を入力するカ
ラーカメラと、カラーカメラから出力されるR、G、B
の画像信号を記憶する記憶手段と、以下の(al〜(d
)の機能手段を有する演算手段と、演算手段からの演算
結果に基づいて見当制御信号を発生する手段とを備えて
構成している。
(a)記憶手段からR,G、Bの画像信号を読み出す機
能手段。(b)R,G、Hの画像信号から各色毎の十字
トンボ画像のレベルデータを作成する機能手段。(C)
各色毎の十字トンボ画像のレベルデータに対して、十字
トンボ画像の縦または横の一方向についてオペレータ演
算を行ない、十字トンボの線の一部を検出した時点でそ
れまでの演算方向と直交方向にオペレータ演算を行なう
ことによって、各色毎の十字トンボの中心を検出してそ
の座標位置を演算する機能手段。fdl各色の十字トン
ボの中心座標位置どうしの差を演算することによって各
色の見当ずれ量と見当ずれ方向を演算する機能手段。
〔作 用〕
従って本発明によれば、多色印刷機において、特別な見
当合せマークを入れることなしに、従来から製版で用い
られた十字トンボを利用して自動的に各色の見当合せを
行なうことが可能となる。
〔実施例〕
以下、図面を参照して本発明の一実施例について説明す
る。
第1図は、本発明による多色印刷機用見当制御装置の全
体構成例を示す概要図である。なおここでは、オフセッ
ト輪転印刷機に適応した実施例について説明するが、対
象となる印刷機がオフセット枚葉印刷機であっても何ら
問題はない。
第1図において、ロール状の巻取紙10が印刷ユニット
20a〜20dに供給され、各ユニットで墨、藍、赤、
黄の各色の絵柄が順次印刷される。
例えば、墨ユニット20aは、表用版胴22a、裏用ゴ
ム胴24a、黒用ゴム胴26a、実用版胴28aから構
成され、2つのゴム胴の間を巻取紙10が通過する際に
墨インキが加圧転移され、印刷が実施されることとなる
。これは、他のユニット20b、20c、20dについ
ても同様である。
ここでは、印刷用紙の表面の見当合せについてのみ説明
を行なうが、裏面についても同じ要領で実施可能である
ためその説明を省略する。また、各色の見当合せのため
には、版胴22を回転方向及びその回転軸方向に位相調
整を行なうことによって見当調整を行っているが、その
調整は通常“特公昭55−25062号”等に開示され
ているように、各版胴に設けられた位相合せ用モータ2
1a、21b。
21c、21dを駆動して行なっており、公知であるの
でここではその詳しい説明を省略する。
各印刷ユニットにて各色の印刷を完了した巻取紙10は
、ドライヤ30にて熱風乾燥され、クーリング部32に
て冷却され、ウェブバス部34、折機部36を経て排出
される。ここで、ウェブパス部34の一部にはフリーガ
イドローラー40(以下、フリーローラーと称する)が
設けられており、フリーローラー40に巻付いた巻取紙
10の十字トンボを入力するためにストロボ46と、カ
ラーカメラ50として入力画像をR,G、Bの画像信号
に色分解して出力するカラーテレビカメラが設けられて
いる。なお、カラーカメラ50はカラーテレビカメラに
限定されることなく、カラーラインセンサカメラを用い
ることもできる。巻取紙の進行方向において、カラーカ
メラ50の直前には反射型ビームセンサー52が取付け
られており、これは巻取紙lO上に連続して印刷される
絵柄60の印刷開始位置に設けられているスタートマー
ク62を読取るためのものである。
第2図は、絵柄(十字トンボを含む)とスタートマーク
の関係を示す模式図である。ここで、版胴22等の回転
から絵柄のスタート位置がある程度判別できるなら、ス
タートマーク62及び反射型ビームセンサー52は不用
となる。これらは、あくまでカラーカメラ50によって
、絵柄内にある十字トンボ64を入力する際のタイミン
グ制御を行なうためのものである。
一方、カラーカメラ50からの画像信号と、反射型ビー
ムセンサ52からのスタートパルスは見当制御回路44
に入力され、見当制御回路44にて各色間の見当ずれ量
が算出され、それに応じて必要とされる分だけ各印刷ユ
ニットの版胴位相合せ用モータ21a、21b、21c
、21dを駆動して見当合せが完了する。ここで、見当
合せは連続する印刷物全数に対応して制御を行なっても
よいし、数枚に1回の制御を行なってもよい。
第3図は、見当制御回路44の構成例を示すブロック図
である。なお本実施例では、カラーカメラ50としてカ
ラーテレビカメラを用いた場合について説明する。
第3図において、カラーカメラ50はR,G。
Bビデオ(画像)信号VR、Vc 、Vaを、それぞれ
2値化回路101,102,103に出力している。2
値化回路101,102,103では、予め設定されて
いるスレッショルドレベル(しきい値)により、入力さ
れるR、G、Bビデオ信号Vat 、Vc 、Vmを2
値化し、2値化信号BR1BG、BBとして出力する。
すなわち、R,G。
Bビデオ信号では、それぞれ補色関係にある盟、赤、黄
について大きな出力レベルが得られ、墨についてはR,
G、Bビデオ信号全てにて大きな出力が得られる。この
関係を利用して適切なスレッショルドレベルを設定する
ことにより、2値化回路101からは藍と墨のトンボの
画像を表わす2値化信号BRが出力され、2値化回路1
02゜103からはそれぞれ赤と墨のトンボの画像、黄
と墨のトンボの画像を表わす2値化信号BG、  B1
0が出力される。この2値化信号B、I、BG、B、は
、それぞれR,G、8画像メモリ111,112゜11
3に入力されており、R,G、8画像メモリ111、1
12.113ではメモリ制御回路120からのメモリ制
御信号MCに応じて、2値化信号BR、BGl、Bgの
書き込みを行なう。
ここで、カラーカメラ50からの巻取紙上のトンボを含
む画像の取り込みは、タイミング制御回路110で制御
される。すなわち、ビームセンサ52が巻取紙10上の
スタートマークを読み取ると検出信号DTが出力され、
タイミング制御回路110はこの検出信号DTが入力さ
れると、ストロボ46に発光信号Sを出力することによ
ってストロボ46を発光させ、カラーカメラ5oに巻取
紙10上のトンボの画像を撮像させる。
また、タイミング制御回路110は、検出信号DTの入
力時に画像入力信号■をデータ演算処理部130へ出力
し、データ演算処理部130はこの時メモリ制御回路1
20へ出力している制御信号CTにより、R,G、8画
像メモリ111゜112.113にカラーカメラ50か
ら2値化回路101,102.103を経たトンボの2
値画像を書き込ませる。その後、データ演算処理部13
0では、R,G、8画像メモリ111.112゜113
及びBK画像メモリ114からのデータD++ 、Dc
 、Da 、DIKを用いて演算等の処理を行なうこと
により、見当の修正量を求める。ここで、画像メモリか
らのデータの読み出し及び画像メモリへのデータの書き
込みは、メモリ制御回路120からR,G、B、BK画
像メモリ111゜112.113,114へのメモリ制
御信号MCによって行なわれ、メモリ制御回路120へ
の読み出しまたは書き込みの指示は、データ演算処理部
130からの制御信号CTによって行なわれる。
なおりK画像メモリ114には、R,G、 8画像メモ
リ111,112,1.13のデータから演算処理によ
って得られる墨トンボの2値画像が格納される。
次に、見当制御回路44のデータ演算処理部130によ
る見当制御動作について、第4図のフロー図を用いて説
明する。
見当制御回路44が、カラーカメラ5oがら巻取紙10
上のトンボの画像を取り込み終わった時点で、R,G、
 8画像メモリ111,112゜113にはそれぞれ藍
、赤、黄のトンボと共に墨のトンボが含まれている画像
が格納されている。
データ演算処理部130は、まずステップs1において
、各画像メモリのデータから墨、藍、赤、黄のトンボが
分離した2値画像を演算により求める。次にステップS
2において、見当合せの基準とする色のトンボの2値画
像から、画像の2次元平面における位置としてトンボ(
十字トンボ)の中心座標位置を求め、これを見当合せの
基準座標位置とする。ここで、見当合せの基準色として
通常型か赤が選ばれることが多いが、基準色の設定は見
当制御装置のオペレータが任意に選ぶことができるよう
にしてもよい。
その後、各色の見当修正動作に入り、ステップS3にお
いて修正を行なう対象色のトンボの2値画像からトンボ
の中心座標位置を求める。次にステップS4において、
求められた対象色のトンボの中心座標位置と基準座標位
置との差を、X方向とY方向すなわち印刷物の縦方向と
横方向について演算する。
次に、差の大きさについて予め許容値を決めておき、ス
テップS5において演算結果の差が許容値よりも大きい
かそれ以下であるかを比較し、差が許容値よりも大きい
場合には見当がずれているとして、ステップS6におい
て見当修正量および修正方向を印刷機の見当調整装置に
出力し、差が許容値以下の場合には見当が正常(合って
いる)としてステップS7に移行し修正は行なわない。
ここで、修正の対象色のトンボの中心座標位置と基準座
標位置との差の許容値は通常5/100龍程度でよく、
また許容値は固定値でなく他の値に設定変更できるよう
にしてもよい。以上のような見当修正動作を、4色全て
について同様に行なう (ステップS8)。
次に、見当制御動作における各色毎のトンボの2値画像
への分離方法(第4図のステップSl)について詳しく
説明する。
第5図(a)〜(h)は、各色毎のトンボ画像の分離の
様子を示す模式図である。同図(a)はカラーカメラ5
0で撮像される時の4色のトンボが含まれた画像であり
、同図(b)、 (C1,(dlはカラーカメラ50に
よる撮像後のR,G、B2値画像である。なお、同図(
a)、 (b)、 (C1,+d+では説明の便宜のた
め、墨、藍、赤、黄のトンボについて異なる線で表現し
ている。
前述のように、Rの2値画像(同図(b))には藍と墨
のトンボが、またGの2値画像(同図(C))には赤と
墨のトンボが、さらにBの2値画像(同図(d))には
黄と墨のトンボが含まれている。見当制御回路44のデ
ータ演算処理部130は、まずR2O,B2値画像から
墨トンボだけを分離した2値画像を作成する。すなわち
、墨トンボはR,G。
B22値像全ての同座標位置に存在するので、各画像の
同座標位置の画素データ同士が共通であるかどうかを調
べると墨トンボの有無がわかる。ここでは、2値画像で
あるので画素データは“O”か“1”となっており、画
素データ同士の論理和の演算を行なうことにより、結果
が“1”であれば演算を行なった画素が墨トンボである
かどうかわかることになる。データ演算処理部130に
よる具体的な処理例は、第6図に示すフロー図における
ステップ311〜S14のようになる。ここで、論理和
の演算に用いる画素データはR,G。
B22値像全てでなくともよく、その内の2種類の2値
画像の画素データのみを用いてもよい。
このようにして求められた墨トンボの2値画像(Q)の
データはBK画像メモリ114に格納され、他の色のト
ンボを分離するのに使用される。すなわち、第5図にお
けるR、G、B2値画像(b)、 (C)。
(dlから墨トンボの2値画像(c)を取り除くと、藍
トンボの2値画像(f)、赤トンボの2値画像(幻、黄
トンボの2値画像(h)が得られる。例えば、藍トンボ
の2値画像を分離する場合、データ演算処理部130は
Rの2値画像と墨トンボの2値画像の同座標位置の画素
データ同士の差を演算することによって、藍トンボの2
4!画像データが得られる。
この具体的な処理例は、第6図に示すフロー図における
ステップ315〜S18のようになる。
なお、赤と黄のトンボの2値画像の分離も、藍トンボの
場合と同様にして行なう。そして、以上のようにしてR
,G、B2値画像のデータから得られた藍、赤、黄のト
ンボの2値画像のデータは、それぞれR,G、8画像メ
モリ111,112゜113に格納され、以後の見当制
御の処理に用いられる。
次に、見当制御動作におけるトンボの2値画像からトン
ボの中心座標位置を求める方法(第4図のステップS2
およびB3)について詳しく説明する。
例えば、ある色の2値画像が第7図(alのようになっ
ていたとする。この画像データに対し、見当制御回路4
4のデータ演算処理部130は、あるオペレータ演算を
行なうことによってトンボの中心座標位置を求める。こ
のオペレータ演算は、画像中の縦n画素、横n画素の領
域の画素データそれぞれと、予め決められた係数との積
を求め、さらにnxn個の積の総和を求めることにより
行なわれる。ここで、nの値は任意に決めてよいが、n
の値を大きくするほど演算によるトンボ検出の精度は上
がるが、反対に演算が複雑となり時間を費す。そこで、
通常n値としては3〜5の値が使用されることが多く、
本実施例ではn−5とする。
オペレータ演算の係数を画像上の縦n画素、横n画素の
領域に重ね合せられる形で表現すると、第8図のように
なる。
画像を構成する各画素の位置をXY座標に対応させ、座
標(X、Y)の画素におけるオペレータ演算を示す式は
次のように表わされる。
オペレータ演算係数:aI+J 座標(X、Y)の画素データ:I)X、Yとすると、オ
ペレータ演算結果: T (XI Yl  は、”” 
 aolo HDx、y。(a 110 HDx+1.
v。(a2*O’  Dx+z、y。(a  3.o 
 ° DX+3.Yl24+0 ’ Dx+4.y。(
a O+ l HDx+y++。(al+I°D X4
11 v+++ a z、 +°DX+2+’/4I4
a ff+ I HDx+yrv++。(a 4+ I
 HDX+4+’+’+1+ a O+2  ° D 
XI y+z+ a  l+  2  ° Dx+++
v+z。(az+z ’ DX+Z+Y+2。(a12
 ’ Dx+t、y+z。(a  4+z  ’  D
X+4.Yl2。(aO1:l  ’  DX+Y+3
XI I+ 3  ’  D X+I+ y+z+ a
 2+ 3  ° Dx+z+y+z+ a ff、 
3°D に◆1+ y+3+ 24+ 3°Dx。(a
+v+x。(aO+4° DX、Yl4  +21+4
° DX÷I+V+4。(az+<Dx+z+y*4 
+ a3r4I)l++3−’I+4+ a 41 a
 D x。(a、 v+4となる。
第7図(alのトンボの2値画像の画素データは同図f
dlや(clに示す通り、トンボの存在する画素は“1
”、存在しない画素は“0”となっている。
トンボの存在する領域でオペレータ演算を行なうと、そ
の結果T (XI v+  は大きくなり、T(X、Y
l  の大きさによってトンボの存在することが検出で
きる。そして、画像全体の画素においてオペレータ演算
を行なうことによって、トンボの中心座標位置を求める
ことはできるが、そのためには演算回数が膨大な量とな
り時間がかかりすぎる。
そこで本実施例では、効率的な演算処理によってトンボ
の中心座標位置を求めるために、最初にオペレータ演算
を行なう処理座標位置を画像の端から一方向に移しなが
ら演算し、トンボの線の一部分を検出した時点で、今度
はそれまで移してきた方向とは直交方向に処理座標位置
を移して演算を行ない、トンボの中心座標位置を検出す
る。
この場合の詳細な手順について、第7図の模式図と第9
図のフロー図を用いて説明する。
画像メモリ内のトンボの画像は第7図fa)のようにな
つており、カラーカメラ50で撮像する際の画面の縦横
方向は、巻取紙10上の印刷絵柄の縦横にほぼ一致させ
ると、トンボの線は画像の縦横方向(XY力方向に平行
となっている。また、カラーカメラ50の解像度はトン
ボの線の太さco、io〜0.15++n)に合せてお
くと、画像内でトンボの線は1〜2画素の幅となる。
まず、ステップS20においてオペレータ演算を行なう
処理座標位置は、第7図(a)のように画像の一番端と
する。次に、ステップS21において演算領域のデータ
を画像メモリから読み出し、ステップ322においてオ
ペレータ演算を行なう。
前述したように、オペレータ演算を行なった領域にトン
ボが存在すると、演算結果T (X、。の値は大きくな
る。よって、T (X、 Y)に適当なスレッショルド
値Txを設定することによってトンボを検出でき、でき
ることから、ステップ323においてT(X、V)  
とTxとの比較を行なう。ここで、最初はトンボの一部
分を検出することから、本実施例ではT、=4程度に設
定する。
以上の比較により、演算結果T (X、 v+ がスレ
ッショルド値T、より小さい場合、すなわちトンボが検
出されない場合には、ステップS24において、オペレ
ータ演算を行なう処理座標位置をX方向に1画素ずらす
。第7図(a)では、オペレータ演算の領域は画像上の
矢印方向に1画素ずつ移動させてオペレータ演算を繰り
返す。このようにして処理座標位置を移してゆき、第7
図(b)のようにトンボの上にオペレータ演算の領域が
重なると、演算結果T (XI y)はスレッショルド
値Tや以上となる。トンボの中心は、トンボの線の一部
分が検出された座標位置から、それまで処理座標位置が
移ってきた方向と直交方向に存在する。よって、演算結
果T(x+y+ がスレッショルド値下2以上となった
位置からは、ステップS25において処理座標位置のX
を一定としたままY方向に1画素ずつずらす。第7図(
b)では、ステップ326.S’27において、画像上
の矢印方向にオペレータ演算の領域を移動させてオペレ
ータ演算を行なう。
次に、演算結果T (XI v+ に適当なスレッショ
ルド値T7を設定することにより、トンボの中心座 。
標位置を検出することができることから、ステップ32
8においてT (XI v+  とTvとの比較を行な
い演算結果T (X、。がスレッショルド値下7以上と
なるまで演算領域を移動させてオペレータ演算を繰り返
す。本実施例では、スレッショルド値をT、=8程度に
設定する。このようにして処理座標位置を移してゆき、
第7図(C)のようにトンボの中心にオペレータ演算の
領域が重なると、演算結果T (XI v+ はスレッ
ショルド値下7以上となり、トンボの中心が検出される
ことになる。そして、この時の処理座標位置がトンボの
中心座標位置となる(ステップ529)。
以上のようなオペレータ演算を各色のトンボの画像に対
して行なうことにより、各色のトンボの中心座標位置が
求められ、さらにこれらの座標位置の差から見当ずれの
量および方向が求められ、見当の修正に用いられる。
尚、上記実施例では、第2図に示したようにスタートマ
ーク直後の十字トンボ64aのみで色見当の制御を行な
ったが、巻取紙10の流れ方向の2つの十字トンボ64
aおよび64bに同様な処理を行なうことによって、版
のひねり見当に対する修正も可能となる。
また、カラーテレビカメラにかえてカラーラインカメラ
を用いることも可能であり、この場合にはストロボを通
常の照明光源に代え、画像の取り込みのタイミングをと
るためにロータリーエンコーダをフリーローラ40に取
り付ければよい。
さらに、第3図のデータ演算処理部130による一連の
処理は、CPUによってもその他の回路構成によっても
実現可能である。
〔発明の効果〕
以上説明したように本発明によれば、特別な見当合せ用
マークを新たに用いることなく、高精度に色見当を合せ
ることが可能な構成が簡単で多色印刷機に最適な多色印
刷機用見当制御装置が提供できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明による多色印刷機用見当制御装置の一実
施例を示す概要構成図、第2図はスタートマークと十字
トンボの関係を示す模式図、第3図は同実施例における
見当制御回路の一例を示すブソロク図、第4図は第3図
における見当制御回路の見当制御処理の概略を説明する
ためのフロー図、第5図fa)〜(h)は各色毎のトン
ボ画像の分離の様子を示す模式図、第6図は各色毎のト
ンボ画像の分離の処理を説明するためのフロー図、第7
図(a)〜telはトンボの中心座標位置を求めるオペ
レータ演算の様子を示す模式図、第8図はオペレータ演
算の係数を示す模式図、第9図はトンボの中心座標位置
を求める処理を説明するためのフロー図である。 44・・・見当制御和回路、46・・・ストロボ、50
・・・カラーカメラ、52・・・ビームセンサ、110
・・・タイミング制御回路、111〜114・・・画像
メモリ、120・・・メモリ制御回路、130・・・デ
ータ演算処理部。 出願人代理人 弁理士 鈴 江 武 彦第4図 第6図 (a)         (b) □入ミ 一一一一−アイ 一一一所、 (f) (c)        (d)         (c
)第 5 図

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 基準色に対する他の色の見当ずれ量と見当ずれ修正方向
    を各色毎に検出し、この検出結果に基づいて各色の版胴
    を移動せしめて基準色との見当ずれをなくすことにより
    、全色の見当を一致させるようにした多色印刷機用見当
    制御装置において、絵柄とともに印刷される十字トンボ
    の画像を入力するカラーカメラと、前記カラーカメラか
    ら出力されるR,G,Bの画像信号を記憶する記憶手段
    と、以下の(a)〜(d)の機能手段を有する演算手段
    と、前記演算手段からの演算結果に基づいて見当制御信
    号を発生する手段と、を備えて成ることを特徴とする多
    色印刷機用見当制御装置。 (a)前記記憶手段からR,G,Bの画像信号を読み出
    す機能手段。 (b)前記R,G,Bの画像信号から各色毎の十字トン
    ボ画像のレベルデータを作成する機能手段。 (c)前記各色毎の十字トンボ画像のレベルデータに対
    して、十字トンボ画像の縦または横の一方向についてオ
    ペレータ演算を行ない、十字トンボの線の一部を検出し
    た時点でそれまでの演算方向と直交方向にオペレータ演
    算を行なうことによって、各色毎の十字トンボの中心を
    検出してその座標位置を演算する機能手段。 (d)各色の十字トンボの中心座標位置どうしの差を演
    算することによって各色の見当ずれ量と見当ずれ方向を
    演算する機能手段。
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