JP2008260193A - 印刷物の色間見当誤差量検出方法および装置 - Google Patents

印刷物の色間見当誤差量検出方法および装置 Download PDF

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Abstract

【課題】高精度・高精細のカメラを使用することなく、正確に、印刷物の色間見当誤差量を求める。
【解決手段】ラインL1とこのラインL1に接する空白部L2とを含む天方向基準レジスタマークMB1をブラック(基準色)で印刷する。この天方向基準レジスタマークMB1のラインL1の1/2の線幅のラインL3を含む天方向位置ずれ検出用のレジスタマークMC1を、MC1のラインL3の天方向の縁がMB1のラインL1の天方向の縁に重なる位置を目標位置として、シアン(基準色以外の色)で印刷する。対象範囲S1を定め、この対象範囲S1のシアンの補色である赤色画像の画素値の合計から、ブラックとシアンとの間の色間見当誤差量を求める。地方向、左右方向、他の色についても、同様にして、色間見当誤差量を求めることが可能である。対象範囲S1のシアンの濃度値から色間見当誤差量を求めるようにしてもよい。
【選択図】 図3

Description

この発明は、多色印刷機で印刷される印刷物の色間の位置ずれ量を色間見当誤差量として求める印刷物の色間見当誤差量検出方法および装置に関するものである。
従来、多色印刷機で印刷される印刷物の色間の位置ずれを合わせる方式として、次の(1)〜(5)に示すような色間見当合わせ方式がある。
(1)紙搬送方向と垂直方向の辺と45゜の角度を有する斜辺を有する3角形の形状のレジスタマークを各色毎に設け、各色のレジスタマークの垂直方向の辺の間の距離より天地方向(紙搬送方向)の見当誤差量を求め、各色毎の垂直方向の辺と45゜の角度を有する斜辺の間の距離より左右方向(天地方向に直交する方向)の見当誤差量を求め、各色の色間の位置ずれ量を修正する(例えば、特許文献1,2,3参照)。
(2)紙搬送方向と垂直方向の辺と平行方向の辺を有する4角形の形状のレジスタマークを各色毎に設け、各色のレジスタマークの垂直方向の辺の間の距離より天地方向の見当誤差量を、平行方向の辺の間の距離より左右方向の見当誤差量を求め、各色の色間の位置ずれ量を修正する(例えば、特許文献4参照)。
(3)円形の点状のレジスタマークを各色毎に設け、各色のレジスタマークをカメラで一度に撮像し、各色のレジスタマークの中心位置間の距離より天地方向及び左右方向の見当誤差量を求め、各色の色間の位置ずれ量を修正する(例えば、特許文献5参照)。
(4)目視調整で用いられている十字形のレジスタマークを各色毎に設け、各色のレジスタマークをカメラで一度に撮像し、各色のレジスタマークの中心位置間の距離より天地方向及び左右方向の見当誤差量を求め、各色の色間の位置ずれ量を修正する(例えば、特許文献6参照)。
(5)一定間隔で基準色の帯状のレジスタマークを天地方向及び左右方向に複数印刷し、各方向の2番目以降の基準色のレジスタマークに重なるようにその他の色の帯状のレジスタマークを印刷し、各色のレジスタマークをカメラで一度に撮像すると共に2値化し、2値化した天地方向の各レジスタマークの長さ及び1番目のレジスタマークからの距離より天地方向の見当誤差量を求め、2値化した左右方向の各レジスタマークの長さ及び1番目のレジスタマークからの距離より左右方向の見当誤差量を求め、各色の色間の位置ずれ量を修正する(例えば、特許文献7参照)。
特開昭62−39241号公報 特開昭62−231755号公報 特開昭62−234934号公報 特開平3−15554号公報 米国特許第5018213号公報 特開昭62−99149号公報 特開平3−15553号公報
しかしながら、上述した従来の色間見当合わせ装置によると、(1)の方式では各色のレジスタマークの垂直方向の辺の間の距離及び垂直方向の辺と45゜の角度を有する斜辺の間の距離より、(2)の方式では各色のレジスタマークの各辺の間の距離より、(3)の方式では各色のレジスタマークの中心位置間の距離より、(4)の方式では各色のレジスタマークの中心位置間の距離より、(5)の方式では各レジスタマークの長さ及び1番目のレジスタマークからの距離より見当誤差量を求めている為、許容される見当誤差(例えば、0.01mm)以上の検出分解能が要求され、一度にカメラで撮像する場合には高精度・高精細のカメラを使用しなければならず、装置が高価になるという問題があった。
また、(1)方式では、各色のレジスタマークの垂直方向の辺の間の距離及び垂直方向の辺と45゜の角度を有する斜辺の間の距離より見当誤差量を求めている為、(2)の方式では、各色のレジスタマークの各辺の間の距離より見当誤差量を求めている為、印刷時にインキがはみ出す太りの影響を受け、正確に検出できない、という問題があった。また、(1)の方式のように、印刷物の搬送中に見当誤差量を求めるような場合には、高精度の搬送が要求され、その為の装置が高価になる、という問題があった。
本発明は、このような課題を解決するためになされたもので、その目的とするところは、高精度・高精細のカメラを使用することなく、正確に、印刷物の色間見当誤差量を求めることができる、印刷物の色間見当誤差量検出方法および装置を提供することにある。
また、印刷物の搬送中に見当誤差量を求めるような場合、高精度の搬送が要求されることがない、印刷物の色間見当誤差量検出方法および装置を提供することにある。
このような目的を達成するために本発明は、多色印刷機で印刷される印刷物の色間の位置ずれ量を色間見当誤差量として求める印刷物の色間見当誤差量検出方法において、基準とする色で、印刷物に、所定の幅の色面部とこの色面部に接する空白部とを含むマークを基準レジスタマークとして印刷する第1ステップと、基準レジスタマークの色面部よりも幅の狭い色面部を含む位置ずれ検出用のレジスタマークを、その色面部の幅が基準レジスタマークの色面部の幅からはみ出ることのない位置を目標位置として、基準とする色以外の色で印刷する第2ステップと、位置ずれ検出用のレジスタマークが印刷された基準レジスタマークの色面部とこの色面部に接する空白部を含む所定の範囲を対象範囲とし、この対象範囲の位置ずれ検出用のレジスタマークと同じ色成分の濃さを表す濃淡情報を測定する第3ステップと、測定された対象範囲の濃淡情報に基づいて基準とする色と基準とする色以外の色との間の色間見当誤差量を求める第4ステップとを設けたものである。
この発明によれば、所定の幅の色面部とこの色面部に接する空白部とを含む基準レジスタマークが、基準とする色(例えば、ブラック)で印刷物に印刷される。そして、この基準レジスタマークの色面部よりも幅の狭い色面部を含む位置ずれ検出用のレジスタマークが、基準レジスタマークに重ねて印刷される。この場合、位置ずれ検出用のレジスタマークは、その色面部の幅が基準レジスタマークの色面部の幅からはみ出ることのない位置を目標位置として、基準とする色以外の色(例えば、シアン)で印刷される。ここで、基準とする色と基準とする色以外の色との間に位置ずれが生じていなければ、位置ずれ検出用のレジスタマークの色面部の幅は基準レジスタマークの色面部の幅からはみ出ることはない。これに対し、位置ずれ検出用のレジスタマークの色面部の幅が基準レジスタマークの色面部の幅からはみ出ていれば、それは基準とする色と基準とする色以外の色との間に位置ずれが生じていることを示している。
本発明では、位置ずれ検出用のレジスタマークが印刷された基準レジスタマークの色面部とこの色面部に接する空白部を含む所定の範囲を対象範囲とし、この対象範囲の位置ずれ検出用のレジスタマークと同じ色成分の濃さを表す濃淡情報を測定する。すなわち、基準レジスタマークの色をブラック、位置ずれ検出用のレジスタマークの色をシアンとした場合、対象範囲のシアンの濃さを表す濃淡情報を測定する。例えば、CCDカラーカメラを用い、シアンの補色である赤色の画像(R画像信号)を対象とし、対象範囲の赤色画像の画素値の合計を濃淡情報として測定したり、分光計や濃度計を用い、対象範囲のシアンの濃度値を濃淡情報として測定したりする。この場合、位置ずれ検出用のレジスタマークの色面部の幅が基準レジスタマークの色面部の幅からはみ出るに従って、シアンの面積率が増えて行くため、対象範囲のシアンの濃さが濃くなって行く。本発明では、この対象範囲のシアンの濃さを表す濃淡情報を測定し、この測定した濃淡情報に基づいてブラックとシアンとの間の色間見当誤差量を求める。他の色(例えば、マゼンタ、イエロー)についても同様にして、ブラックとの間の色間見当誤差量を求めることが可能である。
〔天地方向〕
本発明において、基準とする色と基準とする色以外の色との間の天地方向の色間見当誤差量を求める場合には、基準とする色で、印刷物に、多色印刷機における印刷物の流れ方向を天地方向とし、この天地方向を幅方向とする色面部とこの色面部に接する空白部とを含むマークを基準レジスタマークとして印刷する。そして、基準レジスタマークの色面部よりも幅の狭い色面部を含む位置ずれ検出用のレジスタマークを、その色面部の幅が基準レジスタマークの色面部の幅からはみ出ることのない位置を目標位置として、基準とする色以外の色で印刷する。そして、位置ずれ検出用のレジスタマークが印刷された基準レジスタマークの色面部とこの色面部に接する空白部を含む所定の範囲を対象範囲とし、この対象範囲の位置ずれ検出用のレジスタマークと同じ色成分の濃さを表す濃淡情報を測定し、この測定した対象範囲の濃淡情報に基づいて基準とする色と基準とする色以外の色との間の天地方向の色間見当誤差量を求める。
この場合、基準レジスタマークとして、第1の基準レジスタマークと第2の基準レジスタマークを印刷し、位置ずれ検出用のレジスタマークとして、第1の基準レジスタマークの色面部の天方向側の縁にその色面部の縁の少なくとも一部が重なる位置を目標位置として第1の位置ずれ検出用のレジスタマークを印刷し、第2の基準レジスタマークの色面部の地方向側の縁にその色面部の縁の少なくとも一部が重なる位置を目標位置として第2の位置ずれ検出用のレジスタマークを印刷し、第1の位置ずれ検出用のレジスタマークが印刷された第1の基準レジスタマークの色面部とこの色面部に接する空白部を含む所定の範囲を対象範囲とし、この対象範囲の第1の位置ずれ検出用のレジスタマークと同じ色成分の濃淡情報を第1の濃淡情報として測定し、第2の位置ずれ検出用のレジスタマークが印刷された第2の基準レジスタマークの色面部とこの色面部に接する空白部を含む所定の範囲を対象範囲とし、この対象範囲の第2の位置ずれ検出用のレジスタマークと同じ色成分の濃淡情報を第2の濃淡情報として測定し、測定した第1の濃淡情報に基づいて基準とする色と基準とする色以外の色との間の天方向の色間見当誤差量を求め、測定した第2の濃淡情報に基づいて基準とする色と基準とする色以外の色との間の地方向の色間見当誤差量を求めるようにするとよい。このようにすると、第1の基準レジスタマークの色面部の天方向側の縁を基点として、基準とする色と基準とする色以外の色との間の天方向の位置ずれを正確に測定することが可能となる。また、第2の基準レジスタマークの色面部の地方向側の縁を基点として、基準とする色と基準とする色以外の色との間の地方向の位置ずれを正確に測定することが可能となる。
ここで、第1の基準レジスタマークの色面部の天方向側の縁にその色面部の縁の少なくとも一部が重なる位置を目標位置として第1の位置ずれ検出用のレジスタマークを印刷するとは、例えば第1の基準レジスタマークの色面部および第1の位置ずれ検出用のレジスタマークの色面部を天地方向に直交する方向(左右方向)へのラインとした場合、第1の基準レジスタマークの色面部および第1の位置ずれ検出用のレジスタマークの色面部の左右方向の長さが同じで、第1の基準レジスタマークの色面部の天方向側の縁に第1の位置ずれ検出用のレジスタマークの色面部の天方向側の縁の全部が重なる場合や、第1の基準レジスタマークの色面部よりも第1の位置ずれ検出用のレジスタマークの色面部の左右方向の長さが短く、第1の基準レジスタマークの色面部の天方向側の縁に第1の位置ずれ検出用のレジスタマークの色面部の天方向側の縁の全部が重なる場合や、第1の基準レジスタマークの色面部よりも第1の位置ずれ検出用のレジスタマークの色面部の左右方向の長さが長く、第1の基準レジスタマークの色面部の天方向側の縁に第1の位置ずれ検出用のレジスタマークの色面部の天方向側の縁の一部が重なる場合や、第1の基準レジスタマークの色面部および第1の位置ずれ検出用のレジスタマークの色面部の左右方向の長さは同じであるが、左右方向にずらした位置に印刷することにより、第1の基準レジスタマークの色面部の天方向側の縁に第1の位置ずれ検出用のレジスタマークの色面部の天方向側の縁の一部が重なる場合など、種々の形態が考えられる。また、例えば、第1の基準レジスタマークの色面部を左右方向へのラインとし、第1の位置ずれ検出用のレジスタマークの色面部を円形としたりするなど、その色面部の形状を変えるようなことも考えられる。第2の基準レジスタマークの色面部と第2の位置ずれ検出用のレジスタマークの色面部との関係も、第1の基準レジスタマークの色面部と第1の位置ずれ検出用のレジスタマークの色面部との関係と同様、種々の形態が考えられる。
また、基準レジスタマークとして第1の基準レジスタマークと第2の基準レジスタマークを印刷し、位置ずれ検出用のレジスタマークとして第1の位置ずれ検出用のレジスタマークと第2の位置ずれ検出用のレジスタマークを印刷する場合、第1の位置ずれ検出用のレジスタマークの色面部の幅を第1の基準レジスタマークの色面部の幅の半分以下とし、第2の位置ずれ検出用のレジスタマークの色面部の幅を第2の基準レジスタマークの色面部の幅の半分以下とするようにすれば、天方向への位置ずれにより第1の位置ずれ検出用のレジスタマークの色面部の幅の全体が第1の基準レジスタマークの色面部の幅から外れても、第2の位置ずれ検出用のレジスタマークの色面部の幅が第2の基準レジスタマークの色面部の幅からはみ出ることはなく、地方向への位置ずれにより第2の位置ずれ検出用のレジスタマークの色面部の幅の全体が第2の基準レジスタマークの色面部の幅から外れても、第1の位置ずれ検出用のレジスタマークの色面部の幅が第1の基準レジスタマークの色面部の幅からはみ出ることはない。
〔左右方向〕
本発明において、基準とする色と基準とする色以外の色との間の左右方向の色間見当誤差量を求める場合には、基準とする色で、印刷物に、多色印刷機における印刷物の流れ方向に直交する方向を左右方向とし、この左右方向を幅方向とする色面部とこの色面部に接する空白部とを含むマークを基準レジスタマークとして印刷する。そして、基準レジスタマークの色面部よりも幅の狭い色面部を含む位置ずれ検出用のレジスタマークを、その色面部の幅が基準レジスタマークの色面部の幅からはみ出ることのない位置を目標位置として、基準とする色以外の色で印刷する。そして、位置ずれ検出用のレジスタマークが印刷された基準レジスタマークの色面部とこの色面部に接する空白部を含む所定の範囲を対象範囲とし、この対象範囲の位置ずれ検出用のレジスタマークと同じ色成分の濃さを表す濃淡情報を測定し、この測定した対象範囲の濃淡情報に基づいて基準とする色と基準とする色以外の色との間の左右方向の色間見当誤差量を求める。
この場合、基準レジスタマークとして、第1の基準レジスタマークと第2の基準レジスタマークを印刷し、位置ずれ検出用のレジスタマークとして、第1の基準レジスタマークの色面部の左方向側の縁にその色面部の縁の少なくとも一部が重なる位置を目標位置として第1の位置ずれ検出用のレジスタマークを印刷し、第2の基準レジスタマークの色面部の右方向側の縁にその色面部の縁の少なくとも一部が重なる位置を目標位置として第2の位置ずれ検出用のレジスタマークを印刷し、第1の位置ずれ検出用のレジスタマークが印刷された第1の基準レジスタマークの色面部とこの色面部に接する空白部を含む所定の範囲を対象範囲とし、この対象範囲の第1の位置ずれ検出用のレジスタマークと同じ色成分の濃淡情報を第1の濃淡情報として測定し、第2の位置ずれ検出用のレジスタマークが印刷された第2の基準レジスタマークの色面部とこの色面部に接する空白部を含む所定の範囲を対象範囲とし、この対象範囲の第2の位置ずれ検出用のレジスタマークと同じ色成分の濃淡情報を第2の濃淡情報として測定し、測定した第1の濃淡情報に基づいて基準とする色と基準とする色以外の色との間の左方向の色間見当誤差量を求め、測定した第2の濃淡情報に基づいて基準とする色と基準とする色以外の色との間の右方向の色間見当誤差量を求めるようにするとよい。このようにすると、第1の基準レジスタマークの色面部の左方向側の縁を基点として、基準とする色と基準とする色以外の色との間の左方向の位置ずれを正確に測定することが可能となる。また、第2の基準レジスタマークの色面部の右方向側の縁を基点として、基準とする色と基準とする色以外の色との間の右方向の位置ずれを正確に測定することが可能となる。
ここで、第1の基準レジスタマークの色面部の左方向側の縁にその色面部の縁の少なくとも一部が重なる位置を目標位置として第1の位置ずれ検出用のレジスタマークを印刷するとは、例えば第1の基準レジスタマークの色面部および第1の位置ずれ検出用のレジスタマークの色面部を左右方向に直交する方向(天地方向)へのラインとした場合、第1の基準レジスタマークの色面部および第1の位置ずれ検出用のレジスタマークの色面部の天地方向の長さが同じで、第1の基準レジスタマークの色面部の左方向側の縁に第1の位置ずれ検出用のレジスタマークの色面部の左方向側の縁の全部が重なる場合や、第1の基準レジスタマークの色面部よりも第1の位置ずれ検出用のレジスタマークの色面部の天地方向の長さが短く、第1の基準レジスタマークの色面部の左方向側の縁に第1の位置ずれ検出用のレジスタマークの色面部の左方向側の縁の全部が重なる場合や、第1の基準レジスタマークの色面部よりも第1の位置ずれ検出用のレジスタマークの色面部の天地方向の長さが長く、第1の基準レジスタマークの色面部の左方向側の縁に第1の位置ずれ検出用のレジスタマークの色面部の左方向側の縁の一部が重なる場合や、第1の基準レジスタマークの色面部および第1の位置ずれ検出用のレジスタマークの色面部の天地方向の長さは同じであるが、天地方向にずらした位置に印刷することにより、第1の基準レジスタマークの色面部の左方向側の縁に第1の位置ずれ検出用のレジスタマークの色面部の左方向側の縁の一部が重なる場合など、種々の形態が考えられる。また、例えば、第1の基準レジスタマークの色面部を天地方向へのラインとし、第1の位置ずれ検出用のレジスタマークの色面部を円形としたりするなど、その色面部の形状を変えるようなことも考えられる。第2の基準レジスタマークの色面部と第2の位置ずれ検出用のレジスタマークの色面部との関係も、第1の基準レジスタマークの色面部と第1の位置ずれ検出用のレジスタマークの色面部との関係と同様、種々の形態が考えられる。
また、基準レジスタマークとして第1の基準レジスタマークと第2の基準レジスタマークを印刷し、位置ずれ検出用のレジスタマークとして第1の位置ずれ検出用のレジスタマークと第2の位置ずれ検出用のレジスタマークを印刷する場合、第1の位置ずれ検出用のレジスタマークの色面部の幅を第1の基準レジスタマークの色面部の幅の半分以下とし、第2の位置ずれ検出用のレジスタマークの色面部の幅を第2の基準レジスタマークの色面部の幅の半分以下とするようにすれば、左方向への位置ずれにより第1の位置ずれ検出用のレジスタマークの色面部の幅の全体が第1の基準レジスタマークの色面部の幅から外れても、第2の位置ずれ検出用のレジスタマークの色面部の幅が第2の基準レジスタマークの色面部の幅からはみ出ることはなく、右方向への位置ずれにより第2の位置ずれ検出用のレジスタマークの色面部の幅の全体が第2の基準レジスタマークの色面部の幅から外れても、第1の位置ずれ検出用のレジスタマークの色面部の幅が第1の基準レジスタマークの色面部の幅からはみ出ることはない。
本発明において、基準レジスタマークの色面部とこの色面部に接する空白部は、そのマーク中に複数設けるようにするとよい。例えば、基準レジスタマークの色面部を幅0.2mmのライン、この色面部に接する空白部を幅0.2mmのラインとし、この色面部と空白部の組合せを複数並べて、基準レジスタマークとする。この場合、位置ずれ検出用のレジスタマークが重ねて印刷された複数の基準レジスタマークの全ての領域ではなく、各基準レジスタマークの一部の領域を対象範囲として濃淡情報を測定するようにしてもよい。また、本発明は、色間見当誤差量検出方法としてではなく、この色間見当誤差量検出方法を適用した色間見当誤差量検出装置としても実現することができる。
本発明によれば、所定の幅の色面部とこの色面部に接する空白部とを含む基準レジスタマークを基準とする色で印刷物に印刷し、この基準レジスタマークの色面部よりも幅の狭い色面部を含む位置ずれ検出用のレジスタマークを、その色面部の幅が基準レジスタマークの色面部の幅からはみ出ることのない位置を目標位置として、基準とする色以外の色で印刷し、この位置ずれ検出用のレジスタマークが印刷された基準レジスタマークの色面部とこの色面部に接する空白部を含む所定の範囲を対象範囲とし、この対象範囲の位置ずれ検出用のレジスタマークと同じ色成分の濃さを表す濃淡情報を測定し、この測定した対象範囲の濃淡情報に基づいて基準とする色と基準とする色以外の色との間の色間見当誤差量を求めるようにしたので、CCDカラーカメラで撮像した対象範囲の位置ずれ検出用のレジスタマークの色と補色の関係にある色の画像の画素値の合計を測定したり、分光計を用いて対象範囲の位置ずれ検出用のレジスタマークの色と同じ色の濃度値を測定したりするだけでよく、高精度・高精細のカメラを使用することなく、正確に、印刷物の色間見当誤差量を求めることができるようになる。また、印刷物の搬送中に見当誤差量を求めるような場合、高精度の搬送が要求されることもなくなる。
以下、本発明を図面に基づいて詳細に説明する。先ず、本発明の実施の形態の説明に入る前に、この実施の形態で利用する印刷物の色間見当誤差量の検出原理について説明する。
〔検出原理〕
後述する実施の形態では、多色印刷機により、ブラック、シアン、マゼンタ、イエローの4色で印刷物を印刷するが、ここで説明する検出原理では、基準とする色をブラックとし、基準とする色以外の色をシアンとし、ブラックとシアンとの間の色間の位置ずれ量を色間見当誤差量として求める場合を代表して説明する。
〔基準レジスタマークの印刷〕
先ず、多色印刷機における印刷物の流れ方向を天地方向とし、この天地方向に直交する方向を左右方向として、印刷物に、ブラック(基準色)で、所定の幅の色面部とこの色面部に接する空白部とを含むマークを基準レジスタマークとして印刷する。
この基準レジスタマークには、天方向の色間の位置ずれ量を検出するために使用する天方向基準レジスタマークと、地方向の色間の位置ずれ量を検出するために使用する地方向基準レジスタマークと、左方向の色間の位置ずれ量を検出するために使用する左方向基準レジスタマークと、右方向の色間の位置ずれ量を検出するために使用する右方向基準レジスタマークとがあり、この4つの基準レジスタマークを1セットとして、印刷物の所定の位置に印刷する。
図1に基準レジスタマークの一例を示す。同図において、MB1は天方向基準レジスタマーク、MB2は地方向基準レジスタマーク、MB3は左方向基準レジスタマーク、MB4は右方向基準レジスタマークである。
天方向基準レジスタマークMB1および地方向基準レジスタマークMB2は、印刷物100の左右方向に延びる幅H1のブラックのライン(色面部(面積率100%))L1と、このラインL1の天方向側に接する幅H2の空白部L2とを1つの組合せとし、このラインL1と空白部L2の組合せを4つ天地方向に並べた構成とされている。
左方向基準レジスタマークMB3および右方向基準レジスタマークMB4は、印刷物100の天地方向に延びる幅H1のブラックのライン(色面部(面積率100%))L1と、このラインL1の左方向側に接する幅H2の空白部L2とを1つの組合せとし、このラインL1と空白部L2の組合せを4つ左右方向に3つ並べた構成とされている。
この例において、天方向基準レジスタマークMB1、地方向基準レジスタマークMB2、左方向基準レジスタマークMB3、右方向基準レジスタマークMB4のラインL1の幅H1および空白部L2の幅H2は、共に0.2mmとされている。なお、ラインL1と空白部L2との組合せは、実際にはもっと多く設けられる。
〔位置ずれ検出用のレジスタマークの印刷〕
次に、基準レジスタマークの色面部よりも幅の狭い色面部を含む位置ずれ検出用のレジスタマークを、その色面部の幅が基準レジスタマークの色面部の幅からはみ出ることのない位置を目標位置として、基準レジスタマークに重ねてシアン(基準色以外の色)で印刷する。
この位置ずれ検出用のレジスタマークには、天方向の色間の位置ずれ量を検出するために使用する天方向位置ずれ検出用レジスタマークと、地方向の色間の位置ずれ量を検出するために使用する地方向位置ずれ検出用レジスタマークと、左方向の色間の位置ずれ量を検出するために使用する左方向位置ずれ検出用レジスタマークと、右方向の色間の位置ずれ量を検出するために使用する右方向位置ずれ検出用レジスタマークとがあり、この4つの位置ずれ検出用レジスタマークを1セットとして印刷する。
図2に位置ずれ検出用レジスタマークの一例を示す。同図において、MC1は天方向位置ずれ検出用レジスタマーク、MC2は地方向位置ずれ検出用レジスタマーク、MC3は左方向位置ずれ検出用レジスタマーク、MC4は右方向位置ずれ検出用レジスタマークである。
天方向位置ずれ検出用レジスタマークMC1および地方向位置ずれ検出用レジスタマークMC2は、印刷物100の左右方向に延びる幅H3のシアンのライン(色面部(面積率100%))L3を所定の間隔で天地方向に4つ並べた構成とされている。この例において、天方向位置ずれ検出用レジスタマークMC1および地方向位置ずれ検出用レジスタマークMC2のラインL3は、その幅H3が天方向基準レジスタマークMB1および地方向基準レジスタマークMB2のラインL1の幅H1の1/2(H3=0.1mm)とされている。
天方向位置ずれ検出用レジスタマークMC1は、天方向基準レジスタマークMB1のラインL1の天方向側の縁にそのラインL3の天方向側の縁が重なる位置を目標位置として、天方向基準レジスタマークMB1に重ねて印刷される。地方向位置ずれ検出用レジスタマークMC2は、地方向基準レジスタマークMB2のラインL1の地方向側の縁にそのラインL3の地方向側の縁が重なる位置を目標位置として、地方向基準レジスタマークMB2に重ねて印刷される。
天方向基準レジスタマークMB1および地方向基準レジスタマークMB2のラインL1と天方向位置ずれ検出用レジスタマークMC1および地方向位置ずれ検出用レジスタマークMC2のラインL3とはその長さが同じとされている。これにより、目標位置において、天方向基準レジスタマークMB1のラインL1の天方向側の縁に天方向位置ずれ検出用レジスタマークMC1のラインL3の天方向側の縁の全部が重なり、地方向基準レジスタマークMB2のラインL1の地方向側の縁に地方向位置ずれ検出用レジスタマークMC2のラインL3の地方向側の縁の全部が重なる。
左方向位置ずれ検出用レジスタマークMC3および右方向位置ずれ検出用レジスタマークMC4は、印刷物100の左右方向に延びる幅H3のシアンのライン(色面部(面積率100%))L3を所定の間隔で左右方向に4つ並べた構成とされている。この例において、左方向位置ずれ検出用レジスタマークMC3および右方向位置ずれ検出用レジスタマークMC4のラインL3は、その幅H3が左方向基準レジスタマークMB3および右方向基準レジスタマークMB4のラインL1の幅H1の1/2(H3=0.1mm)とされている。
左方向位置ずれ検出用レジスタマークMC3は、左方向基準レジスタマークMB3のラインL1の左方向側の縁にそのラインL3の左方向側の縁が重なる位置を目標位置として、左方向基準レジスタマークMB3に重ねて印刷される。右方向位置ずれ検出用レジスタマークMC4は、右方向基準レジスタマークMB4のラインL1の右方向側の縁にそのラインL3の右方向側の縁が重なる位置を目標位置として、右方向基準レジスタマークMB4に重ねて印刷される。
左方向基準レジスタマークMB3および右方向基準レジスタマークMB4のラインL1と左方向位置ずれ検出用レジスタマークMC3および右方向位置ずれ検出用レジスタマークMC4のラインL3とはその長さが同じとされている。これにより、目標位置において、左方向基準レジスタマークMB3のラインL1の左方向側の縁に左方向位置ずれ検出用レジスタマークMC3のラインL3の左方向側の縁の全部が重なり、右方向基準レジスタマークMB4のラインL1の右方向側の縁に右方向位置ずれ検出用レジスタマークMC4のラインL3の右方向側の縁の全部が重なる。
〔天地方向への位置ずれの検出〕
〔天地方向への位置ずれがない場合〕
天地方向への位置ずれがない場合、天方向位置ずれ検出用レジスタマークMC1は、図3(a)の(イ)に示すように、天方向基準レジスタマークMB1のラインL1の天方向側の縁にそのラインL3の天方向側の縁が重なるように、すなわちラインL1に対してラインL3を上寄せした状態で、天方向基準レジスタマークMB1に重ねて印刷される。地方向位置ずれ検出用レジスタマークMC2は、図3(a)の(ロ)に示すように、地方向基準レジスタマークMB2のラインL1の地方向側の縁にそのラインL3の地方向側の縁が重なるように、すなわちラインL1に対してラインL3を下寄せした状態で、地方向基準レジスタマークMB2に重ねて印刷される。
ここで、天方向位置ずれ検出用レジスタマークMC1が重ねて印刷された天方向基準レジスタマークMB1を、この天方向基準レジスタマークMB1のラインL1および空白部L2を含む所定の範囲S1を対象範囲として、CCDカラーカメラで撮像する。同様に、地方向位置ずれ検出用レジスタマークMC2が重ねて印刷された地方向基準レジスタマークMB2を、この地方向基準レジスタマークMB2のラインL1および空白部L2を含む所定の範囲S2を対象範囲として、CCDカラーカメラで撮像する。
この例では、図3(a)の(イ),(ロ)に示すように、ラインL1と空白部L2との組合せを3つ含む正方形の領域を対象範囲S1,S2として定め、この対象範囲S1,S2をCCDカラーカメラの9画素で捉えるものとする。なお、実際には、CCDカラーカメラの画素サイズは1mm×1mm程度であるが、この例では説明を分かり易くするために、0.4mm×0.4mmとしている。
CCDカラーカメラからはRGBの3つの画像信号が得られる。すなわち、シアンの補色である赤色の画像信号(R画像信号)、マゼンタの補色である緑色の画像信号(G画像信号)、イエローの補色である青色の画像信号(B画像信号)が得られる。この例では、位置ずれ検出用のレジスタマークの色をシアンとし、ブラックとシアンとの間の色間見当誤差量を求めようとしているので、シアンの補色である赤色の画像を対象とし、この赤色画像の対象範囲S1,S2の画素値の合計をシアンの色成分の濃さを表す濃淡情報として測定する。
この場合、天方向位置ずれ検出用レジスタマークMC1が印刷された天方向基準レジスタマークMB1の対象範囲S1のシアンの色成分の面積率は50%となり、CCDカラーカメラから得られる対象範囲S1の赤色画像の画素値の合計GFは、その最大値を100とした場合、GF=50となる。同様に、地方向位置ずれ検出用レジスタマークMC2が印刷された地方向基準レジスタマークMB2の対象範囲S2のシアンの色成分の面積率も50%となり、CCDカラーカメラから得られる対象範囲S2の赤色画像の画素値の合計GBは、その最大値を100とした場合、GB=50となる。
〔天方向に0.05mmずれた場合〕
シアンが天方向に0.05mmずれると、天方向位置ずれ検出用レジスタマークMC1のラインL3は、図3(b)の(イ)に示すように、天方向基準レジスタマークMB1のラインL1から0.05mmはみ出る。すなわち、天方向位置ずれ検出用レジスタマークMC1のラインL3が天方向に移動し、天方向基準レジスタマークMB1のラインL1の天方向側の縁からラインL3の幅H3が0.05mmはみ出る。これにより、対象範囲S1のシアンの色成分の面積率が62.5%となり、対象範囲S1の赤色画像の画素値の合計GFがGF=62.5となる。
この時、地方向位置ずれ検出用レジスタマークMC2のラインL3は、図3(b)の(ロ)に示すように、地方向基準レジスタマークMB2のラインL1の幅H1内で天方向へ移動し、何れの方向にもその幅H3がはみ出ないので、対象範囲S2のシアンの色成分の面積率は50%のままとなる。このため、対象範囲S2の赤色画像の画素値の合計GBは、GB=50となり、変化しない。
〔天方向に0.1mmずれた場合〕
シアンが天方向に0.1mmずれると、天方向位置ずれ検出用レジスタマークMC1のラインL3は、図3(c)の(イ)に示すように、天方向基準レジスタマークMB1のラインL1から0.1mmはみ出る。すなわち、天方向位置ずれ検出用レジスタマークMC1のラインL3が天方向に移動し、天方向基準レジスタマークMB1のラインL1の天方向側の縁からラインL3の幅H3の全てがはみ出る。これにより、対象範囲S1のシアンの色成分の面積率が75%となり、対象範囲S1の赤色画像の画素値の合計GFがGF=75となる。
この時、地方向位置ずれ検出用レジスタマークMC2のラインL3は、図3(c)の(ロ)に示すように、地方向基準レジスタマークMB2のラインL1の幅H1内で移動し、何れの方向にもその幅H3がはみ出ないので、対象範囲S2のシアンの色成分の面積率は50%のままとなる。このため、対象範囲S2の赤色画像の画素値の合計GBは、GB=50となり、変化しない。
このように、シアンが天方向にずれた場合、天方向位置ずれ検出用レジスタマークMC1が印刷された天方向基準レジスタマークMB1の対象範囲S1の赤色画像の画素値の合計GFが「50」から「75」の範囲で変化する。したがって、この対象範囲S1の赤色画像の画素値の合計GFの変化からブラックとシアンとの間の天方向の色間見当誤差量を求めることができる。
後述する実施の形態では、対象範囲S1の赤色画像の画素値の合計GFから位置ずれが生じていない時の「50」を差し引き、残りの「0」〜「25」の変化からブラックとシアンとの間の天方向の色間見当誤差量を求める。
また、後述する実施の形態において、位置ずれが生じていない時のGFの値は、天方向基準レジスタマークMB1および地方向基準レジスタマークMB2とは別にブラックの天地方向用基準レジスタマークMB12(図7参照)を印刷物100に独立して印刷するものとし、この天地方向用基準レジスタマークMB12から求めるようにする。
この例において、CCDカラーカメラを用いた印刷物の印刷品質を検査する装置の検出精度が2%である為、対象範囲S1のシアンの色成分の面積率の検出精度を2%とすれば、天方向の色間見当誤差量の測定精度は0.1/(25/2)=0.008mmとなる。このようにして、画素のサイズに関係なく、対象範囲S1の赤色画像の画素値の合計GFから、天方向の細かなズレ量の検出が可能となる。
〔地方向に0.05mmずれた場合〕
シアンが地方向に0.05mmずれると、地方向位置ずれ検出用レジスタマークMC2のラインL3は、図4(b)の(ロ)に示すように、地方向基準レジスタマークMB2のラインL1から0.05mmはみ出る。すなわち、地方向位置ずれ検出用レジスタマークMC2のラインL3が地方向に移動し、地方向基準レジスタマークMB2のラインL1の地方向側の縁からラインL3の幅H3が0.05mmはみ出る。これにより、対象範囲S2のシアンの色成分の面積率が62.5%となり、対象範囲S2の赤色画像の画素値の合計GBがGB=62.5となる。
この時、天方向位置ずれ検出用レジスタマークMC1のラインL3は、図4(b)の(イ)に示すように、天方向基準レジスタマークMB1のラインL1の幅H1内で地方向へ移動し、何れの方向にもその幅H3がはみ出ないので、対象範囲S1のシアンの色成分の面積率は50%のままとなる。このため、対象範囲S1の赤色画像の画素値の合計GFは、GF=50となり、変化しない。
〔地方向に0.1mmずれた場合〕
シアンが地方向に0.1mmずれると、地方向位置ずれ検出用レジスタマークMC2のラインL3は、図4(c)の(ロ)に示すように、地方向基準レジスタマークMB2のラインL1から0.1mmはみ出る。すなわち、地方向位置ずれ検出用レジスタマークMC2のラインL3が地方向に移動し、地方向基準レジスタマークMB2のラインL1の地方向側の縁からラインL3の幅H3の全てがはみ出る。これにより、対象範囲S2のシアンの色成分の面積率が75%となり、対象範囲S2の赤色画像の画素値の合計GBがGB=75となる。
この時、天方向位置ずれ検出用レジスタマークMC1のラインL3は、図4(c)の(イ)に示すように、天方向基準レジスタマークMB1のラインL1の幅H1内で移動し、何れの方向にもその幅H3がはみ出ないので、対象範囲S1のシアンの色成分の面積率は50%のままとなる。このため、対象範囲S1の赤色画像の画素値の合計GFは、GF=50となり、変化しない。
このように、シアンが地方向にずれた場合、地方向位置ずれ検出用レジスタマークMC2が印刷された地方向基準レジスタマークMB2の対象範囲S2の赤色画像の画素値の合計GBが「50」から「75」の範囲で変化する。したがって、この対象範囲S2の赤色画像の画素値の合計GBの変化からブラックとシアンとの間の地方向の色間見当誤差量を求めることができる。
後述する実施の形態では、対象範囲S2の赤色画像の画素値の合計GBから位置ずれが生じていない時の「50」を差し引き、残りの「0」〜「25」の変化からブラックとシアンとの間の地方向の色間見当誤差量を求める。
また、後述する実施の形態において、位置ずれが生じていない時のGBの値は、天方向基準レジスタマークMB1および地方向基準レジスタマークMB2とは別にブラックの天地方向用基準レジスタマークMB12(図7参照)を印刷物100に独立して印刷するものとし、この天地方向用基準レジスタマークM12から求めるようにする。
この例において、CCDカラーカメラを用いた印刷物の印刷品質を検査する装置の検出精度が2%である為、対象範囲S2のシアンの色成分の面積率の検出精度を2%とすれば、地方向の色間見当誤差量の測定精度は0.1/(25/2)=0.008mmとなる。このようにして、画素のサイズに関係なく、対象範囲S2の赤色画像の画素値の合計GBから、地方向の細かなズレ量の検出が可能となる。
〔左右方向への位置ずれの検出〕
〔左右方向への位置ずれがない場合〕
左右方向への位置ずれがない場合、左方向位置ずれ検出用レジスタマークMC3は、図5(a)の(イ)に示すように、左方向基準レジスタマークMB3のラインL1の左方向側の縁にそのラインL3の左方向側の縁が重なるように、すなわちラインL1に対してラインL3を左寄せした状態で、左方向基準レジスタマークMB3に重ねて印刷される。右方向位置ずれ検出用レジスタマークMC4は、図5(a)の(ロ)に示すように、右方向基準レジスタマークMB4のラインL1の右方向側の縁にそのラインL3の右方向側の縁が重なるように、すなわちラインL1に対してラインL3を右寄せした状態で、右方向基準レジスタマークMB4に重ねて印刷される。
ここで、左方向位置ずれ検出用レジスタマークMC3が重ねて印刷された左方向基準レジスタマークMB3を、この左方向基準レジスタマークMB3のラインL1および空白部L2を含む所定の範囲S3を対象範囲として、CCDカラーカメラで撮像する。同様に、右方向位置ずれ検出用レジスタマークMC4が重ねて印刷された右方向基準レジスタマークMB4を、この右方向基準レジスタマークMB4のラインL1および空白部L2を含む所定の範囲S4を対象範囲として、CCDカラーカメラで撮像する。
この例では、図5(a)の(イ),(ロ)に示すように、ラインL1と空白部L2との組合せを3つ含む正方形の領域を対象範囲S3,S4として定め、この対象範囲S3,S4をCCDカラーカメラの9画素で捉えるものとする。なお、実際には、CCDカラーカメラの画素サイズは1mm×1mm程度であるが、この例では説明を分かり易くするために、0.4mm×0.4mmとしている。
この場合、左方向位置ずれ検出用レジスタマークMC3が印刷された左方向基準レジスタマークMB3の対象範囲S3のシアンの色成分の面積率は50%となり、CCDカラーカメラから得られる対象範囲S3の赤色画像の画素値の合計GLは、その最大値を100とした場合、GL=50となる。同様に、右方向位置ずれ検出用レジスタマークMC4が印刷された右方向基準レジスタマークMB4の対象範囲S4のシアンの色成分の面積率も50%となり、CCDカラーカメラから得られる対象範囲S4の赤色画像の画素値の合計GRは、その最大値を100とした場合、GR=50となる。
〔左方向に0.05mmずれた場合〕
シアンが左方向に0.05mmずれると、左方向位置ずれ検出用レジスタマークMC3のラインL3は、図5(b)の(イ)に示すように、左方向基準レジスタマークMB3のラインL1から0.05mmはみ出る。すなわち、左方向位置ずれ検出用レジスタマークMC3のラインL3が左方向に移動し、左方向基準レジスタマークMB3のラインL1の左方向側の縁からラインL3の幅H3が0.05mmはみ出る。これにより、対象範囲S3のシアンの色成分の面積率が62.5%となり、対象範囲S3の赤色画像の画素値の合計GLがGL=62.5となる。
この時、右方向位置ずれ検出用レジスタマークMC4のラインL3は、図5(b)の(ロ)に示すように、右方向基準レジスタマークMB4のラインL1の幅H1内で左方向へ移動し、何れの方向にもその幅H3がはみ出ないので、対象範囲S4のシアンの色成分の面積率は50%のままとなる。このため、対象範囲S4の赤色画像の画素値の合計GRは、GR=50となり、変化しない。
〔左方向に0.1mmずれた場合〕
シアンが左方向に0.1mmずれると、左方向位置ずれ検出用レジスタマークMC3のラインL3は、図5(c)の(イ)に示すように、左方向基準レジスタマークMB3のラインL1から0.1mmはみ出る。すなわち、左方向位置ずれ検出用レジスタマークMC3のラインL3が左方向に移動し、左方向基準レジスタマークMB3のラインL1の左方向側の縁からラインL3の幅H3の全てがはみ出る。これにより、対象範囲S3のシアンの色成分の面積率が75%となり、対象範囲S3の赤色画像の画素値の合計GLがGL=75となる。
この時、右方向位置ずれ検出用レジスタマークMC4のラインL3は、図5(c)の(ロ)に示すように、右方向基準レジスタマークMB4のラインL1の幅H1内で移動し、何れの方向にもその幅H3がはみ出ないので、対象範囲S4のシアンの色成分の面積率は50%のままとなる。このため、対象範囲S4の赤色画像の画素値の合計GRは、GR=50となり、変化しない。
このように、シアンが左方向にずれた場合、左方向位置ずれ検出用レジスタマークMC3が印刷された左方向基準レジスタマークMB3の対象範囲S3の赤色画像の画素値の合計GLが「50」から「75」の範囲で変化する。したがって、この対象範囲S3の赤色画像の画素値の合計GLの変化からブラックとシアンとの間の左方向の色間見当誤差量を求めることができる。
後述する実施の形態では、対象範囲S3の赤色画像の画素値の合計GLから位置ずれが生じていない時の「50」を差し引き、残りの「0」〜「25」の変化からブラックとシアンとの間の左方向の色間見当誤差量を求める。
また、後述する実施の形態において、位置ずれが生じていない時のGLの値は、左方向基準レジスタマークMB3および右方向基準レジスタマークMB4とは別にブラックの左右方向用基準レジスタマークMB34(図7参照)を印刷物100に独立して印刷するものとし、この左右方向用基準レジスタマークMB34から求めるようにする。
この例において、CCDカラーカメラを用いた印刷物の印刷品質を検査する装置の検出精度が2%である為、対象範囲S3のシアンの色成分の面積率の検出精度を2%とすれば、左方向の色間見当誤差量の測定精度は0.1/(25/2)=0.008mmとなる。このようにして、画素のサイズに関係なく、対象範囲S3の赤色画像の画素値の合計GLから、左方向の細かなズレ量の検出が可能となる。
〔右方向に0.05mmずれた場合〕
シアンが右方向に0.05mmずれると、右方向位置ずれ検出用レジスタマークMC4のラインL3は、図6(b)の(ロ)に示すように、右方向基準レジスタマークMB4のラインL1から0.05mmはみ出る。すなわち、右方向位置ずれ検出用レジスタマークMC4のラインL3が右方向に移動し、右方向基準レジスタマークMB4のラインL1の右方向側の縁からラインL3の幅H3が0.05mmはみ出る。これにより、対象範囲S4のシアンの色成分の面積率が62.5%となり、対象範囲S4の赤色画像の画素値の合計GRがGR=62.5となる。
この時、左方向位置ずれ検出用レジスタマークMC3のラインL3は、図6(b)の(イ)に示すように、左方向基準レジスタマークMB3のラインL1の幅H1内で右方向へ移動し、何れの方向にもその幅H3がはみ出ないので、対象範囲S3のシアンの色成分の面積率は50%のままとなる。このため、対象範囲S3の赤色画像の画素値の合計GLは、GL=50となり、変化しない。
〔右方向に0.1mmずれた場合〕
シアンが右方向に0.1mmずれると、右方向位置ずれ検出用レジスタマークMC4のラインL3は、図6(c)の(ロ)に示すように、右方向基準レジスタマークMB4のラインL1から0.1mmはみ出る。すなわち、右方向位置ずれ検出用レジスタマークMC4のラインL3が右方向に移動し、右方向基準レジスタマークMB4のラインL1の右方向側の縁からラインL3の幅H3の全てがはみ出る。これにより、対象範囲S4のシアンの色成分の面積率が75%となり、対象範囲S4の赤色画像の画素値の合計GRがGR=75となる。
この時、左方向位置ずれ検出用レジスタマークMC3のラインL3は、図6(c)の(イ)に示すように、左方向基準レジスタマークMB3のラインL1の幅H1内で移動し、何れの方向にもその幅H3がはみ出ないので、対象範囲S3のシアンの色成分の面積率は50%のままとなる。このため、対象範囲S3の赤色画像の画素値の合計GLは、GL=50となり、変化しない。
このように、シアンが右方向にずれた場合、右方向位置ずれ検出用レジスタマークMC4が印刷された右方向基準レジスタマークMB4の対象範囲S4の赤色画像の画素値の合計GRが「50」から「75」の範囲で変化する。したがって、この対象範囲S4の赤色画像の画素値の合計GRの変化からブラックとシアンとの間の右方向の色間見当誤差量を求めることができる。
後述する実施の形態では、対象範囲S4の赤色画像の画素値の合計GRから位置ずれが生じていない時の「50」を差し引き、残りの「0」〜「25」の変化からブラックとシアンとの間の右方向の色間見当誤差量を求める。
また、後述する実施の形態において、位置ずれが生じていない時のGRの値は、左方向基準レジスタマークMB3および右方向基準レジスタマークMB4とは別にブラックの左右方向用基準レジスタマークMB34(図7参照)を印刷物100に独立して印刷するものとし、この左右方向用基準レジスタマークMB34から求めるようにする。
この例において、CCDカラーカメラを用いた印刷物の印刷品質を検査する装置の検出精度が2%である為、対象範囲S4のシアンの色成分の面積率の検出精度を2%とすれば、右方向の色間見当誤差量の測定精度は0.1/(25/2)=0.008mmとなる。このようにして、画素のサイズに関係なく、対象範囲S4の赤色画像の画素値の合計GRから、右方向の細かなズレ量の検出が可能となる。
なお、上述した例では、天方向基準レジスタマークMB1のラインL1の長さと天方向位置ずれ検出用レジスタマークMC1のラインL3の長さと同じとしたが、天方向位置ずれ検出用レジスタマークMC1のラインL3を天方向基準レジスタマークMB1のラインL1の長さよりも短くしたり、天方向位置ずれ検出用レジスタマークMC1のラインL3を天方向基準レジスタマークMB1のラインL1の長さよりも長くしたりしてもよい。また、天方向基準レジスタマークMB1のラインL1と天方向位置ずれ検出用レジスタマークMC1のラインL3の長さを同じとしたままで、左右方向にずらした位置に印刷するようにしてもよい。また、天方向位置ずれ検出用レジスタマークMC1の幅H3の色面部をライン(直線)ではなく、円形としたりするなど、その色面部の形状を変えるようにしてもよい。地方向基準レジスタマークMB2と地方向位置ずれ検出用レジスタマークMC2との関係、左方向基準レジスタマークMB3と左方向位置ずれ検出用レジスタマークMC3との関係、右方向基準レジスタマークMB4と右方向位置ずれ検出用レジスタマークMC3との関係についても、天方向基準レジスタマークMB1と天方向位置ずれ検出用レジスタマークMC1との関係と同様、種々の形態が考えられる。
また、上述した例では、天方向基準レジスタマークMB1のラインL1の天方向側の縁を目標位置とし、このラインL1の天方向側の縁に天方向位置ずれ検出用レジスタマークMC1のラインL3の天方向側の縁が重なるように印刷するものとしたが、必ずしも縁と縁とが重なる位置を目標位置としなくてもよい。例えば、天地方向位置ずれ検出用レジスタマークMC1が天方向基準レジスタマークMB1から0.05mmはみ出した位置を目標位置としてもよい。縁と縁とが重なる位置を目標位置とすることにより、天方向基準レジスタマークMB1のラインL1の天方向側の縁を基点として、ブラックとシアンとの間の天方向の位置ずれをより正確かつ広範囲に測定することができる。地方向基準レジスタマークMB1と地方向位置ずれ検出用レジスタマークMC1との関係、左方向基準レジスタマークMB3と左方向位置ずれ検出用レジスタマークMC3との関係、右方向基準レジスタマークMB4と右方向位置ずれ検出用レジスタマークMC3との関係についても、同様のことが言える。
また、上述した例では、ラインL1の幅H1および空白部L2の幅H2を0.2mm、ラインL3の幅H3を0.1mmとしたが、この値に限られるものでもない。理論的には、検出したい精度によりレジスタマーク(基準レジスタマーク、位置ずれ検出用のレジスタマーク)上の線の太さ、その間隔を設定すれば、印刷限界の精度まで検出は可能である。しかし、細かい位置ずれを検出するレジスタマークは逆に大きな位置ずれは検出できなくなることや、版上での線の再現精度による影響も受ける。そのため、ターゲット精度により複数のレジスタマークによるセットが必要となる。CCDカラーカメラを用いた印刷物の印刷品質を検査する装置の検出精度が2%である為、測定精度繰り返し精度を2%とすると、ターゲット精度によりレジスタマーク内の線分太さは図8に示すようになる。
また、上述した例では、ブラックとシアンとの間の色間見当誤差量を求める場合について説明したが、同様にしてブラックとマゼンタとの色間見当誤差量、ブラックとイエローとの間の色間見当誤差量を求めることができる。CCDカラーカメラの場合、RGBの3つの画像信号があるため、基本的には各色の補色に相当する信号のデータ(シアンはR画像信号のデータ、マゼンタはG画像信号のデータ、イエローはB画像信号のデータ)を使用するのが妥当な組合せであるが、色として多種多様な特色インキなどの場合は、最もレンジが広く取れるチャンネルのデータを使用するなどし、RGBのデータをその色の特性に合わせて加工(加算・減算等)して、処理にあてることも可能である。
また、上述した例では、CCDカラーカメラを用い、対象範囲S(S1,S2,S3,S4)の赤色画像の画素値G(GF,GB,GL,GR)の合計からブラックとシアンとの間の色間見当誤差量を求めるようにしたが、分光計や濃度計を用い、対象範囲S(S1,S2,S3,S4)のシアンの濃度値D(DF,DB,DL,DR)からブラックとシアンとの間の色間見当誤差量を求めるようにしてもよい。この場合も、同様にして、ブラックとマゼンタとの間の色間見当誤差量、ブラックとイエローとの間の色間見当誤差量を求めることができる。後述する実施の形態1では、CCDカラーカメラを用い、対象範囲SのR,G,Bの各画像の画素値の合計からブラックと各色との間の色間見当誤差量を求める。後述する実施の形態2では、分光計を用い、対象範囲Sのシアン(C),マゼンタ(M)、イエロー(Y)の各色の濃度値からブラックと各色との間の色間見当誤差量を求める。
また、本発明の方式は、従来の版見当装置が比較的ピンポイントで測定していたのに対し、画像全面を撮像するカメラのデータを用いて、任意の位置にあるレジスタマークを読み取ることができる点に特徴がある。これにより、定期的なサンプリングではなく、定常状態における印刷物全数に亘ってデータ取得可能なことから、突発的な不良かその前後数枚に関しての傾向を分析することにより、統計的に処理を行い、適正なる見当調整が可能となる。
さらに、従来のレジスタマークでは、各色のレジスタマークが重ならないことで、色分離の問題を解決していたが、これらの方式では各色のレジスタマークがそれぞれ離れた位置にあるため、どの色がどちらの方向にずれているのか目視では分かりにくい。これに対して、本発明の方式では、センサによる読みと実際のレジスタマークの動きとの関係が目視でも簡単に確認できるため、絵柄との直接的な対比がつけ易い。
また、本発明の方式によって印刷物の色間の見当誤差量を求めることによって、見当ずれによる各色の自動コントロールが可能となり、多色印刷機の印刷中の見当ずれによる損紙の量を飛躍的に低減させることが可能となる。
また、通常作業では、ノウハウが必要であり、調整の難しい見当のコントロールを自動化することにより、印刷オペレータのキャリアに関係なく、人為的なミスを低減することで、印刷物の本刷りまでの作業を自動化、標準化することが可能になる。
また、本発明の方式を用いれば、検査装置として判定した場合に、見当不良によるエラーであることを把握することができるので、不良現象の自動的な分類に繋げることが可能となる。また、最良状態における画像をマスタとして記憶しておき、そのデータと版替え後の初刷りのデータとを比較し、補正量に応じて版見当リモコンにフィードバックすることで、初刷りの見当合わせに要する時間を短縮することも可能となる。
また、本発明は、原理的には、エリアカメラを用いて定期的に抜き取った印刷サンプルを撮像した場合でも、同様の原理で適用可能である。また、本発明は、オフセット枚葉印刷機、巻紙式オフセット輪転印刷機のみならず、各色の印刷ユニットにそれぞれの色用の版を装着する方式の印刷機全てに適用可能である。
〔実施の形態1〕
図9は前述した検出原理を利用した印刷物の色間見当誤差量検出装置の一実施の形態(実施の形態1)を示すブロック図である。
この印刷物の色間見当誤差量検出装置は、CPU1、RAM2、ROM3、見当合わせスイッチ4、基準画像データ読込スイッチ5、検査スタートスイッチ6、リセットスイッチ7、入力装置8、表示器9、出力装置10、CCDカメラ11、印刷機用ロータリエンコーダ12、A/D変換器13、版見当調整装置14、メモリ15および入出力インタフェース(I/O)16〜18を備えている。
この印刷物の色間見当誤差量検出装置では、CCDカメラ11を使用し、前述した検出原理で説明した対象範囲Sの赤(R),緑(G),青(B)の各画像の画素値の合計からブラックと各色との間の色間見当誤差量を求める。
図10に版見当調整装置14の構成を示す。版見当調整装置14は、ブラック印刷ユニット用の版見当調整部14Bと、シアン印刷ユニット用の版見当調整部14Cと、マゼンタ印刷ユニット用の版見当調整部14Mと、イエロー印刷ユニット用の版見当調整部14Yとを備えている。
ブラック印刷ユニット用の版見当調整部14Bは、ブラック印刷ユニット用左右方向見当調整モータBM1と、ブラック印刷ユニット用天地方向見当調整モータBM2と、ブラック印刷ユニット用左右方向見当調整モータドライバBMD1と、ブラック印刷ユニット用天地方向見当調整モータドライバBMD2と、ブラック印刷ユニット用左右方向見当調整モータ用ポテンショメータBPT1と、ブラック印刷ユニット用天地方向見当調整モータ用ポテンショメータBPT2と、A/D変換器BAD1,BDA2と、入出力インタフェースBIF1,BIF2とを備えている。
シアン印刷ユニット用の版見当調整部14Cは、シアン印刷ユニット用左右方向見当調整モータCM1と、シアン印刷ユニット用天地方向見当調整モータCM2と、シアン印刷ユニット用左右方向見当調整モータドライバCMD1と、シアン印刷ユニット用天地方向見当調整モータドライバCMD2と、シアン印刷ユニット用左右方向見当調整モータ用ポテンショメータCPT1と、シアン印刷ユニット用天地方向見当調整モータ用ポテンショメータCPT2と、A/D変換器CAD1,CAD2と、入出力インタフェースCIF1,CIF2とを備えている。
マゼンタ印刷ユニット用の版見当調整部14Mは、マゼンタ印刷ユニット用左右方向見当調整モータMM1と、マゼンタ印刷ユニット用天地方向見当調整モータMM2と、マゼンタ印刷ユニット用左右方向見当調整モータドライバMMD1と、マゼンタ印刷ユニット用天地方向見当調整モータドライバMMD2と、マゼンタ印刷ユニット用左右方向見当調整モータ用ポテンショメータMPT1と、マゼンタ印刷ユニット用天地方向見当調整モータ用ポテンショメータMPT2と、A/D変換器MAD1,MAD2と、入出力インタフェースMIF1,MIF2とを備えている。
イエロー印刷ユニット用の版見当調整部14Yは、イエロー印刷ユニット用左右方向見当調整モータYM1と、イエロー印刷ユニット用天地方向見当調整モータYM2と、イエロー印刷ユニット用左右方向見当調整モータドライバYMD1と、イエロー印刷ユニット用天地方向見当調整モータドライバYMD2と、イエロー印刷ユニット用左右方向見当調整モータ用ポテンショメータYPT1と、イエロー印刷ユニット用天地方向見当調整モータ用ポテンショメータYPT2と、A/D変換器YAD1,YAD2と、入出力インタフェースYIF1,YIF2とを備えている。
図11〜図18にメモリ15の構成を分割して示す。メモリM15における各メモリの役割については後述する。なお、この印刷物の色間見当誤差量検出装置において、CCDカメラ11は前述した検出原理で説明したCCDカラーカメラに対応し、印刷物100に印刷された絵柄を印刷物100の流れに同期して天地方向の1ライン毎に撮像する。
CPU1は、入出力インタフェース16〜18を介して与えられる各種入力情報を得て、RAM2やメモリ15にアクセスしながら、ROM3に格納されたプログラムに従って動作し、基準色と基準色以外の各色との間の天地方向および左右方向の色間見当誤差量を求め、各色の印刷ユニットにおける版の見当位置を版見当調整装置14を介して調整する。印刷機用ロータリエンコーダ12は、不図示の版胴の1回転毎にゼロパルス信号を発生し、版胴が1回転する間の一定回転量毎にクロックパルス信号を発生する。
なお、本実施の形態では、入力装置8を介して、メモリM6にCCDカメラ11の赤(R)、緑(G)、青(B)の各画素数X(この例では、RGB各色ともに同一値)が設定され、メモリM7に印刷物1枚分の検出ライン数Yが設定されている。
また、メモリM17にブラックの天地方向用基準レジスタマークMB12(図7参照)のマーク位置(BCX,BCY)が、メモリM11にブラックの左右方向用基準レジスタマークMB34のマーク位置(BLX,BLY)が設定されている。
また、メモリM25にシアンの天方向位置ずれ検出用レジスタマークMC1(図3(a)の(イ)参照)のマーク位置(CFX,CFY)が、メモリM27にシアンの地方向位置ずれ検出用レジスタマークMC2(図3(a)の(ロ)参照)のマーク位置(CBX,CBY)が設定されている。
また、メモリM21にシアンの左方向位置ずれ検出用レジスタマークMC3(図5(a)の(イ)参照)のマーク位置(CLX,CLY)が、メモリM23にシアンの右方向位置ずれ検出用レジスタマークMC4(図5(a)の(ロ)参照)のマーク位置(CRX,CRY)が設定されている。
シアンと同様に、マゼンタの天方向位置ずれ検出用レジスタマークのマーク位置(MFX,MFY)がメモリM33に、マゼンタの地方向位置ずれ検出用レジスタマークのマーク位置(MBX,MBY)がメモリM35に、マゼンタの左方向位置ずれ検出用レジスタマークのマーク位置(MLX,MLY)がメモリM29に、マゼンタの右方向位置ずれ検出用レジスタマークのマーク位置(MRX,MRY)がメモリM31設定され、イエローの天方向位置ずれ検出用レジスタマークのマーク位置(YFX,YFY)がメモリM41に設定され、イエローの地方向位置ずれ検出用レジスタマークのマーク位置(YBX,YBY)がメモリM43に設定され、イエローの左方向位置ずれ検出用レジスタマークのマーク位置(YLX,YLY)がメモリM37に設定され、イエローの右方向位置ずれ検出用レジスタマークのマーク位置(YRX,YRY)がメモリM39に設定されている。
以下、天方向位置ずれ検出用レジスタマークを天方向用レジスタマーク、地方向位置ずれ検出用レジスタマークを地方向用レジスタマーク、左方向位置ずれ検出用レジスタマークを左方向用レジスタマーク、右方向位置ずれ検出用レジスタマークを右方向用レジスタマークと呼ぶ。
また、本実施の形態では、天方向基準レジスタマークMB1や地方向基準レジスタマークMB2,天地方向用基準レジスタマークMB12に対して定められる対象範囲S(S1,S2)を天地方向用レジスタマークの検出範囲とし(図7参照)、この検出範囲の左右方向の長さLW1がメモリM18に設定され、天地方向の長さLH1がメモリM19に設定されている。また、左方向基準レジスタマークMB3や右方向基準レジスタマークMB4,左右方向用基準レジスタマークMB34に対して定められる対象範囲S(S3,S4)を左右方向用レジスタマークの検出範囲とし(図7参照)、この検出範囲の左右方向の長さLW2がメモリM12に設定され、天地方向の長さLH2がメモリM13に設定されている。なお、この場合の長さLW1、LW2、LH1、LH2は、後述するカウント値N,Mに対応する値として設定される。
〔見当合わせ〕
〔被検査画像の取り込み〕
この色間見当誤差量検出装置において、印刷中、見当合わせスイッチ4がオンとされると(図19:ステップ101のYES)、CPU1は、印刷機用ロータリエンコーダ12の出力を読み取り(ステップ104)、印刷機用ロータリエンコーダ12がゼロパルス信号を発生した時点で(ステップ105のYES)、CCDカメラ11へ検出開始指令を送る(ステップ106)。そして、メモリM1のカウント値Mを1とし(ステップ107)、印刷機用ロータリエンコーダ12の出力を読込み(ステップ108)、印刷機用ロータリエンコーダ12がクロックパルス信号を発生した時点で(ステップ109のYES)、CCDカメラ11へ出力指令を送る(ステップ110)。そして、メモリM2のカウント値Nを1とする(図20:ステップ111)。
CCDカメラ11は、CPU1からの出力指令を受けて、撮像した印刷物(基準となる印刷物)のR画像の最初の1画素の画像データ(R画像データ)をA/D変換器13へ送る。CPU1は、A/D変換されたCCDカメラ11からのR画像データを受け取り(ステップ112のYES)、メモリM104のアドレス(N,M)の位置に格納する(ステップ113)。そして、カウント値Nを1アップし(ステップ114)、メモリM6に設定されているCCDカメラ11のRGBの各画素数Xを読み出し(ステップ115)、ステップ116のNOに応じてCCDカメラ11へ出力指令を送って(ステップ117)、ステップ112へ戻り、ステップ116においてカウント値NがXを超えるまで、同様動作を繰り返す。これにより、CCDカメラ11が撮像した印刷物の最初の1ラインの各画素のR画像データ(画素値)がメモリM104に格納される。
CPU1は、カウント値NがXを超えると(ステップ116のYES)、カウント値Nを1に戻し(ステップ118)、R画像の場合と同様にして、A/D変換されたCCDカメラ11からのG画像データを受け取り(ステップ119のYES)、メモリM105のアドレス(N,M)の位置に格納する(ステップ120)。そして、カウント値Nを1アップし(ステップ121)、CCDカメラ11のRGBの各画素数Xを読み出し(ステップ122)、ステップ123のNOに応じてCCDカメラ11へ出力指令を送って(ステップ124)、ステップ119へ戻り、ステップ123においてカウント値NがXを超えるまで、同様動作を繰り返す。これにより、CCDカメラ11が撮像した印刷物の最初の1ラインの各画素のG画像データ(画素値)がメモリM105に格納される。
CPU1は、カウント値NがXを超えると(ステップ123のYES)、カウント値Nを1に戻し(図21:ステップ125)、G画像の場合と同様にして、A/D変換されたCCDカメラ11からのB画像データを受け取り(ステップ126のYES)、メモリM106のアドレス(N,M)の位置に格納する(ステップ127)。そして、カウント値Nを1アップし(ステップ128)、CCDカメラ11のRGBの各画素数Xを読み出し(ステップ129)、ステップ130のNOに応じてCCDカメラ11へ出力指令を送って(ステップ131)、ステップ126へ戻り、ステップ130においてカウント値NがXを超えるまで、同様動作を繰り返す。これにより、CCDカメラ11が撮像した印刷物の最初の1ラインの各画素のB画像データ(画素値)がメモリM106に格納される。
CPU1は、カウントNがXを超えると(ステップ130のYES)、カウント値Mを1アップし(ステップ132)、メモリM7に設定されている印刷物1枚分の検出ライン数Yを読み出し(ステップ133)、ステップ134のNOに応じてステップ108(図19)へ戻り、カウント値MがYを超えるまで(ステップ134のYES)、同様動作を繰り返す。
これにより、図181に示すように、基準となる印刷物のR画像の基準画像データDR(1,1)〜DR(X,Y)がR基準画像としてメモリM104に格納され、基準となる印刷物のG画像の基準画像データDG(1,1)〜DG(X,Y)がG基準画像としてメモリM105に格納され、基準となる印刷物のB画像の基準画像データDB(1,1)〜DB(X,Y)がB基準画像としてメモリM106に格納される。
〔見当誤差量の算出〕
〔ブラックの左右方向用基準レジスタマークの各色の対象範囲の濃淡情報の取得〕
次に、CPU1は、メモリM8,M9,M10の値を0とし(図22:ステップ135)、カウント値Mを0(ステップ136)、カウント値Nを0とする(ステップ137)。そして、メモリM8の値を読み出し(ステップ138)、メモリM11からブラックの左右方向用基準レジスタマークMB34のマーク位置(BLX,BLY)を読み出し(ステップ139)、メモリM3のアドレス(BLX+N、BLY+M)の位置の画像データを読み出し(ステップ140)、この読み出したメモリM3のアドレス(BLX+N、BLY+M)の位置の画像データをステップ138で読み出したメモリM8の値に加算し、この加算した値をブラックの左右方向用基準レジスタマークのR値としてメモリM8に上書きする(ステップ141)。
また、メモリM9の値を読み出し(ステップ142)、メモリM4のアドレス(BLX+N、BLY+M)の位置の画像データを読み出し(ステップ143)、この読み出したメモリM4のアドレス(BLX+N、BLY+M)の位置の画像データをステップ142で読み出したメモリM9の値に加算し、この加算した値をブラックの左右方向用基準レジスタマークのG値としてメモリM9に上書きする(ステップ144)。
また、メモリM10の値を読み出し(ステップ145)、メモリM5のアドレス(BLX+N、BLY+M)の位置の画像データを読み出し(ステップ146)、この読み出したメモリM5のアドレス(BLX+N、BLY+M)の位置の画像データをステップ145で読み出したメモリM10の値に加算し、この加算した値をブラックの左右方向用基準レジスタマークのB値としてメモリM10に上書きする(ステップ147)。
そして、カウント値Nに1を加算し(ステップ148)、左右方向用レジスタマークの左右方向の検出範囲の長さLW2をメモリM12から読み出し(ステップ149)、ステップ150においてカウント値NがLW2を超えるまで、ステップ138〜150の処理を繰り返す。そして、カウント値NがLW2を超えれば(ステップ150のYES)、カウント値Mに1を加算し(ステップ151)、左右方向用レジスタマークの天地方向の検出範囲の長さLH2をメモリM13から読み出し(ステップ152)、ステップ153においてカウント値MがLH2を超えるまで、ステップ137〜153の処理を繰り返す。
これにより、ブラックの左右方向用基準レジスタマークMB34の対象範囲SのRGBの被検査画像の画素値が各色毎に合計され、R被検査画像の画素値の合計が対象範囲Sのシアンの色成分の濃淡情報としてメモリM8に格納され、G被検査画像の画素値の合計が対象範囲Sのマゼンタの色成分の濃淡情報としてメモリM9に格納され、B被検査画像の画素値の合計が対象範囲Sのイエローの色成分の濃淡情報としてメモリM10に格納される。
〔ブラックの天地方向用基準レジスタマークの各色の対象範囲の濃淡情報の取得〕
次に、CPU1は、メモリM14,M15,M16の値を0とし(図23:ステップ154)、カウント値Mを0(ステップ155)、カウント値Nを0とする(ステップ156)。そして、メモリM14の値を読み出し(ステップ157)、メモリM17からブラックの天地方向用基準レジスタマークMB12のマーク位置(BCX,BCY)を読み出し(ステップ158)、メモリM3のアドレス(BCX+N、BCY+M)の位置の画像データを読み出し(ステップ159)、この読み出したメモリM3のアドレス(BCX+N、BCY+M)の位置の画像データをステップ157で読み出したメモリM14の値に加算し、この加算した値をブラックの天地方向用基準レジスタマークのR値としてメモリM14に上書きする(ステップ160)。
また、メモリM15の値を読み出し(ステップ161)、メモリM4のアドレス(BCX+N、BCY+M)の位置の画像データを読み出し(ステップ162)、この読み出したメモリM4のアドレス(BCX+N、BCY+M)の位置の画像データをステップ161で読み出したメモリM15の値に加算し、この加算した値をブラックの天地方向用基準レジスタマークのG値としてメモリM15に上書きする(ステップ163)。
また、メモリM16の値を読み出し(ステップ164)、メモリM5のアドレス(BCX+N、BCY+M)の位置の画像データを読み出し(ステップ165)、この読み出したメモリM5のアドレス(BCX+N、BCY+M)の位置の画像データをステップ164で読み出したメモリM16の値に加算し、この加算した値をブラックの天地方向用基準レジスタマークのB値としてメモリM16に上書きする(ステップ166)。
そして、カウント値Nに1を加算し(ステップ167)、天地方向用レジスタマークの左右方向の検出範囲の長さLW1をメモリM18から読み出し(ステップ168)、ステップ169においてカウント値NがLW1を超えるまで、ステップ157〜169の処理を繰り返す。そして、カウント値NがLW1を超えれば(ステップ169のYES)、カウント値Mに1を加算し(ステップ170)、天地方向用レジスタマークの天地方向の検出範囲の長さLH1をメモリM19から読み出し(ステップ171)、ステップ172においてカウント値MがLH1を超えるまで、ステップ156〜172の処理を繰り返す。
これにより、ブラックの天地方向用基準レジスタマークMB12の対象範囲SのRGBの被検査画像の画素値が各色毎に合計され、R被検査画像の画素値の合計が対象範囲Sのシアンの色成分の濃淡情報としてメモリM14に格納され、G被検査画像の画素値の合計が対象範囲Sのマゼンタの色成分の濃淡情報としてメモリM15に格納され、B被検査画像の画素値の合計が対象範囲Sのイエローの色成分の濃淡情報としてメモリM16に格納される。
〔左方向基準レジスタマーク+シアンの左方向用レジスタマークの対象範囲のシアンの色成分の濃淡情報の取得〕
次に、CPU1は、メモリM20の値を0とし(図24:ステップ173)、カウント値Mを0(ステップ174)、カウント値Nを0とする(ステップ175)。そして、メモリM20の値を読み出し(ステップ176)、メモリM21からシアンの左方向用レジスタマークの位置(CLX,CLY)を読み出し(ステップ177)、メモリM3のアドレス(CLX+N、CLY+M)の位置の画像データを読み出し(ステップ178)、この読み出したメモリM3のアドレス(CLX+N、CLY+M)の位置の画像データをステップ176で読み出したメモリM20の値に加算し、この加算した値をシアンの左方向用レジスタマークのR値としてメモリM20に上書きする(ステップ179)。
そして、カウント値Nに1を加算し(ステップ180)、左右方向用レジスタマークの左右方向の検出範囲の長さLW2をメモリM12から読み出し(ステップ181)、ステップ182においてカウント値NがLW2を超えるまで、ステップ176〜182の処理を繰り返す。そして、カウント値NがLW2を超えれば(ステップ182のYES)、カウント値Mに1を加算し(ステップ183)、左右方向用レジスタマークの天地方向の検出範囲の長さLH2をメモリM13から読み出し(ステップ184)、ステップ185においてカウント値MがLH2を超えるまで、ステップ175〜185の処理を繰り返す。
これにより、シアンの左方向用レジスタマークMC3が重ねて印刷された左方向基準レジスタマークMB3の対象範囲SのR被検査画像の画素値が合計され、このR被検査画像の画素値の合計が対象範囲Sのシアンの色成分の濃淡情報としてメモリM20に格納される。
〔右方向基準レジスタマーク+シアンの右方向用レジスタマークの対象範囲のシアンの色成分の濃淡情報の取得〕
次に、CPU1は、メモリM22の値を0とし(図25:ステップ186)、カウント値Mを0(ステップ187)、カウント値Nを0とする(ステップ188)。そして、メモリM22の値を読み出し(ステップ189)、メモリM23からシアンの右方向用レジスタマークの位置(CRX,CRY)を読み出し(ステップ190)、メモリM3のアドレス(CRX+N、CRY+M)の位置の画像データを読み出し(ステップ191)、この読み出したメモリM3のアドレス(CRX+N、CRY+M)の位置の画像データをステップ189で読み出したメモリM22の値に加算し、この加算した値をシアンの右方向用レジスタマークのR値としてメモリM22に上書きする(ステップ192)。
そして、カウント値Nに1を加算し(ステップ193)、左右方向用レジスタマークの左右方向の検出範囲の長さLW2をメモリM12から読み出し(ステップ194)、ステップ195においてカウント値NがLW2を超えるまで、ステップ189〜195の処理を繰り返す。そして、カウント値NがLW2を超えれば(ステップ195のYES)、カウント値Mに1を加算し(ステップ196)、左右方向用レジスタマークの天地方向の検出範囲の長さLH2をメモリM13から読み出し(ステップ197)、ステップ198においてカウント値MがLH2を超えるまで、ステップ188〜198の処理を繰り返す。
これにより、シアンの右方向用レジスタマークMC4が重ねて印刷された右方向基準レジスタマークMB4の対象範囲SのR被検査画像の画素値が合計され、このR被検査画像の画素値の合計が対象範囲Sのシアンの色成分の濃淡情報としてメモリM22に格納される。
〔天方向基準レジスタマーク+シアンの天方向用レジスタマークの対象範囲のシアンの色成分の濃淡情報の取得〕
次に、CPU1は、メモリM24の値を0とし(図26:ステップ199)、カウント値Mを0(ステップ200)、カウント値Nを0とする(ステップ201)。そして、メモリM24の値を読み出し(ステップ202)、メモリM25からシアンの天方向用レジスタマークの位置(CFX,CFY)を読み出し(ステップ203)、メモリM3のアドレス(CFX+N、CFY+M)の位置の画像データを読み出し(ステップ204)、この読み出したメモリM3のアドレス(CFX+N、CFY+M)の位置の画像データをステップ202で読み出したメモリM24の値に加算し、この加算した値をシアンの天方向用レジスタマークのR値としてメモリM24に上書きする(ステップ205)。
そして、カウント値Nに1を加算し(ステップ206)、天地方向用レジスタマークの左右方向の検出範囲の長さLW1をメモリM18から読み出し(ステップ207)、ステップ208においてカウント値NがLW1を超えるまで、ステップ202〜208の処理を繰り返す。そして、カウント値NがLW1を超えれば(ステップ208のYES)、カウント値Mに1を加算し(ステップ209)、天地方向用レジスタマークの天地方向の検出範囲の長さLH1をメモリM19から読み出し(ステップ210)、ステップ211においてカウント値MがLH1を超えるまで、ステップ201〜211の処理を繰り返す。
これにより、シアンの天方向用レジスタマークMC1が重ねて印刷された天方向基準レジスタマークMB1の対象範囲SのR被検査画像の画素値が合計され、このR被検査画像の画素値の合計が対象範囲Sのシアンの色成分の濃淡情報としてメモリM24に格納される。
〔地方向基準レジスタマーク+シアンの地方向用レジスタマークの対象範囲のシアンの色成分の濃淡情報の取得〕
次に、CPU1は、メモリM26の値を0とし(図27:ステップ212)、カウント値Mを0(ステップ213)、カウント値Nを0とする(ステップ214)。そして、メモリM26の値を読み出し(ステップ215)、メモリM27からシアンの地方向用レジスタマークの位置(CBX,CBY)を読み出し(ステップ216)、メモリM3のアドレス(CBX+N、CBY+M)の位置の画像データを読み出し(ステップ217)、この読み出したメモリM3のアドレス(CBX+N、CBY+M)の位置の画像データをステップ215で読み出したメモリM26の値に加算し、この加算した値をシアンの地方向用レジスタマークのR値としてメモリM26に上書きする(ステップ218)。
そして、カウント値Nに1を加算し(ステップ219)、天地方向用レジスタマークの左右方向の検出範囲の長さLW1をメモリM18から読み出し(ステップ220)、ステップ221においてカウント値NがLW1を超えるまで、ステップ215〜221の処理を繰り返す。そして、カウント値NがLW1を超えれば(ステップ221のYES)、カウント値Mに1を加算し(ステップ222)、天地方向用レジスタマークの天地方向の検出範囲の長さLH1をメモリM19から読み出し(ステップ223)、ステップ224においてカウント値MがLH1を超えるまで、ステップ214〜224の処理を繰り返す。
これにより、シアンの地方向用レジスタマークMC2が重ねて印刷された地方向基準レジスタマークMB2の対象範囲SのR被検査画像の画素値が合計され、このR被検査画像の画素値の合計が対象範囲Sのシアンの色成分の濃淡情報としてメモリM26に格納される。
〔左方向基準レジスタマーク+マゼンタの左方向用レジスタマークの対象範囲のマゼンタの色成分の濃淡情報の取得〕
次に、CPU1は、図24に示したステップ173〜185に対応するステップ225〜237(図28)の処理を実行し、マゼンタの左方向用レジスタマーク(図示せず)が重ねて印刷された左方向基準レジスタマークMB3の対象範囲SのG被検査画像の画素値を合計し、このG被検査画像の画素値の合計を対象範囲Sのマゼンタの色成分の濃淡情報としてメモリM28に格納する。
〔右方向基準レジスタマーク+マゼンタの右方向用レジスタマークの対象範囲のマゼンタの色成分の濃淡情報の取得〕
また、図25に示したステップ186〜198に対応するステップ238〜250(図29)の処理を実行し、マゼンタの右方向用レジスタマーク(図示せず)が重ねて印刷された右方向基準レジスタマークMB4の対象範囲SのG被検査画像の画素値を合計し、このG被検査画像の画素値の合計を対象範囲Sのマゼンタの色成分の濃淡情報としてメモリM30に格納する。
〔天方向基準レジスタマーク+マゼンタの天方向用レジスタマークの対象範囲のマゼンタの色成分の濃淡情報の取得〕
また、図26に示したステップ199〜211に対応するステップ251〜263(図30)の処理を実行し、マゼンタの天方向用レジスタマーク(図示せず)が重ねて印刷された天方向基準レジスタマークMB1の対象範囲SのG被検査画像の画素値を合計し、このG被検査画像の画素値の合計を対象範囲Sのマゼンタの色成分の濃淡情報としてメモリM32に格納する。
〔地方向基準レジスタマーク+マゼンタの地方向用レジスタマークの対象範囲のマゼンタの色成分の濃淡情報の取得〕
また、図27に示したステップ212〜224に対応するステップ264〜276(図31)の処理を実行し、マゼンタの地方向用レジスタマーク(図示せず)が重ねて印刷された地方向基準レジスタマークMB2の対象範囲SのG被検査画像の画素値を合計し、このG被検査画像の画素値の合計を対象範囲Sのマゼンタの色成分の濃淡情報としてメモリM34に格納する。
〔左方向基準レジスタマーク+イエローの左方向用レジスタマークの対象範囲のイエローの色成分の濃淡情報の取得〕
次に、CPU1は、図24に示したステップ173〜185に対応するステップ277〜289(図32)の処理を実行し、イエローの左方向用レジスタマーク(図示せず)が重ねて印刷された左方向基準レジスタマークMB3の対象範囲SのB被検査画像の画素値を合計し、このB被検査画像の画素値の合計を対象範囲Sのイエローの色成分の濃淡情報としてメモリM36に格納する。
〔右方向基準レジスタマーク+イエローの右方向用レジスタマークの対象範囲のイエローの色成分の濃淡情報の取得〕
また、図25に示したステップ186〜198に対応するステップ290〜302(図33)の処理を実行し、イエローの右方向用レジスタマーク(図示せず)が重ねて印刷された右方向基準レジスタマークMB4の対象範囲SのB被検査画像の画素値を合計し、このB被検査画像の画素値の合計を対象範囲Sのイエローの色成分の濃淡情報としてメモリM38に格納する。
〔天方向基準レジスタマーク+イエローの天方向用レジスタマークの対象範囲のイエローの色成分の濃淡情報の取得〕
また、図26に示したステップ199〜211に対応するステップ303〜315(図34)の処理を実行し、イエローの天方向用レジスタマーク(図示せず)が重ねて印刷された天方向基準レジスタマークMB1の対象範囲SのB被検査画像の画素値を合計し、このB被検査画像の画素値の合計を対象範囲Sのイエローの色成分の濃淡情報としてメモリM40に格納する。
〔地方向基準レジスタマーク+イエローの地方向用レジスタマークの対象範囲のイエローの色成分の濃淡情報の取得〕
また、図27に示したステップ212〜224に対応するステップ316〜328(図35)の処理を実行し、イエローの地方向用レジスタマーク(図示せず)が重ねて印刷された地方向基準レジスタマークMB2の対象範囲SのB被検査画像の画素値を合計し、このB被検査画像の画素値の合計を対象範囲Sのイエローの色成分の濃淡情報としてメモリM42に格納する。
〔見当誤差量の算出〕
〔シアンの左右方向の見当誤差量の算出〕
次に、CPU1は、シアンの左方向用レジスタマークMC3が重ねて印刷された左方向基準レジスタマークMB3の対象範囲SのR被検査画像の画素値の合計(シアンの左方向用レジスタマークのR値)をメモリM20から読み出し(図36:ステップ329)、ブラックの左右方向用基準レジスタマークMB34の対象範囲SのR被検査画像の画素値の合計(ブラックの左右方向用基準レジスタマークのR値)をメモリM8から読み出し(ステップ330)、メモリM20から読み出した値からメモリM8から読み出した値を差し引いてシアンの左方向用レジスタマークのR値の差を求め、このR値の差をメモリM44に格納する(ステップ331)。
そして、メモリM45から許容値を読み出し(ステップ332)、ステップ331で求めたシアンの左方向用レジスタマークのR値の差と比較する(ステップ333)。ここで、シアンの左方向用レジスタマークのR値の差が許容値を超えていれば(ステップ333のYES)、メモリM46からシアンの左右方向用レジスタマークのR値の差−シアン印刷ユニットの左右方向見当誤差量変換テーブルを読み出し(ステップ334)、この読み出したテーブルからその時のシアンの左方向用レジスタマークのR値の差に応ずる左右方向見当誤差量を求め、これをシアン印刷ユニットの左方向見当誤差量としてメモリM47に格納する(ステップ335)。
次に、CPU1は、シアンの右方向用レジスタマークMC4が重ねて印刷された右方向基準レジスタマークMB4の対象範囲SのR被検査画像の画素値の合計(シアンの右方向用レジスタマークのR値)をメモリM22から読み出し(ステップ336)、ブラックの左右方向用基準レジスタマークMB34の対象範囲SのR被検査画像の画素値の合計(ブラックの左右方向用基準レジスタマークのR値)をメモリM8から読み出し(ステップ337)、メモリM22から読み出した値からメモリM9から読み出した値を差し引いてシアンの右方向用レジスタマークのR値の差を求め、このR値の差をメモリM48に記憶する(ステップ338)。
そして、メモリM45から許容値を読み出し(ステップ339)、ステップ338で求めたシアンの右方向用レジスタマークのR値の差と比較する(ステップ340)。ここで、シアンの右方向用レジスタマークのR値の差が許容値を超えていれば(ステップ340のYES)、メモリM46からシアンの左右方向用レジスタマークのR値の差−シアン印刷ユニットの左右方向見当誤差量変換テーブルを読み出し(ステップ341)、この読み出したテーブルからその時のシアンの右方向用レジスタマークのR値の差に応ずる左右方向見当誤差量を求め、これをシアン印刷ユニットの右方向見当誤差量としてメモリM49に格納する(ステップ342)。
〔シアンの天地方向の見当誤差量の算出〕
次に、CPU1は、シアンの天方向用レジスタマークMC1が重ねて印刷された天方向基準レジスタマークMB1の対象範囲SのR被検査画像の画素値の合計(シアンの天方向用レジスタマークのR値)をメモリM24から読み出し(図36:ステップ343)、ブラックの天地方向用基準レジスタマークMB12の対象範囲SのR被検査画像の画素値の合計(ブラックの天地方向用基準レジスタマークのR値)をメモリM14から読み出し(ステップ344)、メモリM24から読み出した値からメモリM14から読み出した値を差し引いてシアンの天方向用レジスタマークのR値の差を求め、このR値の差をメモリM50に記憶する(ステップ345)。
そして、メモリM51から許容値を読み出し(ステップ346)、ステップ345で求めたシアンの天方向用レジスタマークのR値の差と比較する(ステップ347)。ここで、シアンの天方向用レジスタマークのR値の差が許容値を超えていれば(ステップ347のYES)、メモリM52からシアンの天地方向用レジスタマークのR値の差−シアン印刷ユニットの天地方向見当誤差量変換テーブルを読み出し(ステップ348)、この読み出したテーブルからその時のシアンの天方向用レジスタマークのR値の差に応ずる天地方向見当誤差量を求め、これをシアン印刷ユニットの天方向見当誤差量としてメモリM53に格納する(ステップ349)。
次に、CPU1は、シアンの地方向用レジスタマークMC2が重ねて印刷された地方向基準レジスタマークMB2の対象範囲SのR被検査画像の画素値の合計(シアンの地方向用レジスタマークのR値)をメモリM26から読み出し(ステップ350)、ブラックの天地方向用基準レジスタマークMB12の対象範囲SのR被検査画像の画素値の合計(ブラックの天地方向用基準レジスタマークのR値)をメモリM14から読み出し(ステップ351)、メモリM26から読み出した値からメモリM14から読み出した値を差し引いてシアンの地方向用レジスタマークのR値の差を求め、このR値の差をメモリM54に記憶する(ステップ352)。
そして、メモリM51から許容値を読み出し(ステップ353)、ステップ352で求めたシアンの地方向用レジスタマークのR値の差と比較する(ステップ354)。ここで、シアンの地方向用レジスタマークのR値の差が許容値を超えていれば(ステップ354のYES)、メモリM52からシアンの天地方向用レジスタマークのR値の差−シアン印刷ユニットの天地方向見当誤差量変換テーブルを読み出し(ステップ355)、この読み出したテーブルからその時のシアンの地方向用レジスタマークのR値の差に応ずる天地方向見当誤差量を求め、これをシアン印刷ユニットの地方向見当誤差量としてメモリM55に格納する(ステップ356)。
〔マゼンタの左右方向の見当誤差量の算出〕
また、CPU1は、図36に示したステップ329〜342に対応するステップ357〜370(図38)の処理を実行し、マゼンタの左方向用レジスタマークのG値の差に応ずる左方向見当誤差量を求めてメモリM59に格納し、マゼンタの右方向用レジスタマークのG値の差に応ずる右方向見当誤差量を求めてメモリM61に格納する。
〔マゼンタの天地方向の見当誤差量の算出〕
また、CPU1は、図37に示したステップ343〜356に対応するステップ371〜384(図39)の処理を実行し、マゼンタの天方向用レジスタマークのG値の差に応ずる天方向見当誤差量を求めてメモリM65に格納し、マゼンタの地方向用レジスタマークのG値の差に応ずる地方向見当誤差量を求めてメモリM67に格納する。
〔イエローの左右方向の見当誤差量の算出〕
また、CPU1は、図36に示したステップ329〜342に対応するステップ385〜398(図40)の処理を実行し、イエローの左方向用レジスタマークのB値の差に応ずる左方向見当誤差量を求めてメモリM71に格納し、イエローの右方向用レジスタマークのB値の差に応ずる右方向見当誤差量を求めてメモリM73に格納する。
〔イエローの天地方向の見当誤差量の算出〕
また、CPU1は、図37に示したステップ343〜356に対応するステップ399〜412(図41)の処理を実行し、イエローの天方向用レジスタマークのB値の差に応ずる天方向見当誤差量を求めてメモリM77に格納し、イエローの地方向用レジスタマークのB値の差に応ずる地方向見当誤差量を求めてメモリM79に格納する。
〔見当位置の調整〕
次に、CPU1は、以上のようにして求めた見当誤差量に基づいて、シアン印刷ユニット、マゼンタ印刷ユニット、イエロー印刷ユニットにおける左右方向および天地方向の版の見当位置を調整する。この見当位置の調整は次のようにして行う。
CPU1は、先ず、メモリM47からシアン印刷ユニットの左方向見当誤差量を読み出し(図42:ステップ413)、シアン印刷ユニットの左方向見当誤差量が>0であれば(ステップ414のYES)、メモリM49からシアン印刷ユニットの右方向見当誤差量を読み出す(ステップ415)。
ここで、シアン印刷ユニットの右方向見当誤差量が>0であった場合には(ステップ416のYES)、表示器9に「検出エラー」を表示し(ステップ427)、処理を中断する。この場合、リセットスイッチ7がオンとされれば(ステップ428のYES)、ステップ101(図19)へ戻る。
〔シアン印刷ユニットの左方向の見当位置の調整〕
シアン印刷ユニットの右方向見当誤差量が>0でなければ(ステップ416のNO)、すなわちシアン印刷ユニットの左右方向の見当誤差量のうち左方向見当誤差量のみが>0であった場合には、シアン印刷ユニットの版見当調整部14CにおけるA/D変換器CAD1の出力を読み取り(ステップ417)、その出力よりシアン印刷ユニット用左右方向見当調整モータCM1の現在位置を求める(ステップ418)。そして、メモリM47よりシアン印刷ユニットの左方向見当誤差量を読み出し(ステップ419)、シアン印刷ユニット用左右方向見当調整モータCM1の現在位置にシアン印刷ユニットの左方向見当誤差量を加算し、目標とするシアン印刷ユニット用左右方向見当調整モータCM1の位置を求める(ステップ420)。
そして、目標とするシアン印刷ユニット用左右方向見当調整モータCM1の位置より目標とするA/D変換器CAD1の出力を演算し(ステップ421)、シアン印刷ユニット用左右方向見当調整モータドライバCMD1に正転指令を送り(ステップ422)、シアン印刷ユニット用左右方向見当調整モータ用ポテンショメータCPT1に接続されたA/D変換器CAD1の出力値を読み取り(ステップ423)、また目標とするA/D変換器CAD1の出力を読み取り(ステップ424)、シアン印刷ユニット用左右方向見当調整モータ用ポテンショメータCPT1に接続されたA/D変換器CAD1の出力値が目標とするA/D変換器CAD1の出力と合致した時点で(ステップ425のYES)、シアン印刷ユニット用左右方向見当調整モータドライバCMD1への正転指令の出力を停止する(ステップ426)。これにより、シアン印刷ユニットの左方向の見当位置が調整され、その見当誤差量が許容値内に収まるものとなる。
〔シアン印刷ユニットの右方向の見当位置の調整〕
シアン印刷ユニットの左方向見当誤差量が>0でなければ(ステップ414のNO)、メモリM49からシアン印刷ユニットの右方向見当誤差量を読み出し(図43:ステップ429)、シアン印刷ユニットの右方向見当誤差量が>0であれば(ステップ430のYES)、すなわちシアン印刷ユニットの左右方向の見当誤差量のうち右方向見当誤差量のみが>0であった場合には、シアン印刷ユニットの版見当調整部14CにおけるA/D変換器CAD1の出力を読み取り(ステップ431)、この出力よりシアン印刷ユニット用左右方向見当調整モータCM1の現在位置を求める(ステップ432)。そして、メモリM49よりシアン印刷ユニットの右方向見当誤差量を読み出し(ステップ433)、シアン印刷ユニット用左右方向見当調整モータCM1の現在位置からシアン印刷ユニットの右方向見当誤差量を減算し、目標とするシアン印刷ユニット用左右方向見当調整モータCM1の位置を求める(ステップ434)。
そして、目標とするシアン印刷ユニット用左右方向見当調整モータCM1の位置より目標とするA/D変換器CAD1の出力を演算し(ステップ435)、シアン印刷ユニット用左右方向見当調整モータドライバCMD1に逆転指令を送り(ステップ436)、シアン印刷ユニット用左右方向見当調整モータ用ポテンショメータCPT1に接続されたA/D変換器CAD1の出力値を読み取り(ステップ437)、また目標とするA/D変換器CAD1の出力を読み取り(ステップ438)、シアン印刷ユニット用左右方向見当調整モータ用ポテンショメータCPT1に接続されたA/D変換器CAD1の出力値が目標とするA/D変換器CAD1の出力と合致した時点で(ステップ439のYES)、シアン印刷ユニット用左右方向見当調整モータドライバCMD1への逆転指令の出力を停止する(ステップ440)。これにより、シアン印刷ユニットの右方向の見当位置が調整され、その見当誤差量が許容値内に収まるものとなる。
次に、CPU1は、メモリM53よりシアン印刷ユニットの天方向見当誤差量を読み出す(図44:ステップ441)。シアン印刷ユニットの天方向見当誤差量が>0であれば(ステップ442のYES)、メモリM55からシアン印刷ユニットの地方向見当誤差量を読み出す(ステップ443)。
ここで、シアン印刷ユニットの地方向見当誤差量が>0であった場合には(ステップ444のYES)、表示器9に「検出エラー」を表示し(ステップ455)、処理を中断する。この場合、リセットスイッチ7がオンとされれば(ステップ456のYES)、ステップ101(図19)へ戻る。
〔シアン印刷ユニットの天方向の見当位置の調整〕
シアン印刷ユニットの地方向見当誤差量が>0でなければ(ステップ444のNO)、すなわちシアン印刷ユニットの天地方向の見当誤差量のうち天方向見当誤差量のみが>0であった場合には、シアン印刷ユニットの版見当調整部14CにおけるA/D変換器CAD2の出力を読み取り(ステップ445)、その出力よりシアン印刷ユニット用天地方向見当調整モータCM2の現在位置を求める(ステップ446)。そして、メモリM53よりシアン印刷ユニットの天方向見当誤差量を読み出し(ステップ447)、シアン印刷ユニット用天地方向見当調整モータCM2の現在位置にシアン印刷ユニットの天方向見当誤差量を加算し、目標とするシアン印刷ユニット用天地方向見当調整モータCM2の位置を求める(ステップ448)。
そして、目標とするシアン印刷ユニット用天地方向見当調整モータCM2の位置より目標とするA/D変換器CAD2の出力を演算し(ステップ449)、シアン印刷ユニット用天地方向見当調整モータドライバCMD2に正転指令を送り(ステップ450)、シアン印刷ユニット用天地方向見当調整モータ用ポテンショメータCPT2に接続されたA/D変換器CAD2の出力値を読み取り(ステップ451)、また目標とするA/D変換器CAD2の出力を読み取り(ステップ452)、シアン印刷ユニット用天地方向見当調整モータ用ポテンショメータCPT2に接続されたA/D変換器CAD2の出力値が目標とするA/D変換器CAD2の出力と合致した時点で(ステップ453のYES)、シアン印刷ユニット用天地方向見当調整モータドライバCMD2への正転指令の出力を停止する(ステップ454)。これにより、シアン印刷ユニットの天方向の見当位置が調整され、その見当誤差量が許容値内に収まるものとなる。
〔シアン印刷ユニットの地方向の見当位置の調整〕
シアン印刷ユニットの天方向見当誤差量が>0でなければ(ステップ442のNO)、メモリM55からシアン印刷ユニットの地方向見当誤差量を読み出し(図45:ステップ457)、シアン印刷ユニットの地方向見当誤差量が>0であれば(ステップ458のYES)、すなわちシアン印刷ユニットの天地方向の見当誤差量のうち地方向見当誤差量のみが>0であった場合には、シアン印刷ユニットの版見当調整部14CにおけるA/D変換器CAD2の出力を読み取り(ステップ459)、この出力よりシアン印刷ユニット用天地方向見当調整モータCM2の現在位置を求める(ステップ460)。そして、メモリM55よりシアン印刷ユニットの地方向見当誤差量を読み出し(ステップ461)、シアン印刷ユニット用天地方向見当調整モータCM2の現在位置からシアン印刷ユニットの地方向見当誤差量を減算し、目標とするシアン印刷ユニット用天地方向見当調整モータCM2の位置を求める(ステップ462)。
そして、目標とするシアン印刷ユニット用天地方向見当調整モータCM2の位置より目標とするA/D変換器CAD2の出力を演算し(ステップ463)、シアン印刷ユニット用天地方向見当調整モータドライバCMD2に逆転指令を送り(ステップ464)、シアン印刷ユニット用天地方向見当調整モータ用ポテンショメータCPT2に接続されたA/D変換器CAD2の出力値を読み取り(ステップ465)、また目標とするA/D変換器CAD2の出力を読み取り(ステップ466)、シアン印刷ユニット用天地方向見当調整モータ用ポテンショメータCPT2に接続されたA/D変換器CAD2の出力値が目標とするA/D変換器CAD2の出力と合致した時点で(ステップ467のYES)、シアン印刷ユニット用天地方向見当調整モータドライバCMD2への逆転指令の出力を停止する(ステップ468)。これにより、シアン印刷ユニットの地方向の見当位置が調整され、その見当誤差量が許容値内に収まるものとなる。
〔マゼンタ印刷ユニットの見当位置の調整〕
また、CPU1は、図42に示したステップ413〜426に対応するステップ469〜482(図46)の処理を実行することによって、マゼンタ印刷ユニットの左方向見当誤差量を調整し、図43に示したステップ429〜440に対応するステップ485〜496(図47)の処理を実行することによって、マゼンタ印刷ユニットの右方向見当誤差量を調整する。また、図44に示したステップ441〜454に対応するステップ497〜510(図48)の処理を実行することによって、マゼンタ印刷ユニットの天方向見当誤差量を調整し、図46に示したステップ469〜482に対応するステップ513〜524(図49)の処理を実行することによって、マゼンタ印刷ユニットの地方向見当誤差量を調整する。
〔イエロー印刷ユニットの見当位置の調整〕
また、CPU1は、図42に示したステップ413〜426に対応するステップ525〜538(図50)の処理を実行することによって、イエロー印刷ユニットの左方向見当誤差量を調整し、図45に示したステップ457〜468に対応するステップ541〜552(図51)の処理を実行することによって、イエロー印刷ユニットの右方向見当誤差量を調整する。また、図44に示したステップ441〜454に対応するステップ553〜566(図52)の処理を実行することによって、イエロー印刷ユニットの天方向見当誤差量を調整し、図45に示したステップ457〜468に対応するステップ569〜580(図53)の処理を実行することによって、イエロー印刷ユニットの地方向見当誤差量を調整する。
〔基準画像の取り込み〕
この色間見当誤差量検出装置において、オペレータは、見当合わせが終わった段階において、基準画像データ読込スイッチ5をオンとする(図19:ステップ102のYES)。すると、CPU1は、図19〜図21に示したステップ104〜134に対応するステップ601〜631(図54〜図56)の処理を行い、その時の印刷物を被検査印刷物とし、この被検査印刷物のR画像の画像データをR被検査画像としてメモリM3に格納し、G画像の画像データをG被検査画像としてメモリM4に格納し、B画像の画像データをB被検査画像としてメモリM5に格納する。
〔ブラックの左右方向用基準レジスタマークの各色の対象範囲の濃淡情報の取得〕
次に、CPU1は、メモリM8,M9,M10の値を0とし(図57:ステップ632)、カウント値Mを0(ステップ633)、カウント値Nを0とする(ステップ634)。そして、メモリM8の値を読み出し(ステップ635)、メモリM11からブラックの左右方向用基準レジスタマークMB34のマーク位置(BLX,BLY)を読み出し(ステップ636)、メモリM104のアドレス(BLX+N、BLY+M)の位置の画像データを読み出し(ステップ637)、この読み出したメモリM104のアドレス(BLX+N、BLY+M)の位置の画像データをステップ635で読み出したメモリM8の値に加算し、この加算した値をブラックの左右方向用基準レジスタマークのR値としてメモリM8に上書きする(ステップ638)。
また、メモリM9の値を読み出し(ステップ639)、メモリM105のアドレス(BLX+N、BLY+M)の位置の画像データを読み出し(ステップ640)、この読み出したメモリM105のアドレス(BLX+N、BLY+M)の位置の画像データをステップ639で読み出したメモリM9の値に加算し、この加算した値をブラックの左右方向用基準レジスタマークのG値としてメモリM9に上書きする(ステップ641)。
また、メモリM10の値を読み出し(ステップ642)、メモリM106のアドレス(BLX+N、BLY+M)の位置の画像データを読み出し(ステップ643)、この読み出したメモリM106のアドレス(BLX+N、BLY+M)の位置の画像データをステップ642で読み出したメモリM10の値に加算し、この加算した値をブラックの左右方向用基準レジスタマークのB値としてメモリM10に上書きする(ステップ644)。
そして、カウント値Nに1を加算し(ステップ645)、左右方向用レジスタマークの左右方向の検出範囲の長さLW2をメモリM12から読み出し(ステップ646)、ステップ647においてカウント値NがLW2を超えるまで、ステップ635〜647の処理を繰り返す。そして、カウント値NがLW2を超えれば(ステップ647のYES)、カウント値Mに1を加算し(ステップ648)、左右方向用レジスタマークの天地方向の検出範囲の長さLH2をメモリM13から読み出し(ステップ649)、ステップ650においてカウント値MがLH2を超えるまで、ステップ634〜650の処理を繰り返す。
これにより、ブラックの左右方向用基準レジスタマークMB34の対象範囲SのRGB基準画像の画素値が各色毎に合計され、R基準画像の画素値の合計が対象範囲Sのシアンの色成分の濃淡情報としてメモリM8に格納され、G基準画像の画素値の合計が対象範囲Sのマゼンタの色成分の濃淡情報としてメモリM9に格納され、B基準画像の画素値の合計が対象範囲Sのイエローの色成分の濃淡情報としてメモリM10に格納される。
〔ブラックの天地方向用基準レジスタマークの各色の対象範囲の濃淡情報の取得〕
次に、CPU1は、メモリM14,M15,M16の値を0とし(図58:ステップ651)、カウント値Mを0(ステップ652)、カウント値Nを0とする(ステップ653)。そして、メモリM14の値を読み出し(ステップ654)、メモリM17からブラックの天地方向用基準レジスタマークMB12のマーク位置(BCX,BCY)を読み出し(ステップ655)、メモリM104のアドレス(BCX+N、BCY+M)の位置の画像データを読み出し(ステップ656)、この読み出したメモリM104のアドレス(BCX+N、BCY+M)の位置の画像データをステップ654で読み出したメモリM14の値に加算し、この加算した値をブラックの天地方向用基準レジスタマークのR値としてメモリM14に上書きする(ステップ657)。
また、メモリM15の値を読み出し(ステップ658)、メモリM105のアドレス(BCX+N、BCY+M)の位置の画像データを読み出し(ステップ659)、この読み出したメモリM105のアドレス(BCX+N、BCY+M)の位置の画像データをステップ658で読み出したメモリM15の値に加算し、この加算した値をブラックの天地方向用基準レジスタマークのG値としてメモリM15に上書きする(ステップ660)。
また、メモリM16の値を読み出し(ステップ661)、メモリM106のアドレス(BCX+N、BCY+M)の位置の画像データを読み出し(ステップ662)、この読み出したメモリM106のアドレス(BCX+N、BCY+M)の位置の画像データをステップ661で読み出したメモリM16の値に加算し、この加算した値をブラックの天地方向用基準レジスタマークのB値としてメモリM16に上書きする(ステップ663)。
そして、カウント値Nに1を加算し(ステップ664)、天地方向用レジスタマークの左右方向の検出範囲の長さLW1をメモリM18から読み出し(ステップ665)、ステップ666においてカウント値NがLW1を超えるまで、ステップ654〜666の処理を繰り返す。そして、カウント値NがLW1を超えれば(ステップ666のYES)、カウント値Mに1を加算し(ステップ667)、天地方向用レジスタマークの天地方向の検出範囲の長さLH1をメモリM19から読み出し(ステップ668)、ステップ669においてカウント値MがLH1を超えるまで、ステップ653〜669の処理を繰り返す。
これにより、ブラックの天地方向用基準レジスタマークMB12の対象範囲SのRGB基準画像の画素値が各色毎に合計され、R基準画像の画素値の合計が対象範囲Sのシアンの色成分の濃淡情報としてメモリM14に格納され、G基準画像の画素値の合計が対象範囲Sのマゼンタの色成分の濃淡情報としてメモリM15に格納され、B基準画像の画素値の合計が対象範囲Sのイエローの色成分の濃淡情報としてメモリM16に格納される。
〔左方向基準レジスタマーク+シアンの左方向用レジスタマークの対象範囲のシアンの色成分の濃淡情報の取得〕
次に、CPU1は、メモリM20の値を0とし(図59:ステップ670)、カウント値Mを0(ステップ671)、カウント値Nを0とする(ステップ672)。そして、メモリM20の値を読み出し(ステップ673)、メモリM21からシアンの左方向用レジスタマークの位置(CLX,CLY)を読み出し(ステップ674)、メモリM104のアドレス(CLX+N、CLY+M)の位置の画像データを読み出し(ステップ675)、この読み出したメモリM104のアドレス(CLX+N、CLY+M)の位置の画像データをステップ673で読み出したメモリM20の値に加算し、この加算した値をシアンの左方向用レジスタマークのR値としてメモリM20に上書きする(ステップ676)。
そして、カウント値Nに1を加算し(ステップ677)、左右方向用レジスタマークの左右方向の検出範囲の長さLW2をメモリM12から読み出し(ステップ678)、ステップ679においてカウント値NがLW2を超えるまで、ステップ673〜679の処理を繰り返す。そして、カウント値NがLW2を超えれば(ステップ679のYES)、カウント値Mに1を加算し(ステップ680)、左右方向用レジスタマークの天地方向の検出範囲の長さLH2をメモリM13から読み出し(ステップ681)、ステップ682においてカウント値MがLH2を超えるまで、ステップ672〜682の処理を繰り返す。
これにより、シアンの左方向用レジスタマークMC3が重ねて印刷された左方向基準レジスタマークMB3の対象範囲SのR基準画像の画素値が合計され、このR基準画像の画素値の合計が対象範囲Sのシアンの色成分の濃淡情報としてメモリM20に格納される。
〔右方向基準レジスタマーク+シアンの右方向用レジスタマークの対象範囲のシアンの色成分の濃淡情報の取得〕
次に、CPU1は、メモリM22の値を0とし(図60:ステップ683)、カウント値Mを0(ステップ684)、カウント値Nを0とする(ステップ685)。そして、メモリM22の値を読み出し(ステップ686)、メモリM23からシアンの右方向用レジスタマークの位置(CRX,CRY)を読み出し(ステップ687)、メモリM104のアドレス(CRX+N、CRY+M)の位置の画像データを読み出し(ステップ688)、この読み出したメモリM104のアドレス(CRX+N、CRY+M)の位置の画像データをステップ686で読み出したメモリM22の値に加算し、この加算した値をシアンの右方向用レジスタマークのR値としてメモリM22に上書きする(ステップ689)。
そして、カウント値Nに1を加算し(ステップ690)、左右方向用レジスタマークの左右方向の検出範囲の長さLW2をメモリM12から読み出し(ステップ691)、ステップ692においてカウント値NがLW2を超えるまで、ステップ686〜692の処理を繰り返す。そして、カウント値NがLW2を超えれば(ステップ692のYES)、カウント値Mに1を加算し(ステップ693)、左右方向用レジスタマークの天地方向の検出範囲の長さLH2をメモリM13から読み出し(ステップ694)、ステップ695においてカウント値MがLH2を超えるまで、ステップ685〜695の処理を繰り返す。
これにより、シアンの右方向用レジスタマークMC4が重ねて印刷された右方向基準レジスタマークMB4の対象範囲SのR基準画像の画素値が合計され、このR基準画像の画素値の合計が対象範囲Sのシアンの色成分の濃淡情報としてメモリM22に格納される。
〔天方向基準レジスタマーク+シアンの天方向用レジスタマークの対象範囲のシアンの色成分の濃淡情報の取得〕
次に、CPU1は、メモリM24の値を0とし(図61:ステップ696)、カウント値Mを0(ステップ697)、カウント値Nを0とする(ステップ698)。そして、メモリM24の値を読み出し(ステップ699)、メモリM25からシアンの天方向用レジスタマークの位置(CFX,CFY)を読み出し(ステップ700)、メモリM104のアドレス(CFX+N、CFY+M)の位置の画像データを読み出し(ステップ701)、この読み出したメモリM104のアドレス(CFX+N、CFY+M)の位置の画像データをステップ699で読み出したメモリM24の値に加算し、この加算した値をシアンの天方向用レジスタマークのR値としてメモリM24に上書きする(ステップ702)。
そして、カウント値Nに1を加算し(ステップ703)、天地方向用レジスタマークの左右方向の検出範囲の長さLW1をメモリM18から読み出し(ステップ704)、ステップ705においてカウント値NがLW1を超えるまで、ステップ699〜705の処理を繰り返す。そして、カウント値NがLW1を超えれば(ステップ705のYES)、カウント値Mに1を加算し(ステップ706)、天地方向用レジスタマークの天地方向の検出範囲の長さLH1をメモリM19から読み出し(ステップ707)、ステップ708においてカウント値MがLH1を超えるまで、ステップ698〜708の処理を繰り返す。
これにより、シアンの天方向用レジスタマークMC1が重ねて印刷された天方向基準レジスタマークMB1の対象範囲SのR基準画像の画素値が合計され、このR基準画像の画素値の合計が対象範囲Sのシアンの色成分の濃淡情報としてメモリM24に格納される。
〔地方向基準レジスタマーク+シアンの地方向用レジスタマークの対象範囲のシアンの色成分の濃淡情報の取得〕
次に、CPU1は、メモリM26の値を0とし(図62:ステップ709)、カウント値Mを0(ステップ710)、カウント値Nを0とする(ステップ711)。そして、メモリM26の値を読み出し(ステップ712)、メモリM27からシアンの地方向用レジスタマークの位置(CBX,CBY)を読み出し(ステップ713)、メモリM104のアドレス(CBX+N、CBY+M)の位置の画像データを読み出し(ステップ714)、この読み出したメモリM104のアドレス(CBX+N、CBY+M)の位置の画像データをステップ712で読み出したメモリM26の値に加算し、この加算した値をシアンの地方向用レジスタマークのR値としてメモリM26に上書きする(ステップ715)。
そして、カウント値Nに1を加算し(ステップ716)、天地方向用レジスタマークの左右方向の検出範囲の長さLW1をメモリM18から読み出し(ステップ717)、ステップ718においてカウント値NがLW1を超えるまで、ステップ712〜718の処理を繰り返す。そして、カウント値NがLW1を超えれば(ステップ718のYES)、カウント値Mに1を加算し(ステップ719)、天地方向用レジスタマークの天地方向の検出範囲の長さLH1をメモリM19から読み出し(ステップ720)、ステップ721においてカウント値MがLH1を超えるまで、ステップ711〜721の処理を繰り返す。
これにより、シアンの地方向用レジスタマークMC2が重ねて印刷された地方向基準レジスタマークMB2の対象範囲SのR基準画像の画素値が合計され、このR基準画像の画素値の合計が対象範囲Sのシアンの色成分の濃淡情報としてメモリM26に格納される。
〔左方向基準レジスタマーク+マゼンタの左方向用レジスタマークの対象範囲のマゼンタの色成分の濃淡情報の取得〕
次に、CPU1は、図59に示したステップ670〜682に対応するステップ722〜734(図63)の処理を実行し、マゼンタの左方向用レジスタマーク(図示せず)が重ねて印刷された左方向基準レジスタマークMB3の対象範囲SのG基準画像の画素値を合計し、このG基準画像の画素値の合計を対象範囲Sのマゼンタの色成分の濃淡情報としてメモリM28に格納する。
〔右方向基準レジスタマーク+マゼンタの右方向用レジスタマークの対象範囲のマゼンタの色成分の濃淡情報の取得〕
また、図60に示したステップ683〜695に対応するステップ735〜747(図64)の処理を実行し、マゼンタの右方向用レジスタマーク(図示せず)が重ねて印刷された右方向基準レジスタマークMB4の対象範囲SのG基準画像の画素値を合計し、このG基準画像の画素値の合計を対象範囲Sのマゼンタの色成分の濃淡情報としてメモリM30に格納する。
〔天方向基準レジスタマーク+マゼンタの天方向用レジスタマークの対象範囲のマゼンタの色成分の濃淡情報の取得〕
また、図61に示したステップ696〜708に対応するステップ748〜760(図65)の処理を実行し、マゼンタの天方向用レジスタマーク(図示せず)が重ねて印刷された天方向基準レジスタマークMB1の対象範囲SのG基準画像の画素値を合計し、このG基準画像の画素値の合計を対象範囲Sのマゼンタの色成分の濃淡情報としてメモリM32に格納する。
〔地方向基準レジスタマーク+マゼンタの地方向用レジスタマークの対象範囲のマゼンタの色成分の濃淡情報の取得〕
また、図62に示したステップ709〜721に対応するステップ761〜773(図66)の処理を実行し、マゼンタの地方向用レジスタマーク(図示せず)が重ねて印刷された地方向基準レジスタマークMB2の対象範囲SのG基準画像の画素値を合計し、このG基準画像の画素値の合計を対象範囲Sのマゼンタの色成分の濃淡情報としてメモリM34に格納する。
〔左方向基準レジスタマーク+イエローの左方向用レジスタマークの対象範囲のイエローの色成分の濃淡情報の取得〕
次に、CPU1は、図59に示したステップ670〜682に対応するステップ774〜786(図67)の処理を実行し、イエローの左方向用レジスタマーク(図示せず)が重ねて印刷された左方向基準レジスタマークMB3の対象範囲SのB基準画像の画素値を合計し、このB基準画像の画素値の合計を対象範囲Sのイエローの色成分の濃淡情報としてメモリM36に格納する。
〔右方向基準レジスタマーク+イエローの右方向用レジスタマークの対象範囲のイエローの色成分の濃淡情報の取得〕
また、図60に示したステップ683〜695に対応するステップ787〜799(図68)の処理を実行し、イエローの右方向用レジスタマーク(図示せず)が重ねて印刷された右方向基準レジスタマークMB4の対象範囲SのB基準画像の画素値を合計し、このB基準画像の画素値の合計を対象範囲Sのイエローの色成分の濃淡情報としてメモリM38に格納する。
〔天方向基準レジスタマーク+イエローの天方向用レジスタマークの対象範囲のイエローの色成分の濃淡情報の取得〕
また、図61に示したステップ696〜708に対応するステップ800〜812(図69)の処理を実行し、イエローの天方向用レジスタマーク(図示せず)が重ねて印刷された天方向基準レジスタマークMB1の対象範囲SのB基準画像の画素値を合計し、このB基準画像の画素値の合計を対象範囲Sのイエローの色成分の濃淡情報としてメモリM40に格納する。
〔地方向基準レジスタマーク+イエローの地方向用レジスタマークの対象範囲のイエローの色成分の濃淡情報の取得〕
また、図62に示したステップ709〜721に対応するステップ813〜825(図70)の処理を実行し、イエローの地方向用レジスタマーク(図示せず)が重ねて印刷された地方向基準レジスタマークMB2の対象範囲SのB基準画像の画素値を合計し、このB基準画像の画素値の合計を対象範囲Sのイエローの色成分の濃淡情報としてメモリM42に格納し、図36に示したステップ329以降の処理へと進み、前述した見当合わせの場合と同様にして、見当誤差量の算出、見当位置の調整を行う。
〔検査〕
〔被検査画像の取り込み〕
この色間見当誤差量検出装置において、印刷中、検査スタートスイッチ6がオンとされると(図19:ステップ103のYES)、CPU1は、見当異常記憶用のメモリM107を初期化したうえ(図71:ステップ901)、図19〜図21に示したステップ104〜134に対応するステップ902〜932(図71〜図73)の処理を行い、その時の印刷物を被検査印刷物とし、この被検査印刷物のR画像の画像データをR被検査画像としてメモリM3に格納し、G画像の画像データをG被検査画像としてメモリM4に格納し、B画像の画像データをB被検査画像としてメモリM5に格納する。
〔見当誤差量の算出〕
そして、CPU1は、図22〜図41に示したステップ135〜412に対応するステップ933〜1222(図74〜図93)の処理を行い、シアンの左右方向および天地方向の見当誤差量、マゼンタの左右方向および天地方向の見当誤差量、イエローの左右方向および天地方向の見当誤差量を求める。
但し、この処理において、シアンの左方向見当誤差量のメモリM47への書き込み、シアンの右方向見当誤差量のメモリM49への書き込み、シアンの天方向見当誤差量のメモリM53への書き込み、シアンの地方向見当誤差量のメモリM54への書き込みに際しては、見当異常記憶用のメモリM107のシアン用アドレス位置に「1」を書き込むようにする(ステップ1134、1142、1150、1158)。
また、マゼンタの左方向見当誤差量のメモリM59への書き込み、マゼンタの右方向見当誤差量のメモリM61への書き込み、マゼンタの天方向見当誤差量のメモリM65への書き込み、マゼンタの地方向見当誤差量のメモリM67への書き込みに際しては、見当異常記憶用のメモリM107のマゼンタ用アドレス位置に「1」を書き込むようにする(ステップ1166、1174、1182、1190)。
また、イエローの左方向見当誤差量のメモリM71への書き込み、イエローの右方向見当誤差量のメモリM73への書き込み、イエローの天方向見当誤差量のメモリM77への書き込み、イエローの地方向見当誤差量のメモリM79への書き込みに際しては、見当異常記憶用のメモリM107のイエロー用アドレス位置に「1」を書き込むようにする(ステップ1198、1206、1214、1222)。
〔見当位置の調整〕
次に、CPU1は、図42〜図53に示したステップ413〜580に対応するステップ1223〜1390(図64〜図105)の処理を行い、シアン印刷ユニット、マゼンタ印刷ユニット、イエロー印刷ユニットにおける左右方向および天地方向の版の見当位置を調整する。
〔印刷品質の評価〕
次に、CPU1は、被検査印刷物の印刷品質の評価を行う。この被検査印刷物の印刷品質の評価は次のようにして行う。
先ず、RGB画像データ用NG画素カウント値記憶用のメモリM108,M109,M110の値を0とし(図106:ステップ1391)、カウント値Mを1(ステップ1392)、カウント値Nをとする(ステップ1393)。
そして、R被検査画像の画像データが格納されているメモリM3のアドレス(N,M)の位置の値を読み出し(ステップ1394)、R基準画像の画像データが格納されているメモリM104のアドレス(N,M)の位置の値を読み出し(ステップ1395)、メモリM3のアドレス(N,M)の位置から読み出した値からメモリM104のアドレス(N,M)の位置から読み出した値を減算し、R画像データ差を求め、メモリM111のアドレス(N,M)の位置に格納する(ステップ1396)。
そして、ステップ1396で求めたR画像データ差の絶対値を求め、メモリM112のアドレス(N,M)の位置に格納するとともに(ステップ1397)、メモリM113からR画像データ用の許容値を読み出し(ステップ1398)、この読み出した許容値とR画像データ差の絶対値とを比較する(ステップ1399)。
ここで、R画像データ差の絶対値が許容値を超えていれば(ステップ1399のYES)、その画素をNG画素と判断し、メモリM108のカウント値(R画像データ用NG画素カウント値)を1アップする(ステップ1400,1401)。R画像データ差の絶対値が許容値以下であれば(ステップ1399のNO)、メモリM108のカウント値のアップはせずに、直ちにステップ1402(図107)へ進む。
ステップ1402では、G被検査画像の画像データが格納されているメモリM4のアドレス(N,M)の位置の値を読み出す。そして、G基準画像の画像データが格納されているメモリM105のアドレス(N,M)の位置の値を読み出し(ステップ1403)、メモリM4のアドレス(N,M)の位置から読み出した値からメモリM105のアドレス(N,M)の位置から読み出した値を減算し、G画像データ差を求め、メモリM114のアドレス(N,M)の位置に格納する(ステップ1404)。
そして、ステップ1404で求めたG画像データ差の絶対値を求め、メモリM115のアドレス(N,M)の位置に格納するとともに(ステップ1405)、メモリM116からG画像データ用の許容値を読み出し(ステップ1406)、この読み出した許容値とG画像データ差の絶対値とを比較する(ステップ1407)。
ここで、G画像データ差の絶対値が許容値を超えていれば(ステップ1407のYES)、その画素をNG画素と判断し、メモリM109のカウント値(G画像データ用NG画素カウント値)を1アップする(ステップ1408,1409)。G画像データ差の絶対値が許容値以下であれば(ステップ1407のNO)、メモリM109のカウント値のアップはせずに、直ちにステップ1410へ進む。
ステップ1410では、B被検査画像の画像データが格納されているメモリM5のアドレス(N,M)の位置の値を読み出す。そして、B基準画像の画像データが格納されているメモリM106のアドレス(N,M)の位置の値を読み出し(ステップ1411)、メモリM5のアドレス(N,M)の位置から読み出した値からメモリM106のアドレス(N,M)の位置から読み出した値を減算し、B画像データ差を求め、メモリM117のアドレス(N,M)の位置に格納する(ステップ1412)。
そして、ステップ1412で求めたB画像データ差の絶対値を求め、メモリM118のアドレス(N,M)の位置に格納するとともに(図108:ステップ1413)、メモリM119からB画像データ用の許容値を読み出し(ステップ1414)、この読み出した許容値とB画像データ差の絶対値とを比較する(ステップ1415)。
ここで、B画像データ差の絶対値が許容値を超えていれば(ステップ1415のYES)、その画素をNG画素と判断し、メモリM110のカウント値(B画像データ用NG画素カウント値)を1アップする(ステップ1416,1417)。B画像データ差の絶対値が許容値以下であれば(ステップ1415のNO)、メモリM110のカウント値のアップはせずに、直ちにステップ1418へ進む。
CPU1は、ステップ1418でカウント値Nを1アップし、メモリM6に設定されているCCDカメラ11のRGBの各画素数Xを読み出し(ステップ1419)、ステップ1420のNOに応じてステップ1394(図106)へ戻り、ステップ1420においてカウント値NがXを超えるまで、ステップ1394〜1420の処理を繰り返す。
CPU1は、カウント値NがXを超えると(ステップ1420のYES)、カウント値Mを1アップし(ステップ1421)、メモリM7に設定されている印刷物1枚分の検出ライン数Yを読み出し(ステップ1422)、ステップ1423のNOに応じてステップ1393(図106)へ戻り、ステップ1423においてカウント値MがYを超えるまで、ステップ1393〜1423の処理を繰り返す。
これにより、メモリM3中のR被検査画像においてNGと判断された画素の数(R画像データ用NG画素カウント値)がメモリM108に格納され、メモリM4中のG被検査画像においてNGと判断された画素の数(G画像データ用NG画素カウント値)がメモリM109に格納され、メモリM5中のB被検査画像においてNGと判断された画素の数(B画像データ用NG画素カウント値)がメモリM110に格納される。
そして、CPU1は、メモリM108からR画像データ用NG画素カウント値を読み出し(図109:ステップ1424)、メモリM120からR画像データ用NG判断値を読み出し(ステップ1425)、R画像データ用NG画素カウント値がR画像データ用NG判断値を超えていれば(ステップ1426のYES)、メモリM123のR色用のアドレス位置に「1」を書き込む(ステップ1427)。
次に、CPU1は、メモリM109からG画像データ用NG画素カウント値を読み出し(ステップ1428)、メモリM121からG画像データ用NG判断値を読み出し(ステップ1429)、G画像データ用NG画素カウント値がG画像データ用NG判断値を超えていれば(ステップ1430のYES)、メモリM123のG色用のアドレス位置に「1」を書き込む(ステップ1431)。
次に、CPU1は、メモリM110からB画像データ用NG画素カウント値を読み出し(ステップ1432)、メモリM122からB画像データ用NG判断値を読み出し(ステップ1433)、B画像データ用NG画素カウント値がB画像データ用NG判断値を超えていれば(ステップ1434のYES)、メモリM123のB色用のアドレス位置に「1」を書き込む(ステップ1435)。
〔評価結果の表示〕
そして、CPU1は、メモリM123のR色用のアドレス位置の値を読み出し(図110:ステップ1436)、メモリM123のR色用のアドレス位置の値が「1」であれば(ステップ1437のYES)、見当異常記憶用のメモリM107のシアン用アドレス位置の値を読み出し(ステップ1438)、見当異常記憶用のメモリM107のシアン用アドレス位置の値が「1」であれば(ステップ1439のYES)、表示器9に「R色用のNG表示及びシアン見当異常表示」を表示する(ステップ1440)。見当異常記憶用のメモリM107のシアン用アドレス位置の値が「1」でなければ(ステップ1439のNO)、表示器9に「R色用のNG表示」を表示する(ステップ1441)。
次に、メモリM123のG色用のアドレス位置の値を読み出し(ステップ1442)、メモリM123のG色用のアドレス位置の値が「1」であれば(ステップ1443のYES)、見当異常記憶用のメモリM107のマゼンタ用アドレス位置の値を読み出し(ステップ1444)、見当異常記憶用のメモリM107のマゼンタ用アドレス位置の値が「1」であれば(ステップ1445のYES)、表示器9に「G色用のNG表示及びマゼンタ見当異常表示」を表示する(ステップ1446)。見当異常記憶用のメモリM107のマゼンタ用アドレス位置の値が「1」でなければ(ステップ1445のNO)、表示器9に「G色用のNG表示」を表示する(ステップ1446)。
次に、メモリM123のB色用のアドレス位置の値を読み出し(ステップ1448)、メモリM123のB色用のアドレス位置の値が「1」であれば(ステップ1449のYES)、見当異常記憶用のメモリM107のイエロー用アドレス位置の値を読み出し(ステップ1450)、見当異常記憶用のメモリM107のイエロー用アドレス位置の値が「1」であれば(ステップ1451のYES)、表示器9に「B色用のNG表示及びイエロー見当異常表示」を表示する(ステップ1452)。見当異常記憶用のメモリM107のイエロー用アドレス位置の値が「1」でなければ(ステップ1451のNO)、表示器9に「B色用のNG表示」を表示する(ステップ1453)。
この評価結果の表示後、リセットスイッチ7がオンとされれば(ステップ1454のYES)、CPU1は、表示器9の「NG表示」をクリアして(ステップ1455)、ステップ901(図71)へ戻る。
〔実施の形態2〕
図112は前述した検出原理を利用した本発明に係る印刷物の色間見当誤差量検出装置の他の実施の形態(実施の形態2)を示すブロック図である。この印刷物の色間見当誤差量検出装置は、CPU1、RAM2、ROM3、見当合わせスイッチ4、リセットスイッチ7、入力装置8、表示器9、出力装置10、版見当調整装置14、メモリ15および分光計19を備えている。
分光計19に対しては、天地方向移動用モータ20、天地方向移動用モータドライバ21、天地方向移動用モータ用ロータリエンコーダ22、分光計の天地方向の現在位置測定用カウンタ23、天地方向原点位置検出器24、左右方向移動用モータ25、左右方向移動用モータドライバ26、左右方向移動用モータ用ロータリエンコーダ27、分光計の左右方向の現在位置測定用カウンタ28および左右方向原点位置検出器29が設けられている。
30〜32は入出力インタフェース(I/O)であり、版見当調整装置14は実施の形態1と同じ構成(図10参照)とされている。図113〜図119にメモリ15の構成を分割して示す。この印刷物の色間見当誤差量検出装置では、分光計19を使用し、前述した検出原理で説明した対象範囲Sのシアン(C),マゼンタ(M)、イエロー(Y)の各色の濃度値からブラックと各色との間の色間見当誤差量を求める。
CPU1は、入出力インタフェース30〜32を介して与えられる各種入力情報を得て、RAM2やメモリ15にアクセスしながら、ROM3に格納されたプログラムに従って動作し、基準色と基準色以外の各色との間の天地方向および左右方向の色間見当誤差量を求め、各色の印刷ユニットにおける版の見当位置を版見当調整装置14を介して調整する。
〔見当合わせ〕
〔ブラックの左右方向用基準レジスタマークの各色の対象範囲の濃淡情報の取得〕
この色間見当誤差量検出装置では、多色印刷機で印刷された印刷物を分光計19に対してセットし、見当合わせスイッチ4をオンとする(図120:ステップ101のYES)。すると、CPU1は、分光計の天地方向の現在位置測定用カウンタ23のカウンタの値を読み取り(ステップ102)、その値より分光計19の天地方向の現在位置を求める(ステップ103)。そして、メモリM3からブラックの左右方向用基準レジスタマークMB34の天地方向のマーク位置BLYを読み出す(ステップ104)。
そして、CPU1は、分光計19の天地方向の現在位置がブラックの左右方向用基準レジスタマークMB34の天地方向のマーク位置BLYであるか否かをチェックする(ステップ105)。ここで、分光計19の天地方向の現在位置がBLYであれば(ステップ105のYES)、ステップ106へ進み、分光計19の天地方向の現在位置がBLYでなければ(ステップ105のNO)、ステップ109(図121)へ進む。
ここでは、分光計19の天地方向の現在位置がBLYでないものとする。この場合、CPU1は、分光計19の天地方向の現在位置がBLYよりも大きいか小さいかをチェックし(ステップ109)、分光計19の天地方向の現在位置がBLYよりも小さければ(ステップ109のYES)、天地方向移動用モータドライバ21に正転指令を送り(ステップ110)、分光計の天地方向の現在位置測定用カウンタ23のカウンタの値から分光計19の天地方向の現在位置を求め(ステップ111、112)、分光計19の天地方向の現在位置がBLYと合致した時点で(ステップ114のYES)、天地方向移動用モータドライバ21への正転指令の出力を停止する(ステップ115)。
分光計19の天地方向の現在位置がBLYよりも大きければ(ステップ109のNO)、天地方向移動用モータドライバ21に逆転指令を送り(ステップ116)、分光計の天地方向の現在位置測定用カウンタ23のカウンタの値から分光計19の天地方向の現在位置を求め(ステップ117、118)、分光計19の天地方向の現在位置がBLYと合致した時点で(ステップ120のYES)、天地方向移動用モータドライバ21への逆転指令の出力を停止する(ステップ121)。
そして、分光計の左右方向の現在位置測定用カウンタ28のカウンタの値を読み取り(図120:ステップ106)、その値より分光計19の左右方向の現在位置を求め(ステップ107)、メモリM3からブラックの左右方向用基準レジスタマークMB34の左右方向のマーク位置BLXを読み出す(ステップ108)。なお、ステップ105において、分光計19の天地方向の現在位置がブラックの左右方向用基準レジスタマークMB34の天地方向のマーク位置BLYであった場合には、直ちにステップ106へ進む。
次に、CPU1は、分光計19の左右方向の現在位置がブラックの左右方向用基準レジスタマークMB34の左右方向のマーク位置BLXであるか否かをチェックする(図122:ステップ122)。分光計19の左右方向の現在位置がBLXでなければ(ステップ122のNO)、BLXよりも大きいか小さいかをチェックする(ステップ123)。
ここで、分光計19の左右方向の現在位置がBLXよりも小さければ(ステップ123のYES)、左右方向移動用モータドライバ26に正転指令を送り(ステップ124)、分光計の左右方向の現在位置測定用カウンタ28のカウンタの値から分光計19の左右方向の現在位置を求め(ステップ125、126)、分光計19の左右方向の現在位置がBLXと合致した時点で(ステップ128のYES)、左右方向移動用モータドライバ26への正転指令の出力を停止する(ステップ129)。
分光計19の左右方向の現在位置がBLXよりも大きければ(ステップ123のNO)、左右方向移動用モータドライバ26に逆転指令を送り(ステップ130)、分光計の左右方向の現在位置測定用カウンタ28のカウンタの値から分光計19の左右方向の現在位置を求め(ステップ131、132)、分光計19の左右方向の現在位置がBLXと合致した時点で(ステップ134のYES)、左右方向移動用モータドライバ26への逆転指令の出力を停止する(ステップ135)。
このようにして、分光計19をブラックの左右方向用基準レジスタマークMB34の左右方向のマーク位置(BLX,BLY)に合わせた後、CPU1は、分光計19に測定指令信号を出力し(図123:ステップ136)、分光計19からの出力を読み込む(ステップ137)。そして、この読み込んだ分光計19の出力より、ブラックの左右方向用基準レジスタマークMB34の対象範囲Sのシアンの濃度値,マゼンタの濃度値およびイエローの濃度値を演算し、この濃度値をその対象範囲Sのシアン,マゼンタおよびイエローの色成分の濃淡情報としてメモリM7,M8およびM9に格納する(ステップ138,139,140)。
〔ブラックの天地方向用基準レジスタマークの各色の対象範囲の濃淡情報の取得〕
次に、CPU1は、分光計の天地方向の現在位置測定用カウンタ23のカウンタの値を読み取り(ステップ141)、その値より分光計19の天地方向の現在位置を求める(ステップ142)。そして、メモリM10からブラックの天地方向用基準レジスタマークMB12の天地方向のマーク位置BCYを読み出す(ステップ143)。
そして、CPU1は、分光計19の天地方向の現在位置がブラックの天地方向用基準レジスタマークMB12の天地方向のマーク位置BCYであるか否かをチェックする(ステップ144)。ここで、分光計19の天地方向の現在位置がBCYであれば(ステップ144のYES)、ステップ145へ進み、分光計19の天地方向の現在位置がBCYでなければ(ステップ144のNO)、ステップ148(図124)へ進む。
ここでは、分光計19の天地方向の現在位置がBCYでないものとする。この場合、CPU1は、分光計19の天地方向の現在位置がBCYよりも大きいか小さいかをチェックし(ステップ148)、分光計19の天地方向の現在位置がBCYよりも小さければ(ステップ148のYES)、天地方向移動用モータドライバ21に正転指令を送り(ステップ149)、分光計の天地方向の現在位置測定用カウンタ23のカウンタの値から分光計19の天地方向の現在位置を求め(ステップ150、151)、分光計19の天地方向の現在位置がBCYと合致した時点で(ステップ153のYES)、天地方向移動用モータドライバ21への正転指令の出力を停止する(ステップ154)。
分光計19の天地方向の現在位置がBCYよりも大きければ(ステップ128のNO)、天地方向移動用モータドライバ21に逆転指令を送り(ステップ155)、分光計の天地方向の現在位置測定用カウンタ23のカウンタの値から分光計19の天地方向の現在位置を求め(ステップ156、157)、分光計19の天地方向の現在位置がBCYと合致した時点で(ステップ159のYES)、天地方向移動用モータドライバ21への逆転指令の出力を停止する(ステップ160)。
そして、分光計の左右方向の現在位置測定用カウンタ28のカウンタの値を読み取り(図123:ステップ145)、その値より分光計19の左右方向の現在位置を求め(ステップ146)、メモリM10からブラックの天地方向用基準レジスタマークMB12の左右方向のマーク位置BCXを読み出す(ステップ147)。なお、ステップ144において、分光計19の天地方向の現在位置がブラックの天地方向用基準レジスタマークMB12の天地方向のマーク位置BCYであった場合には、直ちにステップ145へ進む。
次に、CPU1は、分光計19の左右方向の現在位置がブラックの天地方向用基準レジスタマークMB12の左右方向のマーク位置BCXであるか否かをチェックする(図125:ステップ161)。分光計19の左右方向の現在位置がBCXでなければ(ステップ161のNO)、BCXよりも大きいか小さいかをチェックする(ステップ162)。
ここで、分光計19の左右方向の現在位置がBCXよりも小さければ(ステップ162のYES)、左右方向移動用モータドライバ26に正転指令を送り(ステップ163)、分光計の左右方向の現在位置測定用カウンタ28のカウンタの値から分光計19の左右方向の現在位置を求め(ステップ164、165)、分光計19の左右方向の現在位置がBCXと合致した時点で(ステップ167のYES)、左右方向移動用モータドライバ26への正転指令の出力を停止する(ステップ168)。
分光計19の左右方向の現在位置がBCXよりも大きければ(ステップ162のNO)、左右方向移動用モータドライバ26に逆転指令を送り(ステップ169)、分光計の左右方向の現在位置測定用カウンタ28のカウンタの値から分光計19の左右方向の現在位置を求め(ステップ170、171)、分光計19の左右方向の現在位置がBCXと合致した時点で(ステップ173のYES)、左右方向移動用モータドライバ26への逆転指令の出力を停止する(ステップ174)。
このようにして、分光計19をブラックの天地方向用基準レジスタマークMB12の左右方向のマーク位置(BCX,BCY)に合わせた後、CPU1は、分光計19に測定指令信号を出力し(図126:ステップ175)、分光計19からの出力を読み込む(ステップ176)。そして、この読み込んだ分光計19の出力より、ブラックの天地方向用基準レジスタマークMB12の対象範囲Sのシアンの濃度値,マゼンタの濃度値およびイエローの濃度値を演算し、この濃度値をその対象範囲Sのシアン,マゼンタおよびイエローの色成分の濃淡情報としてメモリM11,M12およびM13に格納する(ステップ177,178,179)。
〔左方向基準レジスタマーク+シアンの左方向用レジスタマークの対象範囲のシアンの色成分の濃淡情報の取得〕
次に、CPU1は、分光計の天地方向の現在位置測定用カウンタ23のカウンタの値を読み取り(ステップ180)、その値より分光計19の天地方向の現在位置を求める(ステップ181)。そして、メモリM14からシアンの左方向用レジスタマークMC3の天地方向のマーク位置CLYを読み出し(ステップ182)、図120〜図123に示したステップ105〜140に対応するステップ183〜216(図126〜図129)の処理を行い、シアンの左方向用レジスタマークMC3が重ねて印刷された左方向基準レジスタマークMB3の対象範囲Sのシアンの濃度値を演算し、この濃度値をその対象範囲S3のシアンの色成分の濃淡情報としてメモリM15に格納する。
〔右方向基準レジスタマーク+シアンの右方向用レジスタマークの対象範囲のシアンの色成分の濃淡情報の取得〕
次に、CPU1は、分光計の天地方向の現在位置測定用カウンタ23のカウンタの値を読み取り(ステップ217)、その値より分光計19の天地方向の現在位置を求める(ステップ218)。そして、メモリM16からシアンの右方向用レジスタマークMC4の天地方向のマーク位置CRYを読み出し(ステップ219)、図120〜図123に示したステップ105〜140に対応するステップ220〜253(図129〜図132)の処理を行い、シアンの右方向用レジスタマークMC4が重ねて印刷された右方向基準レジスタマークMB4の対象範囲Sのシアンの濃度値を演算し、この濃度値をその対象範囲Sのシアンの色成分の濃淡情報としてメモリM17に格納する。
〔天方向基準レジスタマーク+シアンの天方向用レジスタマークの対象範囲のシアンの色成分の濃淡情報の取得〕
次に、CPU1は、分光計の天地方向の現在位置測定用カウンタ23のカウンタの値を読み取り(ステップ254)、その値より分光計19の天地方向の現在位置を求める(ステップ255)。そして、メモリM18からシアンの天方向用レジスタマークMC1の天地方向のマーク位置CFYを読み出し(ステップ256)、図120〜図123に示したステップ105〜140に対応するステップ257〜290(図132〜図135)の処理を行い、シアンの天方向用レジスタマークMC1が重ねて印刷された天方向基準レジスタマークMB1の対象範囲Sのシアンの濃度値を演算し、この濃度値をその対象範囲Sのシアンの色成分の濃淡情報としてメモリM19に格納する。
〔地方向基準レジスタマーク+シアンの地方向用レジスタマークの対象範囲のシアンの色成分の濃淡情報の取得〕
次に、CPU1は、分光計の天地方向の現在位置測定用カウンタ23のカウンタの値を読み取り(ステップ291)、その値より分光計19の天地方向の現在位置を求める(ステップ292)。そして、メモリM20からシアンの地方向用レジスタマークMC2の天地方向のマーク位置CBYを読み出し(ステップ293)、図120〜図123に示したステップ105〜140に対応するステップ294〜327(図135〜図138)の処理を行い、シアンの地方向用レジスタマークMC2が重ねて印刷された地方向基準レジスタマークMB2の対象範囲Sのシアンの濃度値を演算し、この濃度値をその対象範囲Sのシアンの色成分の濃淡情報としてメモリM21に格納する。
〔左方向基準レジスタマーク+マゼンタの左方向用レジスタマークの対象範囲のマゼンタの色成分の濃淡情報の取得〕
次に、CPU1は、分光計の天地方向の現在位置測定用カウンタ23のカウンタの値を読み取り(ステップ328)、その値より分光計19の天地方向の現在位置を求める(ステップ329)。そして、メモリM22からマゼンタの左方向用レジスタマーク(図示せず)の天地方向のマーク位置MLYを読み出し(ステップ330)、図120〜図123に示したステップ105〜140に対応するステップ331〜364(図138〜図141)の処理を行い、マゼンタの左方向用レジスタマークが重ねて印刷された左方向基準レジスタマークMB3の対象範囲Sのマゼンタの濃度値を演算し、この濃度値をその対象範囲Sのマゼンタの色成分の濃淡情報としてメモリM23に格納する。
〔右方向基準レジスタマーク+マゼンタの右方向用レジスタマークの対象範囲のマゼンタの色成分の濃淡情報の取得〕
次に、CPU1は、分光計の天地方向の現在位置測定用カウンタ23のカウンタの値を読み取り(ステップ365)、その値より分光計19の天地方向の現在位置を求める(ステップ366)。そして、メモリM24からマゼンタの右方向用レジスタマークの天地方向のマーク位置MRYを読み出し(ステップ367)、図120〜図123に示したステップ105〜140に対応するステップ368〜401(図141〜図144)の処理を行い、マゼンタの右方向用レジスタマークが重ねて印刷された右方向基準レジスタマークMB4の対象範囲Sのマゼンタの濃度値を演算し、この濃度値をその対象範囲Sのマゼンタの色成分の濃淡情報としてメモリM25に格納する。
〔天方向基準レジスタマーク+マゼンタの天方向用レジスタマークの対象範囲のマゼンタの色成分の濃淡情報の取得〕
次に、CPU1は、分光計の天地方向の現在位置測定用カウンタ23のカウンタの値を読み取り(ステップ402)、その値より分光計19の天地方向の現在位置を求める(ステップ403)。そして、メモリM26からマゼンタの天方向用レジスタマーク(図示せず)の天地方向のマーク位置MFYを読み出し(ステップ404)、図120〜図123に示したステップ105〜140に対応するステップ405〜438(図144〜図147)の処理を行い、マゼンタの天方向用レジスタマークが重ねて印刷された天方向基準レジスタマークMB1の対象範囲Sのマゼンタの濃度値を演算し、この濃度値をその対象範囲Sのマゼンタの色成分の濃淡情報としてメモリM27に格納する。
〔地方向基準レジスタマーク+マゼンタの地方向用レジスタマークの対象範囲のマゼンタの色成分の濃淡情報の取得〕
次に、CPU1は、分光計の天地方向の現在位置測定用カウンタ23のカウンタの値を読み取り(ステップ439)、その値より分光計19の天地方向の現在位置を求める(ステップ440)。そして、メモリM28からマゼンタの地方向用レジスタマークの天地方向のマーク位置MBYを読み出し(ステップ441)、図120〜図123に示したステップ105〜140に対応するステップ442〜475(図147〜図150)の処理を行い、マゼンタの地方向用レジスタマークが重ねて印刷された地方向基準レジスタマークMB2の対象範囲Sのマゼンタの濃度値を演算し、この濃度値をその対象範囲Sのマゼンタの色成分の濃淡情報としてメモリM29に格納する。
〔左方向基準レジスタマーク+イエローの左方向用レジスタマークの対象範囲のイエローの色成分の濃淡情報の取得〕
次に、CPU1は、分光計の天地方向の現在位置測定用カウンタ23のカウンタの値を読み取り(ステップ476)、その値より分光計19の天地方向の現在位置を求める(ステップ477)。そして、メモリM31からイエローの左方向用レジスタマーク(図示せず)の天地方向のマーク位置YLYを読み出し(ステップ478)、図120〜図123に示したステップ105〜140に対応するステップ479〜512(図150〜図153)の処理を行い、イエローの左方向用レジスタマークが重ねて印刷された左方向基準レジスタマークMB3の対象範囲Sのイエローの濃度値を演算し、この濃度値をその対象範囲Sのイエローの色成分の濃淡情報としてメモリM32に格納する。
〔右方向基準レジスタマーク+イエローの右方向用レジスタマークの対象範囲のイエローの色成分の濃淡情報の取得〕
次に、CPU1は、分光計の天地方向の現在位置測定用カウンタ23のカウンタの値を読み取り(ステップ513)、その値より分光計19の天地方向の現在位置を求める(ステップ514)。そして、メモリM33からイエローの右方向用レジスタマークの天地方向のマーク位置YRYを読み出し(ステップ515)、図120〜図123に示したステップ105〜140に対応するステップ516〜549(図153〜図156)の処理を行い、イエローの右方向用レジスタマークが重ねて印刷された右方向基準レジスタマークMB4の対象範囲Sのイエローの濃度値を演算し、この濃度値をその対象範囲Sのイエローの色成分の濃淡情報としてメモリM34に格納する。
〔天方向基準レジスタマーク+イエローの天方向用レジスタマークの対象範囲のイエローの色成分の濃淡情報の取得〕
次に、CPU1は、分光計の天地方向の現在位置測定用カウンタ23のカウンタの値を読み取り(ステップ550)、その値より分光計19の天地方向の現在位置を求める(ステップ551)。そして、メモリM35からイエローの天方向用レジスタマーク(図示せず)の天地方向のマーク位置YFYを読み出し(ステップ552)、図120〜図123に示したステップ105〜140に対応するステップ553〜586(図156〜図159)の処理を行い、イエローの天方向用レジスタマークが重ねて印刷された天方向基準レジスタマークMB1の対象範囲Sのイエローの濃度値を演算し、この濃度値をその対象範囲Sのイエローの色成分の濃淡情報としてメモリM36に格納する。
〔地方向基準レジスタマーク+イエローの地方向用レジスタマークの対象範囲のイエローの色成分の濃淡情報の取得〕
次に、CPU1は、分光計の天地方向の現在位置測定用カウンタ23のカウンタの値を読み取り(ステップ587)、その値より分光計19の天地方向の現在位置を求める(ステップ588)。そして、メモリM37からイエローの地方向用レジスタマークの天地方向のマーク位置YBYを読み出し(ステップ589)、図120〜図123に示したステップ105〜140に対応するステップ590〜623(図159〜図162)の処理を行い、イエローの地方向用レジスタマークが重ねて印刷された地方向基準レジスタマークMB2の対象範囲Sのイエローの濃度値を演算し、この濃度値をその対象範囲Sのイエローの色成分の濃淡情報としてメモリM38に格納する。
そして、左右方向移動用モータドライバ26に逆転指令を送り(ステップ624)、分光計19をその分光計の左右方向原点位置に停止させる(ステップ625,626)。また、天地方向移動用モータドライバ21に逆転指令を送り(ステップ627)、分光計19をその分光計の天地方向原点位置に停止させる(ステップ628,629)。
〔シアンの左右方向の見当誤差量の算出〕
次に、CPU1は、シアンの左方向用レジスタマークMC3が重ねて印刷された左方向基準レジスタマークMB3の対象範囲Sのシアンの濃度値をメモリM15から読み出し(図163:ステップ630)、ブラックの左右方向用基準レジスタマークMB34の対象範囲Sのシアンの濃度値をメモリM7から読み出し(ステップ631)、メモリM15から読み出した濃度値からメモリM7から読み出した濃度値を差し引いてシアンの左方向用レジスタマークの濃度値の差を求め、この濃度値の差をメモリM39に格納する(ステップ632)。
そして、メモリM40から許容値を読み出し(ステップ633)、ステップ632で求めたシアンの左方向用レジスタマークの濃度値の差と比較する(ステップ634)。ここで、シアンの左方向用レジスタマークの濃度値の差が許容値を超えていれば(ステップ634のYES)、メモリM41からシアンの左右方向用レジスタマークの濃度値の差−シアン印刷ユニットの左右方向見当誤差量変換テーブルを読み出し(ステップ635)、この読み出したテーブルからその時のシアンの左方向用レジスタマークの濃度値の差に応ずる左右方向見当誤差量を求め、これをシアン印刷ユニットの左方向見当誤差量としてメモリM42に格納する(ステップ636)。
次に、CPU1は、シアンの右方向用レジスタマークMC4が重ねて印刷された右方向基準レジスタマークMB4の対象範囲Sのシアンの濃度値をメモリM17から読み出し(ステップ637)、ブラックの左右方向用基準レジスタマークMB34の対象範囲Sのシアンの濃度値をメモリM7から読み出し(ステップ638)、メモリM17から読み出した濃度値からメモリM7から読み出した濃度値を差し引いてシアンの右方向用レジスタマークの濃度値の差を求め、この濃度値の差をメモリM43に記憶する(ステップ639)。
そして、メモリM40から許容値を読み出し(ステップ640)、ステップ639で求めたシアンの右方向用レジスタマークの濃度値の差と比較する(ステップ641)。ここで、シアンの右方向用レジスタマークの濃度値の差が許容値を超えていれば(ステップ641のYES)、メモリM41からシアンの左右方向用レジスタマークの濃度値の差−シアン印刷ユニットの左右方向見当誤差量変換テーブルを読み出し(ステップ642)、この読み出したテーブルからその時のシアンの右方向用レジスタマークの濃度値の差に応ずる左右方向見当誤差量を求め、これをシアン印刷ユニットの右方向見当誤差量としてメモリM44に格納する(ステップ643)。
〔シアンの天地方向の見当誤差量の算出〕
次に、CPU1は、シアンの天方向用レジスタマークMC1が重ねて印刷された天方向基準レジスタマークMB1の対象範囲Sのシアンの濃度値をメモリM19から読み出し(図164:ステップ644)、ブラックの天地方向用基準レジスタマークMB12の対象範囲Sのシアンの濃度値をメモリM11から読み出し(ステップ645)、メモリM19から読み出した濃度値からメモリM11から読み出した濃度値を差し引いてシアンの天方向用レジスタマークの濃度値の差を求め、この濃度値の差をメモリM45に記憶する(ステップ646)。
そして、メモリM46から許容値を読み出し(ステップ647)、ステップ646で求めたシアンの天方向用レジスタマークの濃度値の差と比較する(ステップ648)。ここで、シアンの天方向用レジスタマークの濃度値の差が許容値を超えていれば(ステップ648のYES)、メモリM47からシアンの天地方向用レジスタマークの濃度値の差−シアン印刷ユニットの天地方向見当誤差量変換テーブルを読み出し(ステップ649)、この読み出したテーブルからその時のシアンの天方向用レジスタマークの濃度値の差に応ずる天地方向見当誤差量を求め、これをシアン印刷ユニットの天方向見当誤差量としてメモリM48に格納する(ステップ650)。
次に、CPU1は、シアンの地方向用レジスタマークMC2が重ねて印刷された地方向基準レジスタマークMB2の対象範囲Sのシアンの濃度値をメモリM21から読み出し(ステップ651)、ブラックの天地方向用基準レジスタマークMB12の対象範囲Sのシアンの濃度値をメモリM11から読み出し(ステップ652)、メモリM21から読み出した濃度値からメモリM11から読み出した濃度値を差し引いてシアンの地方向用レジスタマークの濃度値の差を求め、この濃度値の差をメモリM49に記憶する(ステップ653)。
そして、メモリM46から許容値を読み出し(ステップ654)、ステップ653で求めたシアンの地方向用レジスタマークの濃度値の差と比較する(ステップ655)。ここで、シアンの地方向用レジスタマークの濃度値の差が許容値を超えていれば(ステップ655のYES)、メモリM47からシアンの天地方向用レジスタマークの濃度値の差−シアン印刷ユニットの天地方向見当誤差量変換テーブルを読み出し(ステップ656)、この読み出したテーブルからその時のシアンの地方向用レジスタマークの濃度値の差に応ずる天地方向見当誤差量を求め、これをシアン印刷ユニットの地方向見当誤差量としてメモリM50に格納する(ステップ657)。
〔マゼンタの左右方向の見当誤差量の算出〕
また、CPU1は、図163に示したステップ630〜643に対応するステップ658〜671(図165)の処理を実行し、マゼンタの左方向用レジスタマークのマゼンタの濃度値の差に応ずる左方向見当誤差量を求めてメモリM54に格納し、マゼンタの右方向用レジスタマークのマゼンタの濃度値の差に応ずる右方向見当誤差量を求めてメモリM56に格納する。
〔マゼンタの天地方向の見当誤差量の算出〕
また、CPU1は、図164に示したステップ644〜657に対応するステップ672〜685(図166)の処理を実行し、マゼンタの天方向用レジスタマークのマゼンタの濃度値の差に応ずる天方向見当誤差量を求めてメモリM60に格納し、マゼンタの地方向用レジスタマークのマゼンタの濃度値の差に応ずる地方向見当誤差量を求めてメモリM62に格納する。
〔イエローの左右方向の見当誤差量の算出〕
また、CPU1は、図163に示したステップ630〜643に対応するステップ686〜699(図167)の処理を実行し、イエローの左方向用レジスタマークのイエローの濃度値の差に応ずる左方向見当誤差量を求めてメモリM66に格納し、イエローの右方向用レジスタマークのイエローの濃度値の差に応ずる右方向見当誤差量を求めてメモリM68に格納する。
〔イエローの天地方向の見当誤差量の算出〕
また、CPU1は、図164に示したステップ644〜657に対応するステップ700〜713(図168)の処理を実行し、イエローの天方向用レジスタマークのイエローの濃度値の差に応ずる天方向見当誤差量を求めてメモリM72に格納し、イエローの地方向用レジスタマークのイエローの濃度値の差に応ずる地方向見当誤差量を求めてメモリM74に格納する。
〔見当位置の調整〕
次に、CPU1は、以上のようにして求めた見当誤差量に基づいて、シアン印刷ユニット、マゼンタ印刷ユニット、イエロー印刷ユニットにおける左右方向および天地方向の版の見当位置を調整する。この見当位置の調整は次のようにして行う。
CPU1は、先ず、メモリM42からシアン印刷ユニットの左方向見当誤差量を読み出し(図169:ステップ714)、シアン印刷ユニットの左方向見当誤差量が>0であれば(ステップ715のYES)、メモリM44からシアン印刷ユニットの右方向見当誤差量を読み出す(ステップ716)。
ここで、シアン印刷ユニットの右方向見当誤差量が>0であった場合には(ステップ717のYES)、表示器9に「検出エラー」を表示し(ステップ728)、処理を中断する。この場合、リセットスイッチ7がオンとされれば(ステップ729のYES)、ステップ101(図120)へ戻る。
〔シアン印刷ユニットの左方向の見当位置の調整〕
シアン印刷ユニットの右方向見当誤差量が>0でなければ(ステップ717のNO)、すなわちシアン印刷ユニットの左右方向の見当誤差量のうち左方向見当誤差量のみが>0であった場合には、シアン印刷ユニットの版見当調整部14CにおけるA/D変換器CAD1の出力を読み取り(ステップ718)、その出力よりシアン印刷ユニット用左右方向見当調整モータCM1の現在位置を求める(ステップ719)。そして、メモリM42よりシアン印刷ユニットの左方向見当誤差量を読み出し(ステップ720)、シアン印刷ユニット用左右方向見当調整モータCM1の現在位置にシアン印刷ユニットの左方向見当誤差量を加算し、目標とするシアン印刷ユニット用左右方向見当調整モータCM1の位置を求める(ステップ721)。
そして、目標とするシアン印刷ユニット用左右方向見当調整モータCM1の位置より目標とするA/D変換器CAD1の出力を演算し(ステップ722)、シアン印刷ユニット用左右方向見当調整モータドライバCMD1に正転指令を送り(ステップ723)、シアン印刷ユニット用左右方向見当調整モータ用ポテンショメータCPT1に接続されたA/D変換器CAD1の出力値を読み取り(ステップ724)、また目標とするA/D変換器CAD1の出力を読み取り(ステップ725)、シアン印刷ユニット用左右方向見当調整モータ用ポテンショメータCPT1に接続されたA/D変換器CAD1の出力値が目標とするA/D変換器CAD1の出力と合致した時点で(ステップ726のYES)、シアン印刷ユニット用左右方向見当調整モータドライバCMD1への正転指令の出力を停止する(ステップ727)。これにより、シアン印刷ユニットの左方向の見当位置が調整され、その見当誤差量が許容値内に収まるものとなる。
〔シアン印刷ユニットの右方向の見当位置の調整〕
シアン印刷ユニットの左方向見当誤差量が>0でなければ(ステップ715のNO)、メモリM44からシアン印刷ユニットの右方向見当誤差量を読み出し(図170:ステップ730)、シアン印刷ユニットの右方向見当誤差量が>0であれば(ステップ731のYES)、すなわちシアン印刷ユニットの左右方向の見当誤差量のうち右方向見当誤差量のみが>0であった場合には、シアン印刷ユニットの版見当調整部14CにおけるA/D変換器CAD1の出力を読み取り(ステップ732)、この出力よりシアン印刷ユニット用左右方向見当調整モータCM1の現在位置を求める(ステップ733)。そして、メモリM44よりシアン印刷ユニットの右方向見当誤差量を読み出し(ステップ734)、シアン印刷ユニット用左右方向見当調整モータCM1の現在位置からシアン印刷ユニットの右方向見当誤差量を減算し、目標とするシアン印刷ユニット用左右方向見当調整モータCM1の位置を求める(ステップ735)。
そして、目標とするシアン印刷ユニット用左右方向見当調整モータCM1の位置より目標とするA/D変換器CAD1の出力を演算し(ステップ736)、シアン印刷ユニット用左右方向見当調整モータドライバCMD1に逆転指令を送り(ステップ737)、シアン印刷ユニット用左右方向見当調整モータ用ポテンショメータCPT1に接続されたA/D変換器CAD1の出力値を読み取り(ステップ738)、また目標とするA/D変換器CAD1の出力を読み取り(ステップ739)、シアン印刷ユニット用左右方向見当調整モータ用ポテンショメータCPT1に接続されたA/D変換器CAD1の出力値が目標とするA/D変換器CAD1の出力と合致した時点で(ステップ740のYES)、シアン印刷ユニット用左右方向見当調整モータドライバCMD1への逆転指令の出力を停止する(ステップ741)。これにより、シアン印刷ユニットの右方向の見当位置が調整され、その見当誤差量が許容値内に収まるものとなる。
次に、CPU1は、メモリM48よりシアン印刷ユニットの天方向見当誤差量を読み出す(図171:ステップ742)。シアン印刷ユニットの天方向見当誤差量が>0であれば(ステップ743のYES)、メモリM50からシアン印刷ユニットの地方向見当誤差量を読み出す(ステップ744)。
ここで、シアン印刷ユニットの地方向見当誤差量が>0であった場合には(ステップ745のYES)、表示器9に「検出エラー」を表示し(ステップ756)、処理を中断する。この場合、リセットスイッチ7がオンとされれば(ステップ757のYES)、ステップ101(図120)へ戻る。
〔シアン印刷ユニットの天方向の見当位置の調整〕
シアン印刷ユニットの地方向見当誤差量が>0でなければ(ステップ745のNO)、すなわちシアン印刷ユニットの天地方向の見当誤差量のうち天方向見当誤差量のみが>0であった場合には、シアン印刷ユニットの版見当調整部14CにおけるA/D変換器CAD2の出力を読み取り(ステップ746)、その出力よりシアン印刷ユニット用天地方向見当調整モータCM2の現在位置を求める(ステップ747)。そして、メモリM48よりシアン印刷ユニットの天方向見当誤差量を読み出し(ステップ748)、シアン印刷ユニット用天地方向見当調整モータCM2の現在位置にシアン印刷ユニットの天方向見当誤差量を加算し、目標とするシアン印刷ユニット用天地方向見当調整モータCM2の位置を求める(ステップ749)。
そして、目標とするシアン印刷ユニット用天地方向見当調整モータCM2の位置より目標とするA/D変換器CAD2の出力を演算し(ステップ750)、シアン印刷ユニット用天地方向見当調整モータドライバCMD2に正転指令を送り(ステップ751)、シアン印刷ユニット用天地方向見当調整モータ用ポテンショメータCPT2に接続されたA/D変換器CAD2の出力値を読み取り(ステップ752)、また目標とするA/D変換器CAD2の出力を読み取り(ステップ753)、シアン印刷ユニット用天地方向見当調整モータ用ポテンショメータCPT2に接続されたA/D変換器CAD2の出力値が目標とするA/D変換器CAD2の出力と合致した時点で(ステップ754のYES)、シアン印刷ユニット用天地方向見当調整モータドライバCMD2への正転指令の出力を停止する(ステップ755)。これにより、シアン印刷ユニットの天方向の見当位置が調整され、その見当誤差量が許容値内に収まるものとなる。
〔シアン印刷ユニットの地方向の見当位置の調整〕
シアン印刷ユニットの天方向見当誤差量が>0でなければ(ステップ743のNO)、メモリM50からシアン印刷ユニットの地方向見当誤差量を読み出し(図172:ステップ758)、シアン印刷ユニットの地方向見当誤差量が>0であれば(ステップ759のYES)、すなわちシアン印刷ユニットの天地方向の見当誤差量のうち地方向見当誤差量のみが>0であった場合には、シアン印刷ユニットの版見当調整部14CにおけるA/D変換器CAD2の出力を読み取り(ステップ760)、この出力よりシアン印刷ユニット用天地方向見当調整モータCM2の現在位置を求める(ステップ761)。そして、メモリM50よりシアン印刷ユニットの地方向見当誤差量を読み出し(ステップ762)、シアン印刷ユニット用天地方向見当調整モータCM2の現在位置からシアン印刷ユニットの地方向見当誤差量を減算し、目標とするシアン印刷ユニット用天地方向見当調整モータCM2の位置を求める(ステップ763)。
そして、目標とするシアン印刷ユニット用天地方向見当調整モータCM2の位置より目標とするA/D変換器CAD2の出力を演算し(ステップ764)、シアン印刷ユニット用天地方向見当調整モータドライバCMD2に逆転指令を送り(ステップ765)、シアン印刷ユニット用天地方向見当調整モータ用ポテンショメータCPT2に接続されたA/D変換器CAD2の出力値を読み取り(ステップ766)、また目標とするA/D変換器CAD2の出力を読み取り(ステップ767)、シアン印刷ユニット用天地方向見当調整モータ用ポテンショメータCPT2に接続されたA/D変換器CAD2の出力値が目標とするA/D変換器CAD2の出力と合致した時点で(ステップ768のYES)、シアン印刷ユニット用天地方向見当調整モータドライバCMD2への逆転指令の出力を停止する(ステップ769)。これにより、シアン印刷ユニットの地方向の見当位置が調整され、その見当誤差量が許容値内に収まるものとなる。
〔マゼンタ印刷ユニットの見当位置の調整〕
また、CPU1は、図169に示したステップ714〜727に対応するステップ770〜783(図173)の処理を実行することによって、マゼンタ印刷ユニットの左方向見当誤差量を調整し、図170に示したステップ730〜741に対応するステップ786〜797(図174)の処理を実行することによって、マゼンタ印刷ユニットの右方向見当誤差量を調整する。また、図171に示したステップ742〜755に対応するステップ798〜811(図175)の処理を実行することによって、マゼンタ印刷ユニットの天方向見当誤差量を調整し、図172に示したステップ758〜769に対応するステップ814〜825(図176)の処理を実行することによって、マゼンタ印刷ユニットの地方向見当誤差量を調整する。
〔イエロー印刷ユニットの見当位置の調整〕
また、CPU1は、図169に示したステップ714〜727に対応するステップ826〜839(図177)の処理を実行することによって、イエロー印刷ユニットの左方向見当誤差量を調整し、図170に示したステップ730〜741に対応するステップ842〜853(図178)の処理を実行することによって、イエロー印刷ユニットの右方向見当誤差量を調整する。また、図171に示したステップ742〜755に対応するステップ854〜867(図179)の処理を実行することによって、イエロー印刷ユニットの天方向見当誤差量を調整し、図172に示したステップ758〜769に対応するステップ870〜881(図180)の処理を実行することによって、イエロー印刷ユニットの地方向見当誤差量を調整する。そして、ステップ101(図120)へ戻る。
本発明で用いる基準レジスタマークの一例を示す図である。 本発明で用いる位置ずれ検出用レジスタマークの一例を示す図である。 この基準レジスタマークおよび位置ずれ検出用レジスタマークを用いた天方向への位置ずれの検出を説明するための図である。 この基準レジスタマークおよび位置ずれ検出用レジスタマークを用いた地方向への位置ずれの検出を説明するための図である。 この基準レジスタマークおよび位置ずれ検出用レジスタマークを用いた左方向への位置ずれの検出を説明するための図である。 この基準レジスタマークおよび位置ずれ検出用レジスタマークを用いた右方向への位置ずれの検出を説明するための図である。 本発明で用いる天地方向用基準レジスタマークおよび左右方向用基準レジスタマークの一例を示す図である。 測定範囲とレジスタマークの線分太さの関係の一例を示す図である。 本発明に係る印刷物の色間見当誤差量検出装置の一実施の形態(実施の形態1)を示すブロック図である。 この色間見当誤差量検出装置における版見当調整装置の構成を示す図である。 この色間見当誤差量検出装置におけるメモリの構成を分割して示す図である。 この色間見当誤差量検出装置におけるメモリの構成を分割して示す図である。 この色間見当誤差量検出装置におけるメモリの構成を分割して示す図である。 この色間見当誤差量検出装置におけるメモリの構成を分割して示す図である。 この色間見当誤差量検出装置におけるメモリの構成を分割して示す図である。 この色間見当誤差量検出装置におけるメモリの構成を分割して示す図である。 この色間見当誤差量検出装置におけるメモリの構成を分割して示す図である。 この色間見当誤差量検出装置におけるメモリの構成を分割して示す図である。 この色間見当誤差量検出装置における処理を説明するためのフローチャートである。 図19に続くフローチャートである。 図20に続くフローチャートである。 図21に続くフローチャートである。 図22に続くフローチャートである。 図23に続くフローチャートである。 図24に続くフローチャートである。 図25に続くフローチャートである。 図26に続くフローチャートである。 図27に続くフローチャートである。 図28に続くフローチャートである。 図29に続くフローチャートである。 図30に続くフローチャートである。 図31に続くフローチャートである。 図32に続くフローチャートである。 図33に続くフローチャートである。 図34に続くフローチャートである。 図35に続くフローチャートである。 図36に続くフローチャートである。 図37に続くフローチャートである。 図38に続くフローチャートである。 図39に続くフローチャートである。 図40に続くフローチャートである。 図41に続くフローチャートである。 図42に続くフローチャートである。 図42に続くフローチャートである。 図44に続くフローチャートである。 図44に続くフローチャートである。 図46に続くフローチャートである。 図46に続くフローチャートである。 図48に続くフローチャートである。 図48に続くフローチャートである。 図50に続くフローチャートである。 図50に続くフローチャートである。 図52に続くフローチャートである。 基準画像データ読込スイッチがオンとされた場合の図19に続くフローチャートである。 図54に続くフローチャートである。 図55に続くフローチャートである。 図56に続くフローチャートである。 図57に続くフローチャートである。 図58に続くフローチャートである。 図59に続くフローチャートである。 図60に続くフローチャートである。 図61に続くフローチャートである。 図62に続くフローチャートである。 図63に続くフローチャートである。 図64に続くフローチャートである。 図65に続くフローチャートである。 図66に続くフローチャートである。 図67に続くフローチャートである。 図68に続くフローチャートである。 図69に続くフローチャートである。 検査スタートスイッチがオンとされた場合の図19に続くフローチャートである。 図71に続くフローチャートである。 図72に続くフローチャートである。 図73に続くフローチャートである。 図74に続くフローチャートである。 図75に続くフローチャートである。 図76に続くフローチャートである。 図77に続くフローチャートである。 図78に続くフローチャートである。 図79に続くフローチャートである。 図80に続くフローチャートである。 図81に続くフローチャートである。 図82に続くフローチャートである。 図83に続くフローチャートである。 図84に続くフローチャートである。 図85に続くフローチャートである。 図86に続くフローチャートである。 図87に続くフローチャートである。 図88に続くフローチャートである。 図89に続くフローチャートである。 図90に続くフローチャートである。 図91に続くフローチャートである。 図92に続くフローチャートである。 図93に続くフローチャートである。 図94に続くフローチャートである。 図94に続くフローチャートである。 図96に続くフローチャートである。 図96に続くフローチャートである。 図98に続くフローチャートである。 図98に続くフローチャートである。 図100に続くフローチャートである。 図100に続くフローチャートである。 図102に続くフローチャートである。 図102に続くフローチャートである。 図104に続くフローチャートである。 図104に続くフローチャートである。 図106に続くフローチャートである。 図107に続くフローチャートである。 図108に続くフローチャートである。 図109に続くフローチャートである。 図110に続くフローチャートである。 本発明に係る色間見当誤差量検出装置の他の実施の形態(実施の形態2)を示すブロック図である。 この色間見当誤差量検出装置におけるメモリの構成を分割して示す図である。 この色間見当誤差量検出装置におけるメモリの構成を分割して示す図である。 この色間見当誤差量検出装置におけるメモリの構成を分割して示す図である。 この色間見当誤差量検出装置におけるメモリの構成を分割して示す図である。 この色間見当誤差量検出装置におけるメモリの構成を分割して示す図である。 この色間見当誤差量検出装置におけるメモリの構成を分割して示す図である。 この色間見当誤差量検出装置におけるメモリの構成を分割して示す図である。 この色間見当誤差量検出装置における処理を説明するためのフローチャートである。 図120に続くフローチャートである。 図120に続くフローチャートである。 図122に続くフローチャートである。 図123に続くフローチャートである。 図123に続くフローチャートである。 図125に続くフローチャートである。 図126に続くフローチャートである。 図126に続くフローチャートである。 図128に続くフローチャートである。 図129に続くフローチャートである。 図129に続くフローチャートである。 図131に続くフローチャートである。 図132に続くフローチャートである。 図132に続くフローチャートである。 図134に続くフローチャートである。 図135に続くフローチャートである。 図135に続くフローチャートである。 図137に続くフローチャートである。 図138に続くフローチャートである。 図138に続くフローチャートである。 図140に続くフローチャートである。 図141に続くフローチャートである。 図141に続くフローチャートである。 図143に続くフローチャートである。 図144に続くフローチャートである。 図144に続くフローチャートである。 図146に続くフローチャートである。 図147に続くフローチャートである。 図147に続くフローチャートである。 図149に続くフローチャートである。 図150に続くフローチャートである。 図150に続くフローチャートである。 図152に続くフローチャートである。 図153に続くフローチャートである。 図153に続くフローチャートである。 図155に続くフローチャートである。 図156に続くフローチャートである。 図156に続くフローチャートである。 図158に続くフローチャートである。 図159に続くフローチャートである。 図159に続くフローチャートである。 図161に続くフローチャートである。 図162に続くフローチャートである。 図163に続くフローチャートである。 図164に続くフローチャートである。 図165に続くフローチャートである。 図166に続くフローチャートである。 図167に続くフローチャートである。 図168に続くフローチャートである。 図169に続くフローチャートである。 図169に続くフローチャートである。 図171に続くフローチャートである。 図171に続くフローチャートである。 図173に続くフローチャートである。 図173に続くフローチャートである。 図175に続くフローチャートである。 図175に続くフローチャートである。 図177に続くフローチャートである。 図177に続くフローチャートである。 図179に続くフローチャートである。 RGB各色の基準画像データの格納状況を示す図である。
符号の説明
MB1…天方向基準レジスタマーク、MB2…地方向基準レジスタマーク、MB3…左方向基準レジスタマーク、MB4…右方向基準レジスタマーク、L1…ライン、L2…空白部、H1,H2…幅、MC1…天方向位置ずれ検出用レジスタマーク、MC2…地方向位置ずれ検出用レジスタマーク、MC3…左方向位置ずれ検出用レジスタマーク、MC4…右方向位置ずれ検出用レジスタマーク、L3…ライン、H3…幅、S(S1,S2,S3,S4)…対象範囲、MB12…天地方向用基準レジスタマーク、MB34…左右方向用基準レジスタマーク、100…印刷物、1…CPU、2…RAM,3…ROM、4…見当合わせスイッチ、5…基準画像データ読込スイッチ、6…検査スタートスイッチ、7…リセットスイッチ、8…入力装置、9…表示器、10…出力装置、11…CCDカメラ、12…印刷機用ロータリエンコーダ、13…A/D変換器、14…版見当調整装置1、15…メモリ、16〜18…入出力インタフェース(I/O)、19…分光計、20…天地方向移動用モータ、21…天地方向移動用モータドライバ、22…天地方向移動用モータ用ロータリエンコーダ、23…分光計の天地方向の現在位置測定用カウンタ、24…天地方向原点位置検出器、25…左右方向移動用モータ、26…左右方向移動用モータドライバ、27…左右方向移動用モータ用ロータリエンコーダ、28…分光計の左右方向の現在位置測定用カウンタ、29…左右方向原点位置検出器、30〜31…入出力インタフェース(I/O)。

Claims (26)

  1. 多色印刷機で印刷される印刷物の色間の位置ずれ量を色間見当誤差量として求める印刷物の色間見当誤差量検出方法において、
    基準とする色で、前記印刷物に、所定の幅の色面部とこの色面部に接する空白部とを含むマークを基準レジスタマークとして印刷する第1ステップと、
    前記基準レジスタマークの色面部よりも幅の狭い色面部を含む位置ずれ検出用のレジスタマークを、その色面部の幅が前記基準レジスタマークの色面部の幅からはみ出ることのない位置を目標位置として、前記基準とする色以外の色で印刷する第2ステップと、
    前記位置ずれ検出用のレジスタマークが印刷された前記基準レジスタマークの色面部とこの色面部に接する空白部を含む所定の範囲を対象範囲とし、この対象範囲の前記位置ずれ検出用のレジスタマークと同じ色成分の濃さを表す濃淡情報を測定する第3ステップと、
    前記測定された対象範囲の濃淡情報に基づいて前記基準とする色と前記基準とする色以外の色との間の色間見当誤差量を求める第4ステップと
    を備えることを特徴とする印刷物の色間見当誤差量検出方法。
  2. 多色印刷機で印刷される印刷物の色間の位置ずれ量を色間見当誤差量として求める印刷物の色間見当誤差量検出方法において、
    基準とする色で、前記印刷物に、前記多色印刷機における前記印刷物の流れ方向を天地方向とし、この天地方向を幅方向とする色面部とこの色面部に接する空白部とを含むマークを基準レジスタマークとして印刷する第1ステップと、
    前記基準レジスタマークの色面部よりも幅の狭い色面部を含む位置ずれ検出用のレジスタマークを、その色面部の幅が前記基準レジスタマークの色面部の幅からはみ出ることのない位置を目標位置として、前記基準とする色以外の色で印刷する第2ステップと、
    前記位置ずれ検出用のレジスタマークが印刷された前記基準レジスタマークの色面部とこの色面部に接する空白部を含む所定の範囲を対象範囲とし、この対象範囲の前記位置ずれ検出用のレジスタマークと同じ色成分の濃さを表す濃淡情報を測定する第3ステップと、
    前記測定された対象範囲の濃淡情報に基づいて前記基準とする色と前記基準とする色以外の色との間の天地方向の色間見当誤差量を求める第4ステップと
    を備えることを特徴とする印刷物の色間見当誤差量検出方法。
  3. 請求項2に記載された印刷物の色間見当誤差量検出方法において、
    前記第1ステップは、
    前記基準レジスタマークとして第1の基準レジスタマークと第2の基準レジスタマークを印刷し、
    前記第2ステップは、
    前記位置ずれ検出用のレジスタマークとして、
    前記第1の基準レジスタマークの色面部の天方向側の縁にその色面部の縁の少なくとも一部が重なる位置を目標位置として第1の位置ずれ検出用のレジスタマークを印刷し、
    前記第2の基準レジスタマークの色面部の地方向側の縁にその色面部の縁の少なくとも一部が重なる位置を目標位置として第2の位置ずれ検出用のレジスタマークを印刷し、
    前記第3ステップは、
    前記第1の位置ずれ検出用のレジスタマークが印刷された前記第1の基準レジスタマークの色面部とこの色面部に接する空白部を含む所定の範囲を対象範囲とし、この対象範囲の前記第1の位置ずれ検出用のレジスタマークと同じ色成分の濃淡情報を第1の濃淡情報として測定し、
    前記第2の位置ずれ検出用のレジスタマークが印刷された前記第2の基準レジスタマークの色面部とこの色面部に接する空白部を含む所定の範囲を対象範囲とし、この対象範囲の前記第2の位置ずれ検出用のレジスタマークと同じ色成分の濃淡情報を第2の濃淡情報として測定し、
    前記第4ステップは、
    前記測定された第1の濃淡情報に基づいて前記基準とする色と前記基準とする色以外の色との間の天方向の色間見当誤差量を求め、
    前記測定された第2の濃淡情報に基づいて前記基準とする色と前記基準とする色以外の色との間の地方向の色間見当誤差量を求める
    ことを特徴とする印刷物の色間見当誤差量検出方法。
  4. 請求項2に記載された印刷物の色間見当誤差量検出方法において、
    前記第1ステップは、
    前記基準レジスタマークとして第1の基準レジスタマークと第2の基準レジスタマークを印刷し、
    前記第2ステップは、
    前記位置ずれ検出用のレジスタマークとして、
    前記第1の基準レジスタマークの色面部の天方向側の縁にその色面部の縁の全部が重なる位置を目標位置として第1の位置ずれ検出用のレジスタマークを印刷し、
    前記第2の基準レジスタマークの色面部の地方向側の縁にその色面部の縁の全部が重なる位置を目標位置として第2の位置ずれ検出用のレジスタマークを印刷し、
    前記第3ステップは、
    前記第1の位置ずれ検出用のレジスタマークが印刷された前記第1の基準レジスタマークの色面部とこの色面部に接する空白部を含む所定の範囲を対象範囲とし、この対象範囲の前記第1の位置ずれ検出用のレジスタマークと同じ色成分の濃淡情報を第1の濃淡情報として測定し、
    前記第2の位置ずれ検出用のレジスタマークが印刷された前記第2の基準レジスタマークの色面部とこの色面部に接する空白部を含む所定の範囲を対象範囲とし、この対象範囲の前記第2の位置ずれ検出用のレジスタマークと同じ色成分の濃淡情報を第2の濃淡情報として測定し、
    前記第4ステップは、
    前記測定された第1の濃淡情報に基づいて前記基準とする色と前記基準とする色以外の色との間の天方向の色間見当誤差量を求め、
    前記測定された第2の濃淡情報に基づいて前記基準とする色と前記基準とする色以外の色との間の地方向の色間見当誤差量を求める
    ことを特徴とする印刷物の色間見当誤差量検出方法。
  5. 請求項3又は4に記載された印刷物の色間見当誤差量検出方法において、
    前記第1の位置ずれ検出用のレジスタマークの色面部の幅が前記第1の基準レジスタマークの色面部の幅の半分以下とされ、
    前記第2の位置ずれ検出用のレジスタマークの色面部の幅が前記第2の基準レジスタマークの色面部の幅の半分以下とされる
    ことを特徴とする印刷物の色間見当誤差量検出方法。
  6. 請求項2に記載された印刷物の色間見当誤差量検出方法において、
    前記基準レジスタマークの色面部および前記位置ずれ検出用のレジスタマークの色面部が前記天地方向に対して直交する方向に延びるラインである
    ことを特徴とする印刷物の色間見当誤差量検出方法。
  7. 多色印刷機で印刷される印刷物の色間の位置ずれ量を色間見当誤差量として求める印刷物の色間見当誤差量検出方法において、
    基準とする色で、前記印刷物に、前記多色印刷機における前記印刷物の流れ方向に直交する方向を左右方向とし、この左右方向を幅方向とする色面部とこの色面部に接する空白部とを含むマークを基準レジスタマークとして印刷する第1ステップと、
    前記基準レジスタマークの色面部よりも幅の狭い色面部を含む位置ずれ検出用のレジスタマークを、その色面部の幅が前記基準レジスタマークの色面部の幅からはみ出ることのない位置を目標位置として、前記基準とする色以外の色で印刷する第2ステップと、
    前記位置ずれ検出用のレジスタマークが印刷された前記基準レジスタマークの色面部とこの色面部に接する空白部を含む所定の範囲を対象範囲とし、この対象範囲の前記位置ずれ検出用のレジスタマークと同じ色成分の濃さを表す濃淡情報を測定する第3ステップと、
    前記測定された対象範囲の濃淡情報に基づいて前記基準とする色と前記基準とする色以外の色との間の左右方向の色間見当誤差量を求める第4ステップと
    を備えることを特徴とする印刷物の色間見当誤差量検出方法。
  8. 請求項7に記載された印刷物の色間見当誤差量検出方法において、
    前記第1ステップは、
    前記基準レジスタマークとして第1の基準レジスタマークと第2の基準レジスタマークを印刷し、
    前記第2ステップは、
    前記位置ずれ検出用のレジスタマークとして、
    前記第1の基準レジスタマークの色面部の左方向側の縁にその色面部の縁の少なくとも一部が重なる位置を目標位置として第1の位置ずれ検出用のレジスタマークを印刷し、
    前記第2の基準レジスタマークの色面部の右方向側の縁にその色面部の縁の少なくとも一部が重なる位置を目標位置として第2の位置ずれ検出用のレジスタマークを印刷し、
    前記第3ステップは、
    前記第1の位置ずれ検出用のレジスタマークが印刷された前記第1の基準レジスタマークの色面部とこの色面部に接する空白部を含む所定の範囲を対象範囲とし、この対象範囲の前記第1の位置ずれ検出用のレジスタマークと同じ色成分の濃淡情報を第1の濃淡情報として測定し、
    前記第2の位置ずれ検出用のレジスタマークが印刷された前記第2の基準レジスタマークの色面部とこの色面部に接する空白部を含む所定の範囲を対象範囲とし、この対象範囲の前記第2の位置ずれ検出用のレジスタマークと同じ色成分の濃淡情報を第2の濃淡情報として測定し、
    前記第4ステップは、
    前記測定された第1の濃淡情報に基づいて前記基準とする色と前記基準とする色以外の色との間の左方向の色間見当誤差量を求め、
    前記測定された第2の濃淡情報に基づいて前記基準とする色と前記基準とする色以外の色との間の右方向の色間見当誤差量を求める
    ことを特徴とする印刷物の色間見当誤差量検出方法。
  9. 請求項7に記載された印刷物の色間見当誤差量検出方法において、
    前記第1ステップは、
    前記基準レジスタマークとして第1の基準レジスタマークと第2の基準レジスタマークを印刷し、
    前記第2ステップは、
    前記位置ずれ検出用のレジスタマークとして、
    前記第1の基準レジスタマークの色面部の天方向側の縁にその色面部の縁の全部が重なる位置を目標位置として第1の位置ずれ検出用のレジスタマークを印刷し、
    前記第2の基準レジスタマークの色面部の地方向側の縁にその色面部の縁の全部が重なる位置を目標位置として第2の位置ずれ検出用のレジスタマークを印刷し、
    前記第3ステップは、
    前記第1の位置ずれ検出用のレジスタマークが印刷された前記第1の基準レジスタマークの色面部とこの色面部に接する空白部を含む所定の範囲を対象範囲とし、この対象範囲の前記第1の位置ずれ検出用のレジスタマークと同じ色成分の濃淡情報を第1の濃淡情報として測定し、
    前記第2の位置ずれ検出用のレジスタマークが印刷された前記第2の基準レジスタマークの色面部とこの色面部に接する空白部を含む所定の範囲を対象範囲とし、この対象範囲の前記第2の位置ずれ検出用のレジスタマークと同じ色成分の濃淡情報を第2の濃淡情報として測定し、
    前記第4ステップは、
    前記測定された第1の濃淡情報に基づいて前記基準とする色と前記基準とする色以外の色との間の左方向の色間見当誤差量を求め、
    前記測定された第2の濃淡情報に基づいて前記基準とする色と前記基準とする色以外の色との間の右方向の色間見当誤差量を求める
    ことを特徴とする印刷物の色間見当誤差量検出方法。
  10. 請求項8又は9に記載された印刷物の色間見当誤差量検出方法において、
    前記第1の位置ずれ検出用のレジスタマークの色面部の幅が前記第1の基準レジスタマークの色面部の幅の半分以下とされ、
    前記第2の位置ずれ検出用のレジスタマークの色面部の幅が前記第2の基準レジスタマークの色面部の幅の半分以下とされる
    ことを特徴とする印刷物の色間見当誤差量検出方法。
  11. 請求項7に記載された印刷物の色間見当誤差量検出方法において、
    前記基準レジスタマークの色面部および前記位置ずれ検出用のレジスタマークの色面部は前記左右方向に対して直交する方向に延びるラインである
    ことを特徴とする印刷物の色間見当誤差量検出方法。
  12. 請求項1,2および7の何れか1項に記載された印刷物の色間見当誤差量検出方法において、
    前記基準レジスタマークの色面部とこの色面部に接する空白部は、そのマーク中に複数設けられることを特徴とする
    印刷物の色間見当誤差量検出方法。
  13. 請求項12に記載された印刷物の色間見当誤差量検出方法において、
    前記第3ステップは、
    前記位置ずれ検出用のレジスタマークが印刷された前記複数の基準レジスタマークの色面部のそれぞれの一部の領域を前記対象範囲として前記濃淡情報を測定する
    ことを特徴とする印刷物の色間見当誤差量検出方法。
  14. 多色印刷機で印刷される印刷物の色間の位置ずれ量を色間見当誤差量として求める印刷物の色間見当誤差量検出装置において、
    基準とする色で、前記印刷物に、所定の幅の色面部とこの色面部に接する空白部とを含むマークを基準レジスタマークとして印刷する基準レジスタマーク印刷手段と、
    前記基準レジスタマークの色面部よりも幅の狭い色面部を含む位置ずれ検出用のレジスタマークを、その色面部の幅が前記基準レジスタマークの色面部の幅からはみ出ることのない位置を目標位置として、前記基準とする色以外の色で印刷する位置ずれ検出用レジスタマーク印刷手段と、
    前記位置ずれ検出用のレジスタマークが印刷された前記基準レジスタマークの色面部とこの色面部に接する空白部を含む所定の範囲を対象範囲とし、この対象範囲の前記位置ずれ検出用のレジスタマークと同じ色成分の濃さを表す濃淡情報を測定する濃淡情報測定手段と、
    前記測定された対象範囲の濃淡情報に基づいて前記基準とする色と前記基準とする色以外の色との間の色間見当誤差量を求める色間見当誤差量検出手段と
    を備えることを特徴とする印刷物の色間見当誤差量検出装置。
  15. 多色印刷機で印刷される印刷物の色間の位置ずれ量を色間見当誤差量として求める印刷物の色間見当誤差量検出装置において、
    基準とする色で、前記印刷物に、前記多色印刷機における前記印刷物の流れ方向を天地方向とし、この天地方向を幅方向とする色面部とこの色面部に接する空白部とを含むマークを基準レジスタマークとして印刷する基準レジスタマーク印刷手段と、
    前記基準レジスタマークの色面部よりも幅の狭い色面部を含む位置ずれ検出用のレジスタマークを、その色面部の幅が前記基準レジスタマークの色面部の幅からはみ出ることのない位置を目標位置として、前記基準とする色以外の色で印刷する位置ずれ検出用レジスタマーク印刷手段と、
    前記位置ずれ検出用のレジスタマークが印刷された前記基準レジスタマークの色面部とこの色面部に接する空白部を含む所定の範囲を対象範囲とし、この対象範囲の前記位置ずれ検出用のレジスタマークと同じ色成分の濃さを表す濃淡情報を測定する濃淡情報測定手段と、
    前記測定された対象範囲の濃淡情報に基づいて前記基準とする色と前記基準とする色以外の色との間の天地方向の色間見当誤差量を求める色間見当誤差量検出手段と
    を備えることを特徴とする印刷物の色間見当誤差量検出装置。
  16. 請求項15に記載された印刷物の色間見当誤差量検出装置において、
    前記基準レジスタマーク印刷手段は、
    前記基準レジスタマークとして第1の基準レジスタマークと第2の基準レジスタマークを印刷し、
    前記位置ずれ検出用レジスタマーク印刷手段は、
    前記位置ずれ検出用のレジスタマークとして、
    前記第1の基準レジスタマークの色面部の天方向側の縁にその色面部の縁の少なくとも一部が重なる位置を目標位置として第1の位置ずれ検出用のレジスタマークを印刷し、
    前記第2の基準レジスタマークの色面部の地方向側の縁にその色面部の縁の少なくとも一部が重なる位置を目標位置として第2の位置ずれ検出用のレジスタマークを印刷し、
    前記濃淡情報測定手段は、
    前記第1の位置ずれ検出用のレジスタマークが印刷された前記第1の基準レジスタマークの色面部とこの色面部に接する空白部を含む所定の範囲を対象範囲とし、この対象範囲の前記第1の位置ずれ検出用のレジスタマークと同じ色成分の濃淡情報を第1の濃淡情報として測定し、
    前記第2の位置ずれ検出用のレジスタマークが印刷された前記第2の基準レジスタマークの色面部とこの色面部に接する空白部を含む所定の範囲を対象範囲とし、この対象範囲の前記第2の位置ずれ検出用のレジスタマークと同じ色成分の濃淡情報を第2の濃淡情報として測定し、
    前記色間見当誤差量検出手段は、
    前記測定された第1の濃淡情報に基づいて前記基準とする色と前記基準とする色以外の色との間の天方向の色間見当誤差量を求め、
    前記測定された第2の濃淡情報に基づいて前記基準とする色と前記基準とする色以外の色との間の地方向の色間見当誤差量を求める
    ことを特徴とする印刷物の色間見当誤差量検出装置。
  17. 請求項15に記載された印刷物の色間見当誤差量検出装置において、
    前記基準レジスタマーク印刷手段は、
    前記基準レジスタマークとして第1の基準レジスタマークと第2の基準レジスタマークを印刷し、
    前記位置ずれ検出用レジスタマーク印刷手段は、
    前記位置ずれ検出用のレジスタマークとして、
    前記第1の基準レジスタマークの色面部の天方向側の縁にその色面部の縁の全部が重なる位置を目標位置として第1の位置ずれ検出用のレジスタマークを印刷し、
    前記第2の基準レジスタマークの色面部の地方向側の縁にその色面部の縁の全部が重なる位置を目標位置として第2の位置ずれ検出用のレジスタマークを印刷し、
    前記濃淡情報測定手段は、
    前記第1の位置ずれ検出用のレジスタマークが印刷された前記第1の基準レジスタマークの色面部とこの色面部に接する空白部を含む所定の範囲を対象範囲とし、この対象範囲の前記第1の位置ずれ検出用のレジスタマークと同じ色成分の濃淡情報を第1の濃淡情報として測定し、
    前記第2の位置ずれ検出用のレジスタマークが印刷された前記第2の基準レジスタマークの色面部とこの色面部に接する空白部を含む所定の範囲を対象範囲とし、この対象範囲の前記第2の位置ずれ検出用のレジスタマークと同じ色成分の濃淡情報を第2の濃淡情報として測定し、
    前記色間見当誤差量検出手段は、
    前記測定された第1の濃淡情報に基づいて前記基準とする色と前記基準とする色以外の色との間の天方向の色間見当誤差量を求め、
    前記測定された第2の濃淡情報に基づいて前記基準とする色と前記基準とする色以外の色との間の地方向の色間見当誤差量を求める
    ことを特徴とする印刷物の色間見当誤差量検出装置。
  18. 請求項16又は17に記載された印刷物の色間見当誤差量検出装置において、
    前記第1の位置ずれ検出用のレジスタマークの色面部の幅が前記第1の基準レジスタマークの色面部の幅の半分以下とされ、
    前記第2の位置ずれ検出用のレジスタマークの色面部の幅が前記第2の基準レジスタマークの色面部の幅の半分以下とされる
    ことを特徴とする印刷物の色間見当誤差量検出装置。
  19. 請求項15に記載された印刷物の色間見当誤差量検出装置において、
    前記基準レジスタマークの色面部および前記位置ずれ検出用のレジスタマークの色面部が前記天地方向に対して直交する方向に延びるラインである
    ことを特徴とする印刷物の色間見当誤差量検出装置。
  20. 多色印刷機で印刷される印刷物の色間の位置ずれ量を色間見当誤差量として求める印刷物の色間見当誤差量検出装置において、
    基準とする色で、前記印刷物に、前記多色印刷機における前記印刷物の流れ方向に直交する方向を左右方向とし、この左右方向を幅方向とする色面部とこの色面部に接する空白部とを含むマークを基準レジスタマークとして印刷する基準レジスタマーク印刷手段と、
    前記基準レジスタマークの色面部よりも幅の狭い色面部を含む位置ずれ検出用のレジスタマークを、その色面部の幅が前記基準レジスタマークの色面部の幅からはみ出ることのない位置を目標位置として、前記基準とする色以外の色で印刷する位置ずれ検出用レジスタマーク印刷手段と、
    前記位置ずれ検出用のレジスタマークが印刷された前記基準レジスタマークの色面部とこの色面部に接する空白部を含む所定の範囲を対象範囲とし、この対象範囲の前記位置ずれ検出用のレジスタマークと同じ色成分の濃さを表す濃淡情報を測定する濃淡情報測定手段と、
    前記測定された対象範囲の濃淡情報に基づいて前記基準とする色と前記基準とする色以外の色との間の左右方向の色間見当誤差量を求める色間見当誤差量検出手段と
    を備えることを特徴とする印刷物の色間見当誤差量検出装置。
  21. 請求項20に記載された印刷物の色間見当誤差量検出装置において、
    前記基準レジスタマーク印刷手段は、
    前記基準レジスタマークとして第1の基準レジスタマークと第2の基準レジスタマークを印刷し、
    前記位置ずれ検出用レジスタマーク印刷手段は、
    前記位置ずれ検出用のレジスタマークとして、
    前記第1の基準レジスタマークの色面部の左方向側の縁にその色面部の縁の少なくとも一部が重なる位置を目標位置として第1の位置ずれ検出用のレジスタマークを印刷し、
    前記第2の基準レジスタマークの色面部の右方向側の縁にその色面部の縁の少なくとも一部が重なる位置を目標位置として第2の位置ずれ検出用のレジスタマークを印刷し、
    前記濃淡情報測定手段は、
    前記第1の位置ずれ検出用のレジスタマークが印刷された前記第1の基準レジスタマークの色面部とこの色面部に接する空白部を含む所定の範囲を対象範囲とし、この対象範囲の前記第1の位置ずれ検出用のレジスタマークと同じ色成分の濃淡情報を第1の濃淡情報として測定し、
    前記第2の位置ずれ検出用のレジスタマークが印刷された前記第2の基準レジスタマークの色面部とこの色面部に接する空白部を含む所定の範囲を対象範囲とし、この対象範囲の前記第2の位置ずれ検出用のレジスタマークと同じ色成分の濃淡情報を第2の濃淡情報として測定し、
    前記色間見当誤差量検出手段は、
    前記測定された第1の濃淡情報に基づいて前記基準とする色と前記基準とする色以外の色との間の左方向の色間見当誤差量を求め、
    前記測定された第2の濃淡情報に基づいて前記基準とする色と前記基準とする色以外の色との間の右方向の色間見当誤差量を求める
    ことを特徴とする印刷物の色間見当誤差量検出装置。
  22. 請求項20に記載された印刷物の色間見当誤差量検出装置において、
    前記基準レジスタマーク印刷手段は、
    前記基準レジスタマークとして第1の基準レジスタマークと第2の基準レジスタマークを印刷し、
    前記位置ずれ検出用レジスタマーク印刷手段は、
    前記位置ずれ検出用のレジスタマークとして、
    前記第1の基準レジスタマークの色面部の天方向側の縁にその色面部の縁の全部が重なる位置を目標位置として第1の位置ずれ検出用のレジスタマークを印刷し、
    前記第2の基準レジスタマークの色面部の地方向側の縁にその色面部の縁の全部が重なる位置を目標位置として第2の位置ずれ検出用のレジスタマークを印刷し、
    前記濃淡情報測定手段は、
    前記第1の位置ずれ検出用のレジスタマークが印刷された前記第1の基準レジスタマークの色面部とこの色面部に接する空白部を含む所定の範囲を対象範囲とし、この対象範囲の前記第1の位置ずれ検出用のレジスタマークと同じ色成分の濃淡情報を第1の濃淡情報として測定し、
    前記第2の位置ずれ検出用のレジスタマークが印刷された前記第2の基準レジスタマークの色面部とこの色面部に接する空白部を含む所定の範囲を対象範囲とし、この対象範囲の前記第2の位置ずれ検出用のレジスタマークと同じ色成分の濃淡情報を第2の濃淡情報として測定し、
    前記色間見当誤差量検出手段は、
    前記測定された第1の濃淡情報に基づいて前記基準とする色と前記基準とする色以外の色との間の左方向の色間見当誤差量を求め、
    前記測定された第2の濃淡情報に基づいて前記基準とする色と前記基準とする色以外の色との間の右方向の色間見当誤差量を求める
    ことを特徴とする印刷物の色間見当誤差量検出装置。
  23. 請求項21又は22に記載された印刷物の色間見当誤差量検出装置において、
    前記第1の位置ずれ検出用のレジスタマークの色面部の幅が前記第1の基準レジスタマークの色面部の幅の半分以下とされ、
    前記第2の位置ずれ検出用のレジスタマークの色面部の幅が前記第2の基準レジスタマークの色面部の幅の半分以下とされる
    ことを特徴とする印刷物の色間見当誤差量検出装置。
  24. 請求項20に記載された印刷物の色間見当誤差量検出装置において、
    前記基準レジスタマークの色面部および前記位置ずれ検出用のレジスタマークの色面部は前記左右方向に対して直交する方向に延びるラインである
    ことを特徴とする印刷物の色間見当誤差量検出装置。
  25. 請求項14,15および20の何れか1項に記載された印刷物の色間見当誤差量検出装置において、
    前記基準レジスタマークの色面部とこの色面部に接する空白部は、そのマーク中に複数設けられることを特徴とする
    印刷物の色間見当誤差量検出装置。
  26. 請求項25に記載された印刷物の色間見当誤差量検出装置において、
    前記濃淡情報測定手段は、
    前記複数の基準レジスタマークおよび前記複数の位置ずれ検出用のレジスタマークの色面部のそれぞれの一部の領域を前記対象範囲として前記濃淡情報を測定する
    ことを特徴とする印刷物の色間見当誤差量検出装置。
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