JP2006218755A - 見当誤差量検出方法および装置 - Google Patents

見当誤差量検出方法および装置 Download PDF

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Abstract

【課題】実際の印刷物の各色の濃度の相異に拘わらず、各色間の見当誤差量を精度良く求めることができるようにする。
【解決手段】トンボマークTC、TM、TY、TKが印刷された絵柄部分Xをカラーカメラで撮影する。カラーカメラからのR、G、Bの画像データを反転し、反転R、反転G、反転B画像データを得る。反転R、反転G、反転B画像データの対応する各画素の画素値の最小値を抽出し、その抽出した最小値を対応する各画素の画素値とするK画像データを得る。反転R、反転G、反転B画像データの各画素の画素値からK画像データの対応する各画素の画素値を差し引いて、差分R、差分G、差分B画像データを得る。反転R、反転G、反転B画像データの各画素の画素値に差分R、差分G、差分B画像データの対応する各画素の画素値を加算して、強調R、強調G、強調B画像データを得る。強調R、強調G、強調B、K画像データの各画素の値より各色間の見当誤差量を求める。
【選択図】 図16

Description

この発明は、印刷された各色の見当合わせ用のマークを撮影し、この撮影した各色のマークの位置ずれを各色間の見当誤差量として求める見当誤差量検出方法および装置に関するものである。
従来より、例えばオフセット印刷機では、絵柄が焼き付けられた刷版を版胴に巻き付け、インキツボに貯留しているインキをインキローラ群を介して刷版に移し、この刷版に移ったインキを版胴に圧接して回転するゴム胴(ブランケット胴)に移し、このゴム胴と圧胴との間に印刷用紙を通すことにより印刷を行うようにしている。多色刷りを施す場合、上記のインキツボ、インキローラ群、版胴、ゴム胴および圧胴を各色毎の印刷ユニットに配設し、順次各色の印刷ユニットに印刷用紙を通して印刷を行う。
図66に多色刷りの印刷機における各色の印刷ユニット内のインキ装置(インカー)の要部を示す。同図において、1はインキツボ、2はインキツボ1に蓄えられたインキ、3はインキツボローラ、4(4−1〜4−n)はインキツボローラ3の軸方向に複数並設して設けられたインキツボキー、5はインキ移しローラ、6はインキローラ群、7は版胴、8は版胴7に装着された刷版であり、刷版8には絵柄が焼き付けられている。
この印刷機では、インキツボキー4−1〜4−nの開き量の調整によってインキツボ1内よりインキツボローラ3に供給されるインキの供給量を調整し、インキツボローラ3の送り量の調整によってインキツボローラ3よりインキローラ群6を介して刷版8へ供給されるインキの供給量を調整し、刷版8に供給されたインキを不図示のゴム胴を介して印刷用紙に印刷する。
この多色刷りの印刷機において、各色の印刷ユニットの版胴7に巻き付けた刷版8の位置が適正な位置になくずれていると、刷り上がった印刷物の各色の絵柄間に天地方向〔印刷機における印刷方向(印刷物の走行方向)〕や左右方向(天地方向と直交する方向)への位置ずれ(見当誤差)が生じる。
そこで、特許文献1では、印刷物に各色の見当合わせ用のマークとして十字のトンボマークを印刷し、この各色のトンボマークが印刷された絵柄部分を拡大して撮影し、この撮影した画像に含まれる各色のトンボマークの位置を算出し、この算出位置から各色間の見当誤差量および版胴の位置の修正量を演算し、この演算結果に基づいて版胴の位置を自動修正するようにしている。
図67は特許文献1に示された印刷機の自動見当合わせ装置の概略を示す構成図である。同図において、11はカメラ(カラーカメラ)、12は処理部、13は操作パネル、14はモータ駆動回路、15は印刷機の見当調整要素駆動用のモータ、16は各モータ15に付設されたポテンショメータである。カメラ11は、シアン(C)、マゼンタ(M)、イエロー(Y)、黒(K)のトンボマークTC、TM、TY、TKが印刷された絵柄部分Xを拡大して撮影し、トンボマークTC、TM、TY、TKの赤色成分をRとするR画像データ、緑色成分をGとするG画像データ、青色成分をBとするB画像データを処理部12に送る。
処理部12では、カメラ11からのR画像データをRフレームメモリに、G画像データをGフレームメモリに、B画像データをBフレームメモリに格納する。そして、このR、G、Bのフレームメモリに格納したR、G、Bの画像データをC、M、Y、Kの画像データに変換し、C、M、Y、Kのフレームメモリに格納する。R、G、Bの画像データのC、M、Y、Kの画像データへの変換は、次のようにして行う。
(1)R、G、Bの画像データの各画素の輝度レベル(画素値)の補数をC、M、Yの画像データの各画素の濃度レベル(画素値)とし、C、M、Yのフレームメモリに格納する。
(2)C、M、Yの画像データの各画素の濃度レベルを調べ、C、M、Yの3色ともに一定レベル以上の濃度を有する画素について、そのC、M、Y各色の平均濃度レベルを求め、この平均濃度レベルをKフレームメモリの対応する画素の画素値として格納する。この場合、C、M、Yの各フレームメモリの対応する画素の濃度レベルは0に書き替える。
(3)R画像データの各画素の輝度レベルを調べ、あるレベルより下の画素(Cの濃度レベルが高い画素)はCとKとが重なった部分であると判断し、その輝度レベルの補数をとって濃度レベルに変換し、この濃度レベルに一定の定数を掛けてKによる濃度上昇分を取り除き、Cフレームメモリの対応する画素の濃度レベルを書き替える。
(4)G画像データの各画素の輝度レベルを調べ、あるレベルより下の画素(Mの濃度レベルが高い画素)はMとKとが重なった部分であると判断し、その輝度レベルの補数をとって濃度レベルに変換し、この濃度レベルに一定の定数を掛けてKによる濃度上昇分を取り除き、Mフレームメモリの対応する画素の濃度レベルを書き替える。
(5)B画像データの各画素の輝度レベルを調べ、あるレベルより下の画素(Yの濃度レベルが高い画素)はYとKとが重なった部分であると判断し、その輝度レベルの補数をとって濃度レベルに変換し、この濃度レベルに一定の定数を掛けてKによる濃度上昇分を取り除き、Yフレームメモリの対応する画素の濃度レベルを書き替える。
以上の工程により、R、G、Bの画像データがC、M、Y、Kの画像データに変換され、C、M、Y、Kのフレームメモリに格納されることになる。
(6)C、M、Y、Kの画像データについて、どの画素に画線があるのかを調べるために、C、M、Y、Kのフレームメモリに格納された各画素の濃度レベルを一定のスライスレベルで2値化する。
(7)C画像データの直交する2方向(x方向,y方向)について、画線があると判定された画素の数を加算し、y方向への画線の加算数をx方向への画素位置毎にプロットした第1の累積曲線とx方向への画線の加算数をy方向への画素位置毎にプロットした第2の累積曲線を求め、第1の累積曲線のピークの中央をトンボマークTCの中心のx座標とし、第2の累積曲線のピークの中央をトンボマークTCの中心のy座標として求める。
(8)M画像データの直交する2方向(x方向,y方向)について、画線があると判定された画素の数を加算し、y方向への画線の加算数をx方向への画素位置毎にプロットした第1の累積曲線とx方向への画線の加算数をy方向への画素位置毎にプロットした第2の累積曲線を求め、第1の累積曲線のピークの中央をトンボマークTMの中心のx座標とし、第2の累積曲線のピークの中央をトンボマークTMの中心のy座標として求める。
(9)Y画像データの直交する2方向(x方向,y方向)について、画線があると判定された画素の数を加算し、y方向への画線の加算数をx方向への画素位置毎にプロットした第1の累積曲線とx方向への画線の加算数をy方向への画素位置毎にプロットした第2の累積曲線を求め、第1の累積曲線のピークの中央をトンボマークTYの中心のx座標とし、第2の累積曲線のピークの中央をトンボマークTYの中心のy座標として求める。
(10)K画像データの直交する2方向(x方向,y方向)について、画線があると判定された画素の数を加算し、y方向への画線の加算数をx方向への画素位置毎にプロットした第1の累積曲線とx方向への画線の加算数をy方向への画素位置毎にプロットした第2の累積曲線を求め、第1の累積曲線のピークの中央をトンボマークTKの中心のx座標とし、第2の累積曲線のピークの中央をトンボマークTKの中心のy座標として求める。
(11)求めたトンボマークTC,TM,TY,TKの中心座標より各色間の天地方向および左右方向の見当誤差量を求め、この見当誤差量を零とするように、ポテンショメータ16からの位置データのフィードバックを受けながらモータ15を駆動して、各色の印刷ユニットにおける版胴7の位置を修正する。
特開昭62−99149号公報 実開昭64−42135号公報 ガウスフィルタ、インターネット<http://if.dynsite.net/t-pot/program/79_Gauss/>、2005年、1月12日検索。
しかしながら、特許文献1に示された各色間の見当誤差量の検出方法によると、上記(2)の工程において、C、M、Yの画像データからKの画像データを生成する際、C、M、Yの3色ともに一定レベル以上の濃度を有する画素をKであると判断しているが、実際の印刷物毎にそれぞれC、M、Y、Kの濃度が異なるため、一定レベルの閾値でKの画素を判断すると、印刷物によって違いが生じる。
また、上記(3)の工程において、R画像データの画素の輝度レベルがあるレベルより下の画素をCとKとが重なった画素と判断し、上記(4)の工程において、G画像データの画素の輝度レベルがあるレベルより下の画素をMとKとが重なった画素と判断し、上記(5)の工程において、B画像データの画素の輝度レベルがあるレベルより下の画素をYとKとが重なった画素と判断しているが、実際の印刷物毎にそれぞれC、M、Y、Kの濃度が異なるため、すなわちR、G、Bの輝度レベルが異なるため、一定レベルの閾値でKと重なった画素を判断すると、印刷物によって違いが生じる。
また、上記(3)の工程において、CとKとが重なった画素の輝度レベルの補数に一定の定数を掛けてKによる濃度上昇分を取り除いたCの濃度レベルを求め、上記(4)の工程において、MとKとが重なった画素の輝度レベルの補数に一定の定数を掛けてKによる濃度上昇分を取り除いたMの濃度レベルを求め、上記(5)の工程において、YとKとが重なった画素の輝度レベルの補数に一定の定数を掛けてKによる濃度上昇分を取り除いたYの濃度レベルを求めているが、実際の印刷物毎にそれぞれC、M、Y、Kの濃度が異なるため、一定の定数を掛けてKによる濃度上昇分を取り除いた濃度レベルを求めると、印刷物によって違いが生じる。
また、上記(6)の工程において、どの画素に画線があるのかを調べるために、C、M、Y、Kのフレームメモリに格納された各画素の濃度レベルを一定のスライスレベルで2値化しているが、実際の印刷物毎にそれぞれC、M、Y、Kの濃度が異なるため、一定のスライスレベルで濃度レベルを2値化すると、印刷物によって違いが生じる。
このように、特許文献1に示された各色間の見当誤差量の検出方法では、実際の印刷物はそのC、M、Y、Kの濃度が異なるにも拘わらず、一定レベルの閾値でKの画素を判断したり、一定レベルの閾値でKと重なった画素を判断したり、一定の定数を掛けてKによる濃度上昇分を取り除いた濃度レベルを求めたり、一定のスライスレベルで濃度レベルを2値化するようにしているので、印刷物によって違いが生じ、各色のトンボマークの中心座標に検出誤差が生じ、各色間の見当誤差量を精度良く求めることができないという問題があった。
本発明は、このような課題を解決するためになされたもので、その目的とするところは、実際の印刷物の各色の濃度の相異に拘わらず、各色間の見当誤差量を精度良く求めることができる見当誤差量検出方法および装置を提供することにある。
このような目的を達成するために本発明は、印刷された各色の見当合わせ用のマークを撮影し、この撮影した各色のマークの位置ずれを各色間の見当誤差量として求める見当誤差量検出方法において、各色の見当合わせ用のマークの赤色成分をR、緑色成分をG、青色成分をBとするR画像データ、G画像データ、B画像データを反転し、反転R画像データ、反転G画像データ、反転B画像データとする工程と、反転R画像データ、反転G画像データ、反転B画像データの対応する各画素の画素値の最小値を抽出し、その抽出した各画素の画素値の最小値を黒色成分をKとするK画像データの対応する各画素の画素値とする工程と、反転R画像データの各画素の画素値からK画像データの対応する各画素の画素値を差し引いて差分R画像データを、反転G画像データの各画素の画素値からK画像データの対応する各画素の画素値を差し引いて差分G画像データを、反転B画像データの各画素の画素値からK画像データの対応する各画素の画素値を差し引いて差分B画像データを得る工程と、反転R画像データの各画素の画素値に差分R画像データの対応する各画素の画素値或いはその画素値に応じた値を加えて強調R画像データを、反転G画像データの各画素の画素値に差分G画像データの対応する各画素の画素値或いはその画素値に応じた値を加えて強調G画像データを、反転B画像データの各画素の画素値に差分B画像データの対応する各画素の画素値或いはその画素値に応じた値を加えて強調G画像データを得る工程と、強調R画像データ、強調G画像データ、強調B画像データ、K画像データの各画素の画素値より各色間の見当誤差量を求める見当誤差量検出工程とを設けたものである。
この発明において、各色の見当合わせ用のマークを例えばC(シアン)、M(マゼンタ)、Y(イエロー)、K(黒)の4色のトンボマークとし、このC、M、Y、Kのトンボマークを印刷機の各色の印刷ユニットで印刷するものとした場合、この印刷されたC、M、Y、Kのトンボマークが撮影される。例えば、カラーカメラでC、M、Y、Kのトンボマークを撮影すると、一般的にカラーカメラからはRGBに分解された信号が出力されるため、C、M、Y、Kのトンボマークを光の3原色で分解したR画像データ、G画像データ、B画像データが得られる。なお、C、M、Yは色の3原色と呼ばれ、光の3原色であるR,G、Bに対応し、カラーカメラではC、M、YがR、G、Bの色成分として捉えられる。このR画像データ、G画像データ、B画像データは反転され、反転R画像データ、反転G画像データ、反転B画像データとされる。ここで、Cのトンボマークは、Rの色成分を有しているので、R画像データに現れる。Mのトンボマークは、Gの色成分を有しているので、G画像データに現れる。Yのトンボマークは、Bの色成分を有しているので、B画像データに現れる。Kのトンボマークは、RGB各色の色成分を有しているので、Rの色成分がR画像データ、Gの色成分がG画像データ、Bの色成分がB画像データに現れる。
R画像データ、G画像データ、B画像データにおいて、各画素の画素値は輝度レベルとして得られ、R、G、Bの色成分を有する画素の画素値は輝度レベルが低く、R、G、Bの色成分を有さない画素の画素値は輝度レベルが高い。R画像データ、G画像データ、B画像データを反転すると、すなわち反転R画像データ、反転G画像データ、反転B画像データとすると、R、G、Bの色成分を有する画素の画素値は輝度レベルが高くなり、R、G、Bの色成分を有さない画素の画素値は輝度レベルが低くなる。この場合、反転R画像データの各画素の画素値はCの濃度レベルを表し、反転G画像データの各画素の画素値はMの濃度レベルを表し、反転B画像データの各画素の画素値はYの濃度レベルを表す。
これにより、反転R画像データとして、CのトンボマークおよびKのトンボマークのCの色成分を濃度レベルに変換した単純C画像データが得られる。また、反転G画像データとして、MのトンボマークおよびKのトンボマークのMの色成分を濃度レベルに変換した単純M画像データが得られる。また、反転B画像データとして、YのトンボマークおよびKのトンボマークのYの色成分を濃度レベルに変換した単純Y画像データが得られる。この反転R画像データ、反転G画像データ、反転B画像データにおいて、KのトンボマークのCの色成分、Mの色成分、Yの色成分が現れる画素の位置は同じとなる。
ここで、反転R画像データ、反転G画像データ、反転B画像データの対応する各画素の画素値の最小値を抽出し、その抽出した各画素の画素値の最小値をK画像データの対応する各画素の画素値とすると、反転R画像データ、反転G画像データ、反転B画像データにおいて対応する画素の画素値が1つでも「0」である場合、すなわちC、M、Yの色成分が1つでもない場合、その画素に対応するK画像データにおける画素の画素値は「0」とされる。これに対し、反転R画像データ、反転G画像データ、反転B画像データにおいて対応する画素の画素値が「0」以上である場合、すなわちC、M、Yの色成分が全てある場合、その画素に対応するK画像データにおける画素の画素値はそのC、M、Yの色成分の濃度レベルの中の最小値とされる。KのトンボマークはC、M、Yの各色成分を有する為、その部分の各画素の反転R画像データ、反転G画像データ、反転B画像データの画素値が大きくなる為、それらの最小値は大きくなるが、C、M、Yの各トンボマークの部分の画素はそれぞれ、反転G画像データ及び反転B画像データ、反転R画像データ及び反転B画像データ、反転R画像データ及び反転G画像データの画素値が小さくなる為、それらの最小値は小さくなる。これにより、反転R画像データ、反転G画像データ、反転B画像データからKのトンボマークが抽出され、K画像データに転写される。
このようにして、反転R画像データ、反転G画像データ、反転B画像データからKのトンボマークが抽出されるが、反転R画像データ、反転G画像データ、反転B画像データにはKのトンボマークのC、M、Yの色成分が残されている。ここで、反転R画像データの各画素の画素値からK画像データの対応する各画素の画素値を差し引いて差分R画像データとすると、反転R画像データに含まれていたKのトンボマークのCの色成分がなくなる、或いは僅かとなる。同様に、反転G画像データの各画素の画素値からK画像データの対応する各画素の画素値を差し引いて差分G画像データとすると、反転G画像データに含まれていたKのトンボマークのMの色成分がなくなる、或いは僅かとなる。また、反転B画像データの各画素の画素値からK画像データの対応する各画素の画素値を差し引いて差分B画像データとすると、反転B画像データに含まれていたKのトンボマークのBの色成分がなくなる、或いは僅かとなる。
差分R画像データ(C画像データ)では、KのトンボマークのCの色成分がなくなる或いは僅かとなるが、例えばKのトンボマークとCのトンボマークとが一部重なっていたような場合、その重なった部分で差分R画像データにおけるCのトンボマークの濃度レベルが小さくなってしまい、差分R画像データからCのトンボマークの中心座標を求めることができない場合がある。また、求められたとしても正確性に欠ける場合がある。差分G画像データ(M画像データ)、差分B画像データ(Y画像データ)についても、差分R画像データと同様のことが言える。そこで、本発明では、反転R画像データ(単純C画像データ)の各画素の画素値に差分R画像データ(C画像データ)の対応する各画素の画素値或いはその画素値に応じた値を加えて強調R画像データ(強調C画像データ)を得る。同様に、反転G画像データ(単純M画像データ)の各画素の画素値に差分G画像データ(M画像データ)の対応する各画素の画素値或いはその画素値に応じた値を加えて強調G画像データ(強調M画像データ)を得る。また、反転B画像データ(単純Y画像データ)の各画素の画素値に差分B画像データ(Y画像データ)の対応する各画素の画素値或いはその画素値に応じた値を加えて強調G画像データ(強調Y画像データ)を得る。
強調R画像データでは、反転R画像データの各画素値に差分B画像データの対応する画素の画素値を加えるものとした場合、反転R画像データにおけるCのトンボマークの濃度レベルに差分R画像データにおけるCのトンボマークの濃度レベルが加算されるので、Cのトンボマークの濃度レベルが当初のほゞ2倍となり、KのトンボマークのCの色成分の濃度レベルよりも遙かに高くなる。また、KのトンボマークとCのトンボマークとが一部重なっていたような場合、その重なり部分では反転R画像データにおけるCの色成分の濃度レベルは高く、この濃度レベルの高い重なり部分にさらに差分R画像データに残されたCのトンボマークとKのトンボマークのCの色成分の濃度レベルが加算されるものとなり、これによりCのトンボマークの全ての領域で濃度レベルが高くなる。強調G画像データ、強調B画像データについても、強調R画像データと同様のことが言え、Mのトンボマーク、Yのトンボマークの全ての領域で濃度レベルが高くなる。
このようにして、強調R画像データ、強調G画像データ、強調B画像データを得た後、この強調R画像データ、強調G画像データ、強調B画像データおよびK画像データの各画素の画素値より、各色間の見当誤差量を求める。例えば、強調R画像データ、強調G画像データ、強調B画像データ、K画像データのそれぞれについて、その左右方向の各ライン上の各画素の画素値の平均値が最大であるラインを求め、この求めた各ラインの位置よりC、M、Y、Kのトンボマークの天地方向の中心座標を求め、各色間の天地方向の見当誤差量を求める。また、強調R画像データ、強調G画像データ、強調B画像データ、K画像データのそれぞれについて、その天地方向の各ライン上の各画素の画素値の平均値が最大であるラインを求め、この求めた各ラインの位置よりC、M、Y、Kのトンボマークの左右方向の中心座標を求め、各色間の左右方向の見当誤差量を求める。この見当誤差量を求める際、強調R画像データ、強調G画像データ、強調B画像データ、K画像データに、ガウス処理(ガウス関数を使った高周波除去処理)を施し、わざとぼかした画像にし、画素値の細かい変化をなだらかに平準化すると、各色のトンボマークの中心座標をより正確に検出できるようになる。
なお、上述した例では、各色の見当合わせ用のマークを十字のトンボマークとして説明したが、十字のトンボマークに限られるものではなく、天地方向のみに直線部を有するマークとしたり、左右方向に直線部を有するマークとしたりしてもよい。また、上述した例では、C、M、Y、Kの4色で印刷するものとして説明したが、C、M、Yの3色で印刷するような場合にも同様にして本発明を適用することが可能である。この場合、見当誤差量検出工程では、強調R画像データ、強調G画像データ、強調B画像データの各画素の画素値より各色間の見当誤差量を求めるようにする。すなわち、Kの代わりにC、M、Yが重なった灰色を使用し、C、M、Yの3色で印刷するような場合があり、このような場合にはC、M、Yのマークが重なった部分がKの色成分としてK画像データに転写される。この場合、K画像データは、差分R画像データ、差分G画像データ、差分B画像データの生成に用いるが、C、M、Yの3色間の見当誤差量の検出には必要としない。また、ガウス処理は、強調R画像データ、強調G画像データ、強調B画像データに施すのみで、K画像データに施す必要はない。
また、上述した例では、R画像データ、G画像データ、B画像データを反転し、反転R画像データ、反転G画像データ、反転B画像データとし、この反転R画像データ、反転G画像データ、反転B画像データを単純C画像データ、単純M画像データ、単純Y画像データとして処理を進めるようにしたが、R画像データ、G画像データ、B画像データを反転せずに、このR画像データ、G画像データ、B画像データを単純C画像データ、単純M画像データ、単純Y画像データとして処理を進めて行くようにしてもよい。
この場合、すなわち反転方式とせずに非反転方式とする場合、R画像データ、G画像データ、B画像データの対応する各画素の画素値の最大値を抽出し、その抽出した各画素の画素値の最大値を黒色成分をKとするK画像データの対応する各画素の画素値とするようにする。そして、R画像データの各画素の画素値からK画像データの対応する各画素の画素値を差し引いて差分R画像データ(C画像データ)を、G画像データの各画素の画素値からK画像データの対応する各画素の画素値を差し引いて差分G画像データ(M画像データ)を、B画像データの各画素の画素値からK画像データの対応する各画素の画素値を差し引いて差分B画像データ(Y画像データ)を得るようにする。そして、R画像データの各画素の画素値に差分R画像データの対応する各画素の画素値或いはその画素値に応じた値を加えて強調R画像データ(強調C画像データ)を、G画像データの各画素の画素値に差分G画像データの対応する各画素の画素値或いはその画素値に応じた値を加えて強調G画像データ(強調M画像データ)を、B画像データの各画素の画素値に差分B画像データの対応する各画素の画素値或いはその画素値に応じた値を加えて強調B画像データ(強調Y画像データ)を得るようにし、強調R画像データ、強調G画像データ、強調B画像データ、K画像データの各画素の画素値より各色間の見当誤差量を求めるようにする。
この場合、例えば、強調R画像データ、強調G画像データ、強調B画像データ、K画像データのそれぞれについて、その左右方向の各ライン上の各画素の画素値の平均値が最小であるラインを求め、この求めた各ラインの位置よりC、M、Y、Kのトンボマークの天地方向の中心座標を求め、各色間の天地方向の見当誤差量を求める。また、強調R画像データ、強調G画像データ、強調B画像データ、K画像データのそれぞれについて、その天地方向の各ライン上の各画素の画素値の平均値が最小であるラインを求め、この求めた各ラインの位置よりC、M、Y、Kのトンボマークの左右方向の中心座標を求め、各色間の左右方向の見当誤差量を求める。
R画像データ、G画像データ、B画像データを反転しない方式においても、反転する方式と同様にして、各色の見当合わせ用のマークをC、M、Y、Kの4色ではなく、C、M、Yの3色とする場合にも適用可能である。この場合、K画像データは、差分R画像データ、差分G画像データ、差分B画像データの生成に用いるが、C、M、Yの3色間の見当誤差量の検出には必要としない。また、ガウス処理は、強調R画像データ、強調G画像データ、強調B画像データに施すのみで、K画像データに施す必要はない。また、本発明は、装置としても構成することができる。
本発明によれば、閾値を設定せずに、反転R画像データ、反転G画像データ、反転B画像データからK画像データを生成し、このK画像データと反転R画像データ、反転G画像データ、反転B画像データとから差分R画像データ、差分G画像データ、差分B画像データを得るようにし、この差分R画像データ、差分G画像データ、差分B画像データと反転R画像データ、反転G画像データ、反転B画像データとから強調R画像データ、強調G画像データ、強調B画像データを得るようにしたので、また、閾値を設定せずに、R画像データ、G画像データ、B画像データからK画像データを生成し、このK画像データとR画像データ、G画像データ、B画像データとから差分R画像データ、差分G画像データ、差分B画像データを得るようにし、この差分R画像データ、差分G画像データ、差分B画像データとR画像データ、G画像データ、B画像データとから強調R画像データ、強調G画像データ、強調B画像データを得るようにしたので、実際の印刷物の印刷物毎の各色の濃度の相異に拘わらず、各色間の見当誤差量を精度良く求めることができるようになる。
以下、本発明を図面に基づいて詳細に説明する。
〔実施の形態1:反転方式〕
図1は本発明の実施に用いる見当誤差量検出装置を含む印刷機の自動見当合わせ装置の一例を示すブロック図である。この自動見当合わせ装置において、本発明に係る見当誤差量検出装置17は、CPU17−1と、RAM17−2と、ROM17−3と、入力装置17−4と、メモリ17−5と、カメラ(カラーカメラ)17−6と、表示器17−7と、入出力インターフェース(I/O、I/F)17−8〜17−10とを備えており、インターフェース17−9を介してモータ駆動回路14に接続されている。なお、図1において、図67と同一符号は同一或いは同等構成要素を示し、その説明は省略する。
CPU17−1は、インターフェイス17−8を介して与えられるカメラ17−6からの映像信号(RGB信号)を取り込み、RAM17−2やメモリ17−5にアクセスしながら、ROM17−3に格納されたプログラムに従って動作する。ROM17−3には、本実施の形態特有のプログラムとして、C、Y、M、Kの各色間の見当誤差量を検出する見当誤差量検出プログラムが格納されている。
また、入力装置17−4には、測定スタートスイッチSW1や制御終了スイッチSW2などが設けられている。メモリ17−5には、R用フレームメモリF1R、G用フレームメモリF1G、B用フレームメモリF1B、反転R用フレームメモリF2R、反転G用フレームメモリF2G、反転B用フレームメモリF2B、差分R用フレームメモリF3R、差分G用フレームメモリF3G、差分B用フレームメモリF3B、強調R用フレームメモリF4R、強調G用フレームメモリF4G、強調B用フレームメモリF4B、K用フレームメモリFKなどが設けられている。
図2はCPU17−1が実行する見当誤差量検出プログラムに従う処理動作の概略を示すフローチャートである。
〔見当合わせ用マークの撮影〕
CPU17−1は、測定スタートスイッチSW1がオンとされると、カメラ17−6へ指令を送り、トンボマーク(見当合わせ用のマーク)TC、TM、TY、TKが印刷された絵柄部分Xを拡大して撮影する(ステップ101)。
なお、カメラ17−6が撮像する絵柄部分Xの画像は、表示器17−7に映し出される。この画像を見ながら、オペレータは、カメラ17−6の撮影角度を変えるなどして、その画像中のトンボマークTC、TM、TY、TKの天地左右の十字状態を直角平行としたうえ、測定スタートスイッチSW1をオンとする。これにより、撮影された画像からのトンボマークの位置の読み取りがし易くなる。
図3(a)に撮影された画像の一例を示す。この例では、説明を分かり易くするために、トンボマークTC、TM、TY、TKの全てが天地方向にずれて印刷された場合を示している。また、トンボマークTC、TM、TY、TKの幅は実際には複数画素に跨るが、説明を分かり易くするためにここでは1画素としている。
〔撮影画像の取り込み〕
CPU17−1は、カメラ17−6からの撮影画像を取り込み、その撮影画像のR画像データをR用フレームメモリF1Rに格納し、G画像データをG用フレームメモリF1Gに格納し、B画像データをB用フレームメモリF1Bに格納する(ステップ102)。
この例において、カメラ17−6からは、RGBに分解された信号が出力される。この場合、カメラ17−6からトンボマークTC、TM、TY、TKを光の3原色で分解したR画像データ、G画像データ、B画像データが得られるので、CPU17−1では撮影画像をR、G、B画像へ分離する処理を必要としない。
なお、カメラ17−6からRGBに分解された信号が出力されない場合には、CPU17−1によって撮影画像をR画像データ、G画像データ、B画像データに分離し、R用フレームメモリF1R、G用フレームメモリF1G、B用フレームメモリF1Bに格納する。
図4(a),(b),(c)に図3(a)の撮影画像から得られるR画像データD1R、G画像データD1G、B画像データD1Bを示す。トンボマークTCはRの色成分を有しているので、R画像データD1Rに現れる。トンボマークTMはGの色成分を有しているので、G画像データD1Gに現れる。トンボマークTYはBの色成分を有しているので、B画像データD1Bに現れる。トンボマークTKはRGB各色の色成分を有しているので、Rの色成分がR画像データD1Rに、Gの色成分がG画像データD1Gに、Bの色成分がB画像データD1Bに現れる。なお、画像工学の基本として、カメラで撮影した場合、色の3原色であるC、M,Yは光の3原色であるR、G、Bの色成分として捉えられる。
R画像データD1R、G画像データD1G、B画像データD1Bにおいて、各画素の画素値は輝度レベルとして得られ、R、G、Bの色成分を有する画素の画素値は輝度レベルが低く、R、G、Bの色成分を有さない画素の画素値は輝度レベルが高い。例えば、輝度レベルを「0」〜「255」の256段階で表した場合、R、G、Bの色成分を有さない画素の画素値は「255」とされる。
〔C、M、Y強調画像データおよびK画像データの生成〕
次に、CPU17−1は、R画像データD1R、G画像データD1G、B画像データD1Bより、C、M、Y強調画像データおよびK画像データを生成する(ステップ103)。図5にステップ103におけるC、M、Y強調画像データおよびK画像データの生成処理のフローチャートを示す。
CPU17−1は、このフローチャートに従い、R画像データD1R、G画像データD1G、B画像データD1Bを反転し(ステップ201)、反転R画像データD2R、反転G画像データD2G、反転B画像データD2Bとし(図6(a),(b),(c))、反転R用フレームメモリF2R、反転G用フレームメモリF2G、反転B用フレームメモリF2Bに格納する。
反転R画像データD2R、反転G画像データD2G、反転B画像データD2Bでは、R、G、Bの色成分を有する画素の画素値は輝度レベルが高くなり、R、G、Bの色成分を有さない画素の画素値は輝度レベルが低くなる。この場合、反転R画像データD2Rの各画素の画素値はCの濃度レベルを表し、反転G画像データD2Gの各画素の画素値はMの濃度レベルを表し、反転B画像データD2Bの各画素の画素値はYの濃度レベルを表す。
これにより、反転R画像データD2Rとして、トンボマークTCおよびトンボマークTKのCの色成分を濃度レベルに変換した単純C画像データが得られる。また、反転G画像データD2Gとして、トンボマークTMおよびトンボマークTKのMの色成分を濃度レベルに変換した単純M画像データが得られる。また、反転B画像データD2Bとして、トンボマークTYおよびトンボマークTKのYの色成分を濃度レベルに変換した単純Y画像データが得られる。この反転R画像データD2R、反転G画像データD2G、反転B画像データD2Bにおいて、トンボマークTKのCの色成分、Mの色成分、Yの色成分が現れる画素の位置は同じとなる。
CPU17−1は、反転R画像データD2R、反転G画像データD2G、反転B画像データD2BよりK画像データDK(図6(d))を生成し(ステップ202)、K用フレームメモリF5に格納する。このK画像データDKの生成において、CPU17−1は、反転R画像データD2R、反転G画像データD2G、反転B画像データD2Bの対応する各画素の画素値の最小値を抽出し、その抽出した各画素の画素値の最小値をK画像データDKの対応する各画素の画素値とする。例えば、反転R画像データD2R、反転G画像データD2G、反転B画像データD2Bの最初の画素D2R1,D2G1,D2B1について言えば、D2R1,D2G1,D2B1の画素の画素値のうち、その最小値をK画像データDKの最初の画素DK1の画素値とする。
これにより、反転R画像データD2R、反転G画像データD2G、反転B画像データD2Bにおいて対応する画素の画素値が1つでも「0」である場合、すなわちC、M、Yの色成分が1つでもない場合、その画素に対応するK画像データDKにおける画素の画素値は「0」とされる。これに対し、反転R画像データD2R、反転G画像データD2G、反転B画像データD2Bにおいて対応する画素の画素値が全て「0」を超えている場合、すなわちC、M、Yの色成分が全てある場合、その画素に対応するK画像データDKにおける画素の画素値はそのC、M、Yの色成分の濃度レベルの中の最小値とされる。トンボマークTKはC、M、Yの各色成分を有する為、その部分の各画素の反転R画像データ、反転G画像データ、反転B画像データの画素値が大きくなる為、それらの最小値は大きくなるが、各トンボマークTC、TM、TYの部分の画素はそれぞれ、反転G画像データ及び反転B画像データ、反転R画像データ及び反転B画像データ、反転R画像データ及び反転G画像データの画素値が小さくなる為、それらの最小値は小さくなる。これにより、反転R画像データD2R、反転G画像データD2G、反転B画像データD2BからトンボマークTKが抽出され、K画像データDKに転写される。
次に、CPU17−1は、反転R画像データD2R、反転G画像データD2G、反転B画像データD2BからK画像データDKを減算し(ステップ203)、差分R画像データD3R、差分G画像データD3G、差分B画像データD3Bを生成し(図7(a),(b),(c))、差分R用フレームメモリF3R、差分G用フレームメモリF3G、差分B用フレームメモリF3Bに格納する。
この差分R画像データD3R、差分G画像データD3G、差分B画像データD3Bの生成において、CPU17−1は、反転R画像データD2Rの各画素の画素値からK画像データDKの対応する各画素の画素値を差し引いて差分R画像データ(C画像データ)D3Rとし、反転G画像データD2Gの各画素の画素値からK画像データDKの対応する各画素の画素値を差し引いて差分G画像データ(M画像データ)D3Gとし、反転B画像データD2Bの各画素の画素値からK画像データDKの対応する各画素の画素値を差し引いて差分G画像データ(Y画像データ)D3Bとする。
これにより、差分R画像データD3Rでは、反転R画像データD2Rに含まれていたトンボマークTKのCの色成分がなくなる、或いは僅かとなる。同様に、差分R画像データD3Gでは、反転R画像データD2Gに含まれていたトンボマークTKのMの色成分がなくなる、或いは僅かとなる。また、差分R画像データD3Bでは、反転R画像データD2Bに含まれていたトンボマークTKのYの色成分がなくなる、或いは僅かとなる。
次に、CPU17−1は、差分R画像データD3R、差分G画像データD3G、差分B画像データD3Bを反転R画像データD2R、反転G画像データD2G、反転B画像データD2Bに加算し(ステップ204)、強調R画像データD4R、強調G画像データD4G、強調B画像データD4Bを生成し(図8(a),(b),(c))、強調R用フレームメモリF4R、強調G用フレームメモリF4G、強調B用フレームメモリF4Bに格納する。
この強調R画像データD4R、強調G画像データD4G、強調B画像データD4Bの生成において、CPU17−1は、反転R画像データD2Rの各画素の画素値に差分R画像データD3Rの各画素の画素値を加えて強調R画像データ(強調R画像データ)D4Rとし、反転G画像データD2Gの各画素の画素値に差分G画像データD3Gの各画素の画素値を加えて強調G画像データ(強調G画像データ)D4Gとし、反転B画像データD2Bの各画素の画素値に差分B画像データD3Bの各画素の画素値を加えて強調B画像データ(強調B画像データ)D4Bとする。
これにより、強調R画像データD4Rでは、反転R画像データD2RにおけるトンボマークTCの濃度レベルに差分R画像データD3RにおけるトンボマークTCの濃度レベルが加算されるので、トンボマークTCの濃度レベルが当初のほゞ2倍となり、トンボマークTCの濃度レベルがトンボマークTKのCの色成分の濃度レベルよりも遙かに高くなる。同様に、強調G画像データD4Gでは、トンボマークTMの濃度レベルがトンボマークTKのMの色成分の濃度レベルよりも遙かに高くなる。また、強調B画像データD4Bでは、トンボマークTYの濃度レベルがトンボマークTKのYの色成分の濃度レベルよりも遙かに高くなる。
なお、この例では、反転R画像データD2Rの各画素の画素値に差分R画像データD3Rの各画素の画素値を加えて強調R画像データD4Rとし、トンボマークTCの濃度レベルを当初のほゞ2倍としたが、差分R画像データD3Rの各画素の画素値に所定の係数を乗じるなどして、強調R画像データD4RにおけるトンボマークTCの濃度レベルを当初のほゞ1.5倍としたり、当初のほゞ3倍とするなどとしてもよい。強調G画像データD4G、強調B画像データD4Bについても、同様である。テスト結果としては、2倍で高い効果を得ており、1.5倍、3倍なども効果は小さくなるが、零ではない。
〔ガウス処理〕
CPU17−1は、ステップ103の処理によって強調R画像データD4R、強調G画像データD4G、強調B画像データD4BおよびK画像データDKを得ると、この強調R画像データD4R、強調G画像データD4G、強調B画像データD4BおよびK画像データDKに対してガウス処理(ガウス関数を使った高周波除去処理)を施す(ステップ104)。
ガウス処理については、非特許文献1にその詳細が示されているので、ここでの説明は省略する。実際の印刷は均一なインキ着肉状態ではなく、インキのムラがある。このため、撮影した画像自体にも当然輝度のムラが発生する。強調R画像データD4R、強調G画像データD4G、強調B画像データD4BおよびK画像データDKにガウス処理を施し、わざとぼかした画像にし、画素値の細かい変化をなだらかに平準化すると、トンボマークTC、TM、TY、TKの中心位置(中心座標)をより正確に検出できるようになる。なお、画像自体をぼかす処理は、ガウス処理に限られるものではなく、例えばローパスフィルタなどを用いてもよい。
〔平均化ラインプロファイル(見当合わせ用のマークの中心位置の検出)〕
CPU17−1は、ガウス処理された強調R画像データD4R、強調G画像データD4G、強調B画像データD4BおよびK画像データDKに対して平均化ラインプロファイルを行い、トンボマークTC、TM、TY、TKの中心座標を求める(ステップ105)。
ラインプロファイルとは、画像上の画素の画素値を直線上に計測することであり、平均化ラインプロファイルとは、画像の一部面もしくは全面において、xyの2方向のx方向の画素位置に対しy方向の画素の画素値の平均値を求め、画素値の変化を計測することである。もしくは、y方向の画素位置に対しx方向の画素の画素値の平均値を求め、画素値の変化を計測することである。
図9にガウス処理されたK画像データDKとこのK画像データDKに対する平均化ラインプロファイルによって得られる平均化ラインプロファイル曲線を示す。CPU17−1は、ガウス処理されたK画像データDKの天地方向をy方向、左右方向をx方向とし、x方向の画素位置毎にy方向のライン上の画素の画素値の平均値を算出し、x方向の平均化ラインプロファイル曲線PK1を得る。同様に、y方向の画素位置毎にx方向のライン上の画素の画素値の平均値を算出し、y方向の平均化ラインプロファイル曲線PK2を得る。そして、x方向の平均化ラインプロファイル曲線PK1において、その画素値の平均値が最大であるラインを求め、そのラインの位置をトンボマークTKの中心のx座標とする。また、y方向の平均化ラインプロファイル曲線PK2において、その画素値の平均値が最大であるラインを求め、そのラインの位置をトンボマークTKの中心のy座標とする。
図10にガウス処理された強調R画像データD4Rとこの強調R画像データD4Rに対する平均化ラインプロファイルによって得られる平均化ラインプロファイル曲線を示す。CPU17−1は、ガウス処理された強調R画像データD4Rの天地方向をy方向、左右方向をx方向とし、x方向の画素位置毎にy方向のライン上の画素の画素値の平均値を算出し、x方向の平均化ラインプロファイル曲線PR1を得る。同様に、y方向の画素位置毎にx方向のライン上の画素の画素値の平均値を算出し、y方向の平均化ラインプロファイル曲線PR2を得る。そして、x方向の平均化ラインプロファイル曲線PR1において、その画素値の平均値が最大であるラインを求め、このラインの位置をトンボマークTCの中心のx座標とする。また、y方向の平均化ラインプロファイル曲線PR2において、その画素値の平均値が最大であるラインを求め、このラインの位置をトンボマークTCの中心のy座標とする。
図11にガウス処理された強調G画像データD4Gとこの強調G画像データD4Gに対する平均化ラインプロファイルによって得られる平均化ラインプロファイル曲線を示す。CPU17−1は、ガウス処理された強調R画像データD4Gの天地方向をy方向、左右方向をx方向とし、x方向の画素位置毎にy方向のライン上の画素の画素値の平均値を算出し、x方向の平均化ラインプロファイル曲線PG1を得る。同様に、y方向の画素位置毎にx方向のライン上の画素の画素値の平均値を算出し、y方向の平均化ラインプロファイル曲線PG2を得る。そして、x方向の平均化ラインプロファイル曲線PG1において、その画素値の平均値が最大であるラインを求め、このラインの位置をトンボマークTMの中心のx座標とする。また、y方向の平均化ラインプロファイル曲線PG2において、その画素値の平均値が最大であるラインを求め、このラインの位置をトンボマークTMの中心のy座標とする。
図12にガウス処理された強調G画像データD4Gとこの強調G画像データD4Gに対する平均化ラインプロファイルによって得られる平均化ラインプロファイル曲線を示す。CPU17−1は、ガウス処理された強調R画像データD4Bの天地方向をy方向、左右方向をx方向とし、x方向の画素位置毎にy方向のライン上の画素の画素値の平均値を算出し、x方向の平均化ラインプロファイル曲線PB1を得る。同様に、y方向の画素位置毎にx方向のライン上の画素の画素値の平均値を算出し、y方向の平均化ラインプロファイル曲線PB2を得る。そして、x方向の平均化ラインプロファイル曲線PB1において、その画素値の平均値が最大であるラインを求め、このラインの位置をトンボマークTYの中心のx座標とする。また、y方向の平均化ラインプロファイル曲線PB2において、その画素値の平均値が最大であるラインを求め、このラインの位置をトンボマークTYの中心のy座標とする。
〔見当誤差量の計算〕
次に、CPU17−1は、ステップ105で求めたトンボマークTC,TM,TY,TKの中心座標よりC、M、Y、Kの各色間の天地方向および左右方向の見当誤差量を求める(ステップ106)。例えば、トンボマークTKの中心座標を基準とし、トンボマークTKの中心座標に対するトンボマークTCの中心座標の天地左右方向のずれをCのKに対する天地左右方向の見当誤差量として求める。同様にして、トンボマークTKの中心座標に対するトンボマークTMの中心座標の天地左右方向のずれをMのKに対する天地左右方向の見当誤差量として求め、トンボマークTKの中心座標に対するトンボマークTYの中心座標の天地左右方向のずれをYのKに対する天地左右方向の見当誤差量として求める。
〔版胴位置の修正〕
そして、CPU17−1は、ステップ106で求めた各色間の見当誤差量を零とするように、ポテンショメータ16からの位置データのフィードバックを受けながらモータ15を駆動して、各色の印刷ユニットにおける版胴の位置を修正する(ステップ107)。
〔強調R画像データ、強調G画像データ、強調B画像データを得る理由〕
図3(a)の例では、説明を分かり易くするために、トンボマークTC、TM、TY、TKの全てが天地方向にずれて印刷されたものとした。この場合、差分R画像データ、差分G画像データ、差分B画像データにおいては、図7に示した差分R画像データD3R、差分G画像データD3G、差分B画像データD3Bのように、トンボマークTC、TM、TYの十字のマークの全領域が他の画素よりも高い濃度レベルとして抽出される。しかし、例えばトンボマークTKとトンボマークTCとが一部重なっていたような場合、その重なった部分で差分R画像データD3RにおけるトンボマークTCの濃度レベルが小さくなってしまう。差分G画像データD3G、差分B画像データD3Bについても、差分R画像データD3Rと同様のことが言える。
例えば、図3(b)に示すようにトンボマークTC、TM、TY、TKの十字のマークのうち左右方向のマークが全て重なって印刷されていたとする。この場合、反転R画像データ、反転G画像データ、反転B画像データは、図13(a)、(b)、(c)に示すような反転R画像データD2R、反転G画像データD2G、反転B画像データD2Bとなる。また、この反転R画像データD2R、反転G画像データD2G、反転B画像データD2Bから生成されるK画像データは、図13(d)に示すようなK画像データDKとなる。
したがって、反転R画像データD2R、反転G画像データD2G、反転B画像データD2BからK画像データDKを減算して得られる差分R画像データ、差分G画像データ、差分B画像データは、図14(a)、(b)、(c)に示すような差分R画像データD3R、差分G画像データD3G、差分B画像データD3Bとなり、トンボマークTC、TM、TYの十字のマークのうち天地方向のマークのみが他の画素よりも高い濃度レベルとして抽出され、左右方向のマークの濃度レベルがトンボマークTKのC、M、Yの色成分と同様、なくなる或いは僅かとなってしまう。この差分R画像データD3R、差分G画像データD3G、差分B画像データD3Bからは、トンボマークTC、TM、TYの左右方向の中心座標を求めることが可能ではあるが、天地方向の中心座標を求めることはできない。
そこで、本実施の形態では、反転R画像データD2Rの各画素の画素値に差分R画像データD3Rの対応する各画素の画素値を加えて強調R画像データD4R(図15(a))を得る。同様に、反転G画像データD2Gの各画素の画素値に差分G画像データD3Gの対応する各画素の画素値を加えて強調G画像データD4G(図15(b))を得る。また、反転B画像データD2Bの各画素の画素値に差分B画像データD3Bの対応する各画素の画素値を加えて強調B画像データD4Bを得る(図15(c))。
強調R画像データD4Rでは、反転R画像データD2RにおけるトンボマークTCの天地方向のマークの濃度レベルに差分R画像データD3RにおけるトンボマークTCの天地方向のマークの濃度レベルが加算されるので、トンボマークTCの天地方向のマークの濃度レベルが当初のほゞ2倍となる。また、トンボマークTCのトンボマークTKとの重なり部分(この場合、左右方向のマーク)では反転R画像データD2RにおけるCの色成分の濃度レベルは高く、この濃度レベルの高い重なり部分にさらに差分R画像データD3Rに残されたトンボマークTCとTKとの重なり部分のCの濃度レベルが加算されるものとなり、これによりトンボマークTCの全ての領域で濃度レベルが高くなる。強調G画像データD4G、強調B画像データD4Bでも、強調R画像データD4Rと同様に、トンボマークTM、トンボマークTYの全ての領域で濃度レベルが高くなる。これにより、トンボマークTC、TM、TYの左右方向の中心座標だけではなく、トンボマークTC、TM、TYの天地方向の中心座標を求めることが可能となり、正確にトンボマークTC、TM、TYの中心座標を求めることができるようになる。
なお、この例では、トンボマークTC、TM、TY、TKの十字のマークのうち左右方向のマークが重なって印刷された場合で説明したが、天地方向のマークが重なって印刷された場合にも同様の処理が行われることは言うまでもない。また、トンボマークTKとトンボマークTC、TM、TYとの重なり方は色々であり、上述のようにして強調R画像データ、強調G画像データ、強調B画像データを得ることにより、これらの重なりに対してトンボマークTC、TM、TYの中心座標を常に正確に求めることができるようになる。
図16は図2に示したフローチャートに従う処理の流れをブロック化して示した図である。トンボマークTC、TM、TY、TKが印刷された絵柄部分Xを撮影することによって、R画像データD1R、G画像データD1G、B画像データD1Bが得られる。R画像データD1R、G画像データD1G、B画像データD1Bは反転され、反転R画像データD2R、反転G画像データD2G、反転B画像データD2Bとされる。
そして、この反転R画像データD2R、反転G画像データD2G、反転B画像データD2BからK画像データDKが生成され、反転R画像データD2RからK画像データDKが減算されて差分R画像データD3Rが生成され、反転G画像データD2GからK画像データDKが減算されて差分G画像データD3Gが生成され、反転B画像データD2BからK画像データDKが減算されて差分B画像データD3Bが生成される。
そして、反転R画像データD2Rに差分R画像データD3Rが加算されて強調R画像データD4Rが生成され、反転G画像データD2Gに差分G画像データD3Gが加算されて強調G画像データD4Gが生成され、反転B画像データD2Bに差分B画像データD3Bが加算されて強調B画像データD4Bが生成される。
そして、強調R画像データD4R、強調G画像データD4G、強調B画像データD4BおよびK画像データDKにガウス処理(処理ブロックBL1〜BL4)が施され、このガウス処理が施された強調R画像データD4R、強調G画像データD4G、強調B画像データD4BおよびK画像データDKに対して平均化ラインプロファイルが行われ(処理ブロックBL5〜BL8)、この平均化ラインプロファイルによって得られるトンボマークTC、TM、TY、TKの中心座標より各色間の天地方向および左右方向の見当誤差量が求められる(処理ブロックBL9)。
〔実施の形態2:非反転方式〕
実施の形態1では、R画像データD1R、G画像データD1G、B画像データD1Bを反転し、反転R画像データD2R、反転G画像データD2G、反転B画像データD2Bとし、この反転R画像データD2R、反転G画像データD2G、反転B画像データD2Bを単純C画像データ、単純M画像データ、単純Y画像データとして処理を進めるようにしたが、R画像データD1R、G画像データD1G、B画像データD1Bを反転せずに、このR画像データD1R、G画像データD1G、B画像データD1Bを単純C画像データ、単純M画像データ、単純Y画像データとして処理を進めて行くようにしてもよい。
この場合、すなわち反転方式とせずに非反転方式とする場合、図17に図16に対応する図を示すように、R画像データD1R、G画像データD1G、B画像データD1BからK画像データDKを生成する。但し、このK画像データDKの生成では、R画像データD1R、G画像データD1G、B画像データD1Bの対応する各画素の画素値の最大値を抽出し、その抽出した各画素の画素値の最大値をK画像データDKの対応する各画素の画素値とする。
そして、R画像データD1Rの各画素の画素値からK画像データDKの対応する各画素の画素値を差し引いて差分R画像データD3Rを、G画像データD1Gの各画素の画素値からK画像データDKの対応する各画素の画素値を差し引いて差分G画像データD3Gを、B画像データD1Bの各画素の画素値からK画像データDKの対応する各画素の画素値を差し引いて差分B画像データD3Bを得る。この時、差分R画像データD3R、差分G画像データD3G、差分B画像データD3Bの各画素の画素値は、その大部分がマイナス値となり、差分R用フレームメモリF3R、差分G用フレームメモリF3G、差分B用フレームメモリF3Bに格納される。
そして、R画像データD1Rの各画素の画素値に差分R画像データDR3の対応する各画素の画素値を加えて強調R画像データD4Rを、G画像データD1Gの各画素の画素値に差分G画像データD3Gの対応する各画素の画素値を加えて強調G画像データD4Gを、B画像データD1Bの各画素の画素値に差分B画像データD3Bの対応する各画素の画素値を加えて強調B画像データをD4Bを生成する。
そして、強調R画像データD4R、強調G画像データD4G、強調B画像データD4BおよびK画像データDKにガウス処理(処理ブロックBL1〜BL4)を施し、このガウス処理を施した強調R画像データD4R、強調G画像データD4G、強調B画像データD4BおよびK画像データDKに対して平均化ラインプロファイルを行い(処理ブロックBL5〜BL8)、この平均化ラインプロファイルによって得られるトンボマークTC、TM、TY、TKの中心座標より各色間の天地方向および左右方向の見当誤差量を求める(処理ブロックBL9)。
但し、この場合の平均化ラインプロファイルでは、強調R画像データD4R、強調G画像データD4G、強調B画像データD4B、K画像データDKのそれぞれについて、その左右方向の各ライン上の各画素の画素値の平均値が最小であるラインを求め、この求めた各ラインの位置よりトンボマークTC、TM、TY、TKの天地方向の中心座標を求める。また、強調R画像データD4R、強調G画像データD4G、強調B画像データD4B、K画像データDKのそれぞれについて、その天地方向の各ライン上の各画素の画素値の平均値が最小であるラインを求め、この求めた各のラインの位置よりトンボマークTC、TM、TY、TKの左右方向の中心座標を求める。
なお、上述した実施の形態1、2では、各色の見当合わせ用のマークを十字のトンボマークとして説明したが、十字のトンボマークに限られるものではなく、天地方向のみに直線部を有するマークとしたり、左右方向に直線部を有するマークとしたりしてもよい。また、上述した実施の形態1、2では、C、M、Y、Kの4色で印刷するものとして説明したが、C、M、Yの3色で印刷するような場合にも同様にして本発明を適用することが可能である。この場合、処理ブロックBL9では、強調R画像データD4R、強調G画像データD4G、強調B画像データD4Bの各画素の画素値より各色間の見当誤差量を求めるようにする。
すなわち、Kの代わりにC、M、Yが重なった灰色を使用し、C、M、Yの3色で印刷するような場合があり、このような場合にはC、M、Yのマークが重なった部分がKの色成分としてK画像データDKに転写される。この場合、K画像データDKは、差分R画像データD3R、差分G画像データD3G、差分B画像データD3Bの生成に用いるが、C、M、Yの3色間の見当誤差量の検出には必要としない。また、ガウス処理は、強調R画像データD4R、強調G画像データD4G、強調B画像データD4Bに施すのみで、K画像データDKに施す必要はない。すなわち、C、M、Yの3色で印刷するような場合には、図18および図19に示すように、K画像データDKは処理ブロックBL9での各色間の見当誤差量の算出には使用せず、K画像データDKに対してガウス処理を行う処理ブロックBL4や平均化ラインプロファイルを行う処理ブロックBL8を省略した構成とする。
以上の説明から分かるように、実施の形態1では、閾値を設定せずに、反転R画像データD2R、反転G画像データD2G、反転B画像データD2BからK画像データDKを生成し、このK画像データDKと反転R画像データD2R、反転G画像データD2G、反転B画像データD2Bとから差分R画像データD3R、差分G画像データD3G、差分B画像データD3Bを得るようにし、この差分R画像データD3R、差分G画像データD3G、差分B画像データD3Bと反転R画像データD2R、反転G画像データD2G、反転B画像データD2Bとから強調R画像データD4R、強調G画像データD4G、強調B画像データD4Bを得るようにしているので、また、実施の形態2では、閾値を設定せずに、R画像データD1R、G画像データD1G、B画像データD1BからK画像データDKを生成し、このK画像データDKとR画像データD1R、G画像データD1G、B画像データD1Rとから差分R画像データD3R、差分G画像データD3G、差分B画像データD3Bを得るようにし、この差分R画像データD3R、差分G画像データD3G、差分B画像データD3BとR画像データD1R、G画像データD1G、B画像データD1Bとから強調R画像データD4R、強調G画像データD4G、強調B画像データD4Bを得るようにしているので、実際の印刷物の印刷物毎の各色の濃度の相異に拘わらず、各色間の見当誤差量を精度良く求めることができるようになる。
また、実施の形態1,2では、平均化ラインプロファイルによってトンボマークTC、TM、TY、TKの中心座標を求めているので、すなわち画素が有るか無いかを一定のスライスレベルで2値化して判断するというような方法をとっておらず、画像のデータだけを元に一義的な画像処理と画素値(輝度値)の集計計算でトンボマークTC、TM、TY、TKの中心座標を求めているので、実際の印刷物の印刷物毎の各色の濃度の相異に拘わらず、トンボマークTC、TM、TY、TKの中心座標を正確に求めることができ、これも各色間の精度の高い見当誤差量の検出に貢献している。
〔実施の形態1の具体例〕
図20は上述した実施の形態1をさらに具体化した見当誤差量検出装置を含む印刷機の自動見当合わせ装置のブロック図である。この自動見当合わせ装置において、本発明に係る見当誤差量検出装置20は、CPU20A、RAM20B、ROM20C、メモリ20D、入力装置20E、表示器20F、出力装置20G、カメラ(カラーカメラ)20H、A/D変換器20I、入出力インターフェイス(I/O,I/F)20J〜20Lを備えている。
CPU20Aは、インターフェイス20J〜20Lを介して与えられる各種入力情報を得て、RAM20Bやメモリ20Dにアクセスしながら、ROM20Cに格納されたプログラムに従って動作する。ROM20Cには、C、Y、M、Kの各色間の見当誤差量を検出する見当誤差量検出プログラムが格納されている。入力装置20Eには、測定スタートスイッチSW1や制御終了スイッチSW2などが設けられている。
なお、図20において、21−1および21−2はシアン(C)の印刷ユニットの天地方向見当調整装置および左右方向見当調整装置、21−3および21−4はマゼンタ(M)の印刷ユニットの天地方向見当調整装置および左右方向見当調整装置、21−5および21−6はイエロー(Y)の印刷ユニットの天地方向見当調整装置および左右方向見当調整装置である。
見当調整装置21(21−1〜21−6)は、図21に示すように、CPU21Aと、RAM21Bと、ROM21Cと、見当調整用モータ21Dと、見当調整用モータドライバ21Eと、見当調整用モータ21Dに付設されたポテンショメータ21Fと、A/D変換器21Gと、見当調整装置の現在位置記憶用メモリ21Hと、A/D変換器の出力−見当調整装置の位置変換テーブル記憶用のメモリ21Iと、A/D変換器の出力記憶用のメモリ21Jと、見当誤差量記憶用のメモリ21Kと、見当調整装置の修正目標位置記憶用のメモリ21Lと、入出力インタフェース(I/O,I/F)21M,21Nとを備えており、インタフェース21Mを介して見当誤差量検出装置20と接続されている。なお、見当調整装置の機械構成については、特許文献2にその詳細が記載されているので、ここでの説明は省略する。
図22に見当誤差量検出装置20におけるメモリ20Dの内部構成を示す。メモリ20DにはメモリM1〜M33が設けられる。M1はR用フレームメモリ、M2はG用フレームメモリ、M3はB用フレームメモリであり、カメラ20HからのR画像データがR用フレームメモリM1に、G画像データがG用フレームメモリM2に、B画像データがB用フレームメモリM3に格納される。
M4は反転R用フレームメモリ、M5は反転G用フレームメモリ、M6は反転B用フレームメモリであり、反転R画像データが反転R用フレームメモリM4に、反転G画像データが反転G用フレームメモリM5に、反転B画像データが反転B用フレームメモリM6に格納される。M7はK用フレームメモリであり、反転R画像データ、反転G画像データ、反転B画像データより生成されるK画像データが格納される。
M8は差分R用フレームメモリ、M9は差分G用フレームメモリ、M10は差分B用フレームメモリであり、差分R画像データが差分R用フレームメモリM8に、差分G画像データが差分G用フレームメモリM9に、差分B画像データが差分B用フレームメモリM10に格納される。
M11は強調R用フレームメモリ、M12は強調G用フレームメモリ、M13は強調B用フレームメモリであり、強調R画像データが強調R用フレームメモリM11に、強調G画像データが強調G用フレームメモリM12に、強調B画像データが強調B用フレームメモリM13に格納される。
M14はガウス処理後用の強調R用フレームメモリ、M15はガウス処理後用の強調B用フレームメモリ、M16はガウス処理後用の強調B用フレームメモリ、M17はガウス処理後用のK用フレームメモリであり、ガウス処理後用の強調R用フレームメモリM14にガウス処理された強調R画像データが格納され、ガウス処理後用の強調G用フレームメモリM15にガウス処理された強調G画像データが格納され、ガウス処理後用の強調B用フレームメモリM16にガウス処理された強調B画像データが格納され、ガウス処理後用のK用フレームメモリM17にガウス処理されたK画像データが格納される。
M18はx方向(左右方向)のライン上のすべてのガウス処理された強調R画像データの画素値の平均値記憶用のメモリ、M19はx方向のライン上のすべてのガウス処理された強調G画像データの画素値の平均値記憶用のメモリ、M20はx方向のライン上のすべてのガウス処理された強調B画像データの画素値の平均値記憶用のメモリ、M21はx方向のライン上のすべてのガウス処理されたK画像データの画素値の平均値記憶用のメモリである。M22はガウス処理された強調R画像データ、強調G画像データ、強調B画像データ、K画像データの画素値の平均値が最も大きいx方向のラインの順番記憶用のメモリである。
M23はy方向(天地方向)のライン上のすべてのガウス処理された強調R画像データの画素値の平均値記憶用のメモリ、M24はy方向のライン上のすべてのガウス処理された強調G画像データの画素値の平均値記憶用のメモリ、M25はy方向のライン上のすべてのガウス処理された強調B画像データの画素値の平均値記憶用のメモリ、M26はy方向のライン上のすべてのガウス処理されたK画像データの画素値の平均値記憶用のメモリである。M27はガウス処理された強調R画像データ、強調G画像データ、強調B画像データ、K画像データの画素値の平均値が最も大きいy方向のラインの順番記憶用のメモリである。
M28はKとC、KとM、KとYのトンボマークの天地方向のラインの差記憶用のメモリ、M29はKとC、KとM、KとYのトンボマークの左右方向のラインの差記憶用のメモリ、M30は天地方向のラインの幅記憶用のメモリ、M31はKとC、KとM、KとYのトンボマークの天地方向の見当誤差量記憶用のメモリ、M32は左右方向のラインの幅記憶用のメモリ、M33はKとC、KとM、KとYのトンボマークの左右方向の見当誤差量記憶用のメモリである。
図23〜図42にこの実施の形態1の具体例における見当誤差量検出装置20のCPU20Aが実行する見当誤差量検出プログラムに従う処理動作のフローチャートを分割して示す。
〔撮影画像(R画像データ、G画像データ、B画像データ)の取り込み〕
CPU20Aは、測定スタートスイッチSW1がオンとされると(ステップ301のYES)、カメラ20Hへ撮影指令信号を送り(ステップ302)、トンボマークTC、TM、TY、TKが印刷された絵柄部分Xを拡大して撮影する。
そして、この絵柄部分Xの撮影により、カメラ20Hから出力されるRGB信号を受け、カメラ20HからのR画像の最初の画素の画素値(輝度値)を読み込み、R用フレームメモリM1の最初の画素位置に書き込む(ステップ303,304)。また、カメラ20HからのG画像の最初の画素の画素値(輝度値)を読み込み、G用フレームメモリM2の最初の画素位置に書き込む(ステップ305,306)。また、カメラ20HからのB画像の最初の画素の画素値(輝度値)を読み込み、B用フレームメモリM3の最初の画素位置に書き込む(ステップ307,308)。
以下同様にして、カメラ20HからのR画像、G画像、B画像の画素の画素値を次々に読み込み、R用フレームメモリM1、G用フレームメモリM2、B用フレームメモリM3の対応する画素位置に書き込んで行く(ステップ309〜315の繰り返し)。これにより、R用フレームメモリM1にR画像データが、G用フレームメモリM2にG画像データが、B用フレームメモリM3にB画像データが格納される。
〔反転R画像データ、反転G画像データ、反転B画像データの生成〕
次に、CPU20Aは、R用フレームメモリM1よりR画像データの最初の画素の画素値を読み出し(ステップ316)、輝度レベルの最大値(この例では、「255」)よりR画像データの最初の画素の画素値を減算し、反転R画像データの最初の画素の画素値として反転R用フレームメモリM4の最初の画素位置に格納する(ステップ317)。
また、G用フレームメモリM2よりG画像データの最初の画素の画素値を読み出し(ステップ318)、輝度レベルの最大値(「255」)よりG画像データの最初の画素の画素値を減算し、反転G画像データの最初の画素の画素値として反転G用フレームメモリM5の最初の画素位置に格納する(ステップ319)。
また、B用フレームメモリM3よりB画像データの最初の画素の画素値を読み出し(ステップ320)、輝度レベルの最大値(「255」)よりB画像データの最初の画素の画素値を減算し、反転B画像データの最初の画素の画素値として反転B用フレームメモリM6の最初の画素位置に格納する(ステップ321)。
以下同様にして、R用フレームメモリM1、G用フレームメモリM2、B用フレームメモリM3よりR画像データ、G画像データ、B画像データの画素の画素値を次々に読み出し、輝度レベルの最大値(「255」)よりその画素の画素値を減算し、反転R用フレームメモリM4、反転G用フレームメモリM5、反転B用フレームメモリM6の対応する画素位置に書き込んで行く(ステップ322〜328の繰り返し)。これにより、反転R用フレームメモリM4に反転R画像データが、反転G用フレームメモリM5に反転G画像データが、反転B用フレームメモリM6に反転B画像データが格納される。
〔K画像データの生成〕
次に、CPU20Aは、反転R用フレームメモリM4より反転R画像データの最初の画素の画素値を読み出し(ステップ329)、また反転G用フレームメモリM5より反転G画像データの最初の画素の画素値を読み出し(ステップ330)、反転R画像データの最初の画素の画素値(反転Rデータ)と反転G画像データの最初の画素の画素値(反転Gデータ)とを比較する(ステップ331)。
ここで、最初の画素の反転Rデータが最初の画素の反転Gデータ以下であれば(ステップ331のYES)、反転B用フレームメモリM6より反転B画像データの最初の画素の画素値を読み出し(ステップ332)、反転R画像データの最初の画素の画素値(反転Rデータ)と反転B画像データの最初の画素の画素値(反転Bデータ)とを比較する(ステップ333)。
これに対し、最初の画素の反転Rデータが最初の画素の反転Gデータより大きければ(ステップ331のNO)、反転B用フレームメモリM6より反転B画像データの最初の画素の画素値を読み出し(ステップ334)、反転G画像データの最初の画素の画素値(反転Gデータ)と反転B画像データの最初の画素の画素値(反転Bデータ)とを比較する(ステップ335)。
ステップ333において、最初の画素の反転Rデータが最初の画素の反転Bデータ以下であれば(ステップ333のYES)、K用フレームメモリM7の最初の画素の位置に最初の画素の反転Rデータを書き込む(ステップ336)。
ステップ333において、最初の画素の反転Rデータが最初の画素の反転Bデータよりも大きければ(ステップ333のNO)、K用フレームメモリM7の最初の画素の位置に最初の画素の反転Bデータを書き込む(ステップ337)。
ステップ335において、最初の画素の反転Gデータが最初の画素の反転Bデータ以下であれば(ステップ335のYES)、K用フレームメモリM7の最初の画素の位置に最初の画素の反転Gデータを書き込む(ステップ338)。
ステップ335において、最初の画素の反転Gデータが最初の画素の反転Bデータよりも大きければ(ステップ335のNO)、K用フレームメモリM7の最初の画素の位置に最初の画素の反転Bデータを書き込む(ステップ339)。
以下同様にして、反転R用フレームメモリM4、反転G用フレームメモリM5、反転B用フレームメモリM6より反転R画像データ、反転G画像データ、反転B画像データの画素の画素値を次々に読み出し、その画素値(反転Rデータ、反転Gデータ、反転Bデータ)の中の最小値をKデータとしてK用フレームメモリM7の対応する画素位置に書き込んで行く(ステップ340〜351の繰り返し)。これにより、K用フレームメモリM7にK画像データが格納される。
〔差分R画像データ、差分G画像データ、差分B画像データの生成〕
次に、CPU20Aは、反転R用フレームメモリM4より反転R画像データの最初の画素の画素値を読み出し(ステップ352)、K用フレームメモリM7よりK画像データの最初の画素の画素値を読み出し(ステップ353)、反転R画像データの最初の画素の画素値よりK画像データの最初の画素の画素値を減算し(ステップ354)、その減算結果を差分R画像データの最初の画素の画素値(差分Rデータ)として差分R用フレームメモリM8の最初の画素位置に書き込む(ステップ355)。
また、反転G用フレームメモリM5より反転G画像データの最初の画素の画素値を読み出し(ステップ356)、K用フレームメモリM7よりK画像データの最初の画素の画素値を読み出し(ステップ357)、反転G画像データの最初の画素の画素値よりK画像データの最初の画素の画素値を減算し(ステップ358)、その減算結果を差分G画像データの最初の画素の画素値(差分Gデータ)として差分G用フレームメモリM9の最初の画素位置に書き込む(ステップ359)。
また、反転B用フレームメモリM6より反転B画像データの最初の画素の画素値を読み出し(ステップ360)、K用フレームメモリM7よりK画像データの最初の画素の画素値を読み出し(ステップ361)、反転B画像データの最初の画素の画素値よりK画像データの最初の画素の画素値を減算し(ステップ362)、その減算結果を差分B画像データの最初の画素の画素値(差分Bデータ)として差分B用フレームメモリM10の最初の画素位置に書き込む(ステップ363)。
以下同様にして、反転R用フレームメモリM4、反転G用フレームメモリM5、反転B用フレームメモリM6より反転R画像データ、反転G画像データ、反転B画像データの画素の画素値を次々に読み出し、K用フレームメモリM7中のK画像データの対応する画素の画素値を減算し、その減算結果を差分R用フレームメモリM8、差分G用フレームメモリM9、差分B用フレームメモリM10の対応する画素位置に書き込んで行く(ステップ364〜376の繰り返し)。これにより、差分R用フレームメモリM8に差分R画像データが、差分G用フレームメモリM9に差分G画像データが、差分B用フレームメモリM10に差分B画像データが格納される。
〔強調R画像データ、強調G画像データ、強調B画像データの生成〕
次に、CPU20Aは、反転R用フレームメモリM4より反転R画像データの最初の画素の画素値を読み出し(ステップ377)、差分R用フレームメモリM8より差分R画像データの最初の画素の画素値を読み出し(ステップ378)、反転R画像データの最初の画素の画素値に差分R画像データの最初の画素の画素値を加算し(ステップ379)、その加算結果を強調R画像データの最初の画素の画素値(強調Rデータ)として強調R用フレームメモリM11の最初の画素位置に書き込む(ステップ380)。
また、反転G用フレームメモリM5より反転G画像データの最初の画素の画素値を読み出し(ステップ381)、差分G用フレームメモリM9より差分G画像データの最初の画素の画素値を読み出し(ステップ382)、反転G画像データの最初の画素の画素値に差分G画像データの最初の画素の画素値を加算し(ステップ383)、その加算結果を強調G画像データの最初の画素の画素値(強調Gデータ)として強調G用フレームメモリM12の最初の画素位置に書き込む(ステップ384)。
また、反転B用フレームメモリM6より反転B画像データの最初の画素の画素値を読み出し(ステップ385)、差分B用フレームメモリM10より差分B画像データの最初の画素の画素値を読み出し(ステップ386)、反転B画像データの最初の画素の画素値に差分B画像データの最初の画素の画素値を加算し(ステップ387)、その加算結果を強調B画像データの最初の画素の画素値(強調Bデータ)として強調B用フレームメモリM13の最初の画素位置に書き込む(ステップ388)。
以下同様にして、反転R用フレームメモリM4、反転G用フレームメモリM5、反転B用フレームメモリM6より反転R画像データ、反転G画像データ、反転B画像データの画素の画素値を次々に読み出し、差分R画像データ、差分G画像データ、差分B画像データの対応する画素の画素値を加算し、その加算結果を強調R用フレームメモリM11、強調G用フレームメモリM12、強調B用フレームメモリM13の対応する画素位置に書き込んで行く(ステップ389〜401の繰り返し)。これにより、強調R用フレームメモリM11に強調R画像データが、強調G用フレームメモリM12に強調G画像データが、強調B用フレームメモリM12に強調B画像データが格納される。
〔ガウス処理〕
次に、CPU20Aは、強調R用フレームメモリM11より強調R画像データの最初の画素の画素値を読み出し(ステップ402)、この強調R画像データの最初の画素の画素値にガウス処理を施し、このガウス処理を施した強調R画像データの最初の画素の画素値をガウス処理後用の強調R用フレームメモリM14の最初の画素位置に格納する(ステップ403)。同様にして、強調R用フレームメモリM11より強調R画像データの画素の画素値を次々に読み出してガウス処理を施し、このガウス処理を施した強調R画像データの画素の画素値をガウス処理後用の強調R用フレームメモリM14の対応する画素位置に格納して行く(ステップ404〜406の繰り返し)。
また、強調G用フレームメモリM12より強調G画像データの最初の画素の画素値を読み出し(ステップ407)、この強調G画像データの最初の画素の画素値にガウス処理を施し、このガウス処理を施した強調G画像データの最初の画素の画素値をガウス処理後用の強調G用フレームメモリM15の最初の画素位置に格納する(ステップ408)。同様にして、強調G用フレームメモリM12より強調G画像データの画素の画素値を次々に読み出してガウス処理を施し、このガウス処理を施した強調G画像データの画素の画素値をガウス処理後用の強調G用フレームメモリM15の対応する画素位置に格納して行く(ステップ409〜411の繰り返し)。
また、強調B用フレームメモリM13より強調B画像データの最初の画素の画素値を読み出し(ステップ412)、この強調B画像データの最初の画素の画素値にガウス処理を施し、このガウス処理を施した強調B画像データの最初の画素の画素値をガウス処理後用の強調B用フレームメモリM16の最初の画素位置に格納する(ステップ413)。同様にして、強調B用フレームメモリM13より強調B画像データの画素の画素値を次々に読み出してガウス処理を施し、このガウス処理を施した強調B画像データの画素の画素値をガウス処理後用の強調B用フレームメモリM16の対応する画素位置に格納して行く(ステップ414〜416の繰り返し)。
また、K用フレームメモリM7よりK画像データの最初の画素の画素値を読み出し(ステップ417)、このK画像データの最初の画素の画素値にガウス処理を施し、このガウス処理を施したK画像データの最初の画素の画素値をガウス処理後用のK用フレームメモリM17の最初の画素位置に格納する(ステップ418)。同様にして、K用フレームメモリM7よりK画像データの画素の画素値を次々に読み出してガウス処理を施し、このガウス処理を施したK画像データの画素の画素値をガウス処理後用のK用フレームメモリM17の対応する画素位置に格納して行く(ステップ419〜421の繰り返し)。
〔平均化ラインプロファイル〕
次に、CPU20Aは、ガウス処理後用の強調R用フレームメモリM14より最初のx方向のライン上の全ての画素のガウス処理された強調Rデータを読み出し(ステップ422)、その平均値を求める(ステップ423)。同様にして、画素位置を変えながら次々に、ガウス処理後用の強調R用フレームメモリM14よりx方向のライン上の全ての画素のガウス処理された強調Rデータを読み出し、その平均値を求めて行く(ステップ424〜426の繰り返し)。そして、全てのx方向のラインについて処理を完了すると(ステップ426のYES)、その平均値が最も大きいx方向のラインの順番を求め、その順番をトンボマークTCのx方向の中心のラインの順番としてメモリM22に格納する(ステップ427)。
ガウス処理後用の強調G用フレームメモリM15、ガウス処理後用の強調B用フレームメモリM16、ガウス処理後用のK用フレームメモリM17に格納されているガウス処理された強調Gデータ、強調Bデータ、Kデータに対しても同様の処理を行い、その平均値が最も大きいx方向のラインの順番を求め、トンボマークTM、TY、TKのx方向の中心のラインの順番としてメモリM22に格納する(ステップ428〜445)。
また、ガウス処理後用の強調R用フレームメモリM14より最初のy方向のライン上の全ての画素のガウス処理された強調Rデータを読み出し(ステップ446)、その平均値を求める(ステップ447)。同様にして、画素位置を変えながら次々に、ガウス処理後用の強調R用フレームメモリM14よりy方向のライン上の全ての画素のガウス処理された強調Rデータを読み出し、その平均値を求めて行く(ステップ448〜450の繰り返し)。そして、全てのy方向のラインについて処理を完了すると(ステップ450のYES)、その平均値が最も大きいy方向のラインの順番を求め、トンボマークTCのy方向の中心のラインの順番としてメモリM27に格納する(ステップ451)。
ガウス処理後用の強調G用フレームメモリM15、ガウス処理後用の強調B用フレームメモリM16、ガウス処理後用のK用フレームメモリM17に格納されているガウス処理された強調Gデータ、強調Bデータ、Kデータに対しても同様の処理を行い、その平均値が最も大きいy方向のラインの順番を求め、トンボマークTM、TY、TKのy方向の中心のラインの順番としてメモリM27に格納する(ステップ452〜469)。
〔見当誤差量の算出〕
次に、CPU20Aは、メモリM22よりトンボマークTCのx方向の中心のラインの順番とトンボマークTKのx方向の中心のラインの順番を読み出し(ステップ470、471)、トンボマークTKのx方向の中心のラインの順番よりトンボマークTCのx方向の中心のラインの順番を減算し、トンボマークTKとTCとの天地方向のラインの差を算出し、メモリM28に格納する(ステップ472)。
また、メモリM22よりトンボマークTMのx方向の中心のラインの順番とトンボマークTKのx方向の中心のラインの順番を読み出し(ステップ473、474)、トンボマークTKのx方向の中心のラインの順番よりトンボマークTMのx方向の中心のラインの順番を減算し、トンボマークTKとTMとの天地方向のラインの差を算出し、メモリM28に格納する(ステップ475)。
また、メモリM22よりトンボマークTYのx方向の中心のラインの順番とトンボマークTKのx方向の中心のラインの順番を読み出し(ステップ476、477)、トンボマークTKのx方向の中心のラインの順番よりトンボマークTYのx方向の中心のラインの順番を減算し、トンボマークTKとTYとの天地方向のラインの差を算出し、メモリM28に格納する(ステップ478)。
同様にして、CPU20Aは、メモリM27よりトンボマークTCのy方向の中心のラインの順番とトンボマークTKのy方向の中心のラインの順番を読み出し(ステップ479、480)、トンボマークTKのy方向の中心のラインの順番よりトンボマークTCのy方向の中心のラインの順番を減算し、トンボマークTKとTCとの左右方向のラインの差を算出し、メモリM29に格納する(ステップ481)。
また、メモリM27よりトンボマークTMのy方向の中心のラインの順番とトンボマークTKのy方向の中心のラインの順番を読み出し(ステップ482、483)、トンボマークTKのy方向の中心のラインの順番よりトンボマークTMのy方向の中心のラインの順番を減算し、トンボマークTKとTMとの左右方向のラインの差を算出し、メモリM29に格納する(ステップ484)。
また、メモリM27よりトンボマークTYのy方向の中心のラインの順番とトンボマークTKのy方向の中心のラインの順番を読み出し(ステップ485、486)、トンボマークTKのy方向の中心のラインの順番よりトンボマークTYのy方向の中心のラインの順番を減算し、トンボマークTKとTYとの左右方向のラインの差を算出し、メモリM29に格納する(ステップ487)。
そして、メモリM28よりトンボマークTKとTCの天地方向のラインの差を読み出し(ステップ488)、またメモリM30に格納されている天地方向のラインの幅を読み出し(ステップ489)、トンボマークTKとTCの天地方向のラインの差に天地方向のラインの幅を掛けて、トンボマークTKとTCの天地方向の見当誤差量を算出し、メモリM31に格納する(ステップ490)。
また、メモリM28よりトンボマークTKとTMの天地方向のラインの差を読み出し(ステップ491)、またメモリM30に格納されている天地方向のラインの幅を読み出し(ステップ492)、トンボマークTKとTMの天地方向のラインの差に天地方向のラインの幅を掛けて、トンボマークTKとTMの天地方向の見当誤差量を算出し、メモリM31に格納する(ステップ493)。
また、メモリM28よりトンボマークTKとTYの天地方向のラインの差を読み出し(ステップ494)、またメモリM30に格納されている天地方向のラインの幅を読み出し(ステップ495)、トンボマークTKとTYの天地方向のラインの差に天地方向のラインの幅を掛けて、トンボマークTKとTYの天地方向の見当誤差量を算出し、メモリM31に格納する(ステップ496)。
また、メモリM29よりトンボマークTKとTCの左右方向のラインの差を読み出し(ステップ497)、またメモリM32に格納されている左右方向のラインの幅を読み出し(ステップ498)、トンボマークTKとTCの左右方向のラインの差に左右方向のラインの幅を掛けて、トンボマークTKとTCの左右方向の見当誤差量を算出し、メモリM33に格納する(ステップ499)。
また、メモリM29よりトンボマークTKとTMの左右方向のラインの差を読み出し(ステップ500)、またメモリM32に格納されている左右方向のラインの幅を読み出し(ステップ501)、トンボマークTKとTMの左右方向のラインの差に左右方向のラインの幅を掛けて、トンボマークTKとTMの左右方向の見当誤差量を算出し、メモリM33に格納する(ステップ502)。
また、メモリM29よりトンボマークTKとTYの左右方向のラインの差を読み出し(ステップ503)、またメモリM32に格納されている左右方向のラインの幅を読み出し(ステップ504)、トンボマークTKとTYの左右方向のラインの差に左右方向のラインの幅を掛けて、トンボマークTKとTYの左右方向の見当誤差量を算出し、メモリM33に格納する(ステップ505)。
〔見当調整装置への見当誤差量の出力〕
次に、CPU20Aは、メモリM31よりトンボマークTKとTCの天地方向の見当誤差量を読み出し(ステップ506)、この読み出した見当誤差量をシアンの印刷ユニットの天地方向見当調整装置21−1に送信する(ステップ507)。シアンの印刷ユニットの天地方向見当調整装置21−1からの見当誤差量受信完了信号を確認すると(ステップ508のYES)、メモリM31よりトンボマークTKとTMの天地方向の見当誤差量を読み出し(ステップ509)、この読み出した見当誤差量をマゼンタの印刷ユニットの天地方向見当調整装置21−3に送信する(ステップ510)。マゼンタの印刷ユニットの天地方向見当調整装置21−3からの見当誤差量受信完了信号を確認すると(ステップ511のYES)、メモリM31よりトンボマークTKとTYの天地方向の見当誤差量を読み出し(ステップ512)、この読み出した見当誤差量をイエローの印刷ユニットの天地方向見当調整装置21−5に送信する(ステップ513)。
イエローの印刷ユニットの天地方向見当調整装置21−5からの見当誤差量受信完了信号を確認すると(ステップ514のYES)、メモリM33よりトンボマークTKとTCの左右方向の見当誤差量を読み出し(ステップ515)、この読み出した見当誤差量をシアンの印刷ユニットの左右方向見当調整装置21−2に送信する(ステップ516)。シアンの印刷ユニットの左右方向見当調整装置21−2からの見当誤差量受信完了信号を確認すると(ステップ517のYES)、メモリM33よりトンボマークTKとTMの左右方向の見当誤差量を読み出し(ステップ518)、この読み出した見当誤差量をマゼンタの印刷ユニットの左右方向見当調整装置21−4に送信する(ステップ519)。マゼンタの印刷ユニットの左右方向見当調整装置21−4からの見当誤差量受信完了信号を確認すると(ステップ520のYES)、メモリM33よりトンボマークTKとTYの左右方向の見当誤差量を読み出し(ステップ521)、この読み出した見当誤差量をイエローの印刷ユニットの左右方向見当調整装置21−6に送信する(ステップ522)。
〔見当調整装置による版胴位置の修正〕
見当調整装置21(21−1〜21−6)のCPU21Aは、見当誤差量検出装置20からの見当誤差量を受信すると(図43:ステップ601のYES)、受信した見当誤差量をメモリ21Kに格納した後(ステップ602)、見当誤差量検出装置20へ見当誤差量受信完了信号を送信する(ステップ603)。
そして、ポテンショメータ21Fに接続されたA/D変換器21Gの出力を読み取り、読み取った出力値をメモリ21Jに格納する(ステップ604)。次に、メモリ21Iに格納されているA/D変換器の出力−見当調整装置の位置変換テーブルを読み出し(ステップ605)、この位置変換テーブルを用いて、読み取ったA/D変換器21Gの出力より、見当調整装置21の現在位置を求め、メモリ21Hに格納する(ステップ606)。
続いて、CPU21Aは、見当誤差量検出装置20からの見当誤差量をメモリ21Kから読み出し(ステップ607)、ステップ606で求めた見当調整装置21の現在位置に見当誤差量を加算し、見当調整装置21の修正目標位置を求め、メモリ21Lに格納する(ステップ608)。そして、ステップ608で算出した見当調整装置21の修正目標位置とA/D変換器21Gの出力より得られる見当調整装置21の現在位置とが一致するように、見当調整用モータドライバ21Eを介して見当調整用モータ21Dを駆動する(図44:ステップ609〜617)。
〔実施の形態2の具体例〕
図45は上述した実施の形態2をさらに具体化した見当誤差量検出装置を含む印刷機の自動見当合わせ装置のブロック図である。この自動見当合わせ装置の構成は、図20に示した自動見当合わせ装置と構成上の相異はないが、見当誤差量検出装置20のROM20Cに格納されている見当誤差量検出プログラムが若干異なっている。これに伴い、見当誤差量検出装置20におけるメモリ20Dのメモリ構成が若干異なっている。
図46に見当誤差量検出装置20におけるメモリ20Dのメモリ構成を示す。図22のメモリ構成と比較して分かるように、実施の形態2の具体例では、メモリ20Dから反転R用フレームメモリM4、反転G用フレームメモリM5、反転B用フレームメモリM6が除かれている。また、メモリM22には、ガウス処理された強調R画像データ、強調G画像データ、強調B画像データ、K画像データの平均値が最も小さいx方向のラインの順番を格納し、メモリM27には、ガウス処理された強調R画像データ、強調G画像データ、強調B画像データ、K画像データの平均値が最も小さいy方向のラインの順番を格納する。
図47〜図65にこの実施の形態2の具体例における見当誤差量検出装置20のCPU20Aが実行する見当誤差量検出プログラムに従う処理動作のフローチャートを分割して示す。
〔撮影画像(R画像データ、G画像データ、B画像データ)の取り込み〕
CPU20Aは、測定スタートスイッチSW1がオンとされると(ステップ701のYES)、カメラ20Hへ撮影指令信号を送り(ステップ702)、トンボマークTC、TM、TY、TKが印刷された絵柄部分Xを拡大して撮影する。
そして、この絵柄部分Xの撮影により、カメラ20Hから出力されるRGB信号を受け、カメラ20HからのR画像の最初の画素の画素値(輝度値)を読み込み、R用フレームメモリM1の最初の画素位置に書き込む(ステップ703,704)。また、カメラ20HからのG画像の最初の画素の画素値(輝度値)を読み込み、G用フレームメモリM2の最初の画素位置に書き込む(ステップ705,706)。また、カメラ20HからのB画像の最初の画素の画素値(輝度値)を読み込み、B用フレームメモリM3の最初の画素位置に書き込む(ステップ707,708)。
以下同様にして、カメラ20HからのR画像、G画像、B画像の画素の画素値を次々に読み込み、R用フレームメモリM1、G用フレームメモリM2、B用フレームメモリM3の対応する画素位置に書き込んで行く(ステップ709〜715の繰り返し)。これにより、R用フレームメモリM1にR画像データが、G用フレームメモリM2にG画像データが、B用フレームメモリM3にB画像データが格納される。
〔K画像データの生成〕
次に、CPU20Aは、R用フレームメモリM1よりR画像データの最初の画素の画素値を読み出し(ステップ716)、またG用フレームメモリM2よりG画像データの最初の画素の画素値を読み出し(ステップ717)、R画像データの最初の画素の画素値(Rデータ)とG画像データの最初の画素の画素値(Gデータ)とを比較する(ステップ718)。
ここで、最初の画素のRデータが最初の画素のGデータ以上であれば(ステップ718のYES)、B用フレームメモリM3よりB画像データの最初の画素の画素値を読み出し(ステップ719)、R画像データの最初の画素の画素値(Rデータ)とB画像データの最初の画素の画素値(Bデータ)とを比較する(ステップ720)。
これに対し、最初の画素のRデータが最初の画素のGデータより小さければ(ステップ718のNO)、B用フレームメモリM3よりB画像データの最初の画素の画素値を読み出し(ステップ721)、G画像データの最初の画素の画素値(Gデータ)とB画像データの最初の画素の画素値(Bデータ)とを比較する(ステップ722)。
ステップ720において、最初の画素のRデータが最初の画素のBデータ以上であれば(ステップ720のYES)、K用フレームメモリM7の最初の画素の位置に最初の画素のRデータを書き込む(ステップ723)。
ステップ720において、最初の画素のRデータが最初の画素のBデータよりも小さければ(ステップ720のNO)、K用フレームメモリM7の最初の画素の位置に最初の画素のBデータを書き込む(ステップ724)。
ステップ722において、最初の画素のGデータが最初の画素のBデータ以上であれば(ステップ722のYES)、K用フレームメモリM7の最初の画素の位置に最初の画素のGデータを書き込む(ステップ725)。
ステップ722において、最初の画素のGデータが最初の画素のBデータよりも小さければ(ステップ722のNO)、K用フレームメモリM7の最初の画素の位置に最初の画素のBデータを書き込む(ステップ726)。
以下同様にして、R用フレームメモリM1、G用フレームメモリM2、B用フレームメモリM3よりR画像データ、G画像データ、B画像データの画素の画素値を次々に読み出し、その画素値(Rデータ、Gデータ、Bデータ)の中の最大値をKデータとしてK用フレームメモリM7の対応する画素位置に書き込んで行く(ステップ727〜738の繰り返し)。これにより、K用フレームメモリM7にK画像データが格納される。
〔差分R画像データ、差分G画像データ、差分B画像データの生成〕
次に、CPU20Aは、R用フレームメモリM1よりR画像データの最初の画素の画素値を読み出し(ステップ739)、K用フレームメモリM7よりK画像データの最初の画素の画素値を読み出し(ステップ740)、R画像データの最初の画素の画素値よりK画像データの最初の画素の画素値を減算し(ステップ741)、その減算結果を差分R画像データの最初の画素の画素値(差分Rデータ)として差分R用フレームメモリM8の最初の画素位置に書き込む(ステップ742)。
また、G用フレームメモリM2よりG画像データの最初の画素の画素値を読み出し(ステップ743)、K用フレームメモリM7よりK画像データの最初の画素の画素値を読み出し(ステップ744)、G画像データの最初の画素の画素値よりK画像データの最初の画素の画素値を減算し(ステップ745)、差分G画像データの最初の画素の画素値(差分Gデータ)として差分G用フレームメモリM9の最初の画素位置に書き込む(ステップ746)。
また、B用フレームメモリM3よりB画像データの最初の画素の画素値を読み出し(ステップ747)、K用フレームメモリM7よりK画像データの最初の画素の画素値を読み出し(ステップ748)、B画像データの最初の画素の画素値よりK画像データの最初の画素の画素値を減算し(ステップ749)、その減算結果を差分B画像データの最初の画素の画素値(差分Bデータ)として差分B用フレームメモリM10の最初の画素位置に書き込む(ステップ750)。
以下同様にして、R用フレームメモリM1、G用フレームメモリM2、B用フレームメモリM2よりR画像データ、G画像データ、B画像データの画素の画素値を次々に読み出し、K用フレームメモリM7中のK画像データの対応する画素の画素値を減算し、差分R用フレームメモリM8、差分G用フレームメモリM9、差分B用フレームメモリM10の対応する画素位置に書き込んで行く(ステップ751〜763の繰り返し)。これにより、差分R用フレームメモリM8に差分R画像データが、差分G用フレームメモリM9に差分G画像データが、差分B用フレームメモリM10に差分B画像データが格納される。
〔強調R画像データ、強調G画像データ、強調B画像データの生成〕
次に、CPU20Aは、R用フレームメモリM1よりR画像データの最初の画素の画素値を読み出し(ステップ764)、差分R用フレームメモリM8より差分R画像データの最初の画素の画素値を読み出し(ステップ765)、R画像データの最初の画素の画素値に差分R画像データの最初の画素の画素値を加算し(ステップ766)、その加算結果を強調R画像データの最初の画素の画素値(強調Rデータ)として強調R用フレームメモリM11の最初の画素位置に書き込む(ステップ767)。
また、G用フレームメモリM2よりG画像データの最初の画素の画素値を読み出し(ステップ768)、差分G用フレームメモリM9より差分G画像データの最初の画素の画素値を読み出し(ステップ769)、G画像データの最初の画素の画素値に差分G画像データの最初の画素の画素値を加算し(ステップ770)、その加算結果を強調G画像データの最初の画素の画素値(強調Gデータ)として強調G用フレームメモリM12の最初の画素位置に書き込む(ステップ771)。
また、B用フレームメモリM3よりB画像データの最初の画素の画素値を読み出し(ステップ772)、差分B用フレームメモリM10より差分B画像データの最初の画素の画素値を読み出し(ステップ773)、B画像データの最初の画素の画素値に差分B画像データの最初の画素の画素値を加算し(ステップ774)、その加算結果を強調B画像データの最初の画素の画素値(強調Bデータ)として強調B用フレームメモリM13の最初の画素位置に書き込む(ステップ775)。
以下同様にして、R用フレームメモリM1、G用フレームメモリM2、B用フレームメモリM2よりR画像データ、G画像データ、B画像データの画素の画素値を次々に読み出し、差分R画像データ、差分G画像データ、差分B画像データの対応する画素の画素値を加算し、その加算結果を強調R用フレームメモリM11、強調G用フレームメモリM12、強調B用フレームメモリM13の対応する画素位置に書き込んで行く(ステップ776〜788の繰り返し)。これにより、強調R用フレームメモリM11に強調R画像データが、強調G用フレームメモリM12に強調G画像データが、強調B用フレームメモリM13に強調B画像データが格納される。
〔ガウス処理〕
次に、CPU20Aは、強調R用フレームメモリM11より強調R画像データの最初の画素の画素値を読み出し(ステップ789)、この強調R画像データの最初の画素の画素値にガウス処理を施し、このガウス処理を施した強調R画像データの最初の画素の画素値をガウス処理後用の強調R用フレームメモリM14の最初の画素位置に格納する(ステップ790)。同様にして、強調R用フレームメモリM11より強調R画像データの画素の画素値を次々に読み出してガウス処理を施し、このガウス処理を施した強調R画像データの画素の画素値をガウス処理後用の強調R用フレームメモリM14の対応する画素位置に格納して行く(ステップ791〜793)。
また、強調G用フレームメモリM12より強調G画像データの最初の画素の画素値を読み出し(ステップ794)、この強調G画像データの最初の画素の画素値にガウス処理を施し、このガウス処理を施した強調G画像データの最初の画素の画素値をガウス処理後用の強調G用フレームメモリM15の最初の画素位置に格納する(ステップ795)。同様にして、強調G用フレームメモリM12より強調G画像データの画素の画素値を次々に読み出してガウス処理を施し、このガウス処理を施した強調G画像データの画素の画素値をガウス処理後用の強調G用フレームメモリM15の対応する画素位置に格納して行く(ステップ796〜798の繰り返し)。
また、強調B用フレームメモリM13より強調B画像データの最初の画素の画素値を読み出し(ステップ799)、この強調B画像データの最初の画素の画素値にガウス処理を施し、このガウス処理を施した強調B画像データの最初の画素の画素値をガウス処理後用の強調B用フレームメモリM16の最初の画素位置に格納する(ステップ800)。同様にして、強調B用フレームメモリM13より強調B画像データの画素の画素値を次々に読み出してガウス処理を施し、このガウス処理を施した強調B画像データの画素の画素値をガウス処理後用の強調B用フレームメモリM16の対応する画素位置に格納して行く(ステップ801〜803の繰り返し)。
また、K用フレームメモリM7よりK画像データの最初の画素の画素値を読み出し(ステップ804)、このK画像データの最初の画素の画素値にガウス処理を施し、このガウス処理を施したK画像データの最初の画素の画素値をガウス処理後用のK用フレームメモリM17の最初の画素位置に格納する(ステップ805)。同様にして、K用フレームメモリM7よりK画像データの画素の画素値を次々に読み出してガウス処理を施し、このガウス処理を施したK画像データの画素の画素値をガウス処理後用のK用フレームメモリM17の対応する画素位置に格納して行く(ステップ806〜808の繰り返し)。
〔平均化ラインプロファイル〕
次に、CPU20Aは、ガウス処理後用の強調R用フレームメモリM14より最初のx方向のライン上の全ての画素のガウス処理された強調Rデータを読み出し(ステップ809)、その平均値を求める(ステップ810)。同様にして、画素位置を変えながら次々に、ガウス処理後用の強調R用フレームメモリM14よりx方向のライン上の全ての画素のガウス処理された強調Rデータを読み出し、その平均値を求めて行く(ステップ811〜813の繰り返し)。そして、全てのx方向のラインについて処理を完了すると(ステップ813のYES)、その平均値が最も小さいx方向のラインの順番を求め、トンボマークTCのx方向の中心のラインの順番としてメモリM22に格納する(ステップ814)。
ガウス処理後用の強調G用フレームメモリM15、ガウス処理後用の強調B用フレームメモリM16、ガウス処理後用のK用フレームメモリM17に格納されているガウス処理された強調Gデータ、強調Bデータ、Kデータに対しても同様の処理を行い、その平均値が最も小さいx方向のラインの順番を求め、トンボマークTM、TY、TKのx方向の中心のラインの順番としてメモリM22に格納する(ステップ815〜832)。
また、ガウス処理後用の強調R用フレームメモリM14より最初のy方向のライン上の全ての画素のガウス処理された強調Rデータを読み出し(ステップ833)、その平均値を求める(ステップ834)。同様にして、画素位置を変えながら次々に、ガウス処理後用の強調R用フレームメモリM14よりy方向のライン上の全ての画素のガウス処理された強調Rデータを読み出し、その平均値を求めて行く(ステップ835〜837の繰り返し)。そして、全てのy方向のラインについて処理を完了すると(ステップ837のYES)、その平均値が最も小さいy方向のラインの順番を求め、トンボマークTCのy方向の中心のラインの順番としてメモリM27に格納する(ステップ838)。
ガウス処理後用の強調G用フレームメモリM15、ガウス処理後用の強調B用フレームメモリM16、ガウス処理後用のK用フレームメモリM17に格納されているガウス処理された強調Gデータ、強調Bデータ、Kデータに対しても同様の処理を行い、その平均値が最も小さいy方向のラインの順番を求め、トンボマークTM、TY、TKのy方向の中心のラインの順番としてメモリM27に格納する(ステップ839〜856)。
〔見当誤差量の算出〕
次に、CPU20Aは、メモリM22よりトンボマークTCのx方向の中心のラインの順番とトンボマークTKのx方向の中心のラインの順番を読み出し(ステップ857、858)、トンボマークTKのx方向の中心のラインの順番よりトンボマークTCのx方向の中心のラインの順番を減算し、トンボマークTKとTCとの天地方向のラインの差を算出し、メモリM28に格納する(ステップ859)。
また、メモリM22よりトンボマークTMのx方向の中心のラインの順番とトンボマークTKのx方向の中心のラインの順番を読み出し(ステップ860、861)、トンボマークTKのx方向の中心のラインの順番よりトンボマークTMのx方向の中心のラインの順番を減算し、トンボマークTKとTMとの天地方向のラインの差を算出し、メモリM28に格納する(ステップ862)。
また、メモリM22よりトンボマークTYのx方向の中心のラインの順番とトンボマークTKのx方向の中心のラインの順番を読み出し(ステップ863、864)、トンボマークTKのx方向の中心のラインの順番よりトンボマークTYのx方向の中心のラインの順番を減算し、トンボマークTKとTYとの天地方向のラインの差を算出し、メモリM28に格納する(ステップ865)。
同様にして、CPU20Aは、メモリM27よりトンボマークTCのy方向の中心のラインの順番とトンボマークTKのy方向の中心のラインの順番を読み出し(ステップ866、867)、トンボマークTKのy方向の中心のラインの順番よりトンボマークTCのy方向の中心のラインの順番を減算し、トンボマークTKとTCとの左右方向のラインの差を算出し、メモリM29に格納する(ステップ868)。
また、メモリM27よりトンボマークTMのy方向の中心のラインの順番とトンボマークTKのy方向の中心のラインの順番を読み出し(ステップ869、870)、トンボマークTKのy方向の中心のラインの順番よりトンボマークTMのy方向の中心のラインの順番を減算し、トンボマークTKとTMとの左右方向のラインの差を算出し、メモリM29に格納する(ステップ871)。
また、メモリM27よりトンボマークTYのy方向の中心のラインの順番とトンボマークTKのy方向の中心のラインの順番を読み出し(ステップ872、873)、トンボマークTKのy方向の中心のラインの順番よりトンボマークTYのy方向の中心のラインの順番を減算し、トンボマークTKとTYとの左右方向のラインの差を算出し、メモリM29に格納する(ステップ874)。
そして、メモリM28よりトンボマークTKとTCの天地方向のラインの差を読み出し(ステップ875)、またメモリM30に格納されている天地方向のラインの幅を読み出し(ステップ876)、トンボマークTKとTCの天地方向のラインの差に天地方向のラインの幅を掛けて、トンボマークTKとTCの天地方向の見当誤差量を算出し、メモリM31に格納する(ステップ877)。
また、メモリM28よりトンボマークTKとTMの天地方向のラインの差を読み出し(ステップ878)、またメモリM30に格納されている天地方向のラインの幅を読み出し(ステップ879)、トンボマークTKとTMの天地方向のラインの差に天地方向のラインの幅を掛けて、トンボマークTKとTMの天地方向の見当誤差量を算出し、メモリM31に格納する(ステップ880)。
また、メモリM28よりトンボマークTKとTYの天地方向のラインの差を読み出し(ステップ881)、またメモリM30に格納されている天地方向のラインの幅を読み出し(ステップ882)、トンボマークTKとTYの天地方向のラインの差に天地方向のラインの幅を掛けて、トンボマークTKとTYの天地方向の見当誤差量を算出し、メモリM31に格納する(ステップ883)。
また、メモリM33よりトンボマークTKとTCの左右方向のラインの差を読み出し(ステップ884)、またメモリM32に格納されている左右方向のラインの幅を読み出し(ステップ885)、トンボマークTKとTCの左右方向のラインの差に左右方向のラインの幅を掛けて、トンボマークTKとTCの左右方向の見当誤差量を算出し、メモリM33に格納する(ステップ886)。
また、メモリM33よりトンボマークTKとTMの左右方向のラインの差を読み出し(ステップ887)、またメモリM32に格納されている左右方向のラインの幅を読み出し(ステップ888)、トンボマークTKとTMの左右方向のラインの差に左右方向のラインの幅を掛けて、トンボマークTKとTMの左右方向の見当誤差量を算出し、メモリM33に格納する(ステップ889)。
また、メモリM28よりトンボマークTKとTYの左右方向のラインの差を読み出し(ステップ890)、またメモリM32に格納されている左右方向のラインの幅を読み出し(ステップ891)、トンボマークTKとTYの左右方向のラインの差に左右方向のラインの幅を掛けて、トンボマークTKとTYの左右方向の見当誤差量を算出し、メモリM33に格納する(ステップ892)。
〔見当調整装置への見当誤差量の出力〕
次に、CPU20Aは、メモリM31よりトンボマークTKとTCの天地方向の見当誤差量を読み出し(ステップ893)、この読み出した見当誤差量をシアンの印刷ユニットの天地方向見当調整装置21−1に送信する(ステップ894)。シアンの印刷ユニットの天地方向見当調整装置21−1からの見当誤差量受信完了信号を確認すると(ステップ895のYES)、メモリM31よりトンボマークTKとTMの天地方向の見当誤差量を読み出し(ステップ896)、この読み出した見当誤差量をマゼンタの印刷ユニットの天地方向見当調整装置21−3に送信する(ステップ897)。マゼンタの印刷ユニットの天地方向見当調整装置21−3からの見当誤差量受信完了信号を確認すると(ステップ898のYES)、メモリM31よりトンボマークTKとTYの天地方向の見当誤差量を読み出し(ステップ899)、この読み出した見当誤差量をイエローの印刷ユニットの天地方向見当調整装置21−5に送信する(ステップ900)。
イエローの印刷ユニットの天地方向見当調整装置21−5からの見当誤差量受信完了信号を確認すると(ステップ901のYES)、メモリM33よりトンボマークTKとTCの左右方向の見当誤差量を読み出し(ステップ902)、この読み出した見当誤差量をシアンの印刷ユニットの左右方向見当調整装置21−2に送信する(ステップ903)。シアンの印刷ユニットの左右方向見当調整装置21−2からの見当誤差量受信完了信号を確認すると(ステップ904のYES)、メモリM33よりトンボマークTKとTMの左右方向の見当誤差量を読み出し(ステップ905)、この読み出した見当誤差量をマゼンタの印刷ユニットの左右方向見当調整装置21−4に送信する(ステップ906)。マゼンタの印刷ユニットの左右方向見当調整装置21−4からの見当誤差量受信完了信号を確認すると(ステップ907のYES)、メモリM33よりトンボマークTKとTYの左右方向の見当誤差量を読み出し(ステップ908)、この読み出した見当誤差量をイエローの印刷ユニットの左右方向見当調整装置21−6に送信する(ステップ909)。
本発明の実施に用いる見当誤差量検出装置を含む印刷機の自動見当合わせ装置の一例を示すブロック図である。 この自動見当合わせ装置における見当誤差量検出装置のCPUが実行する見当誤差量検出プログラムに従う処理動作の概略を示すフローチャートである。 カメラによって撮影された画像の一例を示す図である。 撮影画像から得られるR画像データ、G画像データ、B画像データを示す図である。 図2におけるC、M、Y強調画像データおよびK画像データの生成処理のフローチャートである。 R画像データ、G画像データ、B画像データから生成される反転R画像データ、反転G画像データ、反転B画像データおよびK画像データを示す図である。 反転R画像データ、反転G画像データ、反転B画像データおよびK画像データから生成される差分R画像データ、差分G画像データ、差分B画像データを示す図である。 反転R画像データ、反転G画像データ、反転B画像データおよび差分R画像データ、差分G画像データ、差分B画像データから生成される強調R画像データ、強調G画像データ、強調B画像データを示す図である。 ガウス処理されたK画像データおよびこのK画像データに対する平均化ラインプロファイルによって得られる平均化ラインプロファイル曲線を示す図である。 ガウス処理された強調R画像データおよびこの強調R画像データに対する平均化ラインプロファイルによって得られる平均化ラインプロファイル曲線を示す図である。 ガウス処理された強調G画像データおよびこの強調G画像データに対する平均化ラインプロファイルによって得られる平均化ラインプロファイル曲線を示す図である。 ガウス処理された強調B画像データおよびこの強調B画像データに対する平均化ラインプロファイルによって得られる平均化ラインプロファイル曲線を示す図である。 トンボマークTC、TM、TY、TKの十字のマークのうち左右方向のマークが全て重なって印刷されていた場合の反転R画像データ、反転G画像データ、反転B画像データ、K画像データを示す図である。 この反転R画像データ、反転G画像データ、反転B画像データおよびK画像データから生成される差分R画像データ、差分G画像データ、差分B画像データを示す図である。 この反転R画像データ、反転G画像データ、反転B画像データおよび差分R画像データ、差分G画像データ、差分B画像データから生成される強調R画像データ、強調G画像データ、強調B画像データを示す図である。 図2に示したフローチャートに従う処理(反転方式)の流れをブロック化して示す図(実施の形態1)である。 非反転方式とした場合の図16に対応する図(実施の形態2)である。 C、M、Yの3色で印刷するものとした場合の図16に対応する図である。 C、M、Yの3色で印刷するものとした場合の図17に対応する図である。 実施の形態1をさらに具体化した見当誤差量検出装置を含む印刷機の自動見当合わせ装置のブロック図である。 この自動見当合わせ装置に用いる見当調整装置のブロック図である。 この自動見当合わせ装置に用いる見当誤差量検出装置におけるメモリの構成を示す図である。 この自動見当合わせ装置における見当誤差量検出装置のCPUが実行する見当誤差量検出プログラムに従う処理動作のフローチャートである。 図23に続くフローチャートである。 図24に続くフローチャートである。 図25に続くフローチャートである。 図26に続くフローチャートである。 図27に続くフローチャートである。 図28に続くフローチャートである。 図29に続くフローチャートである。 図30に続くフローチャートである。 図31に続くフローチャートである。 図32に続くフローチャートである。 図33に続くフローチャートである。 図34に続くフローチャートである。 図35に続くフローチャートである。 図36に続くフローチャートである。 図37に続くフローチャートである。 図38に続くフローチャートである。 図39に続くフローチャートである。 図40に続くフローチャートである。 図41に続くフローチャートである。 この自動見当合わせ装置における見当調整装置のCPUが実行する見当誤差量検出プログラムに従う処理動作のフローチャートである。 図43に続くフローチャートである。 実施の形態2をさらに具体化した見当誤差量検出装置を含む印刷機の自動見当合わせ装置のブロック図である。 この自動見当合わせ装置に用いる見当誤差量検出装置におけるメモリの構成を示す図である。 この自動見当合わせ装置における見当誤差量検出装置のCPUが実行する見当誤差量検出プログラムに従う処理動作のフローチャートである。 図47に続くフローチャートである。 図48に続くフローチャートである。 図49に続くフローチャートである。 図50に続くフローチャートである。 図51に続くフローチャートである。 図52に続くフローチャートである。 図53に続くフローチャートである。 図54に続くフローチャートである。 図55に続くフローチャートである。 図56に続くフローチャートである。 図57に続くフローチャートである。 図58に続くフローチャートである。 図59に続くフローチャートである。 図60に続くフローチャートである。 図61に続くフローチャートである。 図62に続くフローチャートである。 図63に続くフローチャートである。 図64に続くフローチャートである。 多色刷りの印刷機における各色の印刷ユニット内のインキ装置(インカー)の要部を示す図である。 特許文献1に示された印刷機の自動見当合わせ装置の概略を示す構成図である。
符号の説明
1…インキツボ、2…インキ、3…インキツボローラ、4(4−1〜4−n)…インキツボキー、5…インキ移しローラ、6…インキローラ群、7…刷版、8…版胴、14…モータ駆動回路、15…印刷機の見当調整要素駆動用のモータ、16…ポテンショメータ、17…見当誤差検出装置、17−1…CPU、17−2…RAM、17−3…ROM、17−4…入力装置、17−5…メモリ、17−6…カメラ(カラーカメラ)、17−7…表示器、17−8〜17−10…入出力インターフェース(I/O、I/F)、TC、TM、TY、TK…トンボマーク、X…絵柄部分、D1R…R画像データ、D1G…G画像データ、D1B…B画像データ、D2R…反転R画像データ、D2G…反転G画像データ、D2B…反転B画像データ、DK…K画像データ、D3R…差分R画像データ、D3G…差分G画像データ、D3B…差分B画像データ、D4R…強調R画像データ、D4G…強調G画像データ、D4B…強調B画像データ、PK1,PR1,PG1,PB1…x方向の平均化ラインプロファイル曲線、PK2,PR2,PG2,PB2…y方向の平均化ラインプロファイル曲線、BL1〜BL9…処理ブロック、20…見当誤差量検出装置、20A…CPU、20B…RAM、20C…ROM、20D…メモリ、20E…入力装置、20F…表示器、20G…出力装置、20H…カメラ(カラーカメラ)、20I…A/D変換器、20J〜20L…入出力インターフェイス(I/O,I/F)、21(21−1〜21−6)…見当調整装置。

Claims (16)

  1. 印刷された各色の見当合わせ用のマークを撮影し、この撮影した各色のマークの位置ずれを各色間の見当誤差量として求める見当誤差量検出方法において、
    前記各色の見当合わせ用のマークの赤色成分をR、緑色成分をG、青色成分をBとするR画像データ、G画像データ、B画像データを反転し、反転R画像データ、反転G画像データ、反転B画像データとする工程と、
    前記反転R画像データ、反転G画像データ、反転B画像データの対応する各画素の画素値の最小値を抽出し、その抽出した各画素の画素値の最小値を黒色成分をKとするK画像データの対応する各画素の画素値とする工程と、
    前記反転R画像データの各画素の画素値から前記K画像データの対応する各画素の画素値を差し引いて差分R画像データを、前記反転G画像データの各画素の画素値から前記K画像データの対応する各画素の画素値を差し引いて差分G画像データを、前記反転B画像データの各画素の画素値から前記K画像データの対応する各画素の画素値を差し引いて差分B画像データを得る工程と、
    前記反転R画像データの各画素の画素値に前記差分R画像データの対応する各画素の画素値或いはその画素値に応じた値を加えて強調R画像データを、前記反転G画像データの各画素の画素値に前記差分G画像データの対応する各画素の画素値或いはその画素値に応じた値を加えて強調G画像データを、前記反転B画像データの各画素の画素値に前記差分B画像データの対応する各画素の画素値或いはその画素値に応じた値を加えて強調G画像データを得る工程と、
    前記強調R画像データ、前記強調G画像データ、前記強調B画像データの各画素の画素値より各色間の見当誤差量を求める見当誤差量検出工程と
    を備えたことを特徴とする見当誤差量検出方法。
  2. 請求項1に記載された見当誤差量検出方法において、
    前記見当合わせ用のマークは、このマークの印刷機における印刷方向を天地方向とした場合、少なくとも天地方向と直交する左右方向に延びる直線部を有し、
    前記見当誤差量検出工程は、前記強調R画像データ、前記強調G画像データ、前記強調B画像データのそれぞれについて、その左右方向の各ライン上の各画素の画素値の平均値が最大であるラインを求め、この求めた各ラインの位置より各色間の天地方向の見当誤差量を求める
    ことを特徴とする見当誤差量検出方法。
  3. 請求項1に記載された見当誤差量検出方法において、
    前記見当合わせ用のマークは、このマークの印刷機における印刷方向を天地方向とした場合、少なくとも天地方向に延びる直線部を有し、
    前記見当誤差量検出工程は、前記強調R画像データ、前記強調G画像データ、前記強調B画像データのそれぞれについて、その天地方向の各ライン上の各画素の画素値の平均値が最大であるラインを求め、この求めた各ラインの位置より各色間の左右方向の見当誤差量を求める
    ことを特徴とする見当誤差量検出方法。
  4. 印刷された各色の見当合わせ用のマークを撮影し、この撮影した各色のマークの位置ずれを各色間の見当誤差量として求める見当誤差量検出方法において、
    前記各色の見当合わせ用のマークを赤色成分をR、緑色成分をG、青色成分をBとするR画像データ、G画像データ、B画像データの対応する各画素の画素値の最大値を抽出し、その抽出した各画素の画素値の最大値を黒色成分をKとするK画像データの対応する各画素の画素値とする工程と、
    前記R画像データの各画素の画素値から前記K画像データの対応する各画素の画素値を差し引いて差分R画像データを、前記G画像データの各画素の画素値から前記K画像データの対応する各画素の画素値を差し引いて差分G画像データを、前記B画像データの各画素の画素値から前記K画像データの対応する各画素の画素値を差し引いて差分B画像データを得る工程と、
    前記R画像データの各画素の画素値に前記差分R画像データの対応する各画素の画素値或いはその画素値に応じた値を加えて強調R画像データを、前記G画像データの各画素の画素値に前記差分G画像データの対応する各画素の画素値或いはその画素値に応じた値を加えて強調G画像データを、前記B画像データの各画素の画素値に前記差分B画像データの対応する各画素の画素値或いはその画素値に応じた値を加えて強調G画像データを得る工程と、
    前記強調R画像データ、前記強調G画像データ、前記強調B画像データの各画素の画素値より各色間の見当誤差量を求める見当誤差量検出工程と
    を備えたことを特徴とする見当誤差量検出方法。
  5. 請求項4に記載された見当誤差量検出方法において、
    前記見当合わせ用のマークは、このマークの印刷機における印刷方向を天地方向とした場合、少なくとも天地方向と直交する左右方向に延びる直線部を有し、
    前記見当誤差量検出工程は、前記強調R画像データ、前記強調G画像データ、前記強調B画像データのそれぞれについて、その左右方向の各ライン上の各画素の画素値の平均値が最小であるラインを求め、この求めた各ラインの位置より各色間の天地方向の見当誤差量を求める
    ことを特徴とする見当誤差量検出方法。
  6. 請求項4に記載された見当誤差量検出方法において、
    前記見当合わせ用のマークは、このマークの印刷機における印刷方向を天地方向とした場合、少なくとも天地方向に延びる直線部を有し、
    前記見当誤差量検出工程は、前記強調R画像データ、前記強調G画像データ、前記強調B画像データのそれぞれについて、その天地方向の各ライン上の各画素の画素値の平均値が最小であるラインを求め、この求めた各ラインの位置より各色間の左右方向の見当誤差量を求める
    ことを特徴とする見当誤差量検出方法。
  7. 請求項1又は4に記載された見当誤差量検出方法において、
    前記見当誤差量検出工程は、前記強調R画像データ、前記強調G画像データ、前記強調B画像データ、前記K画像の各画素の画素値より各色間の見当誤差量を求める
    ことを特徴とする見当誤差量検出方法。
  8. 請求項7に記載された見当誤差量検出方法において、
    前記強調R画像データ、前記強調G画像データ、前記強調B画像データ、前記K画像データの各画素の画素値をガウス処理する工程
    を備えたことを特徴とする見当誤差量検出方法。
  9. 印刷された各色の見当合わせ用のマークを撮影し、この撮影した各色のマークの位置ずれを各色間の見当誤差量として求める見当誤差量検出装置において、
    前記各色の見当合わせ用のマークの赤色成分をR、緑色成分をG、青色成分をBとするR画像データ、G画像データ、B画像データを反転し、反転R画像データ、反転G画像データ、反転B画像データとする手段と、
    前記反転R画像データ、反転G画像データ、反転B画像データの対応する各画素の画素値の最小値を抽出し、その抽出した各画素の画素値の最小値を黒色成分をKとするK画像データの対応する各画素の画素値とする手段と、
    前記反転R画像データの各画素の画素値から前記K画像データの対応する各画素の画素値を差し引いて差分R画像データを、前記反転G画像データの各画素の画素値から前記K画像データの対応する各画素の画素値を差し引いて差分G画像データを、前記反転B画像データの各画素の画素値から前記K画像データの対応する各画素の画素値を差し引いて差分B画像データを得る手段と、
    前記反転R画像データの各画素の画素値に前記差分R画像データの対応する各画素の画素値或いはその画素値に応じた値を加えて強調R画像データを、前記反転G画像データの各画素の画素値に前記差分G画像データの対応する各画素の画素値或いはその画素値に応じた値を加えて強調G画像データを、前記反転B画像データの各画素の画素値に前記差分B画像データの対応する各画素の画素値或いはその画素値に応じた値を加えて強調G画像データを得る手段と、
    前記強調R画像データ、前記強調G画像データ、前記強調B画像データの各画素の画素値より各色間の見当誤差量を求める見当誤差量検出手段と
    を備えたことを特徴とする見当誤差量検出装置。
  10. 請求項9に記載された見当誤差量検出装置において、
    前記見当合わせ用のマークは、このマークの印刷機における印刷方向を天地方向とした場合、少なくとも天地方向と直交する左右方向に延びる直線部を有し、
    前記見当誤差量検出手段は、前記強調R画像データ、前記強調G画像データ、前記強調B画像データのそれぞれについて、その左右方向の各ライン上の各画素の画素値の平均値が最大であるラインを求め、この求めた各ラインの位置より各色間の天地方向の見当誤差量を求める
    ことを特徴とする見当誤差量検出装置。
  11. 請求項9に記載された見当誤差量検出装置において、
    前記見当合わせ用のマークは、このマークの印刷機における印刷方向を天地方向とした場合、少なくとも天地方向に延びる直線部を有し、
    前記見当誤差量検出手段は、前記強調R画像データ、前記強調G画像データ、前記強調B画像データのそれぞれについて、その天地方向の各ライン上の各画素の画素値の平均値が最大であるラインを求め、この求めた各ラインの位置より各色間の左右方向の見当誤差量を求める
    ことを特徴とする見当誤差量検出装置。
  12. 印刷された各色の見当合わせ用のマークを撮影し、この撮影した各色のマークの位置ずれを各色間の見当誤差量として求める見当誤差量検出装置において、
    前記各色の見当合わせ用のマークを赤色成分をR、緑色成分をG、青色成分をBとするR画像データ、G画像データ、B画像データの対応する各画素の画素値の最大値を抽出し、その抽出した各画素の画素値の最大値を黒色成分をKとするK画像データの対応する各画素の画素値とする手段と、
    前記R画像データの各画素の画素値から前記K画像データの対応する各画素の画素値を差し引いて差分R画像データを、前記G画像データの各画素の画素値から前記K画像データの対応する各画素の画素値を差し引いて差分G画像データを、前記B画像データの各画素の画素値から前記K画像データの対応する各画素の画素値を差し引いて差分B画像データを得る手段と、
    前記R画像データの各画素の画素値に前記差分R画像データの対応する各画素の画素値或いはその画素値に応じた値を加えて強調R画像データを、前記G画像データの各画素の画素値に前記差分G画像データの対応する各画素の画素値或いはその画素値に応じた値を加えて強調G画像データを、前記B画像データの各画素の画素値に前記差分B画像データの対応する各画素の画素値或いはその画素値に応じた値を加えて強調G画像データを得る手段と、
    前記強調R画像データ、前記強調G画像データ、前記強調B画像データの各画素の画素値より各色間の見当誤差量を求める見当誤差量検出手段と
    を備えたことを特徴とする見当誤差量検出装置。
  13. 請求項12に記載された見当誤差量検出装置において、
    前記見当合わせ用のマークは、このマークの印刷機における印刷方向を天地方向とした場合、少なくとも天地方向と直交する左右方向に延びる直線部を有し、
    前記見当誤差量検出手段は、前記強調R画像データ、前記強調G画像データ、前記強調B画像データのそれぞれについて、その左右方向の各ライン上の各画素の画素値の平均値が最小であるラインを求め、この求めた各ラインの位置より各色間の天地方向の見当誤差量を求める
    ことを特徴とする見当誤差量検出装置。
  14. 請求項12に記載された見当誤差量検出装置において、
    前記見当合わせ用のマークは、このマークの印刷機における印刷方向を天地方向とした場合、少なくとも天地方向に延びる直線部を有し、
    前記見当誤差量検出手段は、前記強調R画像データ、前記強調G画像データ、前記強調B画像データのそれぞれについて、その天地方向の各ライン上の各画素の画素値の平均値が最小であるラインを求め、この求めた各ラインの位置より各色間の左右方向の見当誤差量を求める
    ことを特徴とする見当誤差量検出装置。
  15. 請求項9又は12に記載された見当誤差量検出装置において、
    前記見当誤差量検出手段は、前記強調R画像データ、前記強調G画像データ、前記強調B画像データ、前記K画像の各画素の画素値より各色間の見当誤差量を求める
    ことを特徴とする見当誤差量検出装置。
  16. 請求項15に記載された見当誤差量検出装置において、
    前記強調R画像データ、前記強調G画像データ、前記強調B画像データ、前記K画像データの各画素の画素値をガウス処理する手段
    を備えたことを特徴とする見当誤差量検出装置。
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