JPH02261648A - 多色印刷機用見当制御装置 - Google Patents

多色印刷機用見当制御装置

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JPH02261648A
JPH02261648A JP1082883A JP8288389A JPH02261648A JP H02261648 A JPH02261648 A JP H02261648A JP 1082883 A JP1082883 A JP 1082883A JP 8288389 A JP8288389 A JP 8288389A JP H02261648 A JPH02261648 A JP H02261648A
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JP
Japan
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color
plate cylinder
mark
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Application number
JP1082883A
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English (en)
Inventor
Koichi Iino
浩一 飯野
Noriaki Mikami
三上 憲明
Akira Oshima
章 大島
Shinichiro Oda
慎一郎 小田
Hideaki Matsuo
英明 松尾
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Toppan Inc
Original Assignee
Toppan Printing Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本発明は多色印刷機において、特に印刷中の印刷物の各
色の見当を自動的に合わせるための多色印刷機用見当制
御装置に関する。
〈従来技術〉 従来、多色印刷機における各色の見当合わせは手動で行
われており、試し刷りを行って各色の見当ずれ量を人間
が確認し、印刷機の見当調整装置によって色見当を合わ
せていた。
通常の多色印刷物は、プロセス4色(墨、藍、赤、黄)
のインキを一枚の印刷用紙の上に刷り重ねてあり1.こ
の各色の印刷の位置関係が正しければ問題はないが、位
置関係が狂うと(見当不良或機のオペレータにとって大
きな作業負荷であった。
このため最近では、多色印刷機において自動的に色見当
を合わせる装置が各社で開発され、発表されてきている
0例えば特開昭60−129261 号公報に示される
見当調整装置は、版材上に特殊なマークを入れて版材の
位置関係を合わせることにより、印刷開始前に色見当を
合わせようとするものである。
〈発明が解決しようとする課題〉 しかしながら、この種の装置においては版材上にマーク
を入れることは手間がかかる。また、版材の位置関係が
合っても、印刷用紙の伸縮のために正確な見当合わせが
できないという問題があり、実際にはそれほど利用され
ていない。
また、印刷用紙上の各色で印刷された特別なマークを、
光学センサで読みとって見当合せを行なう装置もあるが
、この種の装置においても特別なマークを入れる手間や
用紙の無駄等の問題点がある。
本発明の目的は特別な見当合せマークを新たに用いるこ
となく、従来より製版時に入れられ、印刷用紙に絵柄と
ともに印刷されるトンボを利用して印刷用紙の伸縮に対
しても高精度に色見当を合わせることが可能であり、さ
らに構成が簡単で多色印刷機に最適な多色印刷機用見当
制御装置を提供することにある。
〈課題を解決するための手段〉 本発明は上記課題を解決するためになされたもので、基
準色に対する他の色の見当ずれ量と見当ずれ修正方向を
各色毎に検出し、この検出結果に基づいて各版の版胴を
移動せしめて基準色との見当ずれをなくすことにより、
全色の見当を一致させるようにした多色印刷機用見当制
御装置において、絵柄とともに印刷されるトンボのうち
、少なくとも版胴回転方向に平行な2箇所のトンボ、又
は版胴回転軸方向に平行な2箇所のトンボを画像データ
として入力するための画像入力手段と、この画像入力手
段より入力された画像データを記憶するための記憶手段
と、この記憶手段に記憶された画像データから各色毎の
トンボ画像のレベルデータを作成するレベルデータ作成
手段と、このレベルデータ作成手段で作成されたレベル
データより各トンボの特定点における版胴回転方向の座
標値及び版胴回転軸方向の座標値を算出する座標算出手
段と、この座標算出手段より得られた座標デ当合せデー
タ演算手段と、この見当合せデータ演算手段より得られ
るデータに基づいて見当制御信号を発生する信号発生手
段とを備えてなることを特徴とする多色印刷機用見当制
御装置である。
また、前記見当合せデータ演算手段は、各色における検
出対象とする各トンボの位置関係が版胴回転方向と平行
にある場合は、基準となる各トンボにおける版胴回転軸
方向の座標値に各色毎の各トンボにおける版胴回転軸方
向の座標値を一致させ、基準となる各トンボにおける版
胴回転方向の座標値と各色毎の各トンボにおける版胴回
転方向の座標値との差を最小とし、各トンボの位置関係
が版胴回転軸方向と平行にある場合は、基準となる各ト
ンボにおける版胴回転方向の座標値と、各色毎の各トン
ボにおける版胴回転方向の座標値を一致させ、基準とな
る各トンボにおける版胴回転軸方向の座標値に各色毎の
各トンボにおける版胴回転軸方向の座標値との差を最小
とする見当ずれ方向及び見当ずれ量を前記差分データ演
算手段より得られる差分データに基づいて演算する機能
を有するものである。
く作用〉 従って本発明によれば、多色印刷機において、特別な見
当合せマークを入れることなしに、従来から製版で用い
られたトンボを利用し印刷工程における印刷紙の伸縮が
あっても、高精度に自動的に各色の見当合せを行なうこ
とが可能となる。
〈実施例〉 以下、図面を参照して本発明の実施例について説明する
第1図は、本発明による多色印刷機用見当制御装置の全
体構成例を示す概要図である。なおここでは、オフセッ
ト輪転印刷機に適応した実施例について説明するが、対
象となる印刷機がオフセット枚葉印刷機であっても何ら
問題はない。
第1図において、ロール状の巻取紙lOが印刷ユニット
20a〜20dに供給され、各ユニットで墨、藍、赤、
黄の各色の絵柄が順次印刷される。例えば、墨ユニッ)
20aは、表相版胴22a、表相ゴム胴24a、裏用ゴ
ム胴26a、裏用版胴28aから構成され、2つのゴム
胴の間を巻取紙lOが通過する際に墨インキが加圧転移
され、印刷が実施されることとなる。これは、他のユニ
y )20b、 20c、20dについても同様である
。ここでは、印刷用紙の表面の見当合せについてのみ説
明を行なうが、裏面についても同じ要領で実施可能であ
るためその説明を省略する。また、各色の見当合せのた
めには、版胴22を回転方向及びその回転軸方向に位相
調整を行なうことによって見当調整を行っているが、そ
の調整は通常特公昭55−25062号公報等に開示さ
れているように、各版胴に設けられた位相合せ用モータ
21a、21b、21c、21dを駆動して行っており
、公知であるのでここではその詳しい説明を省略する。
各印刷ユニットにて各色の印刷を完了した巻取紙lOは
、ドライヤ30にて熱風乾燥され、クーリング部32に
て冷却され、ウェブパス部34、折機部36を経て排出
される。ここで、ウェブパス部34の一部にはフリーガ
イドローラー40 (以下、フリーローラーと称する)
が設けられており、画像の取込みのタイミングを取るた
めロータリーエンコーダ42カフリーローラ40に取り
付けられている。またフリーローラー40に巻付いた巻
取紙10の十字トンボを人力するためにストロボ46と
、カラーカメラ50として入力画像をR,G、Bの画像
信号に色分解して出力するカラーテレビカメラが設けら
れている。なおりラーカメラ50はカラーテレビカメラ
に限定されることなく、カラーラインセンサカメラを用
いることもできる。又ストロボ46とカラーカメラ50
は第2図に示される様に巻取紙10の流れ方向の2箇所
の十字トンボ64a、64bを入力するには1対でも良
く、(この場合、ロータリーエンコーダ42のパルスを
数えることにより2つ目の十字トンボの入力を行なう)
、第2図−点鎖線に示される様に、巻取紙10の流れ方
向に垂直な2箇所の十字トンボ64c、64dを入力す
るには2対でも良く、第2図のカメラ位置、第2図の一
点鎖線で示すカメラ位置に同時に3対のカラーカメラと
ストロボを用いても良い。
巻取紙の進行方向において、カラーカメラ5oの直前に
は反射型ビームセンサー52が取付けられており、これ
は巻取紙10上に連続して印刷される絵柄60の印刷開
始位置に設けられているスタートマーク62を読取るた
めのものである。
第2図は絵柄(十字トンボを含む)とカメラ位置及びス
タートマークの関係を示す模式図である。
ここで版胴22等の回転から絵柄のスタート位置がある
程度判別できるなら、スタートマーク62及び反射型ビ
ームセンサー52は不用となる。これらは、あくまでカ
ラーカメラ50によって、絵柄内にある十字トンボ64
を入力する際のタイミング制御を行なうためのものであ
る。
一方、カラーカメラ50−からの画像信号と反射型ビー
ムセンサ52からのスタートパルスは見当制御回路44
に人力され、見当制御回路44にて、各トンボの各色間
の見当ずれ量が算出され、それに応じて必要とされる分
だけ各印刷ユニットの版胴位相合せ用モータ21 a 
、21 b 、21 c 、21 dを駆動して見当合
せが完了する。ここで見当合わせは連続する印刷物全数
に対応して制御を行ってもよいし、数置に1回の制御を
行ってもよい。
第3図は、見当制御回路44の構成例を示すブロック図
である。なお本実施例では、カラーカメラ50として第
2図の様にカラーテレビカメラを1台用いた場合につい
て説明する。
第3図において、カラーカメラ50はR,G、Bビデオ
(画像)信号Va、Vc、V++をそれぞれ2値化回路
101,102.103に出力している。2値化回路1
01.102.103では、予め設定されているスレッ
ショルドレベル(しきい値)により、入力されるRlG
、Bビデオ信号V、、Vい■おを2値化し、2値化信号
B a、 B G、 B m として出力する。すなわ
ち、R,G、Bビデオ信号では、それぞれ補色関係にあ
る藍、赤、黄について大きな出力レベルが得られ、墨に
ついてはR,G、Bビデオ信号全てにて大きな出力が得
られる。この関係を利用して適切なスレッショルドレベ
ルを設定することにより、2値化回路101からは藍と
墨のトンボの画像を表す2値化信号B、が出力され、2
値化回路102.103からはそれぞれ赤と墨のトンボ
の画像、黄と墨のトンボの画像を表わす2値化信号Bc
、Bmが出力される。この2値化信号B *、 B c
、 B aは、それぞれR,G、B画像メモI7111
,112,113に入力されており、R,G、B画像メ
モI) 111,112,113ではメモリ制御回路1
20からのメモリ制御信号MCに応して、2値化信号B
m、Bc、Bmの書き込みを行なう。
ここで、カラーカメラ50からの巻取紙上のトンボを含
む画像の取り込みは、タイミング制御回路110で制御
される。すなわち、ビームセンサ52が巻取紙lO上の
スタートマークを読み取ると検出信号DTが出力され、
タイミング制御回路110 はこの検出信号DTが入力
されると、ストロボ46に発光信号Sを出力する事によ
ってストロボ46を発光させ、カラーカメラ50に巻取
紙10上のトンボの画像を撮像させる。
巻取紙lOの流れ方向の2つめの十字トンボ64bを含
む画像の取込は、タイミング制御回路110 はスター
トマーク検出信号DTが入力された時よりロータリーエ
ンコーダ42のパルス数を数え、2っめの十字トンボ6
4bがカメラの撮像位置に来た時にストロボ46を発光
させ、カラーカメラ5oに巻取紙lO上の2つめの十字
トンボ64bの画像を撮像させることにより行なわれる
またタイミング制御回路110 は、検出信号DTの入
力時に画像入力信号Iをデータ演算処理部130へ出力
し、データ演算処理部130はこの時メモリ制m回路1
20へ出力している制御信号CTにより、R,G、B画
像メモ1月11,112.113 にカラーカメラ50
から2値化回路101,102,103を経たトンボの
2値画像を書き込ませる。その後、データ演算処理部1
30ではR,G、B画像メモ1月比112,113及び
Bに画像メモリ114 がらのデータD I、D c、
 D aDIKを用いて演算等の処理を行ない、基準座
標との差をもとめ、差分データとしてデータ演算処理部
内のメモリに格納する。同様に2つめの十字トンボ64
bの基準座標との差をもとめ先に格納した1つめの十字
トンボ64aの基準座標との差より見当の修正量、見当
ずれ方向を求める。
ここで、画像メモリからのデータの読み出し及び画像メ
モリへのデータの書き込みは、メモリ制御回路120が
らR,G、B、8に画像メモ1月11.112、113
.114へのメモリ制御信号MCによって行われ、メモ
リ制御回路120への読み出しまたは書き込みの指示は
、データ演算処理部130からの制御信号CTによって
行なわれる。なおりK画像メモリ114には、R,G、
8画像メモリ111,112,113のデータから演算
処理によって得られる墨トンボの2値画像が格納される
次に、見当制御回路44のデータ演算処理部130によ
る見当制御動作について、第4図のフロー図を用いて説
明する。
見当制御回路44が、カラーカメラ50から巻取紙10
上のトンボの画像を取り込み終わった時点で、R,G、
8画像メモリ111,112.113にはそれぞれ藍、
赤、黄のトンボと共に墨のトンボが含まれている画像が
格納されている。データ演算処理部130は、まずステ
ップS1において、各画像メモリのデータから墨、藍、
赤、黄のトンボが分離した2値画像を演算により求める
0次にステップS2において、見当合せの基準とする色
のトンボの2値画像から、画像の2次元子面における位
置としてトンボ(十字トンボ)の中心座標位置を求め、
これを見当合せの基準座標位置とする。ここで見当合せ
の基準色として通常藍か赤が選ばれることが多いが、基
準色の設定は見当制御装置のオペレータが任意に選ぶこ
とができるようにしてもよい。
その後、各色の見当ずれ量演算に入り、ステップS3に
おいて修正を行なう対象色のトンボの2値画像からのト
ンボの中心座標位置を求める0次にステップS4におい
て、求められた対象色のトンボの中心座標位置と基準座
標位置との差を、X方向とY方向すなわち印刷物の縦方
向と横方向について演算する。
次にその演算結果をメモリーに格納する。以上のような
見当ずれ演算を4色全てについて同様に行なう(ステッ
プS6)。
次に今求めた4色の見当ずれ量が1つめの十字トンボ6
4aの場合には(ステップ37)、2つめの十字トンボ
64bがカラーカメラ50の画像取込位置まで来てタイ
ミング制御回路110からの信号が来るまで待ちの状態
になる(ステップS8)、タイミング制御回路110か
らの信号が来ると2つめの十字トンボ64bについて1
つめの十字トンボ64aと同様に見当ずれ量演算を4色
全てについて行う。もとめた見当ずれ量が2つめの十字
トンボ64bの場合には、見当修正量、見当修正方向の
演算動作に移行する(ステップS7)。
ステップS9において、1つめの十字トンボ64aの基
準座標位置からのずれと、2つめの十字トンボ64bの
基準座標位置からのずれより左右、天地、ねじれ方向の
ずれ量を演算し、見当修正量、見当修正方向を演算する
次に、差の大きさについて予め許容値を決めておき、ス
テップSIOにおいて演算結果の差が許容値よりも大き
いかそれ以下であるかを比較し、差が許容値よりも大き
い場合には見当がずれているとして、ステップSllに
おいて見当修正量および修正方向を印刷機の見当調整装
置に出力し、差が許容値以下の場合には見当が正常(合
っている)としてステップ312に移行し修正は行わな
い。
ここで、修正の対象色のトンボの中心座標位置と基準座
標位置との差の許容値は通常5/100鵬程度でよく、
また許容値は固定値でなく他の値に設定変更できるよう
にしてもよい0以上のような見当修正動作を4色全てに
ついて同様に行なう(ステップ13) 次に、見当制御動作における各色毎のトンボの2値画像
への分離方法(第4図のステップSl)について詳しく
説明する。
第6図(a)〜(ハ)は、各色毎のトンボ画像の分離の
様子を示す模式図である。同図(a)はカラーカメラ5
0で撮像されるときの4色のトンボが含まれた画像であ
り、同図(b)、(C)、(ロ)はカラーカメラ50に
よる撮像後のR,G、B2値画像である。なお、同図(
a)、Φ)、 (C)、 (d)では説明の便宜のため
、墨、藍、赤、黄のトンボについて異なる線で表現して
いる。
前述のように、Rの2値画像(同図(b) )には盟と
墨のトンボが、またGの2値画像(同図(C))には赤
と墨のトンボが、さらにBの2値画像(同図(d))に
は黄と墨のトンボが含まれている。見当制御回路44の
データ演算処理部1304よ、まずR,G。
B2値画像から墨トンボだけを分離した2値画像を作成
する。すなわち、墨トンボはR,G、B2値画像全ての
同座標位置に存在するので、各画像の同座標位置の画素
データ同士が共通であるかどうかを調べると墨トンボの
有無がわかる。ここでは、2値画像であるので画素デー
タは0°°か′°1”となっており、画素データ同士の
論理和の演算を行なうことにより、結果が1″であれば
演算を行なった画素が墨トンボであるかどうかわかるこ
とになる。データ演算処理部130による具体的な処理
例は、第5図に示すフロー図におけるステップ321−
324のようになる。ここで、論理和の演算に用いる画
素データはR,G、B2値画像全てでなくともよく、そ
の内の2種類の2値画像の画素データのみを用いてもよ
い。
このようにして求められた墨トンボの2値画像(e)の
データはBK画像メモU114に格納され、他の色のト
ンボを分離するのに使用される。すなわち、第6図にお
けるR、G、B2値画像(b)、(C)。
(d)から墨トンボの2値画像(e)を取り除(と、藍
トンボの2値画像(f)、赤トンボの2値画像(濁、黄
トンボの2値画像(ハ)が得られる。例えば、藍トンボ
の2値画像を分離する場合、データ演算処理部130は
Rの2値画像と墨トンボの2値画像の同座標位置の画素
データ同士の差を演算することによって、藍トンボの2
値画像データが得られる。この具体的な処理例は、第5
図に示すフロー図におけるステップ325〜328のよ
うになる。
なお、赤と黄のトンボの2値画像の分離も、藍トンボの
場合と同様にして行なう。そして、以上のようにしてR
,G、B2値画像のデータから得られた藍、赤、黄のト
ンボの2値画像のデータは、それぞれR,G、8画像メ
モリ111.112.113に格納され、十字トンボの
中心座標位置及び基準座標位置が求められ、見当ずれ量
が求められる。 なお、十字トンボの中心座標及び基準
座標位置の求め方は特願昭63−18267号明細書に
記載されているような求め方と同様であるので、ここで
はその詳細な説明は省略する。
次に見当ずれ量より、見当修正量、見当修正方向を求め
る方法(第4図のステップS9)について詳しく説明す
る。
今、基準座標となるトンボに対して、ある色のトンボの
2値画像が第7図のV)と(ホ)のようになっていたと
する。ただしωは1つめの十字トンボ64a2(ホ)は
2つめの十字トンボ64bである。
1つめのトンボの見当ずれ量は第7図ωのようにΔXI
 ΔYl  2つめのトンボの見当ずれ量は第7図(ホ
)のようにAXz ΔY2と表せる。
(ただしΔX、  ΔY、  AXz  ΔY2は、絶
対量ではな(、基準座標の中心位置を原点とした座標で
あられしている) この見当ずれ量より見当修正量、見当修正方向の演算(
第8図)を行なう。
今、見当ずれの許容量をPMとする。先ず1ΔX+l+
lΔxz  lと許容!PMの比較(ステップ531)
により版のねじれが存在するが否かを判断する。
ΔX、1+1ΔX、l≦PMの場合はずれ量はなく、従
って修正量もゼロ(ステップ532)として次のステッ
プへ進む。
ΔX+  l + l AXz  l ≧PM(D場合
は、版)ねじれずれ量が存在する。ねじれずれ角度θb
は1つめの十字トンボ64aと、2つめの十字トンボ6
4bの距離Ltとすると(あらかじめ十字トンボ64a
から十字トンボ64bの距離は、与えられているものと
する) 版のねじれずれ角は となりねじれ修正量はθbとなり、修正方向もその符号
により決定される。
次に版の左右方向の見当ずれ量LG!rは、Δxl+Δ
xよ LGlr   − となり、LGIr≦PMの場合は版の左右方向のずれは
無く、見当修正量はゼロとして次のステンブヘ進む(ス
テップ535)。
LGlr> P Mの場合は、見当ずれ修正量はLGl
rとなり、見当修正方向はそのずれを打消す方向となる
次に版の天地の見当修正量を求める。
印刷時に印刷紙の伸縮は常に生じており、また、印刷紙
の場所によってもその伸縮度合が異なるため1つめの十
字トンボ64aと1つめの基準トンボ、2つめの十字ト
ンボ64bと2つめの基準トンボを同時に合わせる事は
困難である。そこで紙の伸縮によって生した見当のずれ
を均一に分散させた見当修正量を求める。
見当が合っているかずれているかは、次式により判断を
行なう。
ΔY、>−ΔY、十に−P門/2(K:任意の定数)Δ
Y、<−ΔY、 −K −Pli/2 (K :任意の
定数)上式が両方とも成立した場合は見当があっている
ものとし見当修正量はゼロとする(ステップ838)、
どちから一方でも成立しない場合は、見当修正量、修正
方向の演算を行なう(ステップ539)。Kは紙の伸縮
率等により決定される。
版の天地方向見当修正11Rudは、 Δ Y 、  + Δ Y! とする。
見当修正方向は、見当修正1Rudの符号が正の場合は
、基準座標のY座標の負の方向へl Rud修正し、負
の場合は基準座標のY座標の正の方向へ1Rud  1
修正を行なう。
第9図は、第8図のトンボ位置から修正を行なった後の
トンボを示している。(ここで対象色の第9図(0)は
2つめの十字トンボ64bを示している。
この様に印刷紙の伸縮によって十字トンボが合わない場
合は2箇所の対象色トンボのおのおのの基準トンボから
の差を最小とする様に修正量を求める。
尚、上記実施例では、第2図に示した1台のカメラ位置
について説明を行ったが、第2図の一点鎖線で示すカメ
ラ位置でも可能であり、この場合、上記補正のねじれ見
当修正の対象となる見当ずれ量はΔY1  ΔY2であ
り、左右見当修正の対象となる見当ずれ量はΔx1 Δ
X2であり、この値から紙の伸縮を考慮した、見当修正
量を演算し、天地見当修正の対象となる見当ずれ量はΔ
Y。
ΔY2であり、これをゼロとする様に見当修正量の演算
を行なう。
また、カラーテレビカメ゛うにかえて、カラーラインカ
メラを用いることも可能であり、この場合にはストロボ
を通常の照明光源に代え、画像の取り込みのタイミング
を取るためにロータリーエンコーダからの信号を使用す
る。
さらに第3図のデータ演算処理部130による一連の処
理はCPUによってもその他の回路構成によっても実現
可能である。
また、本実施例では十字トンボを用いているが、十字ト
ンボに限らず他の形状のトンボであってもよいことは言
うまで°もない。
〈発明の効果〉 以上説明したように本発明によれば、特別な見当合せマ
ークを新たに用いることなく、又、印刷紙の伸縮に対し
ても高精度に色見当を合わせることが可能であり、構成
が簡単で多色印刷機に最適な多色印刷機用見当制御装置
を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明による多色印刷機用見当制御装置の実施
例を示す概要構成図、第2図はスタートマークと十字ト
ンボ、及びカメラの位置関係を示す模式図、第3図は同
実施例における見当制御回路の一例を示すブロック図、
第4図は第3図における見当制御回路の見当制御処理の
概略を説明するためのフロー図、第5図は各色毎のトン
ボ画像の分離の処理を説明するためのフロー図、第6図
(a)〜(h)は各色毎のトンボ画像の分離の様子を示
す模式図、第7図■、(ホ)は見当修正前のトンボの状
態を示す模式図、第8図は見当修正量、修正方向を求め
る処理を説明するためのフロー図、第9図(n) (0
)は見当修正後のトンボの状態を示す模式図である。 42・・・ロータリーエンコーダ 44・・・見当制御回路 46・・・ストロボ 50・・・カラーカメラ 52・・・ビームセンサ 110 ・・・タイミング制御回路 111〜114・・・画像メモリ 120・・・メモリ制御回路 130・・・データ演算処理部 特  許  出  願  人 凸版印刷株式会社 代表者 鈴木和夫 1鍼 寥 暉 恰 1つめの十字トンボ64a (m) 2つめの十字トンボ64b 第 ア 図

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)基準色に対する他の色の見当ずれ量と見当ずれ修
    正方向を各色毎に検出し、この検出結果に基づいて各版
    の版胴を移動せしめて基準色との見当ずれをなくすこと
    により、全色の見当を一致させるようにした多色印刷機
    用見当制御装置において、絵柄とともに印刷されるトン
    ボのうち少なくとも版胴回転方向に平行な2箇所のトン
    ボ又は版胴回転軸方向に平行な2箇所のトンボを画像デ
    ータとして入力するための画像入力手段と、この画像入
    力手段より入力された画像データを記憶するための記憶
    手段と、この記憶手段に記憶された画像データから各色
    毎のトンボ画像のレベルデータを作成するレベルデータ
    作成手段と、このレベルデータ作成手段で作成されたレ
    ベルデータより各トンボの特定点に於ける版胴回転方向
    の座標値及び版胴回転軸方向の座標値を算出する座標算
    出手段と、この座標算出手段より得られた座標データよ
    り基準トンボと各色毎の各トンボにおける版胴回転方向
    の座標値の差分、及び版胴回転軸方向の座標値の差分を
    演算する差分データ演算手段と、この差分データ演算手
    段から得られる基準となる各トンボと各色毎の各トンボ
    との差分データに基づいて見当ずれ方向及び見当ずれ量
    を演算する見当合せデータ演算手段と、この見当合せデ
    ータ演算手段より得られるデータに基づいて見当制御信
    号を発生する信号発生手段とを備えてなることを特徴と
    する多色印刷機用見当制御装置。
  2. (2)前記見当合せデータ演算手段は、各色における検
    出対象とする各トンボの位置関係が版胴回転方向と平行
    にある場合は、基準となる各トンボにおける版胴回転軸
    方向の座標値に各色毎の各トンボにおける版胴回転軸方
    向の座標値を一致させ、基準となる各トンボにおける版
    胴回転方向の座標値と各色毎の各トンボにおける版胴回
    転方向の座標値との差を最小とし、各トンボの位置関係
    が版胴回転軸方向と平行にある場合は、基準となる各ト
    ンボにおける版胴回転方向の座標値と、各色毎の各トン
    ボにおける版胴回転方向の座標値を一致させ、基準とな
    る各トンボにおける版胴回転軸方向の座標値に各色毎の
    各トンボにおける版胴回転軸方向の座標値との差を最小
    とする見当ずれ方向及び見当ずれ量を前記差分データ演
    算手段より得られる差分データに基づいて演算すること
    を特徴とする特許請求の範囲第1項記載の多色印刷機用
    見当制御装置。
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