JP3095738B1 - 色間見当誤差修正方法 - Google Patents

色間見当誤差修正方法

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Abstract

【要約】 【課題】 ウェブに皺、ゆれ等の異常発生の有無判定の
所定範囲内にある座標を持つ基準マークを設定し、設定
した基準マークより見当マークの基準座標を設定して精
度の高い見当誤差の検出が出来るようにするとともに、
高速にして円滑の色間見当修正を可能とした色間見当誤
差修正方法を提供する。 【構成】 制御部17よりの指令により、検出切り替え
部15、エンコーダ11、一対のストロボ13とカメラ
12とを介してを見当マーク群10aの静止画像を取り
込み、画像処理部16aで取り込んだ画像のA/D変換
と2値化により、各色別見当マーク、基準マークの重心
座標の算出を行なう。ついで、検知処理部16bで基準
マークの異常の有無判定をするとともに各見当マークの
基準座標の算定する。ついで、見当マークの検出値と比
較して偏差値を算出して修正量を算出して、算出データ
を修正処理部20へ送る。修正処理部20では修正量の
大小に応じて、そのまま修正するか、平均処理をする
か、不感帯値処理に分け、見当モータ21を適宜処理す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、多色輪転印刷機に
おける色別の見当誤差を検出修正する色間見当誤差修正
方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、多色輪転印刷においては、各色に
ついての印刷位置の正確な整合がされてないと予定した
画像が得られないので、各色の見当誤差を検出して見当
誤差の修正に対し種々努力されてきている。
【0003】多色印刷の見当誤差の検出方法で従来から
行なわれている方法は、印刷された見当マークを検出す
る方式と版胴に装着した版板上の見当マークを検出する
方式があるが、殆どが前者の方式が使用されている。
【0004】例えば特開昭58−20457号公報の提
案は、見当ずれ検出装置で撮像信号から2本のバー型マ
ークをメモリに格納した後、2本のバーの天地及び左右
の座標差を求め、設定値との偏差を求め、見当誤差を求
めている。
【0005】更に天地方向の見当誤差検出方法として
は、特開昭62−23493号公報の提案があり、該提
案によると、ウェブの流れ方向に流れに直角の2本の平
行バーよりなる一対のマークを版胴毎に印刷し、該マー
クの読取りにより印刷の輪郭線はみ出しにより形成され
たマーク輪郭線の余剰部分を相殺して精度の高い見当マ
ークの読出を図るとともに、2本のバーの中心位置を検
出して、予め設定してある基準位置との偏差を求め、見
当誤差を検出している。
【0006】更に、左右方向の見当誤差検出方法として
は、特開昭62−231755号公報開示の提案があ
る。該提案によると、各印刷部毎の見当マークをウェブ
の走行方向に直行する辺と斜行する辺を持つ一対の三角
形で形成し、走行するウェブ上に印刷された上記見当マ
ークの画像を読みとり、前記一対の三角形の間隔の色毎
のズレを見当誤差として検出するようにしたものであ
る。
【0007】上記、複数の提案にはズレ設定の対象とな
る基準位置があいまいであった。特開平8−52861
号公報の提案においては、見当マークを各版胴の上流側
に設け、色刷り終了の最終段階のウェブ上には流れに直
角に単列ないし2次元配列の見当群を設けるようにし、
各見当マークの重心座標を求めて予め定められた基準座
標に対する偏差値を算出するか、または色別マークの内
黒マークを基準にして算出して見当誤差の検出してい
る。
【0008】上記各提案に見るように、偏差算定は色別
見当の内、先行する黒(スミ)マークを基準座標にして
いる。然し、特開昭63−22651号公報開示の提案
では、図6(A)に示すように菱形の単列見当マーク群
を使用してウェブの縁に流れ方向に設ける構成とし、先
行する印刷機102で黒マーク202と203をウェブ
走行方向に距離dx4を置いて印刷し、ついで印刷機1
03、104、105によりそれぞれ距離dx 1を置い
てシアンマーク204、マゼンダマーク205、青マー
ク206を印刷し、最終色刷り後においては図に示す見
当マーク群を形成するようにしてある。
【0009】即ち、色別見当マークのシアンマーク20
4、マゼンダマーク205、青マーク206の上流及び
下流に黒マーク202、203よりなる基準座標を持つ
基準マークを設け、二つの基準マークの基準座標より算
定される距離dx4を前記見当誤差検出の基準にしてい
る。そして、同図(B)に示すように、CCD撮像機2
10は版胴回転の位相に関連する信号で図の矢印C方向
の1次走査をし、引き続きクロック信号に基づいて前記
走査を短時間毎に繰り返し継続するようにしている。
【0010】上記特開昭63−22651号公報の提案
は、上記のように見当マーク群の両端に基準座標を持つ
二つのマークを設けてあるため、印刷中のウェブに皺
や、ないし湿度や湿り水等に起因するファンアウトの影
響を受けて起きるウェブの 「ゆれ」のある場合は前記
基準座標にも変動が出るため、基準マークの検出座標値
に異常を認めた場合は見当マークの見当誤差の算定基準
から除外して誤差検出の誤りを事前防止するようにして
いる。然し、見当マーク群の配列が単列の1次配列にし
てあるために、検出幅が狭くなり、複雑な皺、ゆれには
対処できない欠点を持っている。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】上記したように従来の
何れの提案においても、皺及び「ゆれ」に対する対策は
十分でなく、高速運転をする多色輪転印刷機においては
見当誤差検出の誤りによる無駄な修正を無くすることは
歩留まり向上の点からも必要とされ、且つ各見当マーク
の基準座標の設定は見当誤差検出の根幹をなすもので、
その基準座標の設定に必要な算定基準を、ウェブの走行
状況に対応させて設けることが強く望まれている。
【0012】本発明は、上記問題点に鑑みなされたもの
で、ウェブに皺、ゆれ等の異常発生の有無判定をなし、
異常発生無しの所定範囲内にある座標を持つ基準マーク
を設定し、設定した基準マークより見当マークの基準座
標を設定して精度の高い見当誤差の検出が出来るように
するとともに、高速にして円滑な色間見当修正を可能と
した色間見当誤差修正方法の提供を目的とするものであ
る。
【0013】
【課題を解決するための手段】そこで、本発明は、走行
ウェブ上に各版胴毎に色別の見当マークを印刷して走行
方向に直列状に見当マーク群を形成させるとともに、各
版胴の回転と同期して回転するエンコーダの出力する基
準パルスに基づいて光源を閃光させ、これと同期して各
見当マークの位置関係を示す静止画像を読取り、読み取
った各見当マークのデータから、各マークの位置座標を
演算し、該位置座標と予め定められた基準座標との偏差
値算定をし見当誤差を修正する色間見当誤差修正方法で
あって、前記見当マーク群を、いずれかの印刷機の同一
版胴上に設けられた2つの基準マークをその両端に持つ
2次元配列状に形成し、前記2つの基準マークの算出座
標の差が所定範囲外にあるときはウェブの皺、ゆれ等の
異常発生と見做し偏差値算定の基準から除外し、所定範
囲内にあるときは基準マークの算出座標より各色別見当
マークの基準座標を設定して、該設定値と検出値との偏
差を求め、該偏差値に基づく各色別見当マークの修正量
が予め設定した平均処理値の範囲内のときは平均処理を
行ない、該処理値の範囲外のときはそのままの修正値に
よる見当誤差の処理をするようにしたことを特徴とす
る。
【0014】上記本発明においては、見当マークの誤差
算定の基準になる各見当マークの基準座標の設定に当た
り、見当マーク群の両端に2個の基準マークを設け、こ
の一対の基準マークを同一版胴の所定位置に設けるよう
にしてあるため、それが印刷されるウェブに特別の異常
が発生しない限り両者の座標値は安定した値を持つこと
になり、従って上記両者の間に特定な関係位置を持つよ
うに配設した各色別の見当マークの基準座標は十分信頼
できる正確な値を持つ。そのような基準座標を対象とし
た偏差値算定基準を持つ見当誤差値は正確な値を持つた
め、正確な誤差修正をすることができる。
【0015】なお、上記基準マークの座標値に異常値を
検出して当該ウェブに皺、ゆれ等の異常発生の検出は二
つの基準マークのX方向の座標値の差が所定範囲外にあ
るときは異常発生と見做し偏差値算定基準から除外する
ようにしてあるため、前記判定基準により使用するウェ
ブの用途に適宜対応して効率的に対処できる。
【0016】そして、最初の印刷機で2個の基準マーク
を印刷し、ついで、続く印刷機で順次色別見当マークを
ウェブ走行方向に直列状に等間隔に配設して、色刷りの
終わりの段階で当該ウェブの縁に2次元配列の見当マー
ク群を得るようにしてあるため、皺、ゆれ等の発生状況
の管理を2次元的に幅広く行なうことができ、正確な誤
差検出を可能にしている。
【0017】即ち、多色印輪転印刷機においての本発明
による色間見当誤差の検出には、前記したように色刷り
の終段部位に設けた閃光源と撮像用カメラにより、版胴
の回転と同期して回転するエンコーダよりの基準パルス
により閃光光源を閃光させ、その閃光に同期して前記カ
メラを介して前記見当マーク群の画像を読み取らせるよ
うにしてあるため、前記見当マーク群を形成する各見当
マークの位置関係を示す静止画像を得ることができる。
【0018】そして、上記静止画像はA/D変換され更
に2値化して各見当マークの重心座標を算出し、基準マ
ークの異常判定処理をした後、各色別見当マークの基準
座標を設定し、設定した基準座標を対象にして検出見当
マークの座標と比較してその偏差値を算定して所用の誤
差修正をする。
【0019】
【0020】又上記発明により、見当誤差の修正は、そ
の修正量が予め設定した平均処理値より大きい場合が連
続して所定回数起きた時は、その算定した修正量で見当
誤差を修正し、平均処理値より小さい場合は移動平均処
理をすべく予め設定した移動平均値で所定回数修正する
ようにしてある。なお、上記修正は既に修正実施中は修
正を行なわないものとする。
【0021】また、前記修正量が、モータ精度等の機械
上若しくは処理工程で生じる不感帯値以下にあるときは
修正量は出力しないようにしたことを特徴とする。
【0022】上記発明により、見当誤差修正量が非常に
小さく前記移動平均値が予め設定した、例えばモータ精
度等の機械上若しくは処理工程で生じる不感帯値より小
さいときは修正出力はしないようにしてある。
【0023】
【発明の実施の形態】以下、本発明を図に示した実施例
を用いて詳細に説明する。但し、この実施例に記載され
る構成部品の寸法、材質、形状、その相対配置などは特
に特定的な記載が無い限り、この発明の範囲をそれのみ
に限定する趣旨ではなく単なる説明例に過ぎない。
【0024】図1は色間見当誤差検出用に使用するウェ
ブ上に印刷された見当マーク群の配設状況を示す図であ
る。 図に見るように、見当マーク群22は、基準マー
ク23a(S1)、23b(S2)と色別見当マーク24
a(C1)、24b(C2)、24c(C3)、24d
(C4)よりなり、前記見当マークC4はY=Y2のY軸
上に配設した見当マークC3と基準マークS2との間の中
点上に設け、前記見当マークC1はY=Y1のY軸上に配
設した基準マークS1と見当マークC2との間の中点上に
設け、前記基準マークS1及び見当マークC3はX=X1
のX軸上に配設し、前記見当マークC2及び基準マーク
2はX=X2のX軸上に配設し、長辺Sx、短辺Syよ
りなる長方形を形成して、走行ウェブの縁に走行方向に
平行に2次元配列状に設けてある。
【0025】なお、上記二つの基準マークS1、S2は最
初の印刷機の同一版胴上に設けられ、最初の色刷りでス
ミ色に印刷され、ついで続く印刷機により見当マークC
1、ついで次の印刷機で見当マークC2、次の印刷機で見
当マークC3、次の印刷機で見当マークC4を印刷するよ
うにしてある。
【0026】図1の二つの基準マークの座標S1(X1
1)、S2(X2、Y2)より、X2−X1を求め、その値
が下記判定基準と照合する。 Lmin<(X2−X1)<Lmax その結果、基準外のときは当該ウェブに皺、ゆれ等の異
常発生と見做し当該基準マークの座標の使用は除外す
る。基準内に納まっているときは当該基準マークの座標
を色別見当マークの基準座標の算定に使用し、下記に示
す各見当マークC1、C2、C3、C4の基準座標を設定
し、それより偏差値を算出して誤差修正量の算出の基準
とする。即ち、各見当マークの基準座標は、 見当マークC3; XC3=X1C3=Y1+Sy 見当マークC4; XC4=X1+Sx/2 YC4=Y1+Sy 見当マークC1; XC1=X1+Sx/2 YC1=Y1 見当マークC2; XC2=X1+Sx YC2=Y1 上記各見当マークの基準座標に対し、検出見当マークの
それぞれの重心座標と比較して偏差値を算出する。図1
においては見当マークC1にΔx、Δyの誤差修正量が
あることが判る。
【0027】図2は上記色間見当誤差修正量を多色輪転
印刷機より検出する概略の状況を示す図である。図にお
いて、10は図に示すような絵柄の多色印刷された走行
ウェブで、10aは見当マーク群を示し、CCDカメラ
12とストロボ13は走行ウェブ10の近接部位に設
け、エンコーダ11は図示してない版胴回転軸に設けて
ある。
【0028】上記見当誤差検出の際は、図示してない各
版胴と同期して回転するエンコーダ11が出力する基準
パルスに基づいてストロボ13を閃光させ、これと同期
してCCDカメラ12により前記見当マーク群10aの
静止画像を読取り、読み取った各見当マークの位置関係
を示すデータを自動見当コントローラ14に送り、見当
誤差修正量を算出して、修正処理部20を介して見当モ
ータ21を制御して、所用の見当誤差の修正をする。
【0029】図3には本発明の見当誤差修正方法を実施
するシステム系統図である。図に見るように、本システ
ムは多色輪転印刷機の機側に設けたエンコーダ11と複
数のCCDカメラ12とストロボ13と、検出切り換え
部15、画像処理部16a、検知処理部16b、異常処
理部16c、制御部17等を主構成とする自動見当コン
トローラ14と、修正処理部20と見当モータ21とよ
りなる。制御部17よりの検出切り換え部15へストロ
ボ閃光指令と画像取り込み指令を指令し、検出切り換え
部15ではエンコーダ11の同期パルスを介して一対の
ストロボ13とカメラ12を切り換え作動させ見当マー
ク群10aの静止画像を取り込み、画像処理部16aへ
送り込む。
【0030】ついで制御部17より指令により画像処理
部は静止画像のA/D変換と2値化を行ない、各色別見
当マーク、基準マークの重心座標の算出を行ない検知処
理部16bへ送り込む。該検知処理部16bでは制御部
17よりの指令により基準マークの異常の有無判定処理
をするとともに各見当マークの基準座標の算定をする。
ついで、見当マークの検出値と比較して偏差値を算出し
て修正量を算出して、算出データを修正処理部20へ送
る。修正処理部20では修正量の大小に応じて、そのま
ま修正するか、平均処理をする(20a)か、不感帯値
処理をする(20b)かに分け、見当モータ21を適宜
処理する。
【0031】なお、前記カメラ12、ストロボ13の4
組の対は、それぞれウェブ10の表裏に対し、それぞれ
操作側と駆動側に設けたもので普通は一組のカメラ12
とストロボ13を使用する。また、前記カメラ12及び
ストロボ13の位置を版胴の左右位置の修正に対応させ
て修正するトラバース用モータ制御18とトラバーサ用
ドライバ18aが設けてある。
【0032】図4には上記システム系統による色間見当
誤差の検出、修正処理の状況を示すフローチャートであ
る。以下にその状況を説明する。ステップ30で、処理
開始。ステップ31で、制御部17より検出切り換え部
15、カメラ12、ストロボ13、エンコーダ11を介
して画像処理部16aへの画像取込をする。ステップ3
2〜37で、取り込んだ画像に見当マークが無いときの
処理を示し、検出切り換え部15を介して4対のカメラ
12とストロボ13の切り換え処理を行ない、所用の画
像取り込みをさせる。
【0033】ステップ38で、取り込んだ画像に対し、
A/D変換後2値化処理を介して、見当マーク群の基準
マークと色別見当マークのそれぞれの重心座標を算出し
て算出データを検知処理部16bへ送出する。ステップ
39〜42で、基準マークの重心座標を取出し、異常の
有無の判定を行ない、異常の場合は異常処理部16cで
異常処理をするとともに、異常無しの判定をされた基準
マークの座標より各色別見当マークの基準位置を演算算
定する。
【0034】ステップ43〜46で、上記各色別見当マ
ークの基準座標に対し、検出演算した見当マークの重心
座標と比較し、得られた偏差値より見当誤差に対する修
正量を算出して算出データを修正処理部20へ送出す
る。ステップ47〜49で、修正処理中か否かを判断し
修正処理に入り、修正量が平均処理範囲内にある時は移
動平均処理をする。
【0035】ステップ50〜51で、修正量が小さく不
感帯値以下にあるときは修正を取り止める。ステップ5
2〜53で、修正量が移動平均処理範囲外で連続発生す
るときは前記修正量をそのまま出力する。ステップ55
〜56を経て誤差修正を終了する。
【0036】図5には、上記見当誤差の検出と修正過程
における所用データの導入状況を示す図である。図に示
すように、取込画像57より各見当マークのマーク座標
値60を検出し、ついで、基準マークの異常有無判定基
準である基準マーク距離61のデータを導入して、爾後
の見当誤差検出に必要な基準マーク62の座標を設定
し、63で異常処理をする。ついで、見当マークの基準
座標66を設定し、設定した前記見当マークの基準座標
に対し、見当マーク位置64及び所用修正量65を導入
して、所用修正量70を得る。得られた修正量70に対
し、予め設定してある不感帯値67、平均処理範囲6
8、移動平均回数69を導入し、所用修正量71をモー
タ72を介して作動させ、修正の終了した見当73を得
ている。
【0037】
【発明の効果】以上記載したごとく、本発明は、ウェブ
に皺、ゆれ等の異常発生の有無判定を可能とした基準マ
ークを色別見当マークの両端設けるようにしたため、設
定した基準マークより見当マークの基準座標を正確に設
定することができ、精度の高い見当誤差と誤差修正量の
高速算定が出来る。また、修正処理の段階で修正量の大
小に対応して、移動平均処理や不感帯値処理をすること
により、円滑且つ高速の色間見当修正ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の色間見当誤差検出用に使用するウェ
ブ上に印刷された見当マーク群の配設状況を示す図であ
る。
【図2】 本発明の色間見当誤差修正量を多色輪転印刷
機より検出算定し所用の修正をする概略の流れを示す図
である。
【図3】 図2に示す概略の流れをより具体化した見当
誤差修正方法を実施するシステム系統図である。
【図4】 図3に示すシステム系統による色間見当誤差
の検出、修正処理の状況を示すフローチャートである。
【図5】 図4の見当誤差の検出と修正過程における所
用データ導入状況を示す図である。
【図6】 (A)は従来の見当マーク群の配設状況を示
す図で、(B)は読取りセンサの走査状況示す図であ
る。
【符号の説明】
10 走行ウェブ 10a 見当マーク群 11 エンコーダ 12 カメラ 13 ストロボ 14 自動コントローラ 15 検出切り換え部 16a 画像処理部 16b 検知処理部 16c 異常処理部 17 制御部 20 修正処理部 21 見当モータ 22 見当マーク群 23a、23b 基準マーク 24a、24b、24c、24d 色別見当マーク

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 走行ウェブ上に各版胴毎に色別の見当マ
    ークを印刷して走行方向に直列状に見当マーク群を形成
    させるとともに、各版胴の回転と同期して回転するエン
    コーダの出力する基準パルスに基づいて光源を閃光さ
    せ、これと同期して各見当マークの位置関係を示す静止
    画像を読取り、読み取った各見当マークのデータから、
    各マークの位置座標を演算し、該位置座標と予め定めら
    れた基準座標との偏差値算定をし見当誤差を修正する色
    間見当誤差修正方法であって、 前記見当マーク群を、いずれかの印刷機の同一版胴上に
    設けられた2つの基準マークをその両端に持つ2次元配
    列状に形成し、 前記2つの基準マークの算出座標の差が所定範囲外にあ
    るときはウェブの皺、ゆれ等の異常発生と見做し偏差値
    算定の基準から除外し、所定範囲内にあるときは基準マ
    ークの算出座標より各色別見当マークの基準座標を設定
    して、該設定値と検出値との偏差を求め、 該偏差値に基づく各色別見当マークの修正量が予め設定
    した平均処理値の範囲内のときは平均処理を行ない、 該処理値の範囲外のときはそのままの修正値による見当
    誤差の処理をするようにしたことを特徴とする色間見当
    誤差修正方法。
  2. 【請求項2】 前記修正量が、モータ精度等の機械上若
    しくは処理工程で生じる不感帯値以下にあるときは修正
    量は出力しないようにしたことを特徴とする請求項1記
    載の色間見当誤差修正方法。
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CN113658237A (zh) * 2021-08-24 2021-11-16 凌云光技术股份有限公司 一种套准结果校正方法及装置
CN113658237B (zh) * 2021-08-24 2024-04-26 凌云光技术股份有限公司 一种套准结果校正方法及装置

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